【先輩ママ特別インタビュー前編】親子の笑顔をもっと増やせる育児の多様性とは
と言ったら本人の意思を尊重してきました。自分の人生は自分で決められる大人になってほしいと考えています。
息子さん・娘さんと経沢さん(提供/キッズライン)
―お子さんの反抗期などはどう乗り越えましたか?
経沢:あまり反抗期はなかったと思います…。特に、娘はいま10代で、思春期まっただ中。海外に留学しているのですが、私がシングルマザーで大黒柱だということがわかっているのか、反抗したりぶつかったりすることはありません。逆に「ママは社会のために頑張ってね」と応援してくれて、私の方が励まされることが多いです。―すごくいい親子関係ですね!
経沢:当然、私の育児が正解ということではありません。それぞれの親子に健全な距離感が存在しているはずだと思っています。だからこそ、まずは「育児の多様性」が認められるべきだと思います。
―たしかに親子とはいえ個人対個人なのだから、「こうあるべき」に縛られる必要はないですよね。
経沢:私は、自分のことを育児に向いていない人間だとさえ思っています。ママ友を作るとか、子どものために学校行事に頑張って参加するとか、あまり得意ではありません。そういった過去もあるので、良い意味で「私は向いていない」