2022年4月6日 02:40
骨が弱くなると見た目が10歳以上老けることも!若々しさの秘訣は骨の健康【医師解説】
骨粗しょう症などで骨が弱くなると、当然、頭蓋骨も弱ります。すると骨が小さくなってしまい、骨の上にのっている筋肉や皮膚は余ってたるんでしまうんです。
――それによって、シワやたるみができてしまう、ということでしょうか?
中村先生顔の骨が小さくなると目の周りの骨が委縮し、くぼみが広がるため、目の下のクマやたるみ、目じりのシワ、頬のたるみなどが目立つようになります。また、骨が小さくなると余った筋肉や脂肪は重力によって下がってしまいます。その結果、ほうれい線のシワも深くなります。
ちなみに最近の研究では、顔のなかでも特に、下顎の骨が一番、縮小しやすい部分であることがわかっています。
骨の健康を保つには自分の骨の状態を知ることが大切
――骨が弱くなると、見た目はどれくらい老化するものなのでしょうか?
中村先生一概にはいえないのですが、人間の顔はほんの少し骨が変形するだけで見た目の印象がかなり変わるのは事実です。骨粗しょう症によって骨密度が減少し、シワやたるみが目立つようになると、実年齢よりも10歳以上老けて見られることもあるんです。
――いくら肌のお手入れをしても、骨が弱っているとあまり意味はないということですね。