日本時間6月10日(月)、アメリカ演劇界で最も権威のある「第73回トニー賞授賞式」が開催。WOWOWではニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールから生中継し、WOWOWスタジオのナビゲーターの井上芳雄、スペシャル・ゲストの堂本光一も大興奮の結果となった。世界最高レベルの歌と踊りのパフォーマンスが繰り広げられる華やかな授賞式の模様を、今年もニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールから生中継。トニー賞は、該当期間中にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイの劇場で公演開始された作品が対象となり、演劇部門とミュージカル部門それぞれで作品賞やリバイバル作品賞、主演男優・女優賞などが授与される。“ダイバーシティキャスティング”の象徴作品がミュージカル助演女優賞今回の司会者は大人気トーク番組の司会であり、『オーシャンズ8』などに出演しているマルチ俳優ジェームズ・コーデン。2016年の第70回に続き2度目の抜擢となった。前回、歴史に残るオープニングパフォーマンスを披露したコーデンには今年も高い注目が集まり、約10分にも及ぶ圧巻のパフォーマンスを披露。オープニングからスタンディングオベーションが起こる大盛り上がりの幕開けとなった。近年は社会情勢や各種ムーブメントを踏まえて、壇上での政治的な発言に注目が集まりがちだが、今年は、努力が実った喜びや演劇人としての誇り、仲間や身近な人への感謝、演劇を人生になぞらえるといったような、等身大で心温まるスピーチが目立った。そんなスピーチでも特に喝采を浴びたのはミュージカル助演女優賞を受賞した「オクラホマ!」のアリ・ストローカー。1943年初演作のリバイバルである同作は、現在のブロードウェイで定着しつつある、人種やハンディキャップにこだわらない“ダイバーシティキャスティング”という手法が採用され、パフォーマンスでも大きな存在感を見せつけた。彼女は、壇上で「ハンディキャップのある子供たち、いつかこの舞台に上がりたいと思っている子供たちにこの賞をささげたいと思います」とスピーチし、大きな喝采を浴びた。同作はミュージカル・リバイバル作品賞と合わせて2部門で受賞した。13部門14ノミネートを果たしていた「ハデスタウン」が最多8部門受賞ミュージカル部門では、気鋭の女性演出家レイチェル・チャフキン演出の「ハデスタウン」が13部門14ノミネートという圧倒的な強さを見せつつも、「トッツィー」「ビートルジュース」と80年代の大ヒット映画のミュージカル化も多部門にノミネートされ、混戦が予想されていた。そんな中、「ハデスタウン」がトニー賞の象徴ともいえるミュージカル作品賞やオリジナル楽曲賞など最多8部門を受賞したほか、女性演出家による作品に多く賞が渡るなど、“ダイバーシティ”を感じさせる結果に。今年のアカデミー賞や「メットガラ」でその衣装が大きな話題となったビリー・ポーターの衣装にも注目が集まった。ギリシャ神話の世界を個性ある楽曲で綴り、政治的なメッセージ性も込められた同作の女性演出家レイチェル・チャフキンは、ミュージカル作品賞受賞を受けて「ハデスタウンという言葉には、どんなに暗い中でも光は注がれるということを意味しています。愛、魂に心を揺さぶられ、上演の場所が変わっていくにつれどんどんスタッフが増えていきました。この舞台、劇場の力を私たちは信じたいと思います」と喜びを語った。堂本光一「エンターテイメントって素晴らしい」日本のスタジオでは午前8時に、ナビゲーターの井上さんによるオープニングパフォーマンスで放送がスタート!井上さんは本年度ノミネート作品から、「キス・ミー・ケイト」より「Another Op’nin’ , Another Show」、「オクラホマ!」より「Oklahoma!」、「ハデスタウン」より「Way Down Hadestown」の特別メドレーを披露した。さらに、N.Y.に渡り本年度のノミネート作品の数々を鑑賞してきた井上さんとスペシャル・ゲストの堂本さんは、演出や舞台裏にまで興味津々で幅広いトークを展開。2人は「ハデスタウン」の主演女優エヴァ・ノブルザダとN.Y.で直接対面していることもあり、彼女に大注目。堂本さんは、「『ハデスタウン』は本当に魅力的で、とにかく観て!」と熱弁をふるい、最後には「ああ終わっちゃったって感じがしてさみしいですね。エンターテイメントって素晴らしいなと改めて思いました」と改めてコメント。井上さんは、オープニングパフォーマンスに圧倒されたようで、「今年のオープニングは秀逸でしたね!」など終始興奮気味にナビゲート。「ああエンターテイメントをやっててよかったと思いました。どの作品にも必ず希望がある。そこが素晴らしかったです」と熱く語った。また、今年は新作ミュージカル「怪人と探偵」より、メインキャストの中川晃教、加藤和樹、大原櫻子による楽曲「微笑みの影」を本邦初披露!さらに、ミュージカル俳優の海宝直人は、ミュージカル「ノートルダムの鐘」より「陽ざしの中へ」を生熱唱。「今年はノートルダム大聖堂の(火災の)こともあったし、“願い”ということを意識しました」と自ら行った選曲のポイントを紹介した。「第73回トニー賞授賞式」(字幕版)は6月15日(土)19時よりWOWOWライブにて放送。WOWOWメンバーズオンデマンドにて見逃し配信。(text:cinemacafe.net)
2019年06月10日中川晃教、加藤和樹、大原櫻子、そして海宝直人が、WOWOWで生中継される「第73回トニー賞授賞式」でスタジオ生パフォーマンスを披露することが分かった。今年もWOWOWでは、アメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される演劇・ミュージカルにおける世界最高峰のトニー賞授賞式の模様を生中継。1年のブロードウェイを総括するアワードだが、授賞式の見どころは、賞レースの行方だけではない。舞台上で展開される、豪華スターの競演による圧巻のパフォーマンスも大きな注目シーン。そこでWOWOWが放送する日本のスタジオからも、注目俳優たちによる生歌唱パフォーマンスが決定!今秋よりスタートする新作ミュージカル、大怪盗・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が華麗に対決する「怪人と探偵」から、メインキャストの中川晃教、加藤和樹、大原櫻子が「微笑みの影」(杉本雄治作曲、森雪之丞作詞、島健編曲)を初披露する。また、「レ・ミゼラブル」でマリウスを演じるほか、「アラジン」「ライオンキング」など数々のミュージカルで主演を務めるミュージカル俳優・海宝直人も、主演ミュージカル「ノートルダムの鐘」より、「陽ざしの中へ」を披露する。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライム(二/同時通訳)にて放送。ミュージカル「怪人と探偵」は9月14日(土)~KAAT神奈川芸術劇場<ホール>、10月3日(木)~兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。「海宝直人 CONCERT 2019 『I hope.』 in TOKYO」は8月10日(土)、11日(日)Bunkamuraオーチャードホールにて上演。(cinemacafe.net)
2019年05月31日WOWOW「生中継!第73回トニー賞授賞式」では、日本のスタジオからミュージカル界のトップスター井上芳雄がナビゲートし、スペシャルゲストとして堂本光一が出演することが決定している。この度、授賞式を前に、2人のお互いの印象やトニー賞に対する思いなどを語るオフィシャルインタビューが到着した。今回6年連続でトニー賞授賞式のWOWOW生中継番組に出演する井上さんは「当たり前ですが、出てくる作品が毎年違うので、慣れたという感じもせずに、毎回ドキドキしながらその時を迎えるという気持ちは変わらないです」と毎回新たな気持ちだと言う。一方、トニー賞はいつもチェックしているという堂本さんは「授賞式は、これは観ておくべき作品というものが凝縮された形で見られるので、すごくお得」と、ミュージカルにあまり興味がない人にもおすすめだと語る。そんな授賞式に期待することについて井上さんは「司会者が誰かによって雰囲気も違ってくるので。今年はジェームズ・コーデンさんが司会ですが、本当に面白いし、司会もうまい。盛り上がるだろうなと思います。いろんな俳優が出てきて華やかな面もありますが、その中で皮肉がきいていたり、風刺があったりするんですよね。そこから世界が見えてくるところがあるので、楽しみですね」とコメント。また堂本さんは「賞レースでなくてもいいんですが、日本でもこういう番組があればいいのにな」と言うと、井上さんも「いつか日本でもトニー賞のようなものができれば、また違う盛り上がりがあるんじゃないかなと思いますね」と同意する場面も。そして、授賞式の生中継番組とは別に、事前番組「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」の収録で2人一緒にニューヨークのブロードウェイに行き、生の空気を体感することが予定されている。そのことについて「ただただ楽しみ」という井上さんは、「今までも事前番組でNYに行かせてもらったことがありますけど、基本的にはひとりでした。だから 今回、光一くんと一緒に新作を観られるのも楽しみ」と期待した。堂本さんと井上さんは、ミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」で共演して以来、親交を深めたそうで、堂本さんは「今回、芳雄くんと一緒に仕事ができるというのも、すごくステキなめぐり合わせで。すごくうれしいことですね」と言い、井上さんも「光一くんが来てくれることで広がることがありますし。影響力もすごいので感謝しています。光一くんも進行が上手なので、お互いに助け合いながらやっていきたいと思います」と意気込んでいる。また最後に、「今見ておくべき、エンターテインメントが凝縮して見られる、すごくぜいたくな時間だと思います。この素晴らしいパフォーマンスを是非楽しんでいただければ」(堂本さん)、「日本では年々、ミュージカルが浸透しているかなと思いますし、ブームと言われて久しいですが、常に最先端のブロードウェイの息吹、空気を日本の皆さんにお届けしたいので、ぜひ注目していただければ」(井上さん)とそれぞれ視聴者へメッセージを寄せている。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライム(二/同時通訳)、6月15日(土)19時~WOWOライブ(字幕版)にて放送。「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」は5月25日(土)18時45分~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年04月24日精神療養施設で治療中のブリトニー・スピアーズが、先週ヘアサロンを訪問し、目撃者から「元気そうだった」、「うれしそうだった」と語った。しかし、治療前の精神状態はかなり深刻で、「死」の恐れもあったのだという。関係者が「The Blast」に語ったところによると、その状態は突然自らバリカンで頭を丸刈りするなどの奇行が目立った10年以上前の“あの頃”に近かったとのこと。ブリトニーに精神的な異変がみられたのは、2月からラスベガスで開催予定だった新常設公演「ドミネーション」の交渉中で、ブリトニーのチームは「コントロールが利かず、仕事の量やパフォーマンスに対応できない」と判断した。この常設公演は、延期されている。入所前、ブリトニーは何人もの医師の診察を受け、複数の種類の薬も処方されていた。しかし、処方されている薬を指示通りに飲まず、精神状態は明らかに悪くなる一方。チームは「治療を受けさせなければ死んでしまうかもしれない」と恐れたほどだったという。こうしてブリトニーは自ら療養施設に入所した…はずなのだが、ここ数日、ネットでは「#FreeBritney」(ブリトニーを解放しろ)というタグをつけたコメントが盛んにみられる。それは、コメディアンのテス・バーカーとバーバラ・グレイが運営するポッドキャスト「ブリトニー・グラム」で、匿名希望のブリトニーの関係者がボイスメールで内情を暴露したから。「入所はブリトニーの意思じゃない。彼女はすでに常設公演のリハーサルを行っていたのに、薬を飲んでいないことが父ジェイミーにバレて…」と語ったのだ。いずれにせよ、薬を飲まないことで精神状態は不安定だったのは確かなようだ。(Hiromi Kaku)
