●年々上がっていく『9係』の視聴率テレビ局が一斉に衣替えを行う春の番組改編。今回も各局、課題の時間帯に新番組を投入したり、リニューアルを図ったりと、録画視聴が増える中でリアルタイム視聴を取り込むためのタイムテーブルを作成した。この戦略を考えるのが、"テレビ局の中枢"とも言われる「編成部」。今回は、民放キー局の「編成部長」に、春改編を総括してもらい、今後の展望についても語ってもらった。2番目に登場するのは、視聴率争いで2位につけるテレビ朝日。"万年4位"と言われたのは遠の昔で、すっかり上位グループが定位置となったが、その原動力でもある機動的な編成が、この春改編でも威力を発揮したようだ。(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区)――吉田慎一社長が4月の定例会見で、今年の春の改編について「強い手応えを感じている」と話されていました。まずは連続ドラマが好調でしたね。全話の平均視聴率は『警視庁捜査一課9係』が12.3%、『グッドパートナー 無敵の弁護士』が10.8%、『警視庁・捜査一課長』が10.3%となり、4月クールの民放連続ドラマのベスト5に3作品が入りました。なかなか難しい時代ですが、その中でも安定した結果で踏ん張ったのは、良かったと思います。――連続ドラマがプライム帯全枠で平均2ケタをキープしたのはテレ朝さんだけです。特に『9係』は、今シーズンがこの3年で一番良かったんです。平均11.4%→11.8%→12.3%と、どんどん上がってきています。11年目で年々上がっているのは、非常にうれしいです。――『捜査一課長』の内藤剛志さんも、シリーズ化を意気込んでいました。めちゃくちゃ気合入ってますよね! 僕も尊敬する人で、熱くて紳士的なんです。「必ずホシを挙げる!」という名セリフがあるんですが、本当は「ホシを挙げろ!」だったのを、部下たちに偉そうで失礼だというとことで、内藤さんのアイデアで変えたんです。――23時台の『不機嫌な果実』も好調でした。芸能人の不倫ニュースが次々に出る中で、抜群のタイミングでしたね(笑)4月から方々より取材を受けました(笑)。ドラマの準備は相当前からやるので、このタイミングでの放送は本当にたまたまなんです。放送枠の「金曜ナイトドラマ」は、これまで全部で618回放送されているんですが、その中でも『不機嫌な果実』は多くの若い女性からの支持を頂きました。――バラエティに目を向けると、春改編で大きかったのは『ロンドンハーツ』と『世界の村で発見!こんなところに日本人』(ABC制作)の枠移動ですよね。長い期間をかけて作業してきて、ようやく悲願を成就したんですが、移動して良い結果が出ています。『金曜★ロンドンハーツ』はここまで、移動前の火曜の前クール平均と比較して+1.3ポイントの平均11.0%で、これは全局の4月クールの新番組・移動番組で1位です。金曜の『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『ミュージックステーション』からの縦の流れが非常にうまくいきました。引っ越しというのはなかなか難しい作業なんですが、現場でも相当丁寧に作業をしてもらいました。1月という早い段階から移動を発表し、宣伝を始め、何より加地倫三ゼネラルプロデューサーの金曜21時に合った演出プランもハマりました。『―日本人』の方も、『林修の今でしょ!講座』『みんなの家庭の医学』と、大人の視聴に耐えられる縦の流れで、金曜の前クールから+2.0ポイントとなっています。―――移動といえば『ビートたけしのTVタックル』も、月曜23時台から日曜昼になりましたね。こちらも同時間帯で前クール+1.2ポイントで、6月19日には8.1%をマークしました。昼帯の激戦区に、いい形で乗り込んでいけたかなと思っています。――バラエティの新番組では、深夜からゴールデンに進出した『あいつ今何してる?』がスタートしました。初回11.8%でスタートして、現在平均10.3%です。6月22日に放送した3時間スペシャルが12.2%と徐々にエンジンがかかってきました。深夜に放送していた時から旋風を巻き起こしていた番組で、1月のゴールデンの特番で12.9%をとったので、半年で一気に19時台に昇格できました。――『あいつ今何してる?』もそうですが、『しくじり先生』も『ぶっちゃけ寺』も深夜のレギュラー化から半年でゴールデンに進出しています。テレ朝さんは相変わらず、この判断が早いですね。深夜で成功した体験をすぐにゴールデンへというプレースタイルは、若いチームもよく分かっているので、命がけで頑張って這い上がって来てくれます。ここのところ、ゴールデンに上げた番組が踏ん張ってくれていますね。――そうすると若い制作者の方が中心になるので、現場も活性化しますよね。この4月から23時台では『橋下×羽鳥の新番組(仮)』も始まりました。こちらも、討論スタイルになってからいい形で上がってきました。8%台を連発して、右肩上がりになっています。(C)テレビ朝日 (C)ABC●日曜ゴールデンを再強化しなければ――深夜2時台で始まった『あるある議事堂』も早速ゴールデンで特番放送されました。テレ朝さんの編成にはそうした機動力をすごく感じるのですが、先日急きょ放送を決められた『猪木vsアリ』でも、その姿勢が見えました。これは(早河洋)会長から提案があって、総合編成局長と相談して、すぐやろうと決めました。月曜の朝いちにアイデアをもらって、昼には決定して、夕方にはスタッフを招集して、放送予定だった『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』の編集を止めて、そのスタッフの何人かに協力してもらい、4日間で2時間特番を作りましたからね(笑)。数字はどう出るか分からなかかったですが、やはり『猪木vsアリ』を中継した局として、このタイミングで放送しなかったら、ファンにも視聴者にも失礼だなと思い、『キリトルTV』もスポーツの番組でしたので、理解してもらえると考えて編成しました。ラストのナレーション原稿は、私が書いたんですよ(笑)――さすがスポーツ局ご出身ですね(笑)。ところで、この春の改編といえば、『報道ステーション』も大きく変わりましたね。古舘伊知郎さんの後を継いだ富川悠太キャスターが頑張っています。6月15日は初めて15%台の大台を突破して、翌16日にも15.2%をとりました。昨日もスタッフを激励しに行ったのですが、沸いていました。――古舘さんも、その前の『ニュースステーション』の久米宏さんも、フリーアナウンサーで成功された方がキャスターに就いてきた中で、局アナである富川アナがメインになっても結果を残しているのは、どのように分析していますか?当然視聴者の皆さんから支えられている"報ステ"のブランド力もありますし、富川アナは番組の立ち上げから12年間、現場で汗をかいてきたので、その若さや行動力、情報を伝えるパワーが、評価されているのだと感じています。――朝の情報番組『グッド!モーニング』『羽鳥慎一モーニングショー』も好調と聞いています。テレビ朝日は長らく朝の時間帯が課題でした。僕の同期が編成部の報道担当として、報道・編成・バラエティから人を集めてチームを作り、改革の会議を始めたんです。そして昨年『グッド!モーニング』のチーフプロデューサーに異動して、そこから一気に跳ね上がりました。最近数字が良いので差し入れを持って行くと、スタッフルームに入った瞬間、全員が拍手で迎え入れてくれて、とにかく元気がいいです。――現場の雰囲気が良くなっているんですね。そうです、そうです。やはりテレビって現場の雰囲気が良いとキャスターも含めてその雰囲気が画面から自ずと出てきますし、企画もどんどん良いものが出てきて、数字もどんどん右肩上がりになるんです。6月6日からの週も、7時台は毎日8%を超えて、4月クールの平均は7.8%と、前年同期から2.3ポイント上げています。それで次の『モーニングショー』にもいい形で渡せて数字が上がり、次の『じゅん散歩』も人気で、『ワイド!スクランブル』の第1部も横並びトップで、こうして平日の午前帯が良いと、会社も明るくなりますね。この1年で衝撃的な躍進です!――打つ手打つ手が、次々にうまく行っている印象があります。いや、4月クールはまだ第1段階を突破できたかなという感じですね。現場のチームはもっと数字をとりたいと思っています。これから夏・秋・冬をへて、1年をかけてどういう視聴習慣が作れるかが勝負ですね。――今後の話をお伺いしていきたいのですが、次の7月クールドラマへの期待はいかがですか?まずは『刑事7人』の第2弾が帰ってくるのが大きいですね。そして、テレ朝で初めて遊川和彦さんが脚本を担当する、木曜ドラマ『はじめまして、愛しています。』も、『グッド!モーニング』のように、チームが激アツなんです。遊川さんのリーダーシップもあって、早くも現場がすごく盛り上がっています。それから、昨年の『土曜ワイド劇場』で高視聴率を獲得した『女たちの特捜最前線』も超ご期待。『グ・ラ・メ! ~総理の料理番~』も、原作漫画が面白いですし、料理もドラマも充実しています。――夏休みには3年目となります「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」(7月16日~8月28日)がありますね。編成としての盛り上げも予定されていますか?僕が初代キャプテンだったので、もう全面的にバックアップして、これでもかっていうくらい、四六時中お祭りを取り上げますよ! 地上波に限らず、BSもCSもAbemaTVも含めていたるところで公開放送、中継、収録など、相当な連携があります。特に今年は、7階の社員食堂を「バラエティ食堂」として毎日開放するので、社運もかかっていますよ。――さて、今後の10月の改編の展望もお伺いしたいのですが、課題の時間帯はどこですか?最激戦区である日曜日の夜ですね。あの手この手を使っていろいろやっていますが、月曜から土曜まで良いのに、日曜でガクンと落ちることも結構あります。朝から夕方までは昨年から『報道ステーションSUNDAY』が良い時は8%とか11%もとるコンテンツになってきて、昼の『TVタックル』、午後の『路線バスで寄り道の旅』も好調なので、ゴールデンの砦を、なんとか再強化しなければいけないのが、一番の課題ですね。日テレさんが強い時間帯なので、長年の課題ですが、10月以降もいろんなことは考えています。――『相棒』もシーズン15となって、また始まりますね。そうですね。2000年の土曜ワイド劇場から放送しはじめた『相棒』も16年目に突入し、来年、劇場版も予定しています。それに加え『ドクターX』の第4弾も帰ってきます。テレビ朝日は、一回で終わるのではなく作品を大切にして2回、3回放送していくというのが独特のスタイルかもしれませんね。また、9月1日からは、サッカーワールドカップのアジア最終予選が始まります。1年間かけて、10試合の地上波独占放送がありますので、これが一番大きいですね。(C)テレビ朝日
2016年06月27日タレントのビートたけしが、25日に放送されたTBS系ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜22:00~)に生出演。政治資金の私的流用疑惑などで東京都知事を辞職した舛添要一氏に対し、退職金やボーナスを返金するよう求めた。退職金とボーナス合わせて約2600万円が支払われることが決定している舛添氏について、たけしは「舛添さん、ボーナスと退職金みんなもらってったんだろ。少し返せよ」とコメント。「なんだい、それ」とぼやくと、共演者から笑いが起こった。また、「猪瀬さんは、元気になって『ああいうことは良くないよ』って言ってましたよ」と、舛添氏と同じく金銭疑惑で13年12月に辞職した猪瀬直樹元知事が舛添氏を批判したことについて、皮肉交じりに話した。
