アンナ・ウォルツの児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」を映画化した『My Extraordinary Summer with Tess』(原題)が邦題を『恐竜が教えてくれたこと』として公開されることが決定。■ストーリーオランダ北部の島に、家族で夏のバカンスにきていた11歳の少年サム。彼は「地球最後の恐竜は、自分が最後って知ってたのかな」と悩む、小さな哲学者のような男の子。そんな彼が不思議な魅力にあふれた少女テスと出会う。そんなテスにサムはどんどん魅かれていく。ある日サムは、テスからある重大なことを打ち明けられる。死んだと知らされていたパパを、ママには内緒で島に招待したというのだ。娘がいるなんて知らないパパに、娘の存在をどんな風に知らせるのか…。テスとサムの秘密の計画が実行される!■アンナ・ウォルツの児童文学を映画化、大人のための感動のファンタジー都会の喧噪とは遠く離れた避暑地の島を舞台とし、ヨーロッパ映画らしいきらびやかなバカンスムービーとして幕を開ける本作は、オランダの児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」を原作とした感動のファンタジー。美しい海とその風景をバックに繰り広げられる“秘密の計画”は、子どもたちだけでなく、多くの大人たちのかけがえのない思い出や記憶を呼び覚まし、生きていくことの豊かさを心に刻んでいく。監督を務めたのは、バラエティ誌の「2019年に観るべきヨーロッパの監督10人」に選出されたオランダの新たな才能、ステフェン・ワウテルロウト。本作で長編デビューを飾る彼は、現実と空想の狭間を行き来する少年の姿を繊細なタッチで描くとともに、風変わりで謎めいたテスにぐんぐん心惹かれていくサムの甘酸っぱい初恋物語を軽やかなユーモアたっぷりに映像化。子どもたちが家族や大切な人たちと触れ合いながら、目覚ましい成長を遂げていくひと夏の一瞬一瞬を愛おしく輝かせている。『恐竜が教えてくれたこと』は2020年3月上旬より、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月11日北村匠海、芳根京子、鈴木達央、櫻井孝宏らが参加するアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』がもうすぐ公開を迎える。この度、公開に先駆けて本作と実写映画『ぼくらの七日間戦争』(’88)の名場面が合わさった特別映像が到着した。宗田理の「ぼくらの七日間戦争」は、1985年から絶え間なくシリーズ出版が続き、累計発行部数は2,000万部を突破する大人気シリーズ。1988年には、宮沢りえが女優デビュー&初主演を飾り実写映画化。今回のアニメ映画では、廃工場に立てこもり大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年の北海道が舞台。原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開。宮沢さんも“2020年の中山ひとみ”役として実写映画と同じキャラクターを演じることも明らかとなっている。そんな実写映画とコラボした本映像では、「TM NETWORK」の「SEVEN DAYS WAR」に乗せて、子どもたちが戦車に乗り込み大人たちを撃退する実写の名場面から、アニメの映像へ。Sano ibukiの「決戦前夜」が流れ出し、子どもたちと大人たちの激しい攻防を繰り広げる姿などが実写とアニメ、交互に映し出される。そして終盤では、宮沢さん演じる中山ひとみが、現代の子どもたちに「大事なのは結果じゃなくてチャレンジすることよ」とエールを送るシーンも挿入され、実写とアニメ、両方の中山ひとみの姿が連続して登場している。『ぼくらの7日間戦争』は12月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくらの7日間戦争(2019) 2019年12月13日より全国にて公開©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
2019年12月10日リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー・山縣良和による初の絵本「ぼくは0てん」が、全国書店にて発売される。常にサプライズの絶えない手法で、数々の作品を世に送り出しているリトゥンアフターワーズのファッションデザイナーの山縣良和。鳥取で生まれ、ロンドンのセントマーチンズ在学中からアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)やジョン ガリアーノ(John Galliano)で経験を積み、2005年に卒業。そして、2年後の2007年にはリトゥンアフターワーズを立ち上げた。妖怪の世界や戦時中の女性などをテーマに、これまで10年強にわたってユーモアあふれるコレクションを発表し続けている。「ぼくは0てん」は、そんな山縣良和が、故郷の鳥取へと帰る深夜バスの中でふと思いついた物語。2009年秋冬コレクション「graduate fashion show」のイメージソースにもなったストーリーだ。勉強もできず自信の持てなかった子供時代を過ごし、やがてイギリスへと飛び立っていった自身の半生を重ね、“レッテル貼り”や“他人の評価”から自由になって、自分の得意なことを見つけ出していくストーリーを、愛らしい「てんすう」たちのキャラクターで描いた。【詳細】ぼくは0てん発売日:2019年12月5日(木)より順次取り扱い:全国書店※取り扱い・発売日は書店によって異なる。価格:1,600円+税
2019年12月09日アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』(12月13日公開)の声優を務める北村匠海と芳根京子が26日、東京・六本木ミッドタウンで行われた、MIDTOWN CHRISTMAS2019「スターライトガーデン2019 点灯式」に登場した。芝生広場で宇宙空間を表現する「スターライトガーデン2019」は、約19万球のLEDと約100個の光るバルーンに加え、8mの“Space Tower”が初登場。流星が駆けめぐる様子やブラックホールに飲み込まれていく光、引きつけられていく星々を表現する。期間限定演出の「しゃぼん玉イルミネーション」では、1日約45万個のしゃぼん玉がスターライトガーデンをより立体的に見せ、きらめく小さな「クリスタルしゃぼん」と、はじけた瞬間にスモークとなる「スモークしゃぼん」の2種類のしゃぼん玉が上空に舞い上がる。ミッドタウンのイルミネーションについて、北村は「去年、ちょうど雑誌の企画で来させていただいたんですけど、幻想式だったことを覚えていて、点灯式に立ち会えているのは光栄なことだと思います」と感謝する。芳根は「去年か一昨年か、クリスマス当日に幼なじみと見にきたことがありまして、キラキラした世界を見てすごくわくわくしました」と明かし、会場を驚かせていた。2人でスイッチに手を置き、広場に光が灯ると、北村は「幻想的で、夜空に包まれてる感じ、現実じゃない感が強いですね。宇宙とか大好きなので、そういう空間にいるような気分になっています」と喜ぶ。司会から、普段のDISH//での活動でもイルミネーションを背景に……と勧められると、「お話しいただければぜひやります」と意欲を見せていた。また芳根は「すごく贅沢な場所に立たせてもらってる。いつも歩きながらがんばって携帯で写真をとっていたので、真ん中に立たせてもらって」と感動。「いつも一緒に観に行っている幼なじみに自慢しようと思います」と笑顔を見せた。最後の挨拶では、北村が「これから、クリスマスシージュン……シーズンになって」と噛んでしまい、照れ笑いを浮かべる一幕も。「寒くなってくるんですけど、イルミネーションと共に温かい気持ちになっていただけたらいいなと思うのと、映画の中にも幻想的なシーンが出て来て、最終的に心があたたかくなる映画だと思うので、ともに楽しんでいただけたらと思っています」とアピールした。
2019年11月26日アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』(12月13日公開)の完成報告会見が20日に都内で行われ、北村匠海、芳根京子、鈴木達央、村野佑太監督が登場した。同作は宗田理によるヒット小説で、女優・宮沢りえのデビュー作として実写映画化もされた同名小説のアニメ化作品。宮沢が演じた中山ひとみが廃工場に立てこもり大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から、30年ほどの時が流れた2020年の北海道が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開される。W主演を務めた北村と芳根だが、北村は「監督に会った時に『もう、守の声を聞いているようだ』と言っていただいたのはずっと僕の中で支えでした」と感謝する。さらに「芳根さんは声が素敵で、芯がある感じがすごい。人柄もすごくそれこそ柔らかいですし、常に現場では支えあってた気がします。僕ら、プロの声優さんに囲まれながらやってたので。お互いに立ち向かうしかない感じで」と振り返ると、芳根も「折れそうな心を互いに支え合うみたいな……」と苦笑し、鈴木は「以外と自由にやってたじゃん!」とつっこむ。北村はそんな鈴木に対して「ノウハウ全て、何から何までずっと教えてくれたのは鈴木さんでした。本当に助かりましたし、『声優さんってすっげーな』って、本当に思いました」と感謝し、鈴木は「ようし、なんか株が上がりそうだぞ」とニヤリ。芳根は「場違いな空気があるんだろうなと思いながらも、それを優しく見守ってくださる鈴木さんたちに救われましたし、悩みをすぐ感じ取ってくださって、後ろからフォローしてくださった」と明かし、「2日間で録った、私の中では『2日間戦争』だと思ってやってた」と喩えた。オーディションで役を勝ち取ったという鈴木だが、「なかなかないんですよ。劇場版で、メインメンバーが集まってアフレコをするのが珍しい光景で。音響チームからも、彼らのいつものようなお芝居を引き出せるようなパイプ役になってほしいと言われていました。でも普段から1番大事なことではあるので、ブースの中でしかわからない空気感をすごく大事にしながら演じました」と語る。朝から晩まで一緒に過ごしていたというキャスト陣に、鈴木は「誰かが悩んでいたら、みんなで『こんな考え方もあるかもね』って、お互い、みんなで支え合いながらいろんな話をしながら」と雰囲気を説明し、「芳根さんからずっとおいしいお店の話を聞いてました。いまだにブックマークでとっておいてある」と告白。芳根は「ラーメンばっかりですけど」と照れていた。またアニメが好きな北村は、鈴木との共演に「感動してました、ずっと。『あの声なんですよね!』みたいな」としみじみ。鈴木が「休憩中に食堂にいたら、ちょうど別作品で、すっごい北村くんの好きな作品の主役が通りかかって挨拶してくれて、感激してたよね」と話を振ると、芳根も「1番テンションが上がった姿をそこで見れましたもんね」と同意する。北村は「びっくりしました。ずっと感激してました。『2日間感激』してました」とアニメのタイトルにかけて表した。
