北村匠海から「苦手だったイケメン俳優M」とバラエティ番組内で告白され(実際は大の仲良し!)、共演の多い広瀬すずからは「めっちゃストイック」と評される男。2014年、日本のメディアに初登場して以来、“イケメンすぎてふるえる”といわれた男は、現在「トドメの接吻(キス)」でクズホスト・堂島旺太郎(山崎賢人)の恋敵である完璧紳士の御曹司・並樹尊氏を演じ、そのあまりの腹黒さから“ブラック尊氏”とまで呼ばれて話題沸騰中。映画『不能犯』にも出演しているほか、今後は自身の出世作の完結編『ちはやふる-結び-』(3月17日公開)や、ハリウッド超大作『パシフィック・リム:アップライジング』(4月13日公開)などが控えている。まさにいま最も旬で気になる男、そのすべてを知りたくなる、新田真剣佑に迫った。1996年11月16日、ロサンゼルス生まれの21歳。父は、『キル・ビル』などでアクション指導をしたことでも知られ、海外では“サニー千葉”として活躍するベテランアクション俳優・千葉真一。2005年、子役として千葉さんが出演するドラマ「アストロ球団」にてデビューしたが、高校までは学業優先で過ごした。しかも、その高校とはレオナルド・ディカプリオやアンジェリーナ・ジョリーらが通い、あの「ビバリーヒルズ高校白書」の舞台にもなったビバリーヒルズ・ハイスクール!極真空手はLAで優勝経験もある腕前で、レスリングは高校の代表選手。そのほか水泳、乗馬、殺陣、スキーにピアノなどもこなす、まさに生粋の2世俳優だ。いま思えば奇跡のような『劇場版 仮面ライダードライブ』、そして『ちはやふる』高校卒業を機に、日本での活動を始めた新田さん。日本に衝撃が走ったのは、いまから4年前の2014年春、彼自身は出演していないもの、父・千葉さんの出演作『歌舞伎町はいすくーる』特別試写会に“真剣佑”として登壇すると、Yahoo!の検索ワードに連日ランクインするなど一気に話題に!以降、「世にも奇妙な物語’14秋の特別編ドラマ」や「保育探偵~ 花咲慎一郎は眠れない!!~」などに相次いで出演し、アメリカで主演短編映画『TADAIMA』(15)や親子共演『テイク・ア・チャンス~アメリカの内弟子~』(15)などにも出演した。2015年公開の『劇場版 仮面ライダードライブサプライズ・フューチャー』では、竹内涼真演じる主人公・泊進ノ介の“未来から来た息子”泊エイジ/仮面ライダーダークドライブを演じたことも注目を集めた。いま思えば、2017年に大ブレイクを果たした竹内さんとのまるで奇跡のような共演だった。その後の『ちはやふる』への出演もまた、奇跡といえるかもしれない。自ら「日本に来て芝居を志すきっかけになった自分の中で大きな作品」「小泉徳宏監督との出会いが大きかった」と語っている同作では、広瀬さんを主演に野村周平、上白石萌音、矢本悠馬、松岡茉優ら次世代を担う若手俳優たちが集う中、オーディションで“綿谷新(わたや・あらた)”役を得た。競技かるたをめぐる青春ストーリーとキャストたちの瑞々しい演技により『ちはやふる 上の句/下の句』は大ヒット、新田さんは日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。さらに、その待望の続編となる『ちはやふる-結び-』の始動に合わせ、“真剣佑”から“新田真剣佑”へと改名、松坂桃李や菅田将暉らが所属する「トップコート」に移籍した。“新田(あらた)”という名字は、同作の役名・新から来ている。原作者の末次由紀と、「先生にツイッターのダイレクトメッセージで『名字を探しているんですけど、新を使ってもよろしいですか』と聞いたら、先生から『新を使ってくださるんですか。ぜひぜひよろしくお願いします』と返事を頂きました」というやり取りがあったことを明かしており、“初心忘るべからず”との思いも込められているという。明るくて、人なつこい“ワンコ系男子”の真剣佑そんな新田さんは、ドラマ「仰げば尊し」(16)で共演した北村さんからは“接する距離が近すぎて、最初は苦手だった”とバラエティ番組「行列のできる法律相談所」で激白されたばかり。アメリカ育ちのためもあるかもしれないが、まるで“ワンコ”のようなフレンドリーな人なつこさは新田さんの魅力でもある。ワンコの中でも、キラキラしたイケメンワンコ系男子となっていたのは、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で演じたサッカー部のエース・孝介だろう。『ちはやふる』に続いて共演した広瀬さん演じる主人公・ひかりが憧れる同級生役だったが、「キラキラしてて…とってもやりづらかった(苦笑)」と自身ではふり返っている。一方、『不能犯』で演じている真面目な新人刑事・百々瀬も“ワンコ系”全開のキャラクターだ。職務に忠実で、何事にも一生懸命だが、真っ直ぐすぎてしまう百々瀬。そのためか、上司の多田刑事(沢尻エリカ)にはなかなか認めてもらえず、名前すら覚えてもらえずに「おい、新人」呼ばわり。それでも決してくじけることなく、“不能犯”宇相吹(松坂さん)を追い詰めていく。終始、不穏な雰囲気が漂う同作にあって、この沢尻さんとの凸凹バディともいえる掛け合いは一服の清涼剤となっている。スゴみたっぷり、でも根はピュアな“不良系男子”の真剣佑北村さんや村上虹郎、太賀らと共演した「仰げば尊し」といえば、どうしようもない不良かと思いきや、音楽に対しては真摯で、仲間との絆や自身の問題で揺れる金髪の木藤良蓮役も鮮烈だった。鍛え上げられた二の腕でサックスを抱え、吹きこなす姿にキュンとした人も多いのでは?さらに、昨年の「僕たちがやりました」の市橋役も記憶に新しい。当初こそは、残虐な一面を持つ札付きの不良というイメージだったが、身体にも、心にも癒えない傷を抱えた市橋は、トビオ(窪田正孝)とのつかの間の“友情”も胸を打ち、人気若手実力派がひしめく中で“市橋ロス”といわれるほど印象を残した。札付きの不良役といえば、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』では原作漫画でも人気の高いキャラ、虹村兄弟の弟・億泰をスゴみたっぷりに演じていた。直情的で思ったことをすぐ口にしてしまい、冷静な兄・形兆(岡田将生)とは対照的で、裏を返せば、ピュアなハートの持ち主(?)ともいえる億泰。新田さんはサイドの髪を銀色に染め上げ、剃り込みを入れて眉毛も剃るという、これまでにない姿で熱演。その役ヘの入り込み具合は相当だった様子で、ロケ地・スペインでは街の人たちが「僕を見ると、にらんできてました(笑)」というほど。ハマりすぎ、でも裏がある“お坊ちゃま系男子”の真剣佑不良役がハマる一方、もちろんセレブリティの役柄もお手のもの。初舞台「花より男子 The Musical」(16上演)では茶道家元の御曹司・西門総二郎役を演じており、ドラマ「刑事ゆがみ」では総資産300億円の若きIT企業家・貝取をゲスト出演ながら好演。海外でも活躍し「俳優として非常にすてきだなと思っておりました」という浅野忠信との初共演には、緊張と喜びを隠せない様子だった。そして、いま「トドメの接吻」(通称・ドメキス)では、山崎さん演じる“愛”よりも“金”のクズホスト…だった旺太郎の素顔が次第に明らかになり、時には観る者の涙を誘う一方、白馬に乗った王子様を地でいく“真っ白王子”…だった新田さん演じる尊氏は、回を重ねるごとにドス黒くなるばかり。いまでは「ブラック尊氏」「闇落ち尊氏」と呼ばれるまでに。美尊(新木優子)との婚約披露もぶちこわしにされ、過去の船舶事故に関わるビデオテープを巡っては、布袋(宮沢氷魚)を使って長谷部(佐野勇斗)も手にかけ、さらには…。とはいえ、ポーカーフェイスで冷酷でありつつも、美尊からの愛を求めるあまりにどこか危うさも感じさせる尊氏にはドハマリする人も多い。Huluで配信中の「トドメのパラレル」では、よりこじらせたブラック尊氏とホワイト尊氏の両方の姿が観られるので要チェック。結局は、布袋がそこまでするほど惚れてしまう(!?)人たらしということか。次なるは、“攻めてるワイルド系男子”の真剣佑か!?もともとは細マッチョタイプだった新田さんが、昨年の日本アカデミー賞授賞式ではすっきりとした短髪で、ひと回りも大きくなった身体で登場した際には誰もが驚いたことだろう。『パシフィック・リム:アップライジング』の撮影では、16kgも増量する肉体改造を行ったという(その後『ちはやふる』に合わせて11kg減)。『スタ-・ウォーズ』シリーズのジョン・ボイエガ、同じく著名な父を持つスコット・イーストウッド、そしてアカデミー賞ノミネート経験もある菊地凛子らとの共演は大きな刺激となったはずだ。また、東出昌大と“兄弟”役を演じる6月1日公開『OVER DRIVE-オーバードライブ-』では、「攻めなきゃ、勝てねーから!」という勝気な性格で周囲をハラハラさせるトラブルメーカーの天才ドライバー役を演じるというから、たいへん楽しみ。ライバル関係にあるドライバーを演じる北村さんとの再共演にも期待大。今後も、新田真剣佑から目が離せなくなりそうだ!(text:cinemacafe.net)
2018年02月14日アンジェリーナ・ジョリーを世界的スターに押し上げた『トゥームレイダー』のリブート版として、アカデミー賞女優アリシア・ヴィキャンデルが主演を務める『トゥームレイダー ファースト・ミッション』。このほど、21世紀のトレジャー・ハンター“ララ・クロフト”になるためにアリシアが行った見事な“背筋”を鍛え上げるトレーニングシーンや、壮絶なアクションシーンのメイキングなどが収められた特別映像が公開された。今回解禁となった特別映像で、「女性が主人公のゲームは見たことがなかった」と本作の原作ゲームについて回顧、「子どものころから大掛かりなアクションをやってみたかった。この映画で夢がかなったわ」と笑顔で語るアリシア。続けて「これは始まりの物語なの。ララはロンドンの普通の女の子。父親が何年も行方不明で彼女は父親を捜しに冒険に乗り出すの。ララはこの映画の中でアクション・ヒーローになる」と語り、主人公ララ・クロフトが普通の女の子からアクション・ヒーローになる物語が描かれていることに触れる。そんな本作でアクション映画主演に初挑戦となったアリシア。映像には、濁流に流されたり、水中へ飛び込むシーン、ジャングルの中を駆け抜け、高所から高所へとジャンプするシーン、さらに格闘シーンなど、数々の華麗なアクションシーンを披露。「アザや痛みは我慢できるけど低体温になるほどの寒さはキツいわね。すごく体を張った」とも明かしている。ララ・クロフトそのもの!アリシアの驚異の身体づくりスウェーデン王立バレエ学校に通っていた経験もあるアリシア。本作のために体を鍛え続け、驚異的に鍛え上げられた“背筋”を魅せるトレーニングシーンも収録。スタントなしでワイヤーアクションに挑むアリシアの姿に、数々のアクション映画の経験があり、ジャッキー・チェンとも共演したことのある香港俳優ダニエル・ウーからは、「アリシアのアクションはすごい。この映画の見せ場だよ。アリシアには驚いた。アクション映画は初主演なのに果敢に挑んでた」と絶賛のコメント。また、『ヘイトフル・エイト』『エージェント・ウルトラ』のウォルトン・ゴギンズからも「見事な身体能力だ。彼女はエネルギーの塊だ」とのコメント、「僕も鍛えてるけど彼女の肉体には負ける」と言わしめている。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のミューズ、そして『リリーのすべて』でアカデミー賞を受賞した演技派女優アリシアが見せる、鍛え抜かれた美ボディ。そこから繰り出される大迫力のアクションシーンに期待は高まるばかりだ。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は3月21日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月08日アニメ界のアカデミー賞とされる第45回アニー賞が3日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、ディズニー/ピクサーの『リメンバー・ミー』が長編作品賞を始め、候補になった全部門を受賞した。日本から片渕須直監督の『この世界の片隅に』と神山健治監督の『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が長編インディペンデント作品賞にノミネートされていたが、同賞は全9部門で候補になっていた『The Breadwinner』(原題)が受賞した。受賞スピーチには声の出演をしたアンジェリーナ・ジョリーも登壇し、監督や製作者、共演者と喜びを分かち合った。米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』は脚本賞とプロダクションデザイン賞2部門で候補になっていたが、残念ながら受賞はかなわなかった。最多11部門ノミネートで全部門を受賞した『リメンバー・ミー』。メキシコを舞台に、1年に1度だけ亡くなった家族と再会できるといわれる「死者の日」をテーマにした少年の物語で、3月4日(現地時間)発表の第90回アカデミー賞での長編アニメーション部門での受賞に向けて弾みがついた。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会ひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2018年02月04日1月23日22時頃(日本時間)、第90回アカデミー賞のノミネーションが発表され、長編アニメーション部門の候補対象作に選出されていた『この世界の片隅に』をはじめ、日本の作品5本はノミネーションから外れたことが分かった。昨年11月にアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は長編アニメーション部門の候補対象となる26作を選出。その中には片渕須直監督の『この世界の片隅に』(英題『In This Corner of the World』)、米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』(英題『Mary and the Witch’s Flower』)、神山健治監督の『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』(英題『Napping Princess』)、山田尚子監督の『映画聲の形』(英題『A Silent Voice』)、伊藤智彦監督の『劇場版ソードアート・オンラインオーディナル・スケール』(英題『Sword Art Online: The Movie Ordinal Scale』)の5作品が対象作として挙げられていた。今回の発表ではユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションがタッグを組む『ボス・ベイビー』(3月21日公開予定)、ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』(3月16日公開予定)、アンジェリーナ・ジョリーがプロデュースした『The Breadwinner』(原題)、『Ferdinand』(原題)、『ゴッホ最期の手紙』が候補になった。授賞式は3月4日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。(text:cinemacafe.net)
