女性の友情は素晴らしい面も多い反面、時にやっかいなもの。どんなに仲の良かった友達同士でも、男性が絡んだ瞬間トラブルに発展することがあります。今回は「男性絡みのトラブルで女友達と絶縁してしまったエピソード」を紹介します。男女3人で仲良くしていたつもりが…「大学時代から仲の良かった女友達がいるんですが、もともとはよく2人で会っていました。ある時期から、同じ大学の男友達も一人加わるようになって、3人で飲むようになったんです。ちなみに私以外の2人は、既婚者。いつも3人で集まっているのが楽しくて、本当の友達だと思っていました。ところが実は、2人がダブル不倫をしていたことが発覚。3人で飲んで私だけ帰った後に、2人で残ってそのままホテルに行くこともあったようです…。女友達を問い詰めたところ、私が一緒なら帰りが遅くても旦那さんに信じてもらえるので、インスタに私と一緒に飲んでいるところを載せることでカモフラージュをしていたみたいで…。人をアリバイ工作に使うなんて、最低だと思いました」(美希/33歳/金融)男女3人で仲がよかったのに、そのうちの2人がくっついてしまった…という話ならよく聞きますが、まさか不倫をしていたとは衝撃的。W不倫の事実だけでも信頼を失いかねないというのに、友人をアリバイ工作に使うのは絶対にやるべきではありません。悪事や嘘に友人を巻き込むのはやめましょう。とにかくモテまくる友人「とにかくモテまくる、幼馴染の女友達。学生時代から、私の好きな人が彼女を好きになってしまうなんてことはしょっちゅうでした。彼女が何か悪いことをしているわけではないので完全に私の僻みなんですが、何度も辛い思いをしてきました。少し前にも、私が最近いい感じの人と飲んでいる時に、たまたま幼馴染が近くにいるというので2軒目で合流したんです。そしたらやっぱり彼が彼女のことを好きになってしまって、本当に悲しかったです。それ以来彼女とは距離をおくことにしました」(萌/27歳/営業)あらゆる男性の心をさらってしまうような、モテモテの女性っていますよね。意図的に好きな人に手を出されたとか、恋人を奪われたというわけではないのなら、相手を責めることはできません。しかし自分が気になっている人が毎回彼女を好きになってしまうという展開は、誰だって辛いと思います。「自分が好きな人はできるだけモテモテの女性には会わせない」などの作戦を行うのは、決して悪いことではありません。友人に劣等感を抱いてばかりいるのはもったいないので、自分に自信を持って堂々とアピールできる状況を作りましょう。女子会を開催するはずが…「いわゆる“男好き”の友人がいるんですが、女子会をやろうと約束しても、毎回勝手に男性をその場に呼ぶので困っています。女同士で集まりたい時もあるのに、彼女はどうしても男性がいないと楽しめないみたいです。最近は、誰も彼女を女子会に呼ばなくなってしまいました」(優子/30歳/アパレル)人によっては「女子会が苦手だ」「女子会が無駄だ」と言う人もいます。しかし女子会賛成派からすると、女同士だからこそ語り合いたいことも多くあるでしょう。賛成も反対も個人の自由ですが、お互いの意見を押し付けないことが大事。自分の価値観や勝手な判断で輪を乱す行動は、友人から距離を置かれてしまいかねないので、注意しましょう。以上、「男性絡みのトラブルで、女友達と疎遠になったエピソード」を紹介しました。それまでたくさんの楽しい時間を過ごしてきた女友達なのに、ちょっとした異性絡みのトラブルで絶縁してしまうのは、残念なことですよね。なかには誤解が原因で、取り返しのつかないトラブルに発展してしまうケースもあります。そうなる前に、揉めそうになった時はお互いに腹を割って本音で話すことをおすすめします。関係がこじれるのを防げるかもしれません。©Wavebreakmedia/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages文・小泉幸
2023年06月11日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!結婚相談所での婚活、心が折れそう…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:38歳の独身女です。これまではそれなりにモテてきた方だと思うのですが、昨年末に2年ほど付き合っていた彼と別れ、新たな出会いを探そうにも周りはすでに既婚者ばかりで…これはもう覚悟を決めるしかないと意を決して結婚相談所に入会しました。しかし活動を始めて3か月、さっそく心が折れそうです。これまで自然に出会ってきた過去の恋人や同僚などが、いかに素敵で自分に合っていたかを痛感しています。これまでに5名とお見合いをしましたが、結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしません。(38歳・会社員)結婚相談所はリアルの凝縮版「結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしない」ーー相談者さんにとって結婚相談所での出会いは、どうやら思い描いていた理想とかけ離れていたようですね。期待が外れてがっかりした気持ちは理解しますが、少し冷静に考えてみませんか。まず、ご自身が登録されていらっしゃることからもお分かりの通り、結婚相談所にいる男性はリアルにも存在しているごく一般的な方たちです。相談者さんと同じように、それなりにモテてきた、という方もいるでしょう。けれども仕事に忙殺されていたとか長く付き合った彼女と別れたとか、それぞれに何かしらの事情があって、短期間で効率的に婚活しようと考えいて相談所に登録されているわけです。相談者さんはこれまでに5人の男性とお見合いし、残念ながらその全員とご縁がありませんでした。しかしそれは、結婚相談所での出会いだから、なのでしょうか。相談所以外の場所ーー例えば紹介や合コンで5人の男性と出会ったならば、ピンとくる人に出会えていたのでしょうか。「これまでは出会えていた」とおっしゃられるかもしれません。では心惹かれる人がいたと仮定して、その人は間違いなく独身でしょうか? 結婚願望がありますか? 相談者さんとの結婚を真剣に考えてくれていますか?…答えはノーのはず。それに、そもそもすでに周囲は既婚者ばかりで紹介や合コンでの出会いが期待できないからこそ、結婚相談所での婚活を決心したのですよね。結婚相談所での出会いは、何も特別なものではありません。リアルで実現しようとすると何年もかかるであろう数の出会いを、データベースを使うことで数か月で可能にしたシステムです。言ってみれば、リアルの凝縮版。さらに言えば相談所には結婚を望む独身者のみが登録し、真剣にパートナーを探しています。年齢・居住地・職業・年収など、ともに結婚生活を送るにあたって重要な情報も最初から開示されています。結婚を望む相談者さんにとって、効率的な出会いが提供される場であることは間違いないでしょう。せっかく安くない金額を支払って入会されたのだから、たった5人を見ただけで「好きになれる気がしない」などと決めてしまわず、積極的にシステムを活用しお眼鏡に叶う相手にどんどんアプローチしてみてはどうでしょうか。「過去の恋人が自分に合っていた」…ワケない!結婚相談所に登録している男性よりも、自然に出会ってきた過去の恋人や同僚など身近にいる男性の方がよっぽど素敵で自分に合っていたーーなんていう考えも、はっきり言って思い込みです。なぜなら相談者さんは、それらの自然に出会ったきた男性たちと結婚に至っていないから。友人や結婚を前提としない恋人として考えたときには「合っていた」のかもしれませんが、人生をともにするパートナーとしては違ったのですよね。職場や紹介や合コンで出会おうが、マッチングアプリや結婚相談所で出会おうが、出会いは出会いです。きっかけの違いに過ぎません。それなのに「結婚相談所にいる男性は」などと一括りにして語るのは不適切だし、不遜ではないでしょうか。先入観や偏見にとらわれず、一つ一つの出会いを大事に、まずは人として相手と向き合ってみませんか。好きになれるかどうかも含めて、それが将来をともにするパートナー探しの第一歩です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maskot/Getty Images文・安本由佳
2023年06月11日年上のイケメン経営者・和也さんと付き合っていたアヤカさん。彼が既婚者であったことが判明したものの、彼女は別れを選ばず、彼を信じて離婚を待つことを決意します。頑なに別れようとしない妻に、こっそり裏アカウントで嫌がらせのDMまで送っていたアヤカさん。そんな彼女の願いが届いたのか、3年の不倫を経て、ついに和也さんは妻と離婚したのです。しかし彼女を待っていたのは、恐ろしい現実でした。夢にまで見た経営者妻の暮らしの実態は…「20代後半という貴重な時期を費やし、3年も待ち続けた甲斐あって、ついに和也は離婚しました。彼曰く、奥さんはもともと離婚を拒否していたはず。ところがなぜか私との不倫がバレて、急に手のひらを返したように別れようと言ってきたそうです。そのぶん慰謝料は免れなかったようですが…。とにかく私としては、離婚が成立したので万々歳でした」それから数か月後に、二人は入籍。こうしてアヤカさんは見事、略奪婚を成し遂げました。大好きな彼。憧れていた経営者妻の暮らし。欲しかったものを全て手に入れたはずでした。…ところが現実はそう甘くなかったのです。「まず、引越し先の新居が…。住所こそ港区の一等地なんですが、築年数40年超えの、ボロボロのアパートでした。付き合っていた頃は高級店でデートしたり、ジュエリーをプレゼントしてくれたりと、かなり羽振りが良かったのに…。慰謝料や財産分与のせいでしょうか?結婚した途端、別人のように財布の紐が固くなったんです。結婚して半年くらいしてから気づいたんですが、どうやら会社の経営も思わしくないようで…。仕事でトラブルが続いているのか、家にいる時も不機嫌な時間が増えていきました」事あるごとに前妻と比較する夫想定外だったのは、経済状況だけではありません。付き合っていた頃はアヤカさんにとても優しかった和也さんですが、結婚後、少しずつその本性があらわになっていきました。「結婚するまで気づかなかったけれど、いわゆるモラハラ男でした。しかも事あるごとに、私と前の奥さんを比較するんです。最低ですよね…。前妻は仕事もバリバリやりながら家事も全て器用にこなしていたようで、夫はすぐに比較して私をダメ出ししてきます。『前妻は何でもやってくれたのに、なんでアヤカはできないわけ?』と言われた時は、さすがに辛くて泣いてしまいました。『アヤカと結婚してからろくなことがない』と言われたこともあります」ようやく幸せを手に入れたと思っていたのに、その実態は、思い描いていたものとは全く異なっていました。和也さんは今では別人のように変わってしまい、何かにつけてアヤカさんの人格を頭ごなしに否定してくるそうです。「結婚前の優しかった和也は、一体どこに行ってしまったんでしょうか。それに、今は金銭的な余裕もないので、あれほど憧れていたセレブ妻の暮らしとはかけ離れた生活を送っています。こうなることがわかっていたら、彼と結婚なんてしなかったのに…。和也が既婚者だとわかった時点で彼と別れてさえいれば…と、過去の自分の選択を本気で悔やんでいます」一方、夫の前妻は…ちなみにアヤカさんは、和也さんの前妻のInstagramを、今でもチェックしているのだとか。「前の奥さんは、和也と離婚して以来、過去のインスタ投稿を全て決してリセットし、新たにポストするようになったんですが…。何だか解放感に満ち溢れていて、以前よりずっと幸せそうなんです。それに経済的にも、うちよりよっぽど余裕がありそうです。不倫していた当時、和也は『妻が離婚してくれない』としきりに言っていましたが、最近の彼のモラハラぶりを見ていると、別れたがっていたのは奥さんの方で、彼が離婚しようとしなかっただけなのでは…?と思うときさえあります」3年間の不倫を経て略奪婚したものの、今では過去の選択を後悔しているというアヤカさん。不倫に溺れて冷静な判断ができなくなっていた上に、経営者の妻というステータスに目が眩み、相手の本質までは見抜けなかったのでしょう。どんなに悔やんでも、時間を巻き戻すことはできません。その場の誘惑に流されて、不倫の世界に足を踏み入れることだけは避けたいものだと改めて感じるエピソードでした。©recep-bg/Gettyimages©Rawpixel/Gettyimages©recep-bg/Gettyimages文・取材 小泉幸
2023年06月08日不倫にハマる女性は、完全に冷静さを失っていることがあります。周りの声には一切耳を傾けず、どんどん不倫相手との関係に溺れていきますが、後から急に目が覚めることがあるのだとか。今回は3年間の不倫関係を経て略奪婚したものの、今になって自らの選択を後悔しているというアヤカさんのエピソードを紹介します。7歳年上のイケメン経営者に一目惚れ「和也と出会ったのは、私が28歳の時。女友達と飲みに行った丸の内のバーで、男性二人組から声をかけられたんです。そのうちの一人が和也でした。初めて会った瞬間、すごくカッコいい大人の男性だな…と、彼の顔をまじまじと見つめてしまいました。年齢は7歳上。最初に聞いた時はかなり上だなと思ったけれど、今まで付き合ってきた同世代の男性と比べるとやっぱり大人なところが素敵だと思ったんです」アヤカさんは、この日をきっかけに和也さんと連絡を取り始め、何度目かのデートで付き合うことになりました。和也さんは、ベンチャー企業の経営者。デートで連れて行ってくれるレストランやホテルも、アヤカさんが自力ではとても行けないようなラグジュアリーな場所ばかりです。それがアヤカさんをますます夢中にさせていきました。「付き合った記念に、ずっと前から憧れていたジュエリーを買ってもらいました。インスタグラマーなどがよくつけているのを見てうらやましかったけれど、あまりに高額すぎて自分には絶対手に入れらないものだと思っていたので、和也がポンっと買ってくれた時、涙が出るくらい嬉しかったです」アヤカさんの知らない世界を次々と見せてくれる和也さん。毎日が夢のようでした。ところが3か月ほど付き合った頃、アヤカさんは友人から信じられない真実を告げられたのです。彼が隠していたショッキングな秘密「なんと和也が、既婚者だという情報を伝えられました。教えてくれたのは、初めて和也に会った日に一緒に丸の内のバーに行った女友達。彼女が、和也の連れの男性から聞いて知ったそうです。独身だと思い込んでいたので本当にショックでしたが、すぐに和也を問い詰めました。すると…」和也さんは既婚であることはすぐに認めたものの、なんとアヤカさんと別れる気はない、と主張しました。「彼は『妻との関係は完全に冷え切っていて、籍を抜いていないだけで離婚しているも同然だ』と言うんです。彼は前から別れたがっているのに、妻がどうしても離婚に応じてくれないらしくて…。和也からは『時間はもう少しかかるかもしれないけれど必ず別れるから、自分を信じて待っていてほしい』と懇願されました」アヤカさんは、和也さんを信じることにしました。そもそも二人が付き合う前から夫婦関係はうまくいっておらず、離婚を考えていたと聞いて、最初は抱いていた不倫に対する罪悪感もいつのまにかなくなっていたそうです。意地を張って別れようとしない妻が憎たらしくなり、自分たちはむしろ被害者だと考えるようになったのです。離婚を待ち続けた3年間「それから私は、辛抱強く待ち続けました。当時は20代後半で周囲が結婚ラッシュだったこともあり、友達の結婚報告を聞くたびに、本当にこれでいいのか自問自答しましたが、和也の『必ず離婚する』という言葉を信じてなんとか踏みとどまりました」和也さんへの想いが募れば募るほど、妻に対する嫉妬心は膨れ上がるばかり。アヤカさんは妻のInstagramを突き止め、裏アカウントで監視し続けました。「和也の奥さんは、経営者妻としての名に不自由ない暮らしをインスタでアピールしていたんです。それを見ると、『離婚さえしてくれれば、全てが私のものになるのに…』という嫉妬心を抑えることができませんでした。奥さんは和也と同い年で、私の方が7歳も若いです。奥さんもきれいですが、正直私の方が女としては勝っていると思いました。実は、裏アカから奥さんにDMしたこともあるんです…」アヤカさんは和也さんに秘密で、妻宛に「あなたの夫、浮気してますよ」と匿名のメッセージを送ったこともあるそうです。不倫が妻にバレれば、その矛先が不倫相手であるアヤカさんに向けられる可能性も十分あるのに、なんとも大胆不敵。しかしそれほど彼女は、別れてほしくて必死でした。不倫に溺れる女性の中には、悲劇のヒロイン化してしまう人が多いです。自らの罪を完全に棚に上げ、妻を悪者だと本気で信じてしまうのが恐ろしいところ。やはり不倫は、正常な感覚を失わせてしまうことがあるようです。©Junichi Kusaka/Gettyimages©yanguolin/Gettyimages©Mindful Media/Gettyimages文・取材 小泉幸
