これで所要時間を3分の1に短縮できる!集中力の科学的な高め方
つまり、そういう状態で仕事や勉強を再開すると、スムーズに集中できるだけではなく、それを持続させられるということ。これを「焦らし効果」と呼ぶそうです。
仕事や勉強のスピードを速くしたいのなら、自分のやりたい気持ちを上手に焦らせばいいということです。
■時間は無限にあると勘違いしてはダメ
集中力がいつまでも続くと勘違いしてしまう理由は、時間と同じように「目に見えない資源」だから。
人は目に見えないものについて、「無限にある」と思い込みがち。そしてその勘違いが、集中力をうまく活用できない原因になるということ。
人は「時間が十分にある」と勘違いしてしまうと、目の前の仕事に対してさまざまな選択肢を考え、試行錯誤を重ねようとするもの。
しかし集中力という観点から見ると、デメリットばかりが増していくというのです。
なぜなら人は選択肢が増え、決断する機会が増えるほど「迷い」が生じ、ウィルパワー(意志の力)を失っていくから。
■そもそも集中力は制限があると高まる
ちなみにイギリスの歴史学者シリル・ノースコート・パーキンソンは1950年代に、こうした事態を避けるための対応策を提示しているのだそうです。