2018年01月23日例年、色とりどりのドレスをまとった女性セレブたちが勢ぞろいするゴールデン・グローブ賞のレッド・カーペットだが、今年は黒一色。異例の状況には理由があった。昨秋から、ハリウッドや各界で長年はびこっていたセクシャルハラスメントの告発が続いているが、差別やハラスメント、虐待によって沈黙を強いられた人々への連帯の証として、ゴールデン・グローブ賞授賞式に、女性たちが黒のドレスを着て出席することを計画しているという報道があったのは昨年12月。報じられた当初は、有志の女優たち30人ほどが黒を着用するということだったが、7日(現地時間)当日、授賞式前のレッドカーペットの装いはほぼ黒一色だった。女優たちはもちろん、ゲイリー・オールドマンやユアン・マクレガーら男優賞受賞者や候補者たちも黒づくめ。ハラスメントの被害者たちが声を上げた「#Me Too」に続いて、ナタリー・ポートマンらが立ち上げたキャンペーン「Time’s Up」(嫌がらせや虐待に沈黙させられた時代はもう終わり、という意味が込められている)に賛同し、スローガンのピンバッチを付けてレッドカーペットを歩いていた。通常、セレブたちはパートナーや家族など私生活で大切な人たちと出席するが、今年は女優たちが同伴したのは女性の活動家たち。誰がベストドレッサーなのかを競うより、差別やハラスメントへの「No」を主張する団結を示した形だ。黒というテーマが設定された分、ある意味ハードルが上がった感もあり、色で勝負できないところをアクセサリーやヘアスタイルで個性を演出。エメラルドやルビーなど色鮮やかな宝石を使ったネックレスやイヤリングも目を引いた。■ドレスの素材感&形、ヘアスタイルで魅せる!映画の部ミュージカル/コメディ部門で女優賞を受賞したシアーシャ・ローナン(『レディ・バード』原題)は「ヴェルサーチ(Versace)」のドレス。左側だけノースリーブで、左肩と右のウエスト部分にシルバーを効かせたデザイン。ミリー・ボビー・ブラウン(『ストレンジャー・シングス未知の世界』)は「カルヴァンクライン(Calvin Klein)」のシルクのミニドレスに、髪は編み込みのアップスタイル。主演の『女は二度決断する』が外国語映画賞に輝いたダイアン・クルーガーは、シースルーのケープがエレガントな「プラダ(Prada)」のドレス。惜しくも受賞は逃したが、ミュージカル/コメディ部門の主演女優候補だったマーゴット・ロビー(『I, Tonya』原題)は肩パッドが効いた1930年代風の「グッチ(Gucci)」のドレス。ウエストから下にクリスタルの刺繍が施してある。『Battle of the Sexes』(原題)で同じく主演女優賞候補だったエマ・ストーンは「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のワンショルダー。自身が演じた元テニス選手で活動家のビリー・ジーン・キングと出席した。プレゼンターを務めたアリシア・ヴィキャンデルも「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のヴィクトリア調のハイネックのドレスだった。監督賞のプレゼンターを務め、候補者が全員男性であることを指摘したナタリー・ポートマンは「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」。ベルベットのロングスリーブで、スクエアな胸元のカットが印象的。テレビの部ドラマ部門で主演女優賞受賞のエリザベス・モス(「The Handmaid’s Tale」原題)も「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」。くるぶしの見える丈のドレスはビジューカラーがアクセント。監督作『はじめに父が殺された』が外国語映画賞にノミネートされていたアンジェリーナ・ジョリーは次男のパックスを連れて出席。「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のロングドレスに「フォーエバーマーク(Forevermark)」のイヤリング。パックスはタキシードの左胸に「Time’s up」のピンをつけていた。■キラリ光るアクセサリーが素敵!御年101歳でハリウッドの生きる伝説であり、義父でもある名優カーク・ダグラスと映画部門脚本賞のプレゼンターを務めたキャサリン・ゼタ=ジョーンズは「ズヘア・ムラド(Zuhair Murad)」のオートクチュールに、エメラルドとダイアモンドをあしらった「ロレイン・シュワルツ(Lorraine Schwartz)」のイヤリング。テレビの部でミュージカル/コメディ部門女優賞候補だったイッサ・レイ(「インセキュア」)も「ロレイン・シュワルツ(Lorraine Schwartz)」のエメラルドとダイアモンドのネックレスを、「プラバル・グルン(Prabal Gurung)」のプランジネックのカスタムドレスに合わせた。昨年の映画の部ドラマ部門主演女優賞受賞者のイザベル・ユペールは「クロエ(Chloe)」のハイネックのドレス。ビーズ刺繍をほどこした華やかなデザインで、耳元には「ショパール(Chopard)」のエメラルド(34.88カラット)とホワイトダイアモンド(22.79カラット)のイヤリング。テレビの部で助演女優賞候補(「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」)だったゾーイ・クラヴィッツはサンローラン(Saint Laurent)のシンプルなドレスをチョイス、ピクシーカットに大きなエメラルドのイヤリングが映えた。■「黒」だけじゃない!カラフルな装いも黒以外の装いは、昨年のアカデミー賞授賞式でも露出度の高いドレスでレッドカーペットを賑わせた女優のブランカ・ブランコが今回も大胆な赤のドレスで登場したほか、ドイツのモデルのバーバラ・マイヤーがシースルーにフローラルな刺繍を前面にほどこし、パステルカラーのトレーンのドレス姿で現れた。また、ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)のメヘル・タトナ会長も花の刺繍をほどこした赤のドレス姿。インド出身のタトナ会長は「お祝い事のときに、黒は着ないのです。もし私が黒を着ていたら、私の母は愕然とするでしょう」と自身のルーツと文化を重んじたドレスのチョイスを「Entertainment Today」の取材に語った。実は映画の部のドラマ部門主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)が着ていたドレスも、ミッドナイト・ブルー。ほとんど黒に近いほどの深い色だが、敢えて「黒一択」の流れに乗らない姿勢が、受賞作で演じた信念の女性と重なった。(text:Yuki Tominaga)
2018年01月09日『ワンダーウーマン』のガル・ガドットや、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のビル・スカルスガルド、前作で大ブレイクした『キングスマン:ゴールデン・サークル』のタロン・エガートンのように、社会現象化するほどのヒット作の中には必ずといっていいほど、光る原石のような注目俳優が存在する。そんな気になる俳優が目白押しのシネマカフェ的2018年のオススメ映画をご紹介!【春】『ブラックパンサー』3月1日(木)公開昨年は4本もの映画が公開されたマーベル・スタジオ作品。本作はこれまでとはひと味違う、スタイリッシュでクールな世界観が見どころ。国王とヒーロー、2つの顔を持つ新ヒーロー“ブラックパンサー”を演じるのは『42~世界を変えた男~』のチャドウィック・ボーズマン、ワカンダ王国の秘密を狙う敵エリック・キルモンガー役には『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダン、また、国王を支える女スパイのナキア(ルピタ・ニョンゴ)、ワカンダ王国の親衛隊リーダーのオコエ(ダナイ・グリラ)といった女性戦士の活躍も見られそう。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』3月21日(水・祝)公開アンジェリーナ・ジョリーが主人公ララ・クロフトを演じて大ヒットしたシリーズを、新たに『リリーのすべて』でアカデミー賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデルを迎えてリブート。公開されている映像や本ポスターからは、アリシアが本作のためにかなりのトレーニングを積んだ様子が見てとれる。幼少期からバレエに親しみ、母国スウェーデンでは王立バレエ学校で学んだ経験もあるだけに、しなやかでキレのあるアクションが期待できそう!私生活ではマイケル・ファスベンダーと結婚したばかりのアリシア、新境地となるアクションアドベンチャーに期待大。『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』3月30日(金)公開リュック・ベッソン監督がSFコミックの金字塔的作品を実写化。陽気で“チャラい”主人公ヴァレリアンを演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』『ディーン、君がいた瞬間』『クロニクル』『キル・ユア・ダーリン』など、“憂い系男子”の代表格…だったデイン・デハーン。彼がチャラ男を演じて宇宙を救う日が来るとは!そんなデハーン演じるヴァレリアンが唯一頭が上がらず、アプローチしても相手にしてもらえないローレリーヌ役にはカーラ・デルヴィーニュ(納得)。歌手のリアーナも出演するほか、イーサン・ホークにクライヴ・オーウェン、『ブレードランナー』(’82)のルトガー・ハウアーといった渋オジたちも見逃せない。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』4月6日(金)公開故ロビン・ウィリアムズ主演作『ジュマンジ』ではボードゲームだった舞台が、今度はTVゲームの世界へ。すでに公開された全米では、オープニング5日間で5,060万ドルの大ヒットとなり、ランキング初登場2位を記録したほか、海外28か国でNo.1を獲得。TVゲームに吸い込まれた高校生の“キャラ変”した姿を演じるのは、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン、『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック、『セントラル・インテリジェンス』のケヴィン・ハート、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのカレン・ギラン。特にカレン・ギランは『ガーディアンズ~』ではメイクで封印されていた美貌がお披露目。それぞれ、元キャラとのギャップ差も楽しんで。なお、人気シンガーのニック・ジョナスも出演!『レディ・プレイヤー1』4月20日(金)公開スティーヴン・スピルバーグ監督が驚異のバーチャルリアリティ(VR)の世界で、日本のガンダムをはじめとするポップアイコンをふんだんに盛り込んで描くSFスペクタクル超大作。主人公ウェイドを演じるのは、『X-MEN:アポカリプス』に続いて『X-MEN:Dark Phoenix』(原題/全米11月2日公開)でもサイクロップス(スコット)を演じるタイ・シェリダン。「ベイツ・モーテル」の英女優オリビア・クック、『アントマン』続編『Ant-Man and the Wasp』(原題)にも出演するハンナ・ジョン・カーメンほか、なんと日本からの若手キャストも!「ごくせん」や『天国からのエール』などに出演し、5人組ダンスボーカルユニット「PrizmaX」のメンバーだったスターダスト・プロモーション所属の森崎ウィンが、オーディションから大抜擢。ウェイドの友人・ダイトー役でハリウッドデビューする!『パシフィック・リム:アップライジング』4月公開本作も、日本の怪獣やロボットアニメをはじめとするポップカルチャーから多大な影響を受けて誕生したアクション超大作、その5年ぶりの続編。主演は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、さらに『デトロイト』にも出演するジョン・ボイエガ。前作から“森マコ”役の菊地凛子が続投し、新たに新田真剣佑、スコット・イーストウッド、TVシリーズ「エメラルドシティ」ドロシー役のアドリア・アルホナ、『キングコング:髑髏島の巨神』のジン・ティエンなど、いま勢いのあるキャストたちが集結。よりパワーアップしたKAIJU vs人型巨大兵器“イェーガー”の激アツアクションが楽しめそう。『君の名前で僕を呼んで』4月公開打って変わって、こちらは映画賞レースの目玉作品の1つであり、昨年の『ムーンライト』にも匹敵する切ないラブストーリー。