12月3日、東京・銀河劇場で藤原竜也主演の舞台『とりあえず、お父さん』が開幕した。同作は、世界中で愛されるイギリスの喜劇作家アラン・エイクボーンが1965年に発表した4人芝居。エイクボーン初の大ヒットとして、その名を世に知らしめた作品(原題『Relatively Speaking』)だ。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報登場人物は、グレッグ(藤原竜也)とジニィ(本仮屋ユイカ)の若いカップルと、シーラ(浅野ゆう子)とフィリップ(柄本明)の熟年夫婦という4人。勘違いが勘違いを呼ぶシチュエーション・コメディとなっており、藤原にとって海外戯曲のコメディは初挑戦だ。その演出を手掛けるのは、翻訳ものコメディの演出家としても高い評価を得る綾田俊樹。来年結成40周年を迎える劇団「東京乾電池」を共に結成した柄本を綾田が演出するのも見どころのひとつだ。舞台は、ジニィの部屋で朝を迎えシーツにくるまるグレッグと、シャワーを浴びるジニィから始まる。ふたりは出会って1か月の恋人同士。ふざけたり、甘えたり、すねたり……恋愛初期ならではのやりとりは甘さたっぷりで微笑ましい。ジニィと結婚したくてたまらないグレッグだが、気になるのは彼女の元恋人。年上で既婚者だったという元恋人の痕跡は、ジニィの部屋のそこかしこから見つかるが、ジニィに問い詰めてもうまくかわされてしまう。そんな中、ジニィは「実家に行く」と出かけることに。両親に挨拶したいグレッグは、ジニィに秘密で後を追う。同じ頃、ジニィの目的地ではフィリップとシーラ夫妻が探り合いを繰り広げていた。シーラが若い男と付き合っているのではないかと疑うフィリップ。グレッグとジニィのかわいらしいやりとりに比べ、ふたりの掛け合いにはそこはかとなく重みがあり、妻にやり込められるフィリップには滑稽さが漂う。しかしそのフィリップこそがジニィの元恋人であり、いつまでも未練たらたら花やチョコレートを送り付けている男だった。そんなふたりのもとに、ジニィより先にグレッグが到着してしまう。グレッグは夫妻をジニィの両親だと思い込むが……というところからこの舞台の真髄ともいえる部分に突入する。中でも、藤原と柄本がお互いのことを勘違いしたまま対決するシーンは見どころのひとつ。切羽詰まった空気になればなるほど、おとぼけ感が漂い、思わずププッと笑ってしまう。そこには男性の単純さや女性のしたたかさも描かれているが、4人の姿がとても愛らしく、にくめない。年末年始の楽しみにピッタリの作品だ。公演は、12月23日(水・祝)までの東京・銀河劇場を皮切りに、1月には富山、熊本、福岡、大阪、愛知を巡演する。取材・文中川實穗
2015年12月07日12月5日、東京・パルコ劇場で長塚圭史作・演出&古田新太主演の舞台『ツインズ』が開幕。その前日、同劇場で公開ゲネプロが行われた。舞台『ツインズ』チケット情報第13回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞した『LAST SHOW』から10年。古田の「家族の嫌な話を書いてほしい」という希望から立ち上がったというのが『ツインズ』だ。定期的に家族を描いた作品を生み出してきた長塚が「家族の病んでいる部分、僕の思う家族の闇の部分と光の部分を併せて描いた」作品となった。演じるのは、長塚が「まさか集まらないだろうと思っていた夢のようなメンバー」と話す実力派俳優の面々。主演の古田を筆頭に、多部未華子、りょう、石橋けい、葉山奨之、中山祐一朗、吉田鋼太郎が顔を揃えた。特に女性陣は長塚が「舞台で観てファンになった3人」だ。海水浴を楽しみ、海産物に恵まれた穏やかな生活を送っている、ようにみえる家族。その家に東京から次男のハルキ(古田)とその娘・イラ(多部)が帰省し、不穏が生まれるところから物語が始まる。穏やかに続いてきたであろう家族の時間を崩すのはハルキだ。すぐにカッとなって暴れ、出されるものは水さえも口にしない。しかし物語が進むにつれ、様子がおかしいのは本当にハルキなのか?とふと立ち止まる。穏やかなはずのシーンでも常に漂う緊張感。それを生み出しているのは穏やかに見える家族の間を流れる“何か”だ。舞台上にはそこはかとなく漂う“何か”に気付くと、この家族がどこに向かっているのか見届けずにはいられない。もちろん、ただただシリアスなわけではない。古田や吉田からふとした瞬間に飛び出すユーモアには笑い声も上がる。ゲネプロ後の囲み取材で、古田は「家族という集合体の空々しさとか、本当は信頼し合ってないんじゃないのというような、そんな話を書いてほしかった」と語った。