2016年06月26日政治資金の使い込み問題でついに退任に追い込まれた舛添都知事ですが、説明責任をきちんと果たさず逃げるように辞職を表明したことでよりいっそう国民の反感を買っていますね。虚偽の陳述をすれば“3か月以上5年以下の禁固”が処される『百条委員会』 や6月20日に開催予定だった『集中審議』 など、舛添都知事の不正疑惑を詰問できる機会が立て続けになくなったため、舛添都知事はこのまま“政治資金使い込み問題”をうやむやにしたまま 退任することになりそうです。舛添都知事に限らず、近頃の東京都知事はきちんと任期を全うしない傾向にありますので、次の東京都知事はちゃんと頑張ってくれるのか不安になりますよね。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに『次の東京都知事になってほしい有名人』について聞いてみました!●次の東京都知事になってほしい有名人は?・1位:橋下徹……24%(25人)・2位:池上彰……19%(20人)・3位:櫻井俊(嵐・櫻井翔の父親)……17%(18人)・4位:東国原英夫……15%(16人)・5位:蓮舫……8%(8人)・6位:ビートたけし……5%(5人)・同率7位:安藤優子……3%(3人)・同率7位:松本人志……3%(3人)・同率7位:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)……3%(3人)・10位:中田敦彦(オリエンタルラジオ)……2%(2人)※11位以下は省略※有効回答者数:105人/集計期間:2016年6月15日〜2016年6月16日(パピマミ調べ)●1位:カリスマ性の強さで期待大!? 橋下徹が1位に『橋下さんしかありえないでしょ!カリスマ性はもちろんのこと、大阪市長として行ってきた実績も十分。オリンピックが開催される東京には橋下さんのようなリーダーシップのある政治家が必要 』(44歳パパ)『いろいろ問題もあるようだけど、橋下さんは不正を許さない人だから少なくとも舛添のような卑怯なマネをしなさそう』(31歳ママ)やはり橋下さんの人気は強いですね。橋下さんは第17代・19代の大阪市長として革新的な政治活動を行い、当時赤字だった大阪府の財政を黒字化した ことで有名ですね。他にも大阪市職員の不正を正したり、公立高校を無償化したりと、徹底的に庶民の目線に立って政治活動を行ってきました。また、橋下さんは弁護士でもあるため口が達者で、政治家同士の討論会や新聞記者とのやりとりでその卓越した弁舌ぶりで人気を博しました。現在は政界から引退してテレビ番組などを中心に活躍していますが、また政治家に戻って欲しい!と思う人は少なくないようです。身内であるはずの大阪市職員の不正を正したことからも、舛添都知事のようにコソコソと“ケチ臭い”やり方はしなさそう ですよね。大阪で大きな改革を成し遂げた橋下さんが1位という結果になりました。●2位:この人なら投票率上がるカモ!? 2位は池上彰という結果に『本当に池上さんに都知事やってもらいたい。今の政治家のハナシって難しくてよくわからないし、それが投票率を下げてる原因だと思う。池上さんなら国民にわかりやすく政策を伝えてくれそう 』(27歳ママ)『池上さんは政治に限らずいろんな知識を持ってるし、多角的に政策を考案できそう。何より信頼感がある』(37歳パパ)池上さん自身は一度も政界進出したいと表明したことはありませんが、多くの国民から「政治家になってほしい!」という声が聞かれます。その理由は、やはり“話の分かりやすさ” と人当たりの良さからにじみ出る“誠実さ” にあるのではないでしょうか。たしかに池上さんが政治家になれば投票率も上がりそうですし、しっかりとした政策を打ち立ててくれそうです。池上さんは政界進出を一貫して否定していますが、政治家としての池上さんも見てみたいですね。●3位:『嵐』櫻井翔の父親である櫻井俊が3位にランクイン『翔くんパパかなぁ。すごいおエラいさんらしいし、なにより翔くんを育てた人だから信頼できる(笑)』(28歳女性)『嵐』の櫻井翔さんはジャニーズ初のキャスターとして抜擢されるなど、インテリのイメージがありますが、父親はさらにインテリです。なにしろ官僚のトップである総務省事務次官ですから、超エリート ですね。息子である翔さんは国民を魅了するカリスマ性を持っていますから、それを育てた俊さんにも並外れたカリスマ性があるのかもしれません。ジャニーズの大人気グループである『嵐』のメンバーの父親が出馬するということで、ファンの投票率も上がりそうですね。----------いかがでしたか?今回のランキング上位に入った人たちには、なんだか都知事になっても大丈夫という“安心感”がありますね。猪瀬前都知事、舛添都知事と相次いで不正が発覚している東京都知事ですが、次の知事にはしっかりと仕事をしてほしいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜11位)】次の東京都知事になってほしい有名人は?()●文/パピマミ編集部
2016年06月21日世界各国の様々なテレビ番組を紹介するバラエティ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」の6月20日(月)放送回に綾野剛がゲストとして登場。番組MCの所ジョージ、スペシャルパネリストのビートたけしらとトークを繰り広げる。今夜は「世界のスゴイ穴ぼこSP」と題し、「世界の穴ボコ映像集」では水や草木、巨大な氷の塊を次々飲み込む謎の穴や、まるで踊っているような不思議なマンホールなど、世界の様々な穴に関する映像をはじめ、近年不可解な「穴」が次々と出現しているシベリアで謎の巨大ホールを調査したロシアのドキュメンタリー番組や、機体に「穴」が空いて制御不能に陥った旅客機、その事故の真相。また2000年にアメリカ・ペンシルベニア州のキュークリーク炭鉱で発生した、地下75mに9人の鉱夫たちが閉じ込められた炭鉱水没事故の救出劇など、世界中の“穴”にまつわる映像や事件を紹介する。今夜ゲスト出演する綾野さんは現在公開中の映画『64-ロクヨン-』に出演しているほか、最新作『日本で一番悪い奴ら』が6月25日(土)全国公開される。『日本で一番悪い奴ら』は「日本警察史上、最大の不祥事」と呼ばれる実際の事件をモチーフに描いた作品。北海道警察の新米刑事・諸星要一(綾野さん)は、叩き上げの刑事たちの前で 右往左往する毎日をおくっていた。そんな中、署内随一の敏腕刑事・村井(ピエール瀧)から教えられた刑事として認められる唯一の方法、それは“点数”を稼ぐこと。あらゆる罪状が点数別に分類され、熾烈な点数稼ぎに勝利した者だけが組織に生き残る。そのためには裏社会に飛び込み、捜査に協力するスパイ=S(エス)を仲間にし、有利な情報を手に入れること…。こうして、その教えに従った諸星と、彼の元に集まった3人のSたちとの狂喜と波乱に満ちた生活がはじまった――。「世界まる見え!テレビ特捜部」は日本テレビ系で6月20日(月)19時56分~放送。(笠緒)
2016年06月20日タレントのビートたけしが、18日に放送されたTBS系ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜22:00~)に出演。同日行われた「第8回AKB48選抜総選挙」で史上初の2連覇を達成したHKT48の指原莉乃について、「"ゆびはら"と読んでた」と明かした。冒頭で、総選挙の結果が紹介されると、たけしは「1位になると何になるの?」と質問。安住紳一郎アナウンサーが「次の新曲で真ん中で歌える」と説明すると、「マイクが一番端だったらみんな端に」と笑いを誘い、「いいですね、日本は平和で。こういうことで盛り上がるのはありがたいことですな」と語った。そして、安住アナが「指原さんは1位、渡辺麻友さんが…」と順位を説明していくと、「これ"さしはら"って読めない。"ゆびはら"って読んじゃった。わかんないよ」と間違った読み方をしていたことを告白。また、「HKTって何ですか?」と尋ね、安住アナが「博多でHKT」と答えた。するとたけしは、各グループ名に関心を示し、AKB48は「あっかんべー」、SKE48は「すけべ」、NMB48は「なんぼのもんや」とふざけて爆笑。安住アナが「秋葉です」「違います。名古屋の栄です」「大阪の難波です」と一つ一つ訂正していった。
2016年06月19日14日に放送されたTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:54)で、100人に聞いた「次の都知事 ダレが良い?」アンケートの結果が発表された。1位に輝いたのはジャーナリストの池上彰氏(32票)。「テレビの解説のように都政をわかりやすくしてくれそう」「嘘をつかなそう」「いろいろな団体からのしがらみがなさそう」といった理由で選ばれた。2位は橋下徹前大阪市長(18票)、3位は「わからない」(14票)。4位は片山善博元鳥取県知事(9票)、5位は桜井俊総務省事務次官(9票)、6位は石原伸晃経済再生担当相(8票)、7位は東国原英夫元宮崎県知事(5票)という結果に。少数意見として、マツコ・デラックス、猪瀬直樹前都知事、ビートたけしの名前も挙がった(各1票)。テリーは、3位に「わからない」がランクインしたことについて、「すごく正直でいいと思う。正直いってわからないですよ」とコメント。「アメリカの大統領選挙だとそれぞれの候補者がメッセージをどんどん言うけど、日本ではなかなかそういうのがない。知らない方が当たり前。舛添さんも優秀だなと思っていたら、とんでもない男だった」と選ぶ難しさを述べた。また、自身の考えについては、「この中からというのは失礼ですけど、鳥取元知事の片山さんは非常に人格者でもあるし実績がある。僕なんかは実績で評価するしかない」と語った。
2016年06月14日8日(水)、第42回「放送文化基金賞」が発表され、「番組部門」のテレビドラマでは、最優秀賞に「赤めだか」(TBS)、優秀賞に「天皇の料理番」(TBS)が選ばれた。同部門の演技賞には、「天皇の料理番」主演の佐藤健と、福岡発地域ドラマ「いとの森の家」で樹木希林が受賞している。過去1年間の放送番組から優れたテレビ、ラジオ番組や個人・グループに毎年贈られる「放送文化基金賞」。今年も平成27年4月~28年3月に放送されたものを対象に選出した。全国の民放、NHK、プロダクションなどから、全部で268件の応募、推薦があり、テレビドキュメンタリー、テレビドラマ、テレビエンターテインメント、ラジオの4つの番組部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16番組と、演技賞や企画賞など個人5件、さらに個人・グループ部門の放送文化、放送技術で8件を決定した。昨年は「相棒 season13」(テレビ朝日)が最優秀賞に選ばれた「番組部門」におけるテレビドラマ番組。今年は、立川談春の同名エッセイを原作に、「嵐」二宮和也主演で昨年12月28日(月)に放送された、年末ドラマ特別企画「赤めだか」が受賞。ビートたけしが立川談志を演じ、17歳で談志に入門した二宮さん演じる談春と、談志の弟子たちの成長物語。「厳しさを自らのものとすることで人は成長できることを教えてくれる啓発的ドラマでありながら、笑いを随所に盛り込んでぐいぐい引き込むストーリー」などと評され、最優秀賞に輝いた。優秀賞に選ばれた「TBSテレビ60周年特別企画 日曜劇場『天皇の料理番』」。大正・昭和時代に宮内省の厨司長を務めた秋山徳蔵氏の人生を描いた杉森久英の同名小説が原作で、田舎のやっかい者・秋山篤蔵を佐藤さんが演じ、天皇の料理番を勤め上げるまでに成長していく物語。「キャスティング、ストーリーの構成どれをとっても完成度が高い」と絶賛され、主役の脇を固めた黒木華、鈴木亮平といった俳優たちの演技も「質がみな高かった」とされた。主演の佐藤さんは演技賞も本作で受賞し、「難しい役柄を、多くのハードルを越えて演じ切り、ドラマの強力な牽引力となった演技は秀逸」と評価されている。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日お笑いタレントの明石家さんま、SMAPの中居正広らが、フジテレビ系『FNS27時間テレビ』のMCを担当することが7日、明らかになった。今年のMCはリレー形式で担当し、7月23日18時30分から翌24日21時24分まで『FNS27時間テレビフェスティバル2016』と題して生放送される。30回目を迎える今年は、従来の構成を大幅に刷新。「年に一度、皆さんに笑顔をお届けする大感謝祭」と銘打ち、音楽の夏フェスのように、MC陣が続々と登場する。その面々は、さんま、中居に加え、加藤綾子、ネプチューン、松岡茉優、さらにお昼の情報バラエティ『バイキング』から坂上忍、雨上がり決死隊、おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、柳原可奈子、高橋真麻も参戦する。そして、MCリレーを支える"フェス実行委員"として、陣内智則、山崎弘也、オードリー、ピースらが登場。フジテレビの佐野瑞樹アナ、永島優美アナ、宮司愛海アナが進行を務める。毎年恒例のビートたけし中継も予定されている。このほか、FNS各局対抗企画として、名物先生も登場する「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」、有名人と顔が似てる人たちが集結する「FNS全国そっくりキャラ選手権」を展開。さらに、シンガーソングライターのナオト・インティライミがさまざまなアーティストとコラボレーションする「ナオト・インティライミ27時間フェス(仮)」も開催し、音楽フェスさながらに"27時間フェス"を盛り上げる。今後もMC陣・実行委員のメンバーは追加発表予定。濵野貴敏チーフプロデューサーは、今回の27時間テレビについて「"新しいチャレンジ"の1回目だと思います」と語り、「フジテレビの全スタッフ、そしてFNS系列各局の力を集結して、皆さんの心に届く番組を作ります」と抱負を語っている。なお、総合演出は、木月洋介氏が担当する。
