オスカー俳優ブレンダン・フレイザー主演映画『Rental Family(原題)』に、平岳大、柄本明が出演することが発表された。本作は、5度のアカデミー賞作品賞に輝き今年創立30周年を迎えるサーチライト・ピクチャーズと、長編デビュー作『37セカンズ』(2020) でベルリン国際映画祭ほか世界中の映画祭で喝采を浴びた日本人監督HIKARIがタッグを組んだ作品。フレイザー演じる東京で暮らす孤独で落ちぶれた俳優が、“アメリカ人男性”として日本の「レンタル・ファミリー」会社に雇われ、他人の人生の誰かの身代わりを演じることになる。その過程で、人との繋がりや自らが家族の一員として受け入れられる喜びを思いがけず再発見していくドラマが描かれる。監督を務めるHIKARIは、「この作品『Rental Family(原題)』を世界に届けることはまさに夢のようです」と喜びのコメントを寄せており、「サーチライト・ピクチャーズとSight Unseen Productions(製作会社)の惜しみないサポート、この映画の製作に尽くしてくれる素晴らしいキャスト、スタッフ、そして何より、多才で、信じられないほどの思いやりと魂を持つブレンダン・フレイザーが私たちの映画作りの旅のヒーローになってくれた決断に心から感謝しています」と感謝の想いを語っている。また、サーチライト・ピクチャーズ社長のマシュー・グリーンフィールドは、「この作品は私たちにとって非常にエキサイティングなプロジェクトであり、広く共感を呼ぶと確信しています。HIKARI監督とともに、完璧なキャストと製作陣を準備することができました。皆さんにこの映画を観ていただくのが今から待ちきれません」と期待とともに確かな自信をみせている。本作の撮影は、今月3月から5月まで日本で予定されており、劇場公開日は後日発表される予定だ。<作品情報>『Rental Family(原題)』公開日未定
2024年03月19日ブレンダン・フレイザーの主演映画『Rental Family(原題)』が、2024年3月より、日本にて撮影を開始。監督はHIKARIが務める。舞台は日本、映画『Rental Family(原題)』2024年春に撮影を開始する『Rental Family(原題)』の舞台は日本。東京で暮らす落ちぶれたアメリカ人俳優が、日本の“レンタル・ファミリー会社”に雇われたことをきっかけに、「他人の人生の中で演じること」を通して自分自身を見つめ直していく様子を描いたドラマだ。主演はブレンダン・フレイザー、共演に平岳大&柄本明主演に迎えるのは、アメリカインディアナ州出身の俳優、ブレンダン・フレイザーだ。1999年から続いた『ハムナプトラ』シリーズでの主演や、ダーレン・アロノフスキー監督の映画『ザ・ホエール』で、第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞したことで知られる。2023年にはマーティン・スコセッシが監督を務めた西部劇サスペンス『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にも出演している。また、共演には、ドラマ「SHOGUN 将軍」や『グランツーリスモ』、『G.I. ジョー:漆黒のスネークアイズ』にも出演する平岳大と、『座頭市』『カンゾー先生』をはじめ、多彩な作品で存在感を放ち続けている柄本明が名を連ねている。2人がブレンダン・フレイザーとどのような役柄で共演を果たすのか、期待が高まる。デビュー作『37 セカンズ』が話題の日本人監督HIKARI本作で監督を務めるHIKARIは、大阪市出身の映画監督、脚本家、カメラマン、プロデューサー。2019年、長編デビュー作『37セカンズ』にて、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門の観客賞、国際アートシネマ連盟賞を受賞した経歴を持つ。『37セカンズ』では、パートナーである撮影監督スティーヴン・ブレイハットが脚本を手がけ、本作『Rental Family(原題)』でもタッグを組む。なお、劇場公開日など詳細は後日発表予定。続報を待ちたい。作品詳細映画『Rental Family(原題)』公開日:未定出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、柄本明監督:HIKARI美術:磯田典宏編集:トーマス・A・クルーガー衣装デザイン:望月恵ヘアメイク:百瀬広美配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2023年11月30日ブレンダン・フレイザーが「サーチライト・ピクチャーズ」のコメディ映画『Rental Family(原題)』に主演することが分かった。ブレンダンにとって、今年『ザ・ホエール』でアカデミー主演男優賞を受賞してから初主演作となる。「Variety」誌が報じた。メガホンを取るのは、2019年に監督作『37セカンズ』が高い評価を受け、ベルリン国際映画祭パノラマ観客賞&国際アートシネマ連盟(CICAE)賞などを受賞した日本人監督のHIKARI。プロデューサーとしても名を連ねている。主要撮影は来春、日本で行われる。『Rental Family』の主人公は、日本に住む落ちぶれた俳優。彼は名ばかりのアメリカ人としてレンタル家族会社に雇われ、他人の人生の中で演じる役を通じて、思いがけない自分探しの旅に出ることになるという。映画ファンは、「2度目のオスカーゲットか!」「プロットからすでにおもしろそう」「なにがあっても観に行くよ!」「ブレンダン版の『ロスト・イン・トランスレーション』?」などのコメントを寄せている。ブレンダンの最近の出演作品には『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『クライム・ゲーム』などがある。2022年のDC映画『バットガール』ではヴィランのファイアフライを演じたが、公開されることなくお蔵入りとなった。(賀来比呂美)
2023年11月22日『スター・ウォーズ』シリーズや『ピーターラビット』のドーナル・グリーソンが実弟ブリアン・グリーソンと主演、脚本、製作を手掛けたシュールでオフビートでハイテンションなアイリッシュ・コメディ「フランク、アイルランドのダメ男。」が、スターチャンネルEXにて独占配信されることになった。ダブリン郊外に暮らす、32歳、独身、無職、自称ミュージシャンのフランクは、大人になりきれないダメ男。頼りない親友、くされ縁の元カノ、ぶっ飛びキャラの母親らに囲まれ、想定外の騒々しい1日が今日も始まる!この度解禁された予告映像では、冒頭から家族や友人らから怒られたり、呆れられてばかりのフランク(ブリアン・グリーソン)が登場。「職なし、実家暮らし、運転免許なし」とこき下ろされ、ご立腹のフランク。親友のドゥーファス(ドーナル・グリーソン)と映画『ホーム・アローン』ばりに「家を守る」と息巻いて、うっかりカーテンを燃やしてしまうフランク。そんな間抜けなコンビを、ブリアン&ドーナルの実の兄弟が楽しそうに演じ、終盤には兄弟の実父、アイルランドの名優ブレンダン・グリーソンと揃って敬礼する姿も収められている。アイルランドが誇る親子俳優が共演大人になり切れないトラブルメーカー、フランクを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズや『イニシェリン島の精霊』の名優ブレンダン・グリーソンの三男、ブリアン・グリーソン。フランクの親友ドゥーファスを演じるのは長男、ドーナル・グリーソン。ブリアン曰く、「精神年齢はフランクは13才、ドゥーファスは9才」という2人が、“小学生レベル”の騒動を繰り広げる。その自由過ぎる言動がトラブルを引き起こしてしまうフランク。かたや、そんなフランクを親友と慕い、一緒になって騒動を拡大してしまうドゥーファス。そんな2人の想定外の行動にハラハラしながらも、どこか憎めない“愛すべきダメ人間”っぷりは見逃せない。ちなみに2人の役名には、「フランク(Frank)」=「正直」、「ドゥーファス(Doofus)」=「間抜け」という意味も込められている。さらに、最終話では実父のブレンダン・グリーソンが母親の元恋人の役で出演。また、次男のファーガス・グリーソンが第2話に登場する男性歌手の歌唱(歌声のみ)で登場するなど、まさにグリーソン一家総出演でおくるコメディ快作。“アイルランド人気質”をユーモアたっぷりに描くアイルランドの人々といえば、往年の映画ファンにはジョン・フォード監督『静かなる男』(52)でジョン・ウェインとモーリン・オハラが演じた「頑固でシャイで一本気」な男と、「気が強く愛情が深い」女といったイメージが強いかもしれない。しかし、本作にはフランク&ドゥーファスのほかにも、ぶっ飛んだキャラの母親メアリー(ポム・ボイド)、くされ縁の元カノのオーニャ(セーラ・グリーン)、オーニャの新しい恋人で酒癖の悪いピーター=ブライアン、腕っぷしの強い総合格闘技インストラクターのニコルなど、ひと筋縄ではいかないクセの強い面々を、ほぼアイルランド人俳優が演じている。監督のMJ・ディレイニー&デクラン・ローニー(「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」)ほか、スタッフ陣もほとんどアイルランド&北アイルランドのクルーで固め、ダブリンとベルファストで撮影されている。各エピソードに散りばめられた“映画愛”ブリアン&ドーナルによる脚本の妙の1つが、各エピソードに散りばめられた“映画ネタ”の数々。第1話は『タクシードライバー』、第2話は『ミザリー』、第3話はケヴィン・コスナー、第4話は『十二人の怒れる男』、第5話は『ホーム・アローン』、第6話は『メメント』がストーリー展開の重要なファクターとして取り入れられ、絶妙なユーモアとなっている。俳優であるブリアンとドーナルが、自らの“映画愛”を見事にエンターテインメントに昇華させた脚本だ。『フランク、アイルランドのダメ男。』は8月1日(火)よりスターチャンネルEXにて独占日本初配信(全6話)。<海外ドラマ「フランク、アイルランドのダメ男。」配信・放送情報>【配信】「スターチャンネルEX」【字幕版・吹替版】全6話、8月1日(火)より一挙配信開始【放送】「スターチャンネル」【STAR1字幕版】9月11日より毎週月曜23時~ほか※9月3日(日)23時~吹替版第1話無料放送【STAR3吹替版】9月22日より毎週金曜22時~ほか(シネマカフェ編集部)
