セックスレス…もしや浮気?突然増えた出張、2人はどうなる?
インスタで見つけたハーフバースデー用の衣装にリボンのヘアバンドを付けたひなたが、さらさのカメラに向かって笑う。
ニイナ「ひなちゃんかわいい~!もうさ、あっという間にハーフバースデーだったね」
ニイナが金髪のロングヘアを揺らしながら、さらさの耳元でにっこり微笑む。
さらさ「うん!げんこつやまのたぬきさんの歌詞状態が毎日6カ月…よく頑張ったよ、私たち」
その時、ふとさらさの頭に、宗太の顔がふっと浮かぶ。
(がんばったといえば…宗太もか)
大げんかをした日から、宗太は見違えるように育児を手伝ってくれるようになっていた。
夜遅くて帰れない日も、翌朝のゴミ捨てや小さなことを手伝ってくれる。
(いつも優しくできないけど、宗太もがんばってるんだよね)
(今日は優しくしよう)
心がふっと軽くなったとき、美咲がさらさの肩をちょんちょんと叩く。
美咲「次の人、すごいこっち見てる(笑)」
さらさ「あ!すみません…」
気が付くと、後ろに行列ができていた。
さらさとニイナと美咲は写真を撮り終えると、いつものカフェへと向かった。
子どもにご飯を食べさせ終えると、3人一斉に抱っこして寝かしつけをする。