お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が沖縄・宮古島の魅力を味わう旅番組『これが無いなら来なかった~又吉直樹の宮古島~』(全2話、各約30分)が、動画配信サービスのAmazonプライム・ビデオにて31日、独占配信開始となった。同番組は、又吉が宮古島を訪れ、自然や人の温かさ、地元ならではの食など、地域の魅力を再発見する旅番組。約3年ぶりの旅ロケで、又吉ならではの感性で小説を観るように日本を味わう。又吉は「宮古島は、自然もきれいで人も温かく、ご飯もおいしかったです。旅行にも最高ですけど、帰りたくなくなって、いつかここで本を読みながら暮らしたいと思いました。海を見たときに圧倒的すぎて、あらゆることがどうでもよくなりました」とすっかり宮古島に魅了されたようで、「また来たいです!」と熱望。「(なにかを)しながらでも、宮古島の景色が楽しめる番組です」とアピールした。番組内で登場した地元の名産品の4商品、あぶらみそ、ジェラート、泡盛、地ビールは、Amazonで購入可能。又吉は「面白い試みとして、番組に登場した商品を買うことができます。観る前に商品を買って、観ながら食べるのも面白いかもしれません」と提案している。なお、同企画は、映像作品や物産を通して視聴者に地域の魅力を日本全国に届けることで、地方創生を目的にしたプロジェクトとなっている。
2017年03月31日芸人で作家の又吉直樹に密着したNHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」が2月26日(日)今夜21時~NHK総合で放送され、続く23時からは同じくNHK総合で又吉さん初の長編小説をドラマ化した「火花」も放送開始となる。お笑いコンビ「ピース」として活躍しながら、小説家として発表した初の長編「火花」が第153回芥川賞を受賞。大きな話題を呼んだ又吉さん。その後ニュースキャスターなど活動の場を広げてきたが、ついに待望の小説第2作「劇場」が3月7日(火)発売の文芸誌「新潮」4月号(新潮社)に掲載&発表されることになった。単行本253万部、文庫30万部で累計283万部の大ベストセラーとなった「火花」に続く第2作ということで、各界から大きな注目を集める「劇場」だが、本作は原稿用紙300枚という規模の作品となり、内容も恋愛小説になるという。今回NHKでは売れっ子芸人として多忙なスケジュールのなか、限られた執筆時間で魂を削りながら「劇場」を執筆する又吉さんの姿に密着。普段見ることのできない作家としての又吉さんの姿を追うことで、ひとつの作品が生まれるまでの苦闘を映像に記録した。そんな「又吉直樹第二作への苦闘」のオンエア後には、又吉さんの処女作をドラマ化、昨年6月から「NETFLIX」で配信された「火花」が地上波初放送される(全10回)。売れない芸人の徳永は、営業で行った熱海の花火大会で先輩芸人の神谷と電撃的に出会い、強く惹かれ、弟子入りを申し出る。神谷は天才肌であり、かつ人間味に富んだ人物。神谷は自分の伝記を書くことを条件に、徳永を受け入れるのだった。以降、徳永と神谷は頻繁に会っては酒を酌み交わし、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を彷徨いながら、さまざまな人々と触れ合い、なんでもない、でもキラキラと輝く時間を共有する2人。だが、それぞれの歩みは次第に、そして決定的に異なっていく…。キャストには主人公の若手芸人・徳永役に林遣都、その先輩芸人・神谷役に波岡一喜、同棲相手・真樹役を門脇麦、そのほか好井まさお、村田秀亮、菜葉菜、徳永えり、高橋メアリージュンといった顔ぶれがそろった。NHKスペシャル「又吉直樹第二作への苦闘」は2月26日(日)今夜21時~、ドラマ「火花」は23時~、NHK総合にて放送。(笠緒)
2017年02月26日世界をフィールドに活躍する写真家の石川直樹による初の大規模個展石川直樹「この星の光の地図を写す」が、17年2月26日まで茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催されている。石川直樹は、日本写真協会新人賞や、講談社出版文化賞などの受賞歴を持つ写真家。22歳で北極点から南極点までを人力で蹴破し、23歳では七大陸最高峰の登頂も達成しており、各地を旅しながら人類学や民俗学などの観点を取り入れた独自のスタイルによる写真作品を発表している。同展では、北極、南極、ヒマラヤ8,000m峰などの極地を撮影した各シリーズを中心に、初期作から最新作までの作品を総合的に紹介。ニュージーランドの原生林を撮影した「THE VOID」や、ポリネシア地域に浮かぶ島々を写した「CORONA」、世界各地の洞窟壁画を巡った「NEW DIMENSION」、日本列島の南北に広がる島々を探索した「ARCHIPELAGO」などの作品が展示される。その他、石川が遠征で使用した装備や、旅先で収集した道具や品物なども展示。初の海外一人旅で訪ねたインドを撮った高校生時代の写真や、熱気球による太平洋横断の挑戦の映像までが展開され、石川の全貌に迫ることのできる機会となっている。さらに、空間構成の一部は、16年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で特別表彰を受賞した日本館出品建築家の一組であるドット・アーキテクツ(dot architects)が担当している。また、17年2月12日には水戸芸術館ACM劇場にて、石川とサウンドデザイナーの森永泰弘が世界各地でそれぞれ撮影・録音した写真と音源を使った初のビジュアル&ディスクジョッキーイベントも行われる予定だ。【イベント情報】石川直樹「この星の光の地図を写す」会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8会期:12月17日~17年2月26日時間:9:30~18:00(入場は17:30まで)料金:一般800円、団体600円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳保持者は無料休館日:月曜日
2017年01月12日小学館の漫画誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』53号(11月28日発売号)より、第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の同名小説を原作とする新連載『火花』がスタートすることが21日、明らかになった。原作者・又吉のラブコールに応えて『火花』を漫画化するのは、『鈴木先生』などで知られる漫画家・武富健治。又吉は「もともと武富先生のファンだったので楽しみですね」と喜んでいる。そして、「武富先生の漫画は文学を読んでいる感覚で読めるんです」とコメント。「たとえば、『火花』を読んでいない人に『内容話しといたで』と友達から言われたら、そういうことちゃうねんって思うじゃないですか。でもそいつが噺家さんとか喋りのプロやったら、ありがとうございますって思う。『火花』をわかりやすく伝える必要はなくて、漫画版の『火花』という作品として成立してもらいたい」と期待している。さらに、「原作と読み比べてもらってもいいですし、漫画を楽しんだあとに、小説はあんまり読まへんけど試しに読んでみようかなと、手にとってもらってもありがたいですね」と、さまざまな楽しみ方をしてほしいと話している。(C)武富健治・又吉直樹/小学館
2016年11月21日神奈川県足柄下郡箱根町にある岡田美術館で、日本の画家・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と与謝蕪村(よさぶそん)の生誕300年を記念した展覧会「 ―生誕300年を祝う― 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」展が開催されています。期間は12月18日(日)までです。同い年の天才絵師・伊藤若冲と与謝蕪村の作品の変遷を、同時代に活躍した画家たちの作品とあわせて観賞できます。同じ年に誕生した二人の天才画家画家・尾形光琳が亡くなった1716年に誕生した2人の天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村。同じ年に誕生した2人は、のちに京都の画壇を席巻して一つの時代を作ります。伊藤若冲は京都にある青物問屋の長男として生まれました。家業を継ぎますが30代中頃には参禅、40代歳で隠居して画家としての活動を開始します。彩色鮮やかな花鳥図や動物を描いた水墨画を得意とし、数々の名作を残しました。与謝蕪村は大坂の農家に生まれ、成人すると江戸へ出て俳諧を学びます。俳諧の師匠の逝去をきっかけに、27歳から北関東や東北地方をおよそ10年間遊歴。40歳になると京都へ移り住み、俳諧と絵画の分野で活躍しました。中国文人画の技法による山水図や、俳句に絵を添える俳画を中心に作品を残しています。展覧会では2人の画家の作品を中心に、同時代の円山応挙や長沢蘆雪、曾我蕭白、池大雅らの作品を合わせた40点の貴重な作品を観賞できます。●83年ぶりに発見された「孔雀鳳凰図」今回の展覧会には1933年に重要美術品として認定されたのち、行方不明となっていた伊藤若冲の「孔雀鳳凰図」が展示されています。83年ぶりに発見され、東京都美術館で行われた若冲展で初公開となり話題を呼んだ作品です。牡丹に囲まれて立つ白い孔雀と、翼を広げた鳳凰が描かれた見事な作品では、若冲にしか成しえない多彩な色彩と見事な細密描写を目の当たりにできます。●特別に作られた若冲孔雀鳳凰図チョコレート、展覧会開催記念オリジナルグッズも充実ミュージアムショップでは美術館専属のショコラティエ、三浦直樹氏が手掛けた「若冲孔雀鳳凰図チョコレート」(税込2,600円)が10月1日(土)より発売されます。小豆や栗、イチジクなどさまざまな食材がバランスよく組み合わされたチョコレートに若冲の絵柄がデザインされた、お土産に最適のお菓子です。マウスパッドやぽちぶくろなど、展覧会のオリジナルグッズも揃えられています。イベント情報名称:―生誕300年を祝う― 若冲と蕪村 江戸時代の画家たち会期:2016年9月5日(月)~12月18日(日)休館日:なし開館時間:9:00~17:00※入館は16:30まで住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1岡田美術館入館料:一般・大学生2,800円、小中高生1,800円公式ページ:
