【知って得する!保険の基本】Q:もうすぐ子どもが産まれるので、学資保険への加入を考えています。学資保険に加入できるのは、子どもが何歳から何歳までですか?
質問:もうすぐ子どもが産まれるので、学資保険への加入を考えています。学資保険に加入できるのは、子どもが何歳から何歳までですか?
保険会社にもよりますが、出生前から最長15歳まで加入できるものがあります。
学資保険は、「祝い金、満期金を受け取るタイミング」=「進学のタイミング」ですから、「残り期間が短い」=「お子さまの年齢が高い」と、積立と保険料運用の期間が短くなり、貯蓄メリットが低くなるため、加入時のお子さまの年齢にも制限があります。
では、学資保険に入るタイミングはいつがいいのでしょうか。
学資保険の仕組み
学資保険は、「祝い金や満期金の目標額を、何年かけて積み立てるか」がポイントです。
18歳満期の場合、0歳から18歳までの18年間かけて積み立てるより、小学校1年生の7歳から18歳までの11年間で積み立てるほうが、1カ月あたりの保険料は高くなります。
保険会社もお支払いいただいた保険料を11年間だけ運用するより、18年間かけて運用した方が、より高い返戻率を確保しやすくなります。
また、お子さまの成長とともに、ご契約者であるご両親の年齢もアップすることで、保険料は高くなり、支払った保険料総額に対する受取額の返戻率が下がることになります。
「出生前加入特則」とは?
まずは出生前での加入について考えてみたいと思います。
すべての保険会社ではありませんが、出生前に加入できる「出生前加入特則」がある学資保険があります。多くの場合、出産予定日の140日前から加入することができます。
万一、死産や流産となった場合は、契約は「無効」となり、支払い済みの保険料は全額返金されます。
出産前加入の特徴
学資保険を検討中のお客さまとの相談時に、「学資保険への加入は、子どもが生まれて落ち着いてからにしようかな……」というお声をよく耳にしますが、出産時の里帰りや、出産後の育児にとられる時間を考えると、出産後は落ち着いてご夫婦で話し合う時間がなかなかとりにくいものです。