2019年04月19日堂本光一が、WOWOWで生中継する世界最高峰の演劇&ミュージカルの祭典「第73回トニー賞授賞式」のスペシャル・ゲストに決定した。トニー賞とは、該当期間中にニューヨークのブロードウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされている。「第73回トニー賞授賞」は、日本時間6月10日(月)、N.Y.のラジオシティ・ミュージックホールで開催。WOWOWでは、今年もこのトニー賞授賞式を生中継する。そして今回、スペシャルゲストとして「Endless SHOCK」でミュージカルの単独主演最多記録1700回公演を達成し、自ら演出も手掛ける堂本さんの出演が決定。授賞式当日は、ナビゲーターの井上芳雄と共に、日本のスタジオに生出演!さらにこの授賞式を前に、2人がニューヨークを訪れ、最新のブロ ードウェイ情報をレポートするトニー賞授賞式の事前番組「トニー賞直前SP 2019 ~僕たちのブロードウェイ物語~」も放送予定となっている。<堂本光一コメント>トニー賞授賞式は、今見ておくべきエンターテインメントが凝縮して見られる、すごくぜいたくな時間だと思います。ミュージカルって人間から出てくるエネルギーみたいなものがものすごく感じられるものだと思うんです。そういった部分が、テレビを通して間違いなく感じることが出来るはずなので、きっとこの素晴らしいパフォーマンスを皆様にも楽しんでいただけると思います。僕も芳雄くんのナビゲートで、トニー賞授賞式を楽しみたいと思います。「生中継!第73回トニー賞授賞式」は6月10日(月)8時~WOWOWプライムにて(二/同時通訳)、15日(土)19時~WOWOWライブ(字幕版)にて放送。(cinemacafe.net)
2019年04月15日ブリトニー・スピアーズが精神療養施設に入所した。「People」誌によると、ブリトニーはこの施設で1か月に渡って心と身体の健康を目指した総合的なケアを受けるという。結腸破裂を患った父の看病に専念し、疲労がたまってしまったブリトニー。約3か月ぶりに更新したインスタグラムの投稿で、「私たちみんな、“自分のための時間”をとることも大事よ」と説き、100万以上の「いいね!」を集めている。妹のジェイミー・リン・スピアーズはブリトニーとの思い出の写真を投稿する形で声援を送り、母のリン・スピアーズは「どんなに状況が悪くても、どんなに行き詰まりを感じても、何日間泣いたとしても、何日間物事の変化を望んでも、どんなに絶望して落ち込んでも、こんなふうに感じることは一生続くわけではない。だから、突き進みなさい」という力強いメッセージをブリトニーに送った。(現在、この投稿は削除されている)。恋人のサム・アスガリも、ブリトニーの投稿をリグラムすることで彼女の決断をサポート。「弱さじゃない。それは間違いなく強さの証なんだ。みんなも刺激を受けるべきだよ。少なくとも、ぼくは受けた」と綴っている。さらに、元夫のケヴィン・フェダーラインも「彼女が立ち止まるべきだと認め、現在の自分の状況にしっかりとした方法で理性的に向き合っていることは称賛に値します。みんなの幸せを願っています」と弁護士を通して声明を発表した。(Hiromi Kaku)
2019年04月05日『イップ・マン』シリーズから誕生した新たなヒーローを主人公にして描く『イップ・マン外伝マスターZ』。この度、主演マックス・チャンと“謎の殺し屋”を演じたトニー・ジャーの超絶アクションシーンを収めたメイキング特報が到着した。『イップ・マン/継承』で強烈な印象を残し、『パシフィック・リム:アップライジング』などでハリウッドにも進出するマックス・チャンと、香港アクション界の巨匠ユエン・ウーピンがタッグを組んだ本作。今回到着したのは、バトル・オブ・マスターズ(達人たちの果たし合い)なアクション・シーンの激烈!メイキング特報第1弾【トニー・ジャーの巻】の映像。観る者の血を滾らせ、テンションをMAXに上げる、壮絶とスリリングにもほどがある映像となっている。■カンフーVSムエタイ、凄腕のマスター同士が完璧にシンクロイップ・マンに敗れ、一度は詠春拳を捨てながらも、愛する家族・仲間達を守るため、再び苛烈な闘いへ身を投じるチョン・ティンチ(マックス・チャン)の前に突如現れた、全身黒ずくめのミステリアスな殺し屋(トニー・ジャー)。カンフーとムエタイ、全くスタイルの違う凄腕のマスター同士が、互いに、自らのテリトリーで相手に"致命的な一撃"を狙う。そんな異種格闘技戦的展開が、撃ち合い、蹴り合いを重ねるごとに一気に加速!最後には、2人の達人の動きが完璧にシンクロする圧巻のアクションのメイキング映像からは一瞬たりとも目が離せない。『ドラゴン×マッハ!』(15)に続き2度目の競演となったマックス・チャンとトニー・ジャー。ジャーもまた、『ワイルド・スピード SKY MISSION』『トリプルX:再起動』、さらに実写版『モンスターハンター』とハリウッド映画でも大活躍を見せている。互いの驚異的な身体能力、武術家としての圧倒的力量を認め合った達人同士が、ウーピン監督のもとアクション映画史に名を刻む独創的なバトル・シーンを創り上げて行く様は、必見だ。さらに、メイン館・新宿武蔵野館といえば、「イップ・マン」シリーズ上映時の風物詩・“木人椿”が今回もお目見え。“木人椿”とは、ブルース・リーが創始した格闘芸術ジークンドーでの基盤でもある詠春拳の代表的な鍛錬具。劇中でチョン・ティンチ(マックス・チャン)の心技体を支える重要な存在として登場する“木人椿”が、新宿武蔵野館にて2月16日(土)より展示公開。来場者は実際にこの“木人椿”を打って、体験することもできる(設置場所の注意事項を厳守のこと)。『イップ・マン外伝マスターZ』は3月9日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イップ・マン外伝マスターZ 2019年3月9日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2018 Mandarin Motion Pictures Limited All Rights Reserved
2019年02月16日渡辺謙とケリー・オハラが主演を務め、第69回トニー賞4部門受賞に輝いた、伝説のプログラムの最新ロンドン公演を映像に記録した『The King and I 王様と私』が、2月22日(金)~24日(日)の3日間限定で東京、大阪にて上映されることが決まった。2015年4月16日、ブロードウェイ19年ぶりのリバイバル上演を果たした本作は、開幕と同時に批評家の絶賛を浴び、トニー賞9部門の候補となりミュージカル部門のリバイバル作品賞はじめ4部門を受賞。チケット入手困難な人気作品としてロングランを記録した。その評判は、もうひとつのミュージカルの聖地ロンドンにも波及し、2018年7月3日(プレビュー開始は6月21日)から約3か月間、ウエストエンドのパラディウム劇場で上演されると、ブロードウェイ公演に勝るとも劣らない人気を博すことに。さらに今年7月~8月上旬には主演の渡辺さんとケリーによる来日公演が決定しており、日本でもますます注目を集めている。リチャード・ロジャース(作曲)&オスカー・ハマースタインII(脚本・作詞)の代表作として名高いこのミュージカルは、1951年ブロードウェイで初演、56年に映画化。その後も再演を重ねてきたが、その中でも2015年版が特に輝きを放つのは、“異なる文化的背景を持つ者同士の相互理解“という現代的なテーマをより前面に打ち出した点。水と油のように相容れない価値観を持つアンナと王が、考えをぶつけ合いお互いへの理解を深め、感謝と尊敬の心で結ばれていく姿は、多様性の時代にこそ観るべきミュージカルとして、人々の心を捉えている。■トニー賞受賞ケリー・オハラと渡辺謙のダンスに注目!大沢たかおも参戦王様を演じるにふさわしいカリスマ性と威厳を、演出家バートレット・シャーに見初められ、シャム王役に抜擢されたのは、2003年の『ラスト サムライ』でアカデミー賞候補になった日本が誇る国際派スター・渡辺謙。2015年にミュージカルの聖地N.Y.でブロードウェイ・デビューを果たし、トニー賞ミュージカル部門の主演男優賞にノミネートされた。単なる暴君ではなく、強国の脅威にひとりで立ち向かう王の孤独を繊細に表現した演技には、アジアの俳優ならではの感性が光る。また、その王に反発しながら惹かれていくアンナ役は、本作でトニー賞ミュージカル部門の主演女優賞を受賞したケリー・オハラ。アンナと王がダンスを通じ心通わせる「Shall We Dance?」の名場面では、渡辺さんとの息の合ったパフォーマンスで観客を魅了。さらに、日本からはミュージカル「ファントム」やTVドラマ「Jin-仁-」でお馴染みの大沢たかおが、シャム王の忠実な家臣であるクララホム首相役で参加し、迫力ある演技を披露した。■ストーリー1860年代初頭のシャム(現在のタイ王国)。英国人女性アンナは、シャム王の夫人たちと子どもたちの家庭教師をするために、息子を連れてバンコクにやってくる。すぐに子どもたちと仲良くなるアンナだが、専制君主の王とは事あるごとに衝突。しかし、英国公使の接待にアンナが一役買ったことをきっかけに、王とアンナの心は通いあっていく…。ロンドン版『The King and I 王様と私』はTOHOシネマズ 日比谷&大阪ステーションシティシネマにて2月22日(金)~24日(日)限定3日間独占プレミア上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:The King and I 王様と私 2019年2月22日~24日TOHOシネマズ 日比谷&大阪ステーションシティシネマにて限定上映©Matthew Murphy
2019年01月24日歌手のブリトニー・スピアーズが無期限の活動中止を発表した。命にかかわる病に伏す父親の看病に集中する意向だという。これによりパークMGMで開催中だったブリトニーのラスベガス定期公演は現在中断されている。今回の決断について、2児の母でもあるブリトニーはこう説明している。「これから私は家族の世話に自分のエネルギーを注ぐ。私たちの関係は特別で、彼らがずっと私の傍にいてくれたように、今度は私が家族の傍にいてあげたいの」そして、ファンに向かって「ファンの皆、変わらない愛とサポートをどうもありがとう。今回は色々と迷惑をかけてごめんね。皆のためにステージに戻ってくる時を楽しみにしている」と続けた。ブリトニーの父ジェイミー・スピアーズさんは2カ月前に大腸破裂を起こし、緊急手術を受けていた。その後28日間に及ぶ入院を経て現在は自宅療養中、完全回復も見込まれているそうで、家族らはジェイミーさんを救った病院の医師、看護師、スタッフらに感謝の意を述べている。今回突然の活動中止を決めたブリトニーだが、ラスベガス公演のチケットの払い戻しについてもアナウンスし、ファンへの感謝をつづった。(C)BANG Media International
