2023年2月22日 10:10
「関節が痛い」関節痛は加齢が原因? 更年期が影響? それとも病気? 関節痛を緩和するには【医師監修】
しかし、そこでは原因が特定できずイマイチ納得できない人が多いのでは、と先生は言います。
「関節リウマチや変形性関節症などの検査をして、問題ない場合は湿布や痛み止めを処方されて、痛みが治まるまで電気をかけるということになるでしょう。まれではありますが、関節リウマチ以外の膠原病(こうげんびょう/皮膚や骨、血管、関節などに炎症が見られる病気の総称)の可能性もあります。ただ膠原病を見るのは内科になりますので、なかなかここまで行き着かないというのが現状です。
関節痛は、原因を探るのが難しい症状です。体重や体のゆがみが影響していることもあります。急に体重が増えたことで関節に負担がかかり痛みが起こることもあります」(駒形先生)
原因が特定できないと「更年期では」と思ってしまいますが、どうなのでしょうか。
更年期は関節痛が悪化しやすくなる
更年期における多くの体調不良は、女性ホルモンが「原因」というより「症状を悪化させる」ことのほうが多いと先生は言います。
「女性ホルモンが減ることで、もともとあった不調が増悪することはよくあります。これは女性ホルモンの減少で新陳代謝が悪くなり、組織の潤いが不足して筋肉もかたくなりがちだからです。