2019年11月20日アーロン・エッカートが『Ambush』に主演することになった。ベトナム戦争を舞台にしたアクションスリラーで、エッカートは、戦争の行方を左右する極秘情報を取得する任務を背負わされた特殊部隊のリーダーを演じる。監督、脚本はマーク・アール・バーマン。撮影は来年1月にスタートの予定。エッカートの最新作は、現在アメリカで上映中の『ミッドウェイ』。こちらは第2次大戦を舞台にしたアクションスリラーで、監督はローランド・エメリッヒ。共演はウディ・ハレルソン、デニス・クエイド、エド・スクレイン、豊川悦司、浅野忠信ら。日本では来年秋に公開される。文=猿渡由紀
2019年11月19日あのお店の、あの一品。私たちをきっと満たしてくれる、おいしそう、気になる、食べたい! スイーツをご紹介。3時のおやつの参考に、ぜひどうぞ。今回は、焼きたてチーズタルト専門店PABLOでたった7日間しか販売しない、スペシャルな“ハロウィンパンプキン”チーズタルトをピックアップ!今日のスイーツvol.49焼きたてチーズタルト専門店PABLO 「パブロチーズタルト 小さいサイズ -ハロウィンパンプキン」 (10月25日〜10月31日)「パブロチーズタルト 小さいサイズ -ハロウィンパンプキン」(509円)7日間の期間限定で登場する「パブロチーズタルト 小さいサイズ -ハロウィンパンプキン」は、チーズ生地になめらかなかぼちゃピューレをたっぷりとあわせて焼き上げた一品。かぼちゃ本来の美味しさと香りをいかしたふんわりとろける口当たりのチーズタルトは、クリームチーズのコク深い味わいがかぼちゃの素朴な甘みと香りを引き立て、サクサクのタルト生地とも相性抜群。今回は“小さいサイズシリーズ”で登場。直径約15cmの看板商品「パブロチーズタルト」より小さく、手のひらサイズの直径約6.5cmの「パブロミニ」より大きい、1~2名におすすめな直径11cmサイズのチーズタルト。パーティーにちょうどいいサイズのパンプキンスイーツで、ハロウィンをお祝いしてみては。
2019年10月24日舘ひろしと新垣結衣の大ヒットドラマを、ベトナムを舞台に『太秦ライムライト』の日本人監督・落合賢が撮り上げた新作『パパとムスメの7日間』が日本公開決定。予告編とポスタービジュアル、場面写真が一挙に解禁となった。ベトナムやハリウッドで国際的に活躍する落合賢監督が、2007年、舘ひろしと新垣結衣のコンビでテレビドラマ化され、人気を博した五十嵐貴久著の同名小説を、設定をベトナムに変えて2018年に映画として製作・監督した本作。昨年末にベトナムで公開された際には、同時期公開の『アクアマン』を押さえてボックスオフィス1位を獲得。落合監督は2016年の『サイゴン・ボディガード』もベトナムで大ヒットしており、2作続けての快挙に。本作では、ベトナムのヒットメーカーといわれるチャーリー・グエンプロデューサーが参加。落合監督自身もプロデューサーを兼ね、『サイゴン・ボディガード』で主演したベトナムを代表する名優タイ・ホアと再度タッグを組み、さらに人気女優のケイティ・グエンを抜擢。公開5日間で約50万人動員し、興行収入は約400億VND(1.9億円)を突破する大ヒットとなった。落合賢監督が自ら企画をベトナムに持ち込み、映画化へ『太秦ライムライト』では、孤高の斬られ役として知られる福本清三を主役に、映画界での時代劇の現状、決して主役ではないが映画界を支える無名の名優をスクリーンに映し出した落合監督。今回の『パパとムスメの7日間』では、“父親と娘”という普遍的な関係に、現在のベトナムでも社会問題になっている“大人の子ども化”という原作にはないテーマをコミカルに盛り込み、日本人にもベトナム人にも楽しめるハートフルなファミリー・コメディに仕上げた。落合監督は「ベトナムの映画業界は目覚ましい急成長を遂げている過程ですが歴史も浅いため、良質のコンテンツや若い映画作家を常に求めており、僕のような外国人監督にもチャンスが満ち溢れています」と、その現状に触れながら「日本のアニメやドラマが広く認知されていることを活かし、今回は自分で原作権を交渉してベトナム映画業界にこの企画を持ち込み、プロデューサー兼監督として制作から配給まで作品の全ての段階に関わり、全身全霊を込めて挑んだ」とコメント。「日本では原作小説のみならず舘ひろしと新垣結衣のコンビで認知されているこの作品が、ベトナムの父娘だとどういう風に変わるのか、というのも見どころの一つです。普遍的なテーマとベトナムの個性的な文化背景を融合させ、日本の観客にも十分に楽しめる作品になったと思います」と期待を込めて語っている。あらすじ日系化粧品会社のベトナム支社で働くハイはユニークなアイディアを考えつくクリエイティブな人材だが、子どもっぽくておっちょこちょいなのが欠点。対照的に、しっかり者の女子高生チャウは才色兼備の優等生。最愛の母を7年前に亡くし、大人になることを余儀なくされたチャウは、問題ばかり起こす父の面倒に嫌気がさし、海外留学することを決意する。真逆の性格からくる衝突の多いパパとムスメだったが、ママの7回忌の日、不思議な現象をきっかけに人格が入れ替わってしまう。周囲にバレないようにと、2人はこれまでになく意思疎通を図るが、お互いに善かれと思ったことが裏目に出てしまい、関係は悪化するばかり。そんな中、チャウ(中身はパパ)には海外留学の奨学金を得るための大事な発表会の日と、ハイ(中身はムスメ)には会社での大事なコンペの日がやってきてしまう!『パパとムスメの7日間』は11月17日(日)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月23日初対面の男女がマンションの1室で7日間同棲する様子を見届けるドラマティックドキュメンタリー「ダブルベッド」が、TBS毎週木曜のテッペン!枠でスタート。注目度上昇中の犬飼貴丈が出演する。あるマンションの1室、バス、トイレを除く全ての場所にカメラがある環境のもと、たった2人の男女がどう振る舞うのか、その様子を余すところなく記録していく。そしてリビング、ダイニングほか、広々とした生活空間が用意されているが、恋人ではない2人が眠りにつく寝室には、ダブルベッドがひとつ。夜な夜な同じベッドで眠る男女は7日目の別れの時をどう迎えるのか…。刻々と変わっていく2人の関係の行方は?その記念すべき初回の主人公として登場するのが犬飼さん。特撮ドラマ「仮面ライダービルド」で主演を務め、NHK連続テレビ小説「なつぞら」にも出演し、注目を集める人気若手俳優。ドラマや映画への出演経験はあるものの、このような企画に出演するのは今回が初めて。さらに、VTR出演のみならず、徳井義実(チュートリアル)、吉村崇(平成ノブシコブシ)とともにスタジオキャストを担当する。今回、犬飼さんは主人公としてある女性と7日間を過ごし、先日同棲期間を終えたばかり。「新番組『ダブルベッド』でスタジオキャストとして徳井さん吉村さんと一緒に出演させていただきます。そして初回の同棲生活をさせていただきました」と犬飼さん。「同棲生活を撮られるというのは、お芝居の緊張感とは全く違う経験でしたので初々しさ満点だと思います。生活のほぼ全てがカメラに撮られていましたので、会話だけではなく表情などから出る僕たちの細やかな機微を楽しんでいただければ」と気になるコメントを寄せている。テッペン!「ダブルベッド」は10月24日(木)23時56分~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年10月18日宮沢りえが1988年に公開された実写版『ぼくらの七日間戦争』で女優デビュー&初主演を飾った“中山ひとみ”役として、アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』に出演していることが分かった。1985年から絶え間なくシリーズ出版が続き、累計発行部数は2,000万部を突破する物語を、アニメ映画化する本作。宮沢さんが演じた主人公・中山ひとみが廃工場に立てこもり、大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年の北海道が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開。北村匠海と芳根京子という、日本を代表する若手実力派俳優2人が初共演・W主演を果たす。宮沢さんといえば、『たそがれ清兵衛』『父と暮せば』『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本の各映画賞において主演女優賞を総なめにしてきた実力派。今回、その華々しいキャリアをスタートさせた女優デビュー&初主演作品の『ぼくらの七日間戦争』で演じた中山ひとみの約30年後のキャラクターを演じることになった。中山ひとみは、実写映画『ぼくらの七日間戦争』で仲間たちを鼓舞して大人たちに反抗した学級委員で、戦車とともに「七日間戦争」のアイコンとなり、「ぼくら」ファンの心に深く強く刻まれている。2020年のひとみはどんな姿をしているのか?新しい「7日間戦争」に向き合う少年少女たちとの交流はあるのか?期待が高まる。宮沢さんは、「ささやかな出演ですが、中山ひとみ役として参加させていただきました。私のデビュー映画『ぼくらの七日間戦争』が当時観てくださった方の記憶に刻まれたように、時代を超えて新たに息吹を与えられたアニメーション『ぼくらの7日間戦争』も皆さんの心を揺さぶる事が出来ます様に。是非映画館の大画面でお楽しみ下さい」とコメント。また、本作の監督を務めた村野佑太は、宮沢さんの起用について「原作でも映画でも、大人達はインチキなだけではない存在でした。そこには必ず子どもの味方に立ってくれる、大人側の良心を映し出した素敵な女性の姿がありました。かつての映画で中山ひとみを演じられた宮沢りえさんが、まさにそういった役柄で『7日間戦争』に戻って来てはくれないだろうか…それは脚本段階からの一番の関心ごとでした」と明かす。「快諾してくださった宮沢さんは、実写とアニメの垣根を越えて、時代を越えて、中山ひとみとしてスクリーンに戻ってきます。時代が変わり子ども達を囲む環境に変化が訪れたとしても、きっと変わらぬ何かがあるはずーーー決して色褪せない永遠の少女像である中山ひとみは、それを誰よりも説得力のある言葉で伝えてくれます。そしてそれこそが、『7日間戦争』から『七日間戦争』へ贈る最大限の敬意になると考えています」と、監督は思いを込めてコメントしている。『ぼくらの7日間戦争』は12月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくらの7日間戦争(2019) 2019年12月13日より全国にて公開©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
