日本初上陸の作品15点を含んだ選りすぐりの作品たち1885年に創立されたデトロイト美術館はアメリカの公共美術館として初めてゴッホ、マティスの作品を取り入れた美術館で、コレクションは約6万5千点、年間の70万人以上の来訪客を誇る、アメリカを代表する美術館の1つです。今回はその中から選び抜かれた52点が展示されています。また、今回の展覧会の大きな特徴がカメラ撮影OKということ(月曜火曜のみ。フラッシュは禁止、一部SNS投稿禁止作品もあります)。美術展は撮影禁止のことが多いので、この機会に巨匠の名作をカメラに収めちゃいましょう!目玉作品のゴッホの「自画像」は一生に一度は見ておきたい!麦わら帽子をかぶり明るい色彩で描かれたゴッホの自画像は一番人気の作品だけあって撮影可能日と週末は特に混雑するそう。それもそのはず、この「自画像」はなんと100億円の価値があると言われている作品! 並んででも間近で写真をおきたくなります。他にも息子をモデルにしたルノワールの「白い服の道化師」やモネが妻カミーユを描いた「グラジオラス」など、有名作品が目白押しです。ヨーロッパ近代絵画の顔とも言える珠玉の作品を間近で見られて、カメラ撮影までできちゃう今回の展覧会。年末年始も開館しているのでお休み中にぜひ立ち寄って「奇跡のコレクション」に触れてみては?取材・文/藤井ちひろ店舗情報店名:デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~TEL・予約:03-5777-8600(ハローダイヤル)住所:東京都台東区上野公園1-2上野の森美術館アクセス:JR上野駅公園口より徒歩3分営業時間:9:30~16:30(但し、毎週金曜日9:30-20:00)※入館は閉館の30分前まで)2016年10月7日(金)~1月21日(土)
2016年12月29日ロシアのエルミタージュ美術館が所蔵する絵画85点を展示する美術館展「大エルミタージュ美術館展オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」が2017年3月18日(土)より開幕。同展のテーマソングに宇多田ヒカルの『人魚』が決定した。【チケット情報はこちら】フランスのルーヴル美術館、アメリカのメトロポリタン美術館とともに、世界三大美術館のひとつと言われているエルミタージュ美術館。同展では、美術館の絵画コレクションの中でも、質・量ともに群を抜く、16世紀ルネサンスから17世紀、18世紀のバロック、ロココの “オールドマスター”に焦点を当てて展示。ティツィアーノ、クラーナハ、レンブラント、スルバラン、ブーシェ、フラゴナールなどの作品から、油彩画のみ85点を国・地域別に紹介する。今回、テーマソングに決定した宇多田ヒカルの『人魚』は、9月にリリースした8年半ぶりとなるニューアルバム『Fantome』に収録。同作はオリコン週間CDランキング4週連続1位を獲得し、話題を呼んでいる。「大エルミタージュ美術館展オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」は6月18日(日)まで、東京・森アーツセンターギャラリーで開催。その後、愛知、兵庫へ巡回する。現在、チケットぴあでは、東京展の早割チケットを販売中。■『大エルミタージュ美術館展オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち』【東京展】森アーツセンターギャラリー(東京都)2017年3月18日(土)~6月18日(日)【名古屋展】愛知県美術館(愛知県)2017年7月1日(土)~9月18日(月・祝)【神戸展】兵庫県立美術館(兵庫県)2017年10月3日(火)~2018年1月14日(日)※『Fantome』の「o」はサーカムフレックス付きが正式表記。
2016年11月04日アメリカを代表する美術館のひとつ、デトロイト美術館の名作を集めた「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」の東京展が、10月7日より上野の森美術館にて開催中。【チケット情報はこちら】1885年の創立以来、デトロイト市の財政破綻などの危機にも見舞われながら、自動車業界の資金援助もあり、世界屈指のコレクション数を誇る美術館として知られているデトロイト美術館。今回の巡回展では同美術館から、ゴッホの『自画像』やマティスの『窓』など、近代絵画における巨匠の作品52点を展示、うち15点が日本初公開作品となる。モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソなどが描いた名画を存分に堪能することができる。開幕前日の10月6日に行われたプレス向け内覧会には、本展の音声ガイドナビゲーターを務めた女優の鈴木京香が出席。「何度観ても面白い展覧会です。私も何回も来たいと思いますので、ぜひ皆さんも足を運んで、名画との対話を楽しんで」とコメント。また、月・火曜日に限り、来場者が自由に絵画を撮影することができるという同展の特徴に触れ、「通常の展覧会ではあまり撮影ができない展示会が多いですが、デトロイト美術館展は自分のカメラで撮影できる点がとてもいいです。私もカメラが好きですので、来場した時にはぜひ撮影したいです」とアピールした。「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」は、2017年1月21日(土)まで東京・上野の森美術館で開催。チケットは発売中。
2016年10月27日展覧会「トーマス・ルフ展」が東京国立近代美術館で2016年8月30日(火)から11月13日(日)まで、石川・金沢21世紀美術館で2016年12月10日(土)から2017年3月12日(日)までの期間、開催される。トーマス・ルフは、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」として、1990年代以降、現代の写真表現をリードしてきた存在だ。彼は自ら撮影したイメージだけでなくインターネット上のデジタル画像から古写真コレクションまで、あらゆる写真を素材に用いて新しい表現の可能性を探究している。美術館で開催される本格的な日本国内の回顧展は今回が初。待望されていた本展では世界が注目する彼の初期から、初公開の最新作までを紹介する。初期に発表し注目されるきっかけとなった高さ約2メートルにもなる巨大なポートレート作品や、それ以降の建築、都市風景、ヌード、天体などさまざまなテーマの作品全18シリーズ、東京会場約125点、金沢会場約160点の作品で構成。最新作「press++」シリーズでは本展が世界初公開となるものも。彼は、作品を通して現代人をとりまく世界のあり方についてのユニークな見方を提示する。【開催概要】トーマス・ルフ展■東京会場会期:2016年8月30日(火)〜11月13日(日)※月曜休館。ただし9月19日、10月10日は開館。9月20日(火)、10月11日(火)は休館。開館時間:10:00〜17:00 毎週金曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで会場:東京国立近代美術館住所:千代田区北の丸公園3-1TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600料金:一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は前売の料金。20名以上の団体は一般 1,300円、大学生 900円、高校生 500円となる。■金沢会場会期:2016年12月10日(土)〜2017年3月12日(日)※月曜休館。ただし1月2日、9日は開館。12月29日(木)〜1月1日(日)、1月10日(火)は休館。開館時間:10:00〜18:00 毎週金・土曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで。会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金:一般 1,000(800)円、大学生 800(600)円、小中高生 400(300)円※()内は前売、20名以上の団体の料金。
