やる気があれば年齢は無関係!60歳で慶應大卒業した女性の生涯
その後はシングルマザーとして女手ひとつで2人の子どもを育てたそうです。
子どもの手が離れたことを契機に大学進学を目指したのは、一度は諦めた進学の夢を叶えたかったから。
そこで48歳で慶應義塾大学に入学し、通信教育課程で学ぶことにしたのだといいます。
とはいっても、勉強と仕事、家事を並行して行うことはそうそう楽ではないはず。事実、何度も失業、再就職を繰り返すことに。
とはいえ折れることなく、キャリアアップのため職業訓練校に入学し、50歳で簿記や電卓の資格を取得したというのですから、そのバイタリティには驚かされるばかりです。
しかも、もちろんその間も大学は継続していたわけです。そのため、卒業率3%の難関を乗り越えて卒業したときには60歳になっていたわけです。
■何歳でも遅いということはない!
さて、さまざまな事情によって大学に進学できなかったという方、あるいは中退してしまったという方もいらっしゃるでしょうが、「できれば大学に行きたかった」という思いが残っている方には、ぜひ本書を読んでいただきたいと思います。なぜなら著者は本書のなかで、大学の通信教育課程の可能性について解説しているから。