2016年09月20日年齢を重ねるごとに魅力が増す、三浦理恵子さんアイドルグループ「CoCo」のメンバーとして1989年にデビューし、現在は女優として活躍する三浦理恵子さん。今年で43歳になる三浦さんは、年齢を重ねるごとに美しさが増していることで、魅力ある40代として男女問わず人気を集めている。そんな三浦さんが、美容情報サイト「毎日キレイ」で連載する「三浦理恵子の美容ライフ」にて、自身の化粧ポーチの中身を公開した。三浦さんの美しさの秘密を紐解く鍵となりそうだ。気になるポーチの中身は?愛用スキンケアグッズ今回公開されたのは、2016年夏バージョンのポーチ。季節に合わせて持ち歩くコスメを変えているという。気になる中身のまず1つ目は、「JOMALONE」の「E ハンド トリートメント」というハンドクリーム。こちらは基礎化粧品を作っていたブランドで、最近では香水やルームフレグランスも人気ということで、使用感と香りがピカイチとのこと。ミストとして持ち歩いているのは「Eau de RoseGRASSE FRANCE」のローズウォーター。ダマスクローズ100%の化粧水のため、香りがとても良くリフレッシュできるそうだ。そして必ず持ち歩いているというアロマオイルは、「SHIGETA」の「ラベンダーファイン」と「ゴールデンドロップス」、「オダシテ」の「セラムコンセントレートワイルドキャロット」。疲れた時のリフレッシュや、化粧水に混ぜて使用しているという。香り重視のコスメたち化粧直しに使用するのは、「THREE 」のUVプロテクターとリップ。こちらも香りと使用感にこだわっているブランドだ。フェースパウダーはCHANELの「レ・ベージュ・プードゥル・ベル・ミン」。全体的に香りと使用感にこだわりを持って、スキンケアを重視しているようだ。これら三浦さんオススメのアイテムを、日々のリフレッシュや女子力アップのための参考にしてみてはどうだろうか。【参考】※三浦理恵子の美容ライフ
2016年08月16日三浦春馬がドラァグクィーンを演じることで話題のミュージカル「キンキーブーツ」の初日公演を前に7月21日(木)、リハーサルの模様が公開され、三浦さんとW主演の小池徹平が役柄の衣裳で報道陣の取材に応じた。映画化され、ブロードウェイでも人気を博したミュージカルを日本語で上演。経営不振に陥った老舗の靴屋が、女装して踊るドラァグクィーンのローラとの出会いから彼らのための靴を作る中で、差別や偏見を捨てて工場を再生させていくさまを描く。小池さんも三浦さんも劇中衣裳で報道陣の前に登場!特に、メイクもガッチリと施され体にぴったりと密着した赤いワンピースにハイヒールの三浦さんの姿にどよめきが!三浦さんは「みなさんに生でこの姿を見ていただきたいです」とニヤリ。役作りのために、家でもハイヒールを履くなどしていたそうで「普段、生活してても女性の動きに目が行くことが多くなった」と明かす。会見時に履いていたのは、最も低いヒールだが、それでも12センチ!「本当に女性って大変だなと身をもって感じています」としみじみと語る。相棒を演じる小池さんも「どんどん女の人に思えてきて、不思議な錯覚に陥ります(笑)」と感嘆した。「目力が強いので、パッと見られると『そんな目で見んじゃねーよ!』ってなります(笑)」と語っていた。報道陣からは「ハマるのでは?」「プライベートでも女装したくなるのでは?」という質問が飛んだが、三浦さんは「想像にお任せします」「それは、誰にもわかりません」と思わせぶりにほほ笑む。公開リハーサルでは、赤いドレスを中心に、衣裳をとっかえひっかえ、華麗なダンスと歌声でドラァグクィーンになりきっていた。派手な見た目に目を奪われがちだが、2人は物語の持つメッセージ性も強調。三浦さんは「他人を受け入れれば自分も変わり、世界さえも変わるというメッセージ。父と息子の心温まる物語です」と力強く訴えた。「キンキーブーツ」は8月6日(土)まで東京・新国立劇場中劇場にて上演中。8月13日(土)から22日(月)まではおおさか・オリックス劇場にて、8月28日(日)から9月4日(日)までは再び東京・東急シアターオーブにて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年07月21日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、27日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007』(毎週月曜22:00~23:00)で、芥川賞を受賞した小説『火花』に続く2作目について、「年内には完成させたい」と語った。相方の綾部祐二とともに出演した又吉。くりぃむしちゅーの上田晋也から「次の目標はなんなの? また賞とりたいという目標があるの?」と聞かれると、「賞というよりは、またちゃんと書いて…。せっかく賞をいただいたので、このまま何も書かずにっていうのはさすがによくないと思うので」と話した。上田が「芥川賞とると次の作品も大変だろうな。2作目コケるわけにもっていうプレッシャーもあるだろうし」と言うと、又吉は「やっぱりプレッシャーはありますね」と打ち明け、「できるだけ早く書きたい」と吐露。「今書いてます。年内には完成させたい」とめどを明かした。また、又吉は「綾部さんが横からいろいろ言ってくる」と言い、「60代くらいのマダムと知り合うっていう設定はどうかな」などと意見してくると苦笑。上田は「先生は官能小説書いてらっしゃるわけじゃないから」と突っ込み、有田哲平が「それは綾部が書けばいい」と提案すると、上田も同調し、「ノンフィクションでいっぱいかけるだろ」と熟女好きで知られる綾部をいじった。
2016年06月27日俳優・三浦翔平に12時間密着する生配信番組『三浦翔平の丸一日完全密着 翔熱大陸』が、23日(10:00~22:00)にインターネットテレビ局・AbemaTVで配信される。三浦が、密着の生放送を受けるのは初めてで、今回の番組では、仕事風景、トレーニングや買い物の様子、友人と酒を飲みながらプライベートトークを繰り広げる場面まで潜入予定。仕事現場での顔と、プライベートな顔まで、三浦のさまざまな表情に迫る。「プライベートだったり、仕事風景だったり、まだわからないのですが、精いっぱい頑張りたい」と意気込む三浦。「1日そのままでいいと言われているので、本当にそのままでいようかなと思います」と、肩の力を入れすぎずに過ごしたいとコメントしている。三浦は、第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「フォトジェニック賞」「理想の恋人賞」を受賞。深田恭子主演のTBS系ドラマ『ダメな私に恋してください』に出演して話題を呼び、放送中にはTwitterのトレンドワードに「三浦翔平」が入るなど注目を集めていた。
2016年04月21日三浦春馬と小池徹平が初タッグを組み、挑戦するブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」。この度、“キンキーブーツ”を履いた三浦さんが写る新ビジュアルが解禁された。イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグクイーンのためのブーツ“キンキー・ブーツ”をつくる決意をする。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが――。本作は、シンディ・ローパーが全曲作詞作曲を担当し、2013年の「トニー賞」作品賞をはじめとする6部門受賞という快挙を成し遂げた大ヒットミュージカルを、日本人キャストで再上演するというもの。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた2005年に公開されたイギリス映画をミュージカル化。シンディのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、いまもなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作品だ。そして今回の日本人キャスト版は、音楽・演出・振付はオリジナルをそのままに、主演のチャーリーとローラには、高い歌唱力を持つ小池さんと、卓越した歌とダンスで舞台での評価も高い三浦さんが初タッグを組んだ。そしてヒロインのローレン役にはソニン、そのほか、玉置成実、勝矢、飯野めぐみら実力派俳優たちが集結している。先日、小池さんと三浦さんが“キンキーブーツ”と写った新ビジュアルのチラシが解禁されたばかりだが、今回新たに初解禁となる新ビジュアルが完成。なんと今回は、本国ニューヨークからはるばる届いた真っ赤な“キンキーブーツ”を、実際にはいたドラァグクイーン・ローラ役の三浦さんの姿が写し出されたビジュアル。妖艶な赤の醸し出すオーラにも負けず、15cm越えの超ハイヒール“キンキーブーツ”を早くも履きこなし、その傍らでブーツに見入るチャーリー役の小池さんのツーショットが収めている。すでに夏の公演に向けて、高いヒールを履く練習を始めているという三浦さんは、「去年L.A.で、ドラァグクィーンが履く黒の15cmヒールブーツを脚を慣らすために購入しましたが、本国からお借りした真っ赤なブーツを初めて見たときは、妖艶でかつ迫力がありました」とやはり本物は違うと語り、また「このブーツを履くことで背丈が増すということは、それ相応の責任が増し、高揚すると共に、身が引き締まる思いでした。ミュージカルキンキーブーツの魅力を是非とも皆様に届けたい。劇場でお待ちしております」と熱い想いを寄せている。“ドラァグクイーン”三浦さんの全貌が徐々に明るみになり、本ビジュアルの早くも役に徹した三浦さんの表情からも、ますます期待が高まるようだ。ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」は、7月21日(木)~8月6日(土)東京・新国立劇場にて、8月13日(土)~8月22日(月)大阪・オリックス劇場にて上演。ブロードウェイミュージカル「Kinky Boots」来日版は、2016年10月、渋谷・東急シアターオーブにての公演予定。(cinemacafe.net)
2016年03月28日『週1断食で万病が治る』(三浦直樹著、マキノ出版)の著者は、薬に頼らずに自然治癒力を引き出す「統合医療」を実践しているという医師。2007年には臨済宗の僧・野口法蔵氏のもとで「坐禅断食」を学び、断食指導も行っているのだそうです。本書ではそのような経験に基づいて、「週1断食」の方法を紹介しているわけです。「断食には興味があるけど経験がない」という断食初心者は少なくないと思いますが、著者によれば「週1断食」はそんな人に最適なのだとか。事実、著者自身が断食の効能を実感しているのだそうです。最初に試してみたのは、動物性食品をやめ、一口につき50回噛むこと。すると、それだけでも食事の量はかなり減ったというのです。そして半年で15Kg、10ヶ月後にはさらに5Kgも体重が落ちることに。動物性食品をとらないせいか性格はどんどん穏やかになり、肌もきれいに。さらに思考がクリアになるなど、血行状態が断然よくなったというのです。そんな話を聞くと、試してみたくもなるもの。そこで、ビギナー向けの「週1断食」がオススメだということでます。しかし、週1日、2食抜くだけの「週1断食」、いったいどのように行えばいいのでしょうか?■24時間なにも食べない週1断食とは、週に1回、24時間、体に食べものを入れないということ。たとえば断食前日の夜7時に夕食をとったら、断食当日は朝食と昼食を抜き、夜7時までなにも食べないようにするわけです。朝食をとって、昼食と夕食を抜くのでもOKで、つまりは食事と食事の間を24時間空ければよいということ。ここでは、朝食と昼食を抜くやり方が説明されています。■朝食と昼食を抜くやり方(1)準備食はあっさりしたものを3日以上断食をする本断食では、断食に入る前に数日間の減食期間を設け、徐々に食事の量を減らしてから断食を開始するのだそうです。とはいえ断食前の食事(朝食と昼食を抜く場合は前日の夕食)は、なるべく体にやさしい内容を心がけたいといいます。