80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、年上の知的で明るい男性にどうしようもなく惹かれていく少年の初めての恋を描く。主演のティモシー・シャラメは、間違いなく2018年のネクストブレイク男子の1人。そんな彼が恋してしまう相手は、「世界で最もハンサムな顔2017」で第3位に急浮上したアーミー・ハマー。なお、ティモシーくんは女優グレタ・ガーウィグが初メガホンをとったシアーシャ・ローナン主演『レディ・バード』にも出演、同作には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズも出演する。『The New Mutants』(原題)(全米2019年2月22日)『X-MEN』シリーズの新作『Dark Phoenix』にはジェニファー・ローレンスをはじめ、ソフィー・ターナー、タイ・シェリダンらが続投、ジェシカ・チャステインが悪役で登場するといわれるが、こちらは『X-MEN』のスピンオフ作品。『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーンが監督を務め、5人の若きミュータントの覚醒を描く“ヤングアダルト”SFホラーとなりそう。ミュータント役には、『スプリット』『ウィッチ』で鮮烈な演技を見せたアニヤ・ テイラー=ジョイほか、「ゲーム・オブ・スローンズ」アリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズ、「ストレンジャー・シングス未知の世界」ジョナサン役のチャーリー・ヒートン、ヴァンパイアドラマ「オリジナルズ」に出演していたブル-・ハント、「ティーン・ウルフ」「13の理由」のヘンリー・ザガと海外ドラマ発の注目俳優が顔を揃える。【夏】『I, Tonya/アイ、トーニャ』(原題)初夏公開フィギュアスケート界最大のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の渦中にいたトーニャ・ハーディングの半生を描く伝記映画。アメリカ人初のトリプルアクセルを成功させ、オリンピック代表選手として愛されながらも、フィギュア界から追放されてしまったトーニャ。演じるのは、『スーサイド・スクワッド』ハーレイ・クインとしてお馴染みのマーゴット・ロビー。彼女の夫には、マーベルの“ウィンターソルジャー(バッキー)”でもあるセバスチャン・スタン、さらに『gifted/ギフテッド』の天才子役マッケナ・グレイスも出演。マーゴットは“毒母”を演じたアリソン・ジャネイとともにアカデミー賞にノミネートされるかもしれない。『デッドプール2』(仮題)6月公開R指定映画の史上最高興行収入を叩き出した、あの“俺ちゃん”デッドプールが帰ってくる!マーベル史上最も過激で無責任、子どものようなギャグやヒーローらしからぬ下ネタが大好きで、観客にも気軽に話しかけてくるデッドプールを演じるのは、もちろんライアン・レイノルズ。最愛の人ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンらも続投し、親友ケーブル役にジョシュ・ブローリン、さらに役名はまだ不明だが、日本から忽那汐里が出演することも明らかに。撮影中のスタントマン死亡事故という悲嘆を乗り越え、デップーは映画界を盛り上げてくれるはず。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』6月29日(金)公開ハリソン・フォードが演じた「スター・ウォーズ」屈指の人気キャラの若き日を描くアナザー・ストーリー。相棒チューバッカとの出会いも初めて明らかにされるという。ルークやレイアと出会う前の2人が繰り広げるのは、果たしてどんな冒険か、いまからもワクワク!若きハン・ソロ役を演じるのは、『ブルージャスミン』『ヘイル・シーザー!』に出演したオールデン・エアエンライク。さらに「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラーク、ラッパー「チャイルディッシュ・ガンビーノ」としても活動するドナルド・グローヴァーにも大いに注目。交代した監督にはロン・ハワード、だから期待していて大丈夫!?『ジュラシック・ワールド/炎の王国』7月13日(金)公開『ジュラシック・パーク』公開25周年を迎える2018年。日本でも2015年度公開作品の年間興行収入No.1(95億円)の大ヒットとなった『ジュラシック・ワールド』の続編が夏休みに登場。今度は恐竜たちの島が、火山の大噴火に見舞われるらしい。前作では、クリス・プラットが両手を広げてあの凶暴なヴェロキラプトルを制止するシーンが話題を呼んだが、今回もヴェロキラプトルの“ブルー”たちが登場。クレア役のブライス・ダラス・ハワードが続投するほか、ファンにうれしいのがジェフ・ゴールドブラム演じるマルコム博士のカムバック。さらに、ハリウッド実写版『ポケモン』主演に抜擢されたジャスティス・スミス(「ゲットダウン」)も活躍が多そうなので、期待しておきたい。『Ocean’s 8』(原題)(全米6月8日公開)『オーシャンズ』シリーズでジョージ・クルーニーが演じた主人公ダニー・オーシャンには妹がいた!今度は彼女が女性だけの“犯罪チーム”を結成してスクリーンに帰ってくる。その妹デビー・オーシャンを演じるのはサンドラ・ブロック。さらにケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーター、リアーナ、サラ・ポールソン、ミンディ・カリング、そして韓国系アメリカ人ラッパーのオークワフィナ(ノラ・ラム)の8人が、セレブが集いニューヨークが大いに沸く「メットガラ」で何かをやらかすらしい。本国で解禁されている予告編には、この豪華すぎる顔ぶれの“活躍”とともに、「メットガラ」主催者アナ・ウィンターの姿もちらっと…。これは楽しみ!【秋以降~】『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』冬公開先日、クイニー役アリソン・スドルのキュートなカチンコにより撮影終了が伝えられたばかり、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の続編。彼女をはじめ、魔法動物学者の魔法使いニュート・スキャマンダー役のエディ・レッドメイン、ティナ役キャサリン・ウォーターストンらが続投。誰もが気になっていた若き日のダンブルドアを演じるのはジュード・ロウ、ジョニー・デップ演じる宿敵グリンデルバルドと対決するのか!?ニュートの兄、戦争の英雄といわれる闇祓いのテセウス・スキャマンダー役カラム・ターナーのイケメンぶり、リタ・レストレンジ役ゾーイ・クラヴィッツとの関係も気になる!『アクアマン』(全米12月21日公開)『ジャスティス・リーグ』に本格登場したアクアマン/アーサー・カリーの単独映画。演じるは、年末恒例の「世界で最もハンサムな顔2017」で第2位の大躍進となったジェイソン・モモア。その屈強なボディとワイルドなルックスとは裏腹に、茶目っ気たっぷり、繊細なハートの持ち主のアクアマンは愛を込めて“モモアマン”と呼ばれたりも。なんと、アクアマンの母親で海底王国アトランティスの女王を演じるのはオスカー女優ニコール・キッドマン。妻となるメラにはアンバー・ハード。『ソウ』『死霊館』などのジェームズ・ワン監督が、『ワイルド・スピード SKY MISSION』以来、ホラー以外の作品を手がけることにも注目。日本公開はもしかしたら2019年かも…。これらのほかにも、話題の映画、気になる俳優はたくさん。それぞれ続報や新情報を期待しながら待っていて。(text:cinemacafe.net)
2018年01月08日「女性の年」ともいわれた2017年、世界中で大ヒットした『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ監督賞に輝いたソフィア・コッポラ、『光』で日本人監督最多8度のカンヌ参加となった河瀬直美など、女性監督の活躍や躍進が際立った。大物プロデューサーや大物俳優によるセクハラ・性犯罪の相次ぐ告発で映画界が揺れに揺れている中、そんな2017年をふり返りつつ、2018年も見逃せない女性監督の映画に注目した。■2017年をふり返り!女性監督が世界各国で活躍2017年を代表する『ワンダーウーマン』は、何かが変わる試金石となるのか?『ワンダーウーマン』は、男性ヒーローばかりのコミックスの世界に1941年に初登場し、長きにわたり世界中の女性たちを鼓舞してきた女性ヒーローの初実写化映画として大成功を収めた。世界興収8億ドル超え、女性監督作品として史上最高の記録を達成しただけでなく、「女性であろうと何であろうと、あなたはあなたで、特別で大切な存在」であることをスーパーヒーロー・アクション映画の中で描き、ハマリ役となった主演ガル・ガドットとのコンビは「現代のリアル“ワンダーウーマン”」ともいわれている。ジェンキンス監督は、2019年11月1日全米公開の『ワンダーウーマン』続編では監督・脚本・製作を務め、女性監督史上最高額の報酬を手にするといわれている。期待以上の仕事をしてみせたのだから、これは当然の結果。ちなみに続編は、ダイアナ/ワンダーウーマンが1980年代のアメリカで旧ソ連と関わる、といううわさも。いまの時代に先頭を切って走る“ワンダーウーマン”は、これからも性の格差問題や男性優位社会を“美しくぶっとばして”くれることを期待したい。2017年は若手/ベテラン問わず活躍。特にフランス映画界は女性監督が台頭インディペンデント映画やヨーロッパ映画、特にフランス映画界からは今年、日本にも多くの女性監督作品が上陸。監督、脚本家、女優の顔を持つ才女レベッカ・ミラーはジュリアン・ムーア、イーサン・ホーク、グレタ・ガーウィグが出演する『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』をディレクション。フランシス・フォード・コッポラの妻で、ソフィアの母であるエレノア・コッポラは、80歳にして長編劇映画の初監督を務めた『ボンジュール、アン』でフランスを舞台に爽やかなロードムービーを届けてくれた。フランス映画界では『エル ELLE』での怪演が圧巻だったイザベル・ユペールの主演作『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラヴ(1981年生)や、喪失と再生の物語を描いた『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ(1980年生まれ)といった新鋭の作品も光った。ユペールの娘ロリータ・シャマーが主演した『静かなふたり』のエリーズ・ジラールは今作が長編2作目。次回作は2018年、日本で撮影するというから大いに期待したいところ。日本でも国内外で高い評価を得た女性監督作品多数日本でも、前述の『光』河瀬監督のみならず、生田斗真がトランスジェンダーの女性になりきった『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子は母子の愛と疑似家族の物語を丁寧に紡ぎ、ベルリン国際映画祭でテディ審査員特別賞を受賞した。また、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという実力派キャストを揃えた三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』も、第41回モントリオール世界映画祭・審査員特別賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。女性監督×女性主役で、厳しい時代を生き抜いた女性たちの姿が描かれた新進女性監督の台頭が著しいなか、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌによる『夜明けの祈り』は、フランス映画祭2017で「エールフランス観客賞」を獲得。注目女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、第二次大戦末期にソ連兵にレイプされ妊娠してしまったポーランドの修道女たちに希望の光を照らした。さらに、実写版『ムーラン』を手がけるニキ・カーロ監督のもと、ジェシカ・チャステインが『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』に主演し、来日も果たしてくれた。フォンテーヌ監督『ボヴァリー夫人とパン屋』で注目を集めたジェマ・アータートンは、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグのもと、ビル・ナイやサム・クラフリンと映画愛にあふれた『人生はシネマティック!』を創りあげた。クリストファー・ノーランの『ダンケルク』などの一方で、こうした女性監督×女性が主役の戦時下の映画も重要なトピックだったといえる。なお、ポーランドといえば、マウゴジャタ・シュモフスカ監督の『君はひとりじゃない』も見逃せない。巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』の俊英イエジー・スコリモフスキなどを輩出するポーランド映画界において最注目を集めるシュモフスカ監督は、Facebookを通じて演技初挑戦のユスティナ・スワラをスカウト。オリジナリティにあふれた世界観はベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞、ポーランドのアカデミー賞「イーグル賞」にもノミネートされた。▼2017年日本公開の主な女性監督作品(順不同)『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス(アメリカ)『最初に父が殺された』アンジェリーナ・ジョリー(アメリカ)『未来よ こんにちは』ミア・ハンセン=ラヴ(フランス)『夜明けの祈り』アンヌ・フォンテーヌ『あさがくるまえに』カテル・キレヴェレ(コートジボワール)『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』レベッカ・ミラー(アメリカ)『君はひとりじゃない』マウゴジャタ・シュモフスカ(ポーランド)『静かなふたり』エリーズ・ジラール(フランス)『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ(アメリカ)『人生はシネマティック!』