フジテレビの三上真奈アナウンサー(35)が29日、自身のインスタグラムを更新。「父と母と兄と私+夫で家族旅行に」出かけたことを報告し、美脚スラリなミニ丈コーデのオフショットを公開した。投稿では「いつも通りの父の天然ぶりが大炸裂(大爆発)でおもしろすぎて泣き笑い~」「終始楽しくどうやらはしゃぎすぎたようでカラオケにでもいった?と思うくらい翌日声がガラガラでした 幸せとはこのこと!」と、存分にリフレッシュできたことを紹介。今回の旅行は、兄が段取ってくれたそうで「連れて行ってくれた兄、ありがとう」と感謝した。コメント欄には「かわいい」「さわやか、オシャレ!」「めちゃステキ」「楽しそうですね」「笑いが絶えないっていいですね」「三上アナの家族や旦那さんとの和気藹々とした旅行の雰囲気が写真を通して伝わってきます」など、さまざまな反応が寄せられている。
2024年04月30日日本画家・アニメーション作家としてボーダレスに活躍する四宮義俊監督が、劇場長編アニメーション『A NEW DAWN(邦題未定)』で監督デビューを飾ることが解禁された。2025年に劇場公開される本作は、四宮監督がオリジナル脚本を手掛ける初の長編作品である。新海誠監督や片渕須直監督の作品に参加するなど、ジャンルを超えて様々な創作活動を行ってきた唯一無二の美術家である四宮監督。作品の舞台は、土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店。そこで育った3人の若者たちと幻の花火「シュハリ」をめぐる2日間の物語を描く。さらに、本作は第77回カンヌ国際映画祭マルシェ・ドゥ・フィルムにて開催される「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースに選出。5月19日(現地時間)には四宮監督が登壇し、メイキング映像の上映とプレゼンテーションを行う予定だ。制作はシンエイ動画との共同製作で、カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出された7月19日公開『化け猫あんずちゃん』や、2023年アヌシー国際アニメーション映画祭クリスタル賞受賞作『リンダはチキンがたべたい!』(絶賛上映中)など世界の映画祭で脚光を浴びるフランスのアニメスタジオ「Miyu Productions」と「アスミック・エース」の日仏共同製作となる。アニメーション制作は「スタジオアウトリガー」が担当し、キャラクターデザインはうつした(南方研究所)、美術は馬島亮子、音楽は蓮沼執太と、豪華なメインスタッフが集結した。四宮義俊監督コメントこの映画は僕の一本目の長編映画です。企画を作り始めたのは2016年でした。月日が経つうちに、自分を取り巻く環境や景色も変わり、家族もできました。ある日、雑木林の隙間からあるはずのない『海』を子供が見つけ僕に問いかけました。凝視すれば何のことはないソーラーパネルの羅列でした。ネガティブに感じられ変わっていく日本の風景にいっとき新しい解釈を与えた次の世代の感性は僕にとってとても意味のあるものに感じられました。そしてその瞬間、この物語は駆動し始めました。当時はごく一部の事象を描いたものでしたが、時を経るごとに物語がリアリティを帯びていった様に思います。企画が始まってから8年目の今日みなさんに情報をお届けできることにちょっとした奇跡も感じています。完成まではまだまだ長い道のりですが、作りながら、また少しずつ皆さんに知っていってもらえると嬉しいです。『A NEW DAWN(邦題未定)』は2025年全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月24日元セクシー女優の三上悠亜(30)が、1月16日放送の『イワクラと吉住の番組』(テレビ朝日系)に出演し、交際相手に求める年収を明かした。この日のトークのテーマは、「男性有名人からLINEを聞かれた回数」「サブスクにいくつ加入しているか」「ファンと男女の関係になることはあるか」などだった。最後のテーマは「タイプの男性なら、付き合う場合に最低どれくらいの年収までなら許容できるか。森香澄(28)が103万円、蛙亭のイワクラ(33)が360万円、吉住(34)が450万円、ゆうちゃみ(22)が1000万円と答える中、三上は「3000万円」と回答。スタジオを驚愕させた。「平均年収を知らなかったんですよ。アルバイトしたことなくて世間に出てしまったので、あまり年収を知らなくて。本当は自分より稼いでいてほしいですけど、まあちょっとそれは難しいかなと思って、下げました!」と発言し、三上の年収が少なくとも3000万円以上であることを指摘されても否定しなかった。そして「でもヒモは嫌なので、家にずっと居られるのも嫌だし、イケメンだろうがお金がない、全く働いてない人はちょっと……」と、いくらタイプでもお金がない人はNGだと明かした。さらに「私は一緒に働いて旅行に行ったりとか支え合いたいです、恋愛するにあたって。自分が主導権を握って、“全部これも”“じゃあご飯も買ってあげるよ”とか、ちょっとヤだかなって」と話し、理想の年収は「1億円」と言い切った。「三上さんといえば、昨年9月に旧ジャニーズ事務所に所属する“Kis-My-Ft2”の千賀健永さん(32)と、同じく“なにわ男子”の長尾謙杜さん(21)が時間差でそれぞれ三上のマンションを訪れるという”二股交際”疑惑が『週刊文春』によって報じられました。千賀さんといえば、デビュー2年目にして都内に家族と住む一軒家を購入していますし、長尾さんもNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演するなど、演技面でも高く評価されている”なにわ”のエースです。今回の三上さんの発言から考えると、どちらも少なくとも3000万円くらいは稼いでいるという事なのでしょうか」(スポーツ紙記者)一般人の感覚からはかけ離れた“超パワー三角関係カップル”ということ?
2024年01月17日2023年11月20日放送のバラエティ番組『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ系)に、ゲスト出演したお笑いコンビ『オードリー』の春日俊彰さん。出演者全員でのゲーム中、ハプニングが発生して悲鳴が上がる事態となりました。増えてしまう、春日俊彰の『椅子破壊伝説』収録中、春日さんはほかの出演者と同じく、猫耳を付けて楽しくパーティーゲームに興じていました。しかし、俳優の黒島結菜さんの手番の時、ハプニングが発生。両手を交互に上下する『猫のポーズ』をしていただけにもかかわらず、春日さんの椅子が壊れ、床にひっくり返ってしまったのです!覚えのある状況に、「やだー!椅子がバラバラになった!」と叫ぶ春日さん。ほかの出演陣も「怖ーい!」「どういうこと?」「なんでこんなバラバラになる!?」などの悲鳴を上げ、美術チーフも焦る事態となりました。番組の説明によると、「『ドッキリ』でも演出でもなく、単なるハプニングである」とのこと。急きょ春日さん用に別の椅子が運ばれてくると、お笑いコンビ『シソンヌ』の長谷川忍さんが、次のようにツッコミます。ちょっと待ってよ、替わりの椅子がそれって…。ちょっと待ってよ!何か“オモシロいコト”ないの?ーより引用オレンジ色で統一されたセット内に運ばれたのは、パイプ椅子!ミスマッチ具合に、タレントの若槻千夏さんも声を上げました。ねえ!オレンジの(椅子を)持って来てよ!何か“オモシロいコト”ないの?ーより引用さらに、長谷川さんがこのように被せ、出演陣や視聴者の気持ちを代弁しています。「番組の世界観を大事にしてこい」っていったじゃないですか!何か“オモシロいコト”ないの?ーより引用2016年に出演したバラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で、耐久性のある椅子をアピールしようとした結果、弾みをつけて壊してしまい、人々に衝撃を与えた春日さん。その後、バラエティ番組『どうぶつピース!!』(テレビ東京系)に出演した際も、問題に回答しようと上体を反らした瞬間、椅子の座面部分が割れるというハプニングが発生しました。それらのエピソードに続くハプニングは、ネット上で話題となり、こんな声が相次いでいます。・椅子事件、再び。・破壊の才能を感じる。・たまたまテレビ番組を見ていたら、また春日さんが椅子を壊していて笑った。・ただ座っているだけで椅子が崩壊したよ!見事な粉砕っぷりだった!・1人だけパイプ椅子はウケる。世界観を返して。もはや、体格のいい春日さんを支えきれただけで、『すごい椅子』と呼べるかもしれません。この様子だと、春日さんの『破壊エピソード』はまだ増えるのではないでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2023年11月21日寺山の監督作品『草迷宮』で俳優デビューした三上博史が、寺山修司の没後40年を記念し『三上博史 歌劇-私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない-』を上演する。気になるその内容について、三上自身に語ってもらった。そもそものきっかけは、2008年から5月4日の命日に寺山修司記念館(青森県三沢市)で三上が続けている追悼ライブ。「当初は寺山さんが遺したテキストの朗読が中心だったんですが、近年では歌ったり、特に今年はバンドも入れたりして音楽が主体になっていたんです。で、これを三沢だけでやるのはもったいないね、と。そんな時、今回の製作会社さんからお声がけをいただいて。しかもせっかく紀伊國屋ホールでやれるなら、これまで大がかり過ぎて出来なかった演劇をやってみようということになったんです」寺山という異才をきっかけに誕生した俳優、三上博史。彼に寺山作品の魅力を訊くと、あるふたつのキーワードを挙げてくれた。「寺山って“下世話”と“崇高さ”、その両極を兼ね備えていると思うんです。下世話も突き詰めると崇高になるし、そうなったらもう臓腑まで掴めるというか(笑)。今回僕はそこまで行きたいですし、出来るだけ肉感的なことをやりたい。演劇実験室 万有引力という、肉体を持った人たちも手伝ってくれるわけですから。まぁ壮大な失敗になるかもしれませんけどね(笑)」現段階での構想については、このように明かす。「寺山のエッセンスみたいなものを、言葉を中心に抽出したいと思っています。それは『レミング』の影山影子や、僕もやらせてもらった『青ひげ公の城』の第二の妻、『さらば箱舟』のスエなど、そういったもので構成出来ないかなと。だから演劇とも言い切れないですし、朗読でも、コンサートでもない。蓋を開けてみないと本当にわからなくて。でも『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェルだって、ニューヨークで悶々としていた男の子が、やりたいことをやっちゃったらああいうものが出来たわけです。これもそういったものになりそうな気がしています」さらに三上は、若い人や演劇経験があまりない人に特に観てもらいたいと続ける。「今回は初体験みたいな感性を望んでいて。これを演劇的リテラシーで紐解いてしまうのはナンセンスですからね。だからなんかスコーン!と感じてもらいたいですし、まっさらな状態で来てもらえたらなと思います」公演は2024年1月9日(火)~2024年1月14日(日)まで。取材・文:野上瑠美子
