【知って得する!保険の基本】保険の見直しのポイント
はじめに
人の一生のなかで、就職や結婚、子どもの誕生・独立、老後等、ライフステージの変化により、必要となる保障額は変わります。そのような状況の変化に応じて生命保険の見直しが必要になる場合があります。
生命保険には、死亡や高度障害に備える死亡保険、病気やケガに備える医療保険等万一に備える保険と、学資保険や個人年金保険等のように主として貯蓄を目的とした保険があります。
そのなかで、前者の万一に備える保険の方が見直しの必要性が高くなると考えられます。
以下、死亡保険と医療保険における見直しポイントをみていきます。
死亡保険の見直しポイント
死亡保険は残された遺族の生活を守ることを目的とした保険です。
一般的に子どもが生まれた時に必要保障額は増加し、子どもの成長とともに減少していきます。
終身保険をベースに考えた場合に、見直し方法は二つ考えられます。
まず、子どもが生まれた時は、終身保険の保障額を増額するか、新たに掛け捨ての定期保険や収入保障保険に加入する方法があります。ここで、保険料を抑えることを見直しポイントとした場合、終身保険を増額するよりも、定期保険や収入保障保険への加入が目的に合います。
定期保険は、一定期間(10年間が多い)の保障をお手頃な保険料で確保できる保険です。
収入保障保険は、契約期間中(60歳満期等)の必要保障額を年々減らしながら保障を確保できる保険で、定期保険のように更新時期に改めて保障額を考え直さなくてもいいというメリットがあります。
医療保険の見直しポイント
医療保険はご自身の病気やケガの入院・手術・通院等に備える保険です。
見直しポイントは、ご自身のライフステージの変化よりも、医療技術の進歩や平均入院日数の変化等に、加入中の保険が対応できているかどうかになります。
例えば、がんの治療では、手術以外に放射線治療、抗がん剤治療等、医療技術の進歩により、入院日数は年々短くなる傾向にあります。また、通院による治療ができるようにもなってきています。