母からの一言が妙に刺さり…。次回に続く(全6話)毎日20時更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 転勤族ママぽん
2021年08月22日夫の仕事の関係で、私たち家族はいわゆる転勤族。3年に1度、引っ越しをしなければなりません。そんな転勤族の私たちが、たまに言われる「転勤族なの? 子どもがかわいそう!」というひと言……。引っ越しや転園、転校、単身赴任があるからでしょうか。気にしないようにしていても、なんだかモヤっとするそんなひと言を流せるようになった私の気持ちの変化をご紹介したいと思います。 「転勤族なの? 子どもがかわいそう!」私たち家族は転勤族。夫の仕事の関係で3年に1度、全国を範囲に引っ越しをしています。そのため、子どもの幼稚園の転園や小学校の転校などは、避けられません。そんな私たち家族の事情を知って、たまに「子どもがかわいそうね」と言ってくる人がいます。 心から同情しているように言われるのですが、私は毎回傷ついていました。「気にしても仕方がない」と流しても、しばらくするとモヤモヤと悲しく悔しい気持ちを思い出してしまうのです。 どうしてモヤモヤするのだろう?普段、私は人から傷つくようなことを言われても、流すことができます。しかし、このひと言は私の心に引っかかり、どうしても流せませんでした。夫に相談すると、「実は誰よりもあなたが気にしていることだったんじゃないの? 」と言われ、私はハッとしました。 「引っ越しや転園することは、子どもにとってかわいそうなことなのではないか」……。思い返せば、誰よりも私自身が心の中で考えていたことだったのです。 転勤族の暮らしを私たち家族らしく楽しもう!転勤族の暮らしに慣れてきたころ、私は少しずつ「転勤族って、移り住む土地の文化や人を堪能できる魅力があるのでは?」と考えるようになりました。そして次第に、「転勤族の暮らしを、私たち家族らしく楽しもう!」と考えが変わり、実際、その土地の食文化や方言、地域のお祭りなどを楽しんで暮らすようになりました。 私たち家族らしく、転勤族の生活を楽しめるようになったとき、「子どもがかわいそう」と言われたモヤモヤがすっかり晴れ、気にならなくなったのです。 私の場合、「転勤族? 子どもがかわいそう! 」と言われ悩んでいたのは、実は誰よりも私自身が心の中で「引っ越しや転園することは、子どもにとってかわいそうなことなのではないか」と思っていたからでした。今後、子どもの性格や私たちの環境によって考え方も変わっていくでしょうが、家族で話し合いながら前向きに過ごしていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:藤野 まい2歳男児の母で、ただいま第二子(男児)を妊娠中。インテリア業界出身で、結婚を機に退職。現在は、転勤族の暮らし・子育てをより楽しむためのインテリアの工夫や、転勤族ならではの生活の楽しみ方や、悩みについて記事を執筆している。
2021年07月01日この漫画は書籍『がんの記事を書いてきた私が乳がんに!? 育児があるのにがんもきた』(原作・藍原育子/漫画・内野こめこ)の内容から一部を掲載していきます(全8話)。■前回のあらすじ娘が憐みの目で見られるのは嫌、そんな思いから保育園にはがんであることは伝えませんでした。友達にがんのことを話すと反応はさまざまで…。 いろいろなところで投げかけられた「かわいそう」という言葉。言われても辛い気持ちになるだけだと痛感し、今後誰かのお見舞いに行くことになっても、その言葉だけは絶対に言わないと、心に誓ったのでした。次回へ続く 『がんの記事を書いてきた私が乳がんに!? 育児があるのにがんもきた』 原作・藍原育子/漫画・内野こめこ(KADOKAWA)¥1,320(税込) 健康系記事を書くライターが乳がんに罹患。婦人科系の病気について多数の記事を取材・執筆してきたが、いざ自分が患者になってみるとまったく違う世界が待っていた。その戸惑いと苦しみ、そして家族と共に元の生活を再生していく姿を、包み隠さず明らかにした一冊。乳がんは退院すれば終わりではなく、患者とその家族にとっては「退院こそが始まり」、育児・仕事・闘病、戦いつづけた 5年間の軌跡を、患者本人の原作&内野こめこさんの作画でコミックエッセイ化した注目の書籍。
2021年03月07日■前回のあらすじキュラ子は非を認め、親権はさつ丸の手に。しかし、次の調停を待っていたある日、突然キュラ子が家にきて…。さつ丸の留守中、家の外から長男の名前を呼び続けるキュラ子。すると、近所の住人が「奥さんがかわいそう」とキュラ子に加勢し始めたといいます。たまらず物申しにいくと、意外なひと言が…。次回へ続くコミックライター: ゆっぺ 【同じテーマの連載はこちら】 離婚まで100日のプリン この連載の全話を見る >> 教えて!弁護士さん この連載の全話を見る >> 夫婦の危機 この連載の全話を見る >>
2021年02月13日7歳と1歳の男の子を育てている星田(@Ririshiku_Uruou)さん。星田さんは、一般的に2~3歳差の兄弟や姉妹などが多い中、6歳差の息子たちに対して「ちょっとかわいそう」という風潮を感じることがあるそうです。息子たちの歳の差について、星田さんは漫画にしました。『ありがとう6さい差。』クリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大しますクリックすると画像を拡大します【ありがとう6さい差】年の差兄弟…いい事ばかりじゃないけど、悪くないよ!にぃくんのおかげで!!って話 #育児漫画 #育児絵日記 #6さい差兄弟日記 pic.twitter.com/xoJmNsW8tg — 星田 (@Ririshiku_Uruou) September 8, 2020 兄である『にぃくん』がいてくれたことで、弟の『おとくん』を落ち着いて育てられているという星田さん。にぃくんが、おとくんを泣かせることもあるけれど、それ以上に面倒を見てくれる場面が多く、とても助かっているのだとか。星田さんは、にぃくんの協力のおかげで「星田家は6歳差がちょうどよかった」と心から思えているそうです。投稿にはさまざまな声が寄せられました。・うちも、6年早く生まれた娘に救われています。本当にありがたい。・私には6歳年上の姉がいます。小さい頃から、歳の離れたかっこいい姉が自慢です。歳の離れている兄弟や姉妹がかわいそうなんてこと、全然ないです。・泣けました。私には6歳差の弟がいますが、かわいくて仕方がありません。にぃくんもきっと、おとくんのことかわいくて仕方がないんじゃないかな。兄弟に歳の差があるからこその苦悩もあれば、それ以上の楽しみや喜びもあるでしょう。星田さんは、寄せられたさまざまなコメントをみて、「我が家のこれからも一層たのしみになりました!」とつづりました。星田さんは、Instagramにも漫画を投稿しています。こちらもぜひご覧ください。星田さんのInstagram[文・構成/grape編集部]
