10の力が倍になる!メダリストの努力をビジネスに応用する方法
日本勢が大活躍していることもあり、リオ五輪が連日盛り上がりを見せています。
そんなときだからこそ読んでおきたいのが、『メダリストに学ぶ 前人未到の結果を出す力』(松原孝臣著、クロスメディア・パブリッシング)。
スポーツ総合誌『Number』編集部に10年間勤務したのちに独立し、以後はノンフィクション、スポーツをメインとしたライター兼編集者として活躍している著者が、多くのスポーツ選手や指導者50名の言葉を選び抜き、その背景とともに紹介した書籍です。
「スポーツはあらゆる要素が凝縮された世界であるだけに、そこで生きている彼らの言葉には、あらゆる体験や心情が凝縮されている」という著者の主張には、とても力強いメッセージが込められています。
きょうはそのなかから、数字に関わる印象的なストーリー「10の力が、20、30にもなる」を抜き出してみたいと思います。
■不利な条件「低長差」を団結力で克服
ロンドン五輪でのバレーボール全日本女子の銅メダルは、実に28年ぶりのオリンピックのメダルでした。
でも、なぜ28年もの歳月が経過してしまったのでしょうか?
理由は明快です。バレーボールは、身長差が競技の優劣につながりやすい競技だから。