2019年01月08日人生は一種のギャンブルかもしれませんね。誰から生まれ、誰と一緒に育ち、さらに出会った人によって、人生が決まるのですから。出会いは人を大きく変えることを、私たちは恋愛シネマでたっぷりと堪能できます。90分から120分という短い時間に、恋のような気分を味わい、恋したような深い感動を覚えると、自分の人生も新しい彩りを帯びていきますね。そんな贅沢な時をもたらす恋愛シネマから、5つの作品を紹介します。恋する惑星(1994年)香港の無法地帯・九龍の雑居ビル「重慶大厦」と飲食店「ミッドナイト・エキスプレス」の2つを舞台に、2組の男女の恋愛模様を斬新な映像とポップなタッチで描くおしゃれな恋愛映画です。金城武が演じる刑事は、ついていない夜に、謎の金髪女性と出会います。女は実は麻薬密売人。愛してはいけない相手を好きになった刑事役の金城武がひたすら走るシーンに、胸キュン!状況が恵まれない時、恋はさらに切なくなることを、若きカネシロが熱演します。もう一人の刑事は、今やエロスを感じさせるナンバーワン中国人俳優のトニー・レオン。レオン演じる刑事を好きになるのは、飲食店で働く女(フェイ・ウォン)。人は好きな人の部屋や暮らしを想像しがちですが、なんと、飲食店の女は、こっそりと刑事の部屋に侵入し、さらに自分の“足跡”を残していくのです。しかも自分好みにしようと、部屋の模様替えまでしちゃう。スリリングな彼女の行動に、わくわく、ドキドキ。やがて刑事が帰宅すると、逃げ遅れてしまった彼女は彼につかまってしまい、そして……トニー・レオンのまるで子犬のような瞳に、キュンキュン!結末までハプニングの連続でセリフもまるでハリウッド映画か、片岡義男の恋愛小説のよう。「恋とは自分のエゴである」というテーマをあくまでも「おしゃれ!」に描く香港ニューウェーブ、ウォン・カーウァイ監督)の傑作恋愛映画です。ホリディ(2006年)キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、ジャック・ブラックと、豪華ハリウッドスターがずらり!スターが多い映画はスターそのものに依存しがちですが、「恋愛とは隠された相手の影の部分も受け入れること」というテーマのロマンティック・コメディです。ヒロインの一人アイリス(ケイト・ウィンスレット)はロンドン郊外に住む新聞記者。いまだに元カレへの未練が捨てきれない、ちょっと不甲斐ない女性。もう一人のヒロイン、アマンダ(キャメロン・ディアス)は、ビバリーヒルズ在住の会社社長。こちらもイケメン彼氏の浮気が発覚して別れたばかりの、とほほな状況。そんな二人が、ネット上で知り合い、「ホームエクスチェンジ」を行うことに。「ホームエクスチェンジ」とは、家はもちろん、車など持ち物を丸ごと交換してしまうこと。欧米では馴染み深い旅行の形態、ホームエクスチェンジですが、日本ではまだまだ馴染みが薄いですね。しかも映画では、互いの人間関係の一部まで引き受けることになるので、二人とも新しいオトコと、恋らしきものが始まる……とちょっとワクワクな展開。予想通り、アイリス(ケイト・ウィンスレット)はビバリーヒルズの豪邸と高級車、さらに自分の仕事につながりそうな人脈と、元カレとは真逆な優しい彼氏(ジャック・ブラック)までゲットしてしまう。一方アマンダ(キャメロン・ディアス)も、田舎の素朴な家と、元カレに代表される裕福で浮気っぽい男とは全く異なる誠実な男性(ジュード・ロウ)と出会い、人生の転機を迎えることに!でもハッピー、ハッピーと歓喜な気分でジ・エンドとならないところが、この作品の魅力。二人のヒロインは心の中に紆余曲折を抱え、また新しい男二人も隠された影の部分があります。でもそれもひっくるめて、互いを受け入れ、適度な距離感を保つという、人間関係に不可欠な極意まで描いています。30代の大人の大人の映画といっていでしょう。大人になりきれないと悩む女性にも必見の映画です。ピアノ・レッスン(1994年)恋をすると、人は魂に等しいものまで葬り去って、愛のために生きようとする強さが生まれます。愛によってもたらされた強靭さを、ピアノの美しい音色と、ニュージーランドの自然の豊かさ、そして全体をおおう静謐な気品。他に類を見ない、圧倒される映画が「ピアノ・レッスン」なのです。物語は19世紀半ば。スコットランドから、ニュージーランドの入植者に嫁ぐために、愛娘と一台のピアノを連れてきたエルダ(ゴリー・ハンター)。ところが夫はピアノが重すぎるからと言って海辺に捨ててしまいます。口をきけないエルダにとって、ピアノは自分の分身のようなもの。悲嘆に暮れていると、夫が追い打ちをかけるおうに、友人で原住民のマオリ族に同化しているベインズ(ハーヴェイ・カイテル)に、ピアノと彼の土地を交換させてしまったのです。ベインズはエイダに、ピアノをレッスンしてくれれば返すと申し出たので、エルダはそれに応じます。やがてベインズはレッスンをするエルダの美しさとエロスに魅了され、二人は秘密のレッスンをすることに。嫉妬した夫がレッスンを禁じますが、惹かれあっている二人に、夫のさらなる仕打ちが待っていて……ニュージーランド出身の女流監督ジェーン・カンピオンを一躍有名にした傑作映画。理屈ではかはりしれない深い愛の物語です。シャンドライの恋(2000年)「ラストタンゴインパリ」で男女のエロスの醜悪と輝きを同時に描いて、センセーショナルを起こしたイタリアの巨匠、ベルトランド・ベルトリッチの純愛映画。別の表現をするなら、音楽映画といってもいいでしょう。シャンドライ(サンディ・ニュートン)はアフリカ生まれの医学生。政治活動をしていた夫が逮捕されてからイタリアに渡り、音楽家キンスキー(デイヴィッド・シューリス)の掃除係として住みこみで働き、医大に通っています。言葉は交わしていませんが、キンスキーはシャンドライの働きぶりに好意を抱いてプロポーズ。その時シャンドライは思わず「獄中にいる夫を出して!」と訴えてしまうのです。それから、キンスキーの邸宅にある美しい調度品が次々と消えていき、やがてシャンドライのもとに夫の無事を知らせる手紙が届きます。一方、屋敷の中はグランドピアノだけが残るだけ。キンスキーはそのピアノを囲んでささやかな音楽会を開いて、自作の曲を披露。でもそのグランドピアノも売却されてしまうのです。夫が釈放されたのは、キンスキーが屋敷中に会った全てのものを売った資金のおかげだとわかります。そしてシャンドライは、夫との再会の前日、ある行動に出たのでした……シャンドライに恋するキンスキー、そしてキンスキーの献身的で純粋な愛情に次第に包まれていくシャンドライの心の動きを、ピアノの音色が繊細に奏でていくのです。花様年華(かようねんか)(2000年)とにかく、マギー・チャンのチャイナドレスが美しい!揺れる女心の移ろいを、チャイナドレスで表現するというアイデアの斬新さ。しかも既婚者同士の大人の恋を描く静謐なタッチは、「恋する惑星」と全く別物。さすがは映像作家・ウォン・カーウァイ監督です。物語は同じ日に同じアパートに越して来た2組の夫婦が、挨拶するシーンから始まります。やがて、それぞれの配偶者が仕事で留守がちなため、チャウ(トニー・レオン)と、チャン夫人(マギー・チャン)はそれぞれ一人で孤独を抱えていきます。ある日チャンは妻が不倫していて、その相手がチャン夫人の夫だということを知ります。裏切られたチャウとチャン夫人は互いの傷を舐め合うように一緒に過ごすようになり、やがて二人は禁断の恋に落ちていくのですが……ラストシーンの解釈を巡って今でも議論されている、これぞまさに大人の恋愛映画なのです。(夏目かをる)
2018年12月09日〔西友〕から、本場アメリカでBBQの代名詞とも言われる〔トニーローマ〕とのコラボ商品が発売されました!温めるだけで、手間暇かけたおいしいお肉の味を楽しめると聞いてさっそくLIMIA編集部が試食してきましたよ。なんと、世界で唯一〔西友〕でしか手に入らない商品もあるのだとか!ハロウィンにクリスマス、お正月と続くこれからのパーティーシーズンにぴったりの数々をレポートします♪“バーベキューリブ”の代名詞〔トニーローマ〕の味がおうちで楽しめる!アメリカで広く親しまれる料理といえば、豪快なお肉を甘辛いBBQソースで味付けた食欲そそるバーベキューリブ。そんなバーベキューリブの代名詞として愛されているレストランが〔トニーローマ〕です。日本でも1979年に1号店がオープンしてから幅広い世代の方に愛されている名店なんですよ。そんな〔トニーローマ〕の味をご家庭で気軽に楽しめる商品が、〔西友〕から発売されました!看板料理であるバーベキューリブをはじめとする冷凍ポーク商品4アイテムと、冷凍シーフード2アイテムに、BBQソース3アイテムという充実ラインアップ。チルド商品は〔トニーローマ〕のBBQソースで味付けされていて、温めるだけでお店の味が楽しめるお手軽さなんだとか!気になるお味のほどは……!?なんと日本では〔西友〕だけの独占販売という注目商品を試食してきました♡気分はもうアメリカ!本場さながらのお味をレポート♪●《バックリブ》まず最初にいただいたのは、〔トニーローマ〕の看板メニュー《バックリブ》。手間暇かけて幾度ものプロセスを経て調理した仕上げに、《オリジナルBBQソース》を塗りながらじっくり焼き上げた一品です。独自のスパイスがブレンドされたトマトをベースにしたソースの匂いが、たまらなく食欲をそそります……!甘辛いケチャップを思わせる親しみやすい味は、きっとお子さんも大満足のはず。やわらくジューシーなお肉を、大きなお口でがぶりと豪快に楽しむのがおすすめです♪こんな本格的な味が温めるだけでおうちでも味わえるなんてびっくりですよ!たっぷり700gの《バックリブフル》と、350gの《バックリブハーフ》がありますので、シーンに合わせてお選びくださいね♪●《ポーク&ビーンズ》続いては角切りポークと、野菜やビーンズを一緒に楽しめる《ポーク&ビーンズ》をいただきました。こちらは《トーキョーBBQソース》で調理された一品。なんと、《トーキョーBBQソース》は日本人向けに開発された西友オリジナルの味なんです!ガーリック醤油をベースに、果物の甘みをプラスした中辛ソースは、ご飯との相性も抜群。そのままはもちろん、お好みの野菜をプラスして一緒に炒めれば豪華な一品のできあがり♪忙しい日の頼れる相棒として、常備しておきたい商品です。●《サーモンステーキ&シュリンプ》お肉だけでなくシーフードもありますよ♪こちらは甘みと歯ごたえが特徴的なバナメイえびと脂ののったアトランティックサーモンを、〔トニーローマ〕のBBQソースで味つけ。お味は《キャロライナハニーBBQソース》と《トーキョーBBQソース》の2種類があります。今回いただいたのは《ポーク&ビーンズ》と同じく、《トーキョーBBQソース》でしたが、お肉よりやさしい味つけであっさりと楽しめました♪チルド商品のパッケージ。BBQソースもラインアップ。また、冷凍商品の味つけに使われているBBQソース単品でもラインアップ。先ほど紹介した《オリジナルBBQソース》と《トーキョーBBQソース》の2つに加え、はちみつと黒糖みつのコクのある甘さがくせになる《キャロライナハニーBBQソース》の3種類があります。このBBQソースを使うだけで、いつものお料理が一気に本場アメリカの味に大変身!マンネリ気味な献立の救世主として、こちらもおすすめです♡100g97円〜!アメリカ産ポークの新ブランド〔熟成うまリッチポーク〕にも注目さらに、〔西友〕とコラボレーションした〔トニーローマ〕のポーク商品は、使われているお肉そのものにもこだわりがあるんだとか。使用されている豚肉は、こちらも〔西友〕が新たに発売するアメリカ産ポークのブランド〔熟成うまリッチポーク〕です。国産に比べて旨み成分が高いと言われるアメリカ産ポークを、100g97円〜からラインアップするという驚きの安さ!〔西友〕指定の農場や工場のみを使用することで、安さだけでなく安全性にもこだわったのだそう。「うまい」「安い」「安心」の〔熟成うまリッチポーク〕を、お好みの〔トニーローマ〕のBBQソースで自分だけの味にするのもいいですね♪おうちパーテイーの主役は〔西友〕×〔トニーローマ〕で決まり!〔トニーローマ〕のチルド商品は本格的な味わいながら、どれもレンジや湯煎、フライパンであたためるだけ!面倒な下準備も要らずに主役級のお料理が簡単にできちゃいます。忙しいときに時短で済むのはもちろん、ハロウィンにクリスマス、お正月と、これから続くパーティーシーズンにもぴったり!普段使いも特別な日のおもてなしにも使える〔トニーローマ〕のお味を、お近くの〔西友〕で手にいれてみてはいかがでしょか♪
