10倍速く要点が伝わる!多忙で時間がない時の「箇条書き」技術
、短く、箇条書きにすることだというわけです。
経営コンサルタントが向き合うのは、時間に制約がある忙しい人たち。
そのため、情報処理の負担を減らすことができる箇条書きで伝わることが求められるということ。
■相手が勉強家だと箇条書きが向かない
しかし、逆に箇条書きが向かないときもあるといいます。
相手が情報処理の負担をいとわない場合は、箇条書きよりもベタ書きのほうが適しているわけです。
相手は勉強家で、時間もあり、熱心に読んだり聞いたりしてくれるときには、情報量の多いベタ書きのほうが伝わるということ。
また学んで実行に移そうとしてくれる相手には、あえて箇条書きにまとめず、じっくり時間をかけて説明することもあるでしょう。箇条書きとベタ書きは対立するものではなく、場面や相手に応じて使い分けるものだということです。
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実際に目にしてきた多くの実例がベースになっているだけあり、著者の主張には強い説得力があります。本書を参考にしながら箇条書きを取り入れてみれば、ビジネスがよりスムーズになるかもしれません。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※杉野幹人(2016)『超・箇条書き―――「10倍速く、魅力的に」伝える技術』ダイヤモンド社
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