2023年06月08日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、自分に自信のある24歳女性。日々ちやほやされているが、そろそろ本気で彼を作ろうと動き出すが…。三松先生が、実は男性がドン引きする女性の特徴を教えてくれます!ゆりあ(24歳)謙虚さレスで、上から目線の痛いオンナ【レスなひとびと】vol. 205「Chu!ゆりあでご〜め〜ん」ゆりあは歌い終わってみんなに投げキッス。「西城さんかわいいぞうー!」「僕らはね、正直みんなこういうの好き」「あざとすぎー」会社のカラオケで、調子乗って歌ったら、死ぬほど褒められた。ゆりあは、小規模不動産会社で働く24歳。10名の社員のうち、9名が男性で、毎日ちやほやされまくり。天国みたいな職場。2年前、社会人になりたてのころに振られて以来、彼はいない。会社の人の話ばかりするゆりあに「そんなにいい男がいっぱいいるなら、俺いる意味なくない?」と彼が言い出してケンカ別れしたのだ。20代前半も最後の年。ゆりあは「そろそろ彼氏、作ろう」と思いたち、審査制のマッチングアプリに登録。選んだアプリは顔写真の審査があったけど、もっちろんばっちり通過した。男性は年収審査もあるようで、どんな男性とマッチするのかドキドキだ。最初に会ったのは、大手食品メーカーに勤める、実家が太い男性。でも彼、自分の話しかしない。しかも、ずーっと自慢話。バルのおいしい料理をつつきながら約3時間、睡魔との戦い…。つまんねえ男。低評価、つけとこう。お次にマッチしたのは、医療系のアプリを開発するベンチャー企業のさわやか男性、晴臣さん。「ゆりあさん、声もかわいいですね。昔なにかやってました?放送部とか、バンドのボーカルとか」と、褒め上手かつ聞き上手。だから、つい語っちゃった。「晴臣さんの前に会った人、ほんっとに自慢話ばかりで」「やっぱり、なんでも『うんうん』って聞いてくれるおおらかな男性しか勝たん、ですよ」「しかも、割り勘だったの。最初のデートくらい奢ってくれなきゃ、男性として見られなくないですか?」晴臣さんはずっと「うんうん」「え〜大変だったね」とやさしく笑いながら相槌を打ってくれた。(こ、これって私の好きなタイプに寄せてきてるよね!?)そう思ったゆりあは、次のデートに自ら誘った。「次、水族館デートとかどうですか?晴臣さんとなら、絶対楽しい!」「いいね。ちょっと予定確認して、またLINEする」そのあとトイレに行っているあいだに、晴臣さんはお会計を済ませてくれていて。スマートで、聞き上手で、笑顔がステキ。帰りの電車から即、お礼のLINE。こういうの大事ってこともわかってる。その日のうちに速攻お礼LINE。女子評価上げとかなきゃ。しかし。家に着いても、お風呂から出ても、ベッドに入っても、既読がつかず。翌朝になっても未読のまま。冷や汗ダラダラのところに、アプリから通知が届いた。晴臣くんからのレビューだ。相手がどう評価したかは知らされないが、自分についた平均点が変わるから、相手にどんな評価をつけたのかは大体わかる。おそらく、容姿の評価は満点。でも性格の評価が最悪低得点だ。あんなに楽しい時間だったのに、なんで?もしかして振られた?【三松さんからのコメント】自分に自信をもつのはいいことです。きっと、ゆりあさんはかわいらしい女性なのですね。しかしですよ「自分は選ぶ立場の人間だ」という振る舞いはNG。理想の男性像があるのはあたりまえ。好みの男性を前にして、相手にこちらの理想をわかってほしい気持ちも理解できます。ただ恋活の場合、相手から聞かれない限り、しょっぱなから条件を並べ立てるのはいかがなものか。前の男性の低評価を論じるなどもってのほか。「僕もこんなふうに言いふらされるんだろうな」と思われます。そのうえ、「理想が高くて、俺じゃ無理だ」「ワガママすぎて付き合いきれない」「なんでこんな上から目線?」と思われてしまい、恋愛対象から外れるリスクしかない。ゆりあさんだって、いくら好みのルックスの男性だったとしても、面と向かって「俺、〇〇な女じゃなきゃ、ダメなんだよね」(〇〇は今の自分にはない要素)なんて言われたら、イヤな気分になりませんか。なんだか試されているみたいで。晴臣さんはきっと、デートの場では合わせてくれたのです。でも、本心は「この人、なんで自分が選ぶ立場だって思ってるんだ?これくらいのルックスでどんだけ女王様気分になってるんだ」ですよ。謙虚さ、忘れちゃいけませぬぞ。「フォロワー多い女性が陥りがちな罠。謙虚さレス。フォローしてくれてるメンズの気分なんてはかないもんです。真実の姿はSNSやマッチングアプリ紹介欄では見えないってことを覚えとけ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Zinkevych/Gettyimages文・三松真由美
2023年06月08日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!ハイスペ彼氏と結婚すれば人生勝ち組…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:相談した友達全員から「別れた方がいい」と言われてしまう彼と付き合っています。これまで浮気・モラハラなど壮絶なトラブルが何度もあり、そのたび彼の過激かつ自己中心的な解決法でうやむやにされてきました。大事にされていないことは、自分でもわかっています。しかし彼は日本最高峰の大学を卒業し、有名企業で高年収を稼ぐいわゆるハイスペック男子。私が彼ほどの人に出会えたのは奇跡だと思っていて、どうしても手放したくありません。なので将来への投資だと思って我慢し続けてきました。ただ最近、結婚を視野に入れた会話が出るようになり…本当に大丈夫かなという不安を感じています。彼と結婚したとして、私は幸せになれるのでしょうか。(28歳・会社員)条件しか見ない女性は大事にされないそもそもの話になってしまいますが、彼は本当に相談者さんと結婚するつもりがあるのでしょうか。結婚を視野に入れた会話が出ているそうですが、実際にプロポーズされたわけでないなら結婚前提の議論は時期尚早かと思います。まずは現状の、相談者さんと彼の関係性について話をさせてください。ご自身でもおっしゃられているように、彼は相談者さんを軽視しています。浮気やモラハラなど繰り返し、相談者さんをケアするどころか過激かつ自己中心的に力でねじ伏せる…相手を尊重していたら、そんな態度は決して取れませんから。こうなってしまったのは、もちろん彼自身の性格および人間性が最大の要因です。しかしながら一方で、そんな彼の性格や人間性に向き合わず目を背け、「ハイスペックだから」と条件だけを見てきた相談者さんの姿勢にも一因はあります。日本最高峰の大学を出て有名企業で高年収を稼いでいる、私にはもったいない(?)彼だからーーそんなふうに上っ面だけで相手を過剰評価し、条件の前に平伏してしまう。何を言われても何をされても、別れたくないがために我慢する。ーーそんな女性を、男性が本気で愛するでしょうか。大事にしようと思うでしょうか。人間関係は合わせ鏡。尊重されたいのなら、まず相談者さん自身が自分を尊重してください。自分を軽んじる態度・発言を許してはいけません。毅然と反論し正しく怒ってください。それでこそ健全な関係性が構築できます。ハイスペ男性と結婚しても、あなたは何も変わらない相談者さんは、自己中心的な彼の横暴を我慢してまで付き合い続けることを「将来への投資」とおっしゃっていますが、いったいその投資によって何が得られるとお考えなのでしょうか。彼の学歴も収入も彼が彼自身の努力で勝ち取ってきたもので、たとえ結婚して夫婦になったとしても、永遠に彼のものです。相談者さんは相談者さんのまま何も変わりません。確かに高年収の彼と一緒に暮らすことで余裕のある生活ができるとか、たまに高価なプレゼントがもらえるとか、おこぼれ程度のリターンはあるのかもしれませんね。しかしその程度の見返りが、浮気やモラハラを受け入れ続ける対価として果たして見合っていますか…? 私には到底そうは思えません。何より不健全です。そんな我慢をしてまで他人の威を借りようとしなくても(そもそも借りることもできませんし)、経歴も収入も自分自身で勝ち取るために時間と労力を使った方が、よほど大きなリターンを得られるのではないでしょうか。そして、先に述べたように人間関係は合わせ鏡です。相談者さんの思考や行動が変わり自分を大事に扱うことができるようになれば、彼の相談者さんに対する態度も変わるはず。その先で、ということであれば、彼との幸せな結婚が待っている可能性も十分にあります。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©/Getty Images文・安本由佳
2023年06月04日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、両想いの彼がいるのに辛くてたまらない21歳女性。その理由は、彼には長年交際している恋人がいてなかなか別れてくれないから。この苦しみから逃れたいと言う彼女に、佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「彼女と別れてくれない彼との関係が、苦しいです」【クラブ佑雪】vol. 296私は1年ほど前に彼女がいる同級生を好きになりました。彼女とは面識がないのですが、もう3年ほど付き合っているみたいです。彼とはいろいろありましたが、お互いに本気であることを確認し合っています。彼からは「彼女とちゃんと別れるから待ってて」と言われています。けれど、2人で決めた期限を何度も破り、結局、今もその彼女と別れていません。彼は彼女に別れ話をしたようなのですが、彼女が別れてくれないそうです。私は本当に大好きだったんですが、このままもし、私たちが付き合ったとしても、きっと今の彼女と連絡をとったり、会ったりするんだろうなと思います。この人を選ばないことが将来の幸せだと思い、何度もさよならをしようとするのですが、結局、好きで辛くて私から連絡をしてしまいます。今まさに連絡するのを我慢してるのですが、毎日彼を考えない時間がなく、涙が出て苦しいです。この苦しさから逃れるためにはどうしたらよいのでしょうか?(はな21歳未婚大学生)「人間の歴史、それは恋の苦しみの歴史です」深い。深すぎますね。冒頭の部分では「ちゃんと彼女と別れてもらうにはどうしたらいいですか?」っていうご相談なのかな、って思ってたら、まさかの「この苦しさから逃れるためにはどうしたらよいのでしょうか?」だなんて。まるで、衆生(しゅじょう/仏教用語で生きとし生けるもの)がブッダにおすがりする説話に出てきそうな、根源的なものを感じます。人間って、生きるって、辛さや苦しさなしにはまっとうできない設計になっています。でもね、歳を重ねるごとにこれまで見えてなかったものが見えてきて、気づけなかったことに気づけるようになっていくと、そのたびに大問題だったことがどうでもいいことに縮小していきますし、また大問題に対処できるスキルも上がって、楽に生きられるようになっていきます。だからね、ご相談者さまが指す「“この”苦しさ」という、彼との関係性における苦しさは、時間が解決してくれるはず。特に20代前半は恋愛のサイクルが早い場合が多いので、すでに現在、解決している可能性もあると思うんです。でも、“この”苦しさ、お悩みは消えても、また新たな苦しさ、お悩みがやってくるのが人生ってもの。そこからは永遠に逃れられないんじゃないですかね。たとえば、小学生のとき、逆上がりができないことが悩みだったのが、中学生にはニキビに悩まされ、高校生には受験で悩まされ…って、人生のステージごとに常に何かしら問題って出てくるわけです。その大小や濃淡はあれど、苦しみ、辛さ、お悩みが何もありませんっていう状態って、一生ないのでは?で、唐突ですが、平安貴族って和歌を詠むのが当たり前の人たちだったのですが、みーんな辛くて苦しい恋心を詠んでいます。むしろ、ハッピーだったら歌にならないくらい。恋の辛さが和歌のネタになってたわけです。百人一首では43首が恋の歌。そのなかでラブラブで幸せ〜って言ってるハッピーな歌はひとつもありません。たとえば、こんな感じ。逢ひ見てののちの心に比ぶれば昔は物を思はざりけり/中納言敦忠藤島佑雪バージョン現代語訳:あなたとやってしまった後の気持ちと比べれば、やる前の悩みなんて、全然、悩みじゃなかったよ。悩んでるわけです。辛いわけです。でも、それが恋! 自分、今、恋してます! っていうことだと思うんですよね。ですからね、今、短歌ブームもきてますし、今の言葉使いや感性で全然いいので、恋の辛さを短歌という文学に昇華させてみませんか? ご相談者さまのお悩みって哲学的で深いところまでいってるから、その気になれば、いい歌つくれるんじゃないですか? 普通に詩でもいいですし。何を言いたいかっていうとですね。こういうエモさって、後で振り返ると人生のきらめき、輝きなんです。生きてる証拠!彼はおっしゃる通り、きっと、彼女と別れたとしても連絡をとり続けるでしょう。次に彼女にもっと好きな男性が現れるまで。で、それって、結局のところ、彼も本気で彼女と別れようなんて思ってないわけです。彼女も好き。でも、ご相談者さまも好き、なんです。で、どっちにも嫌われたくないし、手放したくないから、両方にいい顔してるだけなんです。でも、そういう彼に恋をしてしまったのだから、しょうがないですよね。彼を嫌いになる、もしくはどうでもよくなるまでは苦しさは続くでしょう。それをね、短歌、詩へのエネルギーに変えるっていうのはいかがでしょう? 一首できたら、わたくしに送ってください。ぜひ、御相伴させていただきたいです。素敵な恋の歌、お待ちしてます。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©nikkimeel/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月29日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!男女間の友情を認めてくれない彼氏への対処法『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近付き合い始めた彼のことで相談があります。私は男女関係なく友人が多いタイプで、小学生からずっと仲良くしている幼馴染の男友達もいます。反対に、彼はそもそも交友関係が狭くて異性の友人もいない様子。「男女の友情など成立しない」と言い張り、私が男友達と仲良くしたり飲みに行ったりすることを理解できないと度々口論になります。彼のことを大事にしたい気持ちはありますが、異性とはいえ20年以上仲良くしている友人との連絡や飲み会にまで口を出されると正直うっとうしいし、束縛されているようで辛いです。男友達を異性として見たことなど一度もないのに…。どうすれば理解してもらえるのでしょうか。 (25歳・会社員)男女の友情は成立するのか問題「男女の友情は成立するのか?」ーーこれはもう、永遠に解決しないテーマの一つですね。結局のところは「人による」という結論に帰着してしまうし、成立する派としない派の意見が一致することはなさそうです。ただの幼馴染だし、20年以上の付き合いだし、異性として見たことなど一度もないし…という相談者さんの主張はごもっともです。何も間違っていません。ただそれは、男女の友情が成立する派の意見なんです。自身に女友達がおらず男女間で友だち付き合いをしたことのない彼にしてみたら、異性は誰であっても異性。この点に関してはもう、いくら反論したところで理解は得られないでしょう。相談者さんが彼に反対されてもなお、男友達と飲みに行ったりLINEしたり、これまで通りの付き合いを続けていきたいのなら、彼と自分は同じ見解には立てないのだという前提で互いに歩み寄るしかありません。男女の友情ナシ派の彼氏にわかってもらうには…では、男女の友情ナシ派の彼に男友達との友達付き合いを許容してもらうには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。解決法は、一つ。信用を積み上げることです。「本当にただの友達で、異性として見ていません」と、言葉ではなく行動で示し続けるんです。異性のいる飲み会に参加するときはこまめに連絡を入れるとか、なんなら現場の写真を撮って送って健全であることを証明したり、深い時間になる前に帰宅して「家に帰ったよ」と電話して安心させてあげたり。つまり飲み会に参加していても男友達と一緒にいても、あなたのことをちゃんと大事に考えているんだよ、とメッセージを送り続けてください。面倒だなぁ…と思われるかもしれませんが、彼に譲歩してもらう以上、相談者さんも歩み寄る姿勢を見せましょう。そうやって誠実な愛情表現を続けていれば、きっとそのうち彼も相談者さんを信用し、口うるさく言わなくなるはずです。ただし、彼が度を超えて嫉妬深い場合は話が別。相談者さんの誠意を逆手に取って要求をエスカレートさせたり理不尽にキレたりするようなら、歩み寄りも不可能です。相談者さんも彼も幸せになれませんので、交際自体考え直すことを勧めます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月27日長く付き合うなら「一途な男性がいい」という女性も多いと思います。