2018年10月17日先週末、ブリトニー・スピアーズがイギリス最大の「LGBTQの祭典」といわれる「Brighton Pride」に、ヘッドライナーとして出演した。ブリトニーがイギリスでライブを行うのは実に7年ぶりということもあり、会場のプレストン・パークに集まった5万7,000人の観客から大歓声を浴びたと「Independent」紙が伝えた。ブリトニーは2013年からラスベガスで行っていた常設公演「Peace of Me」を引っ提げて「Brighton Pride」にやってきた。「...Baby One More Time」、「Oops!...I Did It Again」などの往年のヒット曲を中心とした90分間のライブで、約20人のバックダンサーたちと華やかなパフォーマンスで観客を魅了。非常に露出度の高い大胆な衣装にも注目が集まった。アンコールではブリトニーがLGBTQのシンボルが入った旗を振り、さらに盛り上がりをみせたそうだ。しかしライブ終了後、会場近くのブライトン駅では大混乱が起きた。帰宅のために多くの人が駅に押し寄せ、「動くことも、息することもできないような危険な状態」が続き、警察が駅の一時的な閉鎖を要請。その結果、ベンチで一夜を明かすなど、帰宅難民になってしまった人もいたとのことだ。ブリトニーは5万7,000人という数が同イベントの「過去最高の動員数だと聞いた」とライブ後にSNSで明かしている。(Hiromi Kaku)
2018年08月06日6月10日(現地時間)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでトニー賞授賞式が開催された。映画ファンとして注目したいのは、映画界でも近年実力派俳優として注目を浴びている、アンドリュー・ガーフィールドが「エンジェルス・イン・アメリカ」で演劇主演男優賞を受賞したこと。マーク・ライランスやデンゼル・ワシントンら名俳優から見事初のトニー賞を勝ち取った。また、「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後の世界を描いた物語を舞台化した「ハリー・ポッターと呪いの子」が、演劇作品賞を受賞した。しかし、最も注目を浴びることとなったのは、特別賞を受賞したブルース・スプリングスティーンを紹介するプレゼンター役のロバート・デ・ニーロだった。デ・ニーロは、壇上に上がり、マイクを目の前にした瞬間に「1つだけ言いたいことがある…F**Kトランプ!」と英語圏で公で使うのははばかられるFワードを堂々と言ってのけたのだ。出席者たちの中には目をまん丸にして驚く人もいたが、会場は大方スタンディングオベーションをする人たちで大いに盛り上がった。さらに「トランプを支持することなんてできない。F**Kトランプ」と計2回Fワード言い放ったデ・ニーロにより多くの拍手と歓声が湧き上がった。(Hiromi Kaku)
2018年06月11日先日、一部で報道された近影から健康不安説が流れたジェット・リー。すぐに本人がFacebookの公式アカウントで「僕の健康状態についてみんなが心配してくれていることに感謝します」とまずお礼を述べてから、「僕はすごく元気だし、気分も最高です」とうわさを否定した。心配するファンに向けた素早く誠実な対応には、武術家として幼い頃から注目され、映画スターに転身後の活躍、チャリティへの尽力、闘病といった波乱万丈な半生に培われた優れた人間性が見える。■ジェット・リー、トップスターへの道のりジェットは1963年4月生まれで、先日55歳の誕生日を迎えたばかり。中国・北京市の出身(遼寧省出身説もある)で、生来の運動神経の良さを生かして8歳から体育学校に入学して中国武術を学んだ。少年時代から武術の親善ツアーで世界各国を周り、中国全国武術大会で5回連続個人総合優勝という偉業を成し遂げ、「中国武術界の至宝」と呼ばれた。1982年に中国・香港合作の『少林寺』(82)主演で映画デビューを果たす。この頃は本名のリー・リンチェイ名義で活躍していた。ダンスのように美しいアクションは、先達のブルース・リーやジャッキー・チェンと一線を画すものだった。また純朴な風貌でカンフー・アイドルとしても人気を博した。1988年には24歳にして主演作『ファイナル・ファイター鉄拳英雄』で監督デビューも果たした。だが、出演作に恵まれず低迷が続いた後、1991年、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』など数多くのヒット作を手がけたツイ・ハーク監督の熱烈なラブコールに応えて『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明』に主演。ジェットの端正かつ流麗なアクションと香港映画のエンターテインメント精神が見事に融合し、映画は大ヒット。同作はシリーズ化されてジェットの代表作となり、彼は一躍トップスターとなった。映画会社との契約問題や最初の妻との離婚など、トラブルに見舞われながらも自らの製作会社を設立し、現代劇にも挑戦した。熱心なチベット仏教徒である彼はこの時期、引退して出家を考えたこともあったが、1998年に、『リーサル・ウェポン』シリーズで知られるプロデューサー、ジョエル・シルヴァーに請われて『リーサル・ウェポン4』に出演してハリウッド進出を果たす。■自身の被災…東日本大震災の義援金贈呈や救援活動に専念メル・ギブソン演じる主役の無鉄砲な刑事の敵役で、正義の味方を演じ続けてきた彼にとって、その意味でも新境地開拓となった。1999年には10年越しの愛を成就させて女優のニナ・リーと再婚した。実は『グリーン・デスティニー』など大作の数々からオファー、『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』出演のうわさもあったが、妻の妊娠・出産のサポートを優先した。スターとしてのキャリアよりも、人として何を大切にするべきなのかに迷いがない。その信念は、2004年にはモルジブで家族との休暇中にスマトラ沖地震によって発生した津波で被災したことにより、一層強くなった。幸い、家族全員無事で九死に一生を得たジェット。このとき、国籍や人種を問わず救援活動に当たる人々の姿に感銘を受け、中国の赤十字と慈善団体「壹基金(One Foundation)」を設立。「1人+1ドル(1元)+1か月=大家族」をスローガンに、1人が毎月1ドルを寄付することで、人類という大きな家族を助けるという発想だ。ハリウッドで活躍する一方、中国の巨匠、チャン・イーモウ監督と組み、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィイー、盟友のドニー・イェンが揃う豪華キャストの『HERO』(’02)に主演するなど、世界中からオファーが引きも切らない状況でも、彼にとっての最優先事項は、苦しんでいる人たちを救うこと。2008年5月、四川大地震が発生し、5,000万近い被災者が出たときは、1年間映画出演せず救援活動に専念すると発表した。四川省では2013年、2017年にも大地震が発生し、このときも壹基金の迅速な救援活動が報じられた。2011年に東日本大震災が発生した際も、「深い悲しみと、不安の中にいる日本の皆さんのことを思い、とても心を痛めています。1日も早く、皆さんに笑顔が戻ることを願っています」とメッセージを発信、「壹基金」から被災者支援の義援金を送った。■闘病中は俳優業をセーブするも新プロジェクトに励む休業を挟みながら、アクション・スターの大御所が勢ぞろいする『エクスペンダブル』シリーズ、ジャッキー・チェンと夢のW主演を果たした『ドラゴン・キングダム』(’08)などエンタメ大作に出演しながら、『ダニー・ザ・ドッグ』(’05)や自ら製作も務めた『SPIRIT』(’06)といった主演作は、アクション作でありながら、平和の尊さや人としての矜持というメッセージが込められている。2010年には一切のアクションを封印し、自閉症の息子を男手ひとつで育てる父親を演じた『海洋天堂』が大きな評判を呼んだ。息子が21歳になるまで大切に育ててきた主人公が病に倒れ、余命わずかと宣告される。残された時間を、息子が1人で生きていけるように教えていく父の慈しみ深い表情は、もしかしたらこの役が最もジェット・リーその人に近いのかも、と思わせる。この頃、自らも体重が激減するなど体調不良に苦しみ、甲状腺機能亢進と診断され、2013年に闘病中であることを公表。2016年に病を克服したと発表したが、今後はチャリティ活動を中心に据えて俳優業はセーブすると宣言している。世間を騒がせた近影は5月中旬にチベット自治区を訪問した際にファンが撮った写真がネット上に拡散したもの。僧侶のような丸刈り頭でも白髪が目立つのは確かだが、同時期のほかの映像や画像に写る姿は55歳という年齢相応のもの。4月には2020年公開予定の実写版『ムーラン』への出演交渉が最終段階に入ったと報じられてもいる。健康不安説を一蹴したジェットの活躍を楽しみにしたい。(text:Yuki Tominaga)