2023年07月01日ブレンダン・フレイザーがアカデミー賞主演男優賞を受賞した話題作『ザ・ホエール』のBlu-ray&DVDが10月4日(水)に発売されることが分かった。『ハムナプトラ』シリーズほか、アクションスターとして一世を風靡しハリウッドのトップスターに登り詰めながらも、心身のバランスを崩し表舞台から遠ざかっていたブレンダン・フレイザーが、奇跡のカムバックを果たしたと大きな話題となった本作。余命わずかな孤独な男が疎遠だった娘との関係修復を切望する最期の5日間を描く。フレイザーは体重272キロの主人公を演じるために全身特殊メイクを施し、喪失と絶望、数々の重荷を背負いながらも、切なる願いを秘めた名演を見せた。ヴェネチア国際映画祭では約6分間のスタンディング・オベーションが贈られ、本年度(第95回)アカデミー賞では主演男優賞受賞を獲得するという奇跡の復活劇を遂げた。監督は『レスラー』でヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得し、『ブラック・スワン』で第83回アカデミー賞監督賞にノミネートされた名匠ダーレン・アロノフスキー。戯曲原作でワンシュチュエーションの本作でも飽きさせることのない演出で観客を魅了する手腕を発揮。『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など常に注目される気鋭の製作会社A24とのタッグで創り上げた本作は、主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞、アカデミー2冠を達成した。この度発売されるBlu-rayは、アウタースリーブ仕様。さらに、メイキング&インタビュー映像や、来日イベントの映像など、本編をより楽しむことができる映像特典を多数収録している(DVDには未収録)。発売を記念して、ブレンダン・フレイザーのコメント入り予告映像も到着した。『ザ・ホエール』Blu-ray&DVDは10月4日(金)より発売。『ザ・ホエール』Blu-ray&DVD【発売日】2023年10月4日(水)【価格】Blu-ray:5,280円(税込)DVD:4,290円(税込)発売元:キノフィルムズ/木下グループ 販売元:ハピネット・メディアマーケティング©2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.(シネマカフェ編集部)■関連作品:ザ・ホエール 2023年が4月7日、 TOHO シネマズ シャンテほか全国公開© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
2023年06月18日本年度アカデミー賞主演男優賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞2部門受賞の話題作『ザ・ホエール』より本編映像が解禁された。主演のブレンダン・フレイザーが来日し、その話題性も相まって好調な滑り出しで公開初週を迎えた本作。客層は20代から50代までと幅広く、ブレンダンの迫真の演技を賞賛する声や、物語やモチーフにまつわる様々な考察がSNSやレビューサイトで多く見られている。そして限られた室内で繰り広げられる5人の登場人物たちそれぞれの圧巻のアンサンブル演技についても称賛の声が寄せられている。この度解禁されたのは、自宅で孤独な引きこもり生活を送るチャーリーと彼に寄り添い続ける唯一の友人、亡くなったチャーリー恋人アランの妹であり看護師のリズとの本編映像。日に日に体調が悪化し呼吸器をつけるようになったチャーリーと、その様子を見守るリズ。お互いに頼り合ってきた2人にしか分からない、簡単には割り切ることのできない様々な想いが入り混じる。目を潤ませ謝ることしかできないチャーリーに、リズは「やめて」と一蹴、チャーリーの心音を聞き、看護師としての役目を終えるが、たまらずリズは「ひどい人。また私をこんな目に」と声を震わせながら堰を切ったようにチャーリーへ思いをぶちまける。家族を捨てる選択しかしなかった自身を悔やみ、さらに恋人アランを失ったことが引き金となり心と体を制御できなくなってしまったチャーリー。唯一の最愛の人だったアランと家族であることを認められず、最期の姿を見ることができなかったという辛い事実も明かされ、チャーリーとリズ、それぞれの哀しみの深さは計り知れない。互いを見つめる表情からは、言葉にせずとも相手を思いやる気持ちが伝わってくる。ブレンダンはアカデミー賞の受賞スピーチで「鯨が深い水の中でここまで泳げたのは、才能あふれるホン・チャウのおかげ」と、リズを演じたホン・チャウへ特別な感謝を伝えていたが、ブレンダンとホンの役柄そのままに、互いを高め合って撮影に挑んだ強い絆が伺える本編シーンとなっている。『ザ・ホエール』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ホエール 2023年が4月7日、 TOHO シネマズ シャンテほか全国公開© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
2023年04月13日A24製作のヒューマンドラマ『ザ・ホエール』で第95回アカデミー賞主演男優賞を初受賞したブレンダン・フレイザーが4月6日、都内で来日記者会見を行い、受賞の喜びや本作に込めた思い、主演女優賞に輝いたミシェル・ヨーとの“再会”秘話などを語った。フレイザーが演じたのは、恋人を亡くしたショックから逃れるため、過食を繰り返してきた結果、体重が272キロになってしまったチャーリー。病状の悪化で自身の死期が近いと悟った彼は、離婚して以来音信不通だった娘との絆を取り戻そうとする。巨体のチャーリーを演じるにあたり、フレイザーは自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用し、人気アクションスターだったかつての面影も一変。プライベートでの不幸が重なり、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたフレイザーが、“生涯最高の演技”と称される熱演で、初ノミネートにして、オスカーを手にした。苦難の末、オスカーを手にし「今も驚いているし、興奮した気持ちを抑えられない」と語るフレイザーは、「まさか自分が、偉大な功績を収めた人々が集うアカデミー賞という場に招かれるとは想像していなかったし、とても光栄なこと」と感無量の面持ち。「すばらしい演技をした俳優ばかり。皆さんとオスカー像を分かち合ったような気持ちだった」とノミネートされた俳優陣への敬意を示した。役どころについては「彼にとっては手に入れるのが困難な愛と希望、共感を求めて、暗い場所から、光へと向かって進む人物。娘との関係を修復することが、唯一の贖罪なんだ。勇気がある人物だと思ってもらえば」とコメント。「僕にも3人の息子がいるから、気持ちはよく分かる。それにサミュエル・D・ハンターによる脚本は、実体験がもとになっていて、そこに真実があるから、脚本以上に何かを深堀りする必要もなかった。僕自身、チャーリーは大好きだから、彼に見合った演技ができればと思っていた」と共感に基づく役作りをふり返った。「ここまで自分のもろさを露わにした経験は初めて。『ザ・ホエール』のような正直に、誠実に、リアルな人間関係を見つめる思慮深い作品は非常に重要だと思うし、いまふり返ると、コロナ禍で製作された映画とは、どれも特別なものだと言える。大胆でリスクもある題材だから、不安もあったが、だからこそ成長できるし、それこそがアートなんだと思う」フレイザーの来日は、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』のプロモーション以来15年ぶりで、当時一緒に来日したのが共演者のミシェル・ヨーだった。ご存知の通り、ミシェル・ヨーは第95回アカデミー賞において、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で主演女優賞を受賞している。「意義深い形で久しぶりに再会できて、うれしかった。『女性だから』とカテゴライズしたがる業界に対し、立ち向かい、甘んじるべきではないと宣言できる勇気の持ち主だ。努力と才能で、道を切り開くことが、いかに偉大なことか。僕も独創的でクリエイティブな“エブエブ”が大好きだよ。キー・ホイ・クァンとも30年ぶりの再会だ。『僕ら、まだここにいるね』って称え合ったよ」。フレイザーとキー・ホイ・クァンは、1992年に製作された『原始のマン』で共演している。『ザ・ホエール』は4月7日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ホエール 2023年が4月7日、 TOHO シネマズ シャンテほか全国公開© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
