【知って得する!保険の基本】生命保険にかける予算、保険料の考え方
はじめに
(公財)生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査(平成25年度)」によりますと、1年間に支払っている保険料の平均額は、男性が24.1万円、女性が18.2万円でした(個人年金保険料含む)。また、同センターが実施した「生命保険に関する全国実態調査(平成24年度)」では、1世帯あたりの1年間に支払う保険料の平均額は41.6万円でした(個人年金保険料含む)。
月平均に直しますと、男性が約2万円、女性が約1.5万円、世帯で約3.5万円になります。
保険にかける予算
上記の男女別の年間払込保険料の調査では、6つの金額帯「12万円未満」、「12万~24万円未満」、「24万~36万円未満」、「36万~48万円未満」、「48万~60万円未満」、「60万円以上」および「不良」に分けて集計をしています。
金額帯別にみていきますと、男性は、12万~24万円(31.7%)が最も多く、2位が12万円未満(24.4%)、3位が24万~36万円未満(18.9%)で、3位までで全体の75%を占めます。
女性は、12万円未満(37.9%)が最も多く、2位が12万~24万円未満(32.7%)、3位が24万~36万円未満(14.2%)で、3位までで全体の84.8%になります。
図1 年間払込保険料(性別・個人年金保険も含む)【単位:%】
注:年間払込保険料は、民間の生命保険、郵便局、JA(農協)、生協・全労済が対象。一時払い・頭金の保険料は除く。
資料:(公財)生命保険文化センター「平成25年度生活保障に関する調査」をもとに作成
一方、世帯では男女別でみられるような金額帯の偏りが少なく、12万~24万円未満(17.7%)が最も多く、2位が24万~36万円未満(16.4%)、3位が12万円未満(13.9%)という順位になります(「不明」の14.6%を除く)。