2018年05月26日WOWOWでは今年も、演劇、ミュージカル界における世界最高峰のトニー賞授賞式を独占生中継。このたび、「第72回トニー賞」のノミネーションが発表され、作品賞に「アナと雪の女王」や「ハリー・ポッターと呪いの子」などがノミネートされた。トニー賞とは、過去1年間の該当期間にニューヨークのブロードウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる、アメリカ演劇界で最も権威のある賞。5月1日(火)日本時間の21時30分すぎ(現地8時30分すぎ)、「第72回トニー賞」のノミネーションが、「アメリカン・アイドル」からブレイクしTVドラマ「SMASH」のカレン役で知られるキャサリン・マクフィーと、「ハミルトン」のトニー賞受賞者で映画『オリエント急行殺人事件』にも出演したレスリー・オドム・ジュニアによって発表された。■映画に続く快挙になるか?「アナと雪の女王」「ハリー・ポッター」に要注目今回のノミネーション最大の注目は、ミュージカル部門作品賞で「アナと雪の女王」が、作品賞および主演男優賞・助演男優賞で「ハリー・ポッターと呪いの子」がノミネート。映画同様、興行成績も順調に伸びている2作品が映画に続く快挙達成になるか注目される。■最多ノミネート「スポンジ・ボブ」vs「ミーン・ガールズ」が一騎打ち?架空の海底都市を舞台に、スポンジ・ボブと仲間たちが巻き起こす様々な出来事を描くギャグアニメとして人気の高い「スポンジ・ボブ」。シンディ・ローパーやデヴィッド・ボウイなどの有名ミュージシャンの楽曲を起用し舞台化された「スポンジ・ボブ/スクエアパンツ」は、作品賞をはじめ主演男優賞、脚本賞など12部門でノミネート。予想を上回る席巻ぶりに、司会の2人も“爆笑”しながら発表することに。一方、リンジー・ローハンやレイチェル・マクアダムス、アマンダ・セイフライドらが出演し、大ヒットした学園コメディ映画をミュージカル化した「ミーン・ガールズ」は、ミュージカル作品賞、主演男優賞、助演男優賞など同じく最多12部門でノミネート。ギャグアニメとコメディ映画を原作とした作品の一騎打ちに注目だ。■オフ・ブロードウェイから駆け上がってきた「迷子の警察音楽隊」が11部門ノミネート「アナ雪」や「ハリー・ポッター」の対抗として注目されるのが、2007年公開のイスラエル映画が原作の「迷子の警察音楽隊」。昨年、オフ・ブロードウェイ版が上演され、連日ソールドアウトの大盛況で、オフ・ブロードウェイ版では作品賞や作曲賞などを受賞。これらを経て、ブロードウェイの上演に至った実力作品は、作品賞など11部門でノミネートされた。■名作「マイ・フェア・レディ」「回転木馬」がブロードウェイに戻ってきた!1956年にブロードウェイで初演、トニー賞6部門を受賞した名作「マイ・フェア・レディ」が半世紀ぶりにリバイバル。「王様と私」などトニー賞常連のバートレット・シャーが演出し、日本人女優・由水南も出演している。また、「サウンド・オブ・ミュージック」で有名なリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインによる名作「回転木馬」は20数年ぶりにリバイバル。■デンゼル・ワシントン、アンドリュー・ガーフィールドら主演男優賞候補演劇部門主演男優賞には、「氷人来たる」に主演するデンゼル・ワシントン、「エンジェルス・イン・アメリカ」に主演するアンドリュー・ガーフィールドがノミネート。さらに、昨年10月からブロードウェイで朗読やパフォーマンスを続けているブルース・スプリングスティーンが特別賞を授与される。授賞式は6月11日(月)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールにて開催。WOWOWではスタジオ・ナビゲーターに井上芳雄、「乃木坂46」の生田絵梨花、トニー賞・アンバサダーに宮本亜門を迎え、独占生中継する。主な注目作品のノミネーションは下記の通り「スポンジ・ボブ/スクエアパンツ」作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞など12部門「ミーン・ガールズ」作品賞・主演女優賞・助演女優賞・脚本賞など12部門「迷子の警察音楽隊」作品賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・ミュージカル脚本賞など11部門「ハリー・ポッターと呪いの子」作品賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞・演劇装置デザイン賞など10部門「マイ・フェア・レディ」ミュージカルリバイバル作品賞・主演男優賞・主演女優賞など10部門「アナと雪の女王」作品賞・ミュージカル脚本賞・オリジナル楽曲賞の3部門「生中継!第72回トニー賞授賞式」は6月11日(月)8時よりWOWOWプライムにて放送(同時通訳)。(text:cinemacafe.net)
2018年05月02日レオナルド・ディカプリオやキアヌ・リーブスをはじめ、映画史に輝き続ける、世界を魅了する美男子たち。彼らのフィルモグラフィーにはある共通点があった。それは、いずれも男性同士のラブストーリーを描いた作品に出演した経験がある、ということ!今回は日本も含め、美しきイケメン俳優たちを彼らの演じてきた名作とともにご紹介!『君の名前で僕を呼んで』(2018)ティモシー・シャラメ&アーミー・ハマー第90回アカデミー賞にて主演男優賞にノミネートされ、世界中から注目を集めるティモシー・シャラメ。彼は『君の名前で僕を呼んで』にて24歳の青年オリヴァー(アーミー・ハマー)に恋する17歳の少年エリオを好演した。本作は同アカデミー賞では作品賞を含む計4部門にノミネートされ、名匠ジェームズ・アイヴォリーが最高齢(89歳)受賞となる脚色賞に輝き、日本でも大きな話題に。また、ティモシーはその美貌と演技力から「レオナルド・ディカプリオの再来」といわれるだけあり、そのフィルモグラフィーもディカプリオとよく似た点が。本作と『太陽と月に背いて』(次項)で年上の男性に恋する役柄だけでなく、ディカプリオが『バスケットボール・ダイヤリーズ』(1995)で麻薬依存者を演じたのと同様、ティモシーは今秋全米公開予定の『beautiful boy』(原題)にて麻薬依存の少年を演じる。『君の名前で僕を呼んで』は4月27日(金)より全国にて公開。『太陽と月に背いて』(1995)レオナルド・ディカプリオいまや貫禄たっぷりの世界的スーパースターとなったレオナルド・ディカプリオ。彼は『太陽と月に背いて』にて、美しき早熟の天才アルチュール・ランボーを演じた。本作は、フランス文学史上に残る詩人アルチュール・ランボーと、同じく詩人であったポール・ヴェルレーヌ(デヴィッド・シューリス)との破滅的な愛と人生を描いた作品。本作公開から2年後、数多くの記録を塗り替えた『タイタニック』(1997)にてディカプリオは一気にスターダムにのし上がる。『マイ・プライベート・アイダホ』(1991)キアヌ・リーブス&リヴァー・フェニックス『スピード』『マトリックス』シリーズでその人気を確かなものにしたキアヌ・リーブス。彼はガス・ヴァン・サント監督の『マイ・プライベート・アイダホ』で、市長の息子として裕福な家庭に生まれながらも、見せかけの環境を飛び出し、男娼として生活をする主人公スコットを演じた。彼に恋をする男娼マイクを演じたリヴァー・フェニックスの代表作としても知られ、リヴァーはその美貌と演技に将来を期待されながらも本作公開の2年後に亡くなった。キアヌと夭折のスターの繊細な演技合戦は必見だ。『ブエノスアイレス』(1997)レスリー・チャン&トニー・レオン夭逝のスターといえば、香港映画界のスーパースターでありながら15年前の4月に亡くなったレスリー・チャン。アルゼンチンを旅する男性カップルを描いた本作で、レスリーは主人公の1人ウィンを演じた。監督は香港映画界の鬼才ウォン・カーウァイ。美しい自然美を織り交ぜながら、カーウァイ監督独特の鮮やかな色調で、惹かれ合いながらも傷つけることしかできない2人の男の刹那的な愛を映し出した傑作。レスリーの相手役は、いまや香港を代表する俳優となったトニー・レオン。『ブロークバック・マウンテン』(2005)ヒース・レジャー&ジェイク・ギレンホール『ノクターナル・アニマルズ』『ナイトクローラー』など演技派美男子として引っ張りだこのジェイク・ギレンホール。彼はアメリカ中世部を舞台に、20年間に渡り惹かれ合う2人のカウボーイを描いた本作にてアカデミー助演男優賞にノミネート。アン・リー監督が手がけた本作は作品賞にもノミネートされ、「普遍的なラブストーリー」として世界各国で高い評価を受けた。ジェイクもまた、その後『ダークナイト』(2008)でアカデミー賞助演男優賞を受賞した故ヒース・レジャーとともに、確かな演技力を広く知らしめることになった。『怒り』(2016) 妻夫木聡&綾野剛老若男女幅広い層から、その甘いマスクと演技力で絶大な人気を集める妻夫木聡。『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。1件の殺人事件を発端に、犯人と疑われる3人の謎の男とその周囲との関わりを群像劇的に描き出した。その中の1つ、東京を舞台にしたストーリーで妻夫木さんが演じたのは、偶然出会った大西直人(綾野剛)を事件の犯人ではないかと疑いながらも愛し続ける藤田優馬という男。2人が役作りのために2週間にわたる同棲生活をしていたのは有名な話だ。『モーリス』(1987)ヒュー・グラントほかそして、これらの作品の金字塔ともいえるのが、20世紀初頭のイギリスを舞台に2人の青年が織りなす愛を鮮烈に描いた『モーリス』。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーを獲得したジェームズ・アイボリーが監督・脚色を務め、文豪E・M・フォースターが1914年に執筆したものの同性愛がテーマのため出版がかなわず、作者死後の71年になって出版された同名小説を映画化。『パディントン2』も記憶に新しいヒュー・グラントの人気に火がついた作品でもあり、人気TVシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」のレストレード警部役でお馴染みのルパート・グレイヴスも出演。その製作30周年を記念した4Kデジタル修復版&無修正版がリバイバル上映される(4月28日~順次公開)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2018年04月15日知英演じる地味なOLと、竹中直人演じる女好きワンマン社長の“心”と“身体”が入れ替わってしまったことで起きる騒動を描く『レオン』。この度、山崎育三郎演じるプレイボーイ税理士・日下のクセが強すぎる特別映像が公開された。脇を固める俳優陣も濃すぎるキャラクターたちを熱演している本作。中でも注目なのが、山崎さん演じる会社中の女性社員をたぶらかす“チャラいプレイボーイ税理士”の日下。竹中さん演じる玲男が経営する朝比奈フーズの税理士で、玲音をもてあそび、朝比奈フーズを乗っ取ろうと企むいけ好かない男だ。到着した映像では、そんな日下のテーマ曲ラヴェルの「ボレロ」が鳴り響く中、リズミカルなステップで登場!入れ替わった状態の玲音が働くキャバクラに来る場面では、カバンを預ける仕草や、「ちょっと、君だよ君」と玲音を呼び止める仕草、口説く仕草…そのクセの強さに思わず二度見したくなるシーンとなっている。さらに玲音と相対する場面では、バラを武器に優雅にクルクル回る戦闘方法も披露。山崎さんは、「自分にしか出せない色を出したいという気持ちがあったので、体のキレやしなやかな動きなど、ミュージカルの要素を少し取り入れました」と演技についてコメントしている。なお、本編にはまだまだ魅力的で挑発的な日下が登場するようだ。『レオン』は2月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月16日俳優の高杉真宙、子役の伊東蒼が15日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われた第72回毎日映画コンクール表彰式に出席した。第72回毎日映画コンクール表彰式でスポニチグランプリ新人賞を受賞した高杉真宙毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催する「毎日映画コンクール」。第72回を数える今年、新人俳優と女優に贈られる「スポニチグランプリ新人賞」に、高杉真宙と伊東蒼が選ばれた。黒沢清監督作品の『散歩する侵略者』での熱演が認められた高杉は「こうやって新人賞をいただけてうれしく思います」と笑顔を見せて、「『散歩する侵略者』では得体の知れない人物でしたが、宇宙人なんてなかなか見たことがないと思うんです。どう演じたらいいのか不安を感じていましたが、こうやって賞をいただけて、自分が少しでも宇宙人ぽくなっていたと安心することができました」とあいさつ。