2022年8月13日 03:10
「おまたに違和感…」老化?病気?すぐ受診すべき?何科を受診?治療できる?【専門医】
ちなみに重度の症状は以下のようなものです。
- 下がった臓器を指で押しても戻りにくい
- 常に股の間に何か挟んだような感じで歩きにくい
- 臓器が1日中下がって下着にすれて出血する
重力の影響を受けるため、寝ている間は骨盤内に臓器が戻っていても、日中は立つことが多いため時間経過とともに臓器が下がってきます。午後になると特に症状を強く自覚しやすいのが特徴です」(駒形先生)。
軽度なら骨盤底筋群体操で今以上の進行を防ぐ
※骨盤底筋群体操のイメージ
受診をするとどのような治療がされるのでしょうか。
「実は、骨盤臓器脱はある程度進行してないと治療ができないのです。軽度の場合は緩んだ骨盤底筋群を鍛える、骨盤底筋群体操という筋トレを指導します。これは1セット10回の体操を1日3回というトレーニングで、予防するためには継続しないといけません。
それなら受診しなくても良いか、と思われるかもしれませんが思わぬ病気が見つかることもあるので、気になる症状があれば早めに相談したほうが安心です」(駒形先生)。
重度の場合は、引っ込めるか取るかの二択
重度になるとどんな治療があるのでしょうか。
「出てきてしまう臓器を引っ込めるか取るかの二択になります。