2016年06月07日タレントのビートたけし(69)が、4日に放送されたTBS系ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜22:00~)で、"しつけ"という言葉について持論を展開した。番組では、しつけとして父親が北海道の林道に置き去りにして行方不明になっていた小学2年の男児が無事保護されたニュースを特集。それに関連して、「保育園の教育に見る"しつけ"って何だ?」と題して、あいさつや作法などを徹底する大阪・堺市内の保育園の教育を紹介しながら、しつけについてトークを展開した。たけしは、「"しつけ"って、犬とか猫を調教するような言葉。子供に"しつけ"っていうのはどうなんだろう」と疑問を投げかけ、「作法とか礼儀とか、そういう名前で区別したらいい」と提案。「しつけをしてるんだっていうと、犬のおしっこの場所を教えているような感じがする」と語った。また、「この子たちが大きくなったら、なぜこうしないといけないのかまでわかるといいよね。自分のやっていることのね」と、それぞれの作法にはどういう意味があるのかまで理解することが大切だとの考えを示した。
2016年06月06日人は人生に行き詰まったとき、周りの人間に助けを求めたくなるものです。自分は今どういう状態にあるのか?この先どうすればいいのか?自分では出口の見えない悩みでも、他人の視点を入れることで解決できることもあります。最近ではSTAP細胞騒動で大バッシングを受けた小保方晴子さんが尼僧の瀬戸内寂聴さんと対談したことが話題になりましたね。話をするだけで人に力を与えてくれる人は素晴らしいものです。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに『人生相談したいと思う芸能人』について聞いてみました!●人生相談をしたいと思う芸能人は誰ですか?・1位:マツコ・デラックス……38%(99人)・2位:美輪明宏……26%(68人)・3位:尾木直樹(尾木ママ)……10%(27人)・同率4位:タモリ……4%(11人)・同率4位:又吉直樹(ピース)……4%(11人)・同率6位:関根勤……4%(10人)・同率6位:三村マサカズ(さまぁ~ず)……4%(10人)・8位:明石家さんま……3%(8人)・9位:北野武(ビートたけし)……2%(6人)・同率10位:西田敏行……2%(5人)・同率10位:松岡修造……2%(5人)※10位以下は省略※有効回答者数:264人/集計期間:2016年5月30日〜2016年6月1日(パピマミ調べ)●1位:マツコ・デラックス1位はやっぱりこの人!『マツコ・デラックス』さんで38%(99人)となりました。『一度でいいからマツコさんに人生相談してみたい!ちゃんとダメなとこはダメって言ってくれそうだし、説得力があるから』(30代ママ)『いろんな人生経験を乗り越えてきたマツコさんだからこそ、適当にあいづち打ったり無責任なアドバイスはしなさそう 』(40代ママ)やはりマツコさんは圧倒的に人気ですね。マツコさんは普段から歯に衣着せぬ物言いをするので、たしかに説得力がありますよね。また、自身が性的マイノリティであるからか、少数派の人に対しても偏見なく向き合ってくれるイメージがあります。どんな内容の人生相談であっても、どんと構えて乗ってくれそうな気がします。男女問わず相談したい相手ではないでしょうか。●2位:美輪明宏第2位はこの人!『美輪明宏』さんで26%(68人)となりました。『美輪さんをよく知らないけど、なんでも解決してくれそうな雰囲気がある(笑)』(20代ママ)『これまでも美輪さんの著書を読みまくって、その含蓄のある言葉を自分の生き方の参考にしてきました。直接人生相談できたら死んでもいい』(40代ママ)なんともミステリアスな雰囲気が漂う美輪さんですが、独特の視点から繰り出される自論には思わず「深い!」と頷いてしまう説得力がありますよね。美輪さんは知人の同性愛者の首吊り自殺を目撃したり、化け物扱いをされて石を投げられたりといった壮絶な体験をしています。それでも、今以上に世間の風当たりが強かったときに「同性が好き」だと公言した芸能人ですから、人生を切り開く力は普通の人の比ではないでしょう 。そんな美輪さんの強い“生きる姿勢”に、私たちは心を打たれるのかもしれませんね。●3位:尾木直樹(尾木ママ)3位はこの人!『尾木直樹(尾木ママ)』さんで10%(27人)となりました。『尾木ママは理屈じゃなくて感情で包んでくれるから大好き。誰かに人生相談するときって、理屈抜きの言葉が聞きたい もんだよね』(30代ママ)『子どもや弱者のことを誰よりも気にかけている尾木ママはなんか信頼できる』(20代ママ)尾木ママといえば金八先生のモデルになるほどの熱血教師だったことが有名ですね。今ではオネエ口調で温和な雰囲気なので想像もつきませんが……(笑)。しかし、弱者をおとしめるような発言や行動に対しては厳しく叱責する一面もあり、本当に心が熱い人なんだなぁと感じます。数多くの生徒たちを成長させてきた尾木ママですが、私たちの先生にもなってほしいですね!----------いかがでしたか?皆さん人生経験豊富でまさに頼りがいがある人たちばかりでしたね。彼らも若いころは、同じように誰かに人生相談をしてきたのかもしれません。私たちもいつか、誰かに「人生相談したい!」と思われるような人格者になりたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜14位)】人生相談をしたいと思う芸能人は誰ですか?()●文/パピマミ編集部
2016年06月03日芸能界には発言に説得力のある、いわゆる“ご意見番”として活躍している人がいますが、最近ではお笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の中田敦彦さんが“ベッキー騒動”に対してハッキリとした意見を述べ、話題を呼びましたね。最近は視聴者からのクレームを恐れて無難なコメントしかしない芸能人も増えていますが、そんな中で独自の意見をブレずに貫く人はやっぱりカッコいいものですよね。とくに自分の意見を代弁してくれるような芸能人には、思わず肩入れしたくなるものです。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに『発言に説得力があると思う芸能人』について聞いてみました!●発言に説得力があると思う芸能人は誰ですか?・1位:マツコ・デラックス……26%(74人)・2位:池上彰……21%(59人)・3位:ビートたけし……11%(31人)・4位:松本人志……11%(30人)・5位:中田敦彦(オリエンタルラジオ)……10%(28人)・6位:尾木直樹(尾木ママ)……6%(16人)・7位:小籔千豊……4%(12人)・8位:明石家さんま……4%(10人)・9位:坂上忍……3%(8人)・10位:武田鉄矢……2%(7人)※11位以下は省略※有効回答者数:282人/集計期間:2016年5月9日〜2016年5月11日(パピマミ調べ)●1位:マツコ・デラックス……26%(74人)第1位はやっぱりこの人!『マツコ・デラックス』さんで26%(74人)となりました。『マツコさんは誰にも媚びずに堂々と自分の意見を言うから好き。コメントも共感できるものが多い』(30代ママ)『料理を試食するときに、まずいものははっきりと「まずい」と言うから信用できる 』(20代ママ)もはやテレビで見ない日はないと行っても過言ではないマツコ・デラックスさんですが、その人気ぶりは落ち込む気配を見せず、自身が紹介した商品が軒並みヒットしまくるという“マツコ売れ”現象まで引き起こしています。マツコさんの発言に強い説得力を感じるのは一体なぜなのでしょうか。その要因の一つに、発言が“正直”だということが挙げられます。マツコさんは自身がマイノリティであることも影響してか、“強者よりも弱者”、“多勢よりも無勢” を擁護する傾向にあります。長いものに巻かれてなんぼの芸能人が多い中、そんなマツコさんの姿勢は多くの視聴者の心を捉えていますね。個人的には、将来的に“結婚して幸せになる”というゴールが見えない同性愛者のマツコさんだからこそ、捨て身で的確な発言を連発することができ、それに共感する人が多いのではないかと感じています。それにしても、なぜマツコさんが食べる料理は全部おいしそうに見えるのでしょうか。私も幾度となく世間の“マツコ売れ”現象に巻き込まれて商品を買っています……。●2位:池上彰……21%(59人)続いては、“物事を分かりやすく解説する能力”において右に出る者はいないであろうこの人!『池上彰』さんで21%(59人)となりました。『池上さんの政治や経済の話は子どもでも理解できるからすごい。私も池上さんの言うことならなんでも信じてしまうw』(30代ママ)『あんなに頭いいのに上から目線一切なし、ってとこがなんか信用できる。あと選挙特番のときの攻めっぷりも面白い 』(20代ママ)池上さんといえば、普段経済や政治に全く関心のない主婦でもテレビに釘付けにする“解説の分かりやすさ”が武器ですよね。学校で習ったときにはチンプンカンプンだった問題も、池上さんに語らせればすんなりと理解できたりします。また、“解説のわかりやすさ”の他にもう一つ、池上さんが持っている魅力として“攻撃的な姿勢” が挙げられるでしょう。池上さんはもともとジャーナリストだっため、“真実を伝えたい”と思う気持ちが強いようで、政治家などのお偉いさんへのインタビューでも結構際どい質問をバシバシ投げつけます。しかもそれが“国民の知りたいこと”とリンクした質問であるため、それを見てると「よく聞いてくれた!」と気持ちがスッキリしますよね。毒も薬も使いこなせる なんて、まさに無敵です。ちなみに、池上さんは著書の中で『教養とは「自分を知ること」です』という名言を残していますが、この記事を書きながら「こんな人が先生だったら……」と自分の不勉強を棚上げにしている私も、まずは自分を知ることから始めたいと思います。●3位:ビートたけし……11%(31人)第3位はまだまだ現役でかっこいいこの人!『ビートたけし』さんで11%(31人)となりました。『正直全盛期のときを知らないけど、やっぱり発言に重みがある気がする』(20代ママ)『いつも毒舌で茶化してるイメージだけど、不思議としっくりくるものがある』(40代ママ)お笑いコンビ『ツービート』を結成して大人気となり、芸能界に伝説を残したビートたけしさんですが、近年では優れた映画監督としても知られていますよね 。むしろ今の若い人はそっちの印象のほうが強いのではないでしょうか。たけしさんは若手時代から破天荒な芸を武器にしており、何かと世間を騒がせていましたが、1986年には記者による愛人への乱暴な取材に起こったたけしが雑誌『フライデー』の編集部に乗り込んで襲撃するという『フライデー襲撃事件』を起こして波紋を呼びました。しかし、釈明会見での堂々とした主張や切り返しは多くのファンの心を掴み、その人並み外れた説得力を見せつけました。お笑い芸人だけでなく映画監督や画家としても一流として活躍するたけしさんには、今後も日本の芸能界を牽引し続けてほしいですね。----------いかがでしたか?今回ランクインした上位3人を見ると、“周りに媚びない正直さ”という点で共通しているように思います。説得力というのはその人の人格によって大きく左右するので、身につけようと思っても簡単に身につけられるものではありません。しかし、“正直”になることは今日からでもできることですので、実践していきたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜12位)】発言に説得力があると思う芸能人は誰ですか?()(文/パピマミ編集部)