2016年08月25日アメリカを代表する美術館のひとつ、デトロイト美術館の名作を集めた「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」の大阪展が、明日7月9日(土)より開幕する。1885年の創立以来、自動車業界の資金援助もあり、世界屈指のコレクション数を誇る同美術館は、ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入するなど、芸術の街デトロイトの象徴となってきた。今回の巡回展では、そのゴッホの「自画像」やマティスの「窓」など、巨匠たちの作品52点を展示し、うち15点が日本初公開となる。モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、近代ヨーロッパ絵画の「顔」ともいうべき名画を堪能することができる。東京展は10月7日(金)より東京・上野の森美術館にて開幕。数量限定のお得な特典付き前売チケットは7月9日(土)午前10時より、チケットぴあにて発売開始。「特製クリアファイル付前売券」と「2017年特製カレンダー付前売券」の2種となる。また、9月5日(月)より通常の前売券とともに「オリジナル図録付前売券」も発売予定。■「デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」【大阪展】会期:7月9日(土)~9月25日(日)会場:大阪市立美術館(大阪府)チケット:一般1,500円【1,300円】、高校・大学生1,000円【800円】※【】内は当日券【東京展】会期:10月7日(金)~2017年1月21日(土)会場:上野の森美術館(東京都)チケット:2017年特製カレンダー付前売券2,400円(サークルK・サンクス限定)特製クリアファイル付前売券1,400円(セブン-イレブン限定)一般1,400円、高・大学生1,000円、小中学生500円※全て前売券の価格※数量限定、予定枚数に達し次第販売を終了いたします
2016年07月08日「デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜」が東京・上野にある上野の森美術館で、2016年10月7日(金)から2017年1月21日(土)まで開催。モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさに近代ヨーロッパ絵画の「顔」ともいうべき巨匠たち。1885年に創立したデトロイト美術館には、自動車業界の有力者らの資金援助を通じ、世界屈指のコレクションが集結。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館だという。100を超えるギャラリーには、古代エジプトから現代美術まで65,000点を超える作品を所蔵。それらの多様性も同館の特徴で、アフリカ、アジア、オセアニア、イスラム、古代美術などどの分野でも重要な品々を誇る。本展では、その中からコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派、20世紀フランス・ドイツの数々の傑作の中から選りすぐりの全52点を紹介。日本初公開の15点を含む作品を、4章に分けて解説する。展覧会の入り口である第1章では、印象派を代表するモネ、ドガ、ルノワールらの絵画などを中心に展示。戸外での作品を重視し、黒色や褐色を避けた鮮やかな配色を用いることで映し出される、その時代のパリの街並みや市民の日常生活が魅力的だ。第2章のポスト印象派では、日本初上陸となるゴッホ晩年の作品《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》やゴーギャンの《自画像》など、この時代を代表する画家たちの傑作を中心に展開。この章では、アール・ヌーヴォーと連動し、挿絵や版画、ポスター、家具などジャンルの垣根を越え創作活動をした「ナビ派」モールス・ドニやピエール・ボナールの作品も楽しむことができる。20世紀のフランス・ドイツ絵画は、第3・4章に分けて紹介。ドイツ人館長ヴィルヘルム・R・ヴァレンティナーの時代に収集されたものや、ピカソがキュビズム時代に描いた作品など、多様性とダイナミズムが息衝く時代を体感できる。また、2016年12月17日(土)、24日(土)、25日(日)の3日間は、夜間特別開館「クリスマス・ナイトミュージアム」を実施。夜間開館中は、展示室内に特設クリスマスツリーを設置し、通路に色鮮やかな電飾を飾り音楽を展示室内に流すなど、クリスマス仕様にイメージチェンジしている。【概要】デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜会期:2016年10月7日(金)~2017年1月21日(土)※休館日は10月21日(金)会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2開館時間:9:30~16:30(毎週金曜日、10月22日(土) 9:30〜20:00)※入館は閉館の30分前まで。観覧料:一般 1,600円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 600円、小学生未満 無料※前売・団体は各200円引き(団体は20名以上、小・中学生は100円引き)<br />※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料。(要証明)【クリスマス・ナイトミュージアム概要】日程:2016年12月17日(土)、12月24日(土)、12月25日(日)時間:17:30〜19:00(入館は18:30まで)会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2料金:ペアチケット3,000円(税込)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600(全日/8:00~22:00)■巡回予定・大阪市立美術館 会期:2016年7月9日(土)〜9月25日(日)住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1‐82※休館日:月曜日 (但し、7月18日、8月15日、9月19日は開館、7月19日は休館)開館時間:9:30~17:00 (入場は16:30まで)観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)※()内は前売りおよび20名以上の団体割引料金※ペア券(一般のみ)プレイガイドのみで販売。販売期間は4月27日から7月8日まで※中学生以下、障がい手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。(要証明)。※本展は大阪市内在住の65歳以上も一般料金。・豊田市美術館会期:2016年4月27日(水)〜6月26日(日)※休館日:月曜日(但し、5/2は開館)住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1観覧料:一般 1,400円、高校・大学生 1,000円、中学生以下 無料※前売・団体は各200円引き(団体は20名以上)※豊田市内在住、在学の高校生、障がい者手帳の所持者、市内75歳以上は無料(要証明)
2016年07月01日ブリヂストン美術館が「アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)」としてリニューアルし、2020年1月18日(土)に再び開館する。「新TODAビル 文化貢献施設」や「アートスクエア」とともに、京橋1丁目東エリアに新しい芸術・文化拠点を形成する「京橋彩区(きょうばしさいく)」に立地する。ブリヂストン美術館がリニューアルブリヂストン美術館は、1952年1月に東京で初めて西洋絵画を展示する美術館として開館した。以来、60年以上にわたり東京・京橋において東西の名画にふれあう機会を提供してきた美術館だ。これまで、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールの作品を集めた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」や、オランダ出身のウィレム・デ・クーニングにフォーカスした展覧会など、独自の美術展を開催してきた。アーティゾン美術館に名称変更へブリヂストン美術館の歴史を継ぐ美術館として、新たに誕生する「アーティゾン美術館」。展示面積は、旧美術館の約2倍となり、展示室は4階から6階の3フロアで構成される。ガラスに囲まれたモダンな建築で、館内には明るく開放的な空気が漂う中、作品世界に没入できる。展示面積の拡大に伴い、展示もパワーアップ。「創造の体感」をコンセプトに、印象派を中心とする従来のコレクションから、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで2,500点以上にのぼる多彩な作品を、独自性豊かな企画とともに公開。旧美術館では実現できなかった大規模な企画展(特別展)とコレクション展の同時開催が可能となる。また、入口は従来の八重洲通り沿いから、銀座と日本橋をつなぐ中央通り沿いへと移動。京橋一丁目の再開発における芸術と文化の拠点として、地域の発展と貢献を目指す。「京橋彩区」でオープンする施設東京駅八重洲口から歩いて5分、美術館、ギャラリー、古美術商などが集積する東京駅周辺エリアに“開かれた芸術・文化拠点”として形成される「京橋彩区」。ここでは、芸術・文化イベントの開催や、若手クリエーターなども含めた芸術・文化活動をサポートしていく。新TODAビル 文化貢献施設(仮称)「新TODAビル 文化貢献施設」は、人々が気軽にアートやクリエイションに触れられるギャラリーの他、アーティストやクリエイターを支援するコワーキングスペース、イベントホールなどが整備される。