2023年04月06日心身のバランスを崩してしばらくハリウッドから遠ざかっていたブレンダン・フレイザーが、『ザ・ホエール』で本年度米アカデミー主演男優賞を受賞し、見事に復活した。本作は「メイクアップ&ヘアスタイリング」部門も受賞。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が最多7部門を独占という“エブエブ旋風”が吹き荒れた今年のオスカーレースの、もうひとつの話題作だ。映画は4月7日から日本公開される。『ザ・ホエール』この映画の主人公チャーリーは、オンラインで授業をする40代の大学教員。現実逃避のように引きこもりの生活を送っている。体重272キロ、重度の肥満症だ。暴食の果てにこの姿になった。血圧は238/134、うっ血性心不全で、いつ命をおとしてもおかしくない状況。その彼が、いよいよ死を予感し、過ごした最期の5日間を描く。『ハムナプトラ』シリーズなどで颯爽としたアクション俳優のイメージがあるブレンダン・フレイザーが、まるで“ジャバ・ザ・ハット”のような存在に扮してどんな演技をみせてくれるか、そこが大きな見どころ。彼の姿を作り上げた特殊メイク・チームの努力と技もすさまじい。伊藤さとりさんの水先案内をもっと見る()(C)2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
2023年04月03日コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン共演の話題作『イニシェリン島の精霊』のブルーレイ+DVDセットが5月12日(金)に発売されることが決定した。本作は、第95回アカデミー賞で主要8部門9ノミネートされたマーティン・マクドナー監督の最新作。コリン・ファレルとブレンダン・グリーソン演じる親友同士の男2人の仲違いをきっかけに、小さな島で巻き起こる様々な悲喜劇が映し出されていく。ブルーレイ+DVDセットやデジタル配信(購入)には、キャストの素顔や重要な役どころのロバや犬たちの撮影シーンなども収録。惜しくも本編に採用されなかった貴重な「未公開シーン」も含む、見ごたえのあるボーナス・コンテンツも楽しめる。『イニシェリン島の精霊』ブルーレイ+DVDセットは5月12日(金)に発売。4月12日(水)デジタル配信開始(レンタル)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年03月25日A24製作・配給映画『ザ・ホエール』の主演ブレンダン・フレイザーが、緊急来日することが決定した。『ハムナプトラ』シリーズや『センター・オブ・ジ・アース』の主演を務めたブレンダンは、第79回ヴェネチア国際映画祭で、プレミア上映時より272キロの巨体の男チャーリーになり切り、圧巻の存在感を見せつけ、その演技に絶賛の声が寄せられた。ブロードキャスト映画批評家協会賞、全米俳優組合賞(SAG)、サテライト賞(ドラマ部門)にて主演男優賞を受賞し、ついに本年度アカデミー賞で主演男優賞を初受賞。そんなブレンダンが、見事アカデミー賞2部門(主演男優賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞)に輝いた『ザ・ホエール』日本公開を祝して来日する。『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』でミシェル・ヨーと来日して以来、15年ぶりの来日となる今回。公開日に実施される初日舞台挨拶に登壇する。『ザ・ホエール』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ホエール 2023年が4月7日、 TOHO シネマズ シャンテほか全国公開© 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
2023年03月22日第95回アカデミー賞授賞式が3月13日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザーが主演男優賞を初受賞した。A24が製作したダーレン・アロノフスキー監督(『レスラー』『ブラック・スワン』)の最新作。フレイザーが演じたのは、恋人を亡くしたショックから逃れるため、過食を繰り返してきた結果、体重が272キロになってしまったチャーリー。病状の悪化で自身の死期が近いと悟った彼は、長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意し、離婚して以来音信不通だった娘との絆を取り戻そうとする。巨体のチャーリーを演じるにあたり、フレイザーは自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用し、かつての面影も一変。『ハムナプトラ』シリーズなどで、スター俳優として人気を博すも、プライベートでの不幸が重なり、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたフレイザーが、“生涯最高の演技”と称される熱演で、初ノミネートにして、オスカーを手にした。オスカー前哨戦では、クリティクス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)の主演男優賞、第29回全米俳優組合(SAG)賞の主演男優賞などを受賞。第80回ゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(ドラマ)を受賞したオースティン・バトラー(『エルヴィス』)同賞の最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)に輝いたコリン・ファレル(『イニシェリン島の精霊』)らライバルとの戦いを制した。受賞コメント信じられません。これもまた、(『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』にからめて)マルチバースなんでしょうか。A24、ダーレン・アロノフスキー監督、脚本のサム・D・ハンター、そして主演男優賞にノミネートされた方々。皆さんがホエール(クジラ)のような大きな心を持っています。ショービジネスの世界に足を踏み入れたのは、30年前のことです。当時は自分の恵まれた状況に、感謝することはあまりありませんでした。今夜、評価していただき、本当にありがたいです。まるでダイビングをしているような体験ですね。皆さんが水面から見ていてくれた。家族にも感謝しています。(text:cinemacafe.net)
2023年03月13日ブレンダン・フレイザー主演、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作『ザ・ホエール』よりメイキング映像が解禁された。本年度アカデミー賞3部門(主演男優賞・助演女優賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞)にノミネートされ、ますます注目が集まる本作。この度解禁されたメイキング映像では、ブレンダン・フレイザーが特殊メイクで272キロの巨体の男チャーリーに変身する様子が捉えられている。映像ではブレンダンがスタッフ2人の手によって次第に肉付きのよいチャーリーに変貌していく様子がタイムラプスで切り取られる。メイクの途中で寝落ちしてしまう姿も収められているが、なんとこのメイクにかかった時間は4時間超。撮影期間はおよそ40日間に及び、毎回スタジオに早入りし4時間かけてチャーリーになるための特殊メイクを施していたという。肉体的にも精神的にもハードな撮影を行っていたことがうかがい知れる。体重272キロのチャーリーの姿は、人間として精神の極限状態であること、命を脅かすほど深刻な状態であることが伝わらなくてはいけないと考えていたアロノフスキー監督。しかし、顔を分厚いメーキャップで覆いすぎて、様々な感情を示す表情が見えづらくなることは絶対に避けなくてはならない。そこで監督は、『ファウンテン 永遠につづく愛』『ノア 約束の舟』『マザー!』でも度々タッグを組み、絶大な信頼を寄せるプロセティック・メーキャップ(特殊メイク)アーティストのエイドリアン・モロットに相談することに。そしてモロットは本作のために史上初の100%デジタル技術による特殊メイクを開発。役柄の身体と彼を演じるフレイザーとの境目が分からないようにし、さらにブレンダンが顔の筋肉を自由に動かせるようにするために、3Dモデリングを使ってデジタル・スカルプチャーを作成。その後、クレイを使ったスカルプチャー作りを省いて、すぐに3Dプリントを行った。全ての特殊メイクをデジタル技術で作りだす方法は今回が長編映画初の試みとなり、見事、本年度アカデミー賞<メイクアップ&ヘアスタイリング賞>へのノミネートへと繋がった。またボディも同様にデジタル技術で制作が行われた。ファットスーツは5人がかりで着脱せねばならないほどの重みがあり、ブレンダンは「あれを着た状態で動けるようになるまで、徹底的なトレーニングを行った。そんなところに筋肉があったのか、と思うような筋肉がたくさん鍛えられたよ。肉体的には今まで演じてきた役の中でダントツでハードだった。若い頃、砂漠の中で走り回ったことなんて、これに比べればなんてことないよ!(笑)」とふり返る。スーツの中にはF1ドライバーのクールスーツに使われているような冷却システムも内蔵されていたが、暑いことには変わりはなかった。しかし最終的には、スーツを脱いだ際にバランスを失い、眩暈を覚えるほど体に馴染むようになっていたというエピソードも語っている。『ザ・ホエール』は4月7日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ホエール 2023年が4月7日、 TOHO シネマズ シャンテほか全国公開
