イギリスの「10代の妊娠率」が20年で半分になった驚きの理由
いったいなぜなのでしょうか。
セクシャルヘルス慈善団体「ブルック」の指導者リサ・フォンタネルさんは、以下のように語ります。
「私は全国各地で若者の指導をし、受胎率の相違が貧困や不平等と関係ないことを見てきました」
「その最大の理由は、教育の欠如や恥です。若者に性教育や関係教育を行えば、それに夢中になってしまうと思っているのです」と、大人が間違った意識を持っていることを明かしています。
また「地域による妊娠率の差に違いが出る2つの理由は、学校において性と関係教育の教育があるか、そして両親の関与だと思われます。学校の関与は不可欠ですが、学校だけですべて行うことはできません。妊娠率の減少には親の関与が必要なのです」と主張します。
実際にフォンタネルさんがイギリスの南東部にあるケントで若者に調査を実施したところ、若い男女はセックスを断る権利を知らない、コンドームの使用を気まずいと思うと回答したそうです。
■性教育の徹底や避妊法の普及が大きく影響
コーンウォール州議会は、1998年から18歳以下の妊娠率が半減するように支援を続けています。
そのプログラムのなかで、慈善団体「ブルック」