また、アート作品やデザインプロダクトを販売するショップも併設され、ショッピングも楽しめる。アートスクエア(仮称)中央通り沿いに2019年7月一部オープンする広場「アートスクエア」では、多様な芸術・文化イベント開催される予定だ。また、新TODAビル 文化貢献施設が竣工後は、広場の間口が120mになり、さらに芸術・文化イベントが盛んになるだろう。詳細アーティゾン美術館オープン日:2020年1月18日(土)場所:ミュージアムタワー京橋住所:東京都中央区京橋1-7-2延床面積:約 6,650m²施設構成:1F エントランスロビー、ミュージアムカフェ / 2F ミュージアムショップ / 3F 受付、多目的ホール / 4F〜6F 展示室(面積約 2,100m²)※ 掲載パースはすべて計画段階のものであり、今後変更の可能性あり。【主な収蔵画家・彫刻家】クロード・モネ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーガン、パブロ・ピカソ、藤田嗣治、藤島武二、ジャクソン・ポロック、堂本尚郎、オーギュスト・ロダンなど※そのほか古代美術品も収蔵■「京橋彩区」詳細・ミュージアムタワー京橋(2019年7月竣工) ※タワー内にアーティゾン美術館がオープン。・(仮称)新TODAビル 文化貢献施設(2024年竣工予定)・(仮称)アートスクエア( 2019年7月一部オープン、2024年全面オープン)
2016年06月20日眼鏡ブランド「ボストンクラブ(BOSTON CLUB)」の限定ストアが、東京・中目黒のセレクトショップ「ベスト パッキング ストア」にオープン。期間は、2016年6月11日(土)から7月3日(日)まで。ボストンクラブは、眼鏡のまちとして有名な福井県鯖江市から発信されるアイウェアブランド。約30年前の金型や図面を利用し、昔ながらのスタイルを現代のデザインに落とこんで新たなジャパニーズトラディショナルを提唱している。日本人に合う形を意識した「OWEN」は、アセテートと金属で素材をコンビネーションしたモデル。一方、「STUART」は、太いテンプルにカラーレンズを施した印象的なデザイン。クリアなカラーリングも相まって、個性的な表情を演出してくれそうだ。【詳細】「ボストンクラブ」期間限定ストア開催期間:2016年6月11日(土)~7月3日(日)時間:12:00~20:00開催場所:ベスト パッキング ストア住所:東京都目黒区青葉台1-23-5 1FTEL:03-5773-5586【アイテム詳細】・OWEN 4色 26,000~28,000円+税・STUART 4色 26,000円+税・TOMMY 4色 31,000円+税・WYNDHAM 3色 28,000~30,000円+税
2016年06月12日横浜みなとみらいにある「横浜美術館」では、横浜の地元企業である富士ゼロックスと横浜美術館のコラボによる企画展「複製技術と美術家たち-ピカソからウォーホルまで」が6月5日(日)まで開催中だ。本展では、1988年以来「版画もしくはそれに類する手段で複数制作されたもので、その時代の精神や文化を表徴する作品」を指針として、欧米と日本の重要な作家による版画、写真、コピー・アート(ゼログラフィーによる作品)、アーティストブックなどを収集した富士ゼロックス版画コレクションが展示される。その数は現在約950点を擁し、その中の約350点がまとまって展示されるのは本展が初めて。さらに、版画コレクションに加えて、横浜美術館が擁する150点が合わせて展示され、約500点の作品展示を通して、写真印刷や映像などの「複製技術」が発達・普及し、誰もが複製を通して美術を楽しむことができる時代に、ピカソをはじめ20世紀の欧米を中心とする美術家たちが、どのような芸術のビジョンをもって作品をつくっていったのかを検証する。中でも、ドイツの文芸批評家ヴァルター・ベンヤミン(1892年ー1940年)の写真や美術に関する考察や発言に注目し、彼が著作中で言及した写真や美術の作品を展示している。ベンヤミンの論文「複製技術時代の芸術作品」は、その後の美術、写真、映画の評論だけでなく、メディア論や社会学、思想研究に大きなインパクトを与えたが、ベンヤミンの著述に登場する代表的な写真家や美術家たちの実作品を、美術史の流れの中で鑑賞することができる貴重な機会となる。さらに、この企画展では、富士ゼロックスのクラウド発信型音声ガイドサービス「SkyDesk Media Trek(スカイデスク・メディアトレック)」を提供しており、自分のスマートフォンやタブレットに、専用アプリをダウンロードして、無料で音声による展示作品の解説を楽しむことができる。解説は担当学芸員が書き下ろし、作品を目の前にしながら、制作の背景や他の作品とのつながりを知ることができるので、美術史に疎くても安心して作品を鑑賞することができる。気持ちの良い初夏の週末、横浜みなとみらいにお出かけのついでに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろう。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日3月から「Purpose Tour」で北米を回っているジャスティン・ビーバーがちょっとお疲れ?公演先のボストンの公園「ボストン・パブリック・ガーデン」で裸足で歩く姿を目撃されたと地元「Boston Globe」紙が伝えている。公演のベンチに座って特に変わった様子もなく音楽を聴いてリラックスしているジャスティン。変なのは、裸足だということだけ。公園だから裸足で芝生を楽しんでいた…と考えるにしても、滞在先のフォーシーズンズ・ホテルに入っていくジャスティンの足元もやはり裸足だった。公園での写真には靴の影さえ映っていなかったが、ホテルに向かうジャスティンの後ろを歩く関係者らしき人がスニーカーを手にしていたことから、外に出ている間ずっと裸足だったわけではなさそうだ。実はジャスティンには「靴」にまつわるエピソードが今回以外にも数回ある。2013年にツアーで訪れたグアテマラでは、ジャングルに子どもたちの学校を建てる手伝いとした後に靴が必要な子を見つけたジャスティンはその場で自分の靴を脱いでプレゼントしたことがある。同年アトランタでの公演中には舞台で踊っているときに片方の靴が脱げてズッコケてしまった。さらにその1年前、交際中だったセレーナ・ゴメスと自分に付きまとうパパラッチと乱闘を繰り広げた際、やっぱり靴が脱げて靴下姿を激写されたことが。ジャスティンのコンサートでは激しいダンスも人気の1つ。裸足で歩いてケガをしないようにと願うばかりである。(Hiromi Kaku)
2016年05月11日「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展が、6月5日まで東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている。所蔵作品45万点を誇るアメリカのボストン美術館は、「古代」、「ヨーロッパ」から「アジア、オセアニア、アフリカ」、「アメリカ」、「現代」に至るまで古今東西の優れた美術品で知られ、その中でも仏画、絵巻物、浮世絵、刀剣など日本美術のコレクションは質、量ともに充実していることで知られる。1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な歌川国芳と歌川国貞の展覧会となる同展では、同美術館の優れた日本美術のコレクションにあって、圧倒的な点数を誇る浮世絵コレクション1万4千枚超の中から、幕末の人気浮世絵師であった国芳と国貞の作品170件、約350枚が公開される。今回展示された作品は、一度貸し出されると美術館の規定により5年間は公開されなくなるため、非常に貴重な機会となる。展覧会では、豪快な武者絵と大胆な構図を描いた国芳、そして、粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡した国貞という対照的な作風を持つ天才絵師2人が、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることが出来るように、名品の数々を同一のテーマで比較展示。さらに、身近な感覚をもって作品を理解するために、当時最大の娯楽であった歌舞伎の演目になぞらえ、各章のタイトルに一幕目の一「髑髏彫物伊達男(スカル&タトゥー・クールガイ)」や、一幕目の二「物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)」、二幕目の六「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」など現代的でポップなルビが振られている。また、同展では、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍(プルシャンブルー)」の濃淡とほんの少しの紅などで表現された「藍摺」と呼ばれる錦絵の中でも特異な作品が展示されるほか、豪華さを演出するために無地背景に雲母粉を用いた「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる作品も展示され、浮世絵師の多様な色彩表現が紹介される。なお、展覧会のオフィシャルサポーター及び音声ガイドのナビゲーターを歌舞伎役者の中村七之助が務める。テーマ曲には、B'zの松本孝弘による書き下ろしの楽曲「Ups and Downs」が使用されている。【イベント情報】ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞会場:Bunkamuraザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:3月19日から6月5日時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)料金:一般1,500円、大学・高校生1.000円、中学・小学生700円休館日:会期中無休0123