いつまでも大切に思ってくれるような男性と出会うためには、何に気をつければいいのでしょうか。そこで今回は、「一途な男性」を見極めるポイントについてご紹介します。「連絡」を大事にする「常に待ちの姿勢でいるのではなく、自分から連絡をしてもらえると、私のことを大切にしてくれているんだなって感じられます。たとえ直接会えない状況であっても、心がつながっている感覚になれますね」(20代・女性・ネイリスト)あなたと連絡を取り合うことを大事に考えているかどうかは、あなたへの愛情をはかるポイントのひとつでしょう。何か変化や決断をする際には事前に伝えてくれたり、あなたの話にきちんと耳を傾けてくれたり…といった姿勢が見られる男性は、あなたを大切に思っているはず。また、連絡の頻度だけではなく、しっかりと連絡の中身も見極めるようにしてくださいね。「価値観の違い」を受け入れる「本当に好きだったら、違う意見でも尊重しようと思いますよね。全部が全部、同じ意見になるなんてことはないですから」(30代・男性・商社)恋愛においては価値観が同じであることが重視されがちですが、違うことを受け入れることのほうが大切だという意見も。人それぞれ違っていて当たり前だという考えを持っていれば、自分の意見を押しつけるようなこともしないはず。あなたの考えを受け入れて認めてくれる男性は、きっとどんなときもあなたを尊重してくれるでしょう。何かと「心配してくれる」「好きだからこそ、心配になっちゃいます。相談を受けていたことがあれば、ちゃんとやれているかな…って、こっちのほうがドギマギしてしまうことも」(20代・男性・建築関係)相手のことを大切に思うがゆえに、心配する気持ちも大きくなりやすいでしょう。常にあなたのことを考えて気にかけているからこそ、不安や懸念も生じてくるもの。いつも心配をして助けてくれようとするのは、あなたのことを守りたいという気持ちの表れかもしれません。「対等な関係性」でいる「いつでも対等でいてくれる男性からは、すごく大きな愛情を感じます。そういう男性とは、いつまでも一緒にいたいと思えますね」(20代・女性・WEBディレクター)相手のことを下に見たり支配しようとしたりするのは、自分の言いなりにさせたいだけで、愛情とは言えないでしょう。常に対等でいて、お互いに尊重し合えているカップルこそ、まさに理想的な関係性ではないでしょうか。相手を一途に思う気持ちは、言動にも表れてくるもの。あなたのことを尊重してくれていると感じられるかどうかが大きなポイントになるはずですよ。©Goran13/Westend61/gettyimages文・山田周平
2023年05月25日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、不倫ばかりしてきたが、初めて独身男性と付き合えた31歳女性。過去の男性遍歴を彼に話すべきかどうか…佑雪さんのお答えは?お悩み:「昔の男性遍歴、彼に正直に話すべき?」【クラブ佑雪】vol. 295最近、生まれて初めて正式に彼氏と呼べる彼氏ができました。それまでは恥ずかしながら、既婚者と不倫を繰り返してきました。ようやく独身の方とお付き合いできるようになって、気づいたことがたくさんあります。いつ電話してもいいし、タブーの話題もないし、自然に結婚の話もできて本当に幸せです。もう二度と、不倫の恋には戻れません。というか、今になって、やっとあれは恋ではなく、自分の勘違いだったんだなと目が覚めました。正直、「大好き」と言いながら、月々、お金をもらっていた相手もいるので、あれも今で言えば、パパ活だったのかとも思いますが、本当の愛を見つけた今は、そういうこともどうでもよくなりました。ただ、悩んでいることがひとつあります。今の彼のことは本当に大好きで、結婚の話もしています。そして、「お互い、隠し事は絶対なしでいようね」と言い合っています。そんななか、先日、「これまで付き合った人とは結婚とか、考えたことなかったの?」と聞かれて、うまく答えられないということがありました。隠し事はしないという約束をした以上、自分はこれまで既婚者としか付き合ったことがないから、結婚は考えられなかったと正直に話すのが誠実だということはわかっています。でも、そのことを昔からの友だちに相談したところ、「そんなこと死ぬまで話す必要はない」と止められました。今の彼は48歳で包容力のある大人の男性なので、理解してくれると信じていますが、佑雪さんはどう思われますか?(モル 31歳未婚金融)「幸せになるためにすべきこと」いやいやいやいや、言わなくていいでしょ。いいですか? 人生、長いです。大変です。ご相談者さまも不倫(パパ活含む)を重ねて、楽しいこともあったでしょうが、辛いこともたくさんあったはずですよね? それでようやく、今の彼と巡り会って、独身同士の正規の恋を謳歌していると。しかも、結婚にも向かっていると。それって、幸せになるためですよね?であれば、ここらで優先順位を整理しようじゃないですか。まず、ご相談者さまが幸せになることが最優先ですよね? まあ、そこに彼も加えて、二人の幸せを最優先ってことにしてもいいですが、とにかく登場人物が幸せになることが目的であると。それで間違いないですよね?であれば、その目的にまっすぐ向かいましょう。二人の幸せより“正直に話すこと”は優先順位は当然、それより低くなりますから。それにいいですか? 正直=幸せではありません。じゃなければ、「正直者はバカを見る」という慣用句は生まれてません。また、「今の彼は48歳で包容力のある大人の男性なので、理解してくれる」とありますが、人間、そんな風に年齢で包容力がもてて大人になれるんだったら、長く生きてたらみんな悟りを開いてお釈迦さまになってるはずですが、そうなってませんよね? 100歳でも包容力がない、子どもじみた人はたくさんいます。まだ、ご相談者さまと彼は「隠し事はなしでいようね」って言い合ってるくらい、お互いを知らず、自分を見せず、またお相手の本性を見抜くこともない赤の他人同士なわけです。そんなお相手の何がわかるんですか? 実際、彼もご相談者さまの過去については全然知らないわけですし。幸せの定義は人それぞれですが、何がお二人にとっての幸せかはわかりません。パパ活も含めて、彼に洗いざらい言ってしまえれば、その瞬間は“隠し事をしている”状態から解放されて、ご相談者さまは楽になるかもしれません。でも、彼は不快な思いをするかもしれません。もちろん、彼が本当に包容力があって、それも含めてご相談者さまを受け止め、愛してくれる未来があるかもしれません。でも、彼が不快な思いをする可能性が残っている限り、わたくしは言うべきではないと思いますし、言う必要もないと思ってます。自分が楽になるより、彼を不快にさせない思いやりをもちましょう。ていうかね、男の人って年下の女性に大人ぶって見せてても、実はそんなに自信もなかったりするんです。だから、表面的には心が広いフリをしていても、実は彼女には不倫はもちろん、パパ活なんてもちろんしない、世間のルールを守る貞淑な女性であってほしいって願ってるパターン、かなりあるんじゃないかな。で、ご相談者さまが打ち明けた瞬間は「僕は受け入れるよ」って言葉では言ってても、あとあと、ヘタしたら何十年も経ってから、ケンカしたときなんかにふと「パパ活なんかしやがって!」みたいな暴言を吐いてくるってこと、ありますからね。もし、本当に包容力がある男性なら、「君の過去はどうでもいいよ。今目の前にいる君を好きになったわけだし、過去に何があろうと、それは変わらない」って言うはず。「隠し事はなしで」って言ってる時点で、気が小さいし、不安がある人であることは間違いありません。人間関係ってね、油断しないほうがいい。みんな恋人や夫婦、親子、親友っていう関係に理想を抱きがちだけど、そんな密接な間柄であっても、いや、そうだからこそ、いがみ合ったりするじゃないですか? そういうときのためにも、お相手に掴まれたら痛い弱みは見せない方が絶対にいいです。まして、結婚を考えているなら、なおさら。死ぬまで対等に主導権を握るために。二人で人生を添い遂げた結果、「彼は私を守ってくれた」っていうことはあるかもしれません。でも、それはあくまで結果です。未来の自分を守り、自分を幸せにするのは、現時点で自分しかいないのです。だから、自分で自分を守り、自分を幸せにするためにも、命取りになる恐れがある言動はしちゃダメ。まあ、そういうことを言って、本当に大丈夫な人とじゃないと結婚したくないっていうのであれば、止めませんけどね。要は、コトをいたしてるときに「気持ちいい?」って聞かれて、3cmズレてたときに「いや、全然。だって、3cmズレてるよ」って、あなたは言いますか? っていうのと同じ問題だからね。そういうことを含めて、お考えいただきたいです。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©narith_2527/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月22日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、ハイスペックな彼と交際中の25歳女性。ついにプロポーズされたが…。三松先生が、結婚するにあたり、もっとも大事なことを教えてくれます!彩花(25歳)、婚約者が友達レス。結婚式の予定を立てはじめたけれど友達いない男ってどうよ【レスなひとびと】vol. 203「結婚しよう」誕生日ディナーのあと、ハリー・ウィンストンの指輪をパカッ。彩花は世界一幸せだと思った。彼の千景は商社マン。顔がシュッと細くて身長も高い。彩花が憧れてたK大学卒。今までも、彩花は友達から「いいな〜」とうらやましがられてきた。その彼がついに、プロポーズしてくれたのだ!プロポーズされつつ、彩花は脳内で「SNSへの投稿文は何にしようかな」と考えはじめる。ああ、みんなの反応が楽しみすぎる。爆速で結婚式場を決めて、インスタで花嫁アカも作った。しかし…。「招待客の人数差、ありすぎじゃない!?」千景は、招待したい友達がゼロらしい。「俺、全然友達いないし」と。確かに、休日も彼はいつも家にいる。「ええ?K大学のすてきな学友は呼ばないのー?」彩花はしょんぼり。こちらは学友狙いの女子友ゲストがたくさんいるのに、どうしたらいいんだろう。プロポーズ報告をSNSへ投稿したとたん、みんなからのリアクションは最高だった。でも、気持ちよかったのは一瞬だけ。実際はなんだか満たされない。エッチだって最近、あんまりしてないし。「新婚早々、レスにはなりたくないよ…」というのが本音。友達には言いたくないから、自分の機嫌は自分で取る。ヘアサロンとまつげサロンとランジェリーショップをはしごして、口角上げて千景の部屋に。「ただいま〜」「どうしたの、あやたん。機嫌いいね」そう笑いかけてはくれたものの、千景はなにも気づいてくれない。でも「ベッドでなら」と思った彩花は夜、念入りに髪をブローして、ベッドにイン。いい香りのヘア美容液もつけてる。南青山で買った7,000円のやつ。「ねぇねぇ」と甘えると、千景は「ん?」と覆いかぶさってきてくれた。「こっちおいで」って、おでこにキス。でもいい香りには気づかない。そして、パジャマのボタンを外す。でも、新調したランジェリーへの感想はなし。あああ、燃えない。なんとなく、彩花を見てしてくれてるんじゃなくて、「彼女だから一応ルーチン」でそうしてくれているだけのような気がしてむなしくなる。結婚だって「そういうものだから」しようと流れ作業でしてるだけな気がした。千景って、人に関心がなさすぎる。こんなにカンペキなのに、友達が全然いないのはそのせいなんじゃない?別に趣味や仕事で忙しいとかじゃなくて。幼少期から見た目がよくて、勝手に人が寄ってきたぶん、自分から関心をもって人と親しくなろうとした経験がないんだろう。千景はあれこれ想像する。友達レスなところをあらためて知って、急に彼がしょうもない奴に見えてきた。お互いの両親への挨拶もしたし、式の予約金も振り込んだけど、まだ入籍はしていない。みんなからはうらやましがられてるけど…この結婚、どうする彩花!!!!【三松さんからのコメント】彩花さん、友達がいないのは、悪いことではないのですよ。逆に、友達付き合いが頻繁すぎて、家庭をおろそかにするメンズもいますし。「夫が地元の友だちと夜になるとスケボーして夜中まで帰宅しません」という悩み相談を先日受けたばかりです。式の招待客は、両家が納得しているのであれば、かならずしも揃える必要はないでしょう。最近は参列者レンタルっていうサービスもあるんですってね!婚姻数が減少中の我が国、花嫁・花婿もレンタルなんじゃないかって感じるときもありまする。イイね獲得のために「花嫁やってみた」的な。さて今回、問題なのは、友達レスなことじゃなく、彩花さんに対する関心がないこと。結婚したあと、ふたりで取り組むプロジェクトはもっともっと増えます。今の時点で、彩花さんに関心がないとなると、妊娠や出産など、カラダの負担が大きい時期を乗り切るシーンで妻側が置いてけぼりになりそうな予感。もう一度考えてみてください。彩花さんは、千景さんのどんなところを好きになったのですか?もし、「ルックスが好みでスペックの高いところ」なのだとしたら、千景さんのことをとやかく言う権利はありません。逆に、千景さんは、彩花さんのどんなところを好きになったのでしょうか。「かわいい」とか「やさしい」とかあたりさわりのない回答であれば、彩花さんが考えているとおり「そういうものだから」結婚しようとしているのかも。具体的にどこが好きかパキパキ言えるか確認を。今からだって遅くない。結婚に大事なのはまわりの「イイね」じゃなくて二人の納得感。もう一度、じっくり話し合ってみようではないか。「彼が友達レスでも夫としてダメなわけではない。ガチ親友が一人だけいるとか、最低限のコミュニケーションは取れるとか細部まで観察してみるとよいでしょう。まれーにヤリペニで評判最低の友達レス男みたいなのはいるからそこは注意ね」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©EmirMemedovski/Gettyimages文・三松真由美
2023年05月18日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、交際3年の末、結婚の意志を明確にしない彼との別れを選んだ32歳女性。その後、知人伝いに彼にまつわる衝撃の事実を知ることに…。佑雪さんが、男性の本音をわかりやすく教えてくれます!お悩み:「私をフッた元彼が速攻で結婚してました」【クラブ佑雪】vol. 2941年前、結婚を前提としつつお付き合いをしていた同い年の彼と3年間の交際の末、別れました。ずっと「結婚しようね」と言い合っていて、30歳になる前から1年間、ずっと「いつにする?」と私から問いかけてきたのですが、仕事やその他もろもろを理由にはっきりとした日時を指定されずにきました。業を煮やした私が、親に挨拶してもらいたいと詰め寄ったところ、突然、別れを言い渡された次第です。悲しかったですし、だったら、最初から付き合わないでほしかったと恨みにも思います。でも、それはいいのです。終わったことと受け止めて、自分は自分で、もっとふさわしい人がいると信じて婚活に励んでいます。問題はここからです。なんと、このゴールデンウィークに彼が別の女性と結婚したことを共通の薄い知人から聞いてしまいました。どうも電撃結婚らしいので、私と二股だったわけではないと思いますが、釈然としません。「好きだ、結婚しようね」と言いながら、結局、現実的な話をすると逃げ回っていた彼がなぜ、そんなに急に結婚したのか。それも、きっと彼よりずっと結婚したかったはずの私より先に。それを考えると腹が立ちつつ、悲しさとやりきれなさと、自分のどこがいけなかったのかと悩む気持ちで眠れません。私の何がいけなかったのでしょうか?(あやな 32歳未婚営業)「元カレが私より先に結婚する理由」まずね、結婚って、好き同士だからするわけでもなく、すぐれてるからできるわけでもなく、本当に“ご縁”なんですよね。結婚するにふさわしいタイミングと気持ちとお相手が重なったという、ご縁でしかないような気がするんですよ。もちろん、「大好きだから」結婚した、っていうお二人もたくさんいらっしゃるでしょう。でも、それだけじゃない。お金があるからでも、見た目や性格がいいからでもない。お互い好きですらなくてもくっついてるカップルだって、想像以上に多いですからね。なので、そこで自分を責めなくてもいいんじゃないかな、と思うわけです。たまたま、彼にそのご縁がきたということでしょう。ただね、別れた元彼に先にパートナーができるっていうのは、本当にあるあるです。そして、なぜでしょう? わたくしの周りだけなのか、カップルが別れると先に恋人ができたり結婚するのは、ほぼ男性の方なんですよね。女性側の悲しみの声がわたくしに届いているだけなんでしょうか。謎ではありますが、これについては、わたくしなりに答えが出ております。男性の方が女性より、本質的に寂しがり屋なんですよね。ひとりでいられない。