ロネ・シェルフィグ(デンマーク)『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』ニキ・カーロ(ニュージーランド)『ダンシング・ベートーベン』アランチャ・アギーレ(スペイン)『スウィート17モンスター』ケリー・フレモン・クレイグ (アメリカ)『光』河瀬直美(日本)『彼らが本気で編むときは』荻上直子(日本)『幼な子われらに生まれ』三島有紀子(日本)『勝手にふるえてろ』大九明子(日本)■2018年も注目の女性監督作品が続々登場。しかし映画賞は波乱の兆し…第75回ゴールデン・グローブ賞「監督賞」に“女性ゼロ”年明け早々、現地時間1月7日に発表される第75回ゴールデン・グローブ賞の監督賞ノミネートには女性監督の名前はなく、数多くのメディアがその件を取り上げていた。「ノミネートされるべき」と名前が挙がったのは、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスや、初監督作『LadyBird』(原題)(2018年公開)を手がけた『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ(脚本賞にはノミネート)、高評価を得ている『デトロイト』(2018年1月26日公開)のキャスリン・ビグロー、『The Beguiled/ビガイルド』(2018年2月23日公開)のソフィア・コッポラ、メアリー・J・ブライジが注目を集めるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』(Netflixにて配信中)の新鋭黒人監督ディー・リースなど。同じくNetflix『最初に父が殺された』で長男マドックス・ジョリー=ピットの出身地カンボジアの大量虐殺を描いたアンジェリーナ・ジョリーは監督賞ではなく、外国語映画賞でのノミネートとなった。過去20年間で同・監督賞にノミネートされたのは、『ハートロッカー』で史上初のオスカーを獲得したキャスリン・ビグローを含めてたった3人だとか。女性監督作品が数多く出品されているカンヌでさえも、女性の監督賞はソフィアでまだ史上2人目だという…。果たして、現地時間1月23日にノミネート発表される第90回アカデミー賞では、どうなるだろうか。今後のショーレースにも注目したい。(また、女性が主役の映画として、2017年最大のヒット作『美女と野獣』のエマ・ワトソン、『ワンダーウーマン』のガル・ガドッドなどもノミネートから漏れている。)2018年も女性監督作品が観逃せないそのほか2018年は、先に挙げた『The Beguiled/ビガイルド』『デトロイト』『LadyBird』などに加え、女優でもあるギャビー・デラル監督のもと、エル・ファニングがトランスジェンダーの少年を熱演した『アバウト・レイ 16歳の決断』の日本公開がようやく決定(2018年2月3日公開)。また6月にロンドンで行われた「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー・アワード」で、最優秀映画女優賞に選ばれたニコール・キッドマンは、18ヶ月に1回は“女性監督作品”に出演すると宣言。2018年、女性監督の草分け的存在である日系のカリン・クサマ(『ガールファイト』)の次回作、『Destroyer』(原題)にロス市警の警官役で主演を務める。日本では、河瀬監督がジュリエット・ビノシュと永瀬正敏を迎えた『Vision』も公開予定で、アメリカのインディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞(寺島しのぶ)にWノミネートされるなど、海外で大きな注目を集めている平柳敦子監督の『Oh Lucy!』がゴールデンウィークに公開予定となっている。「女性の時代」は、これからも続いていくのだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来よ こんにちは 2017年3月25日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinémaワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIEボンジュール、アン 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年12月30日『リリーのすべて』『エクス・マキナ』のアリシア・ヴィキャンデルを新主人公に迎え、新生“ララ・クロフト”が活躍する『トゥームレイダー ファースト・ミッション』。この度、本作の公開日が3月21日(水・祝)に決定し、あわせて本ポスタービジュアルが解禁された。昨年誕生から20周年を迎え、世界的人気を博すゲームシリーズ「トゥームレイダー」。2001年・2003年には、アンジェリーナ・ジョリーが主人公ララ・クロフトを演じ大ヒットを記録したが、今回は新たな主人公にアカデミー賞女優アリシアを迎え、本作で21世紀のトレジャー・ハンター“ララ・クロフト”がついに始動する。公開されたポスタービジュアルでは、強い意志を感じさせる精悍な表情を見せ、傷だらけの姿のララが。すでに公開されている予告編では、大迫力のアクションを披露している姿が捉えられていたが、今回のビジュアルでも本作のために強靭な肉体を作り上げたことが十分に伺え、その美ボディはまさにララ・クロフトそのものだ。『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は2018年3月21日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月21日「さっそく続編を期待する声が挙がっていますが、実はすでに18年夏の映画化に向けて着々と話が進んでいます」(テレビ局関係者) 全10話すべてが視聴率2桁超えをキープし続けた人気ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。 主演の綾瀬はるか(32)は元工作員という特殊な過去を持つ専業主婦を熱演。自慢の“腕っぷし”で町内トラブルを解決していくという爽快なストーリーが初回から注目を集めていた。最終回では、夫の西島秀俊(46)が警視庁公安部の人間だったと発覚。そこで突如繰り広げられた夫婦の格闘シーンも好評で、平均視聴率は14・1%を記録した。 そんな好調ドラマの打ち上げが12月6日、都内の一軒家レストランで行われた。 18時半のスタートを前に、主要キャストのなかで最初に姿を見せたのは、主演の綾瀬。続いて西島や広末涼子(37)も笑顔で会場入りした。 「この日を心待ちにしていた綾瀬さんは終始上機嫌。共演者たちもみんな仲が良く、写真撮影をしたりLINE交換をしたり、和気あいあいでした」(ドラマ関係者) キャストの結束力もさることながら、同ドラマいちばんの魅力は綾瀬のキレキレなアクションシーン。会場でも大絶賛されていたという。 「ストイックな西島さんも、この日のあいさつでは綾瀬さんの成長ぶりをベタ褒めしていましたよ。また、脚本家の金城一紀さんも期待以上の完成度に大満足だったようです。談笑中に『今後も日本のアンジェリーナ・ジョリーとして頑張ってください』と声をかけられた綾瀬さんは『そんな~』と照れ笑いしつつ、まんざらでもなさそうでしたね」(前出・ドラマ関係者) 大盛況の1次会は21時ごろに終了。その後、一行は近くのバーに移動した。 「2次会はみんなで最終回を鑑賞したんですが、オンエアが始まると、綾瀬さんの技が決まるたびに『お~!』という歓声があがりました」(前出・ドラマ関係者) この大成功を皮切りに、彼女は女優としての“新境地”も模索しているようで――。 「酒豪の綾瀬さんですが、打ち上げでは『身体を鍛えてるので』と、いつもよりお酒を控えめにしていました。ドラマが終わってからもアクション熱が冷めないようで、『アンジェリーナ・ジョリーみたいな女優を目指す!』と張り切っています」(前出・ドラマ関係者) 綾瀬の肉体改造の日々はまだまだ続きそうだ。
2017年12月12日アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞のノミネーションが公式サイトで発表された。作品賞を含む最多13ノミネートを受けたのは、ディズニー/ピクサー最新作で『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督が手掛けた『リメンバー・ミー』。続いて、アンジェリーナ・ジョリーが製作総指揮を務めて話題となった『The Breadwinner』(原題)が10ノミネートを果たした。日本からは片渕須直監督の『この世界の片隅に』と神山健治監督の『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ 』がインディペンデント作品賞にノミネートされた。この賞は2015年に創設された新しい賞で、「上映時間が45分以上」、「アメリカでの上映館数が1,000館未満」、「2017年1月1日から12月31日までの間に連続して5日以上ロサンゼルス郡で上映される」などの条件を満たした作品が対象となる。日本の2作品とともにインディペンデント作品賞にノミネートされているのは、前述の『The Breadwinner』(原題)、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホをテーマとした『ゴッホ/最期の手紙』、フランスアニメの『The Big Bad Fox & Other Tales』(原題)。第45回アニー賞授賞式は、2018年2月3日(現地時間)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のロイスホールで開催される。(Hiromi Kaku)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会ひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会
2017年12月05日今年もいよいよ残すところ1か月余り。クリスマスや忘年会などイベントが続くと、つい食べすぎてしまうことも。そんな事態に備えて、体型には人一倍気を使うハリウッドのセレブたちのダイエット法をいくつかご紹介。■ビヨンセも実践!22days ヴィーガン・チャレンジ手間と忍耐力を要するが、かなり効き目のありそうなのが22日間のヴィーガン・チャレンジ。第1子のブルー・アイヴィーを出産後にビヨンセが夫のジェイZと一緒に実践し、最終的には20キロ近い減量に成功した。ビヨンセのパーソナルトレーナー、マルコ・ボージェスが開発した方法で、加工食品を摂らない野菜中心の食事を22日間続けるというもの。肉や魚など動物性の食品はもちろん、乳製品、大豆、小麦粉もNGのグルテン・フリー食だが、素材さえ吟味すればデザートにダークチョコレートを食べてもOK。水をたくさん飲むこと、毎日30分程度の運動をすること。22日間というのは、生活習慣は21日間で変えられるという心理学からの見地に基づくものだそう。色とりどりの野菜をたっぷり使ったレシピは見た目も鮮やかでヘルシー。食材を揃えるだけでも大変そうなのが難点だが、ビヨンセとマルコはプロテイン豊富なバーやドリンクを揃えた宅配サービスもスタートさせている。決してお安くはないけれど、デトックス効果も高そうで、ジェニファー・ロペスも活用している。■ケイティ・ペリーが実践! Mプラン・ダイエットケイティ・ペリーが実践して有名になったのは、Mプラン。Mとはマッシュルームのことで、2週間、昼と夜にマッシュルーム料理を食べるダイエット。お腹や太もも、二の腕などの贅肉は落ちるが、バストのサイズはキープできると喧伝されている。ケイティのスタイルを見れば納得、という気もするが、体型など個人差によるところが大きく、アメリカの栄養学者は「バスト以外の脂肪が落ちるというのは事実ではありません」としている。とはいえ、マッシュルームが体に必要な栄養を摂りながら減量するのに最適な食材の1つなのは疑いなし。ビタミンB2やカリウム豊富、ローカロリーだが、食物繊維が多くて満腹感を得やすいので、間食の誘惑に負けることなく摂取カロリーは抑えられそう。人気司会者のケリー・オズボーンは生食でサイズダウンに成功した。■セレブ御用達のトレーナーが考案ファイブ・ファクター・ダイエットその名の示す通り、5をキーワードに食生活や運動を行うファイブ・ファクター・ダイエット。これもセレブ御用達のトレーナー、ハーレイ・パスターナックが考案した方法で、5つの要素(炭水化物、低脂肪のタンパク質、食物繊維、良質な脂質、水か無糖飲料)を含む食事を1日5回、少量ずつ取る。有酸素運動と筋トレの25分のエクササイズを週5回行う。週1日はダイエットを忘れて好きなものを食べる。この生活を5週間続けると効果が現れるというもの。レディー・ガガやハル・ベリー、エヴァ・メンデス、アリシア・キーズらも実践。■大人世代のセレブに人気アルカリ性ダイエットヴィクトリア・ベッカムやジェニファー・アニストン、グウィネス・パルトロウなど大人世代のセレブがハマっているのが、アルカリ性ダイエット。食事の大半をアルカリ性食品にすることで体内のpHバランスを整え、内臓の負担を軽減し、腸の活性化を促して痩せやすい体質になるというもの。アルカリ性食品は野菜、果物、海藻、キノコ、大豆など。肉や魚介類、米や小麦、砂糖などは酸性食品で、このダイエット法は食事の70パーセントをアルカリ性食品にするというもの。野菜中心で、動物性食品やパン、米などを控えることで、糖質や脂質を制限することになる。飲み物もアルコールはもちろん、コーヒーやお茶、砂糖入りの飲料もNG。美味しいものを我慢するストイックな精神力が要りそうだ。■そのほかこんな方法も!