くらし情報『更年期のつらい症状はいつまで続く? 終わりのサインはあるの?【医師監修】』

2023年2月3日 03:10

更年期のつらい症状はいつまで続く? 終わりのサインはあるの?【医師監修】

“ゆらぎ”の特徴的な症状である、イライラや落ち込みなどの気分障害や、ホットフラッシュやのぼせといったものは、少しずつ落ち着くかもしれません。閉経から5年もすれば、やり過ごし方や乗り切り方を学んでいることが多いです」(駒形先生)

症状がなくなるのではなく、慣れてくるので軽く感じるようになってきたら更年期の卒業サイン、ということなのですね。

すべての症状が軽くなるわけではない

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しかし、更年期を過ぎてもすべての症状が軽く感じるようになるわけではないと先生は言います。

「例えば関節痛などはもともとあった加齢変化が更年期で悪化していったことが考えられます。更年期を過ぎたら、加齢変化は激しくなるわけですから、良くなることは考えにくいです。また、気分障害についても改善しない場合があります。そのときは更年期症状が自律神経失調症と名前が変わるだけです。更年期が終わったら、加齢変化によるさまざまな健康リスクが高まります。
年に1度の健康診断は必ず受けるようにしてください」(駒形先生)

先生によれば、更年期にどの症状が一番つらかったかどうかが、終わりのサインを感じられるポイントということです。ホットフラッシュやのぼせがつらかった人は少し落ち着きますが、関節痛など加齢変化を伴う症状では改善したという自覚は持ちにくいそうです。

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