小さいときは何も気にせず、お母さんに甘えられるけど、年齢を重ねるごとにそれができなくなる。それって女性も一緒じゃーんって思いますけど、まだまだ日本の雰囲気としては「男の子は泣いちゃいけない。強くあれ」みたいな育てられ方をしたまま社会人になって、安らげるのはパートナーといるときだけって感じになる。だから、自分を保つためにも、そういうお相手を必要とする傾向が、男性には強い気がしてならないんですよね。女性もそういうところ、もちろん、あるんですが、女性の場合は寂しさはまだ我慢できても、気に入らない人と一緒にいることは我慢できない。好きじゃない、めんどくさい人といるくらいなら、ひとりでいることを選ぶ方が多いのではないでしょうか。とにかく、男性の方が寂しさ耐性がない!そういうことから考えると、彼にとって、ご相談者さまと結婚するご縁ではなかったから別れた。でも、ひとりになってみると猛烈に寂しい。とにかく誰かにそばにいてほしい、ってなった結果が結婚だったのではないでしょうか。諦めずに本気で婚活をすれば、ご相談者さまにも“ご縁”はやってくるはず。そのタイミングが、たまたま彼より後だったというだけでしょう。そして、そのご縁がきて、初めて「あーだから、このタイミングで、このお相手だったんだ」と納得できるようなことが起こるはずです。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©MangoStar_Studio/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月15日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!生活費を彼が持つなら、私は仕事を辞めて家事に専念するのが公平…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚を前提にお付き合いしている彼がいます。結婚生活についていろいろ話していたところ、もともとは「仕事は続けても辞めても好きにしたらいいよ」と言ってくれていたはずなのに、話が現実的になったら「仕事を続けるのはいいけど、あくまで家事を優先してほしい」「仕事を優先して家事が疎かになるくらいなら仕事を辞めてほしい」と言われてモヤモヤしています。「俺の稼ぎで生活できるんだから」と譲らず、家事分担をするという発想がなさそうでした…。私は仕事を辞めたくありませんが、仕事と家事を完璧に両立できる自信は正直ありません。生活費を彼が負担してくれる場合、私が仕事を辞めて家事に専念するのがフィフティフィフティーなのでしょうか。(28歳・会社員)役割分担は夫婦それぞれで決めればいい大前提として、生活費や家事分担の割合は夫婦それぞれが決めればいいことで正解はありません。夫が生活費のすべてを負担し、その代わりに女性が家事育児の一切を担うシステムを採用したってもちろんOKです。負担割合が必ずしもフィフティーフィフティーでなければいけないなんてルールもありませんしね。ただし、お互いに心から納得していればの話です。彼は当初「仕事は続けても辞めても好きにしたらいいよ」と言っていたのですよね。相談者さんもそのつもりで、結婚後も仕事を続ける前提でお付き合いしていたわけです。しかしながら結婚生活が現実味を帯びてきた途端、彼は「仕事を続けるのはいいけど家事を優先してほしい」「家事が疎かになるくらいなら仕事を辞めて欲しい」などと言い始めました。…すみません。人の婚約者に無礼を承知で言わせていただきますが、彼はいったい何様のつもりなのでしょう。どういう立場で、何の権限があって、自分にとって居心地のいい家庭を作るため妻の意に反して仕事を辞めさせていいと思っているのでしょうか。言うまでもなく、結婚生活は二人のものです。彼にとってだけではなくて、当然ながら、相談者さんにとっても居心地の良いものであるべきです。自分の希望だけを押し付けるのは横暴でしょう。相談者さんが仕事を辞めたくないと考えているなら、はっきり伝えましょう。その上で、双方がお互いに歩み寄る形で、一緒に妥協点を見つけてください。赤の他人が一緒に暮らすのが結婚ですから、意見の食い違いは今後もいろんな場面で起こります。相手の考えを聞き入れ、歩み寄ることのできない相手との結婚生活は想像以上に苦痛ですよ…。互いに尊重し話し合いのできる関係性を築いておくことは、幸せな結婚生活に欠かせない条件です。仕事を辞めて家事に専念するリスクは膨大それから、夫が生活費を稼ぐ代わりに妻が家事育児の一切を負担するやり方はまったく公平ではありません。(繰り返し言いますが、互いに納得の上ならば何の問題もありません。)夫の労働は金銭対価を得られるばかりか、評価されてキャリアの蓄積にもなるし、それによって社会的地位も上がります。その一方、妻がどれだけ家事育児に時間と体力を費やしても1円ももらえませんし、評価もされずキャリアにもならないし、社会的地位も得られません。むしろ夫に言われるがまま仕事を辞めてしまった場合、得られたはずの給与もキャリアも社会的地位も捨てることになるわけで大損しているとすら言えます。彼は「俺の稼ぎで生活できるんだから」などと言っているようですが、自分の居心地の良さのため妻に仕事を辞めさせて、それによって被った相談者さんの金銭的・社会的損失についてはどう補填するつもりなんでしょうか。生活費を負担するだけで十分だと考えているのだとしたらとんでもない勘違いですし、そもそも結婚生活が一生続く保証もない中で妻の負うリスクが大きすぎます。ただ、百歩譲って考えるなら、彼は昔ながらの結婚観に時代遅れな憧れを抱いているだけかもしれず、夢いっぱいの時期にわざわざ事を荒げなくてもいいのかも…という気もします。「仕事は辞めたくないから続ける。家事もできる限りで頑張るね」などと穏便に流しておき、結婚後、相談者さんは言葉通りできる範囲で家事をします。それでもし彼が相談者さんの【できる範囲】に満足できず不満をぶつけてくるようなことがあったら、その時は「頑張っているけど、現実的に無理なんだよね」と伝え、家事分担あるいは家事代行サービスの利用を受け入れてもらう。ーーこういう、なし崩し的な方法もアリだとは思います。この頃には彼も結婚生活の現実を理解して、今より話し合いが楽にできる可能性もあるからです。ただしこの方法は根本的に彼が相談者さんをリスペクトしていない限りうまくいかないので、見定めは慎重にしてくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Charday Penn/Getty Images文・安本由佳
2023年05月13日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!「好き」だけじゃダメなの?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、恋愛の仕方がわからなくなりました。学生時代は何も考えず、ただ「好き」という感情だけで恋愛していましたが、社会人になって結婚を意識し始めてからはどうしても頭で考えてしまいます。結婚となると感情で突っ走るのではなく、やはり相手の経済力・家族関係・将来についての展望や価値観などを重視したほうがいいのですよね。わかってはいるのですが…それでも私は、どんなにお金があって家族仲も良くて将来への考え方や価値観に共感できても「好き」という感情なしにお付き合いするのは難しいと思ってしまいます。打算で結婚したところで、幸せにはなれないと思うんです。こんなふうに考えてしまう私は甘いのでしょうか。(25歳・会社員)学生時代の恋愛とは違って当然相談者さんもおっしゃっている通り、学生時代の恋愛は気楽でしたよね。皆同じ学生という立場で、ある程度の自由を手にしつつも親の庇護下にあって、ライフスタイルに大きな差がない。それゆえ、異性としての魅力に惹かれさえすれば恋愛を始めることができました。しかしながら、考えてみると、社会に出る前のモラトリアム期間ーー学生の置かれている状況が特別なんですよね。社会では皆、基本的に自立して自らの稼ぎで生活をしています。学生時代は同じような生活を送っていた仲間たちも、社会人になった途端に環境がガラリと変わり、勤務地、住む場所を含めたライフスタイル、生活水準、取り巻く人間関係…すべてに差が生まれはじめます。そしてこの差は歳を重ねるごとに大きくなっていきます。そして、有り余る時間を恋愛に費やせた学生時代とは違って、社会人は皆忙しいです。多忙な中、限られた時間で恋愛しようとすると、ライフスタイルが共通していて生活水準も合って、育ってきた環境の近しい相手のほうがすんなり分かり合えて関係構築しやすいんですよね。結婚を意識するなら尚更です。一つ屋根の下で暮らし、この先の人生を一緒に生きていくパートナーとは、食材や日用品の買い出しなど小さなことから家や子どもの教育方針などの大きな話まで、あらゆる意思決定を共有していく必要があります。まったく同じ価値観の人間などいませんが、せめて理解し合える、歩み寄れる相手でないと人生をともにするのは難しいですから。もちろん相談者さんがおっしゃっているように、「好き」という感情なしに交際したり結婚しても幸せにはなれません。それは当たり前の話です。お互いの根底に愛情や尊敬があるからこそ、意見が違っても歩み寄れるわけなので。ただ、結婚は日常です。生活そのものです。互いにストレスなく暮らすことができて、人生の大事な局面で支え合える相手でないと続きません。そういう意味で「好き」だけじゃダメなんです。言い添えますが、これは打算とは違います。幸せな結婚生活を送るために必要な折り合いです。永く幸せに暮らすためには…人を物件に例えるのもどうかと思いつつ、わかりやすいので書かせてください。例えば、ほぼリモートワークでOKになったのをきっかけに、相談者さんは「海の近くで、大型犬とのんびりオシャレに暮らしたい」考えるようになりました。この理想を叶えられるのは、湘南江ノ島か鎌倉エリアの庭付き戸建、もしくはペット可かつ広めのマンションだと当てをつけて、すでにいくつか内覧も済ませています。その中に一つ「大好き!」と思える部屋があったのですが…残念ながら完全に予算オーバーで、かなり無理をして生活費を削らないと支払いが難しい。この状態で「でも私はこの部屋が大好きだから!」と感情だけで突っ走ってしまったらーー確実に生活が行き詰まり、思い描いていた理想の暮らしとは結局ほど遠くなりますよね。つまり、永く幸せに暮らしていくためには折り合いが必須なんです。大型犬は諦めて小型犬が飼える程度の部屋にしようとか、リビングから海が見えなくてもいいやとか、もう少し駅近の便利な場所にしておこうとか。結婚も同じです。「好き」か打算かといった二者択一の話ではなくて、現実的な折り合いをつけてこそ幸せに暮らせます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©nd3000/Getty Images文・安本由佳
2023年05月10日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、同じバツイチ子持ちの彼女と交際中の57歳男性。最近、別のバツイチ子持ち女性から好意を持たれていて…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「バツイチ男性です。2人の女性と同時進行ってアリですか?」【クラブ佑雪】vol. 293離婚して5年目に、同じ年齢のバツイチ女性と知り合いました。お互い、子どもはひとり立ちしています。付き合って1年になります。週末はほとんど一緒に過ごします。心身共に、別れた元妻よりピッタリして満たされています。ところが最近、会社の同僚の女性から手作りのお菓子をもらったり、手を握られたりして、気持ちが浮ついているんです。その同僚の女性もバツイチで小さな子もちですが、ひと回り年下なので、魅力的で、気になって仕方ありません。どちらも、捨てきれません。このまま、彼女と付き合ったまま、年下の女性と関係を深めようとする私は、哀れな末路をたどると思われますか?(じゅん 57歳バツイチ契約社員)「彼のハートはこう掴む!」ご相談者さまは57歳男性ですね。ご本人の魅力もあるのでしょうが、その年齢で独身だと、モテモテになるんですね。40代以上の独身男性って希少ですからね。そして、シングル女性のみなさん、見習ってください! 「会社の同僚の女性から手作りのお菓子をもらったり、手を握られたりして」とあるように、男性ってね、積極的にこられると嬉しいし、弱いのよ。彼女がいても、心をもっていかれちゃうわけですよ。また、デキる女性というのはこのように積極的に攻めるんです。どういうシチュエーションで会社の同僚の女性が先輩の手を握るって場面があるんですかね? しかもお菓子は“手作り”。男性ってね、手作りのお菓子や料理に弱いんですよね〜。それだけでグラッといっちゃう。なぜ手作りのお菓子や料理が強いか。これはですね〜、世代が上がるほど“男性がおごるもの”みたいな世の中のプレッシャーってあるじゃないですか。30代20代と世代が下がるほど、そういう圧力は減りますが、でも、ある! “男性たるもの、女性に対してごちそうした方がかっこいい、モテる”っていう考え方は、まだまだ健在ですからね。そんな状況で女性が自ら手作りのお菓子なり料理なりを差し出してくるっていうのは、ある種“女性がごちそうしてくれてる”状態なんですよね。しかも、レストランでごちそうしてもらっちゃうと、微妙に借りができてしまう感じもあるんですが、手作りだとそういうのもない。絶妙な線なわけです。おまけに「きっと、結婚したらごはんつくってくれるんだろうな」という、結婚生活まで想像させる効果がある。強い!また、「彼が忙しくて月2回しか会えない」っていうお悩みもよく伺います。これって本当にただ忙しいだけのこともあるけれど、案外多いのが“彼側のデート費問題”。彼からすると割り勘だとしても、毎回デートで外食したりどこかに行くって、それだけで費用がかかるでしょ? そこまでお金出せないってときに「来週はちょっと…」ってなったりするわけです。せこいって思うかもしれませんが、現実問題あります! で、手料理をふるまってくれるなら、その問題も解消するわけで、やっぱり手料理って強い!で、ご相談者さまのお悩みに話を戻すと、重婚するわけにもいかないし、独身だから何股かけようとご本人の自由だと思います。「哀れな末路をたどると思われますか?」って、知らんがな。哀れな末路をたどりたくなければ、知恵を絞って工夫すればいいだけだし、哀れになったらなったで、自己責任。そもそも哀れかどうかは自分の考えひとつだから、どうにでもなると思います!いずれにせよ、男性のハートを掴むコツを学ばせていただきましたこと、心より御礼申し上げます。多謝!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©10’000 Hours/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月08日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、マッチングアプリで意気投合しカラダの関係も持った彼から確信的な言葉がないと訴える25歳女性。彼のことをヤリモクでダメ男と断言する彼女に佑雪さんは…?お悩み:「カラダの関係をもったのに、彼が告白してくれません」【クラブ佑雪】vol. 292マッチングアプリで出会った男性と、趣味が合い意気投合しました。何回か食事に行き、毎日LINEをし、時々電話もしていました。先日、流れで向こうの家に遊びに行くことになりました。出会って2か月、お互い真面目にお付き合いできる方を探している前提だったので、これで付き合うことになると思い込んでいたのですが、結局やることはやって、確信的な言葉はなく終わってしまいました。一緒にいるときはベッドの上以外でもやさしく、向こうから甘えてきたり、彼女のような扱いを受けるのですが(とは言え行動だけで言葉はないです)、よく考えればこれってただの遊び目的ですよね? もしくはキープして品定めされているのでしょうか? 今も連絡はとっていますが、次に会う約束はしていません。潔く次を探した方がいいのか、まだ可能性はあるのでしょうか? こういったダメ男に引っかかるケースが多く、あからさまに遊び目的に見えない場合、どうやって見極めたらよいのでしょうか?(りょう 25歳未婚会社員)「遊ばれたくないのなら」ていうか、なんで受け身なの? いや、食事に誘ったり、連絡なんかはご相談者さまからもしてるかもしれませんが、一番大事な“本命なのか”確認をなぜ、しないんですか? 自分が気になってるなら、自分ですればよくないですか? そんな最低限の確認もしない怠慢をかましておきながら「潔く次を探した方がいいのか、まだ可能性はあるのでしょうか?」なんて、おこがましいですよ!!!!!!それに加えて「こういったダメ男に引っかかるケースが多く」って、自分の怠慢を棚に上げて、彼が「付き合おう」って言ってくれないだけで、ダメ男認定するって、どういうこと? 