2020年09月09日2020年7月1日、プラスチックの過剰な使用を抑制するため、全国のコンビニエンスストアやスーパーなどでレジ袋が有料となりました。その影響か、ネットでは『ポリ袋ハンター』という言葉が話題となっています。『ポリ袋ハンター』とは、スーパーのサッカー台で提供されている、無料のポリ袋を必要以上に持っていく人のこと。皮肉を込めて『ハンター』と呼んでいるのです。※写真はイメージ『ポリ袋ハンター』がスーパーに現れて…?スーパーで働いた経験のある狸谷(@akatsuki405)さんは、さまざまな『接客あるある』を漫画にしています。「簡単にそうめんでいいだろう」妻の買い物について小声で文句をいう夫に店員は…『意思疎通ができない客』レジでの迷惑行為に「店員だって人間」「よくいる」の声「さっさとレジ打てよ!」クレーマーが後悔しそうな、ある事実狸谷さんが働いていたスーパーにも『ポリ袋ハンター』が現れたことがあるそうです。iPadでのマンガ練習。ちょっとした液タブみたいでイイわねぇ。というわけでチェッカーのトリさんまーんが!(笑)何でも限度とマナーとモラルがありますわな。と。 pic.twitter.com/UdG7tLwVjI — 狸谷 (@akatsuki405) October 12, 2017 『ポリ袋ハンター』の中には、ロールごと持ち去る強者も…!例え無料だとしても、限度とマナーとモラルをわきまえている人であれば、過剰に持っていくことはできないでしょう。実はこの漫画、2017年10月に描いたものなのだとか。レジ袋が有料化にともない現れたかのような『ポリ袋ハンター』ですが、狸谷さんは「レジ袋が有料化する前からそういう人は実在していたんですよねぇ」と過去を振り返りました。投稿にはさまざまな声が寄せられています。・昔からいますよね、そういう人。レジ袋が有料化してから、彼らの行動が大胆になった気がする。・家族で買い物にいくと、お義母さんが『ポリ袋ハンター』に豹変します。本当に恥ずかしい。・なんだか、そういう人を見ると、よっぽど困っているのかなとかわいそうな気分になります。無料だからといって必要以上に持っていく行為は、後に必要とする人のためにもやめてほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月20日世界共通で夏に人気の観光スポットといえば、海。イギリスに住むモニーク・スヴェインソンさんも友人と一緒にブライトンビーチを訪れました。近くの店でフライドポテトを買って、友人がいるところに戻ろうとしたモニークさん。そこで悲劇が起こります。両手にフライドポテトを持って歩いていたモニークさんに降りかかった災難とは…!Posted by Monique Sveinsson on Monday, August 3, 2020ポテトを狙ってカモメたちが襲撃!!悲鳴をあげながら逃げ惑うモニークさんを見て、撮影している友人は大笑い。動画を見た人たちはモニークさんに同情しながらも爆笑しています。・かわいそうだけど大笑いした!・僕だったらポテトを全部投げ出して逃げるだろうな。・なんてどう猛なカモメたち。きみが無事でよかったよ。途中でモニークさんはポテトをわざと少し投げてカモメから逃げようとしたそうです。動画の最後には彼女が投げたポテトにすかさず食らいつくカモメの姿が映っています。Posted by Monique Sveinsson on Monday, August 3, 2020Posted by Monique Sveinsson on Monday, August 3, 2020モニークさんは動画を見ている人に「ブライトンが好きなみんな!絶対に、繰り返すけど『絶対に』むき出しのフライドポテトをビーチに持って行っちゃダメよ!」と呼びかけています。彼女はカモメに追いかけられた時はすごく怖かったそうですが、幸いケガはなかったということです。きっとカモメもお腹を空かせていたのでしょう。周りに鳥がいる時は食べ物を見せないように気を付けたほうがよさそうですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月12日実家に帰省する予定などもない、わが家の夏休み。遠出ができなくてかわいそう…という発言に対して思ったことです。■ 子どもの「楽しい」も親の声がけ次第?※この記事は、外出自粛要請前の体験談を基にしています。すごく楽しんでるよ…我が家は。このママさんが悪いとか、そういうことじゃなくてね。夏休み、実家のおじいちゃん&おばあちゃんちが県外な子は飛行機や新幹線で遠出をしていたりするから、それに比べて、どこも連れていってあげられない、という気持ちはよくわかる。我が家も遠出をする予定はないので…。でもたぶんね、こういうのは自分の気持ち次第かなと思って(汗)。児童センターや近場のイベントだって、本人が「楽しい!」と思えばどんなところだって楽しめると思うんだ(所ジョージさんがそんなこと言ってなかったっけ?)わたしも「どこも連れていってあげられなくてごめんね」って気持ちで関わってると、娘たちも「遠出しないと面白くない」ってインプットされてしまうので、たとえば「スイカ割り楽しかったねー!夏してるねー!こんな近場でも楽しいね」って声かけるようにしてる!遠出するなら、わざわざこのクソ暑い時期じゃなく、もっと気候のよい時期(そして人があんまり集中しない時期がいいな)に計画を立てたいな(汗)。
2020年08月08日アメリカ・ウィスコンシン州にある湖に出かけたトリシア・ハートさんがFacebookに投稿した動画が話題となっています。家族と一緒に湖でボートに乗っていたトリシアさんは、静かな湖の湖面に動く何かを発見。近づいて見るとそれは子グマで、プラスチックの容器に顔を突っ込んだまま取れなくなっていたのです。クマを助けてあげようとして、夫のブライアンさんが容器に手を伸ばしますが届きません。するとクマは怖がって、泳いで遠くに逃げてしまいます。しかし、トリシアさんたちは諦めませんでした。再びクマのいるほうへ向かい、背後から慎重に近付きます。そしてついに…!Never dreamt we would ever do this in our life time. Out on Marshmiller Lake yesterday with Brian Hurt and Brady Hurt when we spotted this poor bear. He made it to shore after all that.Posted by Tricia Hurt on Sunday, June 28, 2020見事に大成功!