2023年11月20日俳優たちがスポーツやゲームといった様々なジャンルでバトルを繰り広げる『ACTORS☆LEAGUE』とは一味も二味も違う『あくたーず☆りーぐ』。唐橋 充、髙木 俊、寺山武志がプロデューサー、総合演出は小林顕作が務め、俳優たちが絵画、音楽、ファッション、食など、アートの名のもとに集結。よみうりランド、HANA・ BIYORIの様々なエリアを貸し切って“アートの祭典”を展開する。開催まで1ヶ月程度となったタイミングで、プロデューサー3名に意気込みやプロジェクトの詳細を伺った。本家との違いもありつつ、変わらない楽しさや青春を届けたい――まずは意気込みをお願いします。寺山今年は本家『ACTORS☆LEAGUE』にも携わらせていただきましたが、やっぱり規模感やゴージャス感がすごいなと思いました。それとはまた違ったカラーで、同じように楽しかったと思ってもらえるように頑張りたいです。髙木他の『ACTORS☆LEAGUE』との違いは戦わないこと。本当に笑顔があふれるものにしたいと思っています。今回屋外エリアもあり、天候にも左右されます。当日はハプニングも起きると思いますが、そこも含めて楽しんでいただけるようなものにしたいです。唐橋本家は俳優たちが戦って、流れる汗や涙に大感動をいただけるイベント。分家のこちらは休息場というか。『ACTORS☆LEAGUE』って、とても懐かしさや青春を体感できるんです。ではその最たるもののひとつ、文化祭をやったらどうだろうかと。のんびりと勝敗のないところで。――それぞれがプロデュースする企画についてもう少し詳しく知りたいです。唐橋私は「HANA・BIYORI」という生花がたくさん展示されていて、時折花びらが落ちてくるような素晴らしい空間で、50名強の俳優の皆さんにご提供いただいた作品の展示を行います。さらに、4つの空間に粘土を置き、お客様にも作品を作っていただこうかなと。粘土を一個置くだけでも作品になる実感、みんなと時間や空間を共有できているという喜びを感じていただきたいという気持ちがあって参加型アートにしました。豪華ゲスト陣と作品を作るワークショップもあります。外では3人でアイデアを出した巨大オブジェが皆様をお迎えするのと、ミニステージでのライブペイントなども予定しています。髙木フードエリアはキッチンカーなどいろいろご用意して、1日目と2日目で内容も変える予定。色々な食事が楽しめるようなエリアにしたいと思っています。俳優とのコラボメニューがあったり、料理の仕上げを俳優が行ったりということも考えています。俳優さんたちの素の部分が見られるスペースになるかもしれません。寺山僕が担当しているイベントはかなり即興性が試されるものになると思います。各コーナーで俳優さんがあたふたしてしまう可能性もありますが、俳優だから表現できる直感を活かしたアートが生まれたら大いに盛り上がると思います。各エリアに見所が盛りだくさんのプロジェクト――特に楽しみにしている企画や注目ポイントを教えてください。唐橋まずは参加いただいている豪華俳優陣ですよね。とんでもない数のスーパースターが集まりました。アートを見た後でご飯に舌鼓を打ち、イベントを見て笑って外に出ると素晴らしいイルミネーションが見られます。みんなが集まるとこんなすごいことができるんだと感じています。髙木縁日エリアもあって、そこで色々楽しむと福引券をもらえるようになっています。その券をJU-JUエリアの抽選会場に持ってきていただくと参加賞から豪華景品まで色々当たります。サプライズ的な景品が当たる可能性もあり、かなり楽しいコーナーになると思います。寺山僕は他のおふたりが担当するエリアが気になりますね。打ち合わせを経てこんなふうにブラッシュアップしているんだ、さすがだなと思いますし、完成に向かう道のりと仕上がりがとても気になっています。――プロデューサーとして、お互いに期待することはありますか?寺山唐橋さんは知識量、「ここは絶対譲れない」というこだわりポイントに対する姿勢が素晴らしいです。「アート」というイベントの軸を担っていただいており、負担がかなり大きいと思いますが、本当に楽しみにしています。しゅんりーさん(髙木)は料理上手なことを知っているので、絶対成功間違いなし。細かい部分まできっちり仕上げる職人的なスキルが遺憾無く発揮されたエリアになると思います。コメディ俳優の先輩でもあるので、どんなエッセンスを入れてくるのか。心配になるくらい盛り上がるんじゃないかと思っています。髙木本人は認めてくれませんが、唐橋さんは僕らのリーダー。会議ですごく引っ張ってくれています。アートに対するこだわりが本当に強く、妥協しなきゃいけない部分があっても、その分新しいことを提案してくれる。その発想力にアーティストなんだなと感じましたね。唐橋さんのエリアは試行錯誤を重ねてすごく楽しい空間になると思います。寺山くんが担当するイベントエリアは、実は一番大変なんじゃないかと思うんですが、寺山くんっていい意味で馬鹿(笑)。面白いアイデアをどんどん提案してくれます。寺山くんとはコンビのような舞台をずっとやらせてもらっていて、そこでも助けられていました。イベントエリアは見たことのないような楽しい空間になると思います。唐橋僕は友達が少ないんですが、『あくたーず☆りーぐ』のプロデュースを通して友人ができた気がしています。僕はひとつのアイデアからなかなか離れられず、予備のプランのなさに落ち込むんです。でもふたりが窓口になったり翻訳家になったりしてくれて、3人寄れば文殊の知恵じゃありませんが、3人でよかったなと思いますね。それぞれ得意なこと、良さを出してくれるので打ち合わせが本当に楽しいです。のんびり楽しめる、いい意味でドキドキしないイベント――まだ1回目の準備段階ですが、今後も続くとしたらやってみたいことはありますか?寺山今回は「平和とアート」でしたが、チャンスがあるなら「平和と笑い」とかでやってみたいですね。普段はキラキラしているかっこいい俳優さんたちにコントや漫才をやってもらいたい。「高野洸の無限一発ギャグ百選」とか。唐橋いいねぇ(笑)。寺山絶対やってくれないだろうけど(笑)。この3人でまたやれるなら、「笑い」というテーマも楽しそうだと思います。髙木今回はよみうりランドという場所と絡んで色々考えていますが、次にやるならまた新しい場所でも面白いなと思いました。場所が変わるだけで無限に色々なものを生み出せそうな気がします。――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。唐橋本家との決定的な違いは、戦わない・休息場ということ。共通点はその場限りということです。2日間ありますが、メニューやイベント登壇者は違いますから、ぜひ楽しみに来てください。髙木唐橋さんが「休息」というキーワードを出してくれましたが、本当にそうです。『ACTORS☆LEAGUE』は皆さんドキドキしながら観たと思います。でもこのイベント、いい意味で1個もドキドキしません!心臓に優しいです。自分のペースで、自分なりの楽しみ方を見つけてほしいです。寺山しゅんりーさんのおっしゃった通り、楽しみ方はお客様次第。多発的に色々な仕掛けと驚きを交えながら、アートを通して楽しめる場所を作れるように打ち合わせを重ねています。楽しもうという気持ちは持ちつつ、ハードルはあまり上げずに来てください(笑)。唐橋それ大事(笑)!取材・文:吉田沙奈<公演情報>『あくたーず☆りーぐ アートフェスタ in よみうりランド』プロデューサー:唐橋 充、髙木 俊、寺山武志2023年11月18日(土)・19 日(日)会場:よみうりランド / HANA・BIYORI(よみうりランド隣接チケット情報:公式サイト:
2023年11月13日2024年1月9日(火) から14日(日) にかけて紀伊國屋ホールにて、寺山修司没後40年記念公演『三上博史 歌劇 ―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』が、上演されることが発表された。詩人・劇作家・脚本家・作詞家・評論家・小説家・エッセイスト・映画監督・写真家・劇団主宰など、あらゆる肩書きとともに時代を超えて今なお愛され、様々な人に影響を与え続けている寺山修司。出演は、その寺山によって“俳優”であり“表現者”という命を吹き込まれた三上博史。2015年に上演された『タンゴ・冬の終わりに』以来、実に約8年ぶりに『三上博史 歌劇』を上演する。本公演では、俳優業と併行して長年音楽活動も続け、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』をはじめとした演劇活動における芝居と音楽の融合を表現し続けてきた三上の魅力あふれる肉声に加えて、一流ミュージシャンたちが生演奏で素晴らしい楽曲や詩の数々をお届け。さらに、歌や詩の朗読のほか、演劇シーンもふんだんに盛り込み、伝説的舞台『レミング-壁抜け男』の影山影子役をはじめ、寺山作品の多種多様な登場人物を三上が早替わりで演じ分ける。共に作品を創り上げるのは、寺山修司没後20年記念公演として上演された『青ひげ公の城』で主演して以来約20年ぶりのタッグとなる、寺山主宰の演劇実験室天井桟敷の後継劇団=演劇実験室◉万有引力、そして演出に J・A・シーザー、上演台本に高田惠篤・寺山偏陸という生前の寺山と共に名作を生んできた盟友たちが顔を揃える。劇場は、寺山自身が生前最後に手掛けた天井桟敷の最終公演『レミング-壁抜け男』を上演した紀伊國屋ホールと、40周年に相応しい顔合わせが実現した。寺山修司撮影:有田泰而 提供:テラヤマ・ワールド三上博史は、高校1年生の時に寺山が監督を務めたフランス映画『草迷宮』のオーディションに合格し俳優デビュー。寺山との運命の出逢いから数年後には、紀伊國屋ホールで上演された天井桟敷の最終公演『レミング-壁抜け男』を座席からリアルタイムで観劇していた。寺山との出逢いが俳優として生きる道を決定づけ、以来本人が時に“呪縛”とさえ表現するほどの絶大な影響を受けてきた。寺山作品を演じ、歌い、後世に語り継いでゆくことが自身の使命という三上は、2008年から現在に至るまで毎年欠かさず、5月4日の命日に寺山の出身地である青森県三沢市の寺山修司記念館において追悼ライブを行っている。■三上博史 コメント寺山さんは僕が育っていくことのすべての種になっていた方です。その種は15歳で出会ったときに植え付けられていて、寺山さんの呪いがかかっているものでした。どんなことにチャレンジしても、どこかで寺山修司や天井桟敷に辿り着いてしまうんです。親離れする、乗り越えていくと思っても、やっぱり影響のある人に辿り着いてしまう。結局はお釈迦様の手のひらの上なんですよ。寺山さんの呪縛は一生ついて回るんでしょうかね、嫌だな(笑)。