ベビーフード、古代穀物3食のうち1食をベビーフードに切り替える方法にはレディー・ガガやリース・ウィザースプーンが実践。1瓶が約80キロカロリーなので、摂取カロリー減=体重減というわけ。こうした置き換えダイエットはお手軽にチャレンジできるが、やめた途端にリバウンドしてしまいそう。アンジェリーナ・ジョリーは一時期、古代穀物のダイエットにはまっていたことも。古代エジプトで食されていたキヌアやアマランサスなどの穀類やレンズ豆、ナッツを温かいスープに入れるというもの。体調や肌の調子が良くなったそうだ。ご紹介した方法の大半は、毎日の運動が欠かせない条件。食事を厳しく制限しすぎては不健康。結局、「バランスよく食べて、適度な運動を」という正攻法に尽きるようだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年11月20日いつも映画のスクリーンの中で、キラキラ輝きを放っている海外セレブたち。実年齢より相当若く見えて、肌もピチピチで髪もつやつや。『プリティーウーマン』で一世を風靡した、今年50歳のジュリア・ロバーツが、当時と全く変わらない容姿でTVに出ていたのを見た時は、かなり衝撃を受けました。「でもそれって、ハリウッド女優だから特別でしょ?」なんて言うのはナンセンス!彼女たちだって私たちと何ら変わらない、一人の女性。「外見から年齢を感じさせないような努力」を、毎日のルーティンとして取り入れているんです。そこで今回は、そんな海外セレブたちが日ごろから実践している、エイジングレスな自分になるためのテクニックをご紹介します。即効性が欲しいなら、前髪とポニーテールで小じわ隠しPhoto by Pinterestまず誰でも簡単に取り入れられるのが、ヘアスタイルを変えること。アンジー世代の女性ならリアルタイムで映画館で観た人も多い、映画『キューティーブロンド』で、日本での知名度を一気に上げたリース・ウィザースプーン。今年41歳の彼女ですが、『キューティーブロンド』時代の可愛らしさをそっくりそのままキープしています。そんなリースが意識しているのが、常に前髪のあるヘアスタイルをキープすることなのだそう。セレブご用達のヘアスタイリストMarc Anthony(マーク・アンソニー)によると、前髪のあるスタイルは別名「フレンチ式リフトアップ」とも呼ばれ、額に出るイヤな横じわをカバーするのに最適なのだとか。その他、たれた目元や目じりの小じわを隠す効果も期待できるとのこと。とにかく、すぐにエイジングケアの効果が欲しい!という場合に是非試してみたいテクニックですね。また、リフトアップ効果を高めたい時は、頭のてっぺんで結ぶポニーテールもおススメだと語るMark。前髪までまとめてひっつめることで、肌のハリをアップさせてしまおうというこの方法、とても古典的ですが、私の周りの外国人の間でも実践している人が多いテクニックです。無駄にエステに通うよりも、実用的で効果があるかも?さらにロングヘアの場合は、レイヤーをサイドから後ろにかけて入れることがマスト。「短いほうがアクティブで若く見えそう?」と思いがちですが、ロングヘアでも十分エイジングレスな印象にすることは可能。軽さと動きを出すたことが大切ですが、逆に髪の色を明るくし過ぎると、一気に老けて見えるので、やりすぎには注意が必要です。ぼさぼさで潤いのないロングも、「オバサン化」に一気に拍車をかけてしまいます。ヘアオイルやクリームでしっかり栄養を与え、普段から抜かりなく手を打っておきましょう!30代からは、ファンデの前の保湿ケアは必要不可欠!Photo by Pinterest養子3人、実子3人を含む、合計6人の子供の世話に毎日明け暮れながら、女優としての仕事と社会慈善事業を見事に両立させているが女優のアンジェリーナ・ジョリー。ファッションモデルとして数々のブランドアンバサダーを務めてきた42歳の彼女ですが、透き通るような肌は未だに健在。セレブリティご用達のメイクアップアーティストTroy Jensen(トロイ・ジェンセン)は、健康的で若々しいフレッシュな肌を演出するために、ベースメイクの前にまずは素肌をしっかり保湿することが大切だと語っています。美容液と保湿クリームで素肌がしっかり潤ったら、その次に軽いタッチのファンデーションで、素肌の質感がそのまま浮き出るように仕上げるのがポイントなのだそう。仕上げのフェイスパウダーは、あえて避けるようにアドバイスしているTroy。「パウダーは肌のつやを鈍らせて、数時間後には粉っぽくなって肌に残ってしまう」とのこと。シミやくすみが気になるからと言って、コンシーラーや重めのファンデーションを塗りたくるのはNG。少しくらいのシミなんて気にせず、それよりも薄づきのファンデーションで軽めにキメたほうが、逆に若返って見えるんですね。 今日からファンデのべたべた塗り、やめてみようと思います。エイジングレスな表情に必要なのは明るいビビッドカラーPhoto by Pinterest朝の出勤前は時間との戦いで、ブラシで丁寧にハイライトを入れている時間なんてない!という女性がほとんど。けれども前出のTroyは、「ブラシを使って顔に明るい色をのせることこそが、エイジングレスなメイクに欠かせないテクニック」と主張。ちょっと明るすぎる?というくらいの色味を頬骨の上に入れると、はっきりとしたリフトアップ効果も得られるのだとか。なかなか冒険しにくいチーク&ハイライトのカラーも、ここは思い切って大胆な色をチョイスしたいものです。いつも洗練されたクールなファッションスタイルが定評のモデル、オリビア・パレルモも、頬に大胆なオレンジのチークを入れています。また、10代20代の頃に大活躍したキラキラのグロスも、エイジングレスメイクには欠かせないアイテム。但しグロスの全塗りはNG。大人の女性の使い方は、唇の真ん中にポンポンと軽くのせるだけ。こうすることで唇に立体感が生まれ、ゴージャスな印象が出てくるのだそう。ついつい10代、20代の頃の癖で、くれぐれもべたべた全体に塗ってしまわないよう気をつけましょう。アイライナーで目元の印象が一気に華やかになるPhoto by Pinterest苦手な人が多い、目元のアイライナー。私も20代の頃から、アイライナーに何度も挑戦しては挫折して……を繰り返しているほど、アイライナーを引くのが上手ではありません。しかし、ニューヨークを拠点に活躍するメイクアップアーティストのErica Whelan(エリカ・ウェラン)によると「アイライナーを的確に入れることで、年齢と共にぼやけた印象になってしまう目元を、力強く演出することができる」と語っています。まつげの一番先端から、まぶたの上の縁を、細目のアイライナーでしっかり線を入れていけばOK。50歳を余裕で超える女優のナオミ・ワッツも、アイライナーをくっきり入れただけで、目元がとっても活き活きした印象になっています。上級編として、ただはっきりと際立たせるだけじゃなく、目元をもっとゴージャスに演出したい場合は、ヌードカラーのアイライナーが大活躍してくれます。下まぶたの内側に沿ってスーッと線を入れていきましょう。もう面倒くさいなんて言っていられません!今日から早速、アイライナーのテクニックをマスターしたいと思います。10代、20代の頃はつけまつげをしっかり盛って、ゴージャスな目元を演出していたけれど、30代、40代からは、洗練された落ち着きのある華やかさを取り入れていきたいものです。海外セレブが密かに取り入れている、エイジングレスな印象作りに欠かせないテクニック。ヘアスタイルやメイクにちょっと取り入れるだけで、驚くほど若々しい自分になれるかも。どれも手軽に始められるので、是非今日から意識してみてくださいね。【参考文献】『Celebrity Anti-Aging Secrets』
2017年11月18日2018年3月発表の第90回アカデミー賞の長編アニメーション部門の候補対象作が選出され、『この世界の片隅に』をはじめ、日本の作品5本がエントリーを果たした。10日(現地時間)、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)は長編アニメーション部門の候補対象となる26作を選出。12日に日本での劇場公開1周年を迎え、いまもロングラン上映が続く片渕須直監督の『この世界の片隅に』のほか、選出されたのは米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』(英題『Mary and the Witch’s Flower』)、神山健治監督の『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』(英題『Napping Princess』)、山田尚子監督の『映画聲の形』(英題『A Silent Voice』)、伊藤智彦監督の『劇場版ソードアート・オンラインオーディナル・スケール』(英題『Sword Art Online: The Movie Ordinal Scale』)の5作。主な選出作は、ユニバーサル・スタジオとドリームワークス・アニメーションがタッグを組む第1弾で、アレック・ボールドウィンらが参加する『ボス・ベイビー』(2018年3月21日(水・祝)日本公開予定)、人気シリーズ第3弾となる『カーズ/クロスロード』、こちらも人気シリーズ第3弾で日本でも大ヒットした『怪盗グルーのミニオン大脱走』、3Dアニメ『レゴバットマンザ・ムービー』といったハリウッド・メジャーの大作。ほかにアンジェリーナ・ジョリーがプロデュースした『The Breadwinner』(原題)、ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』(2018年3月16日(金)公開予定)、現在日本公開中の『ゴッホ最期の手紙』など。厳正な審査を経た後、アカデミー会員の投票によって最終的に選出された候補作5本は1月23日(現地時間)に発表される。授賞式は3月4日(現地時間)に発表される。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 2017年2月18日より全国にて公開(C) 2016 川原 礫/KADOKAWAアスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Projectひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会レゴバットマン ザ・ムービー 2017年4月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC.怪盗グルーのミニオン大脱走 2017年7月21日より全国にて公開(C) 2017 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVEDメアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会カーズ/クロスロード 2017年7月15日より全国にて公開(C) 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2017年11月13日10月下旬の夜8時過ぎ。都内にある倉庫街の一角で、主演ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)のロケが行われた。 この日は台風21号の接近もあって、朝から雨模様の1日。共演者の広末涼子(37)や本田翼(25)と出番を待つ主演の綾瀬はるか(32)は、トレンチコートの衿をきつく合わせ、背中を丸めながら震えていた。いっぽう彼女の隣にいる本田は、なぜかハイテンション。その様子を、広末がにこやかに見守る。終始三者三様の彼女たちだが、撮影が始まるとすぐさま息の合った“名演技”を見せていたーー。 同ドラマでは、元特殊工作員の専業主婦役を熱演している綾瀬。町内で次々に起こるトラブルを自慢の“腕っぷし”で解決していくという爽快なストーリーが初回から注目を集めていた。視聴率も好調で、10月25日放送の第4話の放送まではすべて11%を超えている。 「綾瀬さんを中心に、和気あいあいとした雰囲気で撮影が進んでいます。収録の合間には、広末さんや本田さんを巻き込んで “ガールズトーク”に華を咲かせることもしばしば。撮影の準備に時間がかかるシーンが多いのですが、3人とも喋り出したら止まらないタイプなので、待ち時間が長くなってもまったく苦にならないみたいです」(ドラマ関係者) すっかり“女子会気分”の撮影が、彼女に勢いを与えてくれているのだろう。そして、もう1人。綾瀬を“別の方法”で支えているのが、夫役の西島秀俊(46)。 2人は4年前のNHK大河『八重の桜』で共演。プライベートでも“お兄ちゃん”“はる坊”と呼び合うほどの仲良しだ。今作では息ピッタリな夫婦のかけあいもさることながら、綾瀬の本格的アクションシーンも見どころ。それを教えているのが、西島なのだという。 「綾瀬さんは食事制限やジム通いで身体を鍛えて撮影に挑んでいます。彼女も十分“筋肉オタク”ですが、西島さんの知識はそれ以上。西島さんは、さらに綾瀬さんを鍛えるべく、おすすめのプロテインや筋トレ法を指南してあげているそうです」(前出・ドラマ関係者) もともと肉体改造には人一倍ストイックな西島。『八重の桜』でも、その肉体美が話題になっていた。実際、当時の西島には本誌記者もビックリしたほど。13年4月、自転車でジムへ向かった彼はそのままはしご!さらに帰りは総重量6キロもあるコンビニ袋をダンベル替わりにしていたのだ。そんな厳しすぎる男・西島は、今回の撮影でも綾瀬に対して“ドS指導”をーー。 「最近、綾瀬さんと2人でパンチやキックをお互いに受け合う“組手”の練習に励んでいるそうです。西島さんはついつい熱くなって、ハードルの高い目標を掲げがち。それでも綾瀬さんは西島さんについていくために必死で頑張っています」(前出・ドラマ関係者) 実は彼らがここまで力を注ぐのには、もちろん理由があった。 「今後、夫婦2人の格闘シーンが予定されていると聞いています。アンジーとブラピの映画『Mr.&Mrs.Smith』さながらのアクションシーンが撮れるのでは、と現場では今から期待の声が挙がっていますよ」(前出・ドラマ関係者) アンジェリーナ・ジョリー級の体当たり演技に乞うご期待!?