自由になったクマは元気に泳いで去っていきました。この動画は2万5000件近くシェアされ、トリシアさんたち家族にたくさんの称賛のコメントが寄せられています。・かわいそうなクマを助けてくれてありがとう!・このクマは疲れ切っているように見えるよ。助かってよかった。・最後にクマが泳いでいく姿を見たら涙が出た。トリシアさんは「人生でこんなことをする状況が来るなんて夢にも思わなかった」とつづっています。もし失敗したらブライアンさんが湖に落ちてしまう可能性もあったはずです。それでもクマを助けたトリシアさんたち家族の優しさに大きな拍手を送りたいですね。きっとこの子グマは食べ物を探して、容器に頭を突っ込んでしまったのでしょう。人間が捨てたものがどのようにめぐり巡って野生動物の命をおびやかすかは分かりません。「ゴミは必ず決められた場所に捨てる」ということを誰もが徹底するべきでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年07月17日ある日地球上に現れた「怪人かわいそうOBA」! 義母に憑りついた怪人は、ママに「赤ちゃんかわいそう」と言ってくる。そこに現れた魔法少女悦子が「あなたはダメはママじゃない」と慰めると、なぜだか怪人が涙を流し始め…。■育児に正解はあるの?■子育てをがんばるママはかわいそうじゃない!■育児がアップデートされても必要なもの\「うちのダメ夫」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【魔法少女!?悦子 育児トラブルに出動中】 連載 「第1回」から読む ≫ 魔法少女が地球の子育てを救う!?「夜泣き怪人ナイトクライシャラップ編ー1」
2020年06月05日地球にひそかに送り込まれた「コドモウル星」の怪人たちによって、子育ては危機に瀕していた。そのとき、慈愛に満ちたひとりの少女(?)が地球の子育てを救うために立ち上がる!その少女の名は、魔法少女★悦子(年齢は50歳を過ぎていた…)■「赤ちゃんかわいそう…」と言ってきたのは… ■ママは赤ちゃんのことを何もわかってない?次回、怪人「カワイソウOBA」が泣いたワケが明かされます!→次回は6月5日(金)更新予定! \「うちのダメ夫」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【魔法少女!?悦子 育児トラブルに出動中】 連載 「第1回」から読む ≫ 魔法少女が地球の子育てを救う!?「夜泣き怪人ナイトクライシャラップ編ー1」
2020年06月04日里帰り出産をした私は、産後は両親のもとで生活していました。そして生後1カ月を過ぎたころ、息子に出始めた乳児湿疹。両親は湿疹を見るたびに、「こんなになってかわいそうねぇ」と特に深い意味もなく言うので、その言葉を聞くたびに悲しい気持ちになりました。子どものことについて言われる何気ない言葉で、こんなに悲しい気持ちになるのかと自分でもびっくりした体験談です。 乳児湿疹ができた息子息子も無事生まれ、特にトラブルもなく1カ月健診を終えたころでした。息子の顔に赤くプツプツとニキビのような湿疹が出始め、あっという間におでこ全体から頭皮、頬にも広がっていったのです。念のため小児科で見てもらいましたが、乳児湿疹ということで塗り薬をもらって様子をみることになりました。育児書にもよくあることだと書いてあったし、おそらく一時期的なものだろうと思い、小児科で聞いたケアをしっかりしながらなるべく気にしないように息子に接していました。 「かわいそう」という両親の言葉がつらい息子の乳児湿疹はなかなかよくなりません。両親は「こんなになっちゃってかわいそうねぇ」「かわいそうに。早くよくなったらいいのにねぇ」と何気なく息子に声をかけます。それを毎日聞いていると、私はだんだん気持ちが沈んでいき……。別に深い意味もないし、つい言ってしまうんだろうとわかっていました。確かに湿疹が出てかわいそうと感じる気持ちは自然なのかもしれません。それはわかっているのですが、私の気持ちはどんどん悲しくなっていきました。そしてついに「かわいそうって言わないで!」と両親に怒鳴ってしまったのです。 息子への言葉は何十倍もつらく感じた両親は「ごめんね。もう言わないようにするね」と気をつけて言葉を選んでくれるようになりました。「かわいそう」という言葉を聞かなくなると、私のつらく沈んだ心もだんだん軽くなり、乳児湿疹をひどく気にすることはないなという気持ちになっていったのです。息子に向けられる「かわいそう」という言葉は、私にとって本当に悲しくつらい言葉でした。自分に直接向けられる言葉よりも、何十倍も心にグサッと刺さったのです。何気ない言葉だと理解していても、こんなに悲しい気持ちになるのかと自分でもびっくりしました。 初めての育児で手探り状態だったなか、乳児湿疹が出て困惑していたところに、息子に向けられた「かわいそう」というネガティブな言葉。それがこんなにも心を乱して悲しくなるなんて思いもしませんでした。子どもに向けられる言葉によって、これほど親が動揺するなんて……と初めて知ったできごとでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年09月23日こんにちは。5歳の双子と、2歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。夏になると、末っ子が0歳のときに遭遇したおばあさんのことを思い出します。私と末っ子で大きめの公園に行くために、地下鉄に乗っていたときの話です。■赤ちゃんのむっちり足がかわいくて赤ちゃんを抱っこしている私は、汗だくで地下鉄に乗り込みました。冷房がきいていましたが、暑い中からきた私や末っ子は、まだ汗が出ている状態…。すると隣に座ったおばあさんが「あら~かわいいわね~」とにこやかに話しかけてきました。末っ子の太ももはむちむちで、おばあさんキラーなのです。■夏の暑い日にも靴下をはかせた方がいい?と思わず返してしまったのですが、おばあさんは「でもね~…そう?」と言いながら、なぜか困惑した様子で去っていきました。娘はまだ靴を履いて歩いているわけではなく、抱っこされている状態。そしてその日は本当に暑い日だったのもあって、私も思わず困惑した対応に。娘は、靴下をはかせると太ももが汗でぐっしょりになってしまうので、冷房がきつすぎたり、冬の寒い日でない限り、裸足にしています。これまでも冬になると、街中でお年寄りの方によく「靴下つけないと!」と言われることがありました。でも真夏でも言われるとは…。このときのおばあさん自身は、もしかしたら冷房が寒くて、心配して言ってくれたのかもしれません。でも暑い夏でも言われたことで、少しモヤモヤして、びっくりが態度に出てしまった出来事でした。