この舞台は、寺山修司記念館で続けてきたライブ、一方で地方の民話や古事記を朗読してきた僕自身の活動の流れの上にありますが、会場が、『レミング-壁抜け男』という天井桟敷が最後の公演をしたのが紀伊國屋ホールで、僕の中では大事な思い出の場所であり、敷居が高い劇場でもあります。そこで僕ができることを考えるとやっぱり演劇なのかなと思ったんです。でもライブは外せない。その合わせ技で『三上博史 歌劇』となりました。そして公演のサブタイトルは本当にいい寺山さんの言葉で、俳優として、一人の虚像として生きてきた僕にピッタリだと思っています。そんな僕の中の要素を総動員してお届けするものになるのは間違いありません。寺山さんのテキストで構成されることは決まっていて、誰も見たことのないものを目指します。比較されたり分析されても仕方のないものなので、肌感覚でガツンと楽しんでもらいたいですし、できるだけ先入観なく見てもらえたらと思っています。<公演情報>寺山修司没後40年記念公演『三上博史 歌劇 ―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』2024年1月9日(火)~14日(日)会場:紀伊國屋ホール作:寺山修司演出・音楽・美術:J・A・シーザー共同演出:高田恵篤上演台本:高田恵篤、寺山偏陸音楽監督:横山英規■出演三上博史演劇実験室◉万有引力(髙田恵篤、伊野尾理枝、小林桂太、木下瑞穂、森ようこ、髙橋優太、今村博、山田桜子、三俣遙河、内山日奈加、曽田明宏)■演奏横山英規(Bass)エミ・エレオノーラ(Piano)近田潔人(Guitar)ASA-CHANG(Drums)■チケット発売日:11月予定公式サイト:
2023年10月24日Kis-My-Ft2・千賀健永(32)となにわ男子・長尾謙杜(21)との交際が報じられた元セクシー女優の三上悠亜(30)。三上のSNSには”推し”を奪われたファンからの批判コメントが相次いでいる。9月6日に配信された「文春オンライン」の記事によると、千賀と三上は2~3年ほど前から交際関係にあったという。いっぽうの長尾は、最近になって三上と親しい関係に。長尾が三上の自宅マンションを訪れる数時間前には、同じマンションで千賀の姿も目撃されたという。千賀といえば、グループとしての活動に加えて「ジャニーズきっての美容オタク」と呼ばれるほど、美容に関する造詣が深く、今年5月には初の個展を開催するなど、マルチな才能を発揮している。いっぽう長尾も、『ViVi』(講談社)が実施する「国宝級イケメンランキング 2023年 上半期」において22歳以下の部門で1位を獲得するなど、その甘いマスクでもファンの心をつかんでいる。そんな人気者の2人との“二重交際疑惑”が浮上した三上。報道直後から、三上のインスタグラムのコメント欄には《くっそー!ておもったけど可愛いくてなんもいえねー!笑》と羨む声が。いっぽうで、悲しみや憤りのあまり心ない声を書き込む人も。なかには、9歳年上という年齢や8月に引退したばかりのセクシー女優という職業を理由に批判する声もみられた。《三角関係はだめでしょまじでない女として、どうなの?》《アイドル食うな》《謙杜を返して》《二股は、さすがに、、》《この女のどこがいいねん》
2023年09月07日9月6日、「文春オンライン」が、Kis-My-Ft2・千賀健永(32)となにわ男子・長尾謙杜(21)と元セクシー女優の三上悠亜(30)の親密交際を報じた。記事によると、2~3年ほど前から交際関係だったという千賀と三上。「文春」は千賀がたびたび三上の自宅マンションを訪れる様子を目撃。いっぽうの長尾は、最近になって三上と親しい関係に。三上の自宅マンションを訪れる長尾の姿もキャッチしていた。かつて手越祐也(35)との熱愛も報じられるなど、そのモテぶりでも注目を集める三上に浮上した新たなロマンス。そんななか、X(旧Twitter)のトレンドに急浮上した名前が。YouTuberのカノックスター(26)だ。「カノックスターは大食いなどの様子を配信する“モッパン系YouTuber”です。登録者数は166万人(6日現在)で、有名人ともたびたびコラボしています。写真集を発売するなど、イケメンぶりで女性を中心に人気を集めています」(スポーツ紙記者)YouTuberとしても活動する三上は、カノックスターとたびたびコラボ動画を投稿するなど、その親密ぶりが注目を集めていた。「三上さんとカノックスターは、2人でディズニーランドを訪れたり、三上さんの自宅にカノックスターが泊まったりした様子をYouTubeに投稿しており、仲の良さから交際説もたびたび囁かれていました。“美男美女カップル”として人気を博していました」(前出・スポーツ紙記者)三上が今年3月にセクシー女優の引退を発表した際も、カノックスターとの“今後”は大きな話題に。「三上さんが3月に引退を発表すると、“引退してカノックスターと結婚するのでは”とファンの間で話題になりました。両者ともに疑惑を否定していましたが、その後も別のセクシー女優とコラボするカノックスターに対し、三上さんが『どっちが好きなの?』と迫るなど、イチャイチャぶりは変わらず。そのため、ファンの間では“交際説”は未だ根強いものだったのです」(前出・スポーツ紙記者)そんななか報じられた、三上の千賀、長尾との親密ぶり。SNS上では、カノックスターのメンタルを心配する声が相次いでいる。《あれ、三上悠亜ってカノックスターかと思ってた。あれは表だけでなのかな。》《カノックスターはどう言う気持ち???》《今1番可哀想なのは他でもないカノックスター》《カノックスターのメンタルが心配(そこじゃない)》《カノックスター大丈夫かな》
2023年09月06日双葉社は8月18日、「三上悠亜 写真集『Last your…』」を発売します。2015年、「国民的アイドルグループ元グラビアプリンセス」の肩書きを引っさげて登場して以降、アイドル以上のルックスとスタイルでヒット作を連発してきた彼女。女優業と並行して、恵比寿マスカッツなどのアイドルグループにも所属。今や、アジアを超えて世界的な人気を獲得し、韓国でもK-POPユニット・HONEY POPCORNのセンターとして活躍するなど、“アジア最強のアイドル”として君臨。また、SNSでも爆発的な人気を博し、インスタグラムは約360万人、ツイッターは約470万人、TikTokは約420万人のフォロワーを持ち、YouTubeチャンネルの登録者数は約100万人(すべて2023年7月4日現在)と、けた違いの影響力を持っていることでも知られています。「三上悠亜 写真集『Last your…』」は、30歳の誕生日をもってセクシー女優からの引退を発表した三上悠亜さんの最後の写真集。舞台はアジア有数のリゾート地であるタイのパタヤで、太陽が降り注ぐビーチや豪華なヴィラにて撮り下ろしています。三上さんが持つ底抜けの明るさや健康美、色気まで、すべてを網羅した一冊となっています。■書誌概要書誌名:三上悠亜 写真集『Last your…』著者:上野勇定価:4,400円発売日:2023年8月18日発売元:双葉社(フォルサ)
2023年07月14日プロムジカ・コンティヌオ株式会社(所在地:豊島区池袋、代表取締役:圓谷 俊貴)が運営する古楽団体「プロムジカ使節団 <Promusica Baroque Academy>」の2023年度の年間スケジュールが決定しました。小規模公演ならではの、歌手・奏者の息づかいを感じていただける、魅力的なラインナップとなっております。是非主催公演、そして、出演協力の演奏会にお運びください!2023年度「プロムジカ使節団」年間スケジュール■音楽家兼代表取締役 圓谷 俊貴の挑戦プロムジカ・コンティヌオ株式会社は、国内外で活躍する若手プロ演奏家による古楽団体・プロムジカ使節団の運営、およびコロナ禍で需要が高かった録音・録画・動画編集・配信事業で実績を上げ、今年3期目に入りました。コロナが明けようとしている今、本来、やりたかった事業に邁進するにあたり、自らが現役チェンバロ奏者にして指揮者でもある代表取締役・圓谷 俊貴(35)が今後の展望を語ります。2023年1月《ロ短調ミサ》公演で指揮をする圓谷氏■ニッチな古楽がアフターコロナで跳躍するために古楽とは、クラシック音楽の中でもモーツァルトやベートーヴェンより古い時代のバロック音楽、ルネサンス音楽、中世音楽の総称です。多くは当時の楽器(古楽器、オリジナル楽器、ピリオド楽器などと言われています)を使って当時のスタイルで演奏されます。そもそも、市場規模4,237億円(2019年「ライブ・エンタテインメント白書」より)の日本の音楽シーンにおいて、クラシック音楽は7.5%のシェアしかありません。さらにコロナ禍により、2022年には2019年度の51.2%減という悲惨な状況でした。クラシックの中でもニッチな古楽業界が受けた打撃は想像を絶するものだったと言えるでしょう。そんな中で助成金を効率的に得て、音楽家が音楽で食べていくため、さらにアフターコロナに跳躍するための株式会社設立でした。圓谷「欧米では当たり前の“音楽家が演奏で収益を得て生活する”ことが日本ではまだまだできていません。教職や個人レッスン、アマチュア団体の指導など演奏外の活動で補うか、助成金を得るか。その助成金も赤字を前提としないともらえない。そういう現状を打破して演奏を中心とした音楽事業で収益を上げ、演奏者に還元できるシステムを構築することを目指し、覚悟を持って株式会社を立ち上げました。おかげさまで、私たちのオーケストラとしての活動実績はクレッシェンド(だんだん大きく)になっています」。2022年12月サントリーホール公演 集合写真■今年後半、そして2024年度に向けての展望圓谷「日本の古楽器オーケストラとして海外にもその名を知られ、高い評価を得ているBCJことバッハ・コレギウム・ジャパンと出会ったのは、私がまだ福島から東京藝術大学で声楽を学ぶために上京した18歳でした。その後、チェンバロに転向してからも、バッハをはじめヘンデルやヴィヴァルディといったバロック音楽が大好きで、今もそれが続いています。私たちの目指すところをすでに歩いているBCJを心から尊敬するとともに、私たちもまた、日本発のバロック音楽を世界に発信していけたらという思いを持っています」。「ゆがんだ真珠」を意味するバロック時代の音楽は、感情表現豊かで個性的な魅力にあふれています。プロムジカ使節団にも、バロック音楽やその時代の楽器の音色やタッチを愛し、優れたテクニックを持つ個性的な音楽家が集まっています。圓谷「会社とオーケストラの設立からこれまで、若くて才能あふれる演奏家を集め、演奏活動を通してファンを増やし、土台作りをしてきました。2023年度はさらに演奏のクオリティを上げていきたい。そして、数あるバロック作品の中で次の世代に伝えたいと思う作品を取り上げて、この時代、この空気、この奏者でなければできない、ワクワクするような演奏をお客様にお届けし、世界に向けて発信するために録音を残していきたいと考えています。2024年はバッハが「ヨハネ受難曲」の第1稿を作曲してからちょうど300年のメモリアルイヤーにあたります。そこに向けての企画も視野に入れつつ、歩みを進めていこうと思っています」。