2019年09月30日若手俳優の北村匠海と芳根京子が、2,000万部を発行するベストセラー小説「ぼくらの七日間戦争」シリーズのアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』の声優に決定。初共演でW主演を務める。ストーリーいつもひとりで本ばかり読んでいる鈴原守。片想いの相手は、お隣に住む幼なじみの千代野綾。しかし綾は、1週間後に議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗。だがその夜、工場に潜んでいたタイ人の子どもマレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていたところを間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと打ち明けられた。2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する――!鈴原守役に北村匠海学校では目立たない本作の主人公・守を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『春待つ僕ら』「グッドワイフ」などに出演し、アニメ映画に初出演した『HELLO WORLD』も公開中の北村さん。おとなしく、学校ではいつも一人で本を読んでいる守。歴史マニアで戦術に詳しく、同じ趣味を持つ仲間が集うチャットが唯一の拠り所だ。隣の家に住む幼なじみ・千代野綾に密かな想いを寄せているが、学校でしゃべることはほとんどない。千代綾役に芳根京子守が片想いする本作のヒロイン・綾役には、連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインを務め、「海月姫」「TWO WEEKS」『累 -かさね-』『居眠り磐音』などメインキャストでの出演が続く芳根さん。守のクラスメイトにして幼なじみの綾は、育ちのいいお嬢様で、文化祭のミスコンで優勝するほどの美人。しかしお高くとまらず、誰に対しても心優しい性格。17歳の誕生日を迎える1週間前、地方議員の父親の都合で強制的に東京に引っ越しさせられることになってしまう。初共演! 印象は…「声で引き込む力のある方」「とにかく多才」アニメ好きを公言し、オファーの前から原作を読んでいたという北村さんは「10代特有の悶々した感情を代弁してもらっている感覚で読んでいたので、今回オファーいただいた時に迷わず『ぜひ、やりたいです』と言わせて頂きました」と言い、芳根さんも「たくさんの方に愛されている作品にこうして携われることが出来て嬉しいです」と参加への喜びを述べる。また、今回初共演となるお互いの印象について、「本番に入る前に声を聞いた時、声で引き込む力のある方だと思いました」(北村さん)、「北村さんは、とにかく多才だな、と思いました。お芝居やられて、歌もやられて、声のお仕事まで!」(芳根さん)とお互いべた褒めした。さらに原作は、それぞれの時代に沿った共感できるストーリーが大きな魅力のひとつ。北村さんは「原作はその当時の学生運動とかバックボーンがあるなかで、今回の彼らの“戦争”は現代的でもありながら、この世代の繊細な“吐き出せない想い”を描いていると思います。最後の最後には大きな玉手箱がありますし…!読んでいて本当にワクワクする脚本でした」と現代版にアップデートされた本作について明かしている。今回、この2人の起用理由について、KADOKAWAは「大人に戦争を仕掛ける”という物語に現実的な説得力を持たせられる俳優さんに守と綾を託したいと思っていました。北村さんと芳根さんなら、これまでの出演作を拝見してきた中で、心に想いを秘める繊細さと大胆な行動力の相反する要素を持ち、守と綾の真意を理解して声を吹き込み、誰もが応援したくなるキャラクターにしてくださると思いオファーした」と明かし、「リハーサルではお二人のあまりのフィット感にスタッフ全員が驚きました」とコメントしている。豪華声優陣が脇を固める!さらに、人気アニメ作品に出演する声優陣の出演も明らかに。「HUNTER×HUNTER」「俺物語!!」の潘めぐみ、「七つの大罪」「Free!」の鈴木達央、「PSYCHO-PASS サイコパス」「おそ松さん」「亜人」の櫻井孝宏。そのほか、大塚剛央、道井悠、小市眞琴も参加する。『ぼくらの7日間戦争』は12月13日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくらの7日間戦争(2019) 2019年12月13日より全国にて公開©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
2019年09月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「戦争遺跡」です。戦争の恐ろしさを忘れず次世代に伝える努力を。8月15日に74回目の終戦記念日を迎えますが、戦争体験者が高齢となり年々減っていき、戦争を後世に伝えていくことが難しくなってきています。戦争遺跡をどうやって残していくかがいま、ひとつの焦点になっています。広島県の原爆ドームは、核兵器の脅威を伝えるものとして、1996年に世界文化遺産に登録されました。また、同県の大久野島には旧陸軍の毒ガス製造所がありました。自治体はその歴史を残そうとしています。鹿児島県奄美諸島にはトーチカや高射砲台の跡が残り、地元の人々が戦争の記憶を残すための観光資源として守ろうと、掘り起こし作業を進めています。しかし、東京には、戦争の歴史に触れられる施設がけっして多くはありません。ドイツのベルリンには、街の中心にナチスドイツの秘密警察「ゲシュタポ」の本部だった建物が残され、写真資料館になっています。また、ブランデンブルク門の隣には、ユダヤ人を虐殺した証に石棺をイメージしたモニュメントが建てられ、過去の過ちを忘れぬようにしています。それでも、ドイツ人の知人は「私たち30~40代は、まだ祖父母や両親から直接戦争の体験談を聞けたから伝えられます。でも、次の若い世代は聞く機会もないため実感が持てず、戦争はひとつの物語にすぎなくなるでしょう」と話していました。2012年にドイツで『帰ってきたヒトラー』という小説がベストセラーとなりました。’15年には映画化され大ヒット。ヒトラーが現代にタイムスリップするというコメディなのですが、街頭で民衆と接する場面は実はノンフィクション。まだドイツにシリア難民が流入する前ですが、そのときすでに移民に対する不満の声が上がっていました。この作品は、国民がまた英雄的な存在を望む状況に陥っていることに、警鐘を鳴らしたのです。イタリアでリメイクされ、日本では9月に『帰ってきたムッソリーニ』というタイトルで公開されます。生活に不満が募れば、排外主義やナショナリズムの台頭に火がつきかねません。戦争遺跡を残し、その惨禍を伝えない限り、あっという間に時代が後戻りしかねないことに、危機感を抱いたほうがよいと思います。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年8月14日‐21日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年08月13日「戦争はどうしてするの?」、「平和ってなに?」と子どもに聞かれたら、どう答えますか?知っているようで知らない、説明できるようで、きちんとした説明ができない難しい問題。夏休みは終戦記念日があり、広島と長崎の平和セレモニーが行われるなど、“平和”について考えるよいチャンス。この機会に親子で“平和と戦争”がテーマの絵本を開いてみませんか。平和と戦争、何が違うのだろう?「へいわとせんそう」たにかわしゅんたろうぶんNoritake え(ブロンズ新社)導入は、まずこの1冊から。谷川俊太郎さんの短い文章に、Noritakeさんのモノクロのシンプルな絵。「へいわのボク、せんそうのボク」、「へいわのかぞく、せんそうのかぞく」、見開きに対比の絵が描かれています。文と絵のシンプルさゆえに、何度か読み返すうちにおのずと違いはどこだろう? と意識しはじめます。後半の「みかたのかお、てきのかお」、「みかたのあさ、てきのあさ」、「みかたのあかちゃん、てきのあかちゃん」はどちらも同じ絵です。人はみな同じ世界に生きている、敵も味方も本来は同じ人間だよと教えてくれる絵本でした。戦争って、具体的にどんなこと?わたしの「やめて」文・自由と平和のための京大有志の会声明書【こども語訳】絵・塚本 やすし(朝日新聞出版)戦争って何だろう?を考えるきっかけに、この本はいかがでしょう。『せんそうは「ぼくがころされないようにさきにころすんだ」というだれかのいいわけではじまります』この文章にドキッとした私。日頃、あえて触れない部分をはっきりと表現しています。戦争は人間の体だけではなく、精神にも深い傷を負わせること、また生きる場所や考える自由まで奪ってしまうことが分かりやすく、鋭く伝わってきます。『せんそうははじまるとだれにもとめられません』という衝撃的なフレーズや、最後に描かれた子どもたちが『やめて』と叫ぶ絵からも、“戦争は絶対にダメ”という強いメッセージが。最初の青い地球の絵と、最後の子どもたちの絵は、どちらも守らなければならない大切なもの。私たち大人が日頃からしっかりと考え、ダメなことはダメと伝えることも大切だと考えさせられる本でした。忘れてはならない、原爆投下のことも「ピカドンたけやぶ」はらみちを作・絵(岩崎書店)地元の図書館で見つけた、少し古びた絵本。出版されたのは1983年と書いてあります。もしかすると娘たちは“ピカドン”が何のことか分からないかもしれないと思い、手に取りました。実話を元に描かれた本で、竹やぶに残った防空壕からお話が始まります。戦争を経験した竹やぶが擬人化され、原爆投下後に防空壕に逃げた人々、死んでいく人々、生き残った人々の様子を、お母さんのように包み込みながら見ています。『たけやぶはかなしくてかなしくてこえをふりしぼりなきつづけました。そのなみだがまっくろいあめになりました』竹やぶの涙が黒い雨で表現され、見ていると大きくて深い悲しみがあふれてきます。最近は戦争のリアルな表現が避けられがちですが、この本はリアルさも残しながら表現はやさしい。しっかりと子どもに伝わる内容になっています。出版社によると売り切れで再販の予定はないようですが、図書館で検索すれば見つかるかもしれません。平和ってどんなことだろう?イメージしてみよう「へいわってどんなこと?」浜田桂子(童心社)「おなかが空いたらご飯が食べられ、みんなと一緒に勉強ができ、みんなの前で大好きな歌を歌える、思いきり遊べて、ぐっすり眠れる」今の私たちには当たり前すぎて、そうでないことをイメージすることすらできないかもしれません。実際に戦争や紛争の渦中にいる人たちは、この普通の生活がままならない。絵本を見てから、娘たちに「キャンプで水や電気を使わないこととは違うんだよ。家族が殺され、毎日の生活が不安と恐怖でいっぱいなんだよ」と話し、親子でイメージしてみることにしました。ちょうど少し前にテレビ番組で、レバノンの難民の生活を見たり、祖父から疎開の話しを聞いたことがあったので、「同じ子どもなのに、かわいそう…」と小2の娘。イメージしてみることも大切だなと思いました。最後に書かれた「ぼくがうまれてよかったっていうこと」「きみがうまれてよかったっていうこと」「そしてね、きみとぼくは友だちになれるっていうこと」というメッセージが胸に響きます。祖父から学童疎開について話を聞いている子どもたち私たちにできること、それは戦争を知り、平和とはどういうことかを知ること。同じ地球にある他の国や他民族の人たちを知り、友達になること。それが戦争をしない道に繋がっていくのです。戦争経験者世代が少なくなった今、今度は私たち親世代が伝える番です。親も子どもと一緒に学び、各家庭で平和を考えることからスタートしたいですね。<文・写真:ライター林未香>=======読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)・
