10の力が倍になる!メダリストの努力をビジネスに応用する方法
がはっきりすることで、選手には迷いがなくなるということ。みんなで目指す方向が一致するからこそ、まとまりが生まれるというわけです。
■方針ひとつで真のチームワークが発生
そして眞鍋監督はそのうえに立って、情熱を持って個々の選手と接していったのだとか。
それが必要不可欠なことだということは誰にでもわかりますが、ここにも見逃せないポイントがあるようです。
つまり、その姿勢が効果を発揮したのも、あくまでもチームの方針がはっきりしていたからだということ。
だからこそ、単なる「まとまろう」というような精神面での協調ではなかったし、本当の意味でのチームワークが生まれたということです。
■ビジネスでも応用できる3つの考え方
しかしそれは、スポーツチーム以外の組織についても応用できることだと著者は主張しています。
会社の一組織であれ、プロジェクトであれ、「目指す方向とそこに至る方針」がはっきりしていなければ、構成員はバラバラな方向を見てしまい、まとまりが生まれることはないということ。
いってみれば、情熱を説くよりも前に、それがあるかどうかが重要な鍵になってくるという考え方です。
そして、このことに関連して、著者は次の3点を読者に対して投げかけています。