インタビューに応える代表<取材・構成 沢井 まみ>編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。企業広報誌、教育分野を中心に取材記者として活躍。一方、20代から古楽のコンサートマネジメントを務め、古楽業界に幅広い人脈を持つ。オフィスサワイ代表。沢井 まみ■会社概要商号 : プロムジカ・コンティヌオ株式会社法人番号: 4010401157145代表者 : 代表取締役 圓谷 俊貴所在地 : 〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋4・5階設立 : 2020年12月11日事業内容: 音楽事務所資本金 : 1,000千円URL : 圓谷 俊貴 Toshiki Tsumuraya福島県古殿町出身。チェンバリスト・ピアニスト。2020年12月発足の古楽オーケストラ『プロムジカ使節団』Promusica Baroque Academyを主宰し通奏低音および指揮を務める。4歳よりピアノ・18歳より声楽・20歳よりチェンバロを学び、東京藝術大学音楽学部声楽科テノール専攻、同大学器楽科古楽チェンバロ専攻の2つの科で学び両科とも卒業。『ゴルドベルク変奏曲』リサイタル(郡山市立美術館主催、2020年)等のソロ活動に加え、通奏低音奏者としてバッハカンタータアンサンブル、N響メンバーによるアンサンブル、石田組等に参加するなど、日本各地で演奏活動を展開。《アンサンブル室町》メンバー、《オルケストル・アヴァン=ギャルド》理事及び通奏低音奏者。また、ピアニスト、コレペティートルとしても評価が高く、様々な歌手や奏者がその共演者に指名。第88回日本音楽コンクール木下賞《共演》受賞。声楽を鈴木 寛一、Gerd Turk、Rufus Muller、野々下 由香里、チェンバロを大塚 直哉、ピアノとフォルテピアノを小倉 貴久子、指揮法を根本 卓也の各氏に師事。合唱団 Collegium Vocale Purafonte 指揮者、Promusica Continuo Co., Ltd. 代表取締役。Twitter: @Tsmulan (個人)、@PBA_Promusica (プロムジカ使節団) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月28日ミュージカル『東京ラブストーリー』にて三上健一を演じる、廣瀬友祐(空キャスト)と増子敦貴(GENIC)(海キャスト)による「W三上トークイベント」が、フジテレビのマルチシアターにて行われた。 Tシャツ付きチケットを購入した方の中から抽選で当選した観客が参加、なごやかな雰囲気のなか楽しいトークが繰り広げられた。サプライズでじゃんけん大会も開催。両名のサイン入りポスターがプレゼントされた。進行役のプロデューサーの呼び込みで、お揃いのカンパニーTシャツで登場した廣瀬と増子。稽古開始から二週間強経ち、現在は空キャスト海キャスト分かれて稽古をすることが多いそうだ。セリフや動きが違うところも出てきていて、今作の見どころとなっている。廣瀬は「それぞれの経験値で演じるからこそのカラーの違いが自然と出ている」と話した。数多くのミュージカルに出演してきた廣瀬と、本格的なミュージカルへの出演はほぼ初めての増子。増子は「GENICというグループでアーティスト活動をしていますが、別枠というか、声が震えて勝手にビブラートが鳴るくらい(笑)」と稽古場での緊張の心境を語ると、廣瀬は「リラックスしていると思っていた!」驚いた様子。廣瀬友祐増子敦貴「三上はとにかくモテますよね?」との質問には、「モテますね!!!」と強く声を揃えた二人。増子は「原作は女々しい印象がありましたが、ミュージカルでは男らしさが溢れ出ている」とその印象を語った。廣瀬は「これまで演じた中では群を抜いてモテ男。僕は不倫や愛人など、危険な恋愛ポジションをやらせていただくことが多かったですが、こんなにモテ男はないと思います」と新境地のようだ。初登場シーンで、これまで何人の女性と付き合ってきたのかと聞かれて歌う、 『56人の女たち』というナンバーがあるとのことで、プロデューサーに促され、歌に入る前のセリフを増子が実演。「そんなに多くないさ。ざっと56人。」と甘いヴォイスでささやいた。廣瀬は「思い切りやらないと歌えない曲。とんでもないヤツだけど、ちゃんと人数を覚えているところが、それぞれを愛してきたカッコいいところ。その曲を歌える三上でなければ」と三上像を分析。このナンバーではダンスもあり、増子は「はじめてのダンスのジャンル。どうしたら三上らしく踊れるか研究し続けている」と明かした。三上は永尾完治の親友役。完治役は、空キャストでは柿澤勇人が、海キャストでは濱田龍臣が演じる。廣瀬は「カッキーとは10年程前に『メリリー・ウィー・ロール・アロング』で初共演したときから好きな俳優。同じサッカーをやっていた体育会系でもあり、感覚的に共鳴できる部分が多くて尊敬している。いい刺激をもらいながら一緒にものづくりできることを楽しみながらやっています」と共演を喜んだ。二人の場面の稽古は、アドリブが効いて日々変化し、経験がすべてを成立させてしまう、仲の良さも出ていると、プロデューサーも太鼓判を押していた。対する海キャストの濱田と増子は初共演。増子は「龍臣君は『あの時画面越しで観ていた人』でしたが、コミュニケーションをいっぱい取ってくれるので、数年前からの友達のように仲がいい」という。海キャストは4人が固まって座っていて本当に仲睦まじいそうだ。ここで、事前に寄せられた質問に答えるコーナーへ。「三上の役作りで気をつけていることは?」との質問には、三上の見かけと裏側をどう表現するかがポイントと同意見。廣瀬は「削ぎ落とされた台本だからこそ難しい。どう深みをだすか」、増子は「ずっと寂しい人間。どう舞台で表現したらいいのか」と模索中のよう。「リカとさとみどちらを選びますか?」という究極の質問には、廣瀬は「リカ」、増子は「さとみ」と即答した。増子は「本当にこれはタイプの問題なんですが」と前置きしつつ、「まず幼稚園の先生ですよ!」と前のめりになると、廣瀬も「わかるよ!」と同調する。「寂しがりな部分や、本音を言えない部分も含めて愛したい」と熱弁し、地元の同級生であることを「ポイント超高いです!」と力を込めた。一方の廣瀬は、「刺激的なのはリカ。意志の強さや自由奔放さは苦労する部分かもしれないが、共鳴し合えたとき、お互いが支えになれたときの絆の強さはリカのほうが強いのでは」と話した。『東京ラブストーリー』には、「赤名リカ」という象徴的なキャラクターがいる。空キャストでは笹本玲奈が、海キャストの唯月ふうかが演じる。増子は「海キャスト全体を明るくしてくれる存在でリカそのもの」、廣瀬は「彼女自身が持っている強さがリカとすごくリンクしている」と印象を語った。リカの名セリフも見どころだ。最後に、廣瀬は「ミュージカル版『東京ラブストーリー』の恋愛模様、人間の成長物語が描かれている。経験したであろうことや気持ちが出てくるので、そこに接した上で、心が豊かになってくれたら」と、増子は「友人、親戚、兄弟、誰に観ていただいても自慢になるような作品。観るか迷っている方の、あと押しをしてください!」とメッセージを贈った。東京公演は今冬11月27日(日)~12月18日(日) 池袋・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)、大阪公演は12月23日(金)~25日(日) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、愛知公演は2023年1月14日(土) 愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール、広島公演は1月21日(土)~22日(日) 広島・JMSアステールプラザ大ホールにて上演。東京公演チケットは好評一般発売中。文・撮影=岩村美佳<公演情報>ミュージカル『東京ラブストーリー』ミュージカル『東京ラブストーリー』ビジュアル●東京公演2022年11月27日(日)~12月18日(日)会場:東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)【チケット料金】S席:11,500円A席:9,000円B席:6,000円チケットはこちら:【イベント・来場特典】■来場者全員プレゼント対象日程:11月30日(水) 海 13:00 / 空 18:00プレゼント内容は後日発表■ホリプロステージ会員限定貸切公演対象日程:12月4日(日) 12:30特典:1. アフタートークイベント(登壇者:柿澤勇人 / 笹本玲奈 / 唯月ふうか)2. 来場者全員プレゼント:ステッカー■アフタートークイベント対象日程:12月1日(木) 13:00 男子会(登壇者:柿澤勇人 / 廣瀬友祐 / 濱田龍臣 / 増子敦貴(GENIC))12月2日(金) 13:00 女子会(登壇者:笹本玲奈 / 夢咲ねね / 唯月ふうか / 熊谷彩春 / 綺咲愛里)12月10日(土) 17:30 クリエイターズトーク(後日発表)※対象公演回のチケットをお持ちの皆様ご参加いただけます。※登壇者は急遽変更になる場合もございます。●大阪公演2022年12月23日(金)~25日(日)12月23日(金) 空 14:0012月24日(土) 空 12:30 / 海 17:3012月25日(日) 海 12:30会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ問合せ:梅田芸術劇場06-6377-3888(10:00~18:00)●愛知公演2023年1月14日(土) 海 12:30 / 空 17:30会場:刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール●広島公演2023年1月21日(土)~22日(日)1月21日(土) 海 18:001月22日(日) 空 12:30会場:JMSアステールプラザ大ホール問合せ:TSSイベント事業局082-253-1010(平日10:00~17:30)【キャスト】■空キャスト永尾完治:柿澤勇人赤名リカ:笹本玲奈三上健一:廣瀬友祐関口さとみ:夢咲ねね■海キャスト永尾完治:濱田龍臣赤名リカ:唯月ふうか三上健一:増子敦貴(GENIC)関口さとみ:熊谷彩春長崎尚子:綺咲愛里和賀夏樹:高島礼子永野亮比己 / 引間文佳新井希望 / 尾関晃輔 / 上條駿 / 今野晶乃 / 咲良 / 高瀬育海 / 俵和也 / 照井裕隆 / 妃白ゆあ / 町屋美咲 / 安福毅 / 矢吹世奈 / 吉崎裕哉(五十音順)スウィング:大村真佑 / 高井泉名(五十音順)原作:柴門ふみ『東京ラブストーリー』(小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)音楽:ジェイソン・ハウランド脚本・歌詞:佐藤万里演出:豊田めぐみ公式HP:公式Twitter:
