2023年11月11日 23:40
「疲労感」「息苦しさ」「関節痛」この不調はコロナ後遺症?更年期症状?改善できる対策は【医師監修】
が滞る「お血(おけつ)」の状態です。閉経をしても上半身と下半身の血流バランスは乱れたままなので、「お血」の改善には有酸素運動と筋トレが効果的です。筋トレというとつらいイメージがあるかもしれませんが、まずは普段動かしていない筋肉を気が付いたときに動かすようにするだけでも全然違います。
例えば、パソコン仕事をしている人は脚を使わないので休憩時間に足踏みするとか、肩を動かしていないなら回してみるとか。できることから始めれば良いと思います。
そして「気」は酸素が足りない「気虚」の状態なので、深呼吸が有効です。
深呼吸をするとき大切なのは、横隔膜をしっかり動かしているかどうか。
ポイントは以下の通りです。
- 息を吐くことに重点を置きましょう。深呼吸であれば10秒かけて吸って、30~40秒かけてゆっくり吐くのが理想的です。
- 吸うときは、胸とおなか、両方を膨らませてもOK。体幹や四肢の筋肉に力が入り体に無駄な力がかからなくなります。
- 猫背や反り腰にならないよう、「正しい姿勢・体幹」を意識。
横隔膜を動かすことで自律神経を刺激し、バランスを整える効果もあります。横隔膜には自律神経が密集しています。心臓や腸とは違い、自分でコントロールできる唯一の臓器なのです。