2019年08月01日『エリート・スクワッド』でベルリン映画祭金熊賞を受賞したジョゼ・パジーリャ監督の新作映画『エンテベ空港の7日間』が、10月4日(金)より日本でも公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルも到着した。1976年、イスラエル・テルアビブ発パリ行きのエールフランス機が乗っ取られ、ウガンダのエンテベ空港に着陸。ハイジャック犯は500万ドルと50人以上の親パレスチナ過激派の解放を要求。多数の自国民を人質にとられたイスラエル首相は、交渉の道を探りつつも態度を保留。テロリストとの交渉に反対する国防大臣は、士官らと秘密裏に人質奪還計画を練っていく…。本作は、実際に起きたハイジャック事件とイスラエル国防軍による奇跡の救出劇「エンテベ空港奇襲作戦」(=サンダーボルト作戦)を再検証し、可能な限り正確に史実を再現。元イスラエル国防軍のメンバーが、技術的な軍事顧問として協力し、また生き残った人質の何人かに連絡をとり取材、真実を目指した。ハイジャック犯を『アウトロー』『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクと、『ラッシュ/プライドと友情』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のダニエル・ブリュール。ほかにも、エディ・マーサン、リオル・アシュケナージ、ドゥニ・メノーシェが出演している。到着したポスタービジュアルは、群像劇らしい登場人物がそれぞれの思惑を感じさせる表情を見せ、事件の最終地点であるアフリカ・ウガンダの都市「エンテベ」の赤色がとても目立つ一枚に。さらに予告編では、ハイジャック事件の幕開けから、イスラエル政府首脳陣の対立、犯人グループの駆け引きの様子が切り取られ、また人質たちの恐怖も伝わってくる。実際に起きたハイジャック事件、その極限の状況下で何が起きていたのか?知られざる真実は劇場で確かめてみて。『エンテベ空港の7日間』は10月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2019年07月23日アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』が、2019年12月13日(金)に全国公開される。宗田理のベストセラー『ぼくらの七日間戦争』が再びスクリーンへ「ぼくら」シリーズの第1作『ぼくらの七日間戦争』は、1985年に刊行され、これまで多くの読者をとりこにしてきた宗田理の書き下ろし小説。親や教師からの管理教育に反抗し、廃工場に立てこもって大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”は、中高生を中心に人気を呼んで大ベストセラーを記録。また1988年には宮沢りえ主演で実写映画化されたほか、TM NETWORKが歌う主題歌「SEVEN DAYS WAR」もまた、その人気に拍車をかけた。あれから30年。「ぼくら」シリーズの累計発行部数は、2,000万部を突破した。それを企画の発端とし、91歳となった今なお現役でシリーズの新作を書き続けている宗田理が、シリーズのテーマである「大人への挑戦」と「ユーモラスな戦い」を描くことを条件に再映画化を快諾。昭和の名作実写映画が、アニメーション映画として再びスクリーンに蘇ることとなった。舞台は2020年にアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』は、原作のスピリットを受け継ぎながらも、少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年の北海道が舞台。主人公はいつも一人で本ばかり読んでいる鈴原守。幼馴染の千代野綾に片思いしているが、綾は父親の転勤の都合で東京に引っ越してしまうことに。“17歳の誕生日はこの街で迎えたい”という綾の願いを叶える為、守やその仲間たちは綾を連れて、古い石炭工場を秘密基地に7日間を過ごすことになる。大人に隠れる為だけに企画したバースデー・キャンプ。しかし守たちは、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会うことで、その運命は思いもよらない方向へと動きだすー。キャラクター/声優キャスト物語を彩る個性豊かなキャラクターを紹介。主人公の守に『君の膵臓をたべたい』『君は月夜に光り輝く』の北村匠海、ヒロイン役の綾に、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」や『累-かさね-』の芳根京子が声をあてるほか、実写映画の『ぼくらの七日間戦争』で女優デビュー&初主演を飾った宮沢りえが、“2020年の中山ひとみ”役として当時とキャラクターを演じるなど、豪華な声優キャストにも注目だ。鈴原守(声:北村匠海)主人公の高校二年生。おとなしく、学校ではいつも一人で本を読んでいる目立たない存在。歴史マニアで、戦術に詳しく、同じ趣味を持つ仲間が集うチャットが唯一の拠り所となっている。隣の家に住む幼馴染の千代野綾に片想いしているが、学校で喋ることはほぼない。千代野綾(声:芳根京子)主人公・守のクラスメイトかつ、幼馴染。育ちの良いお嬢様で、文化祭のミスコンで優勝するほどの美人だが、お高く留まらず、誰に対しても心優しい少女。17歳の誕生日を迎える1週間前に、父の仕事の都合で強制的に東京に引っ越しさせられることになってしまう。※写真左から山咲香織(声:潘めぐみ)守たちのクラスメイト。陸上部で活躍する、曲がった事の大嫌いな体育会系少女。親友の綾のことをいつも気にかけている。父親は建築会社の社長。緒形壮馬(声:鈴木達央)守たちのクラスメイト。ノリが軽く、クラスの中心的な存在で、女子からもモテる。「面白そうじゃん!」と守たちのバースデーキャンプにも参加することに。阿久津紗希(声:道井悠)守たちのクラスメイト。物事を深く考えず、ノリだけで生きているような少女。「パーッと盛り上げよ♪」と、綾の誕生日を祝うため、バースデーキャンプに参加する。<その他メインキャラクター>中山ひとみ(声:宮沢りえ)かつて大人たちを相手に“七日間戦争”を耐え抜いた人物。本作で繰り広げられる新しい“7日間戦争”にどのように関わっていくか要注目だ。本庄博人(声:大塚剛央)守たちのクラスメイト。幼馴染の紗希に無理やりバースデーキャンプに連れてこられた為、乗り気ではない。マレット(小市眞琴)守たちより先に石炭工場に潜んでいた、11歳のタイ人の子供。不法滞在の摘発から逃げる際にはぐれてしまった家族を探している。本多政彦(櫻井孝宏)綾の父の秘書。一見やる気がなさそうに仕事をこなすが、実は頭の切れる男。監督は村野佑太、脚本は『コードギアス』の大河内一楼監督を務めるのは、テレビアニメ「ブレイブビーツ」で監督デビューし、「ドリフェス!」などの話題作を手がけてきた村野佑太。本作が映画デビュー作となる。脚本は、映画『ブレイブストーリー』『コードギアス』などのアニメ大作を執筆してきた大河内一楼が手掛ける。過去に映画脚本を書いたこともある原作者・宗田も、“ワクワクする”と期待を寄せる仕上がりになっているという。実績のあるアニメストリーテラーと新鋭の監督が率いる制作チームによって原作のスピリットを受け継いだ、新たなストーリーが紡がれる。<ストーリー>いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、一週間後に議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、尐年たちの精一杯の反抗。だがその夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。丌法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――。2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。 守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!【詳細】『ぼくらの7日間戦争』公開日:2019年12月13日(金)原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)監督:村野佑太脚本:大河内一楼キャスト:北村匠海 芳根京子、宮沢りえ(特別出演)、潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏キャラクター原案:けーしんキャラクターデザイン:清水洋制作:亜細亜堂配給:ギャガ KADOKAWA製作:ぼくらの7日間戦争製作委員会