2022年11月01日セクシー女優の三上悠亜が4日、京セラドーム大阪で開催された「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 AUTUMN & WINTER」に出演した。三上は「sugar nineハロウィンスペシャルステージsupported by LARME」で巫女風の猫耳コスプレを披露。衣装のカラーは白と淡いピンクで、袖にはレースが施され、和風と洋風を組み合わせたコーデに。ランウェイの先端ではキュートなポーズを決め、観客を魅了した。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。23回目となる今回は、「meet new japan culture」をテーマとし、変わりゆく文化や美しき良き伝統などを発信する。撮影:蔦野裕
2022年08月04日劇団ナイスコンプレックス公演、舞台『ゲズントハイト』〜お元気で〜が、2022年2月に東京芸術劇場シアターウエストで上演される。本作は劇団ナイスコンプレックス主宰のキムラ真が原作を手掛けたオリジナル作品で、何度も再演されている劇団の代表作だ。本公演で2012年に主演のクリニクラウン(小児科に来る子どもたちを笑顔にするピエロ)・オーちゃんこと大村直人役を務めた藤原祐規が出演、相方のヒロくんこと広瀬守役を、前回公演に引き続き三上俊が務める。10年ぶり再登板となる藤原は「前回公演で、芸人のサバンナ・八木さんがオーちゃん役を務めていたので、プレッシャーを感じています。それでも声をかけてくれたキムラ(真)には感謝していますし、うれしかったです」と語る。三上は「サバンナの八木さんが演じるオーちゃんを見て『プロの芸人さんって本当に面白いな』と思っていました。今回はフッキー(藤原)という役者として信頼している人と作り上げることになるので、どんな作り方をするのか一緒に楽しみたいです」と語った。藤原と三上は共演経験があることから、互いの印象を聞くと「みかしゅん(三上)は、舞台で何があっても合わせられる人。突然僕がひらめいて全然違う球を投げても受けてくれると思うので心配していないです」と藤原。すると三上は「あくまでも僕の見解ですが、僕とフッキーはタイプが似ている。だから僕の投げた球をわかってくれますし、きちんと返してくれる」と言い、二人の間にある厚い信頼関係がうかがえる。前回公演で披露したバルーンアートを覚えているという三上は、「久しぶりに作ったら、とてもしっぽの長い犬ができました(笑)。バルーンアートは大事なポイントなので頑張ります。豪華なキャストですごい作品になると確信しています。楽しみにしていてください」とコメント。藤原は「あたたかい話ですが、一歩間違えると恩着せがましくなってしまう可能性があります。ですからしっかり役を生きて目的に向かって走った結果、ストーリーが付いてくる感じが良いのではないかと思います」と語り、最後に「すべての人に面白いと思ってもらえる作品を目指します。出番もせりふも多い、その上ギター演奏も披露しますが、頑張ります!」とメッセージを送った。文/撮影:咲田真菜
2022年01月19日ホメ言葉だったら“肌キレイだね”が一番嬉しい!」と話すのは、乙女な三上大進さん。各所で「超絶美」と話題沸騰中の「美容男子」の一人です。「二度見したくなるような透明感のある白肌だが、なんとノーファンデ!美容って心のドレスみたいなもの。キレイになれるし、自信をくれるから。「大切にしているのは、素肌です。最近、男性からもファンデの塗り方の質問を頂きますが、米粒くらいの分量でいいよって伝えます。毛穴もシミも生きている証拠だから、完璧に隠さなくてもいいと思うし、そのほうが抜け感も出せていい気がします。私も目のまわりは色素沈着してたり、赤ら顔なのですが、逆に目元に陰影ができていいし、血色感があって生き生きしているなって思って。マイナスにとらえるんじゃなくて発想を変えると生きるのがラクになるんじゃないかな」ケア方法もアイテムも、“出合い”だから、デパコス、ドラコス問わず様々なものを試すそう。「その日の肌の状態や気分に合わせて、使用する製品も変えています。各アイテム10~20くらいストックがあって…本当にスキンケアオタクなのです」自身は美容が好きだが、人に求めることはしないし、美の基準もそれぞれでいいと語る。「男性がピンクのリップをつけてもいいし、スカートをはいてもいい。日本人“らしく”とか、女性“らしく”とか、好きじゃないんです。“らしく”って“自分”以外の言葉にはつけなくていいんじゃないかな。本当に大切なのは、自分らしくいられるかということだから」手作りの有機白米味噌。売り物のようなクオリティ。「発酵の力で内側から美しくがモットー」。朝起きた瞬間、真っ先に目に入る場所に飾っているのは、お花。「おうちのいたるところに飾っています。目からキレイになりたくて(笑)」。スキンケアは摩擦をしないことを徹底。「化粧水は手のひらで入れ込んで、乳液ものばさずやさしくハンドプレス」。白魚のような美しい手の秘密は、乾くヒマを与えないこと。「ハンドクリームは家にも会社にもあちこちに置いていて、目についたら塗るように」三上大進さん外資系コスメメーカー勤務後、現職へ。日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュの資格を持つ。夜寝る前には自家製甘酒を飲むのが習慣。@daaai_chan※『anan』2021年3月3日号より。写真・小笠原真紀取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2021年02月27日三上博史と黒木瞳が、今夏放送予定の十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)に出演することが分かった。本作は、市川海老蔵の十三代目市川團十郎襲名を記念した特別企画ドラマ。大森寿美男が脚本を務め、今川義元の大軍を数的に劣る織田軍が打ち破り、日本史上最大の逆転劇と謳われ、織田信長を一躍戦国時代の主役に押し上げた伝説の一戦“桶狭間の戦い”を題材とした本格時代劇だ。すでに、海老蔵さんが織田信長を演じることが決定しているが、今回新たに三上さんと黒木さん、2人の出演が明らかに。三上さんが演じるのは、信長にとって最大の脅威となる駿河の大大名・今川義元。大軍を率いて圧倒的有利と思われていた桶狭間の戦いにおいて、まさかの敗北を期した人物。信長との緻密な駆け引きや、その壮絶な最期にも注目だ。出演に関して三上さんは「これまで、実在の人物を演じる機会は何度かありましたが、その都度、神経をすり減らしてきました。野口英世、宮沢賢治、中原中也、安倍晴明、鳥羽上皇、どなたにもお会いしたことがないのはもちろん、史実は断片しか教えてくれません。一人の世を生きた人物として、そしてその時代背景をみなさまに体感していただくには、どうしたらよいのか?それぞれの魂から叱責(しっせき)されないように、ありったけの想像力と直感と大胆な表現を駆使して、今回、今川義元に臨みます」と思いを明かし、今回海老蔵さんと初共演となる三上さんは「撮影のその時、そこに、ぼくらではなく、織田信長と今川義元がふわりと立ち現れればよいなぁ、と心から願っています」とコメントしている。そして、黒木さんが演じるのは、信長の実母・土田御前。幼児期の信長は、幾人もの乳母の乳首をかみ切ったと言われるほどとても勘が強かった。土田御前は信長には手を焼く一方で、弟・信勝には手放しで愛情を注いだといい、本作では信長の弟や母との歪んだ感情も描かれる。「昨年10月、市川海老蔵さんと、舞台『オイディプス』で、妻でありでも本当は母だったという役を演じておりましたので(お話がきたときは)何となくしっくりきました」とオファー時の心境を明かした黒木さんは、「土田御前は、鬼才な信長をどう扱っていいのかわからない・・・どうしても弟の方に愛情が偏ってしまう母親で、そんな二人の息子との距離感を大切にしました」と演じるにあたって気をつけた点を語る。そして「数々映像化されている“織田信長”の中でも、今回は“桶狭間”に集約されているところが、最大の見どころだと思います。“うつけ”と言われた信長が、家臣をまとめて今川にたち向かっていく。そこまでの過程が描かれていることがとてもわかりやすく、“信長”という人物を描いていると思います」と見どころを述べた。<あらすじ>1560年、清洲城。27歳の織田信長(市川海老蔵)が「敦盛」を舞っている。同じとき、今川軍の先鋒・松平元康(後の徳川家康)は織田軍の砦の前でその采配を振るうときを待っていた。駿河の総大将・今川義元(三上博史)が織田家の領地・尾張を我が物にするべく、二万の大軍をもって侵攻してきたのだ。前夜、今川軍に対抗する策を訴える家老衆をあしらった信長は、翌早朝にたった5人の小姓を従えて清洲城から姿を消した。恐れをなして逃げたのだという生母・土田御前(黒木瞳)に対して、濃姫は決して逃げたりはしないと言い切り信長の身を案じる。信長は木下藤吉郎など信用できる者たちを動かし今川軍の情報を集め、義元が大高城に向かうのではなく、織田信長軍と戦う構えで桶狭間にいることを突き止めた。やがて、織田軍本陣に家老衆が軍勢を率いて現れたが、その数は二千ほどで、今川軍との差は圧倒的だった――。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~」(仮)は夏、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年03月16日川下大洋・三上市朗・後藤ひろひとが大阪で活動してきたユニット「大田王」が、東京では初となる公演「TOKYO大田王 2020~THAT’S GOING TOO FAR ~」を、4月2日(水)から赤坂レッドシアターにて上演する。川下、三上、後藤に話を聞いた。【チケット情報はこちら】三上が「僕らは元々、イギリスのコメディグループ『モンティ・パイソン』とか、アメリカのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で育ってきた世代で。僕自身、今でも海外のコメディアンに憧れているところがあるのですが、そういうことをやりたくて始めたユニットです」という「大田王」。’96年に川下大洋と三上市朗が「田王」として活動スタートし、翌年、後藤ひろひとも加わったコントオムニバス公演のユニットだ。川下が「コントと言ってもあくまで演劇の一貫。その中でパワーのある笑いが生まれます。これだけ舞台で遊べるんだ、というものを観ていただけると思いますよ」と話すように、所謂お笑い芸人のコントとは違う笑いが生み出される公演だ。後藤が「『大田王やるよ』って言われると毎回ちょっとうんざりするんだけど(笑)、会っちゃうと楽しくてしょうがないんだよな」と笑う3人は、もう30年ほどの付き合い。作品づくりは3人全員でやるといい、「本番2週間前に集まって、『さあ、なにしよう』というところから始めます。それぞれが台本も書くし、演出もします」(後藤)。モチーフになるのは、『スター・トレック』や『スター・ウォーズ』など誰もが知る映画作品。その作品選びの基準は三上で、「三上の『あのコスプレをしたい』がスタートです(笑)。熱意がすごいんですよ」(川下)。今回のモチーフは『男はつらいよ』だが、それも三上が「寅さんの恰好ってできそうでしないじゃないですか」と熱く語る。劇場で観る三上からはちょっとイメージできない姿だ。長く大阪での上演にこだわってきたが、東京での公演を望む熱い声も多く、今回の上演に至った。初めての東京公演だが「どれだけ期待してもらっても、それより上のものをお見せします!」(後藤)とキッパリ。ちなみに「僕らは汚い笑いの取り方はしないですよ」(三上)と、カッコいい大人たちの掌で転がされる、楽しい時間になりそうだ。三人に加え石丸謙二郎(青年座)、多田野曜平(テアトル・エコー)、久保田浩(遊気舎)ら個性豊かな面々が集い、「早めに来ていただくと、楽しいことが待っているかもしれません」(川下)という本作は、4月2日(水)から5日(日)まで東京・赤坂レッドシアターにて上演。取材・文:中川實穗