2016年05月02日「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」が東京・国立美術館にて開催される。会期は、2016年4月27日(水)から8月22日(月)まで。世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステルなど貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワールの全貌に迫るものだ。展覧会内では、作品を10章に分けて構成。写実的な初期作品を始め、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といった、ルノワールの愛した主題を紹介する。例えば、第4章では「“現代生活”を描く」と題し、ダンスホールや酒場、カフェ、郊外の舟遊びといった、 19世紀のパリ生活に特徴的なシーンを切り取った作品を展示。この章の主役、ルノワールの最高傑作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》は、日本で初めて展示される。他にも、第1章「印象派へ向かって」や第5章「子どもたち」、第8章「《ピアノを弾く少女たち》の周辺」など、あらゆる視点からルノワールの作品に触れることができる。最晩年の名作《浴女たち》も、初めての来日となるので、ぜひ注目してみて。【展覧会概要】オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展会期:2016年4月27日(水)〜8月22日(月)会場:国立新美術館 企画展示室1E住所:東京都港区六本木7-22-2休館日:毎週火曜日 ※5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館開館時間:10:00〜18:00金曜日、8月6日(土)、13日(土)、20日(土)は20:00まで※入場は閉館の30分前まで観覧料:当日 一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円※価格は全て税込み。※団体は20名以上。※団体料金は200円引き。※障害者手帳持参者とその付添者1名無料。※中学生以下無料。※4月30日(土)〜6月26日(日)までの土曜、日曜は高校生無料観覧日(学生証の提示必要)【問い合わせ先】国立新美術館TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年05月01日サイオステクノロジー(サイオス)と、サイオスの米国子会社である米国SIOS Technology(SIOS)は、米国マサチューセッツ州ボストン地区に新たなオフィスを開設したことを発表した。SIOSは現在、カリフォルニア州とサウスカロライナ州に拠点を置いており、マサチューセッツ州ボストン地区は3つ目の米国拠点となる。今回ボストンにオフィスを開設した目的は、現地のエンジニアコミュニティー、ビジネスパートナーとの関係強化や、優秀な人材の採用が推進できると判断したためだという。なお、開設日は2016年1月4日で、主な業務は米国におけるサイオス製品(LifeKeeper、DataKeeper、SIOS iQなど)の企画・マーケティング・営業およびSIOSの本社機能の一部となっている。
2016年01月21日大原美術館のコレクションが集う「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」が16年1月20日から4月4日まで、国立新美術館で開催される。大原美術館は、岡山県倉敷市の大実業家であり、社会貢献や福祉の分野でも活躍した大原孫三郎が、1930年に創設した西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館。同展では、大原美術館が収集した美術品の数々のなかから、代表作を展示しつつ、1世紀近くにわたる活動を紹介する。展示されるのは、エル・グレコの《受胎告知》をはじめ、西洋の近代美術からはクロード・モネの《睡蓮》、パブロ・ピカソの《頭蓋骨のある静物》、アメデオ・モディリアーニ の《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》、ジョルジョ・デ・キリコの《ヘクトールとアンドロマケーの別れ》、ポール・ゴーギャンの《かぐわしき大地》など。このほか、《白玉弥勒仏倚座像》、《女神イシスまたはネフティス像》、38歳で夭折した岸田劉生の《童女舞姿》、大原美術館の礎を築いた児島虎次郎の《和服を着たベルギーの少女》など日本の近代洋画や民芸運動に関わった作家の作品、戦後の美術たちが展示される。また、芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が同展のサポーターに就任。見どころや楽しみ方を又吉ならではの表現方法で展覧会ムービーなど様々な機会で紹介していく。又吉が出演する全10話のオリジナルムービーは、謎解きのストーリー仕立てになっており、現在展覧会サイトおよびYoutubeにて公開中だ。動画引用元: (はじまり展オフィシャルYouTube: 【イベント情報】「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2会期:16年1月20日~16年4月4日休館日:火曜日時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
2016年01月16日横浜・みなとみらいにある横浜美術館をご存じでしょうか。その中には「子どものアトリエ」という、子どもたちが体験的に美術とふれあうことのできる施設が存在します。意外と知られておらず「一体、どんなところ?」「どんなことをするの?」という人も多いので、その全貌についてご紹介しましょう!「みて、ふれて、やってみる」それが「子どものアトリエ」「子どものアトリエ」は「小学校6年生(12歳)までの子どもたちを対象とした創造の場」。と言っても、「早くから美術や芸術にふれて、将来は子どもを美術家にしよう!」というわけではありません。子どもが自分で見て、触れて、やってみるという造形体験を通じて、自立心を養うことをおもな目的としています。大人だけのものと思われがちな美術館ですが、こうして子どもの頃から楽しめる取り組みを率先してやってもらえることは、親としてもありがたいですね。そんな「子どものアトリエ」にはいくつものプログラムが用意されていますが、今回は・ 親子のフリーゾーン ・ ワークショップ(個人向け) ・ 子どものアトリエ展示(ミニ展覧会) の3つについて、詳しくご紹介します。「できた!」の声で満たされる、親子のフリーゾーン12歳までの子どもと保護者を対象とした「親子のフリーゾーン」は、「ねんど」「えのぐ」「かみ」など基本的な素材を使って親子で造形を楽しめる人気のプログラムです。ここでは「汚さないで!」「はみだしちゃダメ」「もう時間だよ」などネガティブな言葉がけは必要ありません。やわらかい土ねんどを使って頭の中に思い描いたものをかたちにしてみたり、床や壁など好きな場所に絵の具で色づけしたり、はさみやテープを駆使して紙やダンボールを材料に自分だけの「何か」をつくったり…。体と頭をめいいっぱい働かせながら、「思いきり自由な造形体験」を叶えることができます。子どもたちの「自分でする」「自分がする」という意欲を育てることを目的としている親子のフリーゾーンは月に3回程度、日曜日に開催されています。遊びを通して子どもたちの自立心を育む場ともなっているようです。費用は、小学生以下は無料ですが、保護者を含む中学生以上は100円/人の参加費がかかります。また、予約のいらない自由参加ですが、定員があり、それを超える場合は参加できないこともありますのでご注意を。