2019年06月14日1985年に刊行され、宮沢りえ主演で映画化もされたベストセラー小説がアニメ映画『ぼくらの7日間戦争』として12月に公開決定。ティザービジュアルと特報映像が解禁された。宮沢りえ女優デビュー映画のベストセラー原作がアニメ映画に!原作は、30年以上にわたって多くの読者に愛されてきた、宗田理による累計発行部数2,000万部を超える「ぼくら」シリーズの第1作目「ぼくらの七日間戦争」。刊行当時は、学生運動をした世代の管理教育という社会背景が下地にあったことで、中高生を中心に人気を呼んで大ベストセラーに。1988年に公開された実写映画は、現在も第一線で活躍する宮沢りえの女優デビューにして初主演作。戦車や廃工場でのアクションといった大胆な演出が反響を呼んだ。また、映画の主題歌となった「TM NETWORK」が歌う「SEVEN DAYS WAR」は、「GetWild」と並ぶ彼らの代表曲であり、そのメロディーラインはファンの記憶に強く残っている。小説はその後も30年にわたって40作を超える続編が発表されており、「ぼくら」シリーズの世界では、主人公の菊地英治や中山ひとみは中学生から高校生、大学生、そして大人へと成長していく姿が描かれている。アニメ映画は“七日間戦争”から約30年後…2020年が舞台第1作の刊行から34年、初映像化から31年となる今年、日本を代表する青春エンターテインメントの金字塔として愛されてきた原作が、今回は劇場アニメーション作品として生まれ変わる。親や教師からの管理教育に反抗し、廃工場に立てこもって大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開する。企画のはじまりは、91歳となったいまなお現役でシリーズの新作を書き続けている原作者・宗田氏に、「ぼくら」の世界で現代の少年少女たちが戦う“7日間戦争”をアニメーションで表現したいと提案したところ、シリーズのテーマである「大人への挑戦」と「ユーモラスな戦い」を描くことを条件に宗田氏が再映画化を快諾。過去に映画脚本を書いたこともある原作者・宗田氏は、「アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます」と期待を寄せ、その脚本に太鼓判を押している。その新ストーリーの象徴として、タイトルは漢数字の「七」ではなく、アラビア数字の「7」とし、昭和の名作実写映画が時を超えて、令和に生きる全ての“ぼくら”ファンに贈るアニメーション映画を目指していく。監督を務めるのは、TVアニメ「ブレイブビーツ」で監督デビューし、「ドリフェス!」などの話題作を手掛けてきた34歳の村野佑太。本作で映画デビューを果たす村野監督は、「原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、新しい『ぼくら』の7日間戦争を紡いでいけたら」とコメント。脚本を務めるのは、「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズや映画『ブレイブストーリー』、NETFLIXで話題となった「DEVILMAN crybaby」など、数々のアニメ大作を執筆してきた大河内一楼。実績のあるアニメストリーテラーと新鋭の監督が率いる制作チームによって“7日間”の冒険が紡がれる。初映像公開!大人に対する抵抗の始まりと成長の一歩作品公式サイトのオープンに合わせて、ティザービジュアルと特報を公開。ティザービジュアルには舞台となる雄大な山々に向かい、これから始まる7日間に期待に胸をふくらませる少年少女6人の姿が。30秒の特報では主人公・守を中心に、それまでの何気ない日常生活から大人に対する抵抗の始まりと、少年少女が大人へと成長する始めの一歩、“スタートライン”を表現。彼らにとっての戦争は何か? 彼らが対峙していく敵とは何なのか? そして英治とひとみは登場するのか。挿入されている楽曲も含め、期待を膨らませる特報映像となっている。アニメーション制作は公開に向けて順調に進行しており、少年少女たちを演じる豪華俳優陣は後日、発表されるというから、引き続き注目していて。『ぼくらの7日間戦争』は12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月11日菅田将暉が稀代の天才を演じ、山崎貴が監督を務める『アルキメデスの大戦』。この度、戦火が激しくなる中、菅田さん演じる主人公が数学を駆使して戦争を止めようとする姿をとらえたド迫力の最新予告映像が公開された。「ドラゴン桜」で一世を風靡した三田紀房による同名漫画を山崎監督が映画化、最新のVFX技術を駆使して史上最大の戦艦・大和をスクリーンに蘇らせた。この度、解禁となった予告映像は飛び交う砲弾や戦闘機などド迫力の戦闘シーンとともに、菅田さん演じる天才数学者・櫂 直(かい ただし)、山本五十六役を演じる舘ひろし、櫂を慕う美しき財閥令嬢・尾崎鏡子役の浜辺美波、櫂と行動をともにする将校・田中役の柄本佑、櫂と対立する戦艦大和の設計者・平山役の田中泯ほか、笑福亭鶴瓶、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功といった豪華キャスト陣の全員の出演シーンも公開。山崎監督が徹底的にリサーチを重ね、完全再現を目指して描いた“戦艦大和”と、まさにその“沈没寸前”の瞬間も映し出されている。中でも注目なのは、戦艦大和を「計りたい」という菅田さん演じる櫂直の天才、かつ変人ぶり。「数学には世界を変える力がある!」と言い放つ櫂直は、果たして戦争を止めることができるのか!?さらに、菅田さんと舘さんの姿が大きく写し出された本ポスタービジュアルも初解禁。メジャーを手に、鋭く、真っ直ぐな眼差しで見つめる櫂直、そして堂々たる敬礼を見せる山本五十六の姿は対照的。そして海上に浮かぶ戦艦大和の全貌。大和建造計画に立ち向かう2人の男の活躍に期待せずにはいられないビジュアルとなっている。『アルキメデスの大戦』は7月26日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アルキメデスの大戦 2019年7月26日より全国東宝系にて公開Ⓒ2019映画「アルキメデスの大戦」製作委員会Ⓒ三田紀房/講談社
2019年05月17日東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは6月6日(木)~7月7 日(日)の32日間、七夕をテーマとした恒例のスペシャルプログラム「ディズニー七夕デイズ」を開催する。今年も約一か月のロングバージョンだ。両パークでは、彦星と織姫をイメージしたコスチュームを着たミッキーマウスとミニーマウスが、ゲストにあいさつをする「七夕グリーティング」を今年も公演。東京ディズニーランドのパレードルートでは人力車に乗って、東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーではバージ(=船)に乗って、ディズニーの仲間たちとともにゲストの前まで登場する。また、昨年は移動していた東京ディズニーランドのワールドバザール中央と、東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアにある桟橋に、叶うと人気の“ウィッシングプレイス”を設置する。笹にはディズニーの仲間たちの願いが書かれた短冊がかけられているほか、ゲストもミッキーマウスの形をした“ウィッシングカード(=短冊)”に思い思いの願いを書いてウィッシングプレイスにかけることが可能に。注目は東京ディズニーランドのウィッシングプレイスで、夜になるとワールドバザールに映し出す七夕ならではの映像や音楽、光の演出によって幻想的な“スターライト・ウィッシングプレイス”に。今年初めての演出だ。ディズニーリゾートラインでは、おなじみの七夕デザインのフリーきっぷを販売するほか、期間限定で七夕ならではのコンテンツが同リゾート全体に登場。大切な人と東京ディズニーリゾートならではの七夕を満喫して!(text:cinemacafe.net)
2019年04月08日ぼくのりりっくのぼうよみが、本日1月28日と明日29日に東京・昭和女子大学 人見記念講堂にて、ラストライブ『通夜・葬式』を開催する。高校2年生のとき、『閃光ライオット2014』のファイナリストに選ばれ、翌年の2015年12月に1stアルバム『hollow world』でメジャーデビューを果たしたぼくのりりっくのぼうよみ。その後、映画『3月のライオン 前編』主題歌や資生堂『アネッサ』CMソング、ドラマ『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』(テレビ東京系)エンディングテーマなど多数のタイアップソングを手がけ、話題に。また雑誌『文學界』にエッセイを寄稿するなど、音楽シーン以外でも活躍の場を広げていく。そんな中、昨年9月に突如、ぼくのりりっくのぼうよみを“辞職”することを宣言し、アーティスト活動も今年1月で終えることを公式発表した。ぼくのりりっくのぼうよみ -「僕はもういない」“辞職宣言”後の昨年12月に、ラストオリジナルアルバム『没落』とベストアルバム『人間』を2作同時リリースしたぼくのりりっくのぼうよみは、今年1月に『通夜・葬式』と題してラストライブを実施。1月13日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて開催された『通夜』、本日と明日開催される『葬式〜前夜祭〜』『葬式』の3日間すべて、チケットは即日ソールドアウトを果たしている。メジャーデビューしてからの約3年間に幕を降ろすこととなる今回のライブは、彼にとって大きな節目となるはず。デビュー前も含め、彼のアーティスト活動のこれまでをすべて詰め込んだライブになるのではないだろうか。公演情報ぼくのりりっくのぼうよみ ラストライブ『通夜・葬式』昭和女子大学 人見記念講堂1月28日(月)OPEN 18:00/START 18:301月29日(火)OPEN 18:00/START 18:30