朝食と昼食を抜く場合、前日の夕食は寝る2時間前までにとること。できれば和食中心のメニューにし、動物性のものや脂っこいものは控えたほうがいいそうです。たとえば、ご飯と味噌汁に野菜中心のおかずなど。おかずは野菜炒めなど油を使って調理したものより、おひたしや煮物などあっさりしたものがいいとか。もしくは、そばやうどんなどで軽くすませるのもOK。量は腹八分目にして、アルコールはNG。こうして、翌朝からの断食に備えるわけです。(2)断食中は水分だけとるように前日の夜7時に夕食をとったら、断食当日は朝食と昼食を抜き、夜7時までなにも食べないようにします。とってよいのは、ゼロカロリーでカフェインを含まない水分だけ。水であれば軟水でも硬水でもかまわないそうですが、水道水の場合は家庭用の浄水器を通したほうがいいようです。水以外のものが飲みたければ、おすすめは三年番茶か柿の葉茶だとか。断食中、水分はいつとっても大丈夫。ただし、注意すべきは量。断食中は口寂しさからたくさん飲みすぎてしまいがちですが、水分をとりすぎると体が冷えてしまうわけです。また、一気飲みも胃腸を冷やすのでよくないそうです。水分をとるときはよく噛んで飲むようにすると、体が冷えるのを防ぐことができ、空腹感を抑えるのにも役立つといいます。なお、断食中に吐き気などが出た場合は、塩をなめても大丈夫。また、健康維持機が目的なのであれば、酵素ジュースを飲みながら断食したり、おなかがすいて困るときは野菜ジュースや甘酒、くず湯などを飲んだりするのもひとつの方法。(3)回復食にはおもゆやお粥を断食でもっとも大きなポイントになるのは、断食後の食事だといわれているそうです。事実、本断食でも断食を終えたあとの食事を「回復食」と呼び、おもゆやお粥などからはじめ、準備食と同じように数日かけて徐々に通常の食事に戻していくのだといいます。ただし週1断食の場合は、回復食も基本的には準備食と同じと考えればいいというので、さほど難しくはないと思います。ポイントは、アルコール、動物性のものや脂っこいものは避け、野菜を中心とした和食の献立にすること。断食後1~2日はそのような食事を心がけ、それ以降は通常の食事に戻してかまわないそうです。なお、ときどき、断食を終えても食欲がない、体がだるい、和食中心のメニューでも胃が荒れるという人がいるとか。そのような人は、甘酒やお粥など胃にやさしいものからはじめ、徐々に通常の食事に戻すようにしましょう。もちろんドカ食いは言語道断ですが、断食明けの1~2日間を少食にセーブすることができれば、それ以降もうまく少食の習慣がついていくのだといいます。もちろん準備食と同様に、回復食も腹八分目にしておくべき。*こうして確認してみると、「週1断食」は意外に簡単そうです。本書ではさらに詳しく解説されていますので、気になる人は参考にしてみるといいかもしれません。(文/書評家・印南敦史) 【参考】※三浦直樹(2016)『週1断食で万病が治る』マキノ出版
2016年03月25日著書「火花」が第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹が、このたび新たにZEROキャスターに加わることが明らかとなった。「ZERO(原点)にかえって、はじめる」「世の中の様々なことをZEROから考え直してみる」をテーマとして掲げる同番組。すでに嵐の櫻井翔や、桐谷美玲らが毎週ZEROキャスターとして活躍しているが、今後、又吉さんは月1回程度のペースで、ZEROに出演することとなる。又吉さんが自ら取材し伝えるのは、「働く」こと。驚きの「職場」、一流の「職人」、最高の「技術」…。さまざまな形で「働く現場」を切り取っていく。又吉さんは東日本大震災5年のテーマで、3月にもZEROに出演予定だが、自身のコーナーへの初回出演は4月28日(木)を予定している。このたびの起用にあたり、又吉さんは「今、日本や世界で起きていることに敏感でありたいです。あらゆる問題に対して簡単に答えを決めず、迷い、悩み、考え抜きたいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。また、ZEROのテーマ曲も4月4日(月)から生まれ変わることに!宇多田ヒカルが新たに書き下ろした楽曲が使用されるという。さまざまな分野で才能を見せる又吉さんの、キャスターとしての活躍にも期待したい。「NEWSZERO」は毎週月~木曜23時~放送、毎週金曜23時30分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月04日ほっこりした笑いがちりばめられた作風で知られる西加奈子さんと、プロのお笑い芸人である又吉直樹さん。お互いに“笑いのツボが似ている”というおふたりにとっての笑いとは?笑うこと、笑われることへの優しさがあふれる対談が実現!***西:又吉さんとは、最初はイベントでお会いして。私が『炎上する君』という短編集を出した時に帯コメントをお願いしたんですよね。又吉:それがきっかけでお会いするようになって、最初はすごく質問されたんです。興味を持って聞いてくださっているのかなと思ったけれど、だんだん、研究されてんのかなと思えてきまして…。西:つい聞いてまうねん(笑)。「今なんでそれ言ったん?」「今、最後に言ったやつは、最初から頭の中にあったん?」とか。又吉:「最初から頭にあって、はやく言いたいと思いながら喋ってました」と言ったら「ほう…」って。西:だって又吉さんは、どうしたら思いつくんだろうってことを言うから。又吉さんの笑いには2種類あると思うねん。ひとつは、例えば小学校の授業中に校庭に犬が入ってきて興奮する、という思い出みたいな笑い。それって、うちの世代にとっては「あるある」やん?でも、そんなこと人に言われるまで思い出さないでしょう?又吉さんは「ああ、そういうことあった!」って思い出させて、私の中の体温をあげてくれるの。もうひとつは、私の体の中にはまったくなかった熱が、隕石が落ちたようにバーン!と入ってくるような笑い。又吉さんが、どちらの笑いも持っていることにおののいてしまう。又吉:自分ではあまり分からないですね。「こうなったらこうなる」とは考えずに、「こんなんあったら面白いな」とは思うんですけど。西:又吉さんは自分はどっちもできまっせ、みたいに気取ってないでしょう。超フラット。帯コメントをお願いしたのは、そんな人が、もしも自分の本を「面白い」と言ってくれたら、すごく自信になるなって思ったから。又吉さん、昔、「優しい人は必ず面白いです」って言ってましたよね。又吉:言ったかもしれません。西:その時は、すぐには分からなかった。「面白い人は優しい」なら分かる。誰かを楽しませようって気持ちは美しいし、誰かに笑われてもいいっていうのは、心が大きいことだし。その逆が分からなかったけれど、今は分かる。又吉さんは絶対にスカさないし、どんな無茶なことや寒いことを言われても「そうですね」と受け入れてますよね。又吉:ああ、それだけは決めているかもしれないです。自分たちがMCをする番組に後輩が来ると、めっちゃ緊張して訳の分かんないこと言い出す奴がいっぱいおるんです。その時に「何言うてんねん」とは言わず、一回そいつの言葉を信じて、質問していくんです。それでおもろなる時があります。西:おもろなくなる時もあるでしょう?又吉:そん時は、みんなでおもろない方向に突っ走っている1~2分がおもろなっているというか。それが芸人としていいのかは分からないですけれど。「芸人やったら笑われんと笑かせ」とは、先輩たちが言うてきた言葉ですけれど、僕はあまり気にしいひんというか。西:『火花』にもそういう話がありましたよね。又吉:そう、自分の小説に書いた時、先輩から批判されるかなと思ってたんです。でも、木村祐一さんがいろんな芸人さんたちにインタビューした映画が京都国際映画祭で上映されたんですが、そのタイトルが『ワレワレハワラワレタイ』なんです。むっちゃいいタイトルだと思って。木村さんに話したら、「俺も先輩に怒られるかと思ったけれど、でもみんなの話を聞いていて、そう思ってん」って。嬉しかったですね。西:人から笑われたいって、めっちゃ懐深いことだと思う。又吉:自分が笑っていたいんです。人が笑っているのを見るのは嬉しいですし。◇にし・かなこ 1977年、テヘラン生まれ、大阪府育ち。’04年に『あおい』でデビュー。『通天閣』で織田作之助賞、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、『サラバ!』で直木賞受賞。◇またよし・なおき 1980年、大阪府生まれ。芥川賞作品「火花」の、俳優・堤真一による朗読CDが発売中。2016年春にはNETFLIXでのドラマ『火花』が配信スタート予定。※『anan』2015年11月18日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)取材、文・瀧井朝世
2015年11月12日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が3日、都内で行われたトークバラエティ番組『ラジオな2人 リレー』の制作発表会に、相方の綾部祐二らとともに出席した。『ラジオな2人』は、人気とトークの実力を兼ね揃え、個々での活躍の場も広げているよしもと芸人たちコンビで登場するトークバラエティで、コンビでの出演だからこそ実現する独特のはっちゃけトークを展開。パワーアップした『ラジオな2人 リレー』では、ゲストコンビが毎回登場し、2組でトークリレーを繰り広げることになった。パワーアップ前の番組で又吉は、バースデー企画で綾部はセッティングした合コンで3人の女性と会ったことをMCから紹介され、進展を聞かれると「その中の1人と約束をしてご飯を食べに行きました。素敵な方でした」と告白、綾部は「番組公認でやっているので、(又吉)先生には、食事に行った場合は報告をくださいと言ったんですけど、報告せずにガチでご飯を食べに行くという(笑)」と暴露し、会場を沸かせた。その後の進展は何もないという又吉は、報道陣から更なる追及を受けると「一見ギャルっぽいんですけど、しっかりお仕事をされている人でしたね」と明かし、次に会う予定はまだ立ってていないそうで、このままフェイドアウトするのではと質問が飛ぶと「なんて言っていいか分からないですけど、つながりはありますよ」と示唆的な発言。そんな又吉は、綾部について「コーナータイトルを言ったあとに、綾部さんがいつも変顔をしてくれるんですよ。最初は楽しいやつだと思っていたんですけど、最近分かったんですけど、たぶんクセなんですよ。それが分かってからすごく怖くなってきた」と、ストレスを感じていることを明かし、「これは1人では抱えきれないので、(ゲストコンビの)皆さんと共有したい」とパワーアップ後の番組を寄せた。トークバラエティ『ラジオな2人 リレー』は、全国無料のBSテレビ局・Dlifeにて10月4日(日)より毎週日曜日(23:55~)に放送。このほか、同会見にはブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、千鳥(大悟、ノブ)、ハリセンボン(近藤春菜、箕輪はるか)も出席した。