「今後も努力をして、サボらずにもっと色んな演技をし、またここに立ちたいと強く思いました」と意気込んだ。授賞式には、高杉のお祝いに駆けつけた黒沢監督も登壇。「美しさと男っぽさを同時に持っています。こういう感じの俳優はそういません。日本で素晴らしい役を演じてもらいたいですが、もっと広く世界を目指してもらいたいですね。香港のトニー・レオンみたいになるんじゃないかと思っています」と期待を寄せた。『島々清しゃ』で繊細な心の内面を熱演したのは伊東蒼。その演技は、共演した安藤サクラからも絶賛されて話題を集めた。スポニチグランプリ新人賞の受賞に「新人賞をいただけてすごくうれしいです。ありがとうございます」と笑顔を見せ、「撮影中は(伊東が演じた)うみちゃんのことで、新藤風監督や安藤サクラさんら共演者の方やスタッフさんに色んなことを教えてもらったお陰で最後までうみちゃんでいることが出来ました。この賞はみなさんからいっぱい応援してもらったからいただいた賞だと思っています」と話しながら涙を流し、「"伊東蒼"という名前を聞いた時、私の顔が浮かぶようにこれからもっと頑張りたいと思います」と更なる活躍に意欲を見せていた。■受賞一覧<作品部門>日本映画大賞:『花筐/HANAGATAMI』大林宣彦監督日本映画優秀賞:『あゝ、荒野』岸善幸監督外国映画ベストワン賞:『わたしは、ダニエル・ブレイク』ケン・ローチ監督<監督賞・脚本賞>監督賞:富田克也『バンコクナイツ』脚本賞:石井裕也『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<俳優部門>男優主演賞:菅田将暉『あゝ、荒野』女優主演賞:長澤まさみ『散歩する侵略者』男優助演賞:役所広司『三度目の殺人』女優助演賞:田中麗奈『幼な子われらに生まれ』スポニチグランプリ新人賞:高杉真宙『散歩する侵略者』スポニチグランプリ新人賞:伊東蒼『島々清しゃ』田中絹代賞:水野久美<スタッフ部門>撮影賞:鎌苅洋一『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』美術賞:竹内公一『花筐/HANAGATAMI』音楽賞:Soi48(宇都木景一、高木紳介)・Young-Gほか『バンコクナイツ』録音賞:加藤大和、高須賀健吾『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』<ドキュメンタリー部門>ドキュメンタリー映画賞:『三里塚のイカロス』代島治彦監督<アニメーション部門>アニメーション映画賞:『こんぷれっくす×コンプレックス』ふくだみゆき監督大藤信郎賞:『夜明け告げるルーのうた』湯浅政明監督<TSUTAYA×Filmarks映画ファン賞>日本映画部門:『忍びの国』中村義洋監督外国映画部門:『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督<特別賞>佐藤忠男(映画評論家)
2018年02月16日今月2月公開となる、知英の劇場長編初主演映画『レオン』。知英さんと竹中直人、地味なOLとワンマン社長の入れ替わりストーリーを描いた本作から、竹中さんと吉沢亮の禁断のキスシーン映像が初解禁された。女好きのワンマン社長・朝比奈玲男を演じる竹中さんと、社長を心の底から尊敬するいいやつ過ぎる天然社員・一条徹を演じる吉沢さん。今回到着したのは、この2人の共演シーン。映像では、一条と一条が好意を寄せる主人公・小鳥遊玲音(知英さん)2人のシーンからスタート。涙を流す玲音を急にグッと抱き寄せ、「嫌だったら言って」と甘~い台詞を放つと、カメラはふたりの間をグルーっと周る。まさに愛の告白をしようとすると…なんと、玲音の姿が社長・玲男に!実は、すでに2人は”心”と”身体”が入れ替わっている状態で、一条は入れ替わりに全く気づかないまま玲音に恋をしているのだ。「(キスして)いい?」と中身はオッサンの玲音にささやく一条の姿は爆笑必至。そしてどんどん近づく2人の距離は、まさにキス寸前!本シーンの撮影について吉沢さんは、「“女装した”竹中さんに愛の言葉をささやくシュールなシーンがあったんですが(笑)、本当に竹中さんが乙女な顔をしていらして、すごいキュンキュンしました!」とふり返っている。『レオン』は2月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月09日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒いですがお元気でお過ごしですか?シネマの時間第22回は、もうすぐバレンタインということで”恋愛映画”をピックアップ!『恋する惑星』『ブエノスアイレス』などで知られるウォン・カーウァイ監督が、1990年に手がけた長編第2作『欲望の翼』。1960年代の香港において、若者たちが織り成す恋愛模様を疾走感あふれる映像美で描き、カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた青春群像劇『欲望の翼』をお送りします。『欲望の翼』は、ウォン・カーウァイ監督独特のスタイルが確立された原点と言え、実際に本作のモチーフは名作『花様年華』『2046』へと引き継がれています。「第10回香港電影金像奨」で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞(レスリー・チャン)を、第28回金馬奨で最優秀監督賞を受賞!クエンティン・タランティーノや、昨年のオスカーに輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスといった監督も影響を公言し、2015年にNY・メトロポリタン美術館で行われた「鏡の中の中国」展の芸術監督も任されるなど、ジャンルや国境をも超えて世界的に今なお注目されるウォン・カーウァイ監督。劇中では、レスリー・チャン演じる主人公のヨディが「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」とサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)に話しかけ恋仲になる場面なども見どころで、ドラマティックな音楽やファッション性など女性に人気の映画だと言われるのも納得です。豪華トップスターの織りなす、刹那的で疾走感溢れる演出と映像美をご堪能ください。■映画『欲望の翼』 STORYー1960年代の香港を舞台に、若者たちの恋愛模様を描いた群像劇1960年代の香港。「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」サッカー競技場の売店の売り子スー・リーチェン(マギー・チャン)は、ある日ヨディ(レスリー・チャン)という青年にそう口説かれます。1度は断ったスーでしたが、やがてヨディに惹かれはじめ恋仲になります。けれど、結婚を望むスーに対してヨディにはそのつもりはなく、傷ついたスーはヨディの元を去ることに。ヨディは実の母親を知らず、養母に育てられたのですが、そのことが彼の心に影を落としていました。ある日、ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と出会い一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)と出くわし、サブはひと目で美しい彼女に恋をしてしまいます。一方、スーはヨディのことが忘れられず夜ごと彼の部屋へ訪れ、夜間巡回中の警官タイド(アンディ・ラウ)は、そんな傷ついた彼女を慰め、想いを寄せるようになるのですが……。60年代の香港を舞台に、ヨディを中心に交錯する生きることが苦手な都会の若者たち。それぞれの愛、運命、そして異郷への夢。「脚のない鳥がいるそうだ。飛び続けて疲れたら風の中で眠り、一生に一度だけ地上に降りる。それが脚のない鳥の最期の時だ」という物語の伏線ともいうべきヨディの台詞は、テネシー・ウィリアムズの小説『地獄のオルフェウス』の一節です。香港映画史上最も美しく最もミステリアスな1本。閃光のごとく疾走していく彼らの未来が、香港という街の魅力も合間ってパラレルに描かれ魅力的です。■香港のバレンタインデーもうすぐバレンタインデーが近いということで、香港の情人節についてもご紹介しましょう。香港や中国では、バレンタインデーは「情人節」と呼ばれています。情人は恋人を表し、この日のカップルたちは日本以上に盛り上がります。愛し合うふたりにとっては、誕生日や結婚記念日の次に大切な日。日本では、女性から本命のほか会社の上司や同僚など、女友達にもチョコレートを配るコミュニケーションの一環としての義理チョコ文化が定着していますが、香港では逆に男性から思いを寄せる本命にその気持ちを表し、花束などのプレゼントを贈ります。情熱的な愛の表現を求める香港の女性たちのために、街中ではアクセサリーショップやデパートなどでバレンタイン商戦も盛んで、プレゼントを選ぶ男性やカップルで賑わうそうです。世界各国、バレンタインデーひとつとっても違いがあって、面白いですね!■映画『欲望の翼』作品紹介2018年2月3日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー公開!オフィシャルサイト原題:阿飛正傳/DAYS OF BEING WILD監督・脚本:ウォン・カーウァイ製作:ローヴァー・タン製作総指揮:アラン・タン撮影:クリストファー・ドイル編集:パトリック・タム美術:ウィリアム・チャン音楽:ザビア・クガート、ロス・インディオス・タバハラス製作年:1990年製作国:香港上映時間:95分字幕翻訳:寺尾次郎配給:ハーク© 1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.■映画『欲望の翼』キャストレスリー・チャン=ヨディマギー・チャン=スー・リーチェンカリーナ・ラウ=ミミトニー・レオン=ギャンブラーアンディ・ラウ=タイド(警官)ジャッキー・チュン=サブ(ヨディの友達)レベッカ・パン=レベッカ(ヨディの養母)絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)