2020年03月13日浪漫活劇譚『艶漢』第四夜が2月16日に開幕、3月1日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演中。開幕に先がけ、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には、吉原詩郎役の櫻井圭登、山田光路郎役の末原拓馬(おぼんろ)、吉原安里役の三上俊、大太刀一平役の小沼将太、鏡湖役の岡田あがさ、虹海役の松島志歩、花魚役の青木志穏、漁火役の芹沢尚哉、水稚役の坂下陽春、潮見役の加藤良輔が出席した。なお、漁火、水稚、潮見は舞台オリジナルキャラクター。【チケット情報はこちら】本作は、尚月地の人気漫画を原作にした舞台で、2016年に初演、2017年に第二夜、2019に第三夜を上演した人気シリーズの最新作。脚本・演出はほさかよう。取材で三上は「これまで前作を超えよう、超えようとやってきたのですが、この第四夜はまた別のベクトルでものすごい作品になったんじゃないかと思います。第五夜、六夜を見据えた作品になっていると思います」、末原は「作品を続けていくために、これまでのことを断ち切る、というのも今回の僕らの挑戦でした。それは新しいことをやるというよりは、今まで見せてきた、我々が“ここは成功する”と思っていない面を掘り下げてみるという作業で、それをイチからやってみて、我々なりに辿り着いていると思います。人間の暗い部分を描くぶん、それに打ち勝つための明るい部分や強い部分を描いた作品です」、櫻井は「『艶漢』クオリティはもちろんですが、このカンパニーでしかできないことができていると思います。支えてくださる皆様に感謝の気持ちも込めて詩郎を演じ切ります。よろしくお願いします」とそれぞれ語ったように、浪漫活劇譚『艶漢』が次のフェーズに入ったことを感じさせる作品。初演から描かれてきた、詩郎と光路郎、そして安里の因縁を振り返り、そのうえで一歩踏み出す姿が印象的に描かれる。舞台となる“水劇”一座のエピソードは、水の中で行われる演劇は幻想的に、逆にその“舞台に立つ者”の心情は生々しく描かれたストーリーで、それを本物の役者たちが演じるという舞台版ならではの複雑なリアルさに心が動かされる。実はこのエピソードはコミックスでは前半に出てくるため、3人の状況とは時系列が違うのだが、舞台オリジナルキャラクターである漁火らが架け橋となり、違和感なく仕上がっていた。光路郎の幼馴染・一平も登場し、初めて光路郎の過去が語られる浪漫活劇譚『艶漢』第四夜は3月1日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演中。取材・文:中川實穗
2020年02月18日――朝5時ごろ、目を覚ました恵俊彰(54)はテレビをつけると、チャンネルをニュース番組にあわせ、一般紙2紙とスポーツ紙1紙に目を通す。気になるニュースがあったら、いつの間にか起きていた妻(52)に声をかける。「ねぇ、この事件ってどう思う」4人の子どもの通学の準備に忙しい妻は、しばし手を止めて、夫の質問に答えてくれる。8時過ぎにはTBSに入り、10時25分から始まる『ひるおび!』の放送に備える。もう、こんな生活を10年続けてきた。「これほど長く情報番組のMCを任せてもらえたのも、妻のおかげでしょうね」「ひるおび!」放送後の打ち合わせを終えて、本誌のインタビューに応じた恵は、相好を崩してそう断言する。いまでこそ、午前の部(11時〜11時55分)と午後の部(11時55分〜13時55分)を合わせた平均視聴率で7年半連続トップを誇る『ひるおび!』。しかし、番組開始当初は波乱含みだった――。「当時、日本のお昼の番組といえば『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でしたから、裏番組を引き受けるというのは、玉砕覚悟の“赤紙”を受け取る気持ちでした」迷いはあったが、芸能界の先輩たちが背中を押してくれた。「関口宏さんからは『なんか面白そうだと思うことは、やったほうがいい』、島田紳助さんからは『(低迷していた)横浜ベイスターズの監督をやるようなもん。だけど、監督をやっているということで目立つのは、得やないか』と言ってくれました(笑)」第1回の放送では、安倍晋三官房副長官(当時)を大物ゲストとして引っ張り出したが、視聴率はわずか3%。その後も2〜3%と低迷が続いた。大きな転機は’11年の東日本大震災の報道だ。ドラマやバラエティ番組は自粛されたが、報道を扱う『ひるおび!』は通常どおり続いた。「未曾有の大惨事に自分がどう向き合って生放送をやればいいのか迷いがあったんです。それで妻に『どんな顔してテレビに出ればいいんだろう?』と話したら、『お願いだから、日本中の不幸を背負ったみたいな顔をしてテレビに出るのはやめてね』って言ってくれたんです。それで“あっ”と気づいた。特別な感情ではなく、今、起きていることを、とにかくちゃんと伝えることが仕事なんだと」恵の真摯な姿に、視聴者が信頼を寄せ、徐々に視聴率が上がっていった。これまでも妻の一言に助けられることがあったという。「僕はサラリーマン経験がなく、芸能界しか知らない偏った人間です。だから、世の中の人が何に興味があるのか、どう思うのか、わからなくなるときがある。たとえば、誰かと誰かが対立しているようなニュースがありますよね。そのときに、奥さんに『どちらのほうが悪い人だと思う?』って聞くようにしている。妻は、僕にとって“世の中を映す鏡”なんです」
2019年10月16日JALの新制服をエズミ(EZUMi)のデザイナー・江角泰俊が担当。2020年4月より導入される。テーマは“ハイブリッド モダンビューティー”航空運送事業に関わる全部門の制服を新たなデザインに一新するJAL。エズミのデザイナー 江角泰俊は、“ハイブリッド モダンビューティー”をテーマに、客室乗務員や地上接客部門の制服デザインを担当。異素材を組み合わせてオリジナリティを加えながらも、着心地の良さや動きやすさも重視した新制服を完成させた。客室乗務員客室乗務員の制服には、ワンピースとパンツスタイルの全2種類を用意。ワンピースは、航空会社の制服では珍しいバルーンスリーブを採用。またJALのロゴマークにちなんで、“鶴”の流線型を表す立体的なシルエットに仕立てている。地上接客部門地上接客部門には、通常のジャケット×スカートに加え、ワンピースが新登場。またラウンジスタッフの制服には、柔らかなピンクベージュに彩られたノーカラーのダブルジャケットが導入される。“手書き”で描いた満開のスカーフ地上接客部門の制服には、大判を整形したロングタイプのスカーフをセット。スカーフは、江角泰俊の手書きによる満開の花々をあしらったデザインで、約20色を使用した華やかな仕上がりとなっている。“レッド”をアクセントになお制服は、ダークカラーを基調に、JALのコーポレートカラーであるレッドをアクセントに採用。制服の袖口や胸元のポケットといったディテールをはじめ、ベルトやスカーフアクセサリーに差し込まれている。
2019年07月26日尚月地の同名人気漫画を原作にした舞台・浪漫活劇譚『艶漢』第三夜が開幕、それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には櫻井圭登、末原拓馬(おぼんろ)、三上俊、村田恒、福井将太、岩義人、岡田あがさ、堀越涼(花組芝居)、八神蓮が出席した。【チケット情報はこちら】本作は、ノーフン(フンドシをはいていないこと)がちな傘職人の美少年・吉原詩郎と、熱血正義感の巡査殿・山田光路郎、そして詩郎の兄貴分で無敵な色気を放つ吉原安里の物語を軸にした、エログロナンセンスな昭和郷愁的アンダーグラウンド事件簿。ストーリーを紡ぐ浪漫活劇譚シリーズは2016年の初演、2017年の第二夜に続く3作目で、脚本・演出はほさかようが手掛ける。同じキャストで歌謡エンターテインメントショーを行う歌謡倶楽部『艶漢』シリーズもこれまでに2作上演されている。ゲネプロ前の囲み取材で、主人公・吉原詩郎役の櫻井は「新しいキャラクターが新しい風を吹かせてくれて、第三夜ならではの攻め方ができた作品になったと思います。初演ぶりにシアターサンモールに帰ってこれたので、色んな想いを込めながら、愛を込めて演じきりたいと思います」、山田光路郎役の末原は「この場所で上演された第一夜のときは、歴史のある漫画を僕たちが舞台化するということでドキドキしていました。だけど受け入れてもらえ、歌謡倶楽部もあり、合わせると今回で5作目。いろんな人でつくり上げてきた『艶漢』になっていることが嬉しいです。今回も新たなものを積み上げることになればと、今またドキドキしています」、吉原安里役の三上は「過去最高の作品になったんじゃないかと思います。安里という役はこれまで何を考えているかわからない部分が多かったのですが、今作では目的もハッキリしますし、感情的になって戦うシーンもあり、これまでにない顔や声が見せられると思います。楽しみにしていてください」とそれぞれ挨拶を述べた。衣装やセット、メイクはもちろん、殺陣からふとした仕草にまで登場人物それぞれの個性豊かな“艶”やかさが光り、丁寧につくりこまれた世界が広がる本作。今回の物語は、謎多き吉原兄弟の悲しい過去が軸となるが、ふたりの湾曲し屈折した想いや願いが不思議なほどまっすぐに届くのが印象的だった。登場人物ひとりひとりのコントラストも鮮やかで、そこで生まれるドラマひとつひとつが心に響く作品に仕上がっていた。激しく艶やかなアクションにも注目の本作は、4月29日(月・祝)まで東京・シアターサンモールにて上演中。取材・文:中川實穗