2023年03月09日コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン共演のマーティン・マクドナー監督最新作『イニシェリン島の精霊』より本編映像が解禁された。本作は、『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督が、サーチライト・ピクチャーズとの再タッグで贈る話題作。第79回ヴェネチア国際映画祭で男優賞と脚本賞を受賞し、第80回ゴールデングローブ賞では主要部門を含む、最多7部門8ノミネートされ賞レースの行方にも注目が集まっている。アイルランド西岸沖に浮かぶ架空の離島・イニシェリン島で暮らす心優しく気のいい男パードリックと音楽を愛する初老の男コルム、親友同士である2人が仲違いしていくさまを描く本作。パードリックとコルムは毎日午後2時に、島で唯一のパブで一緒に酒を飲み交わすのが日課だ。しかし、ある日突然コルムがパードリックに絶交宣言を言い渡したことで、物語は動き出す。この度解禁された映像では、パブで鉢合わせても会話を避けようとするコルムをパードリックが追いかけ回す様子からはじまる。「俺が何かしたなら言ってくれ」と早口になりながら懇願するパードリックに対し、冷静沈着なコルムは明確な理由を述べることなく「お前が嫌いになった」とバッサリ。しばらく放心状態となったパードリックは間を開けて「好きだろ?昨日まで好きだった」と問いかけるが、「そうか?」と軽くあしらわれ、「好かれてると…」と悲しげな表情。そのパードリックを置いて、コルムは何も言うことなくその場を後にする。悲劇的にも見えて、パードリックとコルムの温度差や絶妙な会話のテンポなどから笑いを誘う要素も垣間見える本シーンだが、マクドナー監督は「パードリックはなぜコルムが縁を切りたいのか理解できないので、絶交宣言を受け入れようとしない。恋愛で振られたときの気持ちに似ている。“本当に僕のことが好きだったのか?付き合っていると思っていたのは僕の勘違いだったのか?”という感じだ」「観客がどの人物に共感するか興味がある。振る方のコルムの辛辣な台詞を受け止められるか、それとも心破れるお人好しのパードリックに共鳴するか」と恋愛に例えながら解説する。パードリックの妹のシボーンを演じたケリー・コンドンも「恋人同士なら誰もが経験のある失恋、拒絶といった感情をうまく演出している」とマクドナーらしい表現と巧みな人物造形を評している。この絶妙な掛け合いの中で2人の関係性がどのように変化していくのか?今後の展開が気になる本編映像となっている。『イニシェリン島の精霊』は2023年1月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年01月02日A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作にしてブレンダン・フレイザー主演で贈る『The Whale』が、『ザ・ホエール』として2023年4月に公開決定。場面写真が解禁となった。ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化し命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた…。第79回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映時より主演のブレンダン・フレイザーの演技に絶賛の声が寄せられていた本作は、12月9日より北米6館で限定公開。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を凌ぐ2022年公開作品の1クリーンあたりの数字を記録し、BOX OFFICEは合計360,000USドル、1スクリーン平均60,000USドルの興収を上げた。ヴェネチア国際映画祭にてこれは2022年の1スクリーンあたりの興収平均の最高記録、またアロノフスキー監督作品としては『ブラック・スワン』以来最高のオープニング成績を叩き出している。現地12月21日からは拡大公開、さらに2023年1月に超拡大公開を予定しており、期待が寄せられている。アロノフスキー監督の『マザー!』(17)以来5年ぶりの最新作は、劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇の映画化。初めて舞台をみたその日から長らく構想を温め続けていた企画が10年余りの時を経て、ブレンダンを主演に迎え、かつてないほどに心を揺さぶる物語を生み出した。自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリー。さらに心不全を患い自身の死期が近いことを悟ったことで、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。ブレンダン・フレイザーハリウッド外国人記者協会元会長によるセクハラのためハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたブレンダンが、272キロの巨体の男チャーリーになりきり、全身全霊で挑むその姿は観る者の心を捉えて離さず圧巻の存在感をみせつける。彼が演じるチャーリーは、大きな勇気を持って演じなければならず、容姿、内面とも脆弱な姿を完全にさらけ出すことを求められたという。ブレンダンは「この役を演じるのが怖かった」と明かし、「自分の限界を越えて深く掘り下げ、わたしのすべてを見せたつもりだ。それがこの映画に焼き付いているよ。あまりにハードでパーソナルな経験だったから、撮影の前と後では違う自分になっていた。このチャンスに感謝している」と語る。アロノフスキー監督は「この映画の登場人物たちは善人でも悪人でもない。僕らと同じようにグレーゾーンの中で生きていて複雑だ。それでも皆お互いに対してのエンパシー(思いやり)を抱いている。以前よりも人々が互いに背を向けているような今だからこそ、重要な問いかけだと思う」とコメント。心をえぐるような喪失と絶望、深い悲しみ、複雑で多くの重荷を抱えながらもどこかチャーミングさと温かさ、知性を兼ね備えるチャーリー。世界から断絶せざるをえなくなった彼が、心の奥底で信じ続ける願い。誰しもが抱える人間の弱さを率直に描いていく。娘のエリー役で「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズで“マックス”役を演じているセイディー・シンク、『ザ・メニュー』『ダウンサイズ』と話題作への出演が相次ぐホン・チャウらが脇を固め、本格化する本年度の賞レースを駆け巡る。『ザ・ホエール』は2023年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:The Whale 2023年春、全国にて公開
2022年12月21日ブレンダン・フレイザーが、『Batgirl』に出演することになった。ゴッサム警察のジム・ゴードンの娘バーバラ・ゴードンを主人公にした映画で、フレイザーが演じるのは悪役ファイアフライ。『ジャスティス・リーグ』でジム・ゴードンを演じたJ・K・シモンズは、同じ役で復帰する。バーバラを演じるのは、『イン・ザ・ハイツ』のレスリー・グレース。監督は『バッドボーイズ・フォー・ライフ』のアディル・エル・アルビとビラル・ファラーのコンビ。映画は劇場公開を飛ばし、HBO Maxにて2022年に配信される。フレイザーの次回作は、マーティン・スコセッシ監督の『Killers of the Flower Moon』。共演はレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ。文=猿渡由紀