2017年11月01日誰かに何かを打ち明けた時、「私も」と言ってもらえ、共感しあえる人の存在を見つけたことで自分だけじゃないんだと心を強く保てた経験は誰もがあるだろう。そんな経験を共有することが社会にどれほど大きなインパクトを与えるのか知れる出来事が起きた。今、ハリウッド業界から世界へ広がっているハッシュタグムーブメント、#Metoo(私も)だ。
2017年10月24日元夫ブラッド・ピットが32歳も年下の、それも“若い自分”を演じた女優エラ・パーネルと交際中…との報道に怒り心頭と伝えられているアンジェリーナ・ジョリー。渦中のアンジーが娘のザハラちゃんとシャイロちゃんを伴い、製作総指揮を務めた『The Breadwinner』(原題)のプレミアに登場した。アンジーはホワイト、ザハラちゃんはブラックのドレスで、シャイロちゃんはいつも通りマニッシュな装い。「HollywoodLife.com」によれば、3人はレッドカーペットで和やかに会話しながら写真撮影に応じたとのこと。関係者が同サイトに語ったところによると、「いまのところ、アンジーはまだ誰ともデートをしていませんが、恋愛モードに近付いている」とのこと。ブラピ、エラのどちらとも交際報道を肯定していないものの、「ブラッドにデート相手がいると聞いたことは、アンジーにとって新たな恋愛へのモチベーションになりました。『彼に負けた』と思うのはイヤでしょうからね」。とはいえ、やはりアンジーが最優先しているのは母親業。月末のハロウィンに向け、子どもたちを連れてコスチュームショップで11万円ほどのグッズをお買い上げ。ライトや血糊付きのナイフ、恐ろしい形相のマスク、拘束服などを購入したという。(Hiromi Kaku)
2017年10月23日ブラッド・ピットに新たな恋人ができたようだ。そのお相手はなんと、『マレフィセント』で元妻アンジェリーナ・ジョリーの若き頃を演じたエラ・パーネル。2人は2016年、エラがエマ役で出演した『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のセットで出会ったという。元妻アンジーに似た女性と交際するというだけでも驚きだが、さらに物議を醸しそうなのは2人の年齢差だ。ブラピは55歳、エラは21歳で、最近誕生した27歳差カップルのトム・クルーズ&ヴァネッサ・カービーもびっくりの32歳差だ。ブラピはエラを見初めると、自身が製作総指揮を務めるドラマ「Sweetbitter」(原題)の役を与えたそうだ。ブラピから“寵愛”を受けているエラの反応はどうなのか? 「In Touch」誌によると、「うれしくてしかたがないようです。友だちに『ブラッドはセレブの中で一番好きな人だったから』と言っています」とのこと。一方、元妻アンジーの心境はというと、「映画で自分のティーン時代を演じた誰かとブラッドがはしゃいでいるなんて、ありえない!」とかなりのお怒りモードらしい…。(Hiromi Kaku)
2017年10月20日ゲラン(GUERLAIN)は、フレグランスのクリスマスコフレ2種を発売。2017年11月1日(水)より数量限定で販売される。2種のフレグランスをボディローションとセットに2017年クリスマスコフレのメインアイテムとなるのは、人気の「ラ プティット ローブ ノワール」と、2017年3月に発売された新作「モン ゲラン」の2種のフレグランス。それぞれ、現品と同じ香りのボディーローションをセットにした。軽やかでロマンティックな「ラ プティット ローブ ノワール」「ラ プティット ローブ ノワール」は、軽やかでロマンティックなフローラルの香り。ローズやジャスミンの甘くフェミニンな香りに、弾けるようにフレッシュなチェリーを重ね、少女のような透明感を覗かせた。ラストには、濃密でうっとりするようなムスクが、いつまでも優しく身体を包み込む。官能的でオリエンタルな「モン ゲラン」「モン ゲラン」は、女優アンジェリーナ・ジョリーにインスパイアされたフレグランス。彼女が纏うグラマラスな大人のオーラを再現するように、大胆かつオリエンタルな香りに仕上げた。プロヴァンス地方で育成された稀少なカーラ ラベンダーは誘惑するように官能的で、力強いサンダルウッドが謎めいた女性らしさを演出してくれる。【詳細】ゲラン クリスマスコフレ発売日:2017年11月1日(水)販売店舗:全国の有名百貨店ゲランコーナー、直営店ゲランブティック・サロン※数量限定発売アイテム:・プティット ローブ ノワール コフレ <オーデトワレ>内容:ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ 30mL(現品) / ラ プティット ローブ ノワール ボディローション 75mL価格:6,800円+税・モン ゲラン コフレ <オーデパルファン>内容:モン ゲラン オーデパルファン 30mL(現品) / モン ゲラン ボディローション 75mL価格:8,000円+税【問い合わせ先】ゲランお客様窓口TEL:0120-140-677
2017年10月19日第1回ミス美しい20代コンテスト グランプリの是永瞳が18日、東京・永田町の日枝神社で行われた「平成29年日枝神社広報大使(七五三・お正月)就任式」に出席した。2016年に開催された「第1回ミス美しい20代コンテスト」で4万18通の応募からグランプリを獲得した是永瞳。そんな彼女が日枝神社の広報大使に就任。巫女装束姿で登場して神楽が奏される荘厳な雰囲気の中、広報大使に任命され、就任式後には報道陣向けの囲み会見に応じた。是永は「巫女さんというお仕事に憧れていたので、すごく貴重な体験ができてすごくうれしいです」と笑顔を見せ、初めて着用したという巫女装束姿に「自分で見たんですが、ちょっとドキドキしました。私じゃない私な感じがしてうれしかったです」とニンマリ。日枝神社の広報大使としては「この1年間はチャレンジの年だと思っています。日枝神社とともに一緒に成長できたらと思っています」と意欲を見せた。現在放送しているテレビ朝日系のドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』で西田敏行が演じるする蛭間病院長の第1秘書役で出演している。「技術的にはまだまだですが、西田敏行さんや遠藤憲一さん、鈴木浩介さんから温かいお言葉を掛けていただいて、落ち着かせてもらっています」と先輩キャスト陣の気遣いに感謝し、事務所の先輩に当たる主役の米倉涼子について「一緒のシーンはあまりないんですが、ご挨拶した時に『背が高いね!』と毎回言われてちょっと照れ臭くなりました。米倉さんとは緊張して何も話せなかったです(笑)」とエピソードを明かした。また、同ドラマが女優デビュー作となることについて、「この業界に入って、演技やお芝居と巡り会え、演技が本当に好きなんだなと思いました」とやりがいを感じている様子で、「憧れの女優さんはアン・ハサウェイさんとアンジェリーナ・ジョリーさん。今の私は空手が強みなので、アクションができる女優さんになりたいと思います」と目を輝かせていた。
2017年10月18日ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが女性たちに対し、数十年にわたってセクシャルハラスメントをしてきた事実が報道され、スター女優たちの中からも被害者が名乗り出ている。■ハーヴェイ・ワインスタイン…「ワインスタイン・カンパニー」から解雇10月5日(現地時間)、「ニューヨーク・タイムズ」紙はワインスタインが約30年もの間、女性従業員に性的嫌がらせを繰り返していたと報道。それを受けて、ワインスタインが弟のボブと設立した「ワインスタイン・カンパニー」から解雇された。弟のボブとは、祖父母の名を冠した製作会社「ミラマックス」で良作を作り、90年代のアカデミー賞で常勝していたプロデューサーであり、民主党の強力な支持者としても知られる大物失脚の衝撃は広がり続けている。5日の告発記事では90年代に活躍したアシュレイ・ジャッドやローズ・マッゴーワンらが実名で証言。ツイッターなどSNS上でハリウッド・スターたちがその勇気を称え、ワインスタインを非難した。ワインスタインは自身の振る舞いが「多くの苦痛を与えた」と謝罪声明を発表したが、8日(現地時間)に「ワインスタイン・カンパニー」を解雇された。■続々と被害公表…オスカー女優たちも告白解雇後も非難は収まるどころか、ついにグウィネス・パルトロウやアンジェリーナ・ジョリーといったオスカー女優たちも被害を受けていたことを告白した。グウィネスは22歳のとき、ワインスタインが製作した『Emma エマ』(96)の主演に抜擢されたが、撮影前にペニンシュラ・ビヴァリーヒルズ・ホテルのスイートルームでの打ち合わせを持ちかけられた。新人女優だった彼女は言われるままに部屋へ行くと、ワインスタインは彼女の体に手を置き、ベッドルームでのマッサージを促したという。グウィネスはこれを拒絶し、当時交際していたブラッド・ピットに打ち明け、ブラッドはワインスタインと対決したが、直後にグウィネスはワインスタインから、このことは誰にも話すなと警告されたという。「彼に解雇されると思った」とグウィネスは「ニューヨーク・タイムズ」紙に語った。アンジェリーナも同紙に「若い頃、ハーヴェイ・ワインスタインとの間に嫌なことがあった。だから、彼とは絶対に仕事をしないと決めたし、彼と仕事をする人たちには警告した」とメールで応えた。ミラマックス製作の『マイ・ハート、マイ・ラブ』(99)に出演した彼女は映画公開時に、ワインスタインからホテルの部屋に誘われ拒否したという。このほかに『パルプ・フィクション』(94)に出演したロザンナ・アークエット、フランスの女優ジュディット・ゴドレーシュも被害に遭っている。1995年に肉体関係を迫られ、拒絶したミラ・ソルヴィーノも「ほかの理由もあるかもしれないけれど、ハーヴェィを拒絶したことが影響していると感じた」とキャリア低迷について「ザ・ニューヨーカー」に語った。■余波大きく…かつての仕事仲間にも激震90年代以降、アカデミー賞に輝いた俳優、監督たちの多くはワインスタインの手がけた作品で受賞していることから、出演作プロデューサーの唾棄すべき裏の顔が暴露されたことへの衝撃は大きい。『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』(11)でアカデミー主演女優賞を受賞したメリル・ストリープや『恋に落ちたシェイクスピア』(98)で同助演女優賞を受賞したジュディ・デンチは、ワインスタインを厳しく非難したものの、そうした行為については知らなかったとコメント。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でアカデミー賞脚本賞を受賞したベン・アフレックや90年代からワインスタインを知っているジョージ・クルーニーらも同じく、今回の報道でハラスメントについて知り、許しがたい行為だとコメントしている。ベンとともに脚本賞を受賞したマット・デイモンは、2004年にワインスタインの問題を取材していた記者に電話で圧力をかけたと報じられたが、電話した事実は認めたうえで、ワインスタインから悪評のある部下の擁護を頼まれて1分程度話しただけだと「Deadline Hollywood」の取材で釈明している。『世界にひとつのプレイブック』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスは「ハーヴェイ・ワインスタインの振る舞いに関するニュースに深く動揺しています」「ハーヴェイと5年前に一緒に仕事したとき、いかなる形のハラスメントも経験しなかったし、そういううわさも知りませんでした。このような虐待は弁解の余地はなく、非常に不快です」とコメント。ジェシカ・チャステインは「私は最初から警告を受けていた。この話はどこにでもあった。それを否定するのは、同じことが起こる環境を作ることになる」とツイート。ブリー・ラーソンは「いつも通り、私は性的暴行とハラスメントを経験した勇気ある人たちの側に立ちます。あなたたちのせいじゃない。私はあなたちを信じています」とツイートした。全米映画俳優協会(SAG)はワインスタインの行為を「忌まわしい」と断罪。16万人の会員に対して、ハラスメントや不適切で攻撃的な扱いについて通報を受けつけるホットラインを設置したと発表した。(text:Yuki Tominaga)