・ 親子のフリーゾーン | 子どものアトリエ | 教育・創作体験 | 横浜美術館 もっと濃密な造形体験がしたいなら「対象年齢別のワークショップ」も幼稚園・保育園の年長児、小学校1・2・3年生、小学校4・5・6年生向けにワークショップも開催されています。年齢ごとに違った素材や方法で、子どもたちが楽しみながら造形や鑑賞に取り組める指導がなされています。野菜やくだもの、魚など、おもしろい形をしているものをモデルに紙ねんどで再現してみたり、発砲スチロールを熱線カッターで好きな形に切り貼りして色づけしたり、竹ひごをたて糸にして毛糸をおりこんでいく織りものアートなどバラエティ豊かな内容で、子どもの可能性を新たに発見する場となっています。申込みは往復はがきで、抽選結果は締め切り後、返信はがきで応募者全員に(当落に関わらず)連絡があります。講座に参加する場合は全日程の参加が条件となりますので、気になる方はホームページをチェックしてみましょう。・ ピコラガイド(講座一覧)| 横浜美術館(PDF) ミニ展覧会で育む「やってみたくなる気持ち」「親子のフリーゾーン」や「ワークショップ」に参加した人だけが見られる「子どものアトリエ展示」では、子どもたちの造形に対する興味や「やってみたくなる気持ち」 を育むため、年間を通じてさまざまな素材や表現を紹介しています。たとえば、2015年前期には、ページを開くと動物や家が立ち上がったり音を鳴らしたりと、いくつもの仕掛けで驚きをあたえてくれる仕掛け絵本の紹介展示を行いました。そのほか、「手で見るギャラリー」として、さわってもよい彫刻6体が常設展示されています。普段は「さわっちゃだめ!」と言われる美術作品にベタベタさわっても怒られないなんて、素敵ですね。みたくなる、知りたくなるコンデションづくりを目指している子どものアトリエは「興味の入り口」に立つ子どもたちの良き案内役になるはずです。この機会に、子どものアトリエで美術にふれあってみてはいかがでしょうか?【取材協力】横浜美術館(すだあゆみ)
2015年12月22日「美術館に行ってみたいけど、美術の知識がないから行きづらい」「美術館の雰囲気が嫌いじゃないけど、楽しめているかどうかは疑問」そんな方も、決して少なくないはずです。そこでぜひともおすすめしたいのが、『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』(藤田令伊著、秀和システム)。タイトルからも推測できるとおり、「見る力」の養い方や、美術館の楽しみ方を紹介した書籍。つまり、“興味はあっても知識を持たない”美術鑑賞ビギナーにとって心強い一冊なのです。著者は、「鑑賞者の立ち位置を大事にしながらアートの愉しみを広げる活動に尽力している」というアートライター。そして本書の目的は、「美術館という素敵な箱を通して、自分の感性やセンス、ものの見方を磨く方法を探っていく」ことなのだそうです。つまり「知識があるかないか」「作品を理解しているか否か」ではなく、「美術館のカフェで過ごすだけでも大きな価値がある」というような考え方。■美術館の中では早足で歩こうところで美術館には、「順路」が示されています。そのため、多くの人はその指示に従い、最初から最後まで順番に作品を見ていくのではないでしょうか。しかし著者は、そういう見方をおすすめしていないといいます。なぜなら厳密に「順路」に従って見ていくと、次第に疲れてきて、最後の方は「もういいや」ということになりがちだから。そこでおすすめしているのが、最初に展覧会全体をさっと早歩きで見る方法。はじめから終わりまでを、先にひととおり大まかに見て回るわけです。すると、「引っかかり」をおぼえる作品がいくつか出てくるもの。「いいな」と思ったり、なぜかわからないけどきになったり、素通りできないなにかを感じる作品が必ずあるということです。そして、そのような「引っかかり」をおぼえた作品を中心に、あとでゆっくり見ればいいということ。なお、もしも会場が複数の場所に分かれていたり、展覧会に規模が大きかったりした場合でもご心配なく。ブロックごとに、同じ方法を繰り返していけばいいだけだそうです。あるいは、展示室の真ん中に立ち、周囲の壁に掛けられている作品をざっと見渡すのもいい方法。いいかげんなことのように思えるかもしれませんが、この「引っかかり」が意外とたしかな道しるべになるのだそうです。なぜなら「無自覚的知覚」は、その人の主観にのっとったうえで、見るべき要素を直感的に汲み取っているものだから。だから決していいかげんではないということ。安心して、「引っかかり」を根拠に作品をピックアップしていけばいいということです。■美術作品は3分間かけて見る著者は、「小難しいことは抜きにして、美術作品を見るスキルを向上させる手っ取り早い方法はないのか?」と質問されたら、「3分間かけて見る」ことですと答えるといいます。たとえばインスタントラーメンをつくる時間であり、通勤電車の次の駅までの時間であり、ウルトラマンが怪獣をやっつける時間であり……。そう考えてみると、「3分間」は私たちにとってなにかと身近な時間であるということがわかります。決して長大ではないけれど、それなりの長さがある時間だということ。そして、そんな3分間を美術鑑賞にあてはめると、それだけで見えてくる世界が確実に違ってくるというのです。3分間かけてひとつの作品と向かい合っていると、パッと見ただけでは感じなかったものを感じることができたり、気づかなかったことに気づいたりするのだと著者はいいます。あるいは、作品が伝えようとしているメッセージが、だんだんわかってきたりもする。また、作品の細かい部分にも目が行き届くようになるというわけで、3分間という時間は自動的に鑑賞を深めてくれるというのです。とはいえ、すべての作品に3分かけることは現実的に不可能。だからこそ、上記の「引っかかり鑑賞法」を応用すればいいということ。まずざっくりと見て、引っかかりをおぼえた作品に3分間かけるという見方で十分だというわけです。*本書を読むと、美術は決して難解なものではなく、アプローチの仕方次第榮倉でも身近になるということを実感できるはず。美術や美術館に少しでも興味があるなら、ぜひ手にとってみていただきたい一冊です。(文/書評家・印南敦史)【参考】※藤田令伊(2015)『芸術がわからなくても美術館がすごく楽しくなる本』秀和システム
2015年12月16日BSフジの紀行番組『すばらしきアメリカ旅スペシャル 松下奈緒のボストン 恋する休日!』(9月25日放送)が10日、米国の観光促進団体・ブランドUSAが主催する「ブランドUSA メディア・アワード2015」のテレビ部門で最優秀作品賞を受賞した。この番組は、アメリカの知られざる魅力を凝縮して紹介する『すばらしきアメリカ旅』の特別版。この回は、女優・松下奈緒が、美術館、メジャーリーグの球場、ハーバード大学を訪れたり、シーフード・すし・肉料理といったグルメまで、ボストンを味わいつくすという内容だ。今回は、アメリカの知られていない魅力を紹介していることという選考基準で評価を受け、賞品として、次のアメリカ取材のための費用(最大100万円)が提供される。「ブランドUSA メディア・アワード」は、日本のメディアでのアメリカ観光関連の露出増加を目的として、今年初めて実施。観光需要の促進にした作品を表彰し、「テレビ」「紙媒体(新聞・雑誌など)」「オンライン」の3部門で、それぞれ5作品を「優秀作品賞」に選出した。特別委員として、放送プロデューサーのデーブ・スペクターも審査に参加している。このうち、テレビ部門では、最優秀賞に選ばれた『すばらしきアメリカ旅スペシャル』に加え、BS11『ハワイ新発見~楽園の島々を訪ねて~』、フジテレビ『めざましどようび』(「さのさんぽ」コーナーのグアム編)、BS-TBS『極上のクルーズ紀行』(蒸気船でのミシシッピ川クルーズ)、毎日放送『世界の日本人妻は見た!』(テキサス州・ヒューストンの回)が、優秀作品賞に入賞した。