彼にお金貸して戻ってこないとか、DV被害に遭ったとか、具体的な被害でもあったんですか? また、ご自身で彼をダメ男と言い切っていらっしゃるのであれば、彼とのご縁は断たれてはいかがですか? わたくしから見て、ダメなのはご相談者さまの方ですよ!!!!!ご相談者さまのダメなところ、その1。真面目に付き合いたい、付き合っているという保証が欲しいくせに、その事前確認を怠って、やってしまった。っていうか、「結局やることはやって」って、強姦されたわけじゃなければ、ご相談者さまも誘いに乗ったのか、自分から誘ったのか知りませんが、始まりはどうであれ、自分も彼を受け入れてしたことなら、“やられた”みたいな被害者意識をもつのはやめましょうね。男女関係は対等です。「確信的な言葉はなく」って、ご相談者さまは“彼が何かを言うべき”っていう口ぶりですけど、自分も言わなかったんでしょ? であれば、イーブンですよ。ご相談者さまが彼をダメ男呼ばわりするなら、彼からしたら“事前確認をせずにやっちゃう”ご相談者さまはビッチってことになってもおかしくありませんけど?ご相談者さまのダメなところ、その2。世の中には最初から「付き合おう」と約束して付き合うカップルもいれば、カラダの関係から始まって、徐々にお互いを知り合って、結果、結婚に至る2人もいます。で、ちゃんと約束しても裏では浮気してたり、最終的にはうまくいかなくなったりってこともたくさんあるわけです。だから、“付き合う”って何? っていう部分もあるわけです。ひとくくりにはできなかったりもします。で、確かに今、彼は「キープして品定め」しているのかもしれません。“キープ”という言葉にご相談者さまの被害者意識が強く出ちゃってますが、結局、デートして、1回寝ただけでは確信がもてなかったから、様子を見ているということは考えられます。お相手も「彼女は僕に本気なのかな?」って気にしていると思いますよ。でも、彼の方も答えが出せないから、言えないんでしょう。一方、ご相談者さまは彼と正式にお付き合いしたいわけでしょ? そこがすでにはっきりしてるわけでしょ? だったら、なんで自分から言わないんですか? 「言ってくれない」って、さも彼が言うのが当たり前という感じで不満と不安でいっぱいになってるより、サクッと「真面目にお付き合いしてください」って申し込みましょうよ。確実にちゃんと付き合いたいのは自分なんだから。ご相談者さまのダメなところ、その3。「あからさまに遊び目的に見えない場合、どうやって見極めたらよいのでしょうか?」っていうのが、もうダメ。最初から女性にひどいことしようと思ってる男性ばかりじゃありませんから。彼も既婚者なのに独身と偽っているとかじゃない限りは「いい人がいたら、ちゃんと付き合いたいな」と思って、ご相談者さまと逢瀬を重ねてきたはずですよ。でも、それを本気の関係として仕上げるのは“自分”なんですよ。自分の魅力によってしか、お相手を本気になんてさせられないんですよ。なのに、なんで上から目線で「見極めたらよいのでしょうか?」って言えちゃうんですか? なんでこの世には真面目な顔をしてるけど、実は悪い男性というのがうじゃうじゃいて、その被害者にならないためにはどうしたらいいのか? みたいなマインドなの?そうじゃないでしょう。むしろ、悪い目的で近づいてきた男性を改心させて、更生させるくらいでなきゃ。その一歩が、ご自身からの交際申込みです。被害者ヅラをやめて、正面から堂々と「好きです。結婚を前提に付き合ってください」って言っちゃいましょう! よい結果、期待してます。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Axel Bueckert / EyeEm/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月01日夫との関係は良好だけれど、夫の実家との関係にストレスを抱えている妻は多いようです。特によく聞くのが、義母からの干渉。距離を取りたくても突き放すことができないので、かなり神経を使いますよね…。今回は、既婚女性に聞いた「やめてほしいと思っている義母の行動」を紹介します。SNSで監視されているようで苦痛「義母にInstagramのアカウントが見つかってしまい、フォローされました。それ以来、ストーリーをあげれば速攻、義母の足跡がつくし、フィードに投稿するといつも1番か2番を競うくらいの勢いで、いいねがつくんです。外食が好きなので以前はグルメ投稿が多かったんですが、一度義母から『マミさん、料理はしないの?』と聞かれたこともあって…。なんだか常に監視されているようで、投稿内容にもかなり気を遣うようになりました」(マミ/33歳/アパレル)義母からSNSのフォロー申請をされたら、断ることができず頭を抱える人は多いかもしれません。しぶしぶ受け入れて、投稿内容に気を遣うようになるのは辛いですよね。可能であればSNSのアカウントは教えない方が無難ですが、どうしても避けられない場合は、アカウントを分けたり、ストーリーの親しい友達限定機能をうまく使う…などの方法をお勧めします。休日朝早くにかかってくる電話「平日が激務なので、週末くらいゆっくり寝ていたいのが本音。ところが週末になると、朝7時に義母から電話がかかってくるんです。最初の頃は夫にかけていたようですが、かけても起きないので私にくるようになりました。しかも内容は、全く重要性のない世間話。『仕事で疲れているので、寝ていたんですが…』と伝えたところ、『あら、まだ寝ていたの?私は5時から起きてるわよ!』と言い返され、言葉を失いました」(祐実/31歳/医療系)こちらの都合はお構いなしに連絡してくる義母も非常に多いようです。なかには、家にいきなり押しかけてくるなんていうケースもありますが、その対応に追われるのは大抵夫ではなく妻の方…。自分の常識を押し付けてばかりで、嫁に対する配慮が一切ないような義母には、心底呆れるばかりです。頻繁に泊まりにくる義父母「夫の実家は地方にあるのですが、1、2か月に一度、義父母が東京に遊びに来ます。そしてその際に必ず、私たち夫婦のマンションに泊まるんです。うちが広ければいいのですが、かなり小さめの1LDKに住んでいるので、夫と二人でも狭いくらい。それなのに義両親が毎月のように泊まるのがかなり窮屈で…。一度夫に文句を言ったら『うちの両親がせっかく来てくれてるのに、家に泊めたくないだなんて心が狭すぎる』と言われました。それ以来、夫に対しても不満が溜まっています」(さおり/30歳/人材サービス)義母との関係がうまくいかないときに、唯一頼れそうなのは夫だけ。それなのに夫が全く耳を貸してくれなかったり、妻より親の味方をしたというエピソードもよく聞きます。それがストレスを増大させてしまう…なんてことも。嫁姑問題は、妻にとっては重大でも、夫はそこまで深刻な話ではないと軽く捉えていることが多いです。冷静な態度で本心を伝えれば、夫が理解してくれることもあるので、改めてきちんと話してみるといいかもしれません。以上、妻たちに聞いた「やめてほしいと思っている義母の行動」を紹介しました。義母の目を気にして完璧な嫁でいようと気張りすぎてしまうと、無茶な要求やわがままに全て対応することになり、辛くなってしまいます。あまり頑張りすぎずに、多少の小言は聞き流せるくらいのスルースキルを身につけるのが、厄介な義母とも付き合っていける秘訣なのかもしれません。©SteveLuker/Gettyimages©miracsaglam/Gettyimages©Zinkevych/Gettyimages文・小泉幸
2023年04月21日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、マッチングアプリから交際が始まった彼がいる51歳バツイチ女性。会う前から積極的にアプローチしてくれて居心地のいい彼だが、正直ときめかないという彼女に、佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「ときめかない彼と付き合い続けてもいい?」【クラブ佑雪】vol. 289離婚から7年。職場の人との不倫関係が2年ほど続きましたが、最近お別れして、アプリで知り合った方とお付き合いをしています。といっても、お会いしたのはまだ2回だけです。お会いする前に電話でお話したときに「最初はお友だちから」と言われましたが、1時間ほど話したあと「お付き合いしませんか?」と言われました。そのときは「お会いしてから」と返事をしましたが、実際に会って「お付き合いしてください」と言われ、帰宅後のメールで「大切にします。結婚したいです」と言われました。偶然にもお互いの職場と自宅が近く、話していても楽しいですが、まだ何もお互いのことを知らないのに、グイグイくるところに少し引いている自分がいます。それを察したのか彼からの連絡も少しセーブしているのかな? と思うところもあります。お互い子どもが学生ということもあり(彼もバツイチで子どもと同居)、「ゆっくり育んでいければ」とお答えしました。こんなこと言うのは贅沢なのかもしれませんが、彼の見た目やファッションが好みではありません。ただ、これまで外見が好みで付き合った人に裏切られてきたため、やはり人は中身だよねと思うのですが、外見も求めてしまう自分がいます。彼は「毎日私の声が聞きたい」と言ってくれますし、仕事の悩みも聞いてくれ、「支えになります」と言ってくれます。居心地は悪くないですが、正直なところドキドキ感やトキメキがないのです。 このままお付き合いをしていってもいいのでしょうか?(サリー 51歳バツイチ会社員)「彼が再婚を焦る理由は」最初に申し上げておきたいのですが、マッチングアプリでまだ会ってもないのに「付き合って」って言ってくるやつ、「会ったら絶対、やろうね!てか、やらせてくれるよね?」の確認ですから。最初は「お友だちから」って言ってたくせに、話して1時間後には「お付き合いしませんか?」ってなるのは、話してみたら「やれそう」って思われたからで間違いありません。まずね、よっぽどルックスがよくて、ちょうどいい年齢(20代後半〜30代前半)で、年収や勤め先がよくない限り、ああいうアプリではほとんどの男性がそもそもマッチできませんから。ご相談者さまのお相手って、ファッション含めて人目を惹く見た目じゃないんでしょ? で、そこそこの年齢でしょ? それだとね、全然、マッチできてないと思う。できたとしても実際会えたり、会って付き合えるまでにはなかなか至ってないはず。あ、パパ活は別よ。“パパ”としての需要は結構あって、マッチングアプリでも引っ張りだこみたいだから。でも、ちゃんと交際したいとなると、俄然、ハードルが高くなるわけです。だから、マッチできて、会話も楽しくできたご相談者さまのことを「離しちゃいけない!!」って、前のめりになったんでしょうね。なので、初デート後の「大切にします。結婚したいです」も「ご相談者さまを逃したら、次、いつマッチできるかわからない」っていうのがすごくあるはずですよ。多くの男性ってセコいから。いざ会って、なんの進展もないのに食事をおごるのもいやなわけですよ。だから、前もって「付き合おう」ってなる。言うだけタダだし、一応言うだけ言って「イエス」がもらえたら、ラッキーってなって、事前にコンドーム買っといても損はなくなるわけですよ。だから、会う前からの「付き合おう」はコストパフォーマンス対策だとお考えください。ほかに深い意味はありません。で、ときめきたいなら、ときめける人を探せばいいだけでは? 重婚はできないけど、付き合うだけなら何股かけても法には触れないし、自分の裁量の範囲で好きなようにやればいいと思います。あとは彼の資産状況や家族の事情(親の介護がもう始まってないかなど)、家事をちゃんとやるのかどうか、みたいなライフスタイルに関する考え方なんかをもっと知って、判断してもいいんじゃないですかね? 人によっては、妻という存在を自分の親及び自分自身の介護要員と考えてる男性もたくさんいますからね!要は51歳という年齢だと、彼と関わることで、自分の老後をどうデザインできるかって話でもあるわけだから。そのへんも含めて、考えてみるといいんじゃないの?【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Sharie Kennedy/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年04月14日女性の勘というのは、非常に鋭いもの。夫が普段と違う行動を取っていたら、すぐに怪しいと気づきます。不倫をしていた男性の中には「絶対に妻にはバレないと思っていたのに、小さなことがきっかけでバレてしまった」という人も多いよう。今回は、「不倫が妻にバレた些細なきっかけ」を男性陣に聞いてきました。香水をつけ始めた夫「不倫が絶対にバレないよう、最新の注意を払っていたつもりでした。家では妻とも仲良くしていたし、怪しい様子は全く見せていないはずだったのに、妻にバレていたんです。きっかけは、僕が急に香水を使うようになったこと。不倫相手の彼女が10歳近く年下だったこともあって、オジサンだと思われたくなくて確かに最近は香水をつけていたんです。怪しんだ妻が探偵を雇っていたので、結局何もかもバレてしまいました…」(36歳/保険会社)恋愛をすると、急におしゃれをしたくなったり身だしなみを気遣うようになるのは、女性だけでなく男性も同じようです。しかし一つ屋根の下で暮らす妻は、そんな夫の変化にはすぐ気づくはず。「絶対バレない」などと甘く見てはいけません。妻から「友達と旅行したい」と言われて…「会社の部下と不倫し始めたばかりの頃、デートはできてもなかなか泊まりのチャンスがなく、彼女の不満が募っていました。そんな矢先に妻から『友達と1泊2日で温泉旅行に行ってきてもいい?』と聞かれたんです。それで『もちろん行っていいよ。たまには羽を伸ばしてゆっくりしておいで!』と伝えました。これでやっと不倫相手の彼女とお泊まりデートができる!と喜んでいたのですが…。妻から、『前だったら、私の帰宅が遅いだけで夕飯がないって文句言っていたのに、怪しい。浮気してるでしょ!?』と問い詰められました…」(35歳/広告)普段は妻が遅く帰宅することすら許さなかったのに、自分が不倫を始めた途端に態度が変わるのは、さすがに調子が良すぎます。しかしそんな変化に、妻が気づかないはずがないでしょう。ちなみにこちらの男性、結局妻が温泉旅行をキャンセルしてしまったために、楽しみにしていたお泊まりデートは実現できなかったそうです。スマホを見られないよう徹底的に気をつけていたはずが…「よく知り合いから、スマホを奥さんに見られて不倫がバレたという話を聞くので、不倫を始めてからは、スマホは絶対に妻に見られないようかなり気をつけて行動していました。ところがそれが逆に良くなかったようです…。前は違ったのに、最近になって急にスマホを家の中でも肌身離さず持ち歩くようになったり、妻に画面が見えないようコソコソLINEをしたりしていたことに気づいていたようです。不倫を問い詰められ、やましいことがないのならスマホを見せろと迫られました…」(34歳/不動産)スマホさえ見られなければ不倫はバレないだろうと、安易に考えている男性も多いようです。しかし人は隠しごとをしようとすると、知らず知らずのうちに不自然な行動を取っているもの。隠そうと必死になるあまり、逆に不倫がバレてしまうこともあるかもしれません。以上、「些細なことがきっかけで不倫が妻にバレたエピソード」を紹介しました。どんなに小さなことでも、妻は夫の変化に敏感に気づきます。完璧に隠し通しているつもりでも、いつか必ずバレるでしょう。バレたくないと思うのなら不倫からキッパリと足を洗い、家庭を大切にしてほしいものです。©Tim Kitchen/Gettyimages©RUNSTUDIO/Gettyimages©Motortion/Gettyimages文・小泉幸
