小さな会社でも世界一になれる!愛されブランドに必要な10か条
『世界ナンバーワンの日本の小さな会社』(山本聖著、クロスメディア・パブリッシング)は、日本が誇る世界ナンバーワン企業の「ニッチ・トップ戦略」を徹底的に取材し、そこから「小さな会社がすべきこと」を探った書籍。
世界的に注目されているジャパニーズ・ウィスキー『イチローズモルト』を生んだ埼玉県秩父市のベンチャーウイスキーや、宮内庁御用達・日本唯一の馬具メーカー・ソメスサドルなど、小さいながらも大きく成長した企業の成功例が紹介されています。
しかし気になるのは、小さな会社になぜ世界ナンバーワンを目指せるのかということ。
著者によれば、地元に愛され、独り立ちするブランドづくりに必要な10か条があるのだそうです。
■1:ニッチ・トップ戦略
ニッチ・トップ戦略とは、「比較的規模の小さい市場において圧倒的なシェアを誇る企業」のこと。
ただし、どれだけニッチな市場であれ、大企業や海外企業の参入は世の常。
そこで、「圧倒的なシェアは永遠に続かない」「或る日突然競合が参入してくることはあり得る」ということを前提に、ニッチ・トップ戦略に肉づけをしていくことが重要だといいます。
そこで、中小企業事業者の強みを加えて3つの定義づけをしたうえで、このニッチ・トップ戦略を推奨しているのだとか。