イギリスの「10代の妊娠率」が20年で半分になった驚きの理由
と語っています。
この戦略とは、10代の妊娠を減らす目的の活動で、そのために18歳以下の受胎率50%減少を達成するため10年という期間が与えられました。
政府の政策であるため困難で遅い進歩だったにもかかわらず、取り組みは完全に10年間維持され、政策への熱意も落ちることがなかったそうです。
そして現在では、40歳以上の女性の出産率が上がり、20歳以下の出産率よりも高くなっています。
■10代の妊娠は本人だけの問題だけでない
またアリソンさんは、「私たちは10代の妊娠が、みんなの問題であると理解しました。保健から教育、ソーシャルケアやユースサービスまでです。
ローカル地域においては、それぞれが目標を定めて合意し、もし進展が遅ければ直接担当官から連絡を受け、進展が停滞しないようにしたのです」とも語っています。
そして、質の高い関係と性の教育が導入されたといいます。
公共医療サービスの中立的な態度のスタッフが、若者に準備ができるまでセックスを待つことや、効果的な避妊法を教えたのです。
ただし、いまでもイギリスは、西ヨーロッパのなかでは10代の妊娠率が高い国です。地域によっては、減少も30%~70%まで幅があります。