【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第38回 30代の保険と積立 ゴールまでの期間を意識した商品選択を
会社に積立制度がない、または自営業者の方の場合は、銀行の自動積立定期預金や信用金庫等の定期積金を利用しましょう。比較的金利が高めになっているのは「ネット銀行」です。また、信用金庫や地方銀行の中には、宝くじや特産品のプレゼントがもらえるところもあります。
2. 積立ができなくなるときって、どんなときだろう?
5年でマイホームの頭金500万円を貯める場合、毎年100万円近いお金を積立にまわすことになります。金融機関で手続きをして、給与振込の翌日に指定の銀行口座から定期的に引き落とされる仕組みを作れば、あたかも最初からないものとして暮らすことができるので、お金を貯めやすいかもしれません。しかし、積立をするのが困難になるときがあります。それはどんなときだと思いますか?
正解は、「収入が下がったとき」と「支出が増えたとき」です。これが同時にやってくるアクシデントの一つに、「病気やケガによる入院」があります。
入院をすることで働けなくなるので、収入が減ります。一方、病院に医療費を支払わなければいけないので、支出は増えます。積立計画を予定通り遂行するには、医療保険への加入は必須といえるでしょう。最近では、毎月の保険料がランチ代1~2回分の医療保険は増えています。不測の事態で計画を中断させることのないように、保険を上手に活用しましょう。
3. 思い立ったら吉日。貯める仕組みを今すぐ作ろう!
積立の大まかな方向性が決まったら、興味のある金融商品の資料を取り寄せます。自宅や勤務先の近くに金融機関があるのなら、直接取りに行って、話を聞くのが早いでしょう。
積立を始めようと思ったら、とにかく素早く行動することです。手続きが面倒で二の足を踏んでいると貴重な時間は過ぎていきます。運用期間が短くなるほど、毎月の積立額を多くすることになり、その分、普段の生活が圧迫されます。
「貯める!」と思ったら、すぐに行動しましょう。貯めるための仕組みを作ってしまうことが何よりも大事ですよ。
コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)
CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士
関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。
相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。
家計アイデア工房 代表
※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。
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