2017年10月11日今年のアカデミー賞には夫婦連れ立って出席していた。(写真:ロイター/アフロ) 多くのタランティーノ作品をはじめ、『英国王のスピーチ』などのアカデミー受賞作を数多く手がけてきたハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(65)がセクハラで自社を追われてからおよそ1週間。これまでワインスタインに性的嫌がらせを受けながらも、口を閉ざし続けてきた女優たちが次々と声を上げている。若かりしグウィネス・パルトロウやアンジェリーナ・ジョリー、ヘザー・グラハムらも、役と引き替えにホテルの部屋へと誘われた過去を明かしている。 すべての女性の敵となったワインスタインは、最も近しい女性からも見放されたようだ。妻で、高級ブランド「マルケッサ」の共同設立者兼デザイナーのジョルジーナ・チャップマン(41)が、離婚を決意したことをPEOPLE誌に向けた声明で発表した。 「許しがたい行為によって多大な苦しみを背負わされた女性たちを思うと心が張り裂けそうです。私は夫との別れを選択しました。小さな子どもたちの心をケアすることが、今の私にとっての最優先事項です。どうかプライバシーを尊重してくださるよう、お願いします」 2人は10年前に結婚し、現在は7歳と4歳の子どもがいる。今月5日にNew York Times紙にセクハラによる解雇を報じられて以降、ワインスタインは疑惑を否定し、妻チャップマンは自分の味方だ、と言い続けてきた。「私とジョルジーナは今回の件でじっくりと話し合い、よりよい人間になれるよう手助けする、と言ってくれている」と、New York Postの取材でも話していたが、騒ぎがあまりにも大きくなりすぎたが故だろうか。チャップマンは夫を切り捨てた。レッドカーペットでマルケッサのドレスを着る女優が増えたり、ワインスタイン・カンパニーのテレビ部門が制作する『プロジェクト・ランウェイオールスターズ』では審査員に抜擢されたりと、これまで夫の恩恵に浴してきただけに、ソーシャルメディアでは同情よりも「保身に走った」と眉をひそめる意見が多く見られる。 TMZによると、四面楚歌のワインスタインは米国時間10日夜、ひっそりとプライベートジェットに乗り、ヨーロッパにあるセックス依存症のリハビリ施設へ向かったという。
2017年10月11日先週、世間を驚かせた安室奈美恵の突然の引退発表。アーティストとして脂の乗り切った時点でスポットライトから身を引く決断に、1年後の引退を惜しむ声は後を絶たない。昔から日本ではきっぱり引退を宣言する芸能人が多いが、海外では一線から身を引く場合も「引退」と言い切るスターはほとんどいない。ハリウッドを中心にし海外の引退事情は少し違う。■セレブとして活躍しつつ俳優業は引退結婚を機に完全引退した稀な例はグレース・ケリー。ヒッチコック映画のクール・ビューティとしてキャリアの絶頂期にあった彼女は1955年にカンヌ国際映画祭でモナコ公国のレーニエ3世と知り合い、翌年に結婚した。ロイヤルファミリーの一員でありながら女優を続けることは、当時はあり得ない選択だった。だが時代は変わるもので、次女のステファニー王女は1986年、21歳のときに歌手デビューしている。グレースとヒッチコック監督の『泥棒成金』で共演したケーリー・グラントも、1967年『歩け走るな!』を最後に62歳で引退を宣言。誕生したばかりの娘の成長を見守りたいという理由だったが、同時に、スクリーンから完全に姿を消したことで、ロマンティックコメディの主演スターというイメージは崩れることなく、古き良きハリウッドのレジェンドとなった。Netflixで配信中の監督最新作『最初に父が殺された』が来年の第90回アカデミー賞外国語映画賞部門にカンボジア代表作として出品されたアンジェリーナ・ジョリーも、2014年に「今後1、2本映画に出演した後は監督業に専念したい」と語った。確かに、その後の出演作は監督前作で、夫のブラッド・ピットと共演した『白い帽子の女』のみ。ただ、9月には『マレフィセント』続編に出演することが明らかになった。■引退ではなく“一時休業宣言”がハリウッドの主流2015年、16年に「ハリウッドで最もコスパの良い俳優」(Forbes調べ)に選ばれたクリス・エヴァンスは2014年にキャプテン・アメリカ役の契約終了後は監督業に重点を置くとほのめかし、俳優引退かと報じられたが、本人はあくまでも一時的なものだと否定。レオナルド・ディカプリオも大作主演が続いた後、「長い休暇を取ることにした」と2013年にドイツのBild紙に語って「引退か?」と大騒ぎになったが、その後まもなく『レヴェナント蘇りし者』の撮影に入った。同作を提げた2016年のゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペットでも「何年も大変な仕事が続いたけど、これでそれも終わる」と発言、またしても大騒ぎになったが、これもメディアの早合点だった。クロエ・グレース・モレッツも昨年9月、「自分を見つめ直したい」と予定していたすべての映画出演をキャンセルしたが、これも「スローダウンしてもいいって気づいたから」という「Hollywood Reporter」誌上の本人コメントの通り、あくまでも休業だ。■はっきり表明せず、スクリーンから遠ざかるケース若い頃から大活躍してきたスターたちはアラフォーを迎えると、一旦歩みを止めたくなるようだ。キャメロン・ディアスは2014年の『ANNIE/アニー』を最後に女優業から遠ざかっている。今年6月、友人のグウィネス・パルトロウが開催したイベントで、グウィネスの司会のもと、ミランダ・カーやニコール・リッチーらと座談会に参加したキャメロンは20年以上演じ続けてきて「自分が誰なのかわからなく」なり、本来の自分を取り戻そうと感じたことが、休業の理由だと明かした。トビー・マグワイアも近年はプロデューサー業中心で、映画出演は2014年の『完全なるチェックメイト』が最後。■老境を迎えて一線を退く2003年以降は映画に出演せず、06年にアメリカ映画協会生涯功労賞を贈られたときに「隠居は楽しすぎる」と引退表明してみせたのはショーン・コネリー。87歳のいまもゴルフを楽しみ、8月に全米オープン・テニスの試合観戦に現れた際は喝采で会場に迎えられた。ジーン・ハックマンも2004年『ムースポート』出演を最後に引退を宣言した。ハリウッド・スターではないが、フランスを代表する映画スター、アラン・ドロンも2017年5月に81歳で引退を宣言。パトリス・ルコント監督で最後の映画を撮り、来年公開すると発表した。今年4月に還暦を迎えたダニエル・デイ=ルイスは、6月に俳優引退を宣言した。12月にポール・トーマス・アンダーソン監督の主演作『Phantom Thread』(原題)の公開を控えての突然の発表だが、彼は過去にも引退を宣言してイタリアで靴職人の修業に励んだことがあり、数年後にはまた復帰しているのでは?と見る向きも多い。加齢による衰えから身を引く場合は覚悟も固いだろうが、そうでもなければ決断するのは難しい。若くして成功を収めたのなら、それが彼ら彼女らにとっての天職。「一時休業」という形で選択肢を残したくなるのだろう。本当に全てやりつくした達成感から、潔く引退を宣言できるのは、本当にごくわずかの選ばれし者だけなのではないだろうか。(text:Yuki Tominaga)
2017年09月26日オスカー女優アリシア・ヴィキャンデルが新・アクションヒロインを務める『トゥームレイダー』(原題)の邦題が、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』に決定。あわせて、待望の予告編映像が全世界同時解禁された。このほど到着したのは、アリシア扮する主人公ララ・クロフトが何者から逃げるかのようにジャングルを駆け抜け、弓矢を構えるシーンからスタートする予告編。続いて映像では、「邪悪な力を持つ墓を見つけた」と話す映像を見るララの姿が。そこには謎の組織“トリニティ”に渡れば、世界は滅びるとのメッセージも。彼女に課せられたミッション、それは世界一危険な墓を誰よりも先に見つけること。果たしてララは、世界を救うことができるのか――?またこのジャングルの中でのシーンは序章に過ぎず、嵐の海へダイブする様子や、激流へ落下…と、手に汗握る大迫力のアクションシーンが満載。強く美しく戦うララの鍛え抜かれた美しい肉体にも注目だ。昨年誕生から20周年を迎え、世界的人気を博すゲームシリーズ「トゥームレイダー」。2001年、2003年にはアンジェリーナ・ジョリーが主人公ララ・クロフトを演じ大ヒットを記録したが、アリシア演じる新生ララ・クロフトはどんな活躍を見せてくれるのだろうか?『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は2018年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年09月21日10日(現地時間)、アンジェリーナ・ジョリーが長男マドックスくんを除く5人の子どもたちとトロント映画祭に出席した。アンジーがプロデュースしたアニメ映画『The Breadwinner』(原題)のプレミア上映とだけあって、アンジーは白の爽やかなドレス、女子の中では年長のザハラちゃん(12)も総レースの赤いワンピースでおめかし。パックスくん(13)、ノックスくん(9)、双子のシャイロくん(11)&ヴィヴィアンちゃん(9)はカジュアルな装いでレッドカーペットに登場した。「People」誌によると、アンジーたちは、『The Breadwinner』の監督ノラ・トゥーミー、主人公パルヴァナ役の声を担当したサアラ・チョウドリーと合流し、和やかムードで記念撮影。アンジーは集まっていたファンにサインしたり一緒にセルフィーを撮ったりとファンサービスにも気軽に応じたようだ。アンジーは製作に携わったこの作品だけでなく、11日には自身が監督した『最初に父が殺された(原題:First They Killed My Father)』のプレミア上映も控えている。同作はカンボジアの人権擁護活動家ルオン・ウンの回想録を映画化したもので、アンジーは製作と脚本にも名を連ねている。(Hiromi Kaku)
2017年09月11日パックスは写っていないが同行していた(写真:ロイター/アフロ) アンジェリーナ・ジョリーが現地時間10日、子連れで第42回トロント国際映画祭に登場し、輝くような笑顔を見せた。 ジョリーに伴ってレッドカーペットを歩いたのは、パックス(13)、ザハラ(12)、シャイロ(11)、ノックス&ヴィヴィアン(9)の5人。長男のマドックス(16)以外が一堂に会したことになる。 ジョリーはカナダ・アイルランド・ルクセンブルグ合作のアニメーション映画『The Breadwinner』のプロデューサーの一人として同作のプレミアに出席。タリバーンの支配下にあるアフガニスタンで、父を不当に逮捕された少女パルヴァナが家族を支えるために男装して奮闘する物語だ。 子どもたちと歩くジョリーは、いつになく柔和な表情を見せ、観客のサインにも快く応えていた。
2017年09月11日女優のアンジェリーナ・ジョリー(42)と俳優ブラッド・ピット(53)がよりを戻したと言われている。昨年9月に離婚を申請した2人だが、報道によると、たくさんの涙を流した感情的な議論を重ねた結果、一緒に新たなスタートを切る決意をしたという。2人の伝記本の著者イアン・ハルペリンはメール・オン・サンデーに、このように打ち明けた。「ブラッドが最初の一歩を踏み出したようですが、その後お互いの腕に崩れ落ちたようです」「たくさんの涙を流し、すべてをさらけ出しました。2人きりの空間で本音で話したのです」「その瞬間、2人は新たなスタートを切る事を決意したようです。キリストが降臨したかのような、2人の関係の新たな章が始まったのです」ブラッドが飛行機内で16歳になる長男に対してののしりの言葉を浴びせたとされる一件以降、2人が復縁することは絶対にないと思っていた友人家族らは、このニュースに驚きを隠せないようで、イアンはこのように続けた。「アンジェリーナはあのプライベート機での出来事に激怒していました。その事について全てブラッドにぶつけたようです」「あの件が大きなわだかまりとなっていたんです。2人の友人や家族など周囲にいる人は誰も復縁なんて信じることができないのも無理ありません」しかし、アンジェリーナとブラッドは、離れるよりも一緒にいることが自分をより幸せにすることに気づいたようだ。「2人とも一緒にいるほうが幸せなことに気づいたのです。わだかまりが消えたら、物事が改善し始めたんです」「今2人はとても前向きですよ」「2人は一緒に住むことはできませんが、離れることもできないのです。例の機内での出来事以降、自身に努力を重ねてきているのです。未だ相思相愛ですよ」ただ、これで離婚を取りやめることになるわけではないようで、イアンは「2人とも離婚が最悪の事態とは考えていません」「ただの紙切れですし、離婚が認められたら、今度はまっさらな紙の上でまた新たな人生が出発すると考えているのです」と明かした。(C)BANG Media International