2015年09月04日お笑い芸人として初の快挙となる芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が、フジテレビにて放送される「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」にて、芥川賞受賞後初のドラマ出演、さらに自身初となるホラー作品への出演を飾ることが明らかとなった。1999年に放送スタートし、フジテレビ夏の風物詩となっているオムニバス形式のリアルホラードラマ「ほんとにあった怖い話(通称:ほん怖)」。本番組では、日本中から届いた本当に起きた心霊現象や不思議な体験を忠実にドラマで再現、恐怖VTRを見た「SMAP」の稲垣吾郎をナビゲータとした“ほん怖クラブ”のメンバーたちがスタジオで怖さを吹き飛ばすおまじないを唱えるのが定番となっている。又吉さんは、アパートで同じフロアに住む家族の秘密を描き、日常に潜む不可思議で怖い体験を描いた作品「つきあたりの家族」に出演。「“ほんとにあった怖い話”のシリーズは好きですね。(過去の作品も)よく見ていて、怖いものもあったり、あったかいものもあったりで好きだったので、この話が決まってうれしかったです」と初出演の喜びを口にした。芥川賞作家としてのドラマ出演は、「きれぎれ」(’11)で第123回芥川賞を受賞した町田康が「いま何待ち?」(2002年10月~2003年3月放送)に出演して以来となる。作家としての次回作にも注目が集まる又吉さんだが、ホラー作品への挑戦について話が及ぶと「ホラーは特殊な技術がいるということは聞いていて、そう簡単に書けるものではないことも分かってるんですけど、怖いものは割と好きなので、一回書いてみたいですね」と意欲をにじませた。“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男監督が繰り出すリアリティーあふれる演出と、又吉さんや、玉森裕太(Kis-My-Ft2)を始めとする豪華俳優陣の出演による恐怖実話が見どころの「ほん怖」。「季節的にも(怖い話は)最高ですし、やっぱり怖い話を見て涼むっていうのもいいですし、不思議な話は家族で見てもひとりで見てもどこかワクワクするような魅力がありますし。期待して見ていただきたいと思います」と語る又吉さんが本編で体験する恐怖とは?寝苦しい夜が続くこの夏の、涼しいひとときとなりそうだ。「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」は8月29日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が6月27日(土)、東京・台場で行われたフジテレビ深夜アニメ「乱歩奇譚 GAME of Laplace」の先行試写会に出席した。長編デビュー小説「火花」が芥川賞にノミネートされるなど“文豪芸人”として話題の又吉さんは、脚本への興味を聞かれると「脚本は難しいと思うし、やりたくない」と即答で否定。それでも「何の責任もなくて絶対にやらなアカンと言われたら『面白くない日常』というタイトルで、事件も何も起こらない普通の日常を書いてみたい。誰も見ないと思うけれど」とリアリズム重視の内容を妄想していた。同作は、没後50年となる作家・江戸川乱歩の持つ幻想的な世界観をアニメーション化。中学校で発生した教師バラバラ殺人事件の捜査に訪れた探偵・アケチの助手に名乗り出たコバヤシ少年が、数々の奇怪な事件に遭遇していく。初回は名作「人間椅子」にインスパイアされたミステリーが展開する。「人間椅子」を原作にしたショートフィルムを製作したことがある程の乱歩ファンという又吉さんは「今回のアニメ版は、原作の設定は一緒だけれど至る所で使い方が違う。耽美的という気持ち悪さが面白いし、登場人物にも惹かれるキャラクターが沢山いて、原作を知っていると『そういう角度できたか』と思うはず」と太鼓判。中性的に描かれるコバヤシ少年については「僕はアニメをほとんど見ないので知らないんですけれど、あれを“男の娘(オトコノコ)”って言うんですか……。勉強になりました」と衝撃を受けていた。また番組プロデューサーから直々に、同番組の“乱歩奇譚クラブ宣伝部長”に任命され、「僕で良ければぜひ!」と二つ返事で引き受けた又吉さんだったが、客席からの拍手がないのを気にしてか「皆さんが『お前か!?』みたいな感じになっているのが気になる」と静かに傷ついていた。フジテレビ深夜アニメ「乱歩奇譚 GAME of Laplace」は、7月2日24:55スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年06月27日タレントで作家の又吉直樹が6月20日(土)、都内の書店で「芸人と俳人」(集英社)の刊行記念イベントを行った。又吉さんは著書「火花」が今年上半期の芥川賞候補となったばかり。多くの報道陣が駆けつけるなか、7月16日(木)の発表を前に心境を語った。芥川賞といえば、純文学作家の登竜門として国内で最も注目を集める文学賞。「うれしいですけど…不安もあります」といまの率直な思いを語り、「受賞するしないというよりは、(審査員に)どう読んでもらえるかという期待と怖さがある」と緊張しきり。それでも「いままで好きになった作家さんが、芥川賞に選ばれることも多いので…」と静かに闘志を燃やしていた。実は芥川賞候補になるには、主催の日本文学振興会から意思確認があるそうで、「正直、聞きなれない名前だったので、移動中にお電話をいただいたときは、何かしでかして、偉い人に怒られるんじゃないかと思った」のだとか。又吉さんの俳句入門として、2012年10月号からスタートさせた「すばる」でのコラム連載「ササる俳句 笑う俳句」をまとめた「芸人と俳人」。気鋭の俳人・堀本裕樹さんに弟子入りし、徐々に俳句の面白さに開眼する過程を追い、独自のセンスを生かした20句を超える実作俳句や、書き下ろしエッセイを収録している。「学生時代から興味があって、句集を買うのも好きでした。難しい句もあり『理解したいな』とずっと思っていた。基本的なルールを覚えればすごく楽しいですよ」(又吉さん)、「優秀な生徒さん。吸収が早いし、読書家でボキャブラリーが多いから、(俳句を詠むとき)役に立っているはず」(堀本さん)と良き師弟ぶりを披露していた。「芸人と俳人」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月20日大竹しのぶ、三浦春馬が出演する舞台『地獄のオルフェウス』の製作発表会見が3月25日、都内で行われ、大竹、三浦をはじめ、水川あさみ、三田和代らキャスト陣と、演出のフィリップ・ブリーンが顔を揃えた。舞台『地獄のオルフェウス』チケット情報上演するのはアメリカを代表する劇作家テネシー・ウィリアムズが1957年に発表した作品。アメリカ南部にある保守的で排他的な町を舞台に、報われない日々を送っていた女レイディ(大竹しのぶ)と野生的な青年ヴァル(三浦春馬)の不倫の恋と破滅を描く。「テネシー・ウィリアムズ作品は『欲望という名の電車』以来久しぶり」と話す大竹。大竹は同作のヒロイン役で紀伊國屋演劇賞に輝いているが、「その時は、やってもやってもやりきれない……。『今日はよし!』という日が来るんだろうかと考える毎日でした」と当時を振り返りながら「それでも今回新たにウィリアムズ作品に挑戦することができてすごくうれしいです。フィリップさんがどういう演出をして、わたしたちをどこへ連れてってくれるのかわかりませんが、絶対に面白くなる予感がします」と舞台に期待を寄せた。三浦は今回がストレートプレイ初挑戦。「諸先輩方とすばらしい戯曲に向き合える機会をいただけてすごくうれしい。こんな機会は僕の一生の中で、あるかないかぐらいのことだと思う。稽古に入って、一瞬一瞬を大切に過ごしていけたら」「昨日初めてフィリップさんとお会いしたのですが、とてもユーモアがあるすばらしい方で、この作品に対する強い思いが感じられました。稽古場でも、いろいろアドバイスいただけることを期待せずにはいられない、そんな演出家だと思いました」とコメント。水川は「私は演劇の経験がまだ浅く、正直不安で怖いです。私の演じるキャロルは露出癖があって、自分を表現しようとすればするほど、世界から孤立してしまうような女性。心が飢えていないとできない役なので、今それを模索中です」、三田は「自分はこのラブストーリーを悲劇に追いやってしまう女という役どころ。自分にわからない感覚は若いフィリップさんに教えていただきながら、躍動的なラブストーリーが作れたら」とそれぞれ話した。公演は5月7日(水)から31日(日)まで東京・シアターコクーン、6月6日(土)から14日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。チケットの一般発売は東京公演が3月28日(土)午前10時より、大阪公演が4月12日(日)午前10時より。チケットぴあでは東京公演のインターネット先行先着を実施中、3月27日(金)午後11時59分まで受付。
2015年03月26日上海を舞台に、三浦春馬が美しい双子の姉妹に恋をするミステリアスなラブストーリー『真夜中の五分前』。主演の三浦さん、ヒロインを演じた中国の人気女優リウ・シーシー、『GF・BF』など台湾の若手トップスターのチャン・シャオチュアン(ジョセフ・チャン)、行定勲監督、とアジアの才能が集結した本作に込めた想いをたっぷりと語ってもらった。本作で三浦さんが演じるのは、時計修理工の良。ひょんなことからルーメイ(リウ・シーシー)という美しい女性と出会うが、彼女には女優をしているルオラン(リウ・シーシー/1人2役)という一卵性双生児の妹がいた。ルオランには、人気俳優・ティエルン(チャン・シャオチュアン)という婚約者がいる。ルーメイは妹の婚約祝いに、彼女を驚かせる贈り物をしたいと知り合ったばかりの良にプレゼント選びを手伝ってもらうことに。良は美しいルーメイとの出会いに胸を躍らせるが、親しくなるにつれ、良はルーメイが抱える心の闇に気づいていく…。ーーアジアにまたがる映画を作るにあたり感じた期待や不安など、また参加したことで得たものを教えてください。行定:「これは必然だったと思うんです。当初は日本映画として作ろうと思っていたんですが、現在、日本で映画を作る状況というのは閉塞的で、“結末を観客にゆだねる映画”を嫌う傾向にある。そうしたら、上海のプロデューサーがこの企画に賛同してくださって。それで一緒にやろうということになり、シナリオを全部書き換えて、スタートしたんです。だから、この映画はこのメンバーが集まらないと出来上がらなかったんですよ」。三浦:「結末を考えさせるという作品に関われたことは、とても楽しくもあり、僕の役者人生において、チャレンジでしたね。行定監督が『上海でやることに意味がある』と仰っていたのですが、実際、上海に行く前から高揚感があり、上海に降り立って、撮影をしていくうちに、その意味が分かってきたんです。というのは、上海の街並、夜景、そして光の入り方というのがこの作品にとてもマッチしていて。光が、この作品のテーマも訴えかけていますし、登場人物の心情も表現してくれているんじゃないかと思っています。全編に渡って中国語にトライさせていただいたり、僕の人生の中でも、とても刺激的な時間を過ごすことができました」。リウ:「私は初めて国を超えた作品に出演したので、違う国の人たちと協力し合うことで新しいものが得られることへの期待が大きかったです。行定監督はとても優しい方で、プレッシャーをかけられることもありませんでした(笑)。撮影前にカット割りなども教えてくれましたので、心の準備もできました。