2016年05月16日東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎が街を守る“ヒーロー”となる『ヒーローマニア-生活-』。先週末に公開初日を迎え、若者を中心とする熱狂的なファンから早くも話題を呼んでいる本作の公開トークイベントが、5月10日(火)に開催された。ダメダメなフリーター役で初めてのコメディに挑戦した東出さん、“若者殴り魔”の異名を持つサラリーマン役の片岡さん、豊島圭介監督、さらにスペシャルゲストとして「ダチョウ倶楽部」(肥後克広、寺門ジモン、上島竜兵)の3人を迎え、あの伝説的“熱々おでん”ネタも披露されたという今回のトークイベント。“熱々おでん”の元祖である片岡さんは、「オレたちひょうきん族」以来、実に約四半世紀ぶりに名人技をお披露目し、東出さんと豊島監督もついネタに巻き込まれるという思わぬ事態にも進展しまった。この日、会場には本作の観賞を心待ちにしている観客たちが集結。東出さん、片岡さん、豊島監督は、割れんばかりの拍手に包まれながら登壇した。初のコメディで主演を務めた東出さんは「お集まりいただき、ありがとうございます。今日は『ダチョウ倶楽部』さんも来るので、皆さん楽しんでいってください」、劇中で超キレキレのアクションを披露している片岡さんも「還暦を超えてアクションをやるとは思っていなかったです。この作品を通して新たな道が切り開けたかと思います」と、それぞれあいさつ。また、本作の企画から公開に至るまで5年の歳月を費やしたという豊島監督は、「今日はご来場ありがとうございます。5年前に企画を始めて、東出さんをはじめ素晴らしいキャストの方々に出演していただくことになり、夢の企画が実現しました。こうして皆さんに観ていただけることが非常に楽しみです」と、熱い想いを語った。そして、アクションコメディの本作をさらに盛り上げるべく、スペシャルゲストとして登場した「ダチョウ倶楽部」の3人は、観客とハイタッチや握手をしながら登場。リーダーの肥後さんが、“TURUSI-MA”のリーダー・中津を演じた東出さんについて「彼はまさしくリーダーです!ダメなリーダーが一番良い、ダメダメからちょっと変わると、そのギャップに女子がキュンキュンする。たぶん東出さんは僕を意識して演じていたんだと思います(笑)」とコメントすると、東出さんも「役作りの際に参考にさせていただきました(笑)」とノリノリで返答。寺門さんは、片岡さんのアクションについて「鶴さんは若いころボクシングをやられていたので、アクションのキレが違う。還暦を超えたアクション俳優としてやっていけるんじゃないか」と賞賛を贈った。そう褒められた片岡さんは、おもむろに劇中で使用していたカナヅチを取り出し、その腕前を見せようと上島さんに一撃。冗談抜きで痛がる上島さんが怒って片岡さんに詰め寄り、一触即発の雰囲気になるかと思いきや!最後にキスをして、仲直りするお決まりのひと幕もあった。イベント中盤では、“アクション”と“リアクション”は紙一重ということにちなみ、「ダチョウ倶楽部」のリアクションの歴史をスクリーンで振り返ることに。“熱湯風呂”“逆バンジー”の解説に続き、“熱々おでん”の文字が映し出されると、舞台袖からなんと実際に“熱々おでん”が登場!上島さんが「俺は絶対やらないからな!」と言い張ると、肥後が「わかった。じゃあ、俺やる!」とこれまた定番のネタの予感…寺門さん、片岡さん、豊島監督に東出さんも「じゃあ、俺やる!」とそれに続き、最期には上島さんが「じゃあ、俺やるよ!」と言うと、「どーぞ、どーぞ」と全員に手を向けられ、お馴染みのギャグを全員で披露した。その後、寺門さんに羽交い絞めにされた上島さんが“熱々おでん”の餌食になると、スクリーンが突然切り替わり、そこには片岡さんがかつて披露した“熱々おでん”の写真が。片岡さんは、あの「オレたちひょうきん族」でビートたけしとのコントから生まれたネタというエピソードを明かすも、ネタの披露を求められると「これはもう『ダチョウ倶楽部』さんに預けた芸ですから」と全力で拒否。すると、またもや肥後さんが「じゃあ、俺やる!」から「どーぞ、どーぞ」のギャグが再び繰り広げられ、羽交い絞めになった片岡さんは「せめて選ばせてくれ、しらたきなど濡れものはダメ。乾きものの卵で…」と懇願。しかし、「リアクション芸って、やるなってことをやるものなんですよ。大先輩に申し訳ない…」と返された片岡さんは、濡れもので“最も熱い”とされるしらたきの餌食に!とはいえ、あまりの熱さに暴れて倒れこむ片岡さんのリアクションは身のこなしのキレも抜群で、“熱々おでん”ネタ元祖の意地を見せつけた。これには「ダチョウ倶楽部」の3人も「勉強になりました」と深々と頭を下げ、ベテラン勢の熱過ぎるコメディ指南を目の当りにした東出さんも、「こんなに笑った舞台挨拶は初めてです」とコメント。ところが、イベントの終了間際、上島さんの振りで豊島監督と一緒に“熱々おでん”ネタに巻き込まれることになった東出さん。「まさか、こんな舞台挨拶になるとは思いませんでした(笑)」と思わず本音を漏らすも、「でも、この映画もバカバカしくて僕は好きなんです。愛すべきバカたちが出てくる映画って近年あまりないと思うので、何も考えずに観ていただき、観終わった後で明るい気持ちになって帰ってほしいです」と、映画にかけたメッセージを観客に贈る。東出さんまで体を張った演出に、劇場は終始爆笑に包まれ、まさに本作らしい、バカバカしくも勇気にあふれる(?)トークイベントとなった。『ヒーローマニア-生活-』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日タレントのビートたけしが、きょう8日(20:58~23:10)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『世界がザワついた(秘)映像 ビートたけしの知らないニュース』で、実験を口実に悪ノリを繰り広げる。この番組は、幅広い分野に造詣が深いビートたけしでも知らないだろう世界のニュースを、お笑い芸人たちがプレゼンターとなって紹介していくもの。芸人らは体当たりのレポートや実験にもチャレンジしていく。たけしが暴走するのは、カンニング竹山が紹介するネット上で話題の面白実験に挑戦するコーナー。水や空き瓶、ピンポン玉を使った「表面張力の実験」で、たけしはその原理を解説してみせつつ、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信にわざと水をかけるという悪ふざけを始める。さらに暴走したたけしは、「たけし軍団なら、これが熱湯なんだよなぁ」と悪びれもせず、小宮の頭から水を浴びせて大喜びする。続く、大小3つのボールを使った「運動量保存の法則」の実験でも、小宮がターゲットに。「これはポテンシャルエネルギーの実験だ!」と、やりたい放題のたけしは、スタジオを大きく沸かせる。そんなたけしは、明治大学工学部(現・理工学部)出身。それもあってか、実験には心を引かれている様子で、「けっこう面白かったね。特に、実験が面白いね!」と、ご満悦の表情を浮かべた。番組ではほかにも、品川庄司・庄司智春が野生のゴリラとの2ショット撮影に挑戦する企画や、平成ノブシコブシ・吉村崇による自転車用の雨具でどれが最もぬれないかの検証を放送。また、ウエンツ瑛士が紹介する「永久に回転しながら飛び続ける紙」に小宮が挑戦するなど、さまざまなマニアックなニュースがプレゼンされる。
2016年05月08日タレントのテリー伊藤(66)が、3日に放送されたTBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:54)で、タレント・ベッキー(32)の復帰プランを提案した。ロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)との不倫騒動の末、休業へと追い込まれてしまったベッキー。川谷は音楽活動を継続しているものの、ベッキーはいまだに復帰の目処が立っていない。この日の『ビビット』では、矢口真里、山本モナ、峰竜太、川崎麻世の事例をもとに、ベッキーの復帰について考える内容。山本は2006年の不倫騒動後、テリーが担当していた番組にスイカのかぶり物姿で出演して復帰を果たした。このスイカはビートたけし考案によるもので、「ショーンKでも使えます」と胸を張るテリー。しかし、「ショーンKはいけるけど……ベッキーはどうかなぁ……」と首をひねって、独自の"ベッキー復帰プラン"を語りはじめた。テリーは、東国原英夫が早稲田大学を経て政治家に転身したことを例に、「芸能以外のことで実績を作ることが大切」と説明。「そこまでの時間がないのであれば」と続け、語学に励むことや海外の街を旅することなどを勧める。また、自然と接することも重要だと言い、「僕らは常に人間が作ったものと接している。人間が作ったもの以外と接すると良いんです。神がつくったもの。例えば、海とか空とか星とか花とか」「そういうものと接することで気持ちが豊かになる」などと力説していた。
2016年05月03日テレビ朝日の吉田慎一社長は、26日に行った定例会見で、4月改編に強い手応えを示した。4月にスタートした同局の連続ドラマは、渡瀬恒彦主演の『警視庁捜査一課9係』(毎週水曜21:00~21:54)が3回放送され、平均視聴率13.3%で推移。また、竹野内豊主演『グッドパートナー 無敵の弁護士』(毎週木曜21:00~21:54)は初回12.9%、内藤剛志主演『警視庁捜査一課長』(毎週木曜20:00~20:54)は平均11.7%となっており、この3作品が4月クールの民放連続ドラマ視聴率で、それぞれ2位・3位・5位につけている。一方バラエティでも、ゴールデンに進出した『あいつ今何してる?』(毎週水曜19:00~19:56)が、初回2時間スペシャルで11.8%と2ケタをマーク。火曜から金曜に移動した『金曜★ロンドンハーツ』(毎週金曜21:00~21:54)も初回13.7%、3回平均で12.7%と、好スタートを切った。ほかにも、日曜昼に移動した『ビートたけしのTVタックル』(毎週日曜11:55~12:55)が、移動後3週目で7.2%を獲得し、同時間帯としては5カ月ぶりの高さを記録。月曜深夜の後枠に入った『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(毎週月曜23:15~24:15)は、3回平均7.5%で、前年の同枠を上回っている。帯番組も堅調で、メインキャスターが富川悠太アナウンサーにバトンタッチした『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~23:10)は、リニューアル後の平均で12.6%。朝の情報番組『グッド!モーニング』(毎週月~金曜4:55~8:00)は、4月に入って6時台の週平均の自己最高を毎週更新している。こうした各番組の好調を受け、同局の4月クールの平均視聴率(26日現在)は、全日7.4%、ゴールデン10.4%、プライム10.8%。全日は2位で、ゴールデン・プライムは民放2位と好位置につけている。吉田社長は「強い手応えを感じており、今クールは期待できる」と語り、『報道ステーション』についても「好スタートをベースに引き続き視聴者の方へしっかり目線をやって、番組をドンドン良くして行ってもらいたい」と期待を示した。