2019年08月19日息子が保育園に入園して、もうすぐ4年になります。4年前、泣きじゃくる10ヶ月の息子を預けるのが心苦しく、陰でコッソリ泣いていました。■「かわいそう」の声に傷つく母親の心泣いている息子の顔を見るのもツラかったのですが…1歳を過ぎるまでは一緒に家ですごしたかったのですが、入園しやすい時期を考えて10ヶ月の息子を預けました。久々の仕事に体力的にも精神的にもやられていたのもあり、息子の泣き顔を見るのはきつかったです。家計のことを考えると、働いている方が余裕がある。でも「こんなに泣いている息子を預けてまで、わたし働くべきなの?」 という思いもありました。そんな中、わたしの心を救い続けたのは息子の成長でした。■息子は「かわいそう」なんかじゃない!保育園の連絡ノートに書かれる息子の成長。「今日は○○できました!」「今日は全然泣きませんでした!」昨日できなかったことが、今日にはできるようになっているんです。1ヶ月くらい通い続けると、ほとんど泣くことはなくなりました。先生に甘える姿やお友達と楽しそうに遊ぶ姿を見て、息子の世界が広がっていくのを感じました。その姿を見れたことで初めて心からそう思うことができました。母親であるわたしが1番「かわいそうかも…」と思っていたのかもしれません。今でも楽しそうに保育園に通う息子に元気をもらっています。今日もママは元気に働いてきます!! (笑)
2019年05月17日自治体にもよりますが、早いところではそろそろ来年度の認可保育園入園申請が始まります。まわりが戦々恐々とするなか、とりあえず無認可保育園への申し込みをすませているというママもいることでしょう。でも、ふとした瞬間に「0歳や1歳から保育園に入れるのはかわいそうかも…」と思うことはありませんか? ママになっても仕事を続ける理由はさまざまですが、家族や職場の上司などからチクリと言われたら、より一層気になってしまうもの。小さいうちから保育園に通わせるのはかわいそうなの? 子どもと一緒に過ごす時間が短い場合、どんなことを心がけたほうがいいの?これまで多くの親子の悩み相談を受け、支援をしてきた臨床心理士の帆足暁子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…臨床心理士帆足暁子(ほあし・あきこ)先生ほあしこどもクリニック副院長。保育士資格や幼稚園教諭1級免許を持つ臨床心理士。東京家政大学非常勤講師。公益財団法人母子衛生研究会インターネット相談室相談員。クリニックで育児やこころの相談に応じている一方で、保育者の養成にも携わっている。■0歳から保育園「かわいそう」と感じるのはどうして?――0歳、1歳から保育園へ子どもを通わせることに、うしろめたさを持つママは意外と多いと感じます。ママたちはどういう心境だと考えられますか?帆足暁子先生(以下、帆足先生): おそらく、周囲の人から「小さいうちから保育園はかわいそう」などと言われているのでしょうね。「子どもが小さいうちは母親が育てるべき」という昔からの社会通念が今も残っていて、ママ自身も心のどこかで「本来はそうしたほうがいい」と思っているのではないでしょうか。――周りからも言われて、ママもそう思ってしまっているんですね。帆足先生:そうですね。ママもそう言われて育ってきたことも考えられます。そして、実際に保育園に通わせるようになってからも、朝、送っていくと子どもに泣かれてしまうので、「かわいそうなことをしている」という罪悪感がますます強くなる傾向があります。ママ向けの子育て講座でも「子どもを保育園に入れることはかわいそうなことでしょうか」と質問されて、泣き出してしまうママもいるくらいなんですよ。■0歳から保育園「育児のプロに預けるメリット」――思いつめてしまっているママもいるんですね。実際のところ、小さいうちから保育園に預けることはかわいそうなのでしょうか?帆足先生:いえいえ、そんなことはありません。大切なことは、ママが子どもと一緒にいて幸せだと思えることです。ママによって、子どもとずっと一緒にいることに幸せを感じる人、仕事もしながら子どもといることの方が幸せだと思える人…など、いろいろですよね。どうしたいのかは、ママ自身が決めていいこと。ママがハッピーなら、子どももハッピーなんですよ。イギリスの心理学者ジョン・ボウルビィも「母親が幸福を感じている時に、子どもが健全に育つ」と言っていますから。――それを聞いて安心しました! 集団生活を送るなど保育園に預けることのメリットもありますよね。帆足先生:そうです。保育のプロに子どもの発達や生活全般を見てもらえることは親にとって大きなメリットだと思います。集団生活を送るなかで、ルールなどを自然と学ぶこともあるでしょう。ママたちの話を聞いていて、今の時代、子育ての基準を自分なりに持つことが難しくなっていると感じます。子どもが大きくなるにつれて、しつけで悩むこともあるでしょう。また、子どもの発達に不安を持つママも多いようです。保育園に通っていたら、ママが不安に思っていることを、お迎えの時などに先生へ気軽に相談できるから心強いですよね。ですから、これから入園を考えているママは、子どもを信頼して任せられるかどうか、保育の専門性があるかどうかをきちんと確認するようにしてくださいね。■0歳から保育園「子どもが満たされる」2つのルール――保育園の先生が一緒に子どもの成長を見てくれるのは、ありがたいですね。とはいえ、平日に一緒に過ごす時間がどうしても短くなります。心がけたほうがいいことはありますか?帆足先生:親子関係をしっかり築いていくうえで大切なのは、時間の長さではないんですよ。例えば、帰宅後の短い時間でも、目と目を合わせて楽しく食事をしたり、会話をしたりならできますよね? もちろん、読み聞かせもいいですね。赤ちゃんならオムツ替えで楽しそうに声をかけたり、抱っこしてほしそうなときにゆらゆらと抱っこしたり。短くても、子どもとしっかり向き合う時間があれば大丈夫です。――それくらいなら、毎日のちょっとした心がけでできそうですね。世の中の働くママは救われたと思います!帆足先生:親子の愛着関係を築くうえで、ポイントは2つあります。ひとつは、子どもが「安心してチャレンジできる」ようにしてあげること。遊びだしたら見守ったり手伝ったりして、楽しさを共有するのも大切です。もうひとつは、子どもが不安やイヤな気持ちで泣いて戻ってきたら、しっかり「受け止めで守る」こと。この2つがちゃんとできていれば、子どもは「なにがあっても、自分には守ってくれる存在(=ママ)がいる」という安心感を持って成長していきます。そんなに難しく考えないでくださいね。休日に子どもと一緒に遊んで、子どもが不安そうなら朝晩ハグするだけでもOKです。仕事をしながらの子育ては毎日大変だと思いますが、ママが楽しめる範囲で意識してみてくださいね。