2019年01月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米中貿易戦争」です。自国産業を守るはずが、自らの首を絞める結果に。いま、アメリカと中国の貿易戦争が激しくなっています。アメリカの貿易赤字を解消し、経済を立て直したいと考えているトランプ大統領は、最大の貿易赤字を出している中国に対して関税を引き上げることにしました。これに対し、報復措置として、中国側もアメリカに高い関税をかけ、競争はエスカレート。11月末の米中首脳会談で進展がなければ、アメリカは、中国からの全輸入品にさらに制裁関税をかけると発表しました。自動車でも、農産物でも、海外からの輸入品が安く手に入るようになれば、国内産のものは競争に負け、売れなくなってしまいます。そうならないよう、自国の産業を守るために、輸入品に関税をかけるのです。トランプ大統領は、自身の支持層でもあるドメスティックな企業を守ると約束し、TPPやNAFTAなど、関税をなくして人やモノが自由に行き来する「自由貿易」の流れから真逆の方向に向かいました。しかし、現代はグローバル社会です。すべてを自国でまかなえた時代はそれでよかったのですが、いまやドメスティック産業も、部品など、一部は輸入に頼っています。国産車が輸入車に負けないようにと関税をかけたつもりが、国産車を作るための原材料や部品は実は輸入しており、それらが関税により高額になったため、製品の価格も上げざるを得なくなり、結果売れない。というようなことが様々な産業で起きてしまったのです。GDP1位と2位のアメリカと中国が貿易摩擦により国内経済がひっ迫すれば、世界経済も低迷します。ドルやユーロが不安定になれば、安定している円が買われる。すると、輸入品は安く手に入りますが、輸出は厳しくなる。輸出産業に頼る日本経済は冷え込んでしまうのです。日本はいま、自由貿易を推進していますが、安倍政権を応援する保守層には、いまのアメリカ同様に、国内にだけ目を向けた政策を望む声もあがっています。しかし、日本こそ、自国内だけでは商売が成り立ちません。トランプの関税政策は、中間選挙前の人気とりと捉える意見もあります。選挙が終わった今後、方向転換も考えられますから、目が離せません。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年11月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年11月14日歌手・ぼくのりりっくのぼうよみの全楽曲の再生数が、活動終了発表後に急増していることが、音楽ストリーミングサービス・Spotifyの発表により明らかになった。21日放送の日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』で、2019年1月いっぱいで音楽活動を終了すると電撃発表したぼくりり。オフィシャルサイトでも、「ぼくのりりっくのぼうよみ、辞職のお知らせ」と題し、「突然ですが、2019年1月をもちまして、ぼくのりりっくのぼうよみはぼくのりりっくのぼうよみを辞職いたします。辞職に伴いまして、最後のアルバムを制作いたしましたので、ぜひ聞いていただければと思います。『没落』という題でございます。12月12日の発売となります。傑作になってしまいました。終幕までお楽しみ頂ければ幸いです」と呼びかけていた。この発表後、Spotifyでの再生数が急増。3連休だけでも10万回を超え、毎週月曜更新のSpotifyで人気のプレイリスト「Tokyo Super Hits!」のカバーを飾り、月間リスナー数は約8万3,000人。27歳以下がリスナーの約半数を占め、アメリカや台湾など海外でも頻繁に聴かれている。なお、Spotifyでは「朝焼けと熱帯魚」「罠」「SKY’s the limit」の3曲が人気。ぼくりりが告知していたニューアルバム『没落』のほか、ベストアルバム『人間』も12月に同時リリースされる。活動終了に向けてさらに話題を集めそうだ。
2018年09月28日編集部:学研キッズネット編集部酷暑だった夏が過ぎ、秋らしい季節になりました。8月といえば、原爆投下や終戦記念日など、73年前の戦争を思い起こさせる事柄が多いように思います。けれども、今年の夏を振り返ってみると、あまり戦争のことを考えなかったな、と感じました。自分自身が子どもの頃は、戦争を扱ったドラマやニュース、ドキュメンタリーも多く、8月ともなればずいぶんそういったものを見聞きしたものです。飛行機の轟音や花火の破裂音にさえ戦争を思い起こし、おびえていた時期もありました。今の子どもたちには、「戦争」に対してそこまでの印象はなさそうです。戦争が遠くなった。それは日本が戦争に巻き込まれていない期間が長くなったことを示している。平和だということだ。でも本当にそれでよいのだろうか。そんなふうに思っていたときに、「いわさきちひろ生誕一〇〇年」というポスターの文字が目に飛び込んできました。あどけないタッチの絵で知られる「いわさきちひろ」。生誕100年ということは、26歳で終戦を迎えたことになります。豊かな色彩で子どもを描き、数々の名作をのこしたちひろは、実は「平和」に対して深く心を寄せた人でもありました。もし今、ちひろが生きていたら、この世の中をどのような思いで眺め、子どもたちにどんなメッセージを投げかけるのでしょうか。「ちひろ美術館・東京」で広報を担当する高津つぐみさんに話を聞きました。お話を聞いた高津つぐみさん画家になる前に、反戦への強い思いがあった――ちひろさんの娘時代は戦時中だったと思うのですが、どのような生活を送っていたのでしょうか。高津:ちひろは女学校の教師の母と陸軍で建築技師をしていた父との間に生まれた3人姉妹の長女です。生まれは福井県武生(現・越前市)ですが、その後、娘時代の大半を東京で過ごしています。山の手のお嬢様として豊かな生活を送っていましたが、高等女学校(今でいう高校)に入学した年に満州事変※が起こり、長い戦争が始まることになりました。※満州事変……満州(今の中国東北区)でおきた日本軍と中国軍との武力衝突。実質的には日本軍による中国への侵略戦争。じつは女学校在学中に岡田三郎助さんという洋画家に弟子入りしたり、両親にないしょで女子美術専門学校(現・女子美術大学)の願書を取り寄せたりと、絵に対する情熱はかいま見せているのですが、当時は女性が絵描きをやるなんてとんでもない、ということで、両親に反対されてあきらめています。同じころ、書道を習い始め、こちらはのちに人に教えるほどの腕前になったようです。その後、両親の勧めるままに結婚して満州・大連(現・中国遼寧省大連市)にわたります。夫の自死という形で結婚は幕を閉じ、再び東京の実家に戻ります。そこでまた絵筆をにぎることになるのですが、その矢先に太平洋戦争が始まります。「ぜいたくは敵だ」などと言われ、町から色彩も自由も失われていくのをちひろは目の当たりにしているんですね。教師だった母はそのころは大日本連合女子青年団という団体で、日本から満州の開拓団へ「大陸の花嫁」※を送り出す仕事に就いています。その関係で、ちひろも妹たちといっしょに満州へ渡ります。やがて九死に一生を得て終戦直前に帰国したちひろは、東京で空襲に遭い、家を焼け出されました。そして両親の実家がある長野で終戦を迎えます。※「大陸の花嫁」……日本が満州を開拓するために送り込んだ10代の少年たちの結婚相手として大陸に送られた10代の少女たちのこと。戦前戦中は、比較的恵まれた環境にいることも多かったちひろの生活が一変したのは敗戦からでした。疎開先の長野で、東京に出て絵の勉強を続けたいという思いを募らせるのと同時に、ちひろはこの地で聴いた日本共産党の講演会によって、なぜこのような戦争が起こったのかを知ります。また戦争に反対したために牢に入れられたり殺されたりした人たちがいたということもはじめて耳にし、大きな感銘を受けています。一方で国策に従って精力的に動いていた母や、軍に属して航空燃料の工事建設を行なっていた父のこと、何も知らずに暮らしていた自分のことを振り返って、加害者の側にいたことを反省し、「二度と戦争を起こしてならない」という強い気持ちをもつようになります。自ら日本共産党に入党したのもこの時期でした。ちひろは戦争について知ることで、今までの自分の生き方を模索しながら折り合いをつけていったのだと思います。戦後、疎開先で書いていた日記を読むと、ちひろの葛藤が見てとれ、戦争が人生のターニングポイントになったことがわかります。――絵描きになる前の「いわさきちひろ」に、そのような原点があったのですね。高津:ちひろは晩年このように言っています。「青春時代のあの若々しい希望を何もかもうち砕いてしまう戦争体験があったことが、私の生き方を大きく方向づけているんだと思います。平和で、豊かで、美しく、可愛いものがほんとうに好きで、そういうものをこわしていこうとする力に限りない憤りを感じます。」(いわさきちひろ1972年)ベトナム戦争の中にいる子どもたちを描いた『戦火のなかの子どもたち』(左・岩崎書店1973年)と、広島で被爆した子どもたちが体験をつづった作文や詩に絵をつけた『わたしがちいさかったときに』(童心社1967年)子どもは未来の象徴――その後、東京で画家になるのでしょうか。高津:単身で上京してしばらくは、絵の勉強をしながら新聞社で「絵も描ける記者」として挿し絵や広告、ポスターなどを手がけていました。その後、アンデルセンの童話の紙芝居制作をきっかけに絵筆一本で身を立てられるようになります。たくさんのデッサンを重ねたちひろですが、描きたいものは風景より人間、特に子どもというのは当時からの変わらない姿勢です。紙芝居で画家としての評価を得たちひろは、子どもの本の世界で活躍の場を広げていきます。やがて絵が「文章の説明」ではなく、絵を主体に展開する絵本の制作に乗り出すことになります。それが至光社の「感じる絵本」シリーズです。「感じる絵本」シリーズのなかの2冊。『あかちゃんのくるひ』(左・1970年至光社)と『ことりのくるひ』(1972年至光社)――わたしたちになじみ深いちひろさんの絵ですね。高津:ちひろは自分の描く子どもの絵に「いつも、夢のようなあまさが、ただよう」とし、「実際、私には、どんなにどろだらけの子どもでも、ボロをまとっている子どもでも、夢をもった美しい子どもに、みえてしまうのです」と言っています。――それはちひろさんの絵を見ていると、本当に伝わってきますね。高津:そうですよね。ちひろの描く子どもの絵を見ていると、子どもの本当にありのままの無邪気な姿が伝わってきて、悪いことができなくなる感じがします。子どもって未来の象徴ですよね。子どもが子どもらしくいることができる、それこそが「平和」であり、ちひろの願いであるように思います。平和のために、美術館だからこそできることをしていきたい――今、戦争の影が薄くなりすぎているのではないか、という思いがあるのですが、「ちひろ美術館」として、「平和」に対してどのように関わっていきたいと考えていますか。高津:美術館だからこそできることをしていきたいと考えています。美術館は文化を提供する場です。戦時中に美しいものが華美だと禁じられたように、豊かな文化は平和な社会でなければ花開かないものだと思います。平和のために取り立てて何かを主張する、という方法ではなくて、豊かな文化をより多くの人に共感してもらう努力をして、「平和」に向き合っていきたいです。――では、もしちひろさんが生きていたら、社会や子どもたちに対して、どのようなメッセージを投げかけると思いますか。高津:ちひろは生涯、一貫して「絵描き」であり続けた人だと思うので、今の時代にあっても絵描きとしてできることを探したと思います。なので、生きていたときと変わらず、「子どもや弱い立場の人が傷つく戦争をしないでほしい」という平和への想いを自身の言葉や絵を通して伝えようとしたのではないでしょうか。子どもたちに対しては、のびのびと健やかに育ってほしいというでしょうね。美術館だからこそできるやり方で、平和な社会を実現していきたいと話す高津さん高津:わたしの大好きな「ささやかな絵本の絵描きなのである」というちひろの文章があるんです。