2016年04月28日ハリウッドで実写化される映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が2017年4月7日(金)より世界で順次上映予定。ハリウッド版実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を紹介あらすじ・ストーリー近未来、脳以外は全身義体の世界最強の少佐(スカーレット・ヨハンソン)は唯一無二の存在。悲惨な事故から命を助けられ、世界を脅かすサイバーテロリストを阻止するために完璧な戦士として生まれ変わった。テロ犯罪は脳をハッキングし操作するという驚異的レベルに到達し、少佐を中心に上司の荒巻(ビートたけし)やバトー(ピルー・アスベック)らエリート捜査組織・公安9課はサイバーテロ組織と対峙する。しかし、捜査を進めていくと、少佐は自分の記憶が操作されていたことに気づく。自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと。―本当の自分とは??犯人を突き止め、世界は守れるのか?他に犠牲者を出さないためにも少佐は手段を選ばない。少佐を演じたスカーレット・ヨハンソンは、脳が組み込まれた全身義体という人間とかけ離れた存在を演じることは簡単ではなかったようで「少佐の自己発見の物語でもあります。今まで経験したことのないものです」と説明。さらに、「彼女(少佐)のアイデンティティの探求や、自分の出自をめぐる真実を知りたいという欲求について、ルパート(監督)と私は会話を重ねてきました。このキャラクターは、自分に与えられた人生と、自分で選び取る人生の両方があると考えるようになります。それがこの映画に参加したいと思った本当の理由。この映画には新しい感覚があると思います」と語る。予告動画初公開となるシーン満載の予告動画では、スカーレット・ヨハンソン演じる少佐が敵らしき人物に渾身の一撃を食らわせる姿や、シリーズファンにはおなじみの多脚戦車による激しい銃撃シーン。そして「奴らは命を救ったんじゃない。奪ったんだ。」と言い放つクゼと思われる人物により、少佐の顔のパーツが外される衝撃的なシーンも。待望のSFアクション大作に期待が高まる。見事な映像技術で再現された少佐の光学迷彩シーン見どころの一つとして忘れられないのは、VFXのレベルの高さ。それが顕著に現れたのは、やはり光学迷彩シーンのアクションだろう。攻殻機動隊シリーズが描く近未来の世界観を象徴する名シーンなので、ぜひ劇場で確かめたい。キャスト・スタッフ主人公の少佐=草薙素子を『アベンジャーズ』や『LUCY/ ルーシー』のスカーレット・ヨハンソンが演じる。黒髪で原作風の髪型になったスカーレット・ヨハンソン。米経済誌フォーブスが発表した「2016年最も稼いだ俳優ランキング」で堂々首位となり、名実ともに世界トップのハリウッドスターだ。少佐の上司である荒巻大輔役はビートたけし、少佐の片腕ともいえるバトー役はピロウ・アスベックが演じる。さらに、アニメ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」において、同作品の中で重要な役割を担うクゼ役にはミュージシャンとしても活躍するマイケル・ピット、映画オリジナルキャラクターであるオウレイ博士役は、『ショコラ』で知られるフランス女優ジュリエット・ビノシュが演じる。監督のルパート・サンダースは『ゴースト・イン・ザ・シェル』について次のように話した。「作品を観るときっと感情的になると思います。アクション満載でクレイジーで極端な近未来を描いているのですが、中心となるのは”自分が誰であるのか?”を探そうとする旅。主人公は人間の脳が組み込まれたアンドロイド。サイバーパンクの世界観を描きつつも、主人公の内面を描いています」「非常に原作に強さがあるし、マンガ、アニメを実写化するのは難しい。それでも実写化にあたって、キャスティング、ロケーション、デザインを一から作り上げて、色彩にも拘りました。違和感のない世界観に仕上げたつもりです」ホンダの大型二輪車「NM4」も劇中に登場ホンダ(Honda)のNM4は「近未来」と「COOL」をテーマとして開発され、2014年4月に発売された。今回、NM4のコンセプトとそのスタイリングが『ゴースト・イン・ザ・シェル』の世界観に合致したことで、車両提供が実現。ホンダは車両の他に、車両の新たなデザインスケッチについても提供。映画制作スタッフがスケッチをもとに撮影車両として製作し、主人公が乗車するヒーローバイクとして使用された。なお、劇中に登場するNM4をベースとした車両は「第33回大阪モーターサイクルショー2017」(3月18日(土)~20日(月・祝))、「第44回東京モーターサイクルショー」(3月24日(金)~26日(日))での展示を予定している。日本限定オリジナルポスタービジュアル公安9課のメンバーがズラリと顔を揃え、サイバーパンクの世界観が炸裂している「日本限定オリジナルポスタービジュアル」が公開された。サイバーパンクの代名詞とも言うべきオリジナルの世界観を見事に踏襲した近未来のビル群を背に、スカーレット・ヨハンソン演じる少佐、ビートたけし演じる少佐の上司である荒巻、ピルー・アスベック演じるバトーの他、人気キャラクターのトグサ、サイトーら公安9課のメンバーが集結し、それぞれが見据える先に強大な敵の存在を感じさせる視線が印象的なデザインに仕上がっている。作品情報『ゴースト・イン・ザ・シェル』公開時期:2017年4月7日(金)原作: 士郎正宗「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」原題:GHOST IN THE SHELL監督:ルパート・サンダース出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、マイケル・ピット、ピルー・アスベック、チン・ハン、ジュリエット・ビノシュ(C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.
2016年04月19日タレントのビートたけしが、以前マジギレしたプロインタビュアー・吉田豪氏と、24日(20:58~23:10)に放送されるテレビ朝日系バラエティ特番『ビートたけしのいかがなもの会 現代の超天才30人! 理解を超えたエピソードSP!』で共演することが18日、明らかになった。この番組は、"いかがなものか"をキーワードに激論を展開するトークバラエティ。今回は第6弾の放送で、井上陽水、島田洋七、松田優作、横山やすし、マラドーナといった天才たちの「行きすぎちゃったエピソード」が、プレゼンターたちによって紹介される。このプレゼンターとして初参加する吉田氏は、昨年12月に同局系『ビートたけしTVタックル』に出演した際、本番直前にたけしから「オレの悪口を週刊誌に書いたらしいな!」とマジギレで詰め寄られた人物。しかし、スタッフの調べで、たけしの勘違いだったことが発覚し、たけしは平謝りした後、A3版3枚におよぶ謝罪の手紙まで送ったという間柄だ。そのマジギレ現場を目撃していた陣内智則が、臨場感たっぷりに当時の様子を解説すると、たけしはただただ頭をかくばかり。それでも吉田氏は「正直まだビビッてしまって、たけしさんの目を見て話せません…」と、恐怖におびえている様子だが、萩本欽一などの大物たちの逸話を披露していく。今回は、漫談家の綾小路きみまろも、プレゼンターとして登場し、頑なに芸を変えないという天才マジシャン・ブラック嶋田のエピソードを明かす。収録後、たけしは「きみまろさんは、お互いに売れないときから知っていた間柄。きみまろさんの舞台も見に行ったことがあるんだ。ライブで生のお客さんを前に、たったひとりであれだけ引っかきまわすきみまろさんは、本当にスゴイ人だよ!」と絶賛する。一方のきみまろも「たけしさんがまだ売れない頃から存じ上げていて、若い時分、相方のきよしさんと一生懸命スタジオの隅で練習される姿も見ていました。キレがあって本当にスゴかったですよ! そんなたけしさんの毒舌に憧れて、私も毒舌漫談家として後を追いかけてきた気がします」と目標にしてきたことを明かした。また、たけしは、天才だと思う人物について、イチロー、黒澤明監督と並べて「西川きよしさんも天才だな!」と回答。きよしが、横山やすしをうまく使ったから成功したという"西川きよし天才説"をたけしが書いた翌週に「新幹線のトイレから出てきたら、きよしさんが『たけし師匠~!』って、おしぼりを持って立っていたんだよ」といい、「それ以来、きよしさんはいつもオイラの楽屋にあいさつに来るんだよね。礼儀正しくて困っちゃうよ(笑)」と苦笑いしていた。
2016年04月18日安倍晋三首相が、17日に放送されるフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演することが14日、分かった。同日、東京・台場の同局本社で行われた収録に参加し、ダウンタウンの松本人志らと初対面した。『ワイドナショー』は、松本をはじめとする"普段スクープされる側の芸能人が個人の見解を話に集まるワイドショー番組"で、これまでもビートたけしなどの大物芸能人が出演し、芸能ニュースや時事問題などを取り上げてきた。現役の政治家が出演するのは初めてで、安倍首相がフジテレビのバラエティ番組に出演するのは、2014年3月21日放送の『笑っていいとも!』のコーナー「テレフォンショッキング」に登場して以来、約2年ぶりとなる。今回の放送では、先日行われた首相主催の「桜を見る会」など、いくつかのニュースについて、松本に加え、山里亮太(南海キャンディーズ)、古市憲寿、指原莉乃(HKT48)とともにトーク。終盤には、出演者たちから首相へ質問するフリートークが展開され、終始和やかな雰囲気で収録が行われた。MCは東野幸治とフジテレビの山崎夕貴アナウンサーで、"バーテンダー"には犬塚浩弁護士、井上公造、前園真聖、ワイドナ現役高校生として岡本夏美が出演する。なお、安倍首相は今回、同番組から続けて放送される『ワイドナB面』(毎週日曜10:55~11:15)には出演しない。同番組は、2013年10月14日に深夜枠でスタートし、2014年4月から『笑っていいとも!増刊号』の後番組として日曜午前帯に進出。当初は裏番組のTBS『サンデー・ジャポン』に苦戦していたが、毎回松本の独特な持論が展開されることなどで注目を集め、今年2月14日の放送では番組歴代最高視聴率11.6%を記録。今月10日まで、日曜午前帯での97回の平均視聴率は7.1%となっている(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。
2016年04月15日元衆院議員でタレントの東国原英夫(58)が、28日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『ビートたけしのTVタックル』(毎週月曜23:15~24:15、4月3日から毎週日曜11:55~12:55)で、スクープを連発する週刊誌『週刊文春』に名誉毀損(きそん)裁判で勝利した過去を得意げに話した。今回、「2016年1月~3月怒涛のお騒がせニュース総括SP」と題して、『文春』がスクープしたベッキーの不倫疑惑騒動や宮崎謙介元衆院議員の不倫問題などのスキャンダルを取り上げた。そして、LINEなどSNSの個人情報を記事に掲載することは名誉毀損にならないのかという話題に。すると東国原は「僕は『文春』とは2012年に名誉毀損裁判をしたんです。あの『文春』に勝ったんですよ!」と話し、「今、僕ちょっと鼻高々ですよ!」とコメントした。続けて、東国原は「街中で国会議員にもかかわらずナンパしていると。そのナンパをした相手が『文春』の記者だったんです。その女性記者が私に寄ってきて、それに対応したらナンパをしているって書かれた」と当時を振り返り、「ハニートラップって言いましょうか」と説明。その裁判では、東京地裁は名誉毀損を認め、『文春』に220万円の支払いを命じた。
2016年03月29日タレントのビートたけしが、28日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『ビートたけしのTVタックル』(毎週月曜23:15~24:15、4月3日から毎週日曜11:55~12:55)で、失言が続く政治家たちに「お笑いを教えたい」とコメントした。今回、「2016年1月~3月怒涛のお騒がせニュース総括SP」と題して、芸能界から政界までを揺るがしたスキャンダルや政治家のお騒がせ発言などを紹介。政治家の発言については、民主党の中川正春議員の「安倍総理の睡眠障害を勝ち取ろう」発言や、ネット上に投稿された「保育園落ちた、日本死ね」という母親の怒りに対する「匿名である以上、本当かどうか確かめようがない」という安倍総理の発言などを取り上げた。たけしは、波紋を呼んだ政治家の発言について「こういった人たちにちゃんとお笑いを教えたい」と話し、「センスもなにもない」とバッサリ。「匿名だからわかりませんみたいな、一番ふざけるなっていうことを平気で言ってしまう。ダメだなぁ」と苦言を呈した。また、「政治家はここ一番政治力を見せて、男気を見せないといけない場面がある。せっかく見栄を切るところで見栄を切れないのは大根役者なんだよ」との考えを示した。