2017年09月04日14歳にしてモデルという夢を実現させたハーヴィー瑛美さん。そんな彼女の魅力にインタビューで迫りました。無邪気な笑顔、クールな顔と、表情をコロコロ変えながら、カメラの前で躍動感あるポージングを見せるハーヴィー瑛美さん。14歳でここまで高い表現力が身についたのは、“モデルの英才教育”のおかげだそう。「小学校1年生の時、母から『モデルになりなさい』と言われたのが始まり。それからミランダ・カーに憧れて、モデルになることを決意しました。母が買ってきてくれた大量の海外雑誌でポージングを研究したり、ストレッチや脚のマッサージをしたり、野菜中心の食生活にしたりと、母のサポートもあってモデルの道に進めました。私にとって母は恩人です!」今の事務所に入るキッカケは、大規模なダンスイベントでのスカウト。毎日2~3時間のレッスンを受け、表現の幅を広げている。「小学校5年生の時にチア、中学1年生の時にHIP HOPを始めました。将来は踊りながらラップもしてみたい!」将来的な目標は?「アーティストとして成功して、アンジェリーナ・ジョリーみたいに、恵まれない子どもたちに援助ができる人になりたい。自分が受け取ったものを次の世代の子どもに渡したいんです」音楽の心の師はリアーナやガガ。女性として美しいだけではなくて、歌、ダンス、そしてファッションにおいても、他の人にはない表現をしていて、憧れます。幅広いレッスンに励んでます!テレビCMでも踊らせていただいたダンスをはじめ、アーティストになるべく歌、ラップなど、いろんなレッスンにチャレンジ中!ポージングは海外雑誌仕込み!お母さんが“参考書”として集めてくれた、海外の雑誌。小さい頃から、こんなポーズや表情があるんだ!と眺めていました。ハーヴィー・えいみ2002年生まれ。’16年「東京ガールズオーディション」の最終審査でモデル部門で最多賞を受賞。TV、雑誌、ショーと活動の幅を広げ、今最もHOTな14歳として注目を集める。コート¥33,000(RED KAP×k3&co.)フリルシャツ¥34,000パンプキンパンツ¥22,000ラメタイツ¥2,800(以上k3&co.)ブーツ¥32,000(G.V.G.V.) すべてk3 OFFICETEL:03・3464・5357アクセサリーは本人私物※『anan』2017年9月6日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)取材、文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年08月31日ディズニーが『マレフィセント』の続編を企画中であることを明かした。続編製作の噂は以前からあったものの、2014年にアンジェリーナ・ジョリー主演で大ヒットした前作から数年の時を経て今実現しつつあるようだ。脚本は前作のリンダ・ウールヴァートンに代わり、『007 スペクター』のジェズ・バターワースが担当し、同作のための書き下ろしになる予定だという。デン・オブ・ギークによると、前作で主演を務めたアンジェリーナの起用はすでに決定しており、多忙を極める彼女の合間を縫って撮影スケジュールの調整に入るとみられている。アンジェリーナは以前、『眠れる森の美女』の悪役であるマレフィセントを演じることは好きだと語っていた。「真の悪役を演じることは意外と楽しいものよ。マレフィセントは小さい頃から私の好きなキャラクターでもあったしね。怖かったけど、魅了されてもいたわ。とにかく大好きなキャラクターよ」「出演を決めるまでには話し合いも何度かあって、そのとき驚いた兄からこんな電話をもらったのよ。『お前の名前がキャスト候補にあがってるぞ!』って」また、アンジェリーナはマレフィセントには共感できる部分があることも明かし、「この映画の面白いところは、マレフィセントが私たちのもつイメージと全く違って誰もが共感できるようなキャラクターに描かれていることね。皆も同意見じゃないかしら」と付け加えた。(C)BANG Media International
2017年08月31日昨年9月に離婚を申請したアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが最近になって離婚手続きを保留にしていると報じられていたが、内部関係者らによれば2人が復縁したわけではなく、双方の資産分与により時間をかけるためだという。ある関係者は「復縁はあり得ないと思います」「何よりも金銭が理由なんです。2人は数多くの物件を至るところに所有していて、婚前契約に明記されていないものもあるんです」と説明。さらに、「たとえば、ブラッドは2人のフランスの自宅と同地のワインブランドを保有していたいのですが、アンジェリーナは売却してその金額をチャリティに寄付したいと考えています」「またブラッドには1000万ドル(約11億円)相当の20世紀初頭の家具のコレクションがありますが、アンジェリーナはそれも売却したいようです」「そんなリストが長々とあって、弁護士団は行き詰っています」と詳細を明かした。先日にはブラッドがアンジェリーナの気持ちを取り戻そうと禁酒したと報じられていたが、アンジェリーナはそのことを6人の子供たちの共同親権を検討する最低条件としていただけのようだ。前述の関係者は「問題は親権にもあります」「ブラッドは共同親権を強く求めていますが、その前にアンジェリーナは1年間禁酒できるのかを見たいとしています」と続けた。(C)BANG Media International
2017年08月16日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのピーター(=“スターロード”)を演じ日本でも人気のクリス・プラットと奥さんの人気女優アンナ・ファリス(『最終絶叫計画』)が突然別居を発表した。寝耳に水だったこのニュースに、ファンのみならず全米レベルでショックが走った。ハリウッドでみんなに愛されていたラブラブ夫婦に一体何が起こったのか?映画業界で結婚を続けることの難しさに迫ってみた。■名声のツケクリス・プラットは、若い頃からアクターを目指していたものの20代には生活苦で車の中に住むホームレス状態を経験。その後も住むところは確保したものの、随分長いこと生活に苦労していたという話しはクリス本人が様々なメディアで語っている。結婚した当時、人気TVシットコムの脇役を演じ、お茶の間でこそ知られた存在になっていたが、劇場用映画で大ヒットを飛ばしていた妻のアンナと比べたら、稼ぎも知名度も比較にならなかった。その頃のクリスは、「太めで面白いアクター」くらいの知名度だった。それが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』への出演をきっかけに180度変化したのである。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のピーター役を探していた監督ジェームズ・ガンに惚れ込まれたクリス・プラットは主演のオファーを獲得。それと共に製作スタジオからの命を受け、“スーパーヒーロー”のボディになるべく、プロのトレーナーのもとで特訓し、やがてモデルのような身体つきに変貌した。そして映画の世界的大ヒット。クリス・プラットの知名度が上がるにつれて女性ファンの数も急上昇。これは奥方のアンナにしてみれば誇りであるとともに心配のタネにもなるという、なんとも複雑な状況。こんなとき、女性はどんなに自分が綺麗であろうと関係ないのである。アンナの不穏な日々は、クリスの人気上昇とともに悪化していった。■残される側の孤独性別と年齢をめぐるエンタメ業界での差別は、残念ながら万国共通。だがハリウッドではそれがとくに際立っている。いちばん苦労するのは女優たちで、殆どのアクトレスが30代後半を境に出演オファー激減という残酷な局面を迎える。アンナも例外ではない。かたや、年齢が上がり“成長”して“男っぽく”なったクリスへのオファーは急上昇した。とくにクリスがいまをときめくジェニファー・ローレンスと恋人同士を演じたSF映画『パッセンジャー』の撮影中は、傍観するアンナにとっては非常につらい時期だったようだ。アンナは、2年前のUS Weekly誌インタビューでクリスとジェニファーの浮気のうわさに対して、「クリスを信じていても、自分が思った以上に傷ついたうわさだった」と告白している。自分のBFあるいは旦那が、ゴージャスなジェニファー・ローレンスとラブシーンを演じることになったら…。パニックしない女性がこの世に果たして居るだろうか?つらいなんてもんじゃないだろう。■仕事と家庭のバランス崩壊『ジュラシック・ワールド』の大ヒット、そして『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の爆発的ヒット、そして来年公開予定の『アベンジャーズ:インフィニティーウォー』にもピーター役で出演が決まっているクリス。仕事で家を空ける時間がどんどん増えていったクリスを、5歳の息子ジャック君と共に見守っていたアンナ。ふたりにコミュニケーションがいちばん必要だった時期に、もっともコミュニュケーションが欠如した状況となってしまったのだ。目的に向けて旅立っていく側は、見送る側より断然ラクだ。相手を残していく罪悪感はあるものの、やがてはじまる冒険にワクワクせずにはいられない。残された側はそんな相手を見てますます滅入ることになる。これまで心理的にも金銭的にも夫を支えてきたアンナは、新たなハリウッドスターとして飛躍していくクリスを誇りに思いつつも、孤独な気持ちに苛まれていたのだ。クリスの爆発的人気がもたらした、家庭への影響は相当なものだったに違いない。夢にまで見ていた名声が長いこと続いていた平和な家庭内の均衡が崩してしまったのだ。8月に入ってついに別居を発表したクリス&アンナ夫婦。「長いこと結婚生活を修復しようと試みましたがだめでした」という内容の声明はなんとも痛々しい。■ハリウッド・ロマンスに希望はあるのか?撮影でしょっちゅう家を空けていた筆者にはよくわかるのだが、ロケなどで家を長く空けなければならないことが多いエンタメ業界関係者の結婚生活持続は非常に難しいものがあると思う。一緒にいられないということで、カップルに最も必要なコミュニケーションを維持するのが困難になるからだ。おまけにロケ先には、ブラピやアンジェリーナ、クリス・プラットやジェニファー・ローレンスみたいな人間がたくさんいて誘惑がいっぱいである。ロケ先でひとりぼっちの夜、これに屈せずに1か月以上過ごすのには、かなり強固な夫婦関係が必要だろう。ちなみに、映画スタッフの離婚率もセレブに負けず劣らず高いのが現状だ。だが、ハリウッドにだって結婚が長続きしている夫妻もいる。メリル・ストリープは、彫刻家ドン・ガマー氏と結婚して今年で39年目というハリウッドでは稀な存在。以前、アカデミー賞の受賞者会見でメリル・ストリープに質問をする機会があったのだが、そのときにこんな質問をしてみた。「非常に多忙なキャリアにおいて結婚を長続きさせる秘訣はありますか?」するとメリルは、「女性は家庭で何かと自分を犠牲にすることが多いわよね。秘訣は特にないけど、日々努力の積み重ねよ」と語っていたのが印象的だった。またデンゼル&ポーレッタ・ワシントン夫妻結婚歴33年、トム・ハンクス&女優リタ・ウィルソン夫婦、そしてケヴィン・ベーコンと女優キーラ・セジウィック夫妻のふた組も、結婚29年目と希少な存在。サラ・ジェシカ・パーカーと一緒になって来年で結婚20周年を迎えるマシュー・ブロドリックが、mydomaine.comというサイトで結婚長続きの秘訣を聞かれて、「(サラ・ジェシカとは)夫婦である前に親友なんだよ。僕たちは会話が絶えないんだ」と話している。そしてオバマ元大統領の奥方ミシェル・オバマ夫人は、以前Glamour誌に、「結婚というのは努力よ。自分以外の人と人生を築いて行くのは大変なこと。でもほかの誰もが通る道だということを理解することが大切なの。努力する覚悟で頑張るの」と語っている。心底仲良しの友だちであること、つらいときも一生懸命努力してお互いを尊重しハートをつなげていかなければ、どんなにお金があってもどんなにイケメンでも、幸せな結婚は続かないのである。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年08月13日