2023年04月06日ananwebの公式Instagramには、恋愛や夫婦生活に関するさまざまな悩みが寄せられています。今回は、「同棲中の彼の不審な行動に不安」という女性のお悩みを、恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニストの三松真由美先生が解決!同棲中の彼の行動が怪しいと不安になっている相談者さん【レスなひとびと番外編】vol. 43ananwebのインスタグラムに寄せられる恋とエッチのお悩みの数々。今回はお付き合い真っ最中の彼氏の不穏な行動にざわつく女性のお悩みです。同棲するなら勢いでしないこと。その先にある目的をはっきりさせてから一緒に住むのがいいのですよ。結婚を前提で貯蓄するためとか、結婚してもうまくやっていけるかお試しするためとかね。『4MEEE』の調査では同棲後結婚したカップルは6割超え。結婚せず別れたひととお別れ決意のひとは約2割。オールが結婚しているわけではないのです。同棲することで相手の嫌な部分が浮き上がったり、家事分担で揉めたり、生活費をどっちが多く払うかでケチな喧嘩が勃発したり。そして…「マンネリ化で外に刺激を求めたり」。今回の相談者さんの場合は、それに近いかもしれないです。「付き合って同棲もしている彼が飲みに行くことが多く朝帰りをする回数が多いです。仕事の都合上、ラウンジにも行くし周囲の友人とガールズバーに行ったりもしてました。私はお酒をあまり飲まないタイプなので朝まで飲みに行くことが理解できずケンカになります。仕事の付き合いで飲みに行くことは仕方がないとして、友達と朝まで飲むということはよくあるケースなのでしょうか?もしくはわたしの心が狭いだけでしょうか?」こちらの文面だけでは判断しにくいですが、相談者さんの「心が狭い」と自己分析する謙虚な気持ちは大事です。その気持は忘れないでね。要はそのあとの彼の態度や言葉がけがどんな状況かです。「決めたい仕事相手だから朝まで接待してたんだ。寂しくさせてごめんね」とやさしくハグしてくれるとかさ。「一生付き合いたい友達っていいよな。俺、友達、大事にしたいからガールズバーでストレス発散に付き合ってるんだ」(無理な言い訳か…)つまりですね、相談者さんの信頼が揺るがないような態度で包んでくれるなら、朝帰りしようが、ガールズバー行こうがかまわないわけで。夫の行動をクドクドつつく妻は夫に嫌われる場合が多いのです。でもでも相談者さんは、今まさにムチャ不安になっている。ananwebのインスタに悩み相談を送るくらいにざわついている。ここが問題です。「ガールズのおねえさんと、閉店後、ホテル行ってこんなことあんなことしてるんじゃない?LINE交換して、もしかして付き合い始めてるんじゃない?」とモヤっと感じているなら、不安になっている現状を告げてください。伝え方はよく考えて。「浮気してんでしょ」はゼロ点。感情的にならず、なんのために一緒に住み始めたのかの原点に立ち返って話そうという流れに。同棲の目的はたまに二人ですり合わせとかないと、ズルズルになります。10年近く同棲して、女性がオーバー40になってから「やっぱ別れよう」と告げた男性の事例もあります。彼女は子どもも欲しかったので、その後必死で婚活しますが、なかなかうまくいかず。自暴自棄になっています。二人の将来設計や夢を、同棲時に描けない男とは一緒に住んではいけません。あと「彼、今は夜飲みが多いけど、結婚したら行かなくなるよね」…はない。外でのコミュニケーションが好きな男性は、結婚しようが未婚だろうが関係なし。最初のうちは自制するけれど、まったく出かけなくなるってことはないでしょう。結婚後、妻がいやがることを100%断ち切る男性は貴重です。女性もそうよね。「なんで髪切るのに1万5千円も使うの?なんで爪塗るのにサブスク契約してんの」って夫に言われても、やめられないひとはいる。相談者さん、まずは、彼と会議しましょう。同棲の理由と目的を。参考:4MEEE三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。©Symphonie/Gettyimages文・三松真由美
2023年04月06日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、数か月に1度食事をする仲の彼がいる35歳女性。自ら積極的に動けず、それでも進展させるにはどうすればいいか悩む彼女に、佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「奥手なアラフォーが結婚するには?」【クラブ佑雪】vol. 288婚活中、35歳の会社員です。子どもをもちたいという希望もあります。3年ほど前にアプリで出会った31歳の男性について相談させてください。最初は彼から「いいね」がきて、やりとりをし、実際にお会いしました。男性からの返信頻度は、当初から2~3日に1回程度です。男性も私も業界は異なりますが、世間的には忙しい職種だと思います。彼は品があり、職業柄気遣いもでき、金銭的にも余裕があり、モテる人だと思います。知り合って以降は、2~3か月に1回、平日夜や土日に食事をする仲です。お互いあまり飲酒しないこともあり、2軒目に行くこともなく、2時間程度で解散になります。どちらからともなく連絡を取り合い、「またごはんに行こう」という話が出て、1週間後くらいに合う日程を約束し、予約したお店でごはんを食べる流れです。会っていない期間の定期的な連絡はありません。会っている際の会話の内容は、仕事の悩みやキャリアプラン、家族のこと(ちなみに男性の家族である、両親、姉妹の職業は、全員私と同業です)、最近の近況などで、異性関係の話題はありません。最初から、私は彼のことが好きなのですが、気持ちを伝えたことはありません。悲観的、自己開示が苦手な性格で、「相手のことを知って、自分のことも知ってもらいたい」というよりは「相手にどう思われているか、迷惑ではないか」という不安な気持ちが勝ってしまいます。彼と知り合ってから3年の間に、告白されて付き合った男性もいるのですが、私が相手のことを好きになりきれず、その感情が相手にも伝わってしまい、別れを切り出されることを繰り返しています。相手にも申し訳なく、私自身も情けないです。2月が、私も彼も誕生日でした。年齢的にも好きな人への未練を断ち、退路を断つことが必要だと感じ、意を決して彼に思いを伝えようと「電話してもいいか」とメッセージを送ったところ、「いつでもいいよ」と返信がありました。いざ電話したところ、電話には出ず、返信のメッセージもありません。 会いたくないほど嫌われてはいないが、長時間一緒にいたいと思うほど好かれてもおらず、優先順位も低い、と切実に感じました。それでも彼に思いを伝えるべきでしょうか。思いを伝えるなら、何に留意すべきだと思いますか。自分から積極的にいけないタイプの女性が、結婚を目標とするには、まず何を心がけるべきなのでしょうか。(M 35歳未婚会社員)「受け身は卒業しましょうか」まとめると、3年前にアプリで会った男性と数か月に1度、食事はするけど何にもないっていうことですよね。これね、お互い“確認”し合ってるんですよね。ただ、確認の内容が彼とご相談者さまでビミョーにズレてるんでしょう。彼の方はまだ決定的な彼女がいないんでしょう。だから、多忙ななかでも出てくるわけです。ご相談者さまのことは「好き」というほど強い思いはないけれど、ちゃんと女性として見ていて、それなりにタイプなんだと思いますよ。だから、確認のために会うわけです。「好きになれるかな」「今日をきっかけに発展するかな」って。で、いざ会ってみて「やっぱ、違ったな」ってなってるんでしょう。前向きに捉えれば、「まだ、そこまでの思いはもてないな」って感じでしょうか。だから、二軒目がないわけです。でも、たまには女性とデートもしてみたい。そこを満たしてくれるのが、今のところご相談者さまであるということなんでしょう。一方、ご相談者さまは「彼から何か言ってくれないかな」って期待してたんですよね?ところが、何もなかった。で、電話で告白しようとしたらスルーされて、思いが宙ぶらりんになって現在に至る、と。でも、そうなりますよね。彼のこと好きとか言いながら、3年の間で複数の人と付き合ったりしてるわけでしょ? そういうことしてて、彼のこと好きって言ってても、説得力ないですよね? ちゃんと成就してる人っていうのは、もっと努力してるし、勇気出してるし、覚悟決めてるんですよ。そういうことを3年間、一切せず、彼から動いてくれないかな〜って待ってるって。それ、相当怠けてますよ!!!!恋に年齢はないとは申しますけれど、やっぱりあるのが現実。年齢が上がるごとに、とりわけ女性は積極的にアプローチした方がいいです。しかも、彼、ちゃんと稼いでて素敵な30代前半でなわけでしょ? ご相談者さまが想像する10倍くらいの女性たちから、ガンガンアプローチされてるはず。体当たりでぶつかる強者もいるんじゃないかな。つまり、日々、そういう女性を相手にしているわけです。なのに、ご相談者さまときたら、何もしない。彼からすると肩透かしなわけです。もうちょっと深入りしようにもきっかけももらえないわけです。本当なら、もっと前の段階で「もう少し一緒にいたいな」とか言えてたら、よかったのかも。でもまあ、過ぎたことはしょーがない。思いは絶対に伝えた方がいいです。成就すれば、もちろん、万々歳だけど、ダメだとしてもご相談者さまが前に進めます。電話で、とかそんな横着せず、また食事に行けばいいじゃないですか。で、「もう少し一緒にいたいな」を発動。そこで「仕事戻らなきゃ」とか言われたら、唐突に「好きです!」って言っちゃいましょう!「何に留意すべきだと思いますか。自分から積極的にいけないタイプの女性が、結婚を目標とするには、まず何を心掛けるべきなのでしょうか」って、もういい年齢だから、お相手に「私、積極的にいけないから」みたいな言い訳するの、やめたら?何を心がけるべきかって、そりゃ積極的に誘って、はっきり思ってることを伝えるように心掛けるしかないでしょ。じゃなければ、自分を好きだと言ってくれる人を受け入れるかどっちか。結婚したいなら、その2択でしょ? どう考えても。周りを見渡しても、ものすごい美女でもモテる女性でも、なんだかんだ積極的に仕掛けてる人が結婚してます。先にも申し上げましたが、年齢が上がるほど、その傾向があります。なので、今後ますます積極的になられることをおすすめします! 出産を考えているなら、迷っている時間はないはず。覚悟決めましょう!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©urbazon/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年04月03日いつまでも長続きする恋愛をするためには、自分と相性のいい相手をきちんと見極めることが大切です。いくら好きでも、合わない相手と一緒にいたら、結局はお互いに嫌な気持ちになってしまうだけでしょう。そこで今回は「ずっと一緒にいられる相手」を見極めるポイントをご紹介します。「気疲れ」しない「気を遣わなくていいというのが大事ですね。そういう男性といるときが結局は一番楽しいから、もっと遊びたい気持ちにもなります」(30代・女性・歯科助手)ウマが合ったり波長が合ったりする人とは、一緒にいても気疲れせずストレスも感じにくいもの。変に遠慮したりかしこまったりしなくていいので、長い時間でもお互い楽しく過ごせるでしょう。ただ、最低限の気遣いを見せないと非常識と思われてしまう可能性もあるので、そこだけは注意してくださいね。お互いに「補い合える」「二人で力を合わせていけるような人がパートナーだったら最高かなって、いつも思います。支え合っていくのは理想の形かもしれません」(20代・女性・WEB制作)お互いの足りない部分を補い合える関係性は、まさに理想のパートナーそのもの。困っているときや悩んでいるときに、サッと手を差し伸べてくれる男性は、あなたのことをちゃんとわかっている人でもあるはずです。「この人がいてくれると心強い」と感じることが多いのなら、あなたにとってはかけがえのない存在である可能性が高いですよ。素直に「意見」を言える「ときにはぶつかることがあってもいいんだと思います。意見が合わなくて喧嘩になっても、仲直りして絆を深めていけたら、本当に大切な相手といえる気がします」(20代・女性・金融関係)言いたいことを言い合えるかどうかは、「ずっと一緒にいられる相手」を見極める重要ポイントでしょう。素直に意見をぶつけられる相手であれば、取り繕うことのない本当の自分を見せられますよね。どちらか一方だけが意見を言うのではなく、“お互いに”考えを主張し合える関係性を築くことで、どちらかがストレスを抱えるようなこともないでしょう。「違い」を受け入れてくれる「考えや価値観が違っても、それをちゃんと受け入れてくれる男性がいいです。もし共感できなくても、“僕とは違うけど、そういう考え方もあるよね”って、尊重してほしいですね。自分の考え方以外は受け付けないという人とは、付き合いづらいです…」(30代・女性・飲食)長く一緒にいるパートナーとしては、価値観が合うことばかりを意識してしまいがち。でも、考え方に違う部分があっても、それを否定せずに受け入れてくれるかどうかのほうが重要かもしれません。意見が違ったときでもきちんと話し合える人こそが、本当に合う相手だといえるでしょう。「どんな男性が自分に合うのかよくわからない…」という女性も少なくないでしょう。迷ったり悩んだりしたときには、今回ご紹介したポイントを意識して接してみるといいかもしれませんよ。©Westend61/SKA/gettyimages文・山田周平
2023年03月31日楽しい時間を分かち合い、辛い時は支え合える女友達というのは、かけがえのない存在ですよね。しかし一方で、女友達から突然裏切りにあってしまうという悲劇のエピソードもあるようです。今回は、信じていた女友達からされた信じられない裏切りを紹介します。仲間外れにされた「職業柄、私は人脈が広いほう。ある時友人のサキに頼まれて、経営者の男友達との飲み会を開いたんです。その際に盛り上がって、今度同じメンバーでバーベキューをする約束をしました。ところが後日、男友達のInstagramを見ていたら、先日の飲み会のメンバーで私以外の全員が集まってバーベキューをしていたんです…。男友達に聞くと、サキから『舞香は仕事が繁忙期だから、今は誘わないほうがいい』と言われたとのこと。してやられた、と思いました」(舞香/29歳/PR)「大人なんだから、誰を誘って誰を誘わないかは個人の勝手」と思う人もいるかもしれません。しかし自分の紹介で知り合ったメンバーが、自分抜きで集まっていたら、気持ちよく思わないのは当然のことです。プライベートであってもビジネスであっても、人に繋いでもらった縁というのは、紹介者を立てるのがマナー。そうでないと、後になってトラブルに発展する例が多くあります。合コンで気に入った男性の名前を打ち明けたら…「合コンに行くとすぐに男性をお持ち帰りしてしまう癖のある、女友達のリエ。ある時一緒に合コンに行ったら、途中でそっと耳打ちされて『玲奈のお気に入りはどの男性?教えてくれたらその人には手を出さないようにするから』と言われたので、安心して一番気になっている男性の名前を教えたんです。すると見事にその男性をお持ち帰り。もう二度と彼女とは合コンに行かないことを心に誓いました」(玲奈/27歳/航空関係)それまでどんなに仲の良かった友人同士でも、男性が絡んだ途端、関係が壊れてしまったというケースも非常に多く聞きます。安易な気持ちで、友達の好きな人や気になる男性に接近するのはやめておいたほうが無難です。その場の勢いやノリでとった行動が、友情を失ってしまう結果につながりかねません。友人と仕事をしたら意外な一面が…「小さな規模ですがアパレルブランドの経営をしています。最近WEBデザイナーとしてフリーランスで独立した友達から『なんでもいいから仕事が欲しい』と言われたので、力になれればと思って仕事を依頼したんです。ところが納期は全く守らないし、ミーティングには遅刻するし、仕事ぶりもかなり雑だったので、申し訳ないけれどこれ以上一緒に仕事はできないと伝えました。すると彼女から『正直、結衣の会社はブランド力がなさすぎて、私には物足りないと思ってたんだよね』と逆にディスられました…。しかも周囲には、私の方に落ち度があって自分から仕事をおりたと言いふらしているらしく、本当に呆れています…」(結衣/34歳/経営者)フリーランスだと友人と一緒に仕事をする機会もあるかもしれません。必ずしもそうとは限りませんが、友人同士で仕事をした結果トラブルに発展して、縁が切れてしまったというケースもよくあるようです。プライベートでどんなに気が合ったとしても、仕事ではまた別の一面が見えることも大いにありえますので、友人と仕事で関わる際は、細心の注意が必要です。以上、「信じていた女友達にされた裏切りエピソード」を紹介しました。女同士で楽しく過ごしているときは問題なくても、異性や仕事が絡んだ途端、揉めてしまうケースは意外と多いよう。どんな理由があれ、友達を平気で裏切るようなタイプの人は、その後も同じことを繰り返す可能性があります。そっと距離を置くか、割り切った付き合いにとどめておきましょう。©stockbusters/Gettyimages©Fabrice LEROUGE/Gettyimages©urbazon/Gettyimages文・小澤サチエ
