くらし情報『「知っておきたい!」女性ホルモン検査で何がわかる?閉経の時期はわかるの?【医師が回答】』

2022年6月19日 03:40

「知っておきたい!」女性ホルモン検査で何がわかる?閉経の時期はわかるの?【医師が回答】

●フェリチン=内臓が鉄をどのくらい持っているかということ。貧血検査に用いる
●プロラクチン=脳下垂体から分泌されるホルモン。生殖・排卵・妊娠・授乳に関係する
●LH=脳から卵巣に命令を出すホルモン。黄体形成ホルモン。プロゲステロンを卵巣に出すように促す
●FSH=同じく脳から卵巣に命令を出すホルモン。卵胞刺激ホルモン。同じくエストロゲンを卵巣に出すように促す
●エストラジオール=エストロゲンの物質の1つ。不妊症や更年期の数値の指標になる
●テストステロン=男性ホルモン。
女性ホルモンが減ると数値が高くなる

特に注目したいのはFSH(卵胞刺激ホルモン)です。数値が高いと、更年期や閉経が近いサインと言えます。卵巣機能が低下してエストロゲンの分泌が減少することで、脳からホルモンをもっと出すよう指示を出すことでFSH(卵胞刺激ホルモン)が増えるからです。

また、内臓が鉄をどのくらい持っているかがわかるフェリチンを調べるのは、ホルモンが細胞にしっかり届いているかを見るため。細胞に酸素や栄養を運ぶためには酸素と鉄、ヘモグロビンの3つが結合する必要があります。フェリチンが少ないとホルモンがうまく細胞に届きにくくなり、体調を崩す原因となります。

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