2021年10月26日ブレンダン・フレイザーとホン・チャウが、新作映画で共演することになった。タイトルは未定で、監督はダーレン・アロノフスキー。肥満の問題を抱える教師が、ティーンエイジャーの娘との関係を修復しようとする物語で、チャウはフレイザーが演じる主人公の友人を演じるとのことだ。ほかに、サマンサ・モートン、サディ・シンクも出演を検討している。製作はA24。フレイザーは現在、アダム・マッケイ監督の『Don’t Look Up』を撮影中。共演はレオナルド・ディカプリオ、クリス・エヴァンス、メリル・ストリープ、ジェニファー・ローレンス、ティモシー・シャラメら。チャウの最近作は、Amazonプライム・ビデオの『ホームカミング』。文=猿渡由紀
2021年02月12日名作の数々を平日午後にお届けする「午後のロードショー」、6月5日(金)本日はマット・デイモン主演のサスペンスアクション『グリーン・ゾーン』を放送する。ベン・アフレックと共に書き上げた脚本を映画化した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で、ベン・アフレックと共にアカデミー賞脚本賞を受賞、主演男優賞にもノミネートされたマット・デイモン。その後出演した『オーシャンズ11』『ボーン・アイデンティティー』がシリーズ化され世界的なスターになると、『インビクタス/負けざる者たち』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネート。さらに火星でサバイバル生活する宇宙飛行士を演じた『オデッセイ』でもアカデミー賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど、実力派俳優としての地位を確立した。そんなマット・デイモンがイラク戦争をめぐる陰謀に巻き込まれた特殊部隊員を演じた本作。共演は『バードマン』などのエイミー・ライアン、『トロイ』のブレンダン・グリーソン、『サブリナ』のグレッグ・キニアら。2003年3月19日、大量破壊兵器保持を理由にイラクに侵攻したアメリカを中心とする連合国軍は、圧倒的な軍事力でたちまち首都バグダッドを制圧した。米軍は旧共和国宮殿を中心に“グリーン・ゾーン”と呼ばれる安全地帯を構築、フセイン政権の残党狩りと大量破壊兵器捜索に全力を挙げる。大量破壊兵器捜索の任に当たる特殊部隊を率いるミラー上等准尉(マット・デイモン)は、軍情報部からの情報に従い破壊兵器があるとされる場所を何度か急襲するも、いずれも空振りに終わり、上からの情報に不信感を抱き始める。やはり新聞特派員デイン(エイミー・ライアン)、イラク担当のベテランCIAエージェント、ブラウン(ブレンダン・グリーソン)も同様に、政府高官パウンドストーン(グレッグ・キニア)からの特ダネ“マゼラン情報”に振り回されていた。ある日、捜索のため道路を掘っていたミラーは、声をかけてきたイラク人から、近所の屋敷で大物めいた怪しい人物が密会しているのを目撃したと告発を受け、現場へ直行。肝心の大物は取り逃がしてしまうが、拘束したその屋敷の主人の手帳から手がかりを発見する。しかしその手がかりをパウンドストーンに奪われてしまう…というストーリー。午後のロードショー『グリーン・ゾーン』は6月5日(金)13時35分~、テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月05日オスカーに6部門で候補入りした『スリー・ビルボード』から2年、マーティン・マクドナーが新たな映画を準備していることが明らかになった。タイトルは『The Banshees of Inisheer』で、出演は『In Bruges』でも組んだコリン・ファレルとブレンダン・グリーソン。舞台はアイルランドの小さな島。長年の友人だったふたりの関係が突然壊れ、思いもかけない展開になるという話らしい。世界配給は『スリー・ビルボード』も手がけたサーチライト・ピクチャーズ(旧・フォックス・サーチライト)が行う。撮影はこの夏スタートの予定。文=猿渡由紀
2020年02月19日昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたイザベル・ユペール主演作『FRANKIE』(原題)が、邦題『ポルトガル、夏の終わり』として4月24日(金)より公開決定。ポルトガルの世界遺産の町を映し出した印象的な日本版予告編が解禁となった。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』、クロエ・グレース・モレッツと共演した『グレタ GRETA』など、観る者を常に魅了してきたフランスの至宝イザベル・ユペール。老年のゲイカップルを描いたアイラ・サックス監督の『人生は小説よりも奇なり』(’14)に惚れ込んだユペールは、自ら監督にラブコールを送り、それを受けた監督がユペールのために本作を書き下ろした。ヨーロッパを代表する女優フランキーは、夏の終わりのバケーションと称し、ポルトガルの世界遺産の町シントラに一族と親友を呼び寄せる。自らの死期を悟った彼女は、亡きあとも愛する者たちが問題なく暮らしていけるよう、全ての段取りを整えようとしたのだ。しかし、それぞれに問題を抱えた家族たちの選択は、次第にフランキーの思い描いていた筋書きから大きく外れていき――。ユペールのほか、ブレンダン・グリーソン、マリサ・トメイ、ジェレミー・レニエ、グレッグ・キニアら豪華な実力派俳優陣が出演した本作。彼らが演じる、フランキーのワケありな親族や友人が繰り広げるドラマも見どころの1つだ。そして、本作のもう1つの主役と言えるのが、イギリスの詩人バイロン卿に“この世のエデン”と称された世界遺産の町シントラ。類稀なる美しさを誇り、このうえなく幻想的で美しい世界が、フランキーたちの人生模様を演出するかのようにスクリーンに映し出される。予告編は、「私は写真映えするもの」とトップレスでプールを優雅に泳ぐ女優・フランキーの姿で幕を開ける。これまで自分の思うままに生き、家族や大切な親友たちのこれからをプロデュースしようと考えていたフランキーだったが、その思惑とは裏腹に彼らが抱える問題や悩みが次第に明らかになり、彼女の思うようにはいかない。そんな登場人物の複雑な悲喜こもごもを世界遺産の町の息をのむほどに美しい風景の数々が包み込み、壮大な人生劇場を予感させる映像となっている。また、ポスタービジュアルでは、深い森の中をフランキーがあてどなく彷徨う姿を捉え、本作が持つポジティブなメッセージがキャッチコピーで表現されている。『ポルトガル、夏の終わり』は4月24日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月17日CBSがミニシリーズとして製作放映する『A Higher Loyalty』で、ブレンダン・グリーソンがドナルド・トランプを演じることになった。原作は前FBI長官ジェームズ・コミーが昨年出版したメモワール。2017年、トランプによって解雇されたコミーがその内情を書いたこの本は、発売最初の週に60万部を売り上げる大ベストセラーとなった。コミー役にはジェフ・ダニエルズが決まっている。監督、脚色は『ニュースの天才』のビリー・レイ。CBSは、プレミアムケーブルチャンネルのショータイム、ストリーミングのCBSオール・アクセスも傘下に持つが、このドラマをどこで放映するのかは、まだ決めていないとのことだ。文=猿渡由紀
2019年10月08日◼︎舞台はロンドン、ハムステッド・ヒースDRESS読者のみなさん、こんにちは!今回ご紹介するのは、『ロンドン、人生はじめます』という映画です。こちらは『新しい人生のはじめかた』で中高年の恋愛をしっとりと描いたジョエル・ホプキンス監督が、再びロンドンを舞台に大人の恋を描いた心温まる作品。『ロンドン、人生はじめます』の原題は「Hampstead(ハムステッド)」。舞台となるハムステッドは、ロンドン中心部カムデン・ロンドン特別区にある地区で、広大な公園ハムステッド・ヒースとハムステッド・ハイ・ストリートを中心にした緑の多い場所です。古くから多くの文人が住み、現在も高級住宅地として知られるこのハムステッドの高級マンションに住む主人公エミリーと、ハムステッド・ヒース(公園)内に手作りの小屋を建てて暮らしているドナルド。正反対のふたりがひょんなきっかけに出会い、心を通わせていきます。◼︎『ロンドン、人生はじめます』のストーリーロンドン郊外の高級マンションで暮らす未亡人のエミリー(ダイアン・キートン)は、夫の亡きあとに発覚した彼の浮気や借金、老朽化したマンションの修繕費用や、上辺ばかりのご近所づきあいに消耗する日々を送っていた。同じマンションに住むフィオナから、会計士のジェームズを紹介されたエミリー。ジェームズから高級レストランのランチに誘われ、アプローチを受けるが、どこか気乗りしない。そんなある日、屋根裏部屋から双眼鏡で目の前のヒース(公園)を眺めていたエミリーは、髭もじゃの男性が、小屋で暴漢に襲われるのを目撃する。慌てて警察を呼んだエミリーは、翌日ヒースを訪れ、昨日暴漢に襲われていた男性が、手作りの小屋で17年間暮らしているドナルド(ブレンダン・グリーソン)だと知る。自然に囲まれた小屋で自給自足の生活を送るドナルドと、庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニック、池での釣りなどをして一緒に時間を過ごすうちに、彼の頑固だが温かい人柄に惹かれていくエミリーだった。だが、そんなドナルドの家が不動産の開発業者の標的となり、彼は立ち退きを迫られてしまう。