2018年10月17日きょうだいの形はそれぞれ。長子、中間子、末っ子といった位置づけには多くの人が見るイメージがあるものですね。例えば、長子は弟や妹など下の子の面倒を見る機会が多そうだから「しっかりもの」、反対に末っ子は上の兄姉たちにくっついてまわる「甘えんぼ」など、多くの人が想像する共通のイメージがあるものではないでしょうか。一方、きょうだいのいない1人っ子のイメージもさまざまにありますが、「かわいそう」と思われたり、言われたりすることが多いように感じます。では、なぜ1人っ子だとかわいそうというイメージを持たれやすいのでしょうか?今回は1人っ子について抱かれがちなイメージとその実態について考えていきましょう。■1人っ子が言われがちな「もやもやワード」は?1人っ子というと、どんなイメージがわきますか? よく耳にするのが「わがまま」「自己中」「マイペース」といったイメージです。あまり良いイメージの言葉ではないせいか「かわいそう」という言葉がよく上がるのかもしれません。きょうだいがいる子と比べ、なぜ 1 人っ子だと「かわいそう」と思われてしまうのでしょうか? それはおそらく「子どもは多ければ多いほど良い」という昔からの「多産が良し」とされてきた考え方が残っているからでしょう。家族は少ないより多いほうが良いに決まっている。そんな古い考えをずっと持ち続けている人が「かわいそう」という発想に行き着くのかもしれません。実際、1人っ子に対して「かわいそう」という言葉をかけるのは、 50 代以上の年配者が多いように私も感じています。また、将来きょうだいがいないと周りに身寄りがいなくなるので心配…といった思いもあるのでしょう。子ども自身のことを気づかう気持ちから出た「かわいそう」である可能性もあります。医者であり、ウィーンで教育改革に従事し児童相談所を設けるなど、子どもの精神成長に関心の高かった心理学者のアルフレッド・アドラー。日本では「嫌われる勇気」(岸見一郎著)で紹介されたことでも有名ですが、この中で「アドラーは1人っ子家庭について、 1人しか子どもが持てない経済背景があり、親がその自分の状況にビクビクしていて、子ども本人ではなく親自身のそうした状況が1 人っ子の成長に影響を及ぼしていると考えていた」とあります。確かに、アドラーがそう考えていた20世紀初頭は、 1 人っ子となった背景は貧困と深く結びつき、「かわいそう」と思われていた部分があったのかもしれません。しかし、今は昔と状況が大きく異なります。考え方も生き方も多様で、必ずしも「1人っ子=かわいそう」ではありません。■1人っ子の子育て「メリット・デメリット」イメージされがちな「わがまま」「自己中」「マイペース」といった特性は、本当に 1 人っ子に当てはまるのでしょうか?実際、 1 人っ子は親の愛情を 1 人占めできるので、わがままや自己中心的になりがちではあります。きょうだいがいないことで、多少のわがままは許してしまっているかも…と振り返る1人っ子ママも少なくないでしょう。親の立場から見ても、子どもが 1 人だけだと、気持ちも注意も集中してしまいがちです。親自身が気をつけていても、ついつい子どもの生活に必要以上に干渉してしまう恐れもあるでしょう。 こういったデメリットもある一方で、 1 人っ子だからこその大きなメリットがあるのも確かです。そのひとつに、「自己理解が深まる」ということが上げられるでしょう。1人っ子はふだん、同世代で会話する相手が近くにいません。すると、自然に自分自身と対話する機会が増えます。お人形ごっこも絵を描くのも常に 1 人なので、自分のなかだけで像をつくったり、さまざまな役を演じ分けたりします。そうした遊びを通じて、自分がどう感じなにを考えているかが理解しやすくなるのです。このように1人っ子は自己理解を深めやすくなるだけでなく、創造力、想像力といった力も養われていくといえるでしょう。■1人っ子は増加「実は5分の1が1人っ子家庭」の現実厚生労働省が設置した国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、夫婦の完結出生児数(最終的な出生子ども数とみなされる値)の平均値 は、前回調査に続いて 2 人を下回った( 前回 1.96 → 1.94 人 ) ことが分かりました( 2015 年実施調査)。また、一人っ子の割合が前回(2010年)の調査で15.9%だったものが、今回18.6%に上昇しています。このデータと照らし合わせれば、5組のうち1組は一人っ子家庭ということになりますから、決して「珍しい」ことではないといえますよね。今後、1人っ子の持つ稀少性が薄れれば「かわいそう」というワードも出てこなくなるのではないかと思います。 1 人っ子はきょうだい間でもまれることがないため、他人の気持ちをおもんばかる機会は少ないかもしれません。逆に言えば、きょうだい間でよく起こる理不尽な扱いや、我慢をしたりさせられたりといった経験も少ないため、劣等感や卑屈な気持ちを持ちにくいというメリットもあります。もし親が、他人にもまれる機会の少なさをデメリットと感じるようであれば、なるべくたくさんの子どもたちと接する機会をつくればいいのです。例えば、保育園や児童館、習い事など、子ども同士の交流の場はいくらでもあります。1人っ子の持つ特性を尊重しながら、デメリットと感じる部分を解消するのは難しくありません。 1 人っ子は孤独に強く、小さいころから内省の習慣がつきやすいともいわれています。少子高齢化が進み、大家族が少なくなっている現代。1 人っ子はむしろ、この時代に生きやすいメンタルの持ち主と考えられるのではないでしょうか。参考: 国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」
2018年09月04日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「小学生の進学塾通いは“かわいそう”!? 教育ママはつらいよ」 で、進学塾通いに関するアンケートを実施。小学生に「進学塾に通わせること」について、さまざまな意見が集まりました。■子どもの塾通いを考える人が多数今回のアンケートで一番多数だったのが、お子さんを塾に「時期がきたら通わせるつもりがある」と答えた人の37%。そして、実際に「通わせている」と答えた人と合わせると68%にのぼり、塾に通う、通わせたいと考える人が多いことがわかりました。しかしながら、ちゅいママさんのエピソードのように、アンケートでも塾通いしている子に対して「かわいそう」と言われた経験があるママが多く存在。子どもが塾に通っている人が多いなか、なぜ世間からは「かわいそう」と言われてしまうのでしょうか?Q.子どもを塾に通わせてますか?時期がきたら通わせるつもりがある 37%通わせている 31%通わせてない 22%通わせるつもりがない 6%その他 4%■塾に通わせるのはかわいそうなこと?