2015年11月11日©Aura2015年11月末オープン予定のシンガポール最大規模の美術館「ナショナル・ギャラリー・シンガポール」。美術館オープンに先駆けて営業が始まったのは、5、6階に入るイタリアンレストラン&ラウンジ「Aura(アウラ)」だ。フォーマルなディナーから、絶景を楽しむラウンジまで、あらゆるニーズに応えてくれる全390席。マリーナ地区を一望できるスカイラウンジからの眺めは、新たな絶景スポットになること間違いなし!最大級の美術館の上にオープン東南アジアのアートシーンを牽引するシンガポール。2015年5月に開業したフランス発の美術館「シンガポール ピナコテーク・ド・パリ」に続き、11月24日にオープン予定の「National Gallery Singapore(ナショナル・ギャラリー・シンガポール)」は、旧市庁舎と最高裁判所であった建物を改装した、シンガポール最大規模の美術館だ。©Aura美術館の開業に先駆けて2015年10月にオープンしたのは、イタリアンレストラン&ラウンジ「Aura(アウラ)」。ラグジュアリーなイタリアンレストランに加え、お酒と夜景を愉しめるスカイラウンジもお目見え。ゲストはあらゆるシチュエーションに合わせて食事の場所を選ぶことができるのが嬉しい。シーンに合わせたバラエティ豊かなメニュー©Auraレストランフロアでは、3コースから成るランチと、4コースのディナーを用意。週末はプロセッコとベリーニの飲み放題も含まれるお得なブランチセットも。全90席のラグジュアリーな空間には、おめかしして出かけたい。©Auraスカイラウンジでは、平日のランチタイムにサラダバーと自家製パンのセットや、ハイティーメニューも提供。夜はマリーナベイの絶景を存分に堪能しながらお酒と食事を楽しめる。特にテラスラウンジから望むマリーナベイエリアの夜景は特別。目の前がPadang広場のため、その絶景を邪魔するものがなく、高層ビル群のライトアップの向こうにはマリーナ・ベイ・サンズまで見渡せる。フォーマルなイタリア料理と、絶景に酔いしれる夜を過ごしてみてはいかがだろうか。Restaurantメニュー・Weekday Lunch日替わりの3コース。S$32(税抜き)・Weekend Brunch前菜盛り合わせ、メイン、デザートの3コースにプロセッコとベリーニの飲み放題付き。S$98(税抜き)※食事のみはS$48(税抜き)・Set Dinner Menuおススメ4コース。S$80Sky Loungeメニュー・Salad Bar平日11:30-14:30。フレッシュサラダや焼き野菜の豪華なビュッフェと、地中海風自家製パンのセット。S$18。・High Tea平日15:00-17:00。クラシックなヨーロッパ式ハイティーのセット。(サンドイッチとペストリー、イタリア紅茶とコーヒー)S$18。・Bar Menuシャンパンやカクテル、ワインなど。※景色は、6階のスカイラウンジからのみ見ることができます。
2015年11月04日国立新美術館、大原美術館、NHKプロモーションは10月31日、国立新美術館(東京都港区)にて仮装イベント「美の饗宴 アートになりきり ハロウィン 仮装コンテスト」を開催する。同イベントは、国立新美術館にて2016年1月20日~4月4日に開催される企画展示「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」の開催に先駆けて行われる仮装コンテストとなる。参加条件は20歳以上の男女で、指定の絵画作品の画像から1点をモチーフにした仮装が必須。指定作品は、大原美術館が所蔵するエル・グレコの『受胎告知』や、アメディオ・モディリアーニの『ジャンヌ・エビュテルヌの肖像』など10点。クロード・モネの『睡蓮』やジャクソン・ポロックの『カット・アウト』など、風景絵画や人物の像がはっきりと描かれていない作品も含まれる。仮装に関するアイディアやコスチュームは自由となっており、イベント担当者は「それぞれのアイディアと工夫を凝らした仮装・アートになりきって、コンテスト参加者をアッと言わせてください」と参加者に呼びかけている。また、審査基準については「特に決まっていない」としながらも、「自分が『これだ』と思うモチーフの仮装を自分なりの解釈でしてほしい。参加者自身が楽しめる仮装が一番」とコメント。『睡蓮』など特定の人物像が描かれていない作品については、「どのような仮装になるのか運営側も予想がつかない」とした。同コンテストの審査員は、世界大会などでも活躍するエア・ギターパフォーマーの金剛地武志氏や、コスプレ(cosplay)という言葉の生みの親でもある高橋信之氏らが務める。当日はコンテストの他にも金剛地氏によるエア・ギターのパフォーマンスや、「その名はスペィド」(THE LADY SPADE)によるDJイベントなども行われるとのこと。なお、参加者の応募は同展の公式サイトにて受け付けている。イベントの開催時間は18:30~20:00、開催場所は同館3階「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」を予定。募集期間は10月1日~21日で、募集人員は40人。応募者多数の場合、抽選の上参加者を決定する。また、同コンテストで最優秀賞を受賞した参加者には、賞品として岡山県倉敷・大原美術館旅行(ペア1組)をプレゼントする。また、優秀賞(2名)、審査員賞(3名)、参加賞など多数の賞品を用意するとのこと。
2015年10月13日トリップアドバイザーはこのほど、世界の博物館・美術館をランキング化した「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット 2015 ~博物館・美術館編~」を発表した。同社の「トラベラーズチョイス」では、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」に投稿された世界中の旅行者の口コミをもとに、優れた施設を表彰している。今回のランキングは、2014年1月~12月に同サイト上に投稿された旅行者のクチコミ評価の平均値や投稿数などを独自のアルゴリズムにて集計し、算出された。日本国内のランキングでは、「広島平和記念資料館」(広島県広島市)が2年連続でトップとなった。「Totally heartbreaking.(胸が張り裂けるような思いになった)」など、当時の資料を目の当たりにした時の衝撃を伝える口コミが数多く寄せられたという。また、2位には「箱根彫刻の森美術館」(神奈川県箱根町)、3位には「MIHO MUSEUM」(滋賀県甲賀市)がランクインした。アジアのランキングでは、「秦始皇兵馬俑博物館」(中国)が2年連続で1位に。3位に「広島平和記念資料館」がランクインしたほか、12位に「箱根彫刻の森美術館」、15位に「MIHO MUSEUM」、24位に「鉄道博物館」が入った。世界ランキングの1位には昨年の7位から大きく順位を上げて「メトロポリタン美術館」(アメリカ)がランクイン。世界各国の芸術・文明を先史時代から現代までカバーした300万点の展示物は、「1日では回りきれないほどのボリューム」と評判とのこと。アジア1位の「秦始皇兵馬俑博物館」は、世界ランキングでは23位となった。なお、ランキングの詳細は公式サイトにて公開されている。
2015年09月26日国内有数の東洋・日本美術コレクションを所蔵する大阪の藤田美術館。そのなかからセレクトされた美術館の名品が、はじめて東京に集結。8月5日から、サントリー美術館で『藤田美術館の至宝国宝 曜変天目茶碗と日本の美』展が開催中です。本展で見られるのは、仏教美術や書、絵巻、水墨画、茶道具など、幅広いジャンルの美術品です。なかでも見逃せないのは、展覧会のチラシにも大きく掲載されている国宝《曜変天目茶碗》。中国の福建省で作られたもので、現存する同種の碗は世界に3つしかないという大変貴重な作品です。この作品の特徴は、茶碗の内側に広がる瑠璃色の斑文です。まるで漆黒の宇宙にきらめく銀河のようで、神秘的な美しさに心奪われること間違いなし。藤田美術館でも数年に一度しか公開されないという至宝で、今回は東京で見られるまたとないチャンスです。質・量とも充実した美術品を所蔵する藤田美術館は、明治時代に活躍した実業家の藤田傳三郎とその子息たちが集めた作品をもとに、1954年、大阪で開館しました。藤田美術館の至宝が東京で一堂に公開されるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかが?イベントデータ:『藤田美術館の至宝国宝 曜変天目茶碗と日本の美』展会期:2015年8月5日(水)~9月27日(日)(会期中、展示替えを行います)※休館日は火曜日。9月22日(火)は開館時間:10:00 ~ 18:00(金・土および9月20日(日)~22日(火・休)は20時まで開館)※入館は閉館の30分前まで会場:サントリー美術館料金:一般 1,300円/大学・高校生 1,000円/中学生以下無料作品クレジット:国宝《曜変天目茶碗》一口中国・南宋時代12~13世紀藤田美術館蔵撮影:三好和義※画像無断転載禁止
2015年08月12日6月29日まで東京・六本木の国立新美術館で開催され、実に34万人を動員した「マグリット展」が、7月11日、京都市美術館(左京区)で開幕した。本展は、ベルギー出身の20世紀を代表する芸術家ルネ・マグリット(1898~1967年)を紹介する大回顧展で、日本では13年ぶりの開催となる。世界10ヵ国以上の美術館や個人が所蔵する初期から晩年の約130点の作品が集められ、頂上に城のある巨岩が宙に浮く「ピレネーの城」は京都展のみ。他には馬に乗って林の中を進む女性が奇妙に見え隠れする「白紙委任状」などが展示される。開館前から並んだファンもおり、今も世界中から高い人気を誇るマグリット独特の世界観を楽しんでいた。また、4月にBS-TBSで放送された「20世紀美術の巨匠 ルネ・マグリットの摩訶不思議な世界」がMBSテレビ(※関西ローカル)で7月19日(日)深夜2:55~3:55に放送される。音声ガイドナビゲーターの石丸幹二さんが謎の山高帽の男に扮して、皆さんを不思議なマグリット空間へいざなう。本展は10月12日(月・祝)まで開催。当日券は一般 1,600円、高大生 1,100円、小中生 600円で販売中。