ホームレスのように暮らすドナルドを追い出すべく、開発業者を支持する地域住民グループたちも動きはじめ……。◼︎実話に基づく、大人たちの”幸せ探し”を描いた物語本作の主人公・エミリーは、・先立たれた夫には浮気されていたことが発覚・増え続ける借金で生活は火の車・上辺だけのご近所づきあいに消耗・一人息子からも海外転勤を考えていることを打ち明けられるなど、さまざまな悩みを抱えています。ドナルドもまたとある悲しい過去を抱え、他者を寄り付けないような自給自足の暮らしを送っているのでした。表向きは正反対のふたりですが、力を合わせて世間と闘っていくうちに、互いを深く愛していることに気付いていきます。実は、本作のドナルドには、モデルとなったハリー・ローズ氏という実在の人物がいます。演じたブレンダン・グリーソン(息子はドーナル・グリーソン!)は、こんな極端な人生を選んだ男が、観客の共感を得るにはどうしたらよいか苦心したそう。アカデミー賞受賞女優のダイアン・キートンと、エミー賞受賞俳優ブレンダン・グリーソンの名演が光る『ロンドン、人生はじめます』。お金も、暮らしも、恋も、自分らしく生きたい女性必見の、爽やかな感動作です。◼︎『ロンドン、人生はじめます』公開情報『ロンドン、人生はじめます』4 月 21 日(土)、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、 YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー監督:ジョエル・ホプキンス『新しい人生のはじめかた』出演:ダイアン・キートン『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』『恋愛適齢期』、ブレンダン・グリーソン『A.I』『ハリー・ポッター』シリーズ配給:シンカ/STAR CHANNEL MOVIES上映時間:102分公式サイト:© 2016 RELIANCE ENTERTAINMENT PRODUCTIONS 6 LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年04月21日『アニー・ホール』『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のオスカー女優ダイアン・キートンが主演を務める最新作、大人のためのロマンティックコメディ『Hampstead』(原題)が、『ロンドン、人生はじめます』の邦題で来年GWに日本公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが解禁された。あらすじ夫亡きあとに発覚した浮気や借金、徐々に減っていく貯蓄、うわべばかりの近所付き合い…様々な問題から現実逃避している未亡人エミリー(ダイアン・キートン)。ある日、自宅の屋根裏部屋から双眼鏡で外を眺めていると自然に囲まれてはいるが小さな家で暮らすドナルド(ブレンダン・グリーソン)を見つける。庭でのディナー、気ままな読書、森のピクニック…余計なものを持たずDIY暮らしで幸福なドナルドと知り合い、エミリーは頑固だけど温かい人柄に惹かれていく。そんな中、世間を巻き込む事件がドナルドに降りかかり、2人の恋の行方は予測不可能な展開に――。本作は、ロンドンの高級住宅地“ハムステッド”の森で手作りの家で生活していたホームレスの男性が、計らずもその土地の所有権を手にし、一夜にして資産家となった実話を基に、『新しい人生のはじめかた』のジョエル・ホプキンス監督が映画化。キャストは?主人公の女性、現実逃避している未亡人エミリーを演じるのは、『ゴッドファーザー』シリーズや、『アニー・ホール』『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』のダイアン。このストーリーに惚れこんだというダイアンが、第二の人生を悩みながらも謳歌しようと奮闘する、キュートなヒロインを自然体で演じている。そして、彼女が見つけるドナルド役には、『ハリー・ポッター』シリーズや『トロイ』『ヒトラーへの285枚の葉書』のブレンダン・グリーソンが演じる。ウィットに富んだ、熟練の2人のやりとりに注目だ。また、『ラッシュ/プライドと友情』のジェームス・ノートンもクレジットされている。『ロンドン、人生はじめます』は2018年GW、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年12月15日実力・人気共に世界のトップを走る俳優マイケル・ファスベンダーの主演作『Trespass Against Us』が、邦題『アウトサイダーズ』として2018年2月10日(土)より日本公開されることが決定。『ハリー・ポッター』シリーズのブレンダン・グリーソンと親子役を演じる。本作は、犯罪を生業にするアウトローファミリーの父と息子の衝突を、ヒリつくタッチで描き出すクライム・アクション。一家の後継ぎであり、ドライバーとして犯罪に加わってきたが、足を洗おうとする主人公チャドを演じるのは、『アサシン クリード』『X-MEN』シリーズなどで知られるマイケル・ファスベンダー。最近では、プライベートでフェラーリ・チャレンジに出場したというファスベンダーは、劇中のカーアクションでもほぼ全てのシーンで自ら運転!ファスベンダーの華麗なドライブテクも注目を集めそうだ。また、そんな彼の父親役を務めるのは、『ハリー・ポッター』シリーズの“マッドアイ”・ムーディとして知られ、『パディントン2』や『未来を花束にして』など作品に出演する名優ブレンダン・グリーソン。『アサシン クリード』に続き、ファスベンダーとは2度目の父子役となった。そのほか、『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』のショーン・ハリス、『007 スペクター』「ナイトメア~血塗られた秘密~」のロリー・キニア、『ヒア アフター』のリンゼイ・マーシャル、『ダンケルク』『The Killing of a Sacred Deer』(原題)のバリー・コーガンら、イギリス、アイルランドを代表する実力派俳優たちがずらりと集結しているのも見逃せない。さらに、「ケミカル・ブラザーズ」のトム・ローランズによる音楽にも注目。脚本はアリシア・ヴィキャンデル主演『トゥームレイダー ファースト・ミッション』も手がけるアラステア・シドンズ、監督はドキュメンタリー『ケミカル・ブラザーズ:DON’T THINK』、海外ドラマ「ドクター・フー」などを手がけてきたアダム・スミス。■あらすじ犯罪を生業に、トレイラーハウスの集落に代々暮らすカトラー・ファミリー。ドライバーとして犯罪に加わってきたチャドは、家業から足を洗い、幼い子どもと妻と共に別の場所に移ろうと考えていた。しかし、絶対的な力でコミュニティを支配する父の存在がそれを阻む。ある夜、チャドは父に強制され、州総督の邸宅に強盗に入る。猛スピードで車を走らせ何とか警察から逃げ切るも、その事件を境に、血で結ばれていたはずの父と子の絆は取り返しのつかない方向へと狂い出すーー。『アウトサイダーズ』は2018年2月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月16日全世界328億円越えの大ヒットを記録し、2016年日本でも公開され話題となった『パディントン』の続編『パディントン2』。この度、トレードマークの赤い帽子と青いダッフルコートではなく、“囚人服”に身を包んだ紳士なクマ、パディントンの場面写真が到着した。続編となる本作では、大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日に絵本をプレゼントしようと、人生初のアルバイトに励むパディントン。しかしある日、絵本が何者かに盗まれてしまい、さらに警察の勘違いでパディントンが逮捕されてしまう…。公開された場面写真は、そんな中刑務所の囚人を束ねるリーダー役“ナックルズ”マギンティ(ブレンダン・グリーソン)ら大勢の囚人が、パディントンと共に1つの面会室にぎゅうぎゅうに押し入る様子を映し出したもの。強面の犯罪者に囲まれ、パディントンピンチ!?と思いきや、ピンクの囚人服を着て優しい笑顔を見せるパディントン。彼らの間にあるのは敵意か、それとも友情…?詳細が気になる一枚となっている。また劇中では、ほかにも犬に乗って縦横無尽に街を駆け回るパディントンや、静電気で毛玉もこもこのパディントン、窓ふきで全身泡だらけになるパディントンなど、愛嬌満点のパディントンの姿が目白押しなのだとか。今作も誰もが笑顔になること間違いなしのようだ。『パディントン2』は2018年1月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年10月31日全世界で大ヒットを記録したロングセラー児童小説の実写映画『パディントン』の続編、『パディントン2』が2018年1月19日(金)より全国ロードショー。紳士なクマ、パディントンが事件を追いかける『パディントン2』では、ブラウン一家と幸せに暮らしているパディントン。大好きなルーシーおばさんの誕生日プレゼントに絵本を見つけ、その絵本を買うため雑用仕事を始めたが、ある時絵本が盗まれてしまう。ブラウン一家と共に事件を追いかけるパディントンの可愛らしい姿は、再び日本にパディントン旋風を巻き起こす。