2016年03月29日タレントのビートたけしがこのほど、4月3日の放送から日曜昼に移動するテレビ朝日系トーク番組『ビートたけしのTVタックル』(毎週日曜11:55~12:55)の初回収録後に取材に応じ、「起きている人も多いので深夜より良いかな」と新たな放送枠への好感触を語った。同番組は1989年7月3日にスタートし、今年で27年目に突入。生活習慣の変化を受け、月曜23時台から、より幅広いニーズがある日曜昼に移動する。このほど行われた初収録では、「2016年"春"世間をザワつかせたスポーツニュース総ざらいSP」をテーマにトークバトルを展開。たけし、阿川佐和子、大竹まことのレギュラーメンバー3人に加え、猪瀬直樹前東京都知事、経済評論家の佐藤治彦氏らを迎え、膨大に拡大した2020年東京オリンピックの予算問題をはじめ、さまざまなスポーツの問題に切り込んでいく。たけしは、放送枠の移動に「あ、そうなんだっていう感じ(笑)。番組がなくなるよりいいやっていうぐらい」とクールに語りながら、「日曜日のお昼で(視聴者から)批判されることも多くなるかもしれないけど、起きている人も多いので深夜よりいいかな」と前向きにとらえている様子。裏番組のTBS『アッコにおまかせ!』などを意識しながら、「芸能の話題とかを扱う番組が多いので、『タックル』ではそういうのではなく、老人介護の問題とか、真面目なテーマでやりたいね」と意向を示した。阿川は、昨今の世の中の情勢を踏まえ、「番組作りも小さくまとまっていくことが多いんですが、ここでは使えないことをしゃべりつつもなんとか番組にしていきたいと思います(笑)」と目標を明かし、大竹はたけしの"くだらない無駄さ"を絶賛しながら「これからもこの番組で、たけしさんには無駄なことをたくさんしゃべっていただきたいと思います」と意気込みを語った。また、最近の社会情勢に触れると、ヒートアップしだし、たけしは待機児童問題に「ここが安倍政権の大見えを切るひのき舞台だと思う。参議院と衆議院の議員数を減らして、余ったお金を保育園に充てるということをやればいいのに。なぜそれができないのかって思います。俺が総理大臣ならやっているね」と提言。阿川も「政府は女性が外で働いて活躍するように勧めているのに、保育園は増やせないと言う。どうすればいいの、という感じですよね」と困惑する。さらに、米大統領選に話題が及ぶと、たけしは「トランプ氏が大統領になったら、日本がアメリカの一つの州になっちゃうんじゃないか、という怖さもある。でも、最後はヒラリー・クリントンで落ち着くんじゃないの?」と独自の読みを披露していた。
2016年03月28日タレントのビートたけしが27日、都内で行われたアサヒ飲料の缶コーヒー『WONDA』のPRイベントに、お笑いタレントの劇団ひとり、お笑いコンビ・ハライチの澤部佑とともに出席した。同社は、子どもや家族のために頑張っている日本全国のサラリーマンを応援するために、新たにたけし、ひとり、澤部の3人を『WONDA』の新広告タレントに起用。CM出演が決まっての思いを聞かれると、ひとりは「一番尊敬して愛してやまないたけしさんと、一番愛してやまない飲み物のコーヒーですから。共演できるのが夢みたいでした。とにかく澤部が目障りでしょうがない」とコメントして会場を沸かせ、澤部は「『WONDA』というだけで震えましたし、このメンバーにも震えて、すぐ嫁に報告したんですけど『何であなたが入っているの?』と言われました」と告白。たけしは「税金を滞納しておりまして、1円でも20円でもいただけるのはありがたい」と冗談を言って笑いを誘い、「そういうことは言わないようにって紙に書いてあったっけ」と笑った。また、CMのターゲットにもなっている「働くお父さん」にちなみ、父である自身の働く原動力を聞かれると、たけしは「こういうことは言わないでくれと言われているんですけど」と前置きすると、ひとりから「じゃあ言わないでください」と釘を刺され、「仕事が好きなんです。女も好きですが」と語るにとどめ、澤部は「家族ですね。子どもが生まれてからは、どんな汚いことをしてもお金を稼ごうという決意が生まれた」と告白。ひとりは「子どもができたら変わりますよね。子どもができてから多額の生命保険に入りました。具体的な額を言うと嫁さん(大沢あかね)に命を狙われそうですが」と笑わせた。さらに、CMで共演した2人に後輩芸人の演技についてたけしは「基本的にお笑いの人は総合芸なので器用」と評価。以前、たけしがラジオで「いくら高倉健でも漫才はできないだろう。俺は役者でも何でもできる」と言ったものを高倉健さんが聞いていたことを明かし、「(健さんが)田中邦衛さんに電話をしてネタ合わせをしたんだけど、ギャグがひとつもできなかったみたいで、『やっぱたけしの言う通りで、俺らは役者しかできない』と健さんから直接言われた」とエピソードを回顧していた。
2016年03月28日お笑いタレントのビートたけしが3月27日(日)、都内にて開催された「2016年WONDAブランド戦略発表会」に劇団ひとり、澤部佑(ハライチ)と出席し、2014年に亡くなった俳優・高倉健の思い出を語った。3月29日(火)より放送となるのは、たけしさん、ひとりさん、澤部さんを新広告タレントに起用したWONDAモーニングショットの新CMシリーズ第1弾「手作りシール」編。「手作りシール」編では、たけしさんが理想の上司を、ひとりさんが子煩悩な部下を、澤部さんがひとりさんの親バカぶりに微笑む後輩を熱演する。2010年9月に第1子となる長女が誕生し、実生活でも父親であるひとりさんは「財布を開けたら“子ども銀行”のお札が入っていて(笑)」と子どものかわいらしいいたずらを明かし、澤部さんは思わず「かわいい!」と声をあげた。2014年5月に第1子が誕生した澤部さんも「まだ2歳前なのですが、僕がテレビに出たら『パパ!パパ!』とは言うのですが…」とエピソードを語り、続けて、髪型や体型らが似ているほかの芸人などがテレビに映っても子どもが「パパ!」と言うエピソードを笑顔で披露した。トークでは、そんな2人が新広告タレントとして新CM出演のオファーを受けたときの心境を明かした。ひとりさんは「本当に嬉しかったです。一番尊敬して、愛して止まないたけしさんと」、「共演できるというのは本当に夢みたいでした」などとたけしさんとの共演に歓喜したそうだ。澤部さんも「WONDAというだけで震えましたし、メンバーを聞いて、ひとりさん、たけしさんというので震えて」とふり返った。「仕事のことはすぐ嫁に報告するのですけど、『なんで、あなたが入ってるの?』と言われました(笑)」と笑いを誘った。一方、映画監督としての経験も豊富なたけしさんは、完成した新CMを見て、「お笑いの人って、コントもやったりするので、器用なんですよね」と、ひとりさんと澤部さんの演技を称賛。さらに、たけしさんは、高倉さんの思い出を「健さん自身から聞いたんだけどね」と披露した。以前、たけしさんがラジオの中で「いくら高倉健でも漫才はできないだろう。俺は役者もできるし、漫才もできるんだ」と発言したことがあるそうで、その反響として、「健さんがその気になって、田中邦衛さんに電話しちゃったらしいんだよ。『邦衛ちゃん、漫才やんないか?』って」と明かした。続けて、「あくる日、待ち合わせをしたらしいんだ。喫茶店で。お互い無口なの。ネタ合わせしようとしても、両方ともしゃべらなかったという。『高倉健です。田中邦衛です。…その後、どうしよう?』って。2時間くらいコーヒー飲んで、ギャグひとつもできなかった。『やっぱり、たけしの言う通りだな』って」と、高倉健さんと田中邦衛さんの“企画倒れ”となったコンビ漫才秘話を、「(高倉健さんが)笑い話で言ってくれたけど」と語った。(中丸道彦)
2016年03月27日4月4日(月)放送のバラエティ番組「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系)の1000回突破記念SPの収録が、司会を務めるビートたけしと所ジョージがゲストに明石家さんまを迎えて、都内のスタジオにて行われ、たけしさんと所さんが報道陣の取材に応じた。1000回突破記念SPは、たけしさんと所さんが、さんまさんを招き、芸能界のビッグ3によるお祭りスペシャルとなる。感謝の気持ちを込めて、たけしさんのイタズラ心満載の傑作オープニング&ハプニング集が一挙に紹介され、司会者とゲストが見たい映像を集める企画では、所さんが「ブリキ製ミニカー」と「世界のゼンマイ式おもちゃ」をチョイスし、大人でも夢中になれる世界へ誘う。ほか、たけしさんが選んだ「驚きアート」を紹介するコーナーや、さんまさんのリクエスト映像としてコアラの意外な生態や生まれたばかりの赤ちゃんという超貴重映像などを紹介する企画も。さらに、1000回突破を記念した、世界中のおめでたい人が大集合する「おめでたい人映像集」や、たけしさん、所さん、さんまさんの3人がスタジオを飛び出して話題のスポットに潜入する企画などが放送予定。スタジオでの収録を終え、所さんは、「2人(たけしさん&さんまさん)が色々と自分で輝くので。抑えるくらいでいいので、僕は、すごく助かります」とふり返った。たけしさんは、さんまさんが加わると「疲れますよ」とこぼし、報道陣の笑いを誘った。「生まれ変わるなら2人のうちのどちらになりたい?」との質問が向けられると、所さんは「さんちゃんにはなりたくないので北野さん(笑)」と回答。たけしさんも「俺も同じです」と続け、一連のやり取りが爆笑を起こした。たけしさんと所さんは実生活でも親交が深く、たけしさんは以前、「1番羨ましい人は誰?」と聞かれた時に所さんの名前を挙げたそうだ。たけしさんは、所さんについて、「多趣味なんだけど、多趣味を無理にしていないというか。自然の流れで楽しいものを見つけて、自然に生きていて」と語り、「他人から見れば『こんなに美味しいものを作って貰っているんだ』、『こんな面白いことをやっているんだ』というようなことを自然と無理なくやるから」と所さんに羨望のまなざしを向けた。そんなたけしさんは、所さんの仕事場兼遊び場であるガレージ「世田谷ベース」に通っているという。たけしさんは「俺はずうずうしいから、所のカミさんが料理がすごく上手いので、作れないものを探そうと思って、自分の好きなものを頼んじゃうのね。まさかあれは作れないだろうと思うと、『はい、分かりました』って。『来週日曜日の昼頃に行くよ!』って言って、飯を食べに行くとちゃんとリクエスト通りのものがあって。期待以上に旨くて、ありがたいなあ」と感謝しながらエピソードを語った。たけしさんの言葉を受け、所さんは「すごく楽しいですよね。食べて頂いて、次の週の注文を頂いて、また次の週に来るという。1週間の間、食材を揃えたりするのがすごく楽しいんですよ」と声を弾ませた。たけしさんが「世田谷ベースで最近凝っているのが、色んな車に乗れるゲーム」と明かすと、所さんは「3時間くらいやって、3回Tシャツを換えましたもん、汗で」と、たけしさんの意外な姿を暴露する一幕もあった。たけしさんは「へとへとになって。ぜんぜん完走できないんだよ」とぼやいていた。「世界まる見え!テレビ特捜部」については、所さんは「ゴールデンで1000回ってなかなか無いのではないですかね」とふり返った。一方、たけしさんは「俺は迷惑かけっ放しで、事故ったり、逮捕されたりと色々。俺だけは1000回行ってないんじゃないか」と笑いを誘った。バラエティ「世界まる見え!テレビ特捜部」の1000回突破記念SPは4月4日(月)の19時~放送。(竹内みちまろ)