中国では、カット割りなどを事前に教えてくれる監督はほとんどいないんです。みんな一旦リハーサルをして、そこから段取りを考えるというやり方でしたから。でも今回は、最初から決まっていたので、準備をすることが出来て、とてもよかったです」。三浦:「無言のプレッシャーはありましたよね(笑)」。リウ:「でも、楽しかったですよ」。行定:「基本的に僕は役者を信じているので。たまに裏切られる場合もあるんですけど(笑)、彼らは裏切らなかったですね。信じていないと、国を越えて作るのは難しい。中国で撮るということで、彼らの培ってきたもの、アイデンティティを頼りにしているわけですから。いろいろ話もしたし、春馬を含め、3人ともきちんと考えを持っている人たちなので、そこは信頼していました」。チャン:「僕は最初から、国を超えたプロジェクトということで、かなり興奮していましたし、期待していました。違う国の方と協力し合ってどんなものが出来る上がるのか、とても楽しみでした。そして実際にやってみて、もちろん多少の問題はありましたが、やっぱり楽しかったです。国に関係なく、一人一人誰もが仕事のやり方というのは違うと思うんです。ただ行定監督と仕事をしてみて、監督はとても繊細な方ですし、僕たちにも繊細なものを要求する、という部分はあったと思います」。ーー三浦春馬さんと共演した印象を教えてください。リウ:「三浦さんは台詞をすべて中国語で話さないといけないので、撮影の合間もずっと練習していましたね。それを横で聞いていて、たまに『発音がちょっと違う』と指摘すると、それをすごく真面目に受け止めて、すごく感謝してくれて。最後には私は申し訳ない気持ちになってしまいました(笑)」。チャン:「三浦さんは、本当に真面目。すごく芝居に集中していました。僕と三浦さんで階段の踊り場で話しをするシーンがとても印象に残っています。とても気持ちよかったんです。演じながら、2人のヒロインに対する感情がいっぱい出てきて、深いところまで演じることが出来たと思いますね」。ーー劇中、ある事件によってリウ・シーシーさん演じる双子が入れ替わったのでは…?という疑いが生まれますが、どのように演じてみて如何でしたか?三浦:「(演じた主人公の)良について言えば、彼自身、どちらの女性を愛していたのか…そして自分の中の愛とは何なのか?という問題に焦点が当たっている作品なんじゃないかと感じました。でも現実的な問題が後半に出てくる。後半、いろいろなことが起きて、自分の愛と現実の狭間で揺れる感情が面白い。観ている方にも、自分の愛とは何なのか、ということを考えていただけたら嬉しいですね」。リウ:「ルオランとルーメイという双子をはっきり分けて演じようとは思わなかったんです。一卵性なので、あまりに違いを出すと、観客も違和感があるでしょうから。同じようで、違うところを見せ、自分でも曖昧な部分を演じてみたかったんです」。チャン:「愛というものは、何かものを作り上げるパワーであると同時に、壊すパワーもあると思うんです。ティエルンという人物は最初、大人で包容力があるように見えましたが、愛の力によって自分が崩壊してしまう。一方、良は子どもっぽいところはありつつ、愛に対して一直線です。そこが対照的で面白いと思いますね」。ーー愛する人の存在を疑うわけですが、それは自分自身をも疑うことにも繋がるのでは?行定:「誰もが人を愛することはあるけれど、何において愛しているのか。それは不確かだということを、この話は浮き彫りにしているんです。これは、自分は恋人の何に対してを愛を持っていたのかを疑う話なんです。その疑いの目を持ったときに初めて、自分という存在に対しても疑いを持つ。同時に人格についての話でもある。リウ・シーシーさんが素晴らしいのは、2人の演じ分けと、混乱を、自分の中で受け入れている。ある意味、混乱しているんだけれど、それによって3人目の人格を作りあげているんですね。それを2人の男が的確に受け止めている。実は、『どっちがどっちなのかさっぱりわからない』という人もいるんだけど、そういう犯人探しをするような話しではなく、人をどう愛するのか、という話なんですね。“愛する”という行為自体が不確かなんです」。三浦:「上海の街並や、登場人物たちの持つ空気にゆったり包まれながら、自分の愛は打算もあるのか、本当の愛なのか、ということを含めて、愛するとは…ということを考えていただけたら、嬉しいですね」。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年01月05日三浦春馬が中国・上海を舞台に、全編中国語での芝居に臨んだ『真夜中の五分前』が12月27日(土)に公開を迎え、三浦さんと行定勲監督が舞台挨拶に登壇した。原作は人気作家・本多孝好の「真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B」(新潮文庫刊)。上海で時計の修理工として働く寡黙な青年・良は美しい双子の姉妹と出会い、姉のルオランと恋に落ちるのだが…。ある出来事から過去を生きる男と過去をなくした女のゆくえが静かに描き出される。三浦さんと監督を、映画を見終わったばかりの観客はスタンディングオベーションで迎える。国際映画祭などでは見られる光景だが、国内のイベントで起こるのは異例のこと。三浦さんは、映画を作り上げた行定監督の功績を強調しつつ「その熱意と頑張りがみなさんに届いて拍手をもらえるのが嬉しいです」と笑顔を見せた。行定監督は、中国での現地スタッフと組んでの撮影ということで多くの苦労があったようだが、無事、日本での公開を迎えてホッとした様子。「近い国だけど遠い部分もあって“乗り越える”というのもこの作品のテーマでした。政治問題もあったりして、うちのスタッフと『どうしようか?』と話しているときに『三浦春馬はやる気で、中国語を勉強してます』と聞いて、『やらなきゃ。逃げられない』と思った。背中を押してもらいました。感謝してます」と三浦さんへの感謝と労いを口にした。すでに中国では4,000スクリーンという大規模で公開され、大きな話題を呼んでおり、2人はキャンペーンでも中国各地を回ったが、日本では考えられない様々なハプニングや出来事があったという。行定監督が「向こうではMCが主役なんです(笑)」と言えば、三浦さんは「挨拶の途中で変な効果音が入ってきたりするんです(苦笑)」と中国ならではの演出を困惑気味に明かす。さらに「映画の話は最初の挨拶だけ…」(三浦さん)、「あとはダーツ大会やらされたり。(映画にちなんで)双子が出てきて『どっちが姉でどっちが妹?』とか…。どうでもいいよ!観客を突き放す舞台挨拶でした(笑)」(行定監督)とカルチャーショックを口にし、会場は笑いに包まれた。それでも海外で撮影し、公開されたことに三浦さんは大きな意味・意義を感じているよう。「全てが新鮮で、役者人生だけでなく、ひとりの人間として大きな経験をさせてもらいました」と手応えを口にし、今後についても「オファーがいただけるならぜひやりたいです」とさらなる海外進出への意欲を口にした。『真夜中の五分前』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:真夜中の五分前 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014“Five Minutes to Tomorrow” Film Partners
2014年12月28日銀座三越と日本橋三越が「2015年バレンタインフェア」を1月28日から2月14日まで開催する。各店のテーマは、銀座店は“愛のエッセンス(Essence de l’amour)”、日本橋店は“チョコレート博物館(Le Musee du chocolat)”。各店共に限定品や日本初上陸や素材にこだわったチョコレートを販売する。銀座三越は、カカオにフォーカスしたチョコレートを紹介する。カカオは17世紀には“媚薬か否か”の論争の種になるほど、カカオそのものが持つエッセンスや滑らかな口溶けは、まるで恋をした時のような幸福感に似ていると言われた。同店は、そんなカカオそのものの味わいに着目し、“単一品種カカオ(Single Bean)”のチョコレートを用意した。2010年「ワールド・チョコレート・マスター」で優勝し、若き奇才と言われる「グザヴィエ・ベルジエ(XAVIER BERGER)」からは、単一品種4粒入り(1,500円)、8粒入り(2,900円)、15粒入り(5,000円)を販売する。銀座店限定の「イアン・バーネット(Iain Burnett)」は、厳選した極上のシングルビーンカカオと、直接契約した酪農家から毎朝必要な分だけ配達してもらったという新鮮なミルクを使い、彼の代表作にもなっている“ベルベット トリュフ マイルド”のチョコレート(1,550円から2,850円)を販売する。ベルギーのチョコレートブランドが8社集結した「ベルギーセレクションボックス(3,000円)」は500セット限定。日本初上陸の「ドゥルミアン(Deremiens)」他、「デルレイ(DelRey)」「レオニダス(Leonidas)」など老舗ショコラトリーも入ったセットだ。「サロン・デュ・ショコラ」にも参加した経験を持つチョコレートブランド「ガロタイ(GALLOTHAI)」は、タイ・バンコク発の「ベンジャロンチョコレート」(1,800円)を販売する。一つひとつハンドメイドされたタイの伝統磁器・ベンジャロン焼きには、南国ならではのフレーバーとなるパッションフルーツ、あるいは、マンゴーミルクのいずれかのトリュフチョコレートが磁器に1粒入り、“宝石箱”に入った贅沢なチョコレートのような仕上がりになっている。日本橋三越は、歴史や文化にフォーカスしたチョコレートを紹介。「岡田美術館チョコレート」(2,407円)は、『失恋ショコラティエ』の監修を務めたショコラティエの三浦直樹が手掛けたボンボンショコラ。和素材がテーマで五つのフレーバー(胡桃と西京味噌、柚子と抹茶、桜、まつたけと焼酎、胡麻といちじく)があり、視覚と味覚を満足させてくれる同店限定の逸品だ。日本初登場で日本橋店限定となる「プレスタ(PRESTAT)」の「レッドヴェルヴェットトリュフ」(3,000円)は、ラズベリーをたっぷり使用した真っ赤なレイヤーケーキを一粒のトリュフで表現した。クリーミーなフィリングを甘酢っぱいラズベリーが包みこみ、口の中でバランス良く混じり合うとレッドヴェルヴェットケーキのような味わいになるという。「ドゥボーヴ・エ・ガレ(Debauve & Gallais)」の「レディアメリー(Lady Amelie)」(4,800円)は、100年の時を経て復刻した限定箱のチョコレート詰め合わせ。19世紀に流行した装飾が施されたボックスは、同ブランドを御用達としていたルイ・フィリップ王の孫娘、アメリー・ドルレアンの依頼により1913年に作られたもの。日本橋店限定のこのチョコレートには、マリー・アントワネットの所望により作られたピストル(古金貨)4枚とボンボンショコラ7粒が入っている。