ちゅいママさんが周囲から言われた「塾に通わせるなんてかわいそう」という意見。「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」などと声を掛けられたそうです。ちゅいママさんは記事のなかで、「例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、“健全な子”という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう」と、疑問を投げかけます。そんな彼女の声に共感するコメントが、アンケートからは多数集まりました。同じ習い事でもサッカー、野球、水泳などに力を注いでるのと、勉強に力を入れているのとでは、周りからの反応が違うように感じられました。なぜか、塾に行かせてる、勉強をさせていることは「かわいそう」というようなこともよく聞きました。机に向かうことより、体を動かす方が良いと認識されているようで塾通いさせている親としては肩身が狭い思いです。「自分たちが決めたことだから」と心に強く思っていても、どうしてもネガティブに受け取ってしまった言葉にママも子どもも傷ついてしまうことがあります。そんな孤独な気持ちはなかなか紛らわせないのかもしれません。■塾に対してなぜ反対なのか小学生が塾に通うことに対して、反対の立場をとる人はどういった意見なのでしょうか。小学生のうちから、帰宅が22時、それからご飯にお風呂、塾の課題をすませ、寝るのが1時2時なんて話を耳に挟み…。脳も体も成長期するときに睡眠時間が足りないのはいかがなものかと。塾に通うならば、子どもが無理せず、本人が自分の時間を持てる範囲が良いと思います。子どもだってストレスがたまりますから。勉強も大事ですが、友達とのふれあいも大事だと思います。勉強も遊びも、程よくが良いと思います。塾に通い始めたら「塾がないと勉強できなくなってしまう」のでは、と思います。家でもじゅうぶん学校以上の学習はできるかなと。「塾で追い込んで偏差値高い学校に入っても、結局塾に行き続けないと学校の勉強に追い付けないよね」と主人と話しています。塾だけで多感な時期を終わらせてほしくないなと思っています。さらに、身体を動かすことについては、スポーツ系の習い事までする必要はないけれど、「やったほうがいい」という意見も。勉強は基礎が大事だと思うので、必要であれば塾など活用して勉強ができる環境を作ってあげることは大切だと思います。ただ、外で遊ぶことは丈夫な身体を作ったり心身ともに成長する上で大切だと思うので、バランスよくできるのが理想だと思います。子どもの個性や環境など難しいとは思いますが。塾に対して否定的というよりは、「適度に勉強と運動、そして遊び、睡眠といったことが子どもの成長には必要」という考えを持っている人が多いことがわかります。■子どもと親にとって、塾の利点とは?一方、塾に通わせているママや、これから塾に通わせたいと思っているママは、どんな部分に「塾の利点」を感じているのでしょうか。また、どのような目的や位置づけで利用しているのでしょうか。都内在住、1人娘で現在5年生。私とダンナの意見はまったく違います。私は中学受験する、しないに関わらず、高学年になったら塾に通わせる考え。ダンナと意見が衝突して勝手に塾に申込み通わせて早2年目に。娘は、学校とは違う環境で学べて、目標を持っている人と関わるのことで刺激があって楽しそうです。成績上昇の成果は出ていないですが。最初は勉強でつまずくと学校がつまらない場所になってしまうから、「わからないを作らない」を目的に始めました。わからないがなくなると、子どもは「もっと先へ行くとどうなるんだろう?」と興味があることは「自分のわかる範囲で突き詰めよう!」に変わっていきました。勉強をさせるために通わせていると思われがちですが、わからなくてつまらない学校の授業をずっと受けている子どもたちの方がかわいそうだ、と私は思います。うちは転勤族で都会と田舎をいったりきたりしています。子どもがこれからの人生を選択するときの選択肢を狭めないためにどこの町に行っても一定の学力を保つために学習塾を役立てたら良いなと思います。上記以外にもママの考える塾のメリットは次のようなものがありました。・他人に合わせず自分のペースで勉強を進められる・ほかの学校の友だちができ、学校以外に世界を広げられる・学校の勉強のフォローができる塾に通わせる理由は、「中学受験」だけが目的ではないようです。■塾通いを躊躇してしまう理由塾通いに魅力を感じるものの、行かせることを躊躇(ちゅうちょ)するという意見もありました。子どもの体力と、送迎する私の体力、下の子とのバランスの取り方ができるか心配です。塾に通うこと自体は、中学受験をするなら必須だと思うので、かわいそうとか言っていられないですよね。今小3です。地域的にまわりのお友だちはほぼみんな中学受験をする予定で塾に通っている。けれど、うちは経済的な余裕がなく通わせてあげられないし、中学受験もさせてあげられない。「中学受験しない子はまともな人生歩めない?」みたいな気分になってしまって、子どもに申し訳なく思ってしまいます。塾に通わせてあげられる家庭がとてもうらやましいです。小学生の塾通いはお金がかかるだけでなく、送迎や子どもへのフォローなど、親の負担がかなり大きく、そのため行かせるのを迷うママも多いことがわかります。なかには「塾開始の年齢を遅らせる」、「家庭で勉強をフォローする」といったことで家計、ママ、子どもの負担を少しでも減らすことを考えているママも。小学生の塾通いは子どもだけではなく、親もそれなりの覚悟を持って臨まないと続かないのかもしれません。■塾に通わせることになったキッカケ塾通いをいつから開始するかも悩むところ。実際に子どもを塾に通わせているママは、どんなキッカケで始めたのでしょうか? また、塾を始めようとしているママはどんな見通しを立てているのでしょうか。小2の算数でつまづき始め、私も本人も「これじゃいかん!」と思った矢先だったので、やる気のあるうちに始めました。私自身が算数が本当に苦手だったので、通わせて良かったと思うことが多々あります 最近の小学校の算数は昔より考える記述式が多く、また中学校の内容を6年生でやるので難易度が上がっています。わからなければ先生に聞けるし、お友達と競いながら成長できるからメリットはたくさんあると思います!うちの地域では、小学4年生にもなると塾に通い出す子がたくさんいるようです。とくに中学受験するわけではなくてもみんな通わせていたりします。わが家はいま小学2年生の子どもがいて、中学受験も視野に入れているので後々塾に通わせようと思っています。私の意見としては、最近の子は習い事の数がとても多いなぁとは感じています。