2023年2月24日 02:10
閉経後はリスクが高まる「心臓病」。胸だけではなく、顎やおなか、歯にまで痛みが出るって本当?
閉経は女性の体にとって大きな変化の一つ。閉経後、体にどんな変化が出るのか気になっている方も多いのではないでしょうか。その中でお伝えしたいのが「閉経後の女性は心臓病のリスクが高まる」ということ。一体どういうことなのか、循環器内科医の新田正光先生にお伺いしました。
教えてくれたのは…
監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)
1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し、多岐に渡り活躍している。
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閉経後は心臓病に要注意!
原因はエストロゲンの減少
「閉経後の女性は心臓病が高まる」というのは一体どういうことなのでしょうか?
「女性ホルモンであるエストロゲンには、血管を広げたり、コレステロールの代謝を良くする作用や、老化を防ぐ抗酸化作用など、心臓や血管だけではなく体に対するさまざまな保護作用があります。