2018年02月08日知英が映画初主演を務める『レオン』の公開日が、2018年2月24日(土)に決定。併せて、ハチャメチャで痛快な“入れ替わり”コメディのメイン写真が公開となった。本作は、スマホマガジン「Hot-DogPress」で連載され、絶大な人気を誇ったオリジナル漫画を笑いたっぷりに映画化。地味なナイスバディの派遣OLと年商500億の女好きワンマン社長の心が入れ替わってしまう、痛快“スイッチング”エンターテインメント。元「KARA」のメンバーで、2014年に活躍の場を日本へ移し、歌手JYとしても活動する知英さんが劇場映画初主演。見た目は美人OLだが、中身は女好き社長という難しい役柄を演じるにあたり、完璧な日本語を習得し、弾けきった見事なエロオヤジっぷりを披露する。そんな知英さん扮する小鳥遊玲音と入れ替わってしまう、ワンマン社長・朝比奈玲男を演じるのは、日本随一の個性派・竹中直人。地味でナヨナヨの乙女OLになりきる、芸達者な竹中さんの演じっぷりには抱腹絶倒間違いなし!さらに、2人を取り巻く共演者には、大政絢、吉沢亮、斉藤慎二(ジャングルポケット)、ミッツ・マングローブ、山崎育三郎など、いまをときめく人気キャストが揃った。公開日決定と合わせて、今回解禁となった映画のメイン写真は、賑やかな背景をバックに、困惑した表情を浮かべる、知英さん扮する小鳥遊玲音と、いまにも顎がはずれそうな驚きの表情を浮かべる、竹中さん扮する朝比奈玲男のギャップが笑いを誘う1枚。本作のハチャメチャで破天荒な展開を期待させるビジュアルとなっている。■ストーリー年商500億を越える老舗の食品会社朝比奈フーズに務める、地味な派遣OL・小鳥遊玲音(28)。美人でナイスボディの持ち主なのだが、根っからのネガティブ思考でイケてない存在。一方、朝比奈フーズを引っ張る、やり手のワンマン社長・朝比奈玲男(55)は、誰の意見にも耳を貸さない超ワンマンだが、仕事は一流。しかし、女子社員へのセクハラまがいの行為が激しい迷惑社長。ある日偶然、2人は同じ車の事故に巻き込まれる。目が覚めると、玲男の体にはある異変が…!なんと、心は玲男のままだが、体が遊玲音になっていたのだ。性別も地位も性格も、何もかも反対の2人が入れ替わったから、さぁ大変!? 「俺の人生、どうなるの?」「わたしの人生どうなるのかしら?」『レオン』は2018年2月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月01日『恋する惑星』、『ブエノスアイレス』などで知られるウォン・カーウァイ監督の第2作目となる映画『欲望の翼』のデジタルリマスター版が、2018年2月3日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国の劇場で順次公開される。映画監督ウォン・カーウァイ1988年に監督デビューしたウォン・カーウァイ。一貫した美意識が感じられる撮影・美術・衣裳や、意表を突く選曲センスなど、観る者を虜にする名作の数々で、今もなお新たなファンを生み出している名匠だ。クエンティン・タランティーノや、第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督も影響を公言しているほか、ファッション界では2015年にNY・メトロポリタン美術館で行われた「鏡の中の中国」展の芸術監督も務めるなど、ジャンルや国境をも超えて支持されている。日本での上映権が消失していた幻の作品その色褪せることない作品群の中でも、今回リバイバル上映が決まった『欲望の翼』は、2005年以降日本での上映権が消失している、ある意味幻の作品。Bunkamuraル・シネマが2017年5月に開催したウォン・カーウェイ特集でも上映は叶わず、スクリーンでの上映は実に13年ぶりとなる。ウォン・カーウァイ作品の原点レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン。“香港映画史上最初で最後”と評されたほどに豪華な6人のトップスターを起用した本作は、1960年代の香港を舞台に、若者たちの恋愛模様を描いた群像劇。それまでの香港映画と一線を画す、浮遊感と疾走感の入り混じる語り口と映像美で知られる作品だ。モノローグの多用、時系列に沿わないストーリー、印象的な音楽と、ウォン・カーウァイ監督独特のスタイルが確立された原点であり、実際に本作のモチーフは、後に製作された名作『花様年華』、そして『2046』へと引き継がれている。ポスタービジュアルは、ウォン・カーウァイの手によって当時の香港の空気感がそのまま閉じ込められたかのような仕上がり。そこに刻まれた、主人公ヨディ(レスリー・チャン)がスー(マギー・チャン)に語りかけるセリフーー「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ーーは、ラテン・アメリカ文学への憧憬がもたらす独特の浮遊感とロマンティックなセリフで魅せる“カーウァイ節”たっぷりの言い回しで、本編の内容に期待が高まるものとなっている。作品情報映画『欲望の翼』公開日:2018年2月3日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次公開監督・脚本:ウォン・カーウァイ製作:ローヴァー・タン製作総指揮:アラン・タン撮影:クリストファー・ドイル美術:ウィリアム・チャン原題:阿飛正傳/DAYS OF BEING WILD1990年/香港/95分/カラー/モノラル© 1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.■あらすじ「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)にそう話しかける。ふたりは恋仲となるも、ある日ヨディはスーのもとを去る。ヨディは実の母親を知らず、そのことが彼の心に影を落としていた。ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)と出くわし、サブはひと目で彼女に恋をする。スーはヨディのことが忘れられず夜ごと彼の部屋へと足を向け、夜間巡回中の警官タイド(アンディ・ラウ)はそんな彼女に想いを寄せる。60年代の香港を舞台に、ヨディを中心に交錯する若者たちのそれぞれの運命と恋──やがて彼らの醒めない夢は、目にもとまらぬスピードで加速する。
2017年11月20日ブリトニー・スピアーズが、自分ではないほかの歌姫と、思いがけない出会いを果たしたらしい。水曜日(現地時間)、ブリトニーはSNSにマライア・キャリーとのツーショットを掲載し、「ディナーパーティーで誰と会うかなんて想像もつかないわよね。最高の夜だった! 楽しかったわ。ありがとうね、ケード」とパーティーの主催者に感謝のコメントを寄せた。ブリトニーとマライアにとって、主催者は共通の知人だったようだ。ブリトニーは2015年、オーストラリアのラジオ番組「Dan and Maz Show」(原題)とのインタビューで自宅のアートルームの壁をトップレスでペンキ塗りしたことを愉快に語った。そのときかけていたBGMがマライアの「Greatest Hits」と「Infinity」であったと話し、「マライアが大好きなの」とラブコールを送っている。このインタビューが記事化されるやいなや、目にしたマライアはツイッターで「ははは! ブリトニーったら、最高ね!」と笑顔の絵文字を付け、喜びをブリトニーに伝えた。さらにマライアは昨年、「Watch What Happens Tonight」(原題)に出演した際、ブリトニーを「とっても素敵な女の子」と褒め称えている。ジェニファー・ロペスのことをいまだに「そんな人、知らない」と言っているのに対し、ブリトニーにはかなり好意的な気持ちを抱いているのが明確だ。(Hiromi Kaku)
2017年09月21日俳優の山崎育三郎が、知英主演の映画『レオン』(2018年早春公開)に出演することが27日、わかった。大政絢、吉沢亮斉藤慎二(ジャングルポケット)らの出演も明らかになった。同作は大倉かおり、清智英による同名漫画を映画化。彼氏にフラれ、会社もクビになった地味な派遣OL・小鳥遊玲音(知英)と、女好きなワンマン社長・朝比奈玲男(竹中直人)が車の事故に巻き込まれ、入れ替わってしまう。山崎は玲男が経営する朝日奈フーズの税理士・日下役で、玲音をもてあそぶだけでなく、朝日奈フーズを乗っ取ろうとするイケメンとなる。山崎は「常に薔薇を持ち、キレッキレに動く自信過剰のナルシスト。かなりキャラクターの濃い役を今回やらせて頂きました」と役について紹介。「今までにない『非常にムカつく悪役』になっていると思います。ラストシーンで登場する、日下の超巨大パネルは圧巻です」とアピールした。大政は玲音の親友で、体が入れ替わった2人をサポートするサリナを演じる。「2人の入れ替わったときのお芝居がリアルすぎて何度も現場で笑いを堪えました!」と振り返り、「中身がエロ社長の知英ちゃん……最高すぎます!」と語った。吉沢は真面目でどこか変わった好青年・一条役で、中身がおっさんになった玲音にほのかな恋心を抱いてしまう。吉沢は「知英さん演じる小鳥遊の中身がおっさんに変わっているなんていざ知らず、そんな彼女に恋をしてしまうとても可哀想な男です」と役について紹介。「まっすぐでピュアで少し抜けたところがある、宙にフワフワと浮いているような役でした。というか、撮影中に何度か浮きました」と飄々とコメントした。社長の座を狙う玲男の甥・朝比奈政夫役には、ジャングルポケットの斉藤慎二を抜擢。その他、社長秘書・猫田役にミッツ・マングローブ、朝比奈社長に近づく謎のインタビュアーに原幹恵、朝比奈社長が昔、愛した女性・愛梨役に河井青葉など様々な役者が揃った。
2017年08月27日米BOX OFFICE MOJOは7月28日~7月30日の全米週末興業成績を発表した。前週に続いてクリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク』がトップ。累計興行収入は1億283万6,220ドルと公開から1週間で1億ドルに到達した。2位は初登場の『The Emoji Movie(原題)』。ソニー・ピクチャーズの新作CGアニメで、スマートフォンの世界を舞台にした"絵文字"が主人公の物語。ビデオ作品『リロ&スティッチ2』で監督を務めたトニー・レオンディスがメガホンを取り、『デッドプール』のT.J.ミラーが主役の声を演じる他、英国の人気番組『ザ・レイト・レイト・ショー』の司会者としても知られるコメディアン・俳優のジェームズ・コーデン、『ジュラシック・ワールド』のアンナ・ファリスらが声優陣として名を連ねている。本国では「この作品について面白いことを言えそうにない。なぜなら観て死にたくなったからだ」など評論家による酷評が相次いでいるが、日本での劇場公開は実現するのだろうか。3位の『Girls Trip(原題)』は前週2位からワンランクダウン。前週3位の『スパイダーマン:ホームカミング』も5位に後退した。代わって4位に初登場したのは、シャーリーズ・セロン主演のアクション作品『アトミック・ブロンド』。アントニー・ジョンソンのベストセラー・グラフィックノベルを映画化したスパイ映画で、『デッドプール』の続編で監督を務めるデビッド・リーチが指揮を取り、『X-MEN』のジェームズ・マカヴォイ、『キングコング髑髏島の巨神』のジョン・グッドマン、『キャプテン・アメリカ』シリーズのトビー・ジョーンズらが共演する。6位『猿の惑星: 聖戦記』、7位『怪盗グルーのミニオン大脱走』など以下は前週と変わらぬラインナップでそれぞれ1~3ランクずつ順位を下げている。