今回のアンケートで意外に多かったのが、「本人が希望したら行かせる」という意見。「本人がやる気にならないと…」という思いがあるようです。一方で塾通いに関しては、子どもの勉強の様子を見て「わからないことが増えてきたな」と感じたタイミングや、中学受験を見据えた時期に、「親が決める」という意見も。親が決めることに難色を示す人もいるなかで、一番子どもの様子をわかっている「親が必要と判断したら必要だと思う」という意見もありました。もちろん、塾に行ってみて本人がどうしてもイヤな場合は、子どもと話し合うことが必要となってきます。塾の何がイヤなのか。ほかの塾ならいいのか。ちゅいママさんの長男くんのように、「最初はイヤがったのに、楽しくなってきた」ということもあります。よく子どもの様子を見ながらどうするか家族で考えていけたらいいですね。■「かわいそうかどうか」は誰が決める?アンケートをとおして、小学生の塾通いについてはいろいろな意見があることがわかりました。しかし、ママたちを悩ませるのは、「賛成」「反対」といった白黒ハッキリと分けることができるものではないようです。塾に反対だからといって、それは「勉強することに反対」なのではありません。塾に通うことで生活リズムが崩れるのではないか、子どもが好きなことをする時間がなくなるのではないか、といった心配が“かわいそう”という言葉に結び付いているようでした。塾通いが結果的に良かったかどうかは、今すぐに結論が出るわけではありません。子どもがかわいそうかどうかは、周りが決めることではない。幸せかどうかの基準がそうであるのと同じで、周りの反応は気にしません。私は、習い事(スイミング、そろばん、習字、ピアノ)に行き、学習塾に2ヶ所通っていましたが、そんなに嫌ではなかったですし、いまでは感謝しています。自分で行きたいと言ったから、行きたくないときも休ませてもらえませんでした。でも、継続する事の大切さ、自分の責任というものがよくわかった気がします。子どもの頃の私からすると、塾に行かせてもらえるなんて、うらやましいです。もしかしたら、きちんと親に気にかけてもらえる、将来を考えてもらえている、それが一番うらやましいのかもしれません。教育ママと言われようが、ガリ勉に見えようが、家族が笑って幸せに暮らしていることが、一番良いことだと思います。いろいろなことがあっても、自分を嫌いにならず、家族のことも大好きであれば、他人からの意見は気にしなくてもいいと思います。親も子どもも迷ったり悩んだりしながら、前に進んでいくんだと思います。周りからの意見によって悩んでしまったとしても、子どもの気持ちや夫との方針をすり合わせながら、それぞれの家庭ならではの方向性をもっていけばいいのではないでしょうか。「何を」「どういった手段で」がんばるのか。子どもの個性も、親の考え方も、それぞれ違っていてあたり前で。それを忘れずに、相手に寄り添い意見も参考にしつつ、適度な距離感で付き合っていけるといいですね。Q.子どもの塾通いについて、ご意見があれば教えてください回答数:92(アンケート集計期間:2018/7/12~2018/7/15)
2018年07月26日私を苦しめた「かわいそう」という言葉出典 : 自分の子どもが発達障害であることをカミングアウトすると、やや的外れなコメントを向けられることがあります。カミングアウトするたびに「天才児なんでしょ」とか「ぜんぜん普通じゃん」とか言われることに、もはや慣れたと言えるくらいです。もちろん相手には全く悪気はありませんし、世の中の人がみんなが発達障害について深い知識があるわけでもありません。必要以上に理解あるコメントを相手に求めるのは、あまりに酷なことだと思います。ですから、私は必要以上に息子の障害のことを周りに話していません。それはカミングアウトしたときに、相手に背負わせてしまうことがあまりに大きく、それは自分にとっても相手にとってもあまり嬉しいことではないからです。私がカミングアウトを慎重にするようになったのは、いくつかの失敗経験がもとになっています。それは、一度カミングアウトをしたときに、こんなことを言われたからです。「息子くんかわいそう。お母さんもかわいそう。家族みんなかわいそう。でも、お姉ちゃんはまともだったんでしょ?それだけが救いだね。」その一言を聞いた瞬間に、私は頭にカーっと血がのぼるのを感じました。けれども、何に対して怒っているのか、自分でも理解ができません。相手は、私のことを心から思って言ってくれている、息子のこともいつも可愛がってくれている、なのに、なんでこんなに悔しいんだろう…。私の頭は混乱状態です。結局、何が嫌だということを表現できぬまま、その人と会うことは二度とありませんでした。「かわいそう」という言葉に憤る気持ちはどこから…出典 : 知り合いに「息子くんかわいそう。お母さんもかわいそう。家族みんなかわいそう」と言われたときに、どうして私はあそこまで頭に血がのぼったのか。その人と二度と会うことができなくなったのか。悶々としながらずっと考え続けました。どうやら私は、「かわいそう」という言葉にものすごく抵抗があったようです。息子はかわいそうなのか?自分はかわいそうなのか?私は「かわいそう」と思って、この子を育ててきたのか?そして何よりも、発達障害ではない上の娘は「まとも」で、発達障害のある息子は「まともではない」のか?じゃあ「まとも」ってなんだろう。グルグルと考え始めると止まらなくなり、そのとき何も言い返せなかった自分に対するいら立ちも募ってゆきます。でも、じゃあどう言い返せば良かったんだろう?悲しいことに、答えは簡単には浮かんできません。自分の選択を肯定できない日々出典 : それ以降も、ずっといら立ちを感じ続けてきた私。気付いたら、息子は小学校に入学する年になっていました。息子が小学校に入学する前、私は息子に対して感じる罪悪感で、気持ちが沈みっぱなしになっていました。それは、私が周囲の反対を押し切って、息子の小学生生活に通級を選んだからです。お風呂に入りながら、一緒に眠りながら、私は何度も何度も息子に言いました。「ごめんね。お母さんを許してね。通級を選んで本当にごめんね。かわいそうなことをしてしまったね。」「みんな、息子くんは通常級で大丈夫だよって言ってくれたのにね。あなたに恨まれたら、ずっと背負って生きていくよ」息子の進路を自分が決めてしまったことに対する罪悪感。取り返しのつかないことをしてしまった恐怖。今思えばそこまで悩み苦しむ話でもなかったのに、私は息子に申し訳なくて、ずっと顔向けができませんでした。さらに、ネット上の言葉も何度も自分に突き刺さりました。一番痛かったのは、「わずか6歳で『自分は違う』ということを突き付けられる残酷さを分かっていますか?」という言葉。それからというもの、ネットの意見を見るのも怖くなりました。息子の言葉に救われて出典 : 通級を選択していたものの、小学校に入学して間もない間、息子は通常級のみで過ごすことになりました。