2015年07月17日今、美術館が丸裸になっています。’10年「陰影礼讃」展に続く第2回となる、国立美術館5館による合同展「No Museum,No Life?-これからの美術館事典国立美術館コレクションによる展覧会」。約170点の名作が集結していますが、ラインナップはもちろん、その展示方法も要注目なのです!今回のテーマは“美術館事典”。百科事典のようなアルファベットごとのテーマ分けで、それに沿って作品を展示します。面白いのが、普段表舞台に出ない、美術館の裏側もテーマになっているところ。例えば「Wrap(梱包)」では布で包まれて中身の見えないクリスト作のオブジェなど“梱包”にまつわる作品とともに、運搬に用いる梱包材も並び、「Money(お金)」では美術館の収益データまで公開!貴重なアートと、それを支える道具などが一緒に並ぶのは、見たことない光景です。遊園地の裏側を見ちゃうようにがっかりするんじゃ…と思う方、心配ご無用。アートをアートたらしめる美術館という空間そのものについて深く知ることで、作品への見方も変わり、新たな鑑賞体験を得られるはず。36項目の中から、注目テーマをピックアップしてご紹介します!■Artist【アーティスト】権威的な美術界を嫌い、自由な芸術活動を行 おうと画家らに呼び掛けたルソーの絵画。これが今、美術館に展示されるのも皮肉的?アンリ・ルソー ≪第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神≫ 1905-06年、東京国立近代美術館■Beholder【観者】美術館そのものがテーマとなる本展を象徴する“ルーヴル美術館でアートを観る人々”を写した写真作品。他にもミレーの『落ち穂拾い』を鑑賞するタイの農民たちを映した映像作品など。トーマス・シュトゥルート≪ルーヴル美術館4、パリ 1989≫1989年、京都国立近代美術館(C)Thomas Struth■Light【光、照明】上の現代アートをはじめ、“光”にフォーカスするこの項目。美術館で用いられる照明の紹介もあり、絵画の見え方への理解が深まる。ダン・フレイヴィン≪無題(親愛なるマーゴ)≫1986年、国立国際美術館(C)Stephen Flavin/ARS, New York/JASPAR, Tokyo E1582■Earthquake【地震】地震を表現した絵画や写真と並んで、なんと建物の土台に用いられる免震台が。貴重な作品を展示する美術館においても、地震は脅威的な存在。その対策とともに紹介します。■Guard【保護、警備】自身の絵画を展示する際に、柵を設けるなどして作品と鑑賞者の間に距離を設けるよう求めたフランシス・ベーコンの作品を展示。意図して(?)この項目のそばにも監視員さんが。■Storage【収蔵庫】展示されていない作品を保管する“収蔵庫”。この項目では、画家・藤田嗣治の作品を所蔵している4館の収蔵庫内の写真を背景に、本物の4作品を展示します。◇information 東京国立近代美術館東京都千代田区北の丸公園3-1開催中~9月13日(日)10:00~17:00(金曜は~20:00、入館は閉館の30分前まで)月曜休(7月20日は開館、7月21日休)TEL:03・5777・8600一般1000円◇権威的な美術界を嫌い、自由な芸術活動を行 おうと画家らに呼び掛けたルソーの絵画。これが今、美術館に展示されるのも皮肉的?アンリ・ルソー ≪第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神≫ 1905‐06年、東京国立近代美術館◇美術館そのものがテーマとなる本展を象徴する“ルーヴル美術館でアートを観る人々”を写した写真作品。他にもミレーの『落ち穂拾い』を鑑賞するタイの農民たちを映した映像作品など。トーマス・シュトゥルート≪ルーヴル美術館4、パリ 1989≫1989年、京都国立近代美術館(C)Thomas Struth◇上の現代アートをはじめ、“光”にフォーカスするこの項目。美術館で用いられる照明の紹介もあり、絵画の見え方への理解が深まる。ダン・フレイヴィン≪無題(親愛なるマーゴ)≫1986年、国立国際美術館(C)Stephen Flavin/ARS, New York/JASPAR, Tokyo E1582※『anan』2015年7月15日号より
2015年07月14日近年、東南アジアのアートシーンの拠点となりつつあるシンガポールでは、2015年に2つの美術館が誕生する。パリを代表する美術館の初の分館として、2015年5月に開館した「シンガポール ピナコテーク・ド・パリ」と、10月にオープン予定の「ナショナルギャラリー シンガポール」だ。©Darren Soh and National Gallery Singapore「シンガポール ピナコテーク・ド・パリ」の見どころは「ピナコテーク・ド・パリ」は、2007年にパリのマドレーヌ広場に開館した私立美術館。美術館としての歴史はまだ浅いものの、立地と敷地面積の広さ、展示作品のバラエティと質の高さに定評がある、フランスを代表する美術館の一つである。ギリシア語に由来する「絵の収蔵庫」という意味を持つ「ピナコテーク」。その言葉通り、美術収集家のコレクションルームを思わせるような、年代や作風にとらわれない多様なコレクションを特徴とする。この「ピナコテーク・ド・パリ」の初めての分館に、シンガポールの「フォートカンニングパーク」が選ばれた。実はこの美術館、かつてイギリス軍施設であった「フォートカンニングセンター」を改装して造られている。その重厚な歴史的建造物も見どころの一つ。©Singapore Tourism Board館内は3つのギャラリー(The Collections Gallery、The Features Gallery、Heritage Gallery)から成り、The Collections Galleryではピカソやモネなどの有名画家たちの作品を、The Features Galleryでは期間限定のコレクションを、Heritage Galleryでは、東南アジアの歴史や宗教をテーマに展示がされる。ミュージアムショップ(La Boutique Pinacothèque)では、カタログ、絵葉書、マグネット等、定番のお土産の他に、ローカルアーティストによるユニークなアクセサリー等も販売されている。2015年10月オープン予定の「ナショナルギャラリー シンガポール」©National Gallery Singapore64,000平方メートルのシンガポール最大面積を誇る「ナショナルギャラリー シンガポール」は、シティーホール駅付近に2015年10月オープン予定。8,000点を超える東南アジアのアーティストによる作品を保有する。2015年に開館するこれら2つの美術館周辺には、「シンガポールアートミュージアム」や「ナショナルミュージアム」、美術学校「SOTA(School of the Arts)」などの美術関連施設が集まり、アジア、シンガポールアートを感じるのにもってこいの地区となっている。独立50周年の歓喜に沸くシンガポールでは、アート界からもますます目が離せなくなりそうだ。
2015年06月10日日本のみならず世界中から訪れる来場者で賑わい、いまや日本を代表する美術館のひとつとなった「三鷹の森ジブリ美術館」。このほど同美術館が、2015年の夏休みシーズン(7月、8月分)の入場チケットに関して、一般販売に先行して抽選販売を実施することを発表した。スタジオジブリ作品の世界を堪能できる展示や、美術館のオリジナルアニメの上映、アニメ制作の変遷が分かりやすく体感できるスペースなど、ジブリファンのみならず多くの子どもたちや大人を魅了してきた同美術館。2001年の開館以来、安全で快適な空間を来場者に提供するため、入場チケットはすべて日時指定の事前予約制となっていた。従来の一般販売は、毎月10日に翌月分のチケットをローソンにて日にち&入場時間別に選択して購入するというもの。今年7月、8月分のチケット販売に関して導入される先行抽選販売は、申し込み受付期間内にチケットを申し込み、当落発表後に発券する形となっており、7月分入場チケットは5月25日(月)から31日(日)まで、8月分入場チケットは6月25日(木)~30日(火)までの期間で申し込みを受け付ける。この先行抽選販売の導入について同美術館は「チケット購入希望が集中する夏休みシーズンには、希望するチケットがなかなか購入できないという声を多々お聞きしています。さらに昨今は、ネットオークション等での転売目的で、チケットが購入される事例も、より多く目にするようになりました。そこで、できるだけ多くの来館を希望される方々に、より公平に購入の機会をご提供するべく、今年の夏休みシーズンに限り、初めて先行抽選販売を実施することといたしました」と、その理由を語っている。先行抽選販売は 今年の夏休みシーズン(7月、8月分)のみ実施予定で、9月分以降の入場チケット販売は、従来通り、前月10日(10日が土日祝の場合は翌平日)からの一般販売のみとなる。また、7月、8月分の一般販売についても従来通り行われるとのことなので、申込期間を過ぎてしまった場合はそちらを利用してほしい。