“飛び出す絵本”を手に取り、キラキラと瞳を輝かせる姿、ブラウン一家に囲まれ微笑ましい顔を見せる姿、ピンクの囚人服にコック帽とエプロンを身に纏いった姿、フルスピードで激走する列車に向かってトランクから取り出した梯子をかけ緊張した姿と今回もパディントンは可愛らしい表情を見せてくれる。前作でニコール・キッドマン演じるミリセントに命を狙われたパディントンは、またしても敵に狙われてしまう。今作の敵役フェニックス・ブキャナンを演じるのは、英国の人気俳優、ヒュー・グラント。「虚栄心が強く、チャーミングで、かつては人気だったが最近は落ち目の俳優」という個性的なブキャナンを、どう演じるのか注目したい。松坂桃李、斎藤工など豪華日本語版声優陣さらに、前作に引き続き、豪華日本語版声優陣は続投。パディントン役の松坂桃李は、「(前作よりもパワーアップしたのは)絆ですね。時間が経って、人とのつながりもできて、(パディントンと)ブラウン一家は本当の家族のようになって… “パディントンは一人じゃない”というのは大きいんじゃないかと思います。」と見所を明かす。親切なブラウン一家の父・ブラウン役に古田新太、母・ブラウン夫人役に斉藤由貴、そして一家の長女でしっかり者のジュディには三戸なつめを起用。さらには、ヒュー・グラント演じる落ち目の俳優・ブキャナンの声は斎藤工が熱演する。「狩りを始めるぞ…」と、怪しい笑みを浮かべるブキャナンの表情と斎藤の低音ボイスがマッチし、劇中で絶妙な緊迫感を漂わせる。公開に先立ち発表された日本語版予告では、絵本を買うお金を貯める為、理髪店の雑用係や窓拭き掃除といったアルバイトに挑戦するパディントンの姿が映し出されている。赤い帽子と青いダッフルコートのおなじみのスタイルから、理髪店の制服や掃除の作業着に姿を変えるパディントンにも注目だ。日本語版主題歌はAI・「Little Hero」日本版主題歌は前作『パディントン』に引き続きAIが担当。今回はオリジナルソング「Little Hero」を書き下ろした。脚本の中の「表紙で本の価値を判断してはならない」というメッセージを歌詞に盛り込み、小さい身体ながらも勇気と優しさに溢れた小さなヒーロー、パディントンへの愛が込められた楽曲に仕上がっている。ストーリーウィンザーガーデンでブラウン一家と幸せに暮らしているパディントン。彼はどこに行っても元気とマーマレードを振りまき、コミュニティの人気メンバーになっていた。大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日のために完璧なプレゼントを探していたパディントンは、グル―バーさんの骨董品屋でユニークな飛び出す絵本を見つける。その絵本を買うために様々なアルバイトを始めたパディントンだったが、ある時その絵本が盗まれてしまう。犯人の正体を暴けるかどうかはパディントンとブラウン一家の手にかかっている……!作品情報『パディントン2』公開日:2018年1月19日(金) 全国ロードショー出演:ベン・ウィショー(声の出演)、ヒュー・グラント、ブレンダン・グリーソン、ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス他日本語吹替え版キャスト:松坂桃李、古田新太、三戸なつめ、斎藤工監督:ポール・キング製作:デヴィッド・ハイマン『ハリー・ポッター』シリーズ原作:マイケル・ボンド配給:キノフィルムズ© 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.
2017年07月24日全世界328億円超えの大ヒットを記録したロングセラー児童小説の実写映画『パディントン』の続編『パディントン2』が、2018年1月より日本公開することが決定。また、前作でも吹き替えを担当した俳優・松坂桃李が、本作でも続投することが明らかになり、あわせて特報映像が到着した。ウィンザーガーデンでブラウン一家と幸せに暮らしているパディントン。彼はどこに行っても元気とマーマレードを振りまき、コミュニティの人気メンバーになっていた。大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日のために完璧なプレゼントを探していたパディントンは、グル―バーさんの骨董品屋でユニークな飛び出す絵本を見つける。その絵本を買うために様々な雑用仕事を始めたパディントンだったが、あるときその絵本が盗まれてしまう。犯人の正体を暴けるかどうかは、パディントンとブラウン一家の手にかかっている…!本作は、世界40か国語で翻訳、全世界3,500万部以上の売り上げを誇り、先日91歳で亡くなった作家マイケル・ボンド氏のロングセラー児童小説「パディントン」シリーズの初の実写映画化。本国イギリスでは『アナと雪の女王』を超えるオープニング成績を記録し、アメリカ映画批評サイトRottenTomatoでは「98%Flesh!」という驚異の支持を集め、日本でも、興収8億円のヒット作となった。前作では、ニコール・キッドマン演じるミリセントに命を狙われたパディントンだったが、今回の続編でまたしても身の危険にさらされてしまう!そんな今作でパディントンを狙う敵役、フェニックス・ブキャナンを演じるのは、『ラブ・アクチュアリー』『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』に出演する人気俳優ヒュー・グラント。虚栄心が強く、チャーミングで、かつては人気だったが最近は落ち目の俳優というブキャナンを、ヒューがどう演じるのかも注目だ。さらに、前作同様にパディントンの声をベン・ウィショーが担当するほか、ブラウン一家役も「ダウントン・アビー」の英国伯爵グランサム役で日本でもお馴染みのヒュー・ボネヴィル、『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンスを始め、全員が前作に続いて再結集。そして、パディントンを狙う新たな敵役には、ヒューのほかにアイルランドの演技派俳優、ブレンダン・グリーソンが扮する。また、日本語吹き替え版のキャストも続投が決定!パディントン役の松坂さん始め、親切なブラウンさん一家の父・ブラウンさん役を古田新太、母・ブラウン夫人役を斉藤由貴、一家の長女でしっかり者の勉強家ジュディ役を三戸なつめが担当する。松坂さんは、「紳士でおっちょこちょいなパディントンが今回はどんなことをしてくれるのか、成長しているのか、相変わらずなのか、いまから楽しみで仕方ありません」と期待を抱き、「皆様にパディントンのパワーアップした世界をお届けできるよう、全力で言葉を吹き込んでいきます」とこれから行われるアフレコに意気込み。古田さんは「いろんなスマイル、トラブル、サプライズを起こしてくれるのだろうな。お父さんとしては、イライラとワクワクしかないな」とコメントし、自身が演じるブラウン夫人について共感できるところが多く親しみを感じていると言う斉藤さんは、「イギリスの持つ独特な品の良い空気感が作品全体を包み、パディントンの紳士ぶりが作品を観る側の背中をしゃんとさせ、なのに同時にそのおっちょこちょいぶりにホッとさせられ…この作品に関わることで、私もいろんな“心のプレゼント”をいただけます。今回はどんな素敵なプレゼントをいただけるのか、いまから楽しみです!」と語る。また三戸さんも「パディントン2ではどんなジュディを演じられるか、ワクワクしてます」と話している。併せて公開された特報映像では、“映画史上もっとも紳士なクマ”パディントンが、ルーシーおばさんの誕生日プレゼントを買うため、窓拭きバイトに挑戦するシーンが映し出される。不思議な出来事が街中で起こる中、ブラウン一家とともに大事件を追いかけるパディントンの可愛らしい姿が登場し、さらに最後には、窓拭きの洗剤を頭からかぶってしまうおっちょこちょいな一面も。続編にも期待せずにはいられない映像となっている。『パディントン2』は2018年1月より全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年07月21日ひとり息子を亡くした夫妻が、ペンと葉書だけを武器にヒトラー政権に抵抗していった驚くべき実話を映画化した『ヒトラーへの285枚の葉書』。このほど、妻アンナを演じたイギリス出身のアカデミー賞女優エマ・トンプソン、夫オットーを演じたアイルランド出身の名優ブレンダン・グリーソンのインタビュー動画がシネマカフェに到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンのアパートで暮らすオットーとアンナのクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは、「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置く、というささやかな活動を繰り返すようになる。だが、ゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の捜査がクヴァンゲル夫妻に迫り…。600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げたという、ハンス・ファラダによる原作「ベルリンに一人死す」をもとに、ナチスドイツの“恐怖政治”に抵抗した実在の労働者夫婦を描いた本作。