小さな会社でも世界一になれる!愛されブランドに必要な10か条
■4:団体戦
市場展開に際しての中小企業のネックのひとつは、商品の数で勝負ができないこと。そのため生産量やマンパワーの弱点を補える可能性がある戦術が必要になるわけで、それが「団体戦」だというわけです。
具体的には、特定のテーマに合わせて複数の企業を集め、統一のブランド戦略(共通の屋号)のもと、商品開発と流通を行っていくことが大切だという考え方。
■5:メイドインジャパン
全国で注目されているのが、地域特性を活かしたブランディング手法。
かつては首都圏のマーケットに商品を合わせて売り込む一方通行のスタイルが定石でしたが、いまは地域色を出したほうが支持される時代になったということ。
そして、そうだとすれば当然のことながら、「メイドインジャパン」であることが大きな力になるわけです。
■6:マーケティング
経営者にとっての重要な能力は、“市場を読み解く肌感覚”。そのためにも日ごろから現場に出て市場を知り、本物を体験し、時代を感じることが欠かせないと著者は主張します。
そしてカルチャー&クオリティの消費マインドへのシフトは、「上質かつ普遍的な商品」の領域での競争となるため、日本全国の地域ブランド、ファクトリーブランド、中小の製造業にとって勝機がある分野だといいます。