2023年03月23日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、初対面で酔っ払いの年下イケメン男性を部屋に連れ込み、男女の仲になった30歳女性。ある日、彼が突然姿を消して音信不通に…。三松先生が対処法を教えてくれます!信子(30)返信レスでお先真っ暗。いきなり消えた年下イケメン。【レスなひとびと】vol. 196信子は、社員数10名ほどのシステム会社で働くエンジニア。今日は渋谷横丁で職場の送迎会だった。信子は会社で唯一の女性社員。店を出た路地で4統括マネージャーの山本岳さんが、中田アキラさんの肩に腕を回して言う。「中田くん、そんなんじゃ愛しの信子さんに嫌われちゃうぞ」「ちょっ、先輩、やめてくださいよ…セクハラっすよ」中田アキラさんは、信子が好きらしい。でも、さえない雰囲気の中田さんを、信子は好きになれない。自分だって決してイケてるオンナではないけれど。「じゃあ、失礼します」山本さんたちが手を振る。「のぶちゃ〜んまた来週ね」のぶちゃんってなんだ、のぶちゃんって。提灯の下に立っている酔っ払い男性陣たちにうんざりしながら渋谷駅まで歩く。ときめく男性が職場にいないって残酷。途中のコンビニでミネラルウォーターを買い、店を出た時、若い男の子とぶつかった。「す、すみません…ぼく、酔っ払っちゃってて」足元もおぼつかない様子の彼。信子は勇気を出して、買ったばかりのミネラルウォーターを差し出した。彼が顔をあげる。端正な顔立ち。信子の好きな韓国の男性アイドルそっくりだ。彼は信子のジャケットの裾をつかんだまま座り込み、水を飲み始めた。しばらくして、口を開く。「ありがとう、お姉さん」。時刻は午前1時。渋谷にはまだまだ人がいるけれど、終電はなくなってしまった。「あの、私タクシーで帰ろうと思うんですけど、大丈夫ですか」「あ、そうですよね、すみません。実は僕…」彼の名前はショウジ。20歳。地元の専門学校を出て、東京の美容院へ就職が決まったばかり。今日は上京前に家探しに来たものの、家が決まらず。しかもひとりで飲み過ぎてしまったと言う。信子は思わず提案してしまう。しかも大胆な提案。「うちに泊まっていきますか」危ない危ない。こんな危ないことしたことない。頭の中の理性が「そんなことしちゃダメ」と警報を鳴らす。ゆきずりの男の人なんて、家に入れちゃダメに決まってる。でもイケメンなんだもん。玄関。組んでいた腕をほどいて、ショウジはキスをしてくる。お酒臭い。でも、顔がきれいだからいいや。わかってたはず。こうなることは。信子はあんまし経験がないので痛かったけれど、真っ暗なおかげで体型もバレず、いい感じで終わった。朝は彼にコーヒーを入れてあげた。無防備な寝顔がかわいい。ショウジの家が決まるまで…ということだったけれど、信子にとってこの生活は夢のよう。いつまでもいてほしくて、メンズの部屋着や下着までそろえた。仕事は早めに切り上げて、自炊にも力を入れて。でも、ある日、帰ったら…消えていた。信子は、震える手でLINEを送る。既読がつかない。1分1秒が長く感じる。眠れない。次の日も、その次の日も、彼のことが頭から離れない。仕事中、「LINE 既読つかない なぜ」「ブロック 確かめる方法」とググる。必死の形相だったのか、中田さんに恐る恐る聞かれる。「あの、クマがひどいですけど何かあったんですか?」なんちゅう聞き方するんだ。無神経男。もっといい聞き方、あるでしょうが。やっぱりショウジしかいないよ。お願い、返事して。ショウジとの未来しか考えられない。【三松さんからのコメント】信子さん、こんなことを聞きたくないかもしれませんが。彼はなりゆきで信子さんと数日過ごしただけなのです。家探し中で、ホテルに泊まるのもお金がかかるから、都合よく信子さんを頼った。“返信レス”がその証拠。ポジティブに「好みの男の子と数日過ごせてよかったな」と考えて、切り替える…のはなかなかむずかしいですよね。しかし、このままでは、健康や仕事に支障をきたすことになってしまいます。この出会いのせいで、もともと持っていたものを失ってしまうと、負のスパイラルに迷い込みます。中田さんにときめかないのであれば、自分から行きずりではない相手を探しに行きましょう。信子さんは自分のことを「イケてない」と言っていましたが、そのせいで恋愛に踏み出せないのであれば、まずは自分ステップアップからです。例えば、流行りの骨格診断やパーソナルカラー診断で、自分に似合うものを見つけてみるとか。動画で「@魅力的な笑顔」の作り方を研究するとか。ショウジさんとの出会いが、信子さんの考え方をギアチェンジさせてくれたと捉えるのが一番お得です。「“返信レス”の相手に悩むあなた。ネチネチ待ち続けるより、返信レスの理由を予測することから始めよう。あ、うちに飽きたのか。あ、新彼女できたのか。あ、別れたいんやな等々。大人視点で捉えると次のアクションに移りやすい」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©nikkimeel/Gettyimages文・三松真由美
2023年03月16日仕事は得意だけど、恋愛が苦手。仕事が評価されるほど、恋愛がうまくできなくなる。そんな難しさを抱えている女性は、「頑張り屋」な性格が仇になっているかもしれません。頑張り屋の女性ほど恋愛で苦しむ仕組みについて、解説しました。仕事に自信がついてくると恋愛で苦戦する女性が増える理由【おおしまりえの恋愛道場】vol. 213仕事はバリバリ頑張れるのに、恋愛になるとてんでダメ。そんな女性が、実はたくさんいます。恋愛と仕事はバランスよくどちらも調子が良くなればいいのですが、一部の人にとってはアンバランスな状態になることもあります。この記事では、そんな不器用さに悩む女性が、仕事も恋愛も良い結果を出すためのヒントを紹介しています。周りからは「デキる女」と思われているけど、恋愛がなかなか安定しない。そんな女性は、参考にしてください。仕事は得意でも恋愛は苦手!矛盾が起きる理由仕事は普段からけっこう頑張っているし、評価も高い。人間関係も見た目も案外いい線いっている。もちろん恋愛も安定している…と思いきや、苦戦している女性がいます。仕事と恋愛の調子が相反する結果になってしまう1番の理由は、「頑張り屋」や「努力家」の性格が関係しています。どういう意味なのか解説していきます。もともと頑張り屋タイプの人には、頑張り屋になる理由が、親や周りの人から褒められたいという気持ちを強く抱き、頑張り屋になっている人が多いです。つまり、「頑張りたい」という気持ちが、自分の内側よりも外側から来ているんです。こうして外からの評価を過剰に気にして頑張るタイプの女性は、頑張りに比例していろんな評価を得ることができます。それで恋愛もいい感じに成長できればいいのですが、なかにはいつまでも社会的な評価は得られても、自分に自信のなさを抱えてプライベートの幸せを手にできない人もいます。自分に対する不安感を抱いていたり、寂しさを抱えていたり、誰かに認めてもらいたい気持ちを抱えていたり……こうした強い負の感情が、努力してもいつまでも癒えないんですね。そうして、彼女達はさらに頑張りを重ね、勉強や仕事で結果をさらに出していきます。自信のなさから頑張り屋や努力家になった女性は、目の前の役割をめいいっぱい頑張るけれど、本当のニーズである「褒められたい」「受け止められたい」「愛されたい」という気持ちが、いつまでも満たされないことがあります。こうした状態が、仕事は得意でも恋愛は苦手という、相反する状態をつくっていきます。仕事の評価がプライベートを不器用にさせるまた、仕事で評価が高くなっていくと、周りから勝手な想像でどんどん評価が上がることがあります。「〇〇さんはいろいろ努力しているから、プライベートも充実してそう」「あんなにいい人なんだから、彼氏は幸せだよね」「〇〇さんはモテそう!」みたいな感じで、仕事上の評価がプライベートの期待に勝手に紐付けされることってありますよね。こうした評価を受けると、当人としては嬉しさ半分、やりにくさ2倍になります。なぜなら「周りの評価を裏切ってはいけない」というカセが自分についてしまうから。こうした評価をたくさんもらっても、結局恋愛は不器用なままです。でも、周りの期待がどんどん高まってしまい、その結果、恋愛がさらにやりにくくなり、不器用さには拍車がかかっていきます。仕事も恋愛もうまくいくためにできること仕事は評価が高いけど、恋愛がめっきりダメ。そんな状態の女性が、仕事も恋愛もうまくいくためには、いくつかやって欲しいことがあります。ここでは2つのポイントを紹介します。仕事と恋愛のレベルは比例しないことを知るまずは「仕事と恋愛のレベルは比例していない場合もある」ことを知っていきましょう。仕事は努力でカバーできますが、恋愛とは別の努力です。つまり、どちらか一方で高い評価が得られたからといって、もう一方でも高いスキルや評価が勝手に得られるわけではありません。恋愛で苦戦しまくっている自分が、仕事でどんなに努力して成功したとしても、そのスキルは主に仕事でしか活かせません。むしろ、仕事のノリで恋愛をすると、味気ない関係になってしまう可能性すらあります。まずは仕事と恋愛のレベルは比例していないことを、よく理解していきましょう。ピュアな自分に気づき受け入れていく仕事はすごくデキるのに恋愛は不器用。あなたがそんな状態なら、まだまだピュアな自分が心の中にいる証拠です。ピュアな自分とは、心理学用語では「インナーチャイルド」と呼ばれるものです。インナーチャイルドは、簡単に言えば、“子どもの頃のニーズを抱え続けている心の声”です。子どもの頃のニーズは人によって異なりますが、恋愛の不器用さに苦しむ女性の多くは「愛されたい」「受け止められたい」「褒められたい」など、寂しい気持ちである傾向が強いです。こうした気持ちを癒やす一歩は、心の声に気づき、ピュアな自分を受け入れることです。どんなに社会的に成功していても、地位が高くても、心からのニーズは3歳児なんてことはよくあります。こうしたアンバランスな状態が自分だと受け入れるところから、改善の一歩は始まります。不器用な自分100%で恋愛にコミットする最後に必要なのは、頑張り屋さんのパワーを借りて恋愛にコミットすることです。仕事のすごさに反して恋愛ベタな人は、頑張りが仕事や勉強などに向きすぎています。そのパワーの半分でも良いので、恋愛を頑張ることに注ぎ、不器用な自分を少しずつ成長させていきましょう。具体例には、婚活を頑張る…というものではありません。やってほしいのは、過去の振り返りです。昔悲しかったことや、本当はしてほしかったこと、恋愛で傷ついたことなどを、時間をとってゆっくり振り返ってみましょう。この時意識してほしいのが、出来事を思い出すのではなく、その出来事にくっついた気持ちをじっくり感じてください。こうした自分自身への振り返りが、満たしたかった気持ちを整理させ、不器用さをだんだん改善させることに役立ちます。ここまで、仕事と恋愛の評価のアンバランスさに悩む女性に、ヒントとなる話を紹介しました。仕事と恋愛って、同列で語られがちですが、使う力が全然違うんですよね。ぜひ今日の話を参考に、ご自身の不器用さの原因がどこにあるのか、探ってみてください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©nikkimeel/Gettyimages©FG Trade/Gettyimages©VioletaStoimenova/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年03月09日沼にハマってしまうと、なかなか抜け出せないのが不倫。男性側も妻にばれさえしなければ大丈夫だと考え、彼女とズルズル関係を続ける人も多いです。不倫男性は、どんな時に不倫から足を洗おうと思うのでしょうか?今回は男性が「不倫をやめようと決意したきっかけ」を聞いてきました。彼女の親に土下座された「不倫相手の彼女からある時、『両親に会ってほしい』と言われて驚きました。でも彼女のことは遊びではありませんでした。いつか子どもが大きくなったら離婚して、彼女と結婚したいとは本気で思っていたんです。腹を括って、彼女の親に頭を下げて理解してもらおうと決意。ところが僕が頭を下げるより先に、彼女の両親から土下座されて…。『お願いですから娘とは別れてください』と号泣されてしまいました。僕にも子どもがいるので、さすがに考えさせられて、彼女とは別れようと決めました…」(36歳/営業)不倫は、本人同士の問題だけでなく、家族までも苦しめたり傷つけてしまうことがあります。特に親は、子どもの真っ当な幸せを願っているものです。どんなに本人が愛していると言い張ったところで、なかなか理解は得にくいかもしれません。不倫相手が金目当てだと気づいた「7歳年下の女性と不倫していました。最初は可愛くて若い彼女ができてすっかり浮かれていたんですが、彼女が高価なプレゼントばかりねだってくるようになって…。なんだかおかしいと思ったら、他に本命彼氏がいることが発覚。僕は単なる金目当てだったようです。かなり凹んで、すぐに別れました」(33歳/メーカー)自分が妻を騙して不倫をしているのですから、逆に騙されていたとしてもとやかくいう権利はありません。因果応報は本当にあるのだと考えさせられます。不倫相手が、自分の子どもに…「会社の部下と不倫していた時期があります。僕には小学生の子どもがいるんですが、子どもの誕生日が近づいてきた頃、不倫相手の彼女から大きな紙袋を渡されました。なんと、子どもへの誕生日プレゼントだったんです。渡せるはずがないのにこんなものを用意するなんて、本当に驚きました。でも何よりもびっくりしたのが、話したこともないのに子どもの名前や年齢、誕生日を知っていたこと。もしかして調べたのかな…と思ったら、これ以上関係を続けるのが怖くなりました」(35歳/金融)人は執着するとどんな行動を起こすかわかりません。特に、簡単に手に入れらない人間関係に対して人の執着心は強くなることがあるので、不倫はやはり恐ろしいです。以上、男性から聞いた「不倫をやめようと決意したきっかけ」を紹介しました。「バレなければ大丈夫」と高を括り、滅多なことでは不倫をやめない男性が多いようです。しかし不倫にまつわるトラブルは非常に多く、家族までをも巻き込むリスクがあるのが現実です。ドロ沼トラブルに発展する前に、どうか足を洗ってもらいたいものです。©takasuu/Gettyimages©Tetra Images/Gettyimages©Liliya Krueger/Gettyimages文・小泉幸
2023年03月05日ちょっと見ないうちに、友達に彼ができていた。結婚を決めていた。そんな状況を目の当たりにすると、焦りと不安で落ち込むものです。でも「ピンチはチャンス」という言葉があるように、落ち込んだときは人生を変えるチャンスです。周りと比べて焦ったとき、まずどこから振り返ればいいか5つのポイントを紹介します。自分だけ恋愛できてないと感じる!周りと比べて焦ったときに見直したい5つのこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 212「私彼氏できたんだー!」友達からの嬉しい報告に、心がざわついた経験はありませんか。私もそろそろと思っていたら、周りが恋愛ラッシュ&結婚ラッシュで、急に置いていかれた気がして落ち込んでしまう。そんな女性は、今日の話が参考になるかもしれません。焦ったとき、実はそれは正しい焦りではない可能性が高いです。これから紹介する5つのポイントを見返したら、ただ気持ちが不安なだけなのか、本当に焦るべきかが分かるからです。ぜひ、振り返って確認してみてください。焦ったときの見直しポイント1.環境のハンデはあるか誰かと自分の状況の違いに焦ったとき、まずは相手と自分の環境の違いを冷静に比べてみましょう。たとえば恋愛だったら、相手の環境と自分の環境は恋愛のしやすさに大きな差があるかを考えます。仕事上での出会いの数…職場恋愛のチャンスの差になります職場の交流の多さ…同じく職場恋愛のチャンスの差になります残業時間の差…自由時間はその分恋愛を頑張る余裕につながります友達の多さ…出会いの多さにつながりますなどは、すぐに比較することができるでしょう。大きな差があれば、恋愛に対する環境の優劣が、スタートの段階ですでにあるということです。焦ったときの見直しポイント2.優先順位の違いを見る次に見返してほしいのが、優先順位の違いを冷静に振り返ることです。友達が恋愛でうまくいった話を聞くと、多くの人は瞬間的に「同じような生活をしていたのに何で?」と感じると思います。でも、不安になる前に、まずは自分と相手が、それぞれ優先順位をどう決めて生活していたか振り返ってみましょう。その友達は、実はあなたが仕事や趣味に全力だった頃、マッチングアプリ婚活を全力で頑張っていたかもしれません。当然優先順位を高くして取り組んだものの方が、結果は出やすいです。後から話を聞くと「実はあのとき、婚活を頑張っていたの」とわかる場合もあります。相手の優先順位の1番が恋愛なのに対して、自分の優先順位の1番が仕事だったら、結果が違うのは明白です。あなたの優先順位は何ですか?まずはそこから振り返りましょう。焦ったときの見直しポイント3.好かれる要素の違いを見つける相手と差を感じて焦ったら、冷静になって「異性から好かれる要素」がどれくらい自分と相手にはあるかを振り返ってみましょう。残酷かもしれませんが、年齢や年収などの数字にできる条件から、見た目の違いや性格的な部分まで出していきます。この時、可能なら第三者に聞き役になってもらえると、より冷静な判断がつきやすいです。「あの子ばっかり得をしているのは何で?」なんて愚痴りたくなるかもしれません。冷静に見ると、相手は恋愛を頑張るために、見た目を磨いたり、行動を変えたりしていたかもしれませんよ。焦ったときの見直しポイント4.気持ちの高まりは同じくらいかもともと恋愛力の高い人を除き、恋愛は「何とかしたい!」という気持ちの高まりがないと、現実は変わりません。なんとなく望んで叶えられる人は、もとから恋愛力が高い可能性があり、今回の記事で紹介する人とはちょっと違うかもしれません。