2017年07月31日第69回カンヌ国際映画祭にて、フィリピン映画界に三大映画祭で初めての主演女優賞をもたらした『ローサは密告された』。マニラのスラム街で小さな雑貨店を営むローサが、生活のため少量の麻薬を扱っていたことを密告されて逮捕、警察から恐喝まがいの要求を受ける、という物語は、カンヌでも衝撃とともに絶賛を持って迎えられた。メガホンをとったのは、45歳で映画監督デビュー、『マニラ・デイドリーム』で第58回ロカルノ国際映画祭ヴィデオ・コンペ部門金豹賞を受賞し、「第3黄金期」と呼ばれる現在のフィリピン映画シーンを牽引している鬼才ブリランテ・メンドーサ監督。世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてのコンペティション部門でその作品が上映され、世界中で50を超える賞を獲得、第62回カンヌ国際映画祭では『キナタイーマニラ・アンダーグラウンドー』で監督賞を受賞、クエンティン・タランティーノやショーン・ペン、イザベル・ユペールらがその才能に惚れ込んでいる。■衝撃の実話を描く!!世界のどこにでもある汚職映画図鑑『ローサは密告された』に描かれたような警察の汚職と腐敗は、世界の至るところに存在している。その驚くべき実態を映画の作り手も見逃すはずがなく、古今東西、さまざまな形で映画の題材となってきた。その中から、とびっきりの“汚職と暴力”にまみれた映画をご紹介!(1)日本の汚職×北野武『その男、凶暴につき』(1989年/北野武監督)ビートたけし演じる一匹狼の刑事・我妻諒介は、凶暴ゆえに警察署内から異端視されていた。暴力には暴力で対抗するのが彼のやり方。麻薬売人が惨殺された事件を追ううち、辿り着いたのは彼の親友で防犯課係長だった。バイオレンスに次ぐバイオレンス、汚職がまた汚職を生む。そんな警察と闇社会の繋がりを生々しく描いた北野監督のデビュー作。(2)日本のヤバ過ぎる実話『日本で一番悪い奴ら』(2016年/白石和彌監督)綾野剛演じる、真面目一徹の若手警察官が、昇進のために次々と犯罪に手を染めていく…!現役警察官による覚せい剤取引や拳銃売買、やらせ逮捕、でっちあげ、警察による組織的な裏金作りなど、北海道警でおきた衝撃の実話を『凶悪』の白石和彌監督が映画化。“世界イチ優秀な日本の警察”とは一体どこに!?驚きの連続、警察の横暴をここに見る。(3)実際にあったアメリカの汚職『ブラック・スキャンダル』(2016年/スコット・クーパー監督)驚愕の実話を元に、FBI史上最悪の事件を描くクライムサスペンス。ボストンで幼なじみとして育った3人の男たちーーギャングのボス、FBI捜査官、有力政治家として成長した彼らの絆はやがて大きな闇として、アメリカの正義を揺るがす大事件へと発展していく。FBI史上最悪の汚職事件=ブラック・スキャンダルの真相が、犯罪王バルジャーを演じるジョニー・デップの怪演とともに明らかにされた。(4)フランスで起こった権力に憑りつかれた警察『あるいは裏切りという名の犬』(2004年/オリヴィエ・マルシャル監督)刑事のチームが、恐喝、強盗、誘拐、不法監禁などを繰り返し、堕落しきっていたことが明らかになり、現職の警察を地位を脅かした。そんな実話を基に、元・警察官のマルシャル監督が描いたクライムサスペンス。かつて友人だった2人が、家族のために、権力のために迫られた選択が、彼ら2人の運命を大きく狂わせていく…。(5)香港の闇社会『インファナル・アフェア』(2002年/アンドリュー・ラウ&アラン・マック監督)香港の裏社会を舞台に、警察と犯罪組織それぞれに潜入を命じられた2人の男が、身の危険と心のゆらぎに苦悶しながら、10年の時を経て対決を迎える姿を緊迫感たっぷりに、スリリングに描く。主演はアジアを代表するスーパースター、アンディ・ラウとトニー・レオン。マーティン・スコセッシ監督のもと、マット・デイモンとレオナルド・ディカプリオでハリウッドリメイクされた『ディパーテッド』はアカデミー賞作品賞・監督賞などを受賞した。いまなお、世界のあちこちに現前と存在する警察の汚職。フィリピン発の『ローサは密告された』では、日常のすぐ隣にある警察の暴力と、それによって壊れていくコミュニティの姿をドキュメンタリータッチでリアルに映し出していく。あなたも、いつその餌食になるかわからない…?『ローサは密告された』はシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年07月30日アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、公式サイトにて今年のアカデミー新規会員候補を発表した。57か国、774名の候補の中には日本人の名前も。俳優部門に真田広之、菊地凛子、監督部門に三池崇史、ドキュメンタリー部門・フィルム編集部門の2部門に『ミリキタニの猫』の出口景子らが発表されている。アカデミーは去年と同じく会員の“多様性”を課題としており、今年の新規会員の39パーセントは女性、30パーセントが有色人種、7部門が女性のメンバーが男性より多く、19歳(エル・ファニング)から95歳(ベティ・ホワイト)と幅広い年齢層から選んだ。家族のつながりも大切にしているようで、アナ・ファリス&クリス・プラット、カリーナ・ラウ&トニー・レオン、『ムーンライト』のプロデューサーのアデル・ロマンスキー&撮影監督のジェームズ・ラクストンは、夫婦でリスト入りを果たしている。会員候補者たちは、アカデミーの招待を受け入れれば、秋には正式な会員となる。通常、ほとんどの候補者たちが会員になるが、過去にはヴィゴ・モーテンセンが2007年に『イースタン・プロミス』で主演男優賞にノミネートされた後、会員候補となったが辞退。2016年に『はじまりへの旅』で再び主演男優賞にノミネートされた際、「もしまた会員候補にしてくれるなら今度はぜひ会員になりたい」と「The Wrap」に語っていた。その言葉を受けてか、ヴィゴは今年、再び会員候補入りしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月29日今週末にテルアビブでのライブを控えるブリトニー・スピアーズが、イスラエルのテレビ番組に出演。そこで、ライブでささやかれている口パク疑惑についての質問を受け、胸の内を明かした。「(口パク疑惑について)聞いてくれてよかった。だって、笑っちゃうもの。たくさんの人が私が“歌っていない”って思ってるんだから。ライブでは、すっごく激しく踊ることもあるから、小さい音で録音を流しているけど、(観客が聞いているのは)私の生歌とのミックスよ」と主張。「本当にうんざり。私があんなに頑張ってパフォーマンスと歌を同時にこなしているっていうのに、誰も認めてくれないなんて」とブリトニーはしょんぼり…。ブリトニーの口パク疑惑については、かつて関係者も言及していた。今年末までラスベガスで開催している常設ライブが2014年にスタートした際、ツアーマネージャーが「ブリトニーは基本的にすべての歌を歌っています。歌うことができる歌はね。90分間ほとんど踊り続けるのに、すべてを歌うというのはちょっと不可能なので」と口パクに対する“断り”を入れている。(Hiromi Kaku)
2017年06月28日アメリカ演劇界で最も権威のある「第71回トニー賞授賞式」が、日本時間の本日6月12日(月)に開催され、この度、「ディア・エヴァン・ハンセン」がミュージカル作品賞、ミュージカル主演男優賞ほか6部門の最多受賞したことが分かった。トニー賞は、該当期間中にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイの劇場で公演が開始された作品が対象で、演劇部門とミュージカル部門それぞれで作品賞や、リバイバル作品賞、主演男優・女優賞などが授与。そんな中、今回の最多受賞は、『ラ・ラ・ランド』の劇中歌の作詞を担当し注目度上昇中のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが作詞作曲を手掛けるミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」。友だちのいない高校生エヴァンが、同級生の自殺をきっかけにSNS社会の注目の的になるものの、自分の内に秘めた真実を言い出せず…といった現代的なストーリーだ。そして今回、「ディア・エヴァン・ハンセン」は、パセック&ポールが「オリジナル楽曲賞」を受賞したほか、「ミュージカル作品賞」、「ミュージカル主演男優賞」、「ミュージカル助演女優賞」、「ミュージカル脚本賞」、「オーケストラ編曲賞」の全6部門を受賞。ミュージカル主演男優賞を受賞したベン・プラットは、こらえきれず涙を流しながら「6歳のときシンデレラで王子役をやりました。そのときからミュージカルが好きになり、この瞬間を目指してやってきました。両親にも感謝します」とコメントしていた。さらに、演劇作品賞には「オスロ」、演劇リバイバル作品賞は「ジトニー」、ミュージカル・リバイバル作品賞を「ハロ ー・ドーリー!」が獲得。演劇主演女優賞にはローリー・メトカーフ(「人形の家 パート2」)が受賞。初ノミネートのケイト・ブランシェットは惜しくも敗れた結果となった。また、ミュージカル主演女優賞は、ベット・ミドラー(「ハロー・ドーリー!」)が受賞。「大変光栄です。こんなに興奮したのはいつか覚えてないくらい興奮しています!」と心境を明かし、退場を促す演奏が会場に流れるも、いろんな人々への感謝の言葉が止まらないベットは、「ちょっと待って、音楽を止めてよ!」とまだまだ興奮が収まらない様子。「この作品は皆さんの琴線にふれるものであり、いつまでも心に残るものです」と続けた。そして、賞と賞の間に披露されたパフォーマンスも例年以上に盛り上がり、プレゼンターにも話題の人物が登場。オープニングパフォーマンス後の演劇助演男優賞の発表で、いきなりスカーレット・ヨハンソンが登場したほか、ウーピー・ゴールドバーグ、ユマ・サーマン、オーランド・ブルームら豪華俳優陣がトニー賞授賞式で夢の共演を果たした。日本のスタジオでも、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールからWOWOWが生中継。スペシャル・サポーターの俳優・井上芳雄とスペシャル・ゲストの「V6」坂本昌行が、『ラ・ラ・ランド』よりアカデミー賞歌曲賞を受賞した「City of Stars」とオープニング曲「Another Day of Sun」のデュエットを披露したほか、案内役である宮本亜門と八嶋智人も交えて、今年の注目ノミネートとパフォーマンスを紹介。日本のスタジオでのエンディングパフォーマンスとして、日本で7月に初演となるミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」の出演者によるトニー賞ver.スペシャルパフォーマンスと、キャロル・キングの半生を描くミュージカル「ビューティフル」より水樹奈々と平原綾香がデュエットを披露し盛り上げていた。■主な受賞結果>・演劇作品賞 「オスロ」・ミュージカル作品賞 「ディア・エヴァン・ハンセン」・演劇リバイバル作品賞 「ジトニー」・ミュージカル・リバイバル作品賞 「ハロー・ドーリー!」・演劇主演男優賞 ケヴィン・クライン 「プレゼント・ラフター」・演劇主演女優賞 ローリー・メトカーフ 「人形の家 パート 2」・ミュージカル主演男優賞 ベン・プラット「ディア・エヴァン・ハンセン」・ミュージカル主演女優賞 ベット・ミドラー「ハロー・ドーリー!」「第71回トニー賞授賞式」(字幕版)は6月17日(土)19時~WOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年06月12日アメリカ演劇界において最高の権威である「第71回トニー賞授賞式」が日本時間の12日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで行われ、WOWOWが生中継した。1947年からアメリカでスタートした同授賞式は、ブロードウェイで上演された演劇とミュージカルの中から、それぞれ作品賞、主演男優賞、主演女優賞など合計26部門を選出。オリジナル楽曲賞に輝いたのはベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビ。映画『ラ・ラ・ランド』の全作詞を担当し、アカデミー賞でも主題歌賞を受賞した2人が、演劇でも権威ある賞に輝いた。スピーチでは早口で交互にプロデューサーやバンドメンバー、主演俳優のベン・プラットに対し感謝を述べた。2人が音楽&作詞を担当した『ディア・エヴァン・ハンセン』は、SNSで成り立つ若者の人間関係を表現したミュージカル。孤独な高校生が、同級生の死をきっかけにSNSで注目されていく姿を描き、若者たちから支持を受けた。主演のベン・プラットもミュージカル部門主演男優賞を受賞した。『第71回トニー賞授賞式』(字幕版)は17日19時より、WOWOWプライムにて放送される。
2017年06月12日