脳に悪影響!4時間以上のスマホ使用で学習効果が消滅すると判明
の子どもの正答率は55%でしたが、勉強時間が「30分未満」でスマホを「まったく使用しない」という子どもの正答率は60%であったということ。
「2時間以上勉強しても、4時間以上スマホを使う子ども」は、「勉強はほとんどしないけれどスマホをまったく使わない子ども」の成績と同じになってしまうのです。
また、この傾向はLINEなどの通信アプリを使った場合にはより顕著になるといいます。
勉強時間に関わらず、スマホや通信アプリの使用時間が長ければ、せっかくの学習効果が消えてしまうことになるのです。
■スマホで脳の一部の働きが低下する可能性も!
長時間勉強している子どもでも学習効果が下がるということは、「スマホのやりすぎで勉強の時間がとれていない」という理屈では説明がつきません。
脳科学的に見ると、これは「前頭葉の活動低下」が引き起こされている可能性が高いそう。
テレビを見たり、ゲームをしたりすると、物事を考えるときに使う脳の前頭前野という部分の働きが低下することがわかっていますが、それと同じことがスマホの使用でも起こっているのではないかということです。テレビを見たり、ゲームで遊んだりした後30分~1時間くらいは前頭前野が十分に働かず、この状態で本を読んでも理解力が低下してしまうというデータもあるのです。