脳の疲れは睡眠でも回復しない!1日5分でできる「脳の休息法」
そのようにイメージして「考えている自分」と「考えていること」を同一視しないようにしましょう。そうすることで心の中にスペースを持つことができるでしょう。
■4:怒りが湧いてきたら4つのステップで処理する
怒りは、脳が自分を守るために発動させる「緊急モード」のようなもの。アドレナリンが分泌されて脳の思考活動が抑制されるため、前後の見境がなくなることもあります。
怒りや衝動を抑えられないときは、以下の4つのステップが有効。英語の頭文字をとって「RAIN」といわれています。
(1)認識する[Recognize]
自分の中に怒りが起きていることを認識しましょう。その際、「怒り」と「怒っている」自分は同一視しないことが大切。
(2)受け入れる[Accept]
怒りが起きていることをそのまま受け入れます。
(3)検証する[Investigate]
自分の身体にどのような変化が起きているか検証します。心拍はどうなっているか、どこが緊張しているかなど観察してみましょう。
(4)距離をとる[Non-Identification]
自分の感情を個人的なものとして捉えず、「他人事」のように考えてみます。