これが、子どもたちへのメッセージになるのではないでしょうか。ささやかな絵本の絵描きなのである私が力がなくて無力なとき(いつもそうなのだろうけれど)、人の心のあたたかさに本当に涙ぐみたくなる。この全く勇ましくも雄々しくもない私のもって生まれた仕事は絵を描くことなのだ。たくましい、人をふるいたたせるような油絵ではなくて、ささやかな絵本の絵描きなのである。そのやさしい絵本を見たこどもが、大きくなってもわすれずに心のどこかにとどめておいてくれて、何か人生のかなしいときや、絶望的になったときに、その絵本のやさしい世界をちょっとでも思いだして心をなごませてくれたらと思う。それが私のいろんな方々へのお礼であり、生きがいだと思っている。ちひろ最晩年の手帳より(1973年)いわさきちひろ『ラブレター』(講談社、2004年)より抜粋いわさきちひろチューリップとあかちゃん1971年――今日はありがとうございました。いわさきちひろ生誕一〇〇年を機に開かれている「Life展」。いわさきちひろが大切にし、描いてきた「Life」――いのち、生命、人生、生活など――をテーマに、さまざまな分野で活躍する作家たちがコラボレートした展覧会で、「ちひろ美術館・東京」と「安曇野ちひろ美術館」において開催されています(2018年3月~2019年1月)。わたしが「ちひろ美術館・東京」へ取材に行ったときは、インタラクティブアート※の分野で活躍するアートユニットplaplaxといわさきちひろの〈あそぶ〉子どもの作品がコラボレートした〈あそぶplaplax〉展が開催されていました(10月28日まで)。※インタラクティブアート……参加型・体験型の作品。plaplaxは、ちひろさんの絵や画材などをモチーフにいろいろな遊びのしかけを施しています。絵本とあそびが融合した「絵本を見るための遊具」(plaplx撮影:森本菜穂子)。海辺を走る登場人物といっしょにわたしたちもあそぶことができる「画机の上のあそび場」(plaplx)。机の上の画材は、ちひろさん愛用の品をかたどったもの。絵の具をさわると……、クレヨンをさわると……、ラジオをさわると……?指でそっとさわると、美しい音とともに、ちひろさんの絵の世界が広がる引きも切らずに入ってくる老若男女のお客さんたちは、いわさきちひろの絵画を眺めながら絵の中に描かれた子どもと同じようなあどけない顔つきになり、plaplaxの作品の前では触ったり、のぼったり、ステップを踏んだりしながら「あそんで」います。ほかの作家の手が加わることで、ちひろ作品の魅力がより輝いて見えながら、その輝かせ方に、コラボレートした作家の方々のゆるぎない個性が感じられるという、不思議な展覧会でした。日本が戦争へと突き進んでいくなかで娘時代を過ごし、命のはかなさ、平和な生活のもろさを心身に刻みつけた画家、いわさきちひろ。「ちひろ美術館」で親子で作品を鑑賞しながら、戦争と平和について親子で考えるきっかけにしてはいかがでしょうか。いわさきちひろ生誕一〇〇年サイト施設情報ちひろ美術館・東京住所:東京都練馬区下石神井4-7-2電話:03-3995-0612入館料:大人800円高校生以下無料開館時間:午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)冬期休館2/1~2/28、年末年始休業12/28~1/1交通:西武新宿線上井草駅より徒歩7分安曇野ちひろ美術館住所:長野県安曇郡松川村西原3358-24電話:0261-62-0772入館料:大人800円高校生以下無料開館時間:午前9時~午後5時休館日:第2・4水曜日(祝休日は開館、翌平日休館)冬期休館12/17~2月末交通:JR大糸線信濃松川駅より2.5km長野自動車道安曇野I.C.より30分学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年09月25日歌手のぼくのりりっくのぼうよみが、21日に放送された日本テレビ系報道番組『NEWS ZERO』に出演し、19年1月をもってぼくのりりっくのぼうよみとしての音楽活動を終了することを明かした。15年12月にアルバム『holllow world』で鮮烈にデビューしたぼくのりりっくのぼうよみ。『NEWS ZERO』の密着取材で「僕、“天才”をやめようかなと思って」と切り出し、「ぼくのりりっくのぼうよみというアーティストを葬ろうと思っております」と明かした。ぼくのりりっくのぼうよみは「音楽活動は来年の1月に終了しようかなと」とし、「僕は自由になりたいです。文学的だとか天才だとか哲学的な歌詞が素敵だみたいなことを言っていただいて、できあがった他の人たちの中にある偶像に支配されちゃう。それにすごく耐えられない」と理由を明かした。公式サイトでも、「突然ですが、2019年1月をもちまして、ぼくのりりっくのぼうよみはぼくのりりっくのぼうよみを辞職いたします」と発表している。また、25日からは全国ツアー『僕はもう……』を開催することも発表しており、12月12日にラストオリジナルアルバム『没落』と、ベストアルバム『人間』の2作を同時リリースすることも明らかになった。
2018年09月22日東京・原宿にあるギャラリーThe Massでは、フラワーアーティストの東信が率いるAMKK(東信、花樹研究所)との企画「戦争と花」を7月20日から8月15日まで開催。© Bernie Boston / The Washington Post / Getty Images / Kyodo News「AMKK」は、フラワーアーティスト・東信による、花と植物を題材とした実験的なクリエイションを展開していく集団。その活動は、花・植物のみが有しているもっとも神秘的な形を見つけ、芸術的レベルに変換し表現する事で、植物の存在価値を高める活動を行う。本展覧会は「戦争と花」をテーマとし、7~8年ほど前から東信らによって集められた「戦争」と「花」をめぐるイメージを基礎として、国際的な写真家集団であるマグナム・フォト、報道写真の膨大な蓄積を持つ朝日新聞フォトアーカイブ、共同通信イメージズらの協力も得て収集した、戦争を題材とした様々な切り口の写真を展示する。人は生まれてから死ぬまでの間、祝いの花から励ましの花、弔いの花や祈りの花など、人生の様々な場面で花と寄り添って生きてきた。美しく咲き誇る花の姿に、そして儚く短い花の命に、人は言葉に出来ない感情や願い、慈しみを託して花を捧げる。それは「戦争」という人類の最も醜悪な歴史の一幕においても垣間見れる行為。今回、この「戦争」と「花」という一見相反する要素を一つのレンズの中で繋ぎ合わせた数々の写真作品を通じて、戦争と向き合い、一人でも多くの人々、とりわけ若い世代の人々にも平和への思いを深く思慮する機会として欲しいとの考えで開催される。【展覧会情報】戦争と花会期:7月20日〜8月15日会場:The Mass住所:東京都渋谷区神宮前5-11-1時間:12:00〜19:00定休日:火、水曜日(8月14日、15日は特別開館)
2018年07月05日6月7日(木)、東京ディズニーランドにて7月7日(土)までの31日間、日本の伝統的行事である“七夕”をテーマとしたプログラム「ディズニー七夕デイズ」が開幕。彦星と織姫をイメージしたコスチュームを身にまとったディズニーの仲間たちが、集まったゲストの前に人力車に乗って登場した。東京ディズニーランドでは、「ディズニー七夕デイズ」恒例の「七夕グリーティング」を今年も公演。七夕のコスチュームを着たミッキーマウスとミニーマウスが七夕装飾の人力車に乗ってパレードルートに登場した。また、東京ディズニーシーでも彦星と織姫をイメージしたコスチュームを着たミッキーマウスとミニーマウスをはじめ、ディズニーの仲間たちが「七夕グリーティング」を再演。今年はバージ(船)変更になった。七夕限定オリジナルメニューやカクテルなど、パークが七夕カラー一色に染まるほか、同期間、ドナルドダックの誕生日をお祝いするスペシャルプログラム「ドナルドの“ハッピーバースデー・トゥ・ミー!”」も初開催。ドナルドの誕生日をお祝いする有料体験プログラムの実施や、一部のレストランではバースデー装飾の実施。グッズやメニューの販売も始まった。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2018年06月07日「米国と中国による貿易戦争が始まれば、日本は大きな影響を受けます。最悪のケースを想定した場合、サラリーマンのボーナスが3〜4%下がることが予想されます。またリストラや、給与カットなど、家計への影響も大きいでしょう」 米中が“開戦”すれば、日本の家計を直撃すると警鐘を鳴らすのは、第一生命経済研究所・首席エコノミストの永濱利廣さん。 いま、米国と中国が、貿易関税を巡る“制裁”&“報復”合戦で火花を散らしている。そもそもの発端は、3月1日、米国が鉄鋼、アルミニウムに高関税をかけると発表したことに始まるーー。 3月23日、実際に米国が関税を引き上げると、すぐに中国が“報復措置”を発表。4月2日に、フルーツ類や豚肉などの128品目、30億ドル(約3,200億円)相当の米国からの輸入品の関税が引き上げられた。 翌3日、今度は米国が中国の知的財産権侵害に対する“制裁措置”として、500億ドル(約5兆3,000億円)相当の中国製品(情報・通信機器、ハイテク製品など)、1,333品目に25%の追加関税をかけると発表した。すぐさま中国も、同額の追加関税を米国製品に課すと対抗を宣言。 これに激怒したトランプ大統領は、中国製品に対して、さらに1,000億ドル(約10兆7,000億円)規模の追加関税を検討すると発表した。米国がすべて実施すれば、計1,500億ドル。中国からの総輸入額(約5,000億ドル)の3割強となる。 トランプ大統領と習近平国家主席という2人の“独裁者”の意地の張り合いで、いつ米中貿易戦争が勃発してもおかしくない状況になった。 「私の試算では、仮に米国と中国2国間すべての貿易に関税10%が上乗せされた場合、日本のGDPは1.4%押し下げられます。これが米中貿易戦争で考えられる最悪のシナリオです」(永濱さん・以下同) “100年に1度の経済危機”といわれた’08年のリーマン・ショックで、日本のGDPは約6%下がった。この直後、国内では失業者があふれ、公園に派遣村などができたことは、まだ記憶に新しい。仮に日本のGDPが1.4%下がった場合、その数値は当時の3分の1。このときと比べれば、影響は小さく見えるが……。 「リーマン・ショックの影響からここまで立ち直れたのは、日銀の金融緩和の効果などで円安株高になったからです。だが、すでに日銀はやれる手はほとんどやり尽くしたので、今後これ以上の金融緩和をやることは難しい。つまり米中貿易戦争が起きた場合、日銀には使えるカードが残っていない。それだけに日本が受けるダメージは、リーマン・ショック以上に長引く可能性がある」 リーマン・ショックの翌年、サラリーマンのボーナスは10%以上下がり、以前の水準に回復するのに約6年かかった。永濱さんは、米中貿易戦争の最悪のケースで、ボーナスの下がり幅もその3分の1ほどと試算しているが、今回は回復までにもっと時間を要すると分析している。