2014年11月15日自らの代表作である舞台作品を映画化した『愛の渦』も好調の三浦大輔がこの夏、渾身の書き下ろし作品を放つ。その舞台に出演するのは三浦の第一回監督作品『ボーイズ・オン・ザ・ラン』で主演を果たした峯田和伸(銀杏BOYZ)と、『愛の渦』主演の池松壮亮。映像の世界で三浦作品を体現したふたりが、舞台で再び三浦とタッグを組むこととなる。3人にこの作品に賭ける思いを訊いた。『母に欲す』チケット情報「『峯田くん、池松くんとたっぷり芝居をやりたい』というところから始まった企画」と語る三浦。舞台初挑戦となる峯田は「嬉しかった気持ちと、芝居はやったことがないから不安という気持ちと半々。でも三浦さんに声をかけてもらったからにはやらなきゃな、と思った」と話す。「僕は声も小さいし、2本の舞台を経験して自分は舞台に向いていないんじゃないかと思っていた」という池松は「それでも三浦さんだったら不思議と大丈夫と思えた」とこの舞台に参加した理由を語った。実母を亡くしたふたり兄弟のもとに、ある日父親が迎えた新たな母親が来る。それをきっかけにふたりのなかで巻き起こる葛藤を描く『母に欲す』。三浦が初めて家族、母という題材に正面からぶつかってゆく物語。これまで触れてこなかった題材を選んだ真意について訊くと、「自分にとっては禁断のテーマというか、いつかはやりたいと思いながらも勇気が出なかったもの。この芝居で舞台にひと区切りをつけようと思っています」と三浦から衝撃的な発言が飛び出した。「やめないでくださいね」と声をかける峯田や「三浦さんがそういうなら僕も」と言い出す池松に笑いながら「この先どうなるかはわからない。でも次は決まっていません。それくらい崖っぷちの気持ちでやっています」と言葉を続けた。「一度映画で一緒にやったこのふたりを呼ぶことで、『また群れでやりたいんだろうな』と思う人もいるかもしれない。でも舞台に呼んでしまえば、映画でせっかく築いた信頼関係が揺らぐ可能性だってある。弱いところを見せることもできない。恐怖の方が強いんです。でもいまここでやるしかないと思っています」と改めて決意を語る三浦。これが最後の舞台作品になるかはわからないが、彼の思いをすべて注いだ究極の作品になることは間違いなさそうだ。公演は7月10日(木)から29日(火)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は5月31日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を実施中、5月13日(火)午前11時まで受付。取材・文:釣木文恵撮影:源賀津己コスチューム:三浦大輔 …「NEO RESISTANCE」「Roen」、峯田和伸・池松壮亮…「カインドウエア」スタイリスト:DAISY 石橋瑞枝( DAISY M’S OFFICE )ヘアメイク:河村陽子
2014年05月09日昨年大ヒットしたテレビドラマ『半沢直樹』シリーズ。その主人公は銀行員だが、大ヒットした理由としては、銀行という保守的なイメージが強い組織の中で、上司の圧力などを恐れず、自ら信じる正義を貫く姿に多くの視聴者が共感したことが挙げられるだろう。そこで思ったのが、日本初めての"ネット銀行"となったジャパンネット銀行を立ち上げるのに参画した銀行員たちのことだ。同行を設立した、当時のさくら銀行(現三井住友銀行)の立ち上げメンバーたちは、金融監督庁(現金融庁)との折衝や新銀行の方向性を巡っての銀行内での議論など、多くの困難と闘って新銀行を立ち上げたのではないか、という事だった。そこで、その立ち上げメンバーの一人で、現在ジャパンネット銀行の社長を務めている小村充広氏にインタビューさせていただくことにした。○ネット銀行設立というアイデアはどこから?――どういうきっかけで、新しい銀行をつくろうということになったのですか?当時のさくら銀行の岡田頭取が中心となり、新たな銀行のビジネスモデルを作ろうということになりました。従来のビジネスモデルにこだわらない特に個人向けの利便性の高いサービスということで、最終的には"三本の矢"ではないですが、ネット銀行、コンビニATM、消費者ローン、この3つをやっていこうと。ネット銀行については、ジャパンネット銀行という形で実現し、ローンに関してはアットローンという消費者ローンの専用会社をつくり、今はSMBCコンシューマーファイナンスという会社になっています。また、コンビニATMは、@BΛNKとしてam/pmの店舗にATMを出すということで実現しました。15年ほど前にスタートした企画が、現在では3つとも世の中に認知されています。――その"三本の矢"は、新たな収益源を求めて企画されたのですか?新しい銀行のビジネスモデルとして、お客様のニーズに合致して、かつ我々の収益源にもなるものということで企画されました。――そういう新しいビジネスモデルをつくろうという構想の中で、ネット銀行もその一つとしてあったということですね。小村社長はかなりアイディアマンでいらしたそうですが、もともとはマーケティングの部署にいらっしゃったんですか。商品開発やマーケティングが長く、預金商品の開発や、金利の自由化の対応、コールセンター、チャネルの開発などをやっていました。その後、総合企画部というところに行き、新銀行のモデルを作る新規事業を担当していました。○コンビニのような銀行を目指すため"ネット専業"を主張――ネット銀行をつくるにあたっては、専業にするかどうかという議論があったとお聞きしましたが、小村さんはどういう意見をお持ちだったのでしょうか?さくら銀行(現三井住友銀行)の中でネットバンキングをやってもよかったのですが…石田さんは、銀行の窓口って、最近だといつ行かれましたか?――最近、家を買ったときぐらいなので3年前ですね。そのときに、いろいろ借りるときの手続きで、1カ月の間、かなり頻繁に行ったことがあるのですが、そのほかはほとんど行ってないですね。行きたくて行くところではないですよね。しょうがなく行くところ。――そうかもしれないですね。行きたくないんです、銀行なんて。待たされるし、3時までしか開いていないし。一般の大勢の方にとって、本当に便利なのは銀行に行かなくて済むことですよね。――そうですね、確かに。お金をおろさなければいけないときは仕方がなくATMに行くけれど。ある意味、コンビニみたいな銀行を目指した方がいいのではないかと思ったわけです。――いつでも、どこでもですか。そう、いつでも、どこでも。さくら銀行(現三井住友銀行)の中で、インターネットバンキングサービスをするというよりも、コンビニのように特化した方が日常的な利便性を提供できるのではないかと。そういった利便性や、手軽さを提供するには、あえて専業で絞った方がいいし、加えてシステムも、これはコンビニでいうところの配送システムや店舗運営になるかと思いますが、百貨店のいろんな商品を扱っている仕組みと、コンビニのような限定された商品を置いているシステムとは、やはり後者のシステムのほうが柔軟性や早さを実現できます。いろんな商品を扱っている銀行の基幹システムではなくて、24時間、365日動いて、しかも柔軟で、開発するときも、ローコストでできるということを実現するためには専業の方がいいと思ったのです。――コンビニのような銀行をつくろうと思われたわけですね。そうですね。一生に1回しかないような住宅ローンというのは、メガバンクにお願いして、我々は日々の生活に必要なバンキングサービスを提供すればいいのではないかと。――銀行というところは保守的というイメージがあるのですが、小村社長が専業のネット銀行をつくろうと主張した際、社内的な壁はありましたか?意外とそうでもなかったですよ。もちろん、当然ながら法律は守らないといけないし、お客様あってのことですので、お客様に迷惑をかけてはいけないし、銀行としての道徳もありますが、そういったことさえ守ればやりたいことはできました。ただ、銀行に限らないと思いますが、打率って2割あれば十分なんです。サラリーマン社会だと、バットを振らないで見送り三振になってアンパイアに文句言う人がいるでしょう。でも文句を言う前に、まずバットを振ろうよと。イチローではないので打率3割5分なんて打てるわけがないのです。そのかわり、ボールを振ってはだめだし、あるいは大振りばっかりしていてもだめですけれども、まずバットを振るということと、打率は2割あったらいいと、そう思っています。ただし、8割の失敗の部分については、出血を抑えるためにはどうすればいいかをきちんと考えておかなければいけません。――ヒットを打つにはどうすればいいのでしょうか?社内を説得できるような材料を揃え、お客様のニーズをきちんと把握し、法律上の問題もクリアして、収益が一定程度は見込めて、という条件がそろえば、文句のつけようはないと思います。○新銀行設立にあたっての、金融監督庁(現金融庁)とのやり取りとは?――小村社長は、新しいネット専業銀行にはどういうビジョンを持っていらっしゃったのでしょうか?コンビニのような銀行を目指していましたので、預金、無担保ローン、決済、この3点でよく使ってもらえる銀行というビジョンを持っていました。――2000年10月に開業に至ったわけですが、新しい銀行を作るということで、金融監督庁(現金融庁)との折衝は大変でしたか?銀行免許ですか。――はい。新しい銀行をつくる上で、どの辺が金融監督庁(現金融庁)を説得させないといけない点だったのでしょうか?一つは、ネット専業銀行の社会的意義ということだと思います。――その辺は金融庁の人は理解してくれましたか。話していくうちにご理解はいただけるようになりました。――法的なクリアしなければいけない、免許をとるためにどんなものが求められるのでしょうか。行政側としては、社会的意義のほか、消費者に迷惑をかけずにメリットを与えるという点を重視していました。インターネットもまだその当時はダイヤルアップでしたし、iモードも文字ばかりの白黒でしたから、インターネット特有のリスクということに関し、どういう手段を用意しているのかということに尽きたのではないですかね。インターネットにはどういうリスクが潜在的にあるのか。それに対してどういう手を打つのか。もちろん、通常の銀行のリスク管理、コンプライアンス、市場リスク管理、オペレーショナルリスクなど、そういった点は、我々はさくら銀行(現三井住友銀行)から学ぶなり、専門家を連れてくるなりすればできるので。――初めてというところで、リスクを考えるのもそうだし、対策を考えるのも、想像力がかなり必要ですね。インターネットの、潜在的、顕在化しているリスクを銀行サービスに置き換えて、ではどういう手を打つのかということを、我々自身が考えなければいけなかったということですね。新しいイノベーションには付きものですよね、それは。恐らく、日本の銀行ではジャパンネット銀行が初めて、開業から預金通帳というものをなくしたのです。預金通帳をお持ちですか?――妻が持っていますが、私は持っていないです。要らないでしょう。――要らないです。細かいことを言うと、預金通帳をなくしたらどんなリスクがあるんだという、そういうことも含めて考えました。どこもやったことがないから。――確かに、預金通帳をなくすことでどんなリスクがあるのでしょう。紙に記載されたものがないので、電子的にサーバーに保管するとか、そんな感じで対策するものですか。一つは相続で困るのではないかと。これまでだと、誰かが亡くなったときには引き出しの中から預金通帳が出てきて、預金があったことに家族が気づいて銀行に電話しますよね。それをどうするんだとかね。――それらの対策はどうなんですか。僕は預金通帳をなくしたかったのです。お客様の利便性からしてもコストからしても。ただそういった相続などの懸念の対策として、キャッシュカードは全員に配ることにしました。