2016年03月22日NYを拠点に活躍する女優・小山田サユリさん。2010年10月から9カ月間、文化庁新進芸術家海外派遣制度の研修員としてNYの演劇学校で演技を学び、現在は新作映画『女が眠る時』に出演、資生堂のCMではレディ・ガガと共演するなど、活躍の幅を広げています。「NYで演劇を学ぶ」「海外で夢を掴む」なんて、自分にはマネできないすごいこと。そう思いがちですが、小山田さんも仕事に悩みながら「これでいいのかな」と手探りで前に進んできたのだそう。今の自分を作った30代の自分を振り返ってもらいました。30代前半まで、自分の力に自信を持てなかった20代前半にデビューして以来、映画を中心に活躍してきた小山田さん。「若さと勢いで」目の前の仕事に一生懸命だった20代を過ぎ、30代に入ると「長く仕事を続けるために」という視点で自分をとらえるようになったそう。そこで出てきた不安が、「このままでは限られた役しかできない女優になってしまう」ということでした。「私は華やかな顔をしているタイプではなく体も華奢な方だったからか、病弱な役や心に傷を負った役など、なんらか影を背負う女性を演じることが多かったんです。撮影が数カ月に及ぶ映画では役にどっぷり浸かることから、役の色が抜けきらず、プライベートでうつうつとすることも。加えて、『演技をしっかり学ばずに(スカウトをきっかけにして)女優になった』ということがコンプレックスで、実力がついていないという危機感を強く抱くようになりました。今振り返れば、もっと好奇心をもって仕事以外に新しい趣味を始めてみたら変わったのかもしれないのですが、愚直に仕事に向かうあまり、どんどん暗くなっていましたね」「楽しむ」ことを教えてくれた演劇学校ターニングポイントは「何か変えなくては」と、34歳で応募した文化庁新進芸術家海外派遣制度。若手芸術家を海外に派遣し、実践的な研修機会を提供する国の制度に見事合格し、NYで演劇を学ぶ道を選んだことが「仕事のとらえ方が180度変わる」大きな出来事になります。「新鮮だったのが、演劇の授業でもオーディション前でも先生や周りの仲間が『Have fun!』『Enjoy!』(楽しんで!)と口癖のように言うことでした。授業でも常に笑いがあり、演技をする際も、どうしたら面白くなるかを貪欲に追求する。緊張するオーディションでさえ、『チャンスがあるなんてとても素敵なこと。悔いがないように全力で楽しむのよ』と前向きな言葉で送り出されます。それまで女優という仕事に真面目に取り組もうと視野が狭くなっていた私にとって、『演技を楽しむ』『その場にいることを楽しむ』という姿勢は何よりも必要としていたことでした。演技の技術も理論も、人脈も、大切なことをたくさん得た演劇学校生活でしたが、『楽しむことを学んだ』のは、私の人生において、本当に貴重でした。いろんなことに興味がわき、人に会うことが大好きになってよく笑うようになると、周りにもポジティブな人が集まってくるんです」NYで作った人脈をいかして仕事をしたいと考え、NYに拠点を置くことを決めた小山田さん。2015年には婚約し、「私の人生はまだまだこれから!」と笑顔を見せます。「今後は国内外広く評価される女優でありたいし、プロデュース業にも興味があります。世の中は自分がどうとらえるかで景色が大きく変わるし、自分が楽しむことから道は開ける。これからの毎日に、自分が一番わくわくします」悩み、もがき苦しみ、一歩踏み出したからこそ、今がある。小山田さんの生き方は、今まさにその悩みの渦中にいる人たちにとっては勇気とヒントを与えてくれるものではないでしょうか。年齢や固定概念からの解放。それは、得ようと思えば誰にだって得られる自由なのです!【News】小山田サユリさん出演の映画『女が眠る時』全国の映画館で公開中。作家の清水健二(西島秀俊)は、編集者の妻・綾(小山田サユリ)とともに休暇を過ごすため郊外のリゾートホテルを訪れる。そこにいた、初老の男(ビートたけし)と若く美しい女(忽那汐里)の謎めいたカップルに目を奪われた健二は、少しずつ2人に近づいていく。監督:ウェイン・ワン出演:ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
2016年03月17日タレントの若槻千夏と元サッカー日本代表でタレントとして活躍中の前園真聖が3月16日(水)、まもなく公開の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のイベントに出席し、奔放なトークを繰り広げた。バットマンとスーパーマンという2大スターが激突するということで話題の本作。若槻さんは青と赤のスーパーマンを意識した衣装、前園さんネイビーのタキシードでキメて登場した。映画に関しても、まだ完成した作品を見ることができないという事情もあり、若槻さんは「なんで(バットマンとスーパーマンが)戦うんですかね?」と作品の根本の部分への疑問を口にし、前園さんも何度も「話し合いで解決できないのか?」と平和的な解決を熱望する。若槻さんはこの2大ヒーローの激突を「みんな知ってるヒーロー。日本でいうと(明石家)さんまさんとビートたけしさんみたいなもの」と説明。前園さんも「サッカーでいうならカズさんとラモスさんが戦うようなもの」と自分のフィールドに置き換えてそのすごさを語る。若槻さんは、デザイナーとしても活動しており「くまたん」というキャラクターを売り出しているが、そんな“クリエイター”の目線から、この2大ヒーローのキャラクターとしての偉大さを問われると「大御所過ぎて私なんて足元にも及ばない。恥ずかしいです」と恐縮しきりだった。この日は、普段、あまりヒーロー映画を見ることが少ないと思われる女性客を招待。若槻さん、前園さんもバットマン、スーパーマンについて特に熱烈なファンであるというわけでもないよう…。イベントを前に『スーパーマン』を見たという若槻さんは「スーパーマンが宇宙人(※惑星クリプトンから地球にやってきた)ということ、知ってましたか?」と語ると、会場はざわつき、前園さんも「宇宙人なんですか?知らない!知らない!」と驚いた様子。そんな2人と観客のために、スーパーマンの超人的なスピードやパワーについて司会者から説明がなされると、若槻さんは「体がいいですよね!ムキムキのスーツを着こなせる!体がよければいい!」と興奮気味にスーパーマンの肉体美の魅力について語った。だが、続いて、バットマンについて「ベテランのヒーローで大富豪でプレイボーイ」と説明されると、若槻さんは「知らなかった!パーティーピーポーってことですか?」と即座に食いつく。さらにプレイボーイに見せかけて、実はバットマンは寡黙で、24時を過ぎると人知れず愛する街のために戦っていると明かされると「(選ぶなら)バットマンですよ!お金持っててベテランで寡黙。パーティーピーポーってのは(夜が)長いのがめんどくさいですが、バットマンは(24時で切り上げるので)終わりが見えてますからね」と一気にバットマン派に転向。前園さんも「オンとオフの切り替えができるのはすごい。ズルズル行っちゃいますからね」とバットマンの切り替え上手な点を称賛した。“大切な存在を守る”というのは2人のヒーローに共通する点だが、前園さんも重なる部分はあるよう。日本代表時代を振り返り「日の丸を背負って、サポーターや応援してくれる人のために戦ったし、それがパワーになった」とうなずく。一方で「いま守りたいもの・大切なもの」を問われると、迷わず「スイーツ」と回答。「1日1回は食べないと崩壊しちゃう」と語り、笑いを誘っていた。若槻さんは同じ「守りたいもの、大切なもの」という質問に、真面目に「家族」と答え「家族ができて意識が変わった。責任感が芽生え、誰かのためって心から思えるようになった」と語る。現在、独身で大切な愛を育んでいるといわれる前園さんに、若槻さんが家庭を持つことを勧めると前園さんは「そろそろ…」と前向きな姿勢を見せる。だが「(結婚したら奥さんに)スイーツを作ってもらえば?」という提案には「スイーツは外で食べた方がおいしい」ときっぱりと断言し、会場は笑いに包まれた。若槻さんは、前園さんの印象について、事前にTVで見ていた印象と実際に会ってからで「差がない」と語ったが前園さんは、自身がかつて起こしたお酒にまつわるトラブルに触れ「お酒でもめて、あれは僕が完全に悪いんですが(苦笑)、それから素の自分を出していこうと思った」と怪我の功名で、事件をきっかけに自らをオープンに出すようになったと明かしていた。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は3月25日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月16日タイトルからもわかるとおり、『万病が治る! 20歳若返る! かんたん「1日1食」!!』(船瀬俊介著、講談社)の著者が勧めているのは「1日1食ファスティング」(少食、断食)。タモリさん、ビートたけしさんを筆頭に、芸能界、音楽業界、スポーツ界などさまざまな分野の著名人がこれを取り入れているのだそうです。プロローグで紹介されたその記述を読むだけでも、なんだか効果がありそうだなと思えてきます。しかし大切なのは、具体的に、どのような効能があるのかということであるはず。そこで第1章「ファスティング、『奇跡』の十五連発」から、ぜひ知りたいファスティングの15大効能を引き出してみたいと思います。■1:持病が消えていく新陳代謝能力を超えるほどに食べると、代謝しきれなかった老廃物は、万病のもとである“体毒”として蓄えられるのだそうです。それらは感染症や炎症、発ガンなどにつながるといいますが、ファスティングをしてインプットをストップさせれば、身体は自己浄化されてクリーンな状態に。そこで、持病も消えていくというのです。■2:病気にかかりにくくなる1日1食にすると“体毒”を速やかに排出できるので、免疫力、自然治癒力がアップして、病気にかかりにくい体質になるのだといいます。■3:身体が軽くなるまずファスティングで体重が減るので、文字どおり軽い状態に。そして1日1食により血液が末梢血管をよく廻るようになるため、身体の隅々まで血液が行き届き、新陳代謝も活発に。体内に老廃物(体毒)が残らないから筋肉や神経もスムースに働き、身体が軽くなるというわけです。■4:疲れにくくなる1日1食で身体が軽くなり、当然のことながら作業がはかどる。食べ過ぎていないから、疲れもたまらないということです。■5:睡眠時間が短くなる食後に眠くなるのは、消化吸収でエネルギーがとられ、睡魔が襲ってくるから。なので、少食者(スモール・イーター)は短眠者(ショート・スリーパー)になるということ。■6:肌が若返るファスティングすると“体毒”のデトックス(解毒)が進むため、肌が驚くほどみずみずしく若返るのだとか。ちなみに皮膚がきれいになったということは、内臓の排毒も進んだことを意味するのだそうです。■7:頭が冴えてくる頭が冴えてくるのも、脳の神経細胞のデトックス効果。ファスティングをする神経細胞からも排毒が進み、電気信号がスムースに流れるようになり、記憶力から直感力までが格段に冴えるようになるというのです。■8:生き方が前向きになる脳内デトックスされると頭も軽くなり、ものごとをポジティブに考えるようになるそうです。■9:身体が引き締まる1日1食でダイエットは確実に成功すると著者は断言します。理由は、ファスティングで余分な体脂肪などが落ちていくから。■10:不妊症が改善する粗食、少食こそ子宝に恵まれる秘訣で、空腹感は生殖能力もアップさせるのだといいます。■11:寿命が延びる1日1食ファスティングをすると摂取カロリーが少なくなるため、空腹感により長寿遺伝子にスイッチが入るのだとか。■12:食費が三分の一ですむ食べる量が減るのですから、当然のことながら食日も減ることに。また、1日1食でいやでも健康になるので、薬代や医者通いの費用もかからなくなるといいます。■13:仕事がはかどる頭が冴え、睡眠が短くてすみ、料理も三分の一ですむのだから、仕事がはかどるのも当然の話。■14:趣味を楽しめる仕事がはかどると、時間とお金を浮かせることが可能に。その分を趣味に回せば、人生をさらに豊かに楽しむことができるというわけ。■15:感性が豊かになるファスティングで脳から、さまざまな神経毒がデトックスされるといいます。だから頭が冴え、感受性や直感力が研ぎ澄まされるということ。*「持病が消えていく」「不妊症が改善する」「寿命が延びる」などは決して断定できるようなことではなく、そういう意味では、すべてを過信するのは危険だと思います。しかし客観的な視点を持って読み、リスクを回避しながらファスティングに挑戦してみれば、少なくともいくつかのメリットは実感できるかもしれません。(文/書評家・印南敦史) 【参考】※船瀬俊介(2015)『万病が治る! 20歳若返る! かんたん「1日1食」!!』講談社