今焦っている人は、比較してしまう相手と自分の「恋愛に対する気持ちの高まり」が、同じくらいかを比べてみましょう。意外と焦りの大きさに対して、恋愛に対する気持ちの高まりはそうでもなかったりするものです。逆に言えば、結果を望むならまず気持ちをしっかり高めないと始まりません。焦りのパワーはちゃんと前向きに進むエネルギーに変えてこそ、未来は開けていきます。焦ったときの見直しポイント5.認知の歪みに注目最後は、焦って出した相手への評価や今の状況が本当に正しいかを考えてみましょう。人は不安や焦りが募ったとき、「認知の歪み」を起こしがちです。具体的には、過大評価や過小評価です。過大評価とは「あの子は実は私よりずっとモテるし可愛いし」みたいな、焦りから客観的な判断が薄れた評価です。過小評価とは「私なんて誰からも必要とされていないんだ」「私はきっと恋愛なんてできない」みたいな、偏った結果自分を小さく評価する考えです。どちらも正しい判断とは言えず、認知の歪みを起こしている状態です。正しい認識ができていないと、その後の行動も正しいものになりません。今一度、自分と相手の状況の違いをしっかり見つめていきましょう。10代の頃って、恋愛はそんなに努力や苦労をしなくてもできていた人が多いです。でも、社会人になってからの恋愛では、そもそも相手が見つからなくて苦労する人も多いもの。この違いはどこにあるのかというと、時間や労力をかける対象が、学生よりも社会人の方が格段に多いことが理由です。社会人は、仕事や趣味、生活を成り立たせるなど、恋愛以外に頑張るべきことがたくさんあります。そうした日常の中で、恋愛をしていこうと考えても、優先順位が上がらなかったり、労力をかけられなかったりする人がいるのです。「ピンチはチャンス」という言葉があります。誰かの幸せを見て焦ったら、それはピンチのサインです。そのピンチに落ち込むのではなく、チャンスとして受け止められるよう、今日紹介した5つのポイントから振り返ってみましょう。きっと未来には、素敵な恋愛が待っていますよ。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©finwal/Gettyimages©Eugenio Marongiu/Gettyimages©igor_kell/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年03月02日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、カメラマンの彼がいる40歳女性。彼が撮る女性たちに嫉妬してしまい…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「カメラマンの彼が撮る、モデルに嫉妬してます」【クラブ佑雪】vol. 283私の彼はカメラマンなのですが、撮る被写体が全員女性です。朝から晩まで2人きりで過ごしながら撮影したり、2人きりで車で遠出して撮影したりします。じっくりとその人のことを知って撮影する、というスタイルなのですが、私はすごく嫌で、それを伝えたこともありますが、それが彼の仕事だし、私は自分の嫉妬心や、自分に自信がないからなんだと、そんな自分自身に向き合って解消しよう、乗り越えようといろいろやってきました。彼も、私のインナーチャイルドの問題だと言い、問題があるのは私だから、自分はどうすることもできないと向き合ってくれません。それと同時に、私をすごく大事にしてもくれるし、大好きだ、とも言ってくれます。私のために仕事を頑張ってるんだ、と。どちらも本当の彼だと思うのですが、ずっと私のモヤモヤが心にはびこっています。彼が撮った女性の写真を見るたびに嫌な気持ちになり、落ちてしまい、そういう自分にも疲れてきました。私だけを撮ってほしい、ほかの人を撮らないでほしいって言いたいけど、彼が女性を撮ることは彼の仕事であり、欲求であり、喜びだし、彼のことがまだ好きなので、理解したいけど、ずっと葛藤があり、しんどく苦しいです。私はどう考え、どのような心持ちで何を変えればいいでしょうか。(かっち 40歳未婚フリーランス)「彼を美女から守る方法」彼、医師免許でももってるんですか? ご相談者さまの「インナーチャイルドの問題だ」なんて、精神科医みたいな診断しちゃってるようですが。大変申し訳ないですが、わたくし、このくだりを拝見してイラッとしました。「彼、一体ナニさまのつもり?」って。いや、確かに彼の仕事がそれだったら、しょうがないですよね。その分野だから発注がきて、ごはんを食べていけるんでしょうから。その状態でお相手に「それやめて」って言うのであれば、ご相談者さまが、彼が納得できる内容の仕事を振るなり、経済的に補填をするといったサポートができるの? って話になります。ていうか、それができるなら、彼にやめてもらってもいいのかもしれないし、できないなら黙ってる。ただ、それだけの話なんじゃないのかな?で、ご相談者さまは妄想力がたくましいんでしょう。だから、彼と被写体は撮影中に見つめあって、「きれいだね」とか褒めてるうちに、なんかアヤシイ雰囲気になってきて…と心配しちゃうんでしょうけど、もうひとつ申し上げれば、想像力が足りてないんですよ。確かに自分といるときは完全に女性を求める男性になっていて、甘えてもくるし、あんなことやこんなこともしてくる。でも、自分以外の女性とは、たとえ2人きりでいてもそんな部分は出さないし、まして仕事中はクライアントに対する評判、昨今のコンプライアンス問題も踏まえて、そんなことはあり得ない! っていうところまで想像できてないんですよね。さらにもうひとつ申し上げるなら、つまり、彼を信用してないってことでしょ? 彼氏としても、社会人としての彼も信じてない。あなたが付き合っている彼って、その程度の人間なんですか? そこまでマナーも常識もないんですか? っていうことをよく考えてみてください。まあ、簡単に言えば、彼への敬意がないってことなんでしょうね。理解もないし。そんなご相談者さまを大切にしてくれる彼に、もっと感謝されてはいかがでしょう?で、彼には被写体の方に、毎回、これを言うように約束してもらったら?「ちょっと恥ずかしいのですが、パートナーがこの仕事を心配していて、必ず、僕にパートナーがいることを宣言してほしいって言うんですよ」って。正直、仕事の場面で、こういうことを言わせるのも若干、アレというか、被写体の方に対して失礼にあたる感じもありますが、それでもご相談者さまの気が済むなら、彼に協力してもらってもいいと思います。「僕にはちょっと理解力が足りてなくて妄想力のたくましい彼女がいます」ということをさらけ出してもらいましょう。たぶん、被写体の方には「あー大変ですねー。でも、愛されてますねー」って笑っていただけますよ。実際、彼に愛されてないとできませんし、いろんな面でギリ、セーフなメソッドじゃないかな。ちなみにこれは「彼は私のものよ!」ってバリアも張りつつ、自分で背負っている感情を、彼の被写体の方にもお裾分けして分散する作戦でもあります。彼だけじゃなく、今後彼と関わるすべての被写体の方々に感謝して、彼と幸せになってくださいね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Photo by Rafa Elias/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年02月27日人は誰しも、思い込みやマイルールを持って生きています。それが自分にとって良くないものだと、「自分いじめ」となり、恋愛をはじめ、あらゆる面で良くない影響に変わってしまいます。こうした自分いじめにはどんなものがあるのか、代表的な3つのクセを解説します。速攻やめて! 恋愛をダメにする「自分いじめ」のクセを解説【おおしまりえの恋愛道場】vol. 211恋愛における「自分いじめ」とは、自分を苦しめるようなルールを設定することで、恋愛がうまくいかなくなっている状態です。ルールに従うほど窮屈になり、だんだん幸せから遠ざかります。自分いじめによって起きることは、いろいろあります。例えば、行動にブレーキがかかってチャンスを逃したり、本当の気持ちが置いてきぼりになり、望んでいない行動をとったりするなどです。この行為のやっかいな点は、本人がいじめている事に気づいていないことです。つまり、無意識にやっているため、「なぜかうまくいない」と感じ、改善も難しいのです。今回は具体的な3つの自分いじめ行為を紹介します。もし同じような考えをしている場合は、知らないうちに良くない展開にハマっているかもしれません。まずは気づき、意識的にやめていくことが大切です。自分いじめ1.恋愛のベキ論自分いじめの1つめは「恋愛のベキ論」を決めることです。恋人は年収万円以上であるべき男性は175センチ以上であるべき大手企業務めであるべきなどは、ひと一昔前の代表的なベキ論です。人には誰しも、「こうあってほしい」というベキ論は存在します。持つこと自体を否定はしませんが、それが強すぎると、本当の気持ちがおいてきぼりになったり、変なこだわりに縛られてしまったりします。具体的な例を1つ紹介します。ある女性は「1年以内に結婚してくれる人」を条件に相手を探していました。1年という期間をガチガチに決めていたため、相手によってお断りをすることもされることもあったようです。そして1年後…彼女は付き合っては別れを繰り返し、現在も独身です。男性の中には、「結婚はいつかしたいけど、時期は決めてない。ただ、状況や相手次第ですぐ結婚してもいい」という人が結構います。こうした人達に、「1年以内」のベキ論を強く押し付けると、結局ご縁は続きません。さじ加減が難しいところでもありますが、少しだけ緩めるという柔軟さが持てれば、また人生選択も変わっていきます。自分いじめ2.自分を下げるマイルール「私ならきっとこの程度の彼氏がちょうどいい」「私にはキラキラした結婚なんて似合わない」「どうせ結婚できない」こんなルールを自分の中に持っていないでしょうか。人生は、無意識の思い込みが行動となり、現実になっていくと言われています。つまり、先程書いたような自分を下げるルールがあると、めぐりめぐって悲しい現実を作ることに繋がります。「現実は行動が変わることで叶う。行動は心が変わることで叶う」このように言われることがあります。ここでいう心を作るものの1つは、自分の中のマイルールです。卑下するようなマイルールは、自分の落ち込んだ心を作っていきます。今すぐ手放し、テンションが上がるようなルールを今から上書きしていきましょう。自分いじめ3.過去へのとらわれ人は過去の経験から学ぶ生き物です。それは生存本能であり大事なことですが、過去の経験を未来にもそのまま当てはめると、自分いじめになるケースがあります。具体的には、「私は好きになっても振られてばかりだから、恋愛はずっとうまくいかない」という考え方です。過去の「好きになっても振られてばかり」という事実を根拠に、今後も恋愛がうまくいかないと推測しています。一見正しい結びつけのように感じますが、「今後も恋愛がうまくいかない」は飛躍的であり、さらに未来がネガティブな予測になることで、自分をいじめています。そもそも、人は時間とともに成長するものです。過去に起きたことが必ず未来でも起きるとは限りません。もし反論する気持ちが湧くのであれば「過去に起きたことの原因と対策」を冷静に考えるのが良いでしょう。「あの時は男性と話すことすら苦手だった」「自分からデートしたりもしてなかった」「そもそも相手の好みじゃなかった」など、振られる原因が客観的に理解でき、未来の出来事との結びつけを緩めることができます。誰だって、自分の幸せを願っているものです。でも、意識上はそう思っていても、無意識では幸せにならない呪いのような考えを持ち続けていることもあります。それが、今回紹介した「自分いじめ」です。解消方法は、とにかく紹介したようなベキ論やマイルール、過去からの思い込みに気づくことです。そして意識的に否定し、いい思い込みで上書きしていきましょう。すぐに効果が出るわけではありませんが、じわじわとあなたの考え方や行動を変え、気づくと大きな変化につながります。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Jozef Polc / 500px/Gettyimages©urbazon/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年02月23日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、大学のサークル仲間と男友達の家に遊びに行った21歳女性。いつの間にか終電を逃してしまい…。三松先生が、絶対にしてはいけない「男友達の部屋での過ごし方」を教えてくれます!みなみ(21)帰るのがめんどくさくて終電を逃し、友達レスになっちまう【レスなひとびと】vol. 194みなみは大学3年生。今日は後期授業のテストも終わって、サークルの仲良しメンバー、柚たちと鍋パだ。5限が終わったあと食材を買い、みんなで寒い寒いと言いながら、一斗の家になだれ込んだ。「あ〜こたつ最高!」「あっ、柚ずるい。ちょっとこっち手伝えよ〜」家に到着後、すぐこたつに入る柚に、竜樹が文句を言う。一人暮らし用のちっちゃいキッチンで具材を切って、鍋パスタート。ほんわか学生の思い出つくり。よきよき。こたつに一度入っちゃうと、本当に出られない。飲みもの取りに行く時もジャンケンしちゃうくらい。たわいないおしゃべりしたり、スマホで人狼ゲームをやったりして、楽しい時間はあっというまに過ぎていく。「わたし明日バイトだから、そろそろ帰るわ」23時すぎ、柚がそういって帰り支度を始める。「あっ、おれも明日から実家帰るんだ。飛行機朝9時で」「みんな帰るなら、オレっちも帰るかなあ」柚、竜樹、陸は帰ることに。3人は近所だからいいよな。実家から通学中のみなみは、駅まで20分、そのあと電車で40分、最寄駅からまた15分。こんなに寒いのに、そんな移動イヤすぎるでしょ。一斗と一緒に3人を見送ったあと、しばらくこたつにいたら、酔いがジワっと回って眠くなってきた。「みなみ、どうすんの、終電なくなるよ」「あと5分…」結局うとうとしてたらマジで終電逃しちゃった。親には連絡すれば大丈夫だけど、これって一斗の家に泊まるってことだよね。「シャワー、使っていいよ。ジャージここ置いとくから」一斗に言われて、お風呂場でシャワーを浴びる。せまいユニットバスで思う。実家に帰ればあったかい湯船に浸かれたのに。しかも一斗、お風呂掃除してないから、なんかヌルヌルするし。変なことになっちゃったと思いながら、一斗が用意してくれた部屋着に着替える。「みなみベッドで寝ていいよ」「いやあ、悪いよ」「いいって」と言って、一斗がシャワーに行ったので、お言葉に甘えてベッドで就寝。でも気づいたら、一斗が「やっぱ寒い」とか言ってベッドに入ってきた。気まずすぎて、寝てるふり。でも、それをいいことに「みなみあったけえ」とか言いながら、お尻や胸をサワサワ。服のなかに手も入ってきて。ガバッと起きて「やめてよ!」と言えればいいんだけど、タイミングを逃しに逃してズルルルル。結果、なんとなくエッチしちゃった。翌日はインターン面接の予定があったのに、早朝に帰ってスーツ着てって考えると億劫すぎて、ブッチ。しかも、一斗は「昨日はごめん…」と気まずそう。みなみはもちろん、付き合う気なんかない。仲良しグループでいたかった。中途半端な感じになっちゃった。ああああ、あの時めんどくさがらずに、帰ればよかった。【三松さんからのコメント】「家に泊まる」=「してもいい」と勘違いする男性&「そんなつもりなかったのに」の女性、あるある過ぎる事例です。「そんなつもりなかったのに」と言いつつ、そうなるプレイを望んでるのならいいのですが(笑)、付き合いたくない、エッチしたくないのなら最低限、自分のことは自分で守ってちょうだいね。一斗さんも「あったけえ」と言いながら触ってくるあたり、みなみさんにその気がないと気づいている確信犯か。拒否されないなら大丈夫だと、都合よく解釈してしまっているのでしょう。交際する気がない男子の家からは、心を鬼にして帰るしかない!泊まるとややこしいことになる。帰るのが面倒になりそうだなって日は、鍋パはじまるまえにアラームかけちゃうとか。近くに住んでる女友達に泊めてもらうよう段取りしておく。他の策を練るのが賢い女です。遊びの時間をダラダラ延長できちゃうのも、学生の醍醐味ではありますが、翌日に面接がある時には帰らないとダメ。帰るのが面倒という弱い気持ちが、仲良しグループも、翌日の予定も、企業からの信用までもをゼロにしてしまう。ああ、もったいなさすぎです。性感染症うつされたりしたらもっと友情壊れますもん。「絶対するわけないじゃんと思う男友達の家に泊まってしてしまった女性は星の数。セーブできなくなるのが青春なのだ。あとから後悔することになるので、泊まっちゃだめよ。友達レスになっちまう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages三松真由美
2023年02月23日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