2022年5月5日 03:10
「え?余計な筋肉は腰痛や首痛の原因に!?」日常生活の中でおこなう運動が老化を予防【医師解説】
運動と聞くと腕立て伏せや腹筋のような動作をイメージしがちですが、例えば主婦の方が料理や掃除をするときに、腕立て伏せや腹筋をするときのような筋肉の使い方は必要ないですよね? 腕立て伏せや腹筋ではなく、雑巾がけをする、布団の上げ下げをする、洗濯物を物干し竿に干す、といった家事をしっかりとおこなうことが運動になる、と考えるのが良いと思います。
――ジムに通って体を動かすような運動はしなくても良い、ということでしょうか?
白澤先生筋トレやジムのマシーンを使って運動をすると、日常生活では使わないような余計な筋肉がついてしまうんですね。私のクリニックにはそうした患者さんが少なくなく、余計な筋肉を落とすのに苦労しているんです。
――余計な筋肉というのは、例えばどういう状態のことなのでしょうか?
白澤先生私のクリニックで一番苦労しているのは、ゴルフに熱心な患者さんです。そうした患者さんは、ゴルフの飛距離を伸ばすために打ちっぱなしに通ったり、自宅でスイングの練習をしています。
その患者さんがプロのゴルファーなら、話は別です。ゴルフの成績を伸ばすためには、特殊なトレーニングをして必要な筋肉をつけなければなりません。