2023年4月14日 03:10
「信用できない」両親への不信感。私がやるしかないと心に決めた瞬間 #踏み間違い事故のリアル 8
その後、また父から電話があり、車の保険会社の電話番号を知りたいとのことでした。心配する私をよそに「大丈夫、大丈夫」と言いながら、父は電話を切りました。
不安な気持ちは母も一緒でしたが、一度駐車場から帰ってきてしまった母はなかなか動けず……。昔の母なら、こんなときでも冷静にテキパキと対応してたのに……と両親の老いを感じながらも、私はいてもたってもいられなくなり、母に子どもを預けて現場へ向かいました。不安でいっぱいなまま事故現場に到着すると、被害者の男性が激怒しており、やっぱり大丈夫とは言えない雰囲気。
詳しく話を聞くと、仕事で車が必要だということで、早く代車を手配してほしいのだそう。私は父に保険会社に連絡したか確認するも、「大丈夫です。大丈夫です。
もう車は来ていますから」とレッカー車と代車を勘違いしている様子。
父へ話が通じていないのを見かねた私は、改めて被害者の方たちへ謝罪し、すぐに代車を手配できるよう保険会社へ確認を取ることにしました。
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むらいさんの父親のように自分で問題を解決したいという気持ちもわかりますが、時には家族の助けを借りることも必要ではないでしょうか。