最初は楽しく通っているように見えましたが、みるみる息子の体力は削られていったようでした。ただでさえ新しい環境でいっぱいいっぱいの状態なのに、通常級は息子にはとても不快な刺激の多い場所だったようです。朝になっても疲れが抜けない日が続き、登校中に腹痛を訴えて戻ってくる日も増えました。そのうちに、息子は帰宅してから学校の話ができなくなりました。「思い出そうとすると疲れる」「まとまらない」と青ざめた顔で横たわるようになりました。明らかに、息子の頭の中のメモリは多々の情報でオーバーワーク状態でした。しかし、ゴールデンウィーク明けぐらいからでしょうか。息子の様子に変化が訪れます。帰宅したときの息子に笑顔が増え、学校の話をいろいろとしてくれるようになり、頭痛や腹痛の訴えもなくなったのです。どうしたのかと学校側に聞いてみたところ「特別支援学級での授業が開始されました」とのお話でした。息子に話を聞いてみたところ、教室内の刺激が通常級と特別支援級では全く違うということ、そして何よりも、特別支援級の先生はよく褒めてくれると話してくれました。また、情報の洪水に頭が疲れてしまったときは、クールダウンスペースがあって、本当に助かるとのこと。何よりも驚きだったのが、特別支援級に通うようになってすっかり元気を取り戻した息子を、なんと同級生たちがみんなで羨ましがるのだそうです。「いいなあ~、〇〇学級僕も行きたい」とみんなに言われて、息子は「君たちも頑張れば、僕みたいになれるよ!!」と言ったというではありませんか!これは本当にびっくりで、息子にとっても息子の同級生たちにとっても、特別支援級に通っていることは「かわいそう」でもなんでもなく、「羨ましい」ことだったのです。息子を「かわいそう」にしていたのは、出典 : 無事一学期が終わり、通常級と特別支援級と特別支援員の先生方みんなに可愛がられた息子は、小学校が大好きになりました。特別支援級に行くことは、息子にとっては「違う人間だと選別される」ことではなく、自分を見てくれる先生方を複数の場所に持つということだったのだと分かりました。この一件を通して私は気付いたのでした。息子を「かわいそう」と思っていたのは自分であったこと、そして、そんな自分自身に対して怒りを覚えていたからこそ、友人に「息子くんかわいそう」と言われた途端にどうしようもない怒りが湧いてきたのだとも…。多くの場合、誰かに対して意味もなく怒りを感じるときは、自分自身が抱える何かに怒りを感じている場合が多いのかもしれません。発達障害のある息子を「かわいそう」にしていたのは誰か?それは紛れもなく、私自身だったのです。
2017年09月07日「保育園落ちた 日本死ね!!!」のブログが世間に知れ渡ってから1年。認可保育園の不承諾通知をもらい悲鳴を上げているママたちが多いこの時期が、またやってきてしまいました。3月7日に、SNSの「#保育園に入りたい」から派生した親たちが、イベントを開きました。約150人が衆議院委員会に集まり、わが子を抱きながらこの会に参加しているママ、中には子どもを抱えた男性の姿も見られました。ペーパー離婚に計画出産、保活のために繰り広げられる悲惨な現実待機児童数、保育士不足、さまざまな問題が解決していない中、イベント参加者の女性から「保育園に入れる=かわいそう、そう言われることが多かった…」という話が出ました。この女性は、10カ月で子どもを保育園に入れることができ、会社に復帰したが、同僚や地域の高齢者に「0才で保育園に入れるなんてかわいそう」と声をかけられたそう。年齢や育った環境によってもさまざまな意見があがるのがこのテーマです。1才まで一緒にいたい、でも0才で預けなければいけない理由があるそもそも、この保育園に入れない現状の中で、入園するためには定員が一番多い0歳児クラスに4月入園を希望する人がほとんど。その理由は簡単で、1歳から入ろうとしても、すでに1歳児クラスには0才児クラスから進級した子どもたちの定員でほとんど埋まってしまうからです。だからこそ、「子どもが1才になるまでは一緒にいて、その後保育園に入りたい」という願いはかなわないのが現実。イベントに登壇した元アエラ編集長で朝日新聞総合プロデュース室プロデューサーの浜田敬子さんも、過去の取材で保活のために、産む時期を決めて帝王切開した、という人も居たと言います。今やペーパー離婚なんて言葉は良く耳にするようになってしまった世の中。待機児童問題の解決には、まだまだ時間が掛かりそうです。0才で保育園に入れるなんてかわいそう、本当に?果たして保育園は本当に子どもを入園させるにはかわいそうな場所なのか…。この女性は「はじめは0才での入園に少し抵抗があったが、今では子どもは友達と遊べることが楽しいと感じているし、保育園に入れて良いことしかなかった」と話していました。イベントに登壇したNPOフローレンス代表の駒崎弘樹さんは、海外では幼児教育に力を入れると、30年後その子どもたちは、犯罪率が低い、所得が高い、学力が高まるという成果が出ていることを挙げ、保育園に入れることは未来の日本のためにもなると話しました。また、専業主婦率が2%※、女性が働くのが当たり前の国、スウェーデンを取材した日本総研調査部主任研究員の池本美香さんは、スウェーデンの保育園は、子どもを預けるために働きたい、と思えるほどの良環境だった、と日本の保育園のイメージとのギャップを語っていました。※専業主婦率2%…2011年、20~64歳女性のうち、家事が主務の人の割合。また、イベントに参加した大学生の女性は、自身の父親が育児に協力的ではなかったことから、母親が仕事を辞め「ずっと働きたかった」と言っていた言葉が今でも耳から離れないと話します。決して早いうちから保育園に入ることが正しいわけではありません。ただ、母親たちは何歳からでも子どもを保育園に入れられ、復職できる選択肢が欲しいのです。何をしたらいい? まずは声をあげることから始めよう待機児童問題は、子どもの有無に関係なく、すべての人に必ず形となって返ってきます。子どもが生まれなければ人口は減るし、女性が働かなければ国の税金は減る。老後を支えてくれる若者が居なければ、生きていくことさえ困難になる…。負のスパイラルはいつまでたっても続くのです。保育園に落ちたママたちが声をあげたからこそ、保育士の給与もやっとアップし、社会問題として議題に上がるようになってきました。しかし、この4月から保育園に通えない子を抱えるママたちの不安はまだ解消されていないのです。このイベントでは、子ども子育て予算にプラス1.4兆円を追加して、待機児童の解消を願う賛同者を募集しています。まずは一緒に声を上げることから始めてみませんか? みんな #保育園に入りたい! 子ども子育て予算にプラス1.4兆円追加して、待機児童を解消してください
2017年03月10日