12歳までに運動神経は決まる!子どもの運動能力を伸ばす育て方
まで。細胞分裂が盛んに起こり、体の発達が激しい時期に、神経系の発達もピークを迎えるわけです。
イメージしやすい例を挙げましょう。幼少期までに自転車に乗れるようになれば、大人になっても乗ることができます。たとえ久しぶりだったとしても、体が記憶しています。つまり神経系での習得とは、このような現象のこと。
しかし大人になってからでは習得に時間がかかり、また、すぐに忘れてしまいます。なぜなら体に身につくのではなく、頭に記憶として残っているだけで、体がついてこないから。
神経系での習得と、そうでない場合とではこれだけの違いがあるからこそ、少しでも早く、たくさんのことを体感することが大切だというわけです。
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本書にはこうした基本的な考え方から、子どもの運動能力を伸ばすためのエクササイズまでが網羅されています。そのぶん、子どもの運動能力と、それを伸ばすためのメソッドを効率的に身につけることができるでしょう。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※伊藤一哉(2016)『子どもが変わる 運動能力を伸ばす育て方』フォレスト出版
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