息子を戦争で亡くした母親アンナを熱演したのは、『ハワーズ・エンド』(’92)でアカデミー賞主演女優賞、『いつか晴れた日に』(’95)ではアカデミー賞脚色賞受賞と2度のオスカーに輝き、『ハリー・ポッター』シリーズのトレローニー教授や『美女と野獣』のポット夫人役でも知られるエマ・トンプソン。イギリスの名門ケンブリッジ大学で学んだ知性派の彼女は、最愛の息子を失ったことで戦争に疑問を抱く労働者階級の母親を演じた本作について、市民が互いに監視しあい、行動を密告することが推奨され、普通の人間として振る舞うことが難しかった時代に、夫婦が純粋に行動した姿に感動したと熱く語る。「私は高等教育を受けることができ、知識を得ることで自信を持つことができたが、恵まれない境遇で狭い世界で生きてきたアンナが生きる目的をみつけ、自発的になっていくことが素晴らしい」と、アンナの思いにも寄り添った。さらに、「(夫役の)ブレンダン・グリーソンとの関係構築を主導してくれた」のはヴァンサン・ペレーズ監督だったそうで、「夫婦の物語の真実を描いている」と絶賛を贈っている。また、オットーを演じたのは、同じく『ハリー・ポッター』シリーズのマッドアイ・ムーディ役として世界中の子どもたちの人気者でもあり、最近では『未来を花束にして』でキャリー・マリガン演じる主人公モードと密接に関わる警部役が印象深い名優ブレンダン・グリーソン。私生活では、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのハリウッド大作から『ブルックリン』『エクス・マキナ』などの個性的な作品で活躍している俳優ドーナル・グリーソンの実父としても知られている。グリーソンは、「エマ・トンプソンと共演できるまたとない機会だ」とその共演を喜び、本作を「息子の死で打撃を受けて消えかけた夫婦の愛情が再び燃え上がる美しい物語」と分析。物語のモデルとなった夫妻が残した実際の葉書も目にしたそうで、原作の名著が生まれるまでの経緯にも触れながら、「残された写真を見るとなんだか鳥肌が立つよ」と明かしている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒトラーへの285枚の葉書 2017年7月8日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) X Filme Creative Pool GmbH / Master Movies / Alone in Berlin Ltd / Pathé Production / Buffalo Films 2016
2017年07月03日エマ・トンプソンとブレンダン・グリーソンというベテランの英国俳優2人が、ペンでナチス政権に抵抗した実在の労働者夫婦を演じる『ヒトラーへの285枚の葉書』。本作で、夫婦を追い詰めるナチス・ドイツの秘密警察(ゲシュタポ)の警部を熱演する、ダニエル・ブリュールのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンに暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置く、というささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それを嗅ぎつけたエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の捜査がクヴァンゲル夫妻に迫りつつあった――。父親がドイツ人、母親がスペイン人で、ドイツ・ケルンで育ちというブリュール。本作で演じたエッシェリヒ警部は、「昔気質の刑事で 真面目で博識の知的な男だ」と説明する。「(彼は)ナチスの賛同者ではなかったが、事件解決が難航し、圧力をかけられ恐怖心から自分の信念や価値観を捨て去ってしまう。彼の存在は当時のドイツの典型的な市民の姿だ」。そんな警部を演じるにあたり、「ナチスとのわが闘争―あるドイツ人の回想:1914~1933」(セバスチャン・ハフナー著)を参考にしたと明かすブリュール。彼が10代のとき、介護施設でボランティアをしていた際、当時のことを年配者に尋ねるとみな、異口同音に「知らなかった」「従うしかなかった」と答えていたそうだが、「本を読むと、当時の人も知る手段があったし、どのように変化していったかが克明に記されていて興味深い」「少数だが 抵抗運動をした勇敢な市民もいた」と語っている。また、共演したエマについては「あまりの素晴らしさに圧倒されたよ」と大絶賛、ブレンダンとは「毎日、脚本やシーンについて議論した」ことを明かすブリュール。ヴァンサン・ペレーズ監督についても、「この映画について熟知しており、素晴らしい経験だった。この作品に出られたことを誇りに思う」と、言葉に力を込めている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月28日長編アニメーション映画『ブレンダンとケルズの秘密』が公開される。7月下旬にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー。映画『ブレンダンとケルズの秘密』は、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』のトム・ムーア監督の長編デビュー作。第82回アカデミー賞にノミネートされるという快挙によって、世界中を驚かせた。舞台は9世紀アイルランド。ケルズ修道院にバイキングの襲来を逃れた修道士が一冊の「聖なる書」を携え訪ねてくる。その本には隠された知恵と力が秘められていた。本を完成させるため少年・ブレンダンは魔法の森へ出かけるが、迫り来る闇を本の力で打ち砕き、世界に光を取り戻すことができるのか?予告編には、修道院がバイキングに襲われる場面や、ブレンダンが禁じられた修道院の外の森へ行き、様々な危機に遭遇する様子が。サスペンス溢れる冒険ファンタジーを予感させる内容に仕上がっている。見どころは、ダブリン大学図書館で350年間保管される国宝「ケルズの書」の、鮮やかで美しいケルト文様が万華鏡のように動きだす圧巻の映像だ。アイルランドの緑に包まれた美しいアニメーションの日本公開に期待が高まる。【詳細】映画『ブレンダンとケルズの秘密』(原題『The Secret of Kells』)公開時期:7月下旬にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー監督:トム・ムーア2009年/75分/カラー/ドルビー・デジタル/ヴィスタサイズ/フランス・ベルギー・アイルランド合作©Les Amateurs, Vivi Film, Cartoon Saloon
2017年05月19日イギリスを代表する名優、エマ・トンプソンとブレンダン・グリーソンの2人が、ナチス政権に抵抗した平凡な労働者夫婦を演じる『ヒトラーへの285枚の葉書』。この度、本作の緊迫感あふれる予告編が到着した。フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンの古めかしいアパートで暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに、一通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった…。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置くというささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それを嗅ぎ付けたゲシュタポのエッシェリヒ警部(ダニエル・ブリュール)の猛捜査が、クヴァンゲル夫妻に迫りつつあった――。出演は、エマとブレンダンがヒトラー政権に挑んだ平凡な夫婦役を演じるほか、追い詰める秘密国家警察(ゲシュタポ)の警部をダニエル・ブリュール。そのほか、ミカエル・パーシュブラント、モニーク・ショメットらが参加。そして、監督は『インドシナ』『王妃マルゴ』に出演したフランス映画界きってのフェロモン俳優だったヴァンサン・ペレーズが務める。原作は、600ページを越す大著をわずか4週間足らずで書き上げた、ハンス・ファラダの集大成とも言うべき著書「ベルリンに一人死す」。本書がドイツで出版されたのは戦後すぐの1947年だが、ペレーズ監督は、2007年にフランス語版が出版された際に初めて読み、その内容に感動し映画化を試みるが資金繰りに難航。その後2010年にアメリカ、イギリスで英語版が発売されるやベストセラーとなり状況が好転し、英語での映画製作が進み始めたのだ。このほど到着した予告編では、「真実を書いてる、人に読ませたい」という夫・オットーが、“自分を信じろ ヒトラーを信じるな”と記したカードを、妻・アンナと共に街中にこっそりと置くというささやかな活動が映し出される。ヒトラー政権時代の不穏な空気の中、戦争、政府に異議を唱えることがどれだけ危険な行為だったのかを想像させる緊迫感あふれるサスペンスタッチから、お互いへの愛情と敬意を再確認する切ない夫婦愛のドラマも盛り込まれ、思わず引き込まれてしまう映像となっている。『ヒトラーへの285枚の葉書』は7月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年05月16日