2023年4月13日 02:10
自律神経が乱れやすい更年期。自律神経って何? 自律神経が乱れるとどうなる? どう整える?【医師監修】
「人間の体内には無数の神経があります。その中で内臓の働きなどを調整してくれるのが“ 自律神経 ”です。自律神経は内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、意思とは関係なく24時間働き続けています。
自律神経には、昼間や活動しているときに活発になる“ 交感神経 ”と、夜間やリラックスしているときに活発になる “ 副交感神経 ” の2種類があります。2種類の神経がどう作用するかによって、心や体の調子は変わります。
交感神経が強く働くと、血圧が上がり、瞳孔が拡大して、心と体が興奮状態になります。一方、副交感神経が優位に働けば、血圧が下がり心拍数は減少。瞳孔が収縮し、心と体が休んでいる状態になります」(駒形先生)。
自律神経のバランスが崩れる「自律神経失調症 」
更年期症状は自律神経失調症に似ているとよく聞きますが、自律神経失調症とはどのような症状なのでしょうか。
「自律神経失調症は、自律神経の乱れから不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛、肩凝り、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など、さまざまな症状が見られる病気です。
これらの症状は人によって大きく異なります。