また、仕上がりについて吉田は「本をいただいた時、社会的なテーマをはらんだ難しい戯曲で、どう立ち上がっていくんだろうと思っていたんですけれども。今日ゲネプロをやってみて、明日ガツンといいものをお見せできるんじゃないかなという気持ちが湧きました」と自信を見せた。長塚作品への参加は初となり、「大きなものを背負っている役」(長塚)を担う多部は「いつか(長塚と)一緒にやってみたいなと思っていた」と笑顔を見せた。公演は、12月30日(水)までの東京・パルコ劇場を皮切りに、2016年1月6日(水)から11日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月16日(土)・17日(日)福岡・北九州芸術劇場、1月23日(土)・24日(日)新潟・長岡市立劇場、1月30日(土)・31日(日)長野・まつもと市民芸術館を巡演。取材・文:中川實穗
2015年12月07日12月4日、東京・赤坂ACTシアターで市村正親主演のミュージカル『スクルージ』~クリスマス・キャロル~ が開幕。その前日、通し稽古の一部が公開された。同作は、チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を原作にしたクリスマスシーズンのファミリーミュージカルの決定版的作品。市村は94年にスクルージ役を務め、以後、95年、97年、99年と再演。13年に新演出版として市村主演で上演し、今作は6度目の主演となる。ミュージカル『スクルージ』チケット情報ストーリーは19世紀半ば、クリスマス・イブのロンドンが舞台。街中に讃美歌が流れ、賑わいをみせる中、スクルージ(市村)の事務所はそんなムードとは関係ない様子。彼は徹底したケチで思いやりのない老人だった。しかし、スクルージが自宅へ帰ると7年前に死んだはずの共同経営者マーレイの亡霊が現れ「今夜3人のクリスマスの精霊(過去、現在、未来の精霊)が訪れるが、3番目の未来の精霊こそお前の唯一の救いとなろう」と言って姿を消した。夢に違いないと彼は思ったが……。今回、公開されたのは舞台終盤。ファンタジックな舞台セットに衣装、心温まるストーリーの中に散りばめられた歌とダンス、生き生きと演じる市村をはじめとしたキャストの姿に、舞台上から幸せが溢れてくるようだった。また、キャスト全員が歌う「Thank You Very Much」のヒットナンバーは必見。世代を問わず、大人から子どもまでみんなで楽しめるミュージカルとなっている。稽古後の囲み取材で市村は同作について「12月にクリスマスの話を見せられるのはとても幸せですね。子どもさんが観ても笑えるようなお芝居もあります」と笑顔。また、「夏は『ピーターパン』、12月は『スクルージ』をやりたい。初演の頃は老けづくりに無理があったけど、だんだん老けづくりに自信が持てるようになってきた。足腰が立つ間はやったほうがいいのかな、という役です」と話した。自身の役どころについては「人生で経験したことを『スクルージ』で表現できるので、いろんなことを経験すべきだなと思います。自分の過去、現在、未来というシーンがあるんですけれども、自分自身の過去、現在、未来のことも考えながら、いろんなイマジネーションの中で役が演じられる。この役をやらせてもらっていることは僕自身、俳優として喜びです」と語った。また、心配された右ひざの怪我と手術については「舞台には支障がない。でも術後がこの作品でよかった。おじいちゃんの役なので」と踊って見せ、現場を盛り上げた。12月7日(月)18時、10日(木)18時、14日(月)18時公演終演後は、出演者の武田真治のSAX演奏と田代万里生の歌によるスペシャルカーテンコールも行われる。12月10日(木)は笹本玲奈も参加予定。公演は、12月15日(火)までの東京・赤坂ACTシアターにて。取材・文:中川實穗
2015年12月04日11月25日に東京・新国立劇場で開幕した、舞台『Battlefield 「マハーバーラタ」より―戦い終わった戦場で―』。開幕前日、公開舞台稽古が行われた。舞台『Battlefield』チケット情報同作は、今秋パリで初演を迎えたピーター・ブルックの最新作。「マハーバーラタ」とは、全18編、約10万の詩句から成るインドの大叙事詩で、およそ聖書の4倍の長さに相当し、世界の創生から始まり、バラタ家(バーラタ)の争いを軸に展開される。前作『マハーバーラタ』では、その大叙情詩を「賭け」「追放」「戦争」の三部作に集約し、全9時間をかけて上演。1985年に初演され、日本