2022年11月5日 03:10
頭痛、めまい、落ち込み…気圧差があるとやってくる「天気痛」ってどんなもの?【耳鼻咽喉科医監修】
女性の割合が多いのは、生理や更年期などホルモンバランスが崩れて自律神経が影響を受けやすいためです。
おおむね20~30代の女性に多い傾向にありますが、患者は年代問わず、小学生から80代まで幅広くいます。特に気圧の変化に敏感な人は天気痛になりやすく、長く付き合うことになるでしょう。
気候変動やストレス社会で近年は増加傾向
天気痛に悩む人は増加傾向にあります。地球温暖化による気候変動で気圧の差が大きくなっていることも要因です。その他、長引くコロナの影響やスマホ漬けなどでストレスを抱えていると自律神経が乱れがちになり、天気痛が出ることがあります。
「天気痛」の対策は?
対策1:不調を繰り返すなら病院へ
天気痛による不調が繰り返してつらいのであれば、病院を訪れましょう。耳から始まる不調ですが、受診科は各々の症状に合わせて選んでください。
〔主な受診科〕
頭痛→内科、頭痛外来
吐き気→内科
めまい→耳鼻咽喉科
耳のトラブル→耳鼻咽喉科
気管支喘息→呼吸器内科
鼻のトラブル→耳鼻咽喉科
首痛、肩凝り、関節痛→整形外科、整骨院
心の不調→心療内科
更年期症状→婦人科
対策2:漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」