2016年03月15日NYを拠点に活躍する女優・小山田サユリさん。2010年10月から9カ月間、文化庁新進芸術家海外派遣制度の研修員としてNYの演劇学校で演技を学び、現在は新作映画『女が眠る時』に出演、資生堂のCMではレディ・ガガと共演するなど、活躍の幅を広げています。プライベートでは2015年に婚約し、新生活をスタートさせた小山田さん。公私ともに充実した今に至るには、30代の大きなチャレンジがありました。体系的に学ぶ環境に、必死で食らいついた黒沢清監督『アカルイミライ』、行定勲監督『セブンス アニバーサリー』、森田芳光監督『わたし出すわ』など、日本映画界を牽引する監督作品に多く出演してきた小山田さん。映画に「自分の居場所」を見出し、順調にキャリアを重ねていた30代前半、ふと「自分には女優としての実力があるのだろうか」と不安を抱くようになったと言います。長く仕事を続けるためにきちんと演技を学ばなければと考えた小山田さんは、若手芸術家を海外に派遣して実践的な研修機会を提供する国の制度「文化庁新進芸術家海外派遣制度」に応募。35歳でNY留学を決めます。「派遣制度のことは、友人でもある演出家の長塚圭史さんに強く勧められていて知っていました。私が渡米する前年に『絶対に派遣制度で海外に行く』と言っていた長塚さんが有言実行でロンドンに行ったのを知り、私も行動に移さなくちゃと思ったんです」演劇学校では演劇の基礎理論をはじめ、シアター系の演技法、アクション技術など実践的な演技指導、オーディションに受かるためのノウハウ術まで幅広く体系的なカリキュラムが用意されており、日本との違いに驚きの連続だったと言います。「日本では『現場で仕事をしながら学べ』という感覚重視のやり方が一般的ですが、アメリカは非常に合理的。演技は理論から実践まで学ぶものという考えがスタンダードですし、どんなに有名な俳優でも演技のパーソナルトレーナーをつけて、日々の努力を欠かしません。演劇学校で知識やスキルを学ぶので、俳優や演出家などとして活躍したあとにパーソナルトレーナーとして指導する側に立つこともできる。演劇界に関わる人の層の厚さには、衝撃を受けましたね」自分では変えられないことで、悩むのはやめよう英語ができないまま演劇学校に入学した小山田さんは、演技法の授業のために日々セリフを覚えることで精一杯。加えて慣れない環境での一人暮らし、意志の疎通の大変さにノイローゼになったほどでした。「セリフを覚えなくちゃ、日本人特有のアクセントをできるだけ消さなくちゃ、欧米の学生たちに負けないように大きく振る舞わなくちゃ……など、さまざまなプレッシャーで、今思えば心がちょっとおかしくなっていました」そんな小山田さんを変えたのは「諦めて受け入れる」という物事のとらえ方。「どんなに背伸びをしたって私は私」と思えてから、すっと悩みがなくなったと言います。「英語を習得したのが35歳なんだから、アクセントがあるのは仕方がない。体が小さいのも仕方がないし、見た目を変えることはできない。自分ではどうしようもないことは諦めて、認めてあげよう。そう思ったら本当にラクになりました。発音は音でしかないのだから、演じる役の心の内、感情、秘めた思いをしっかり表現できる女優であろうと。自分ができること、やるべきことが明確になり、自分にないものをくよくよ考えることから解放されました」どんな質問にも、自身の考えをはっきり示しながら答えてくださった小山田さん。NYの演劇学校という厳しい競争社会に身を置き、そこで自分なりの答えを見つけてきたしなやかさに引き込まれ、「世界的に活躍する女優になりたい」という小山田さんのこれからが、ますます楽しみになりました。撮影:石田祥平ヘア・メイク:Hanjee スタイリング(デザイナー):Satoko Ozawa【News】小山田サユリさん出演の映画『女が眠る時』全国の映画館で公開中。作家の清水健二(西島秀俊)は、編集者の妻・綾(小山田サユリ)とともに休暇を過ごすため郊外のリゾートホテルを訪れる。そこにいた、初老の男(ビートたけし)と若く美しい女(忽那汐里)の謎めいたカップルに目を奪われた健二は、少しずつ2人に近づいていく。監督:ウェイン・ワン出演:ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
2016年03月13日NYを拠点に活躍する女優・小山田サユリさん。これまで、黒沢清監督『アカルイミライ』、行定勲監督『セブンス アニバーサリー』、森田芳光監督『わたし出すわ』など、日本映画界を牽引する監督作品に多く出演。2016年は、新作映画『女が眠る時』への出演、資生堂CMでのレディ・ガガとの共演など、活躍の幅を広げています。プライベートでは2015年に婚約し新生活をスタートさせた小山田さん。公私ともに充実した今に至るまで、どんな風に「自分」を育ててきたのか。小山田さんのこれまでを聞きました。実力をつけたい。その一心で、35歳で単身NYへ 都内の短大に通っていた20歳のとき、スカウトされたことをきっかけに女優の道を歩き始めた小山田さん。「地元・新潟に帰って、幼稚園の先生をしよう」と免許もとっていた矢先の、突然の転機だったと言います。「まさか自分が女優になるとは、想像もしていませんでした。華やかな競争社会に自分は絶対に向いていないと思っていましたが、目の前の仕事を一つ一つ進めていって得られる達成感が心地よく、気づけばがむしゃらに20代を過ごしていました。短期的な集中力が大切なCMの仕事、スピードが大事なテレビドラマの仕事、じっくりとものづくりを進める映画の仕事……それぞれを経験する中で映画に自分の居場所を感じられるようになり、もっと演技を学びたいという気持ちが芽生えていったんです」「このままでいいのだろうか」と足が止まったのは、30代になって数年が過ぎたころ。演技を“学んだ”経験がないことへの焦りや将来への不安から、35歳のとき文化庁新進芸術家海外派遣制度の研修員として単身渡米を決め、本場・NYの演劇学校に通うことにしたのです。これが今の小山田さんへ導く、最大のターニングポイントになります。「20代のころは『若くて透明感がある』と評価されることが多く、勢いだけで突き進んでいました。でもそんなのって、実力とは違う儚いもの。このままじゃ演技の幅が広がらない、しっかりとスキルを身に着けたいという思いが、日に日に強くなっていきました。幸運なことに、文化庁の派遣制度に応募したところ合格。9カ月間演劇学校に通い、ゼロから演劇を学びなおすことを決めました」日本で順調に仕事をしていた中での、渡米というチャレンジ。当時は英語を一切話せなかったそうですが、不安よりも「広い世界に飛び出したい」という衝動の方が大きかったと言います。「世界中から俳優を目指す人が集まり、演技を理論から実践まで体系的に学ぶ環境で、世界のレベルの高さを痛感しました。授業の半分を理解するのがやっと、言いたいことが伝えられないという環境で最初はノイローゼ気味でしたが、一方でいろんなことから解放されていく自分に気づいたんです」年齢は数字でしかない 「NYで居心地のよさを感じた理由の一つが、『私のことを、見たまま評価してくれる』ということでした。私は女優デビューが20代と比較的遅かったので、日本では演じられる役にかなり制限がありました。『この役は10代後半だから25歳の小山田はダメ』という風に、私を見ることなく履歴上の年齢だけで落とされることが何度もあり、すごく悔しかったんです。でも、NYに来たら誰も年齢のことを口にしません。私が35歳であろうと40歳であろうと、オーディションでプロデューサーが20代だと思えば役をもらえる。とてもシンプルで、ありのままの自分で勝負できるという自由さに、心も体もどんどん開放されていきました。オーディションで落ちることももちろんたくさんありますが、『実力がなかった』とすっきり前に進める。そんな経験から、年齢は数字でしかないと思えるようになりました」レディ・ガガと共演した資生堂のCMでも役の想定年齢は20歳だったものの、オーディションに行ってみると、15歳の中学生から40~50代の方まで幅広い層がいたそう。「チャンスの入口は広く、チャレンジすることに前向きな人ばかり。いくつになってもやりたいことに挑戦すればいいと思えたら、40歳の今もまだまだスタートラインに立ったばかりと思えます。世界で活躍する女優になりたいし、プロデュース業もやってみたい。30代だからこうすべき、40代になったらこうすべきといった考え方は、一切しなくなりました」スクリーンで魅せる透明感はそのまま、くるくると表情を変えながら話す小山田さん。35歳で英語もできないまま、NYで自ら厳しい環境に飛び込む……それだけを聞くと、なんて強くたくましい女性なんだろうと思いがちですが、「小さなきっかけに背中を押されただけ。無知だったから行けたんです」と笑顔を見せます。「年齢って、本当に誰も気にしないの。日本の常識が世界じゃ全然スタンダードじゃないんだ、なんだ、私は私でいいんだと思えたんです」そんな小山田さんの言葉に、聞いているこちらも、ふっと心が軽くなった気がしました。撮影:石田祥平ヘア・メイク:Hanjee スタイリング(デザイナー):Satoko Ozawa【News】小山田サユリさん出演の映画『女が眠る時』全国の映画館で公開中。作家の清水健二(西島秀俊)は、編集者の妻・綾(小山田サユリ)とともに休暇を過ごすため郊外のリゾートホテルを訪れる。そこにいた、初老の男(ビートたけし)と若く美しい女(忽那汐里)の謎めいたカップルに目を奪われた健二は、少しずつ2人に近づいていく。監督:ウェイン・ワン出演:ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
2016年03月09日まだまだ寒い日は続きますが、厚手のコートから薄手のコートへ、ブーツからハイヒールへ、ダーク系からパステル系へ、街を歩いていても春らしさを感じ始めるそんな季節がやってまいりました。街が明るくなれば四十路の心も明るくなるようで、年末の恋の傷も徐々に治りかけています。…が、半月前にその人に渡そうと思ってかなり前から注文していたお取り寄せチョコレートがうっかり届き、塞ぎかけた傷口が少しだけ開き、悲しいかな、そのチョコレートを1人でぺろりと平らげてしまった女、古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。世の中には“しあわせになるための○○なコト”を綴った恋愛&人生の指南書が山のようにあります。四十路を迎えた今はあまり読まなくなりましたが(今も読んでいたらそれはそれで問題…)、迷える20~30代は似たような本をあれもこれも読みあさりました。現在は、迷えるというより深い落とし穴から出られない感じです(それも問題…)。それらの指南書には、仕事も恋愛も何もかもは“同時”には手に入らない──的な言葉が綴られていて、当時の私にどれだけ勇気を与えてくれたことか!そのおかげで(そのせいで?)、恋愛はうまくいかないけど仕事があるじゃない!と、仕事ひと筋で頑張ってこられたのですから。まあ、そのまま独走してしまっているのは“大”間違いでしょうけれど。でもですよ、周りを見わたしてふと思うのは、本当に何もかも手に入らないんだろうか?という素朴な疑問。『女が眠る時』という映画を観て、そんな疑問が浮上してしまったのです。どんな物語かというと、リゾートホテルに滞在する2組のカップルのお話。スランプ中の小説家・健二(西島秀俊)とその妻・綾(小山田サユリ)、若く美しい女性・美樹(忽那汐里)と中年の謎の男・佐原(ビートたけし)、彼らの数日間が描かれます。物語があるようでない、ちょっと不思議な映画です。何が面白いって、どのキャラクターの目線で観るかでストーリーが変わってくることです。ふとしたきっかけで美樹と佐原の後をつけて覗き見してしまう健二の目線だとサスペンスになりますし、美樹の眠る姿をビデオで撮り続ける佐原の目線だとホラーチックなラブストーリーのようでもある。普通じゃないし不気味だし気持ち悪いんですが、この先どうなるんだろう…と気になってしまう。途中、西島さんの裸体にクラッとしつつも、2人の男のあまりの不気味さと気持ち悪さでハッと目が覚める。そしてエンディングを迎える頃に襲ってくるのは、綾の恐ろしさです。美人で仕事もできる良妻に見えますが、最後の最後で「えっ、すべて策略だったの?仕組んでたの?」と、ゾクッとさせられる。そう、かつて読んだ指南書には「何もかもは同時に手に入らない」とあったのに、この綾という女性は何もかも手に入れているじゃないかと。もう、いろんな意味でびっくりです。なーんだ、綾のようにすればぜーんぶ手に入るのか!だったら私もー!と意気込んでみたものの、現実は──ちょっぴり気になる男性からのメールや電話の回数が減ってきていることにあたふたし、振りまわすどころか完全に振りまわされているという残念な有り様…でした。で、振りまわされないために仕事に打ち込んで、また同じことの繰り返しって…。我が身の恋のループの方が恐かったということで、今宵のたわごとはこの辺で。また次回。(Elie Furuyama)
2016年03月04日