<2015年夏休みチケット/販売概要>【チケットの種類】日時指定の予約チケット(入場引換券)※入場時間は1日4回(入場時間 10:00/12:00/14:00/16:00)【発売価格(税込)】大人・大学生 1000円高校・中学生 700円小学生 400円幼児(4歳以上) 100円【スケジュール】・受付期間7月分:5月25日(月)12時~5月31日(日)23時59分まで8月分:6月25日(木)12時~6月30日(火)23時59分まで・当落発表7月分:<インターネット申込>6月9日(火)15時~ メールにて通知<電話申込>6月9日(火)15時~6月12日(金)23時59分まで上記電話にて確認8月分:<インターネット申込>7月9日(木)15時~ メールにて通知<電話申込>7月9日(木)15 時~7月12日(日)23時59分まで上記電話にて確認・発券期間7月分:6月9日(火)15時~6月13日(土)23時まで8月分:7月9日(木)15時~7月13日(月)23時まで【一般販売】7月分は6月10日(水)10時より、8月分は7月10日(金)10時より、従来通りの方法で発売(店頭での直接購入、インターネット/電話で予約のうえ、店舗にて発券・購入)【注意事項】◆営利目的のチケットの転売はいかなる場合も固くお断りいたします◆オークション等で転売されたチケットであると判明した場合、入場をお断りする場合があります(text:cinemacafe.net)
2015年03月02日東京都港区六本木の国立新美術館で2月21日~6月1日、人々の日常生活の情景を描いた「風俗画」の歴史を一望する展覧会「ルーヴル美術館展 日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」が行われる。○巨匠たちの名画約80点を展示同展では、巨匠たちが人々の日常生活の情景を描き、社会の状況や世相を反映させた風俗画約80点を展示。16世紀初頭から19世紀半ばまで、約3世紀半にわたる様々なヨーロッパの風俗画が一堂に会する。展示作品は、初来日となるヨハネス・フェルメール「天文学者」や、リュバン・ボージャンの「チェス盤のある静物」、クエンティン・マセイス「両替商とその妻」、ジャン=アントワーヌ・ヴァトー「二人の従姉妹」、ジャン・シメオン・シャルダン「猿の画家」など。そのほか、フランソワ・ブーシェ「オダリスク」、ル・ナン兄弟「農民の食事」、アンニーバレ・カラッチ「狩り」、ニコラ・レニエ「女占い師」、ティツィアーノ「鏡の中の女」、ジャン=バティスト・グルーズ「割れた水瓶」などを見ることができる。なお、開催期間中、同館内の4つのカフェ・レストランおよび、同館から徒歩5分の立地にある「オーベルジュ・ド・リル トーキョー」で「展覧会 特別メニュー」用意。フェルメールの故郷オランダの食卓からイメージした「オランダ風ミートボールとバターライス」(1,200円)や「ルーヴル展特別ランチコース」(4,800円/6,700円の2種類)、「マスカルポーネのムースチョコレートソースドリンク付きケーキセット」(1,400円)などを味わうことができる(価格は税別)。開館時間は10時~18時。金曜および5月23日~24日・30日~31日は20時まで(入場はいずれも閉館の30分前まで)。料金は一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円(全て税込)、中学生以下無料。
2015年02月20日緑にあふれた庭園の中にある、現代アートの美術館をご紹介します。ピント美術館Pinto Art Museumアート好きのオーナーさんが集めたという、フィリピン人アーティストによる現代アートを中心とした作品が広々と、空間を贅沢に使ったギャラリーに展示されています。作品をゆったりと楽しむことができます。ギャラリーの外はフィリピンの自然を満喫できる庭園があります。ベンチやベッドまであるので、庭でゆったりくつろぐこともできますよ。庭を眺められるミュージアムカフェも併設しているので、アート鑑賞の合間にお茶や食事も楽しめます。初めて訪ねた時はマニラの中心部マカティから車で一時間ほどと手軽に行ける距離に、こんな贅沢な時間を過ごすことができる場所があるのかと驚きました!アート展示に庭園、カフェと丸一日楽しめる美術館です。
2015年01月23日徳川美術館と三井情報(MKI)は1月9日、愛知県・名古屋市の徳川美術館で、無料Wi-Fiを使用した情報配信サービスの実証実験を2月以降に開始すると発表した。三井情報は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドを活用した独自開発のロケーションデータベースサーバーやコンテンツサーバーなどを提供している。実験は、来館者のスマートフォンやタブレット端末にインストールしたロケーションアプリを通じて、展示物にまつわるガイド、トリビア情報、お勧め情報などを表示するというもの。来館者が展示物の近くを通りかかると、自動的に端末を感知して情報を表示する。利用するには、スマートフォン/タブレット端末に館内用の無料Wi-Fiにサインインし、専用のロケーションアプリをインストールする。無料Wi-Fiの利用には、Facebookアカウントの連携を利用しており、入力にかかる手間を大幅に軽減した。Facebookのアカウントを持っていない場合でも、来館時にコードとパスワードを入力すれば接続し、同様の機能を利用できる。なお、来場者向けの無料Wi-Fiのみ、1月9日より提供を開始している。
2015年01月13日東京藝術大学大学美術館、及び名古屋ボストン美術館は展覧会「ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」を開催する。期間は東京展が4月4日から5月17日まで、名古屋展が6月6日から8月30日まで。この展覧会は19世紀の開国にともなう、日本と西洋のアートにおける影響を再確認しようというもの。ボストン美術館と東京芸術大学のコレクションから、当時の絵画や工芸、写真など約150点が出展される。会場は「不思議の國JAPAN」など全6章から構成され、それぞれのテーマに合わせた作品が展示される。そのプロローグとなる「黒船が来た!」では、開港間もない横浜の外国人居留地を描いた浮世絵など、激動の時代とそこに過ごす人々を描いた作品を紹介。他にも、生麦事件の現場写真など、外国人の視点から見た日本を追体験出来るような作品も集められた。その他、「文明、開化せよ」では錦絵に描かれた洋装、蒸気機関車、鉄橋など、西洋と東洋の光景が入り混じった日本の姿にフォーカス。「西洋美術の手習いたち」では西洋画の技法を取り入れた絵師達の、「日本美術の創造」ではそれに反発して伝統美術を見直そうとした作品が展示される。その一つ、橋本雅邦による「雪景色山水図」は、伝統的な山水画に西洋画の表現を取り入れたもので、今回が初めての公開となった。そして、こうした時代のうねりは日本を帝国主義へと歩ませ、最終章「近代國家として」へと続いていく。この時代には、ナショナリズムの台頭を表すような、日本神話や戦争を主題とした歴史画や彫刻が数多く登場しており、一方で画壇では伝統回帰と西洋志向が対立。その中にも、互いの影響を感じさせる作品が数多く出展されている。【イベント情報】ボストン美術館×東京藝術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美東京展会場:東京藝術大学大学美術館住所:東京都台東区上野公園12-8会期:4月4日から5月17日時間:10:00から17:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円高・大学生1,000円休館日:月曜日(4月6日と5月4日は開館)名古屋展会場:名古屋ボストン美術館住所:愛知県名古屋市中区金山町1-1-1 金山南ビル会期:6月6日から8月30日時間:10:00から19:00(土・日・祝・休日は17:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,300円高・大学生900円休館日:月曜日(祝・休日の場合は翌日)
2014年12月25日昨年4月に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件を基にした映画を20世紀フォックスが製作することになった。ケイシー・シャーマンとデイブ・ウェッジが書いた書籍『Boston Strong』を映画化するもの。『ザ・ファイター』の脚本家、エリック・ジョンソンとポール・タマシーが昨年7月に映画化権を取得し、当初はケイシー・アフレックが主演とプロデューサーを兼任する予定だったが、話は止まったままで、アフレックが関わることはないという。監督には『デンジャラス・ラン』のダニエル・エスピノーザが興味を示しているが、これもまだ正式に決まってはいない。エスピノーザ監督は最近、スリラー映画『Child 44(原題)』を撮り終えたところ。出演はトム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパスら。文:猿渡由紀
2014年11月19日