2018年04月20日付属の「5REMIXゴムチューブ」でトレーニング3月30日、手や足にチューブを巻いて運動することでボディの悩みを改善する「巻いて1分動かすだけ 奇跡の7日間レッスン for MODELS」が発売された。この新刊にはトレーニングに必要なピンク色のベルト風「5REMIXゴムチューブ」が付属。著者は東京・池袋の「STUDIO REGAL」主宰、パーソナルトレーナーのCHAZ(ちゃず)氏である。A5判で、96ページ、1,500円で主婦の友社より発売中である。「なりたい私」に全員がなれる北海道に生まれたCHAZ氏は自衛隊習志野第1空挺団所属し、在日米国大使館の警護を経験。その後、ニューヨークやロサンゼルスでダンスを学んでいる。さらにヨガも学びパーソナルトレーナーとなり、「STUDIO REGAL」を主宰。現在は独自の「CHAZトレ」を考案して指導を行っている。CHAZ氏の最新の機能学的なアプローチによるトレーニングは口コミで話題となり予約が取れない状態にもなり、多数のモデルやタレントたちが指導を受けて、例外なく成果が得られているという。この新刊では体重を量らず、食事制限をせず、1分間のメニューを5セット繰り返すことで、O脚改善、くびれ、ヒップアップなどの効果が得られるという「5REMIXトレーニング」が紹介されている。(画像は主婦の友社のサイトより)【参考】※巻いて1分動かすだけ 奇跡の7日間レッスン for MODELS
2018年04月06日映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』が2018年2月23日(金)より全国でロードショー。パキスタン出身のアメリカ人コメディアン クメイル・ナンジアニが“異文化結婚"の前に立ちはだかる、数々のトラブルと騒動を愛と笑いで乗り越えた実話を描く感動ストーリーだ。口コミでヒットクメイルは人気コメディドラマ『シリコンバレー』に出演する俳優。そして、『ビッグ・シック』では、クメイル本人と妻エミリーが実際に映画の脚本を執筆。さらに主人公のクメイルも本人が演じるという異色の展開。アメリカでは、わずか5スクリーンから公開がスタートしたが、口コミでそのストーリーが話題を集め、最終的には2600スクリーンにまで拡大する大ヒットを記録。第90回アカデミー賞 脚本賞にノミネートサウス・バイ・サウスウェスト映画祭で観客賞を受賞。アカデミー賞の前哨戦として有名なアメリカ映画協会賞やアメリカ製作者組合賞でベスト10入りしたほか、アメリカの映画批評家賞にも多くのノミネートを受けている。さらに、第90回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた。『ビッグ・シック』ストーリーパキスタンで生まれシカゴに移住したコメディアンのクメイル(クメイル・ナンジアニ)は、アメリカ人大学院生のエミリー(ゾーイ・カザン)と付き合う。しかし、母親は同郷の花嫁しか認めない…という厳格な性格&保守的なムスリムで、言われるまま独身パキスタン女性とお見合いをしてしまう。それがエミリーにバレて、喧嘩となり2人は破局。ところがその数日後、エミリーは原因不明の病気で昏睡状態に陥る。病院へ駆けつけたクメイルは、エミリーを傷つけたことに腹を立てている両親テリー(レイ・ロマノ)とベス(ホリー・ハンター)に出会う。最初はクメイルへの敵意をあらわにしていたベスだったが、気分転換に訪れたコメディクラブで、クメイルに人種差別的なヤジを飛ばす観客と毅然と闘ったことから、3人は心を通わせてゆく。彼らのエミリーへの深い愛に心を動かされ、自分にとってもエミリーがいかに大切な存在かに気付いていくクメイル。果たして、エミリーは目覚めるのか?2人の未来の行方は?作品概要映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』公開日:2018年2月23日(金) TOHOシネマズ 日本橋ほか全国順次ロードショー原題:THE BIG SICK製作:ジャド・アパトー『俺たちポップスター』監督:マイケル・ショウォルター『ドリスの恋愛妄想適齢期』脚本:エミリー・V・ゴードン、クメイル・ナンジアニ出演:クメイル・ナンジアニ『レゴ ニンジャゴー』、ゾーイ・カザン『ルビー・スパークス』、レイ・ロマノ『アイス・エイジ』、ホリー・ハンター『ピアノ・レッスン』、アヌパム・カー『世界にひとつのプレイブック』配給:ギャガ(c)2017 WHILE YOU WERE COMATOSE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年01月19日「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大主演の三人芝居『ぼくの友達』が1月10日に開幕した。それに先駆け公開舞台稽古と囲み取材が行われ、取材には辰巳、田中健、香寿たつきが出席した。舞台「ぼくの友達」チケット情報本作は、マフィアのボス・フランキー(田中)と陽気な妻・シャロン(香寿)の暮らす家に、見知らぬ青年・トニー(辰巳)が訪ねて来ることから始まるハードボイルドコメディ。ジェイソン・ミリガン作「ANY FRIEND OF PERCY D’ANGELINO IS A FRIEND OF MINE」が原作で、翻訳を小田島恒志、演出を元吉庸泰が務める。フランキーの古い仲間パーシー・ダンジェリーノの知り合い、という理由で厳重な警備をくぐりぬけ、彼の家に入ることができたトニー。しかし、話し始めるとパーシーの話題もあやふやで、どこかおかしなムードが漂う。そんな彼を怪しみ、ある“仕事”をさせてみるフランキー。その結果、信用を得たが、トニーが「フランキーの人生の映画化」についての話題を持ち出すと、フランキーは激怒。彼は大の映画嫌いだった――。辰巳にとっての初の単独主演となる本作。ゲネプロ後の囲み取材では「初主演の作品が三人芝居っていう。僕が願っていたものが一気にきた感じで。願いって叶うんだなと思いました。今は、稽古でやってきたことを思い切りやるだけだなと思っています。トニーとして生きることを楽しんでいきたいです」と笑顔。ベテランの田中と香寿との共演については「ふたりの胸を借りて思い切りやっていきたい」と話しつつ「(三人が)親子に見えたり、大親友に見えたりっていう瞬間のある作品なので、稽古中も三人の距離が近くなっていくことを感じました」。そんな辰巳について田中は「すごくがんばってますよ。楽屋が一緒なんですけど、その中でいろんな話ができてね。『やりたかったこと』と言ってたから、この機会は無駄にしちゃいけないよね」、香寿は辰巳と昨年8月の舞台『GACHI(ガチ)』から続けての共演ということもあり「彼がこんなにやる人だっていうのはわかっていたけど、改めて感動しています。最後、泣きそうになっちゃう」と語ると田中も「そうだよね」と共感するなど、三人のチームワークが垣間見える会見となった。どんでん返しに次ぐどんでん返しによって最後まで結末がわからないストーリーを、3人でテンポよく描いていくコメディ。予想外の展開の連続だが、芝居としても「まさかこんな姿が見られるとは」という予想外の姿も見られ、あっという間の1時間45分が楽しめる作品となっている。公演は、2月4日(日)まで東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演中。取材・文:中川實穂
2018年01月15日映画『ぼくの名前はズッキーニ』が、2018年2月10日(土)より恵比寿ガーデンシネマほか全国の劇場にて公開される。切なくも心温まる珠玉のストップモーションアニメーション監督・脚本を務めたクロード・バラスは、『ぼくの名前はズッキーニ』が長編デビューとなる注目のアニメーション作家。ジル・パリスによる原作に魅了された彼が、大人向けだった原作を、世界で虐待にさらされる子供たちへの応援歌として脚色。膨大な時間をかけて、一本のストップモーションアニメーション映画として完成させた。物語の主人公は、不慮の事故で母親を亡くし、ひとりぼっちとなってしまった9歳の少年・イカール。母親が付けてくれた“ズッキーニ”と言う愛称を大切にしている彼は、心優しい警察官の手助けもあり孤児院・フォンテーヌ園に入ることとなる。そこには、心に様々な傷を負った子どもたちが暮らしており、やがてズッキーニは仲間と居場所を見つけ出してゆく。小さな初恋、スリリングな救出作戦、男の子同士の友情…ユーモアにあふれ、切なくも心温まる珠玉の物語が心を揺さぶる。世界の映画祭を席巻『ぼくの名前はズッキーニ』は、2016年のアヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀作品賞と観客賞の2冠を獲得したほか、第89回アカデミー賞では長編アニメーション部門にノミネート、そしてフランスのアカデミー賞であるセザール賞では、最優秀長編アニメーション賞とともに、実写映画を押さえて、最優秀脚色賞を受賞。全米の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、フレッシュ=満足度100%という驚異の高評価を叩き出している。峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキーが日本語吹き替え版キャストにミュージシャンとしてはもちろん、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」など、役者としての活躍も目覚ましい峯田和伸が、主人公のズッキーニ役で声優初挑戦。そしてNHK-BSプレミアムドラマ「奇跡の人」で峯田と共演した麻生久美子が、ズッキーニの親友であるカミーユ役を演じる。また、ズッキーニをフォンテーヌ園へ導く警察官レイモン役には、イラストレーターで俳優のリリー・フランキーが決定している。作品情報映画『ぼくの名前はズッキーニ』公開日:2018年2月10日(土)監督:クロード・バラス脚本:セリーヌ・シアマ原作:ジル・パリス「ぼくの名前はズッキーニ」(DUBOOKS刊)原案:ジェルマーノ・ズッロ、クロード・バラス、モルガン・ナヴァロアニメーション監督:キム・ククレール人形制作:グレゴリー・ボサール音楽:ソフィー・ハンガー原題:Ma vie de courgette©RITA PRODUCTIONS / BLUE SPIRIT PRODUCTIONS / GEBEKA FILMS / KNM / RTS SSR / FRANCE 3 CINEMA / RHONES-ALPES CINEMA / HELIUM FILMS / 2016
2017年11月12日