また、スターターキットに綴じ込み用紙のようなものをつくって、ATMから出てきた紙を綴じておくことができる、それで代用していこうということにしました。――スターターキットの綴じ込み用紙は誰も使っていないかもしれないですね。ただ、そういう対策は必要だったわけですね。当時は必要だった。ただ今みたいにネットが当たり前になってくると、利用する側のほうが対策を考えますからね。いまや預金通帳に限らず、旅行でも飛行機のチケットはeチケットを使いますよね。――そういう形で免許をとるために金融庁当局と議論を重ねていったわけなんですね。議論というよりも、新しいことをやろうと思うと、リスクを自分たちの責任において考えなければいけないということです。A、B、Cというリスクが考えられるけれども、Aに対してはこういう手を打とう、Bに対してはこういう手を打とうと、説明してご理解していただくということです。――金融監督庁の人も、これどうなの、これどうなのということはあったのでしょうけれども。本当に支店がなくて大丈夫なんですかとか。大阪になくていいのかとか、そういう心配事がいっぱい出てくるわけですよ。――本当に支店がなくて大丈夫かというのは、どう答えられたのですか。支店がないのがウリですし、逆にいうと何で支店が必要なんですかと。――人が来なくていい銀行なのに、支店はいりませんと。行かないのに作っても仕方がないですよね。電話とメールとインターネットで十分事足りるんです。その分ローコストにして、お客様の手数料を安くとか、金利をよくということで還元していくことが、ある意味でネット専業銀行の社会的意義ですので、支店をいっぱい作ったら意味がなくなってしまいますよね。――今おっしゃっているような形で、ひとつひとつクリアしていかれたわけですね。前例がないものを、銀行のような組織の中でやるというのはかなり大変だったとご推察しますが、今の小村さんの感じだと楽しんでやってらっしゃったのかなという感じもするのですが。壁があるのは、金融庁、金融監督庁に限らず、どんなものでも壁はありますよね。それを乗り越えないと何も始まらないですね。○真正面から突破するのではなく、人間力で明るく突破――壁を突破する人間力というか、そういうのが必要なわけですね。人間力ではないですけど、明るいほうがいいかもしれないですね。壁がありますでしょう。この壁をどうやって突破しようかと思うときに、あまり真正面から行ってもしょうがないので、横から行ってみようとか、走りぬけようかとか、地下を掘ってみようとか、そういうふうに思う人のほうがいいかもしれないですね。真正面から突破しようとしていたらくたびれるし、楽しくないでしょう。――晴れて開業となった後ですが、いろいろな記事などを見ると、最初は銀行口座の開設がばっと上がったけれども、途中で停滞した時期もあったということですが。最初はテレビコマーシャルも含めて広告を出しました。お客様も珍しさもあって口座開設してくださったのですが、だんだん下火になってきまして、いろいろやっても空振りばかりで当たらなくて。そこでわかってきたのが、ネットの社会では自分で自分を勧めてもだめだということ。ジャパンネット銀行が、「ジャパンネット銀行はいいですよ」と言ってもなかなかお客様の背中を押すことにはならないのです。――自分で自分の背中を押せない。自分で自分のことをPRしてもよくなくて、第三者がジャパンネット銀行はいいよと言ってくれるほうがとても効果があるんです。自分たちが広告を出してもあまり信用してくれない、効果が薄い。やはりファクトがないとだめです。便利とか、安いとか、そういうファクトがあって、第三者がいいよと言ってくれることが重要です。2001年にヤフーオークションのオフィシャルバンクになり、それがいろいろなネットの掲示板に出て、広まっていきました。――当初は広告を打ったりされていたけれども、ネットの世界は違うと。ネットのマーケティングには、ファクトと、口コミ、連携が必要だということですね。さっきの答えと一緒ですが、銀行は言ってみれば裏方です。銀行のホームページって、見ますか?――見ないです。見ないですよね。株とか、外貨預金なんかは面白いかもしれないけれども、定期預金なんて見ても金利は変わらないんだから面白くないでしょう。車好きな人はトヨタのホームページを見ていたら楽しいし、ヤフーのホームページを見ていたら面白い、楽天だって面白い。だけど、銀行のホームページを楽しんで見る人は少ないと思います。――そうかもしれないですね。あくまで主役は消費であって、ネットでショッピングをするとか、オークションをするとか、公営競技の投票をするというのが主役なのです。そして、極力意識することなく便利に決済ができるというほうがお客様にとってはいいわけです。だから主役とどう提携するかというのが大切でした。オークションや公営競技で提携して、そこに便利な決済スキーム、あまり意識しないでも決済できるような仕組みを提供すれば、おのずとジャパンネット銀行の口座が必要になるし、そうなるようにしてきました。オレがオレが、ではなくて、こすったら出てくるくらいでちょうどいいのです。○主戦場はネット、ジャパンネット銀行の責務――昨年社長となられてまた一層ネット銀行とのかかわりがかなり深くなられたわけですが、今後のビジョンをお聞かせいただいてもよろしいですか。やり切れていないです。それこそ、メガバンクのインターネットバンキングサービスとネット専業銀行の違いは何ですかということを聞かれた場合に、細かいところは説明できます。ですが、一般のお客様がネット専業銀行とは何なのかと認識するレベルにまではいっていないんです。たとえば、みなさんはスーパーとコンビニの違いをご存知です。スーパーとはこんなもので、コンビニとはこんなものだとご自分で定義づけていますね。まだそこまでいっていないです。新規参入銀行の中でも僕は2種類あると思っています。メガバンクがネット専業銀行をつくるのと、銀行業界以外の企業が銀行をつくるのとでは意味、目的が違うんです。メガバンクがネット専業銀行をつくるのは、ネット市場に進出するためにつくっているのです。ネットユーザーを取り込もうとしてつくっているのです。だからあくまで主戦場はネットです。他業種から参入された企業は、恐らく銀行業に参入するために形態として選んだということでしょう。ジャパンネット銀行はメガバンクがつくったネット専業銀行で、僕らはコンビニになりたいわけです。スーパーや百貨店になったら意味がないのですね。なので、純粋なネット専業銀行という意味で、僕は、いつでもどこでも誰でも、ということが必要だと思っています。そして、それをやるのはネット専業銀行というより、ジャパンネット銀行の責務だと思います。――やはり、パイオニアとしての自負ですね。本日はありがとうございました。
2014年02月06日すでに今夏ドラマ1番のヒットとも言われているTBSドラマ『半沢直樹』。老若男女から支持を集めていますが、そんな中ちらほら聞こえてくるのが「『半沢直樹』の堺雅人がたまらない!大好き!」という女性の声。半沢直樹は、その言動でサラリーマンをスカッとさせながら、一方で世の女性たちをキュンとさせてもいるのです。今回は20代の女性たちに行ったアンケートをもとに「『半沢直樹』に見る!不倫願望を掻き立てる上司の特徴」をお教えします。半沢直樹が上司だったら嬉しいですが、同時にちょっとキケンでもあるみたいです。■1.元・剣道部「半沢直樹は、慶応義塾大学経済学部卒で体育会剣道部という高スペック。ドラマの中でもかっこいい剣道シーンがあって、思わず見入ってしまった。武道に長けている人は素敵。」(22歳・大学生)一本筋の通った感じがある「武道」は、やはり女子人気抜群。ほどよく筋肉のついた体も、とても魅力的です。ちなみに、逆に惹かれない運動部は何かと聞いたところ、「バドミントン」「卓球」「テニス」「柔道」といった名前が挙がりました。どうやらユニフォーム姿がかっこいいスポーツは強いようです。■2.ワイルドなところがある「そもそもドラマのキャッチコピーは「クソ上司め、覚えていやがれ!」。半沢直樹は、敵のことを容赦なく叩きのめすんだけど、そんなところがワイルドで良い。たまに見せる野獣のような笑顔にゾクッとする。」(25歳・小売り)男性の草食化が叫ばれて久しいですが、やっぱり女が根底で求めているのはこういう「男らしさ」なのです。半沢直樹の、狂気すらはらんだワル~イ笑顔には、誰もが思わずドキドキ。堺雅人の普段の顔は柔和で優しげなだけに、ドラマだけで見せるワイルドさが女心をぐっと掴みます。不倫相手には、こういう男らしいワルさを求めてしまうものなのかもしれません。■3.頭がキレる「ドラマを見るたびに惚れ直すのが、半沢直樹の頭の良さ。こんな人になら手の平の上で転がされてもいい。しかも決して他人に付け入る隙を与えないから、不倫関係になっても上手く周りをだましてくれそう。」(27歳・マスコミ)不倫相手に求めるカッコ良さの中でも、一番大切なのはやっぱり「頭の良さ」。人として尊敬できる相手だからこそ、危険な橋を渡ってでも会いたいわけです。もしドラマのような頭脳選を目の前で繰り広げられたら、女としてはたまらないですよね。■4.部下に優しい「敵には鬼のような顔も見せる半沢直樹だけど、部下には本当に優しい。あの優しさで接せられたら、好きになる自信がある。」(24歳・事務)第三話での「中西。お前洋食派?和食派?」には癒されました。厳しい顔で戦いながらも、守るべきものは本気で守る姿にキュンとします。「甘い」のではなく「優しい」というのがポイントですね。■5.ほんわかした面がある「下手な関西弁使ったり、パンを口いっぱいに頬張ったり、奥さんに頭を撫でてもらったり、半沢直樹がふと見せるほんわかした一面がたまらなく好き。普段は男らしいのにたまにカワイイ人は魅力的。」(25歳・飲食)神経を張りつめさせた精悍な顔を見せていたかと思えば、ふとした瞬間にとぼけた顔や言動を見せたりするのが半沢直樹の魅力。女性が持つ「母性」をぐいぐい刺激してきます。不倫相手を切らせない男性は、こういうかわいらしさを持った人なのかもしれません。■さいごに色々な魅力がたっぷり詰まった半沢直樹。一回観たら虜になること間違いなしです。現実では素敵な上司に恵まれていなくても、半沢直樹との脳内不倫で女子力アップできちゃうかもしれません。(小嶋もも/ハウコレ)
2013年08月05日56万部を突破した三浦しをん氏の同名小説を松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョーらを迎えて映画化する『舟を編む』に、ピースの又吉直樹、麻生久美子らが出演することが発表された。その他の写真本作は、ある出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書“大渡海(だいとかい)”の製作に奮闘する編集者たちの姿を描いた作品。又吉と麻生は、松田演じる変わり者の編集者・馬締光也を中心とした個性豊かな編集部のメンバーと関わる、辞書の装丁デザイナー上田役(又吉)と、『大渡海』をPRする役割を担う女優役(麻生)を演じる。さらに、編集部と共に辞書を作り上げていく登場人物として、宇野祥平、波岡一喜、森岡龍、斎藤嘉樹の名前も発表された。読書家として知られ、執筆活動も行っている又吉は、「辞書を読むのは好きですね。家に国語辞典だけで4、5冊あります」と、広辞苑など多数の辞書を愛用する無類の本好きだという。「今のコンビ名“ピース”も、なかなか思い浮かばなかったので、カタカナ語辞典で適当に開いて指さした単語にしようと思ったら“スカベンジャー”って出て。でも意味を見たら“ウジ虫”って書いてあって、『絶対あかんやん』ってやめたんですけど」と明かす。「日常的に辞書は引いてきました」という又吉は、「辞書作りの人のことまでは考えたことなかったので、すごい面白いなと思いました。辞書作りって、共通認識を作っていく仕事なんですよね。『アイス食べたいけど、太るからどうしよう』みたいな、言葉では言い表せられない、“精神内部で感情がぶつかり合うこの感じ”って思っていたら、『それ“葛藤”やで』って、みんなが一発でわかるように言葉を決定していくイメージ。言葉にならない感情を言っていって、横から言葉にしていくっていうものだと感じました。松田さんとオダギリさんは、やっぱり雰囲気があって声が心地よかったです」と語っていた。『舟を編む』2013年4月13日(土)丸の内ピカデリーほか全国公開
