2023年5月12日 21:10
空気を読んだり臨機応変に会話したりができない…大人になってから判明した夫の発達障害とは
学生時代の友人たちとの間ではこれといった大きな喧嘩もなく、人間関係で特に困ったことはなかったようです。
社会人になって感じた対人関係の難しさ
友人と遊んだり勉強したりと、特に変わったことのない学生時代を過ごし青春を謳歌(おうか)していた夫ですが、社会人になってからは対人関係に悩むようになったそう。
相手の話に共感しづらく、相手が意図していることや、どんな気持ちで話をしているのかがわからないと感じることが増えたのです。
コミュニケーションは、相手から送られた言葉や行動を受け取り、そこに隠された意図や省略された事柄を読みとった上で返答することで成り立ちます。学生時代と違い、社会人になると本音と建前が入り混じった会話が多くなり、会話の中でも一から十までを丁寧に説明することも減っていきます。社会人生活では、会話から相手の意図や気持ちを読みとることが必要な場面が増え、夫はその点に困難を感じるようになったようです。
仕事先では、社内や社外といったさまざまな人との関わりの中で、言われなくても先を読んで行動する、話の受け手に気づかってオブラートに包んだ言葉を使う、本音と建前を使い分ける、といった対応を求められます。