これで所要時間を3分の1に短縮できる!集中力の科学的な高め方
そして集中力は、勉強などの作業をはじめると徐々に高まっていき、ピークを過ぎるとぐんと下降していくものだといいます。
なお集中力がずっと持続しているように見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態を繰り返しているもの。短時間だから疲れない。疲れていないからこそ集中状態を繰り返せるわけです。
■仕事や勉強は時間を区切って打ち切る
そんな「集中力は長く続かない」という性質を逆手に取り、集中できる時間を効果的に使っていく方法があるそうです。
それは、あらかじめ時間を区切り、「もうちょっとやりたかった」「もう少しやれたかな」というところで仕事や勉強を打ち切ってしまうというもの。このメリットは、次の3つだそうです。
(1)ウィルパワー(思考や感情をコントロールする力)を使いすぎる前に終わるので、疲れがたまりにくくなる
(2)15分なら15分、30分なら30分と短時間で区切ると、時間管理がしやすくなる
(3)途中で終わった感覚が残るので、「早くあの続きがしたい」と思える
とくにメリットが大きいのは、3つめ。
あえて休憩を取ることによって、休んでいる間も「もうちょっとやりたい」というモチベーションを保つことができるというわけです。