2012年12月19日BVLGARI(ブルガリ)は、世界初となるインストアカフェを併設したブルガリ阪急うめだ本店を、2012年10月25日(木)ラグジュアリーフロア5階にオープンする。売場面積135㎡からなる広々とした店内では、上質なデザインとサービスを特徴とした「イル・カフェ(Il Café)」が、ジュエリー&ウォッチを販売するショップエリアに併設しており、BVLGARIのライフスタイルコンセプトである「Dolce Vita(甘い生活)」を意識した造りになっている。BVLGARIのコンテンポラリー・スタイルを表現したインテリアデザインは、軽やかで明るい色調に、黒いレザーがシャープさを加え、ブロンズ調のファブリックやチーク材によって特徴づけられたインテリアは、客席数40席を有している。ルカ・ファンティン総料理長によるシンプル・エレガンスを基本としたイタリア伝統料理や、イタリアより直輸入されたチーズやハムをふんだんに使用した選りすぐりのメニューを、バリエーション豊かに用意。さらにカフェ内には、2007年に日本で誕生したBVLGARIのチョコレートを扱うコーナーが併設されており、メートルショコラティエの三浦直樹によって作られる「チョコレート・ジェムズ(宝石の意)」と呼ばれるチョコレートを販売する。チョコレート菓子「イ・ドルチ・ディ・ブルガリ」や、大阪限定のチョコレート・ジェムズも揃う。ブルガリは、今年10月13日(土)にブルガリ 千葉そごう店オープンを皮切りに、ブルガリ銀座タワー ブライダルフロア11月初旬リニューアルオープンするほか、ブルガリ 新宿伊勢丹店が11月21日(水)にリニューアルオープンする予定だ。元の記事を読む
2012年10月24日「仮面ライダーオーズ」の渡部秀&三浦涼介のコンビによる最新映画『PIECE~記憶の欠片~』の完成披露試写会が8月18日(土)に行われ、渡部さんと三浦さん、下山天監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。東映が「TOEI HERO NEXT」と銘打って開始した新レーベルの第1弾となる本作。トラウマを抱えた元エリート記者・智紀(渡部さん)と五重人格のカメラマン・零(三浦さん)というコンビの2人が、人々を石化して死に至らしめる謎の事件の真相に挑んでいく。「オーズ」の映司×アンクのコンビが忘れられないファンが客席で掲げる「おかえり」というボードを見やりつつ、渡部さんは「ただいま(笑)。みなさんの前にこうして帰ってこられて光栄です」と笑顔を浮かべた。渡部さんは酒に溺れるやさぐれた記者という、「オーズ」のときとは全く異なるタイプの役となったが「普段、涼くんとお酒飲んだりするときもあまり酔ったりしないし、涼くんは寝ちゃったり泣いたりするけど(笑)」と暴露を交えつつ、これまでとは違った新たな挑戦だったとふり返る。多重人格者を演じきった三浦さんも「5役、大変でした。頑張ったんだよ」と映画が完成してホッとした表情。「台本を読んでるときはニュアンスが違うけど、演じるときは見た目も変わらないまま。いろいろ調べて(多重人格者の)映像を見たりして自分なりにやりました」と明かす。渡部さんは「一緒に撮影してても難しそうだなと思いました」と三浦さんの苦労を慮る。特に多重人格のシーンの中での見どころは、唯一の女性人格である“女医の綾”の逆行催眠のシーン。渡部さんは「あのエロさはヤバいでしょ!18禁だなと思いました」と感想を語る。三浦さんは「緊張した」と言うが、体を密着させていた渡部さんは「涼くんの心拍がハンパなかった!」と証言。三浦さんは「秀くんから感じる熱もあった」と返すと客席を埋める女性ファンは色めきたった。メガホンを握った下山監督も、「男ながらに撮影でゾクゾクした」と2人が醸し出す官能的なムードに称賛を送った。一方、アクションシーンに関しては1年にわたってコンビを組んでいた2人とあって1発OKだったそうで、渡部さんは満面の笑みを浮かべ「さすがオレたち!」と自信満々にアピール。監督も渡部さんも三浦さんも、早くも続編の製作およびシリーズ化に向けて期待を口にしていた。『PIECE~記憶の欠片~』は9月1日(土)より全国にて公開。■関連作品:PIECE~記憶の欠片~ 2012年9月1日より全国にて公開© 「PIECE」製作委員会
2012年08月20日俳優の三浦友和が主演する『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の初日舞台挨拶が12月3日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、三浦さんの次男で前作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に出演した三浦貴大がサプライズ登壇した。友和さんと貴大さんが、公の場でツーショットを披露するのは今回が初めて。貴大さんから、物語の重要なアイテムである“ブレーキハンドル”を手渡された友和さんは「これ、本物(笑)?もうちょっと違う形で共演したかったが、ありがとう。驚きました」と感無量の面持ちだった。一方、貴大さんは「初日、本当におめでとうございます。ここに来ることができて、うれしいです」とこちらは少々緊張気味。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は俳優デビュー作とあって、「思い入れが重過ぎる作品。さっきもこのブレークハンドルを見たら、涙が出そうになった」と感動しきりだ。撮影前には、友和さんが「このスタッフさんはどんな人?」と貴大さんに電話で“下調べ”したのだとか。「おかげで現場に入りやすかった」と笑顔でふり返る。富山県を舞台に、三浦さん演じる鉄道運転士が定年を機に、突然、長年連れ添った妻に離婚届を突きつけられ、夫婦のあり方や生き方を見つめ直す。舞台挨拶には三浦さん親子に加えて、妻を演じる余貴美子を始め、中尾明慶、小池栄子、吉行和子、蔵方政俊監督、製作総指揮の阿部秀司氏が登壇した。余さんは「夫の最後の優しい言葉を期待しながら、運命共同体として同じレールに乗って旅する夫婦の物語。人と人との関わりを考えました」。夫婦の娘役を演じた小池さんは「台本の段階から涙が出ました。身近な人に普段は言えない感謝を伝えたくなる作品」とこちらも本作を通して、大切なものを再確認した様子だ。一方、後輩運転手を演じた中尾さんは「パート5くらいで、主人公になれれば」と少々気が早い“抱負”を語り、笑いを誘っていた。『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は全国にて公開中。■関連作品:RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ 2011年11月19日より富山にて先行公開、12月3日より全国にて公開© 2011「RAILWAYS2」製作委員会RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会■関連記事:余貴美子、夫からのカンチョー攻撃を告白!三浦友和は爆笑大人たちの“第2の人生”を優しく綴る『RAILWAYS』試写会に15組30名様ご招待友和&百恵の次男・貴大俳優デビュー作初日「緊張9割、楽しみ1割」【ハリウッドより愛をこめて】TBSドラマ「JAPANESE AMERICANS」撮影に同行!いくつからでも人生は変えられる『RAILWAYS』切符型ストラップを3名様プレゼント
2011年12月04日お笑い界きっての本読み、ピース又吉直樹の本にまつわるエッセイ集『第2図書係補佐』が、この度発売された。劇場「ヨシモト∞ホール」のフリーペーパーへの連載分(2006年~2009年)に新たに書き下ろしを加え、尾崎放哉、太宰治から穂村弘、町田康まで47の作品を紹介している。また、芥川賞作家・中村文則との対談も実現。人気芸人でありながら、よしもとの太宰治との異名ももつ又吉直樹の、独特な世界観を楽しめる『第2図書係補佐』は、一見の価値ありだ。本書「はじめに」より抜粋タイトルは『第2図書係補佐』。「第2」で、しかも「補佐」。僕の役割は本の解説や批評ではありません。僕にそんな能力はありません。心血注いで書かれた作家様や、その作品に対して命をかけ心中覚悟で批評する書評家の皆様にも失礼だと思います。だから、僕は自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。本を読んだから思い出せたこと。本を読んだから思い付いたこと。本を読んだから救われたこと。 もう何年も本に助けられてばかりの僕ですが、本書で紹介させていただいた本に皆様が興味を持っていただけたら幸いです。 第2図書係補佐 著者:又吉直樹発売日:2011年11月22日(火)価格:¥520
2011年11月29日今年8月に急性心筋梗塞で急逝した松本山雅FCの元日本代表DF松田直樹を追悼するメモリアルゲームが、2012年1月22日(日)に日産スタジアム(神奈川)で開催される。松田直樹メモリアルゲーム先行発売情報試合には2002年W杯で日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督率いるNaoki Friendsや現役最後の所属となった松本山雅、昨季まで在籍した横浜F・マリノスの3チームが参加。横浜FCの三浦知良や元日本代表・中田英寿、中村俊輔、中澤佑二(ともに横浜F・マリノス)ら豪華な選手が出場し、34歳の若さで死去した松田を悼む。チケットは12月4日(日)より一般発売開始。チケットぴあではオリジナルデザインのチケット先行販売(抽選制)を11月30日(水)まで受付中。主な出場予定選手は以下のとおり楢崎正剛、田中マルクス闘莉王(ともに名古屋グランパス)、森岡隆三、秋田豊(ともに元京都サンガ)、中田浩二(鹿島アントラーズ)、宮本恒靖(ヴィッセル神戸)、中田英寿(元ボルトン)、名波浩(元ジュビロ磐田)、小野伸二(清水エスパルス)、前園真聖(元インチョン)、三浦知良(横浜FC)、柳沢敦(ベガルタ仙台)、高原直泰(清水エスパルス)、木島良輔(松本山雅FC)、川口能活(ジュビロ磐田)、井原正巳(元浦和レッズ)、ユ・サンチョル(元ウルサン)、中澤佑二、中村俊輔(ともに横浜F・マリノス)、山瀬功治(川崎フロンターレ)、安永聡太郎(元柏レイソル)、城彰二(元横浜FC)、山口素弘(元横浜FC)※現役引退選手は最終所属クラブ
2011年11月25日