2019年04月24日『最遊記歌劇伝-異聞-』が東京ドームシティ シアターGロッソで開幕。初日に先駆け、ゲネプロ、囲み取材が行われた。【チケット情報はこちら】峰倉かずやの漫画『最遊記異聞』(一迅社刊)を原作に、これまで上演してきた『最遊記歌劇伝』の新シリーズとなる今作。唐橋充(烏哭三蔵 役)、三上俊(光明三蔵 役)、うじすけ(待覚法師 役)らこれまでも同作への出演してきた役者のほか、主演には田村心(峯明 役)が抜擢。また峯明と三蔵法師の称号を争う修行僧には、小沼将太(桃醍 役)、深澤大河(玄灰 役)、古谷大和(青藍 役)、前川優希(道卓 役)、二葉勇(蝶庵 役)、月岡弘一(丸福 役)、齋藤健心(抄雲 役)、福井将太(義兆 役)、谷戸亮太(隆善 役)、と豪華な顔ぶれが揃った。ゲネプロ前の囲み取材では、キャストらがそれぞれ意気込みを語った。『最遊記歌劇伝』シリーズにも長らく出演している唐橋は、「若い子たちのラインができたらいいな、そしてそれを続けて峰倉作品をどんどん語り継いでいけたらいいなと考えていた」と話し、「稽古場、初日を迎える中で、これは絶対評判になるだろうな、と。評判を呼び、また太い源流が続いていくんじゃないかな」と今後への期待もみせた。三上は「新たな扉が開きました。これがスピンオフということではなく、最遊記歌劇伝の志を若いみんなも、僕らも持って演じています。必ず楽しんでいただけると思います」と作品への自信をみせた。また殺陣や、アクションも多く含んだ今作。谷戸は見所として、「若い皆さんが汗だくになってやっているところ」をあげ、「30過ぎても本当に大変ですけど一生懸命がんばります!」とコメントした。三蔵法師を目指す修行僧という役柄に絡めてコメントした古谷は、「我々役者は本番を迎えて千秋楽へいくことが三蔵法師になることに近いのかなという気持ちでここまできました。自分たちががんばることはもちろん、そういう姿をたくさんの人にみてもらえることをかみしめて演じて生きたいと思います」と話した。また主演となる田村は、「稽古が本当に修行のような日々で、初日を迎え今日から本当の修行がはじまるんだなと思っています」と話し、「来ていただくお客様に、何かを届ける気持ちと責任を忘れずにがんばります」と意気込んだ。『最遊記歌劇伝-異聞-』は9月9日(日)まで、東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて。(c)峰倉かずや・一迅社/最遊記歌劇伝旅社 2018
2018年09月07日ミュベール(MUVEIL)が、2018プレフォールコレクションでコラボレーションした写真家・榊原俊寿の写真展を開催。「CHATS」をテーマに、6月1日から24日まで、南青山にある「ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)」にて行われる。ミュベールの2018プレフォールコレクションは、1960〜70年代に活躍した女優のロミー・シュナイダー(Romy Schneider)をミューズに迎えた。ロミーの出演作である『ポッカチオ’70』にたくさんの子猫が登場したことから、写真家でペットトリマーでもある榊原とのコラボレーションが実現。クラシカルな時代背景にミュベールらしい遊び心を取り入れた今シーズンのアイコンとなる、猫のプリントTシャツやセーターが誕生した。同展では、ミュベールデザイナー・中山路子の心を深く動かした榊原の作品を展示。猫や犬の自然な姿を造形的に撮影した写真からは、彼の愛情に満ちた視線がはっきりと見てとれる。また会場には、「CHATS」をテーマにしたスペシャルな雑貨など限定アイテムも登場する。期間中、ギャラリーミュベールでは2つのワークショップも開催。6月10日には、ギャラリーミュベールで刺繍教室の講師を勤めるデザイナーによる「ネコ刺繍のワークショップ」、6月14日にはフランスの手芸材料店「ラ・ドログリー(la droguerie)」の代表・スージーが来日して、ワークショップを行う。さらに、オフィスで飼い主のいない猫を保護し、保護猫をモデルにした雑貨屋コーヒーを販売している「LOVE & Co.」のポップアップショップも同時開催。利益の一部は、保護活動費に充てられる。【イベント情報】榊原俊寿 写真展「CHATS」会期:6月1日〜6月24日会場:ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1F時間:11:30〜20:00
2018年05月30日ミュベール(MUVEIL)は、2018年プレフォールコレクションでコラボレーションした写真家・榊原俊寿の写真展を実施。2018年6月1日(金)から6月24日(日)まで、ギャラリー ミュベールにて開催する。1960~70年代に活躍した女優、ロミー・シュナイダーをミューズに、クラシカルなムードの中にミュベールらしい遊び心を効かせた2018年プレフォールコレクション。彼女の出演作「ボッカチオ’70」でたくさんの子猫が登場したことから、写真家・榊原俊寿の作品を取り入れた。彼の作品と出会ったデザイナーの中山路子は、これまでに感じたことのないような猫たちの魅力に引き込まれたという。榊原が捉える犬や猫の表情は、彼が動物たちに向ける愛に満ちた視線がはっきりあらわれ、それにこたえる自然な姿が造形的に映し出されている。今回の写真展では、中山の心を動かした彼の作品のすごさを体感できることだろう。なお、写真展に合わせて2018年プレフォールコレクションに登場した猫モチーフのTシャツが登場。そのほか、会期中は、ギャラリーミュベールの刺繍教室の先生でもある刺繍デザイナーの田口によるネコ刺繍のワークショップ、利益の一部を保護活動費に充てる保護猫をモデルにしたコーヒーや雑貨の販売も行う。【詳細】MUVEIL×写真家「榊原 俊寿」EXHIBITION※「LOVE & Co.」限定ストア同時開催開催期間:2018年6月1日(金)から6月24日(日)会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1FTEL:03-6427-2162■会期中イベント・ネコ刺繍ワークショップ開催日:6月10日(日)・フランスの手芸材料店「ラ・ドログリー」代表スージーさんによるワークショップ開催日:6月14日(木)
2018年05月27日9月に上演される『最遊記歌劇伝-異聞-』の製作発表イベントが都内で開催され、これまでのシリーズに出演し今作でも光明三蔵法師を演じる三上俊と烏哭三蔵法師役を演じる唐橋充が登壇。さらに新キャストである小沼将太、深澤大河、古谷大和、前川優希、二葉勇、月岡弘一、齋藤健心が登場した。【チケット情報はこちら】本作は、峰倉かずやの漫画『最遊記』シリーズを原作に2008年から上演される舞台『最遊記歌劇伝』シリーズの最新作。今回は漫画『最遊記異聞』のエピソード前半が中心となり、本編から遡り、若かりし頃の光明三蔵・峯明の物語を描く。脚本・演出は三浦香。桃醍役の小沼は「13年野球をやっていたので、体育会系の桃醍とは結び付けられるものがあるかなと思っています」玄灰役の深澤は「初めて妖怪を演じます。こんなに可愛らしい妖怪をやらせていただけるとは」青藍役の古谷は「(正統派の二枚目で優等生な役は)似てないところを探すほうが大変。髪さえなんとかすれば舞台に立てます」道卓役の前川は「ぶっきらぼうで兄貴気質な役ですが、僕は人に対して下手(したて)に出るタイプ。今回は稽古場で先輩たちにもガツガツしていけたら!」蝶庵役の二葉は「美しさに厳しい役ですが、俳優になるまではプロ野球選手を目指して坊主でやっていたので、不安もありました。ナルシストになっていけたら」丸福役の月岡は役を「卑怯な男」と言われ「卑怯に見えないような愛される丸福をつくっていきます!」抄雲役の齋藤は「風貌もチンピラですし、自分じゃないところを攻めないとできない役。そこに対してまっすぐにぶち当たっていきたい」とそれぞれ語った。また、峯明役・田村心からのビデオメッセージが届き「自分にとっては初めての主演なのでいろいろ挑戦になることもあると思いますが、気を引き締めてがんばっていきたいです!」とコメントを寄せた。三上は「今回、2年半ぶりということで、ここに前回からいるメンバーは僕と唐橋さんだけですが、鈴木拡樹、椎名鯛造、藤原祐規、鮎川太陽4人の想いを背負ってしっかりと務めていきたいと思います」と挨拶。「この作品だけはずっと続けていきたい」と語った唐橋は「峰倉かずや先生が1ページに描かれている以上のことを考えていらっしゃることを知って。演劇なら漫画のひとコマに描ききれなかった何かが表現できる可能性があると思いました。お話を聞いた限り、これは10年や20年じゃ終わらないと思ったし、僕が年を取っても若い子が続けるべきだと思う。だから今回、別ライン(今作)ができてとても嬉しいです」と語った。公演は9月4日(火)から9日(日)まで東京ドームシティ シアターGロッソにて。取材・文:中川實穗
2018年03月30日(写真:アフロ) 「親方が私のところへやってきて『貴公俊がみんなのいる前で付き人を殴ったようなんです』と言ったんです。親方はまさか自分のところでと仰天して動揺しているようでした」 そう語るのは、龍神総宮社の辻本公俊祭主(65)。貴乃花親方を支援し続けてきた“恩人”だ。事件後、宿舎のある龍神総宮社へ戻ってきた貴公俊は泣き崩れるばかりだったという。辻本氏は、女将さんである花田景子さんにも電話で報告。東京にいた景子さんは、絶望的な声を上げていたという。辻本氏が続ける。 「言葉にならないほど、むせび泣いていました。女将さんにとって、貴公俊も付け人も我が子同然の存在ですからね。親方のこともすごく心配していて『親方のそばについていてあげてください。お願いします』と言っていました」 騒然としていた暴行騒動直後の貴乃花部屋。だが辻本氏は「日馬富士のケースとはまったく違う」と強調する。 「貴公俊が土俵の下にある控えに向かわなければならない時間を、付け人が伝え忘れていたんです。そのため貴公俊は審判員から怒られ冷静さを失って負け、それに怒って付け人を3発ほど殴ってしまった。でもケガの程度も口の上が少し青くなっていただけ。日常的にいじめていたわけでもなく、普段は仲の良いもの同士がやったケンカのようなもの。横綱である日馬富士が、物を使って貴ノ岩を何回も殴りつけた事件とはレベルが違うんです」 だが貴乃花親方は「日馬富士の傷害事件において、自らの理事解任を含め日本相撲協会の対応に問題があった」として内閣府に提出していた告発状を取り下げると表明。協会側との対立姿勢を撤回した。辻本氏は「それもすべて将来ある弟子を思っての行動」と言う。 「最近も親方が春場所で役員室にいなかったと問題視されていますが、あれも酷な話。親方が役員室に行って挨拶しても、みんな見て見ぬふりなんです。スマホを見たまま背を向けて、目も合わさないような状況。そんなところに長居しても無駄ですよね。でも他にもすぐ出ていく人もたくさんいるなか、親方だけが問題視されていました」 そして、辻本氏は「親方はずっと一人で闘ってきました」という。 「協会に対し、おかしいところをまっとうに訴えてきた。しかしこのままでは協会が今回の件を口実に、貴公俊に不当な処分を課すかもしれない。それを避けるため、親方は納得できなくても頭を下げ『弟子を救ってほしい』と願い出ているんです」
2018年03月28日3月18日に付け人への暴行事件を起こした貴公俊(20)。史上初の双子関取として、弟・貴源治(20)とともに注目を集めていた。29日に開かれる相撲協会理事会では、彼と師匠である貴乃花親方(45)への処分が下されるという。 日ごろから貴乃花親方と女将・花田景子さん(53)は、弟子たちを“我が子同然”として扱っているという。昨年12月に目黒区内で行った講演会でも景子さんはこう語っていた。 「大きな子供たち(※部屋の弟子たち)のことは、何があっても守るとう親方の強い信念があります。その親方の思いを知っているからこそ、弟子たちもついてきてくれると信じておりますし、何かあればすぐに私たちに相談してくれる関係性ができています」 事件について貴乃花親方と景子さんは、貴公俊の両親にはどう報告したのか?双子の母・Aさんはフィリピン出身だが、日本での生活は長く日本語も堪能だった。Aさんは双子の父と離婚しており、現在はBさんと暮らしている。Bさんは双子の継父にあたるが相撲を勧めたのは彼だった。入門の前、両親は貴乃花親方と景子さんに面会したという。 「女将さんが『スポーツ万能なんてすごいご兄弟ですね。ぜひ預からせてください』と、おっしゃってくれました」(Aさん) 「そんな2人を5年間も部屋で育ててもらったことには、とても感謝しています。弟に続いて兄も十両に上がって、私たちも喜んでいたところにこんな事件が起きて……」(Bさん) 息子たちとは電話やメールで連絡を取り合っているという両親だが、部屋に対する不信が募る理由が。Aさんは「私たちは親方や女将さんとは連絡がとれないので、息子たち、特に兄のほうが今後どうなってしまうのかわからないんです」と呟く。また“貴乃花部屋から報告や相談はあったのか?”と本誌の質問に対するBさんの答えは驚くべきものだった。 「それがいまのところ(※3月22日)、親方からも女将さんからも何もお話しがないんです。それどころか、親方と女将さんとは子供たちが入門してからいっさいお話ししたことはありません」 実は昨年から、両親は心配していたという。 「貴乃花親方は、1人で相撲協会を敵に回して闘っているわけでしょう?息子たち弟子も(角界で)孤立してしまうのではないかと……。これまでのことは本当にありがたいと思っていますし、親方も息子たちを守ってくれるつもりなのだとは信じています。でも息子たちの将来のことを考えると不安で仕方がないんです」(Bさん) ――預け先を間違えたと考えているのでしょうか? 「こんな状況ですからね、そんなことを考えてしまうこともあります。せっかく息子たちは相撲の道に進んだのですから、燃えつきるまで頑張ってほしいと願っています」(Bさん) 千秋楽前々日の3月23日、東京都内にある自宅付近で、景子さんにコメントを求めた。大阪へ向かうためなのか、右手にはキャリーバッグを下げていた。 ――弟子の親御さんとは、連絡を取り合っていないと伺いましたが? 「いいえ、そんなことはありませんよ。すみませんけれど、ここで失礼しますね」 景子さんは、笑顔でそれだけ語ると、タクシーに乗り込んだ。その明るい口調からは、貴乃花親方や貴公俊の未来への不安は、みじんも感じられなかったのだが――。
2018年03月28日静岡県にあるベルナール・ビュフェ美術館では、開館45周年企画展「絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊」を3月17日から6月12日まで開催する。同美術館の創設者・岡野喜一郎がビュフェの作品と出会ったのは第二次世界大戦の荒廃が残る1953年。戦争によって深く傷ついた人々を虚飾なく描き出し、戦後フランス美術史の出発点となったビュフェの表現は、復員兵であった岡野の心に深く刻まれた。本展は1950年代にフランスと日本で戦争の記憶を描き、社会現象ともいえる反響を生み出したビュフェと、丸木位里・俊の交錯に注目。絵画のもつ想像力を感じ取り、共有する場となるだろう。丸木位里・俊 《原爆の図 第三部 水》 1950 紙本淡彩(原爆の図丸木美術館蔵)(左隻)丸木位里・俊は、原爆投下後の広島を見た経験をもとに1950年から《原爆の図》の共同制作を開始。洋画の俊が堅牢なデッサンで人物を描き、これを押し流すように位里が水墨を重ねていくという、二人の激しいぶつかり合いの中で生みだされた作品は日本画と洋画、前衛と伝統といった美術史の枠組みではとらえきれない力で、現在もなお私たちに強く訴えかける。戦争がもたらした痛み、絶望、人間性の喪失などを、想像力によって絵画に表した三者の作品。彼らの作品が発表当時に共感と反感を呼び、また後の世代にとっても戦争の惨禍を追体験させるものであり続けるのは、三者の絵画が見る人の想像力をかきたて、心を揺さぶる力を持つからではないだろうか。ベルナール・ビュフェ 《キリストの受難:笞刑》 1951 油彩、カンヴァスまた、3月18日には原爆の図丸木美術館学芸員で、国内外での丸木作品の紹介にも尽力している岡村幸宣氏と、神奈川県立近代美術館の館長であり、戦中・戦後の日本近代美術に関する展示を多数手がけてきた水沢勉氏による特別対談を開催。丸木夫妻の作品を中心とした、戦後の国内外の美術について語る。【展覧会情報】絵画と想像力 ベルナール・ビュフェと丸木位里・俊会期:3月17日〜6月12日会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57時間:3月 10:00〜17:00、4月〜6月 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)料金:大人1,000円 高・大学生500円 中学生以下無料休館日:水曜日(5月2日は開館、祝日の場合は翌日休み)【イベント情報】オープニングイベント 特別対談「絵画-現実と想像 丸木位里・俊とその時代」岡村幸宣(原爆の図丸木美術館 学芸員)×水沢勉(神奈川県立近代美術館 館長)日時:3月18日会場:クレマチスの丘ホール時間:14:15〜15:45(13:30開場)定員:200名(要予約)参加費無料
2018年01月27日浪漫活劇譚『艶漢』第二夜が12月13日に開幕。初日に先がけ、公開ゲネプロ、囲み取材が行なわれた。【チケット情報はこちら】尚月地の漫画『艶漢』(「ウィングス」連載中(株式会社 新書館))を原作に、2016年3月に初演され、大好評を博した作品の続編となる。主演を務める櫻井圭登の他、末原拓馬、三上俊、田上真里奈、林野健志ら初演時のキャストが続投。更に新キャストとして、山田の同僚で妄想癖のある若林剣一役に梅棒の野田裕貴、慈善塾を開き元罪人らを受け入れる湯上役に狩野和馬、また主人公・詩郎を狙う佐倉春澄役に村田恒、春澄の幼馴染である内海明人役に加藤良輔を迎えた。幻灯町で起こった行方不明事件を軸に、吉原詩郎(櫻井)と吉原安里(三上)の過去、佐倉春澄、内海明人らが詩郎の前に現れたことで、それぞれの物語が展開していく今作。初演同様、詩郎、安里の肌も露わな衣装での迫力ある殺陣や、コメディパートの軽妙さはそのままに、若林の妄想シーンでは山田光路郎(末原)と春澄が「妄想ならでは」の姿をみせるなど、新しい見所も満載となった。ゲネプロ終了後にはフォトセッション、囲み取材が行なわれ、取材には櫻井圭登、末原拓馬、三上俊、田上真里奈、林野健志、野田裕貴、狩野和馬、村田恒、加藤良輔が登壇。初日を前に、今回が初参加となる村田は「今回からの参加ですが、初演を越えられたら、という意気込みで今日までやってきました。この作品が第三夜、第四夜と続くようにしっかりと演じたいと思います」とコメント。また三上は「初演が終わってから、僕はずっとこの瞬間を待っていました」と話し、「『艶漢』ファンのみなさんも待っていてくれたと思いますが、原作を裏切らず、期待にこたえられるようお届けできるという自信があります」と作品の完成度へ自信を見せた。主演の櫻井は2年越しでの再演に触れ、「初演から2年弱でこうして続編ができることを本当に幸せに思います。新しいキャラクターも加わり、各キャラクターの新しい心情や前回は見せられなかった関係がとても多いので、自分が出ていないシーンでも舞台裏で楽しませていただいております。今回も皆さんの度肝を抜いていきたいな、と思うので、本番ぶちかましたいと思います!」と意気込みを語った。公演は12月17日(日)まで、東京・六本木俳優座劇場にて。前売りチケットは完売しているが、各公演当日券は若干枚数を販売する。また12月23日(土・祝)には大阪・味園ユニバースにてイベント『幻灯町聖夜祭~一日早い誰かのメリークリスマス~』を開催。同イベントのチケットは現在発売中。
2017年12月15日漫画『艶漢』の世界観を歌謡エンターテインメントショーとして表現する歌謡倶楽部『艶漢』第二幕の制作発表が行われ、吉原詩郎役の櫻井圭登、山田光路郎役の末原拓馬(おぼんろ)、吉原安里役の三上俊が登壇した。本作は、尚月地による同名漫画を舞台化した浪漫活劇譚『艶漢(あでかん)』に出演するキャストたちが、本編とはまた違う表現で『艶漢』ワールドを魅せる歌謡エンターテインメントショー。昨年8月に第一弾が上演され、今回は「第二幕」として4月に東京キネマ?楽部で上演される。脚本・演出は第1弾に続き、「Club SLAZY」シリーズやミュージカル「魔界王子 devils and realist」シリーズを手掛ける伊勢直弘。本作の上演決定について、櫻井は「『歌謡倶楽部』はトリッキーな作品なので、次はどんなアプローチでつくるのか楽しみ。ドキドキですね!」、末原は「『艶漢』には陰の部分と陽の部分があって。『活劇譚』が暗いほうに振っているぶん、その反動か『歌謡倶楽部』はひたすら明るく。来ていただいた方がパーッと開けていくものになればと思います」、三上は「この『歌謡倶楽部』は(原作の)巻末漫画だったりおまけ漫画のイメージ。『活劇譚』は“真摯に芝居でつくりあげよう”という思いでやっていますが、『歌謡倶楽部』は“真剣に遊ぼう”という感覚で、楽しんでいけたらと思います」とそれぞれ語った。初演の印象的な出来事を問われると、櫻井は「全裸で登場するっていうのは衝撃的でしたね」と挙げ、「あのスタンバイはもう一生ないんだろうなっていう感じ(笑)。『艶漢』ならではだと思いました」と笑顔を見せた。末原は「この作品は『艶漢』の登場人物たちがスピンオフで(歌って踊る)っていうちょっとメタな構造になっているので、お客さんが『おいおい』ってなったらどうしようと思っていた」と明かしつつ「幕が上がると(詩郎が)全裸で幕が閉じたときに、ブワーッて拍手があって。それを裏で聞いたときに『いけるね』『よかった』って目を合わせました。登場人物として物語の外に出て、生身の皆さんと繋がるのは不思議で面白かったです」と振り返る。三上は「客席の皆さんと一緒にペンライトを振ったり、同じ振りをしていただいたりする場面もあったのですが、その“境界線を取っ払っちゃう”瞬間っていうのはすごく心地よくて、一体化できたなと感じました。常々、作品はお客さんと一緒につくるものだと思っているので、そういう瞬間をまた今回もつくれたらいいなと思っています」と今作に向けての想いも語った。歌謡倶楽部『艶漢』第二幕は、2018年4月11日(水)から15日(日)まで東京キネマ倶楽部にて上演。取材・文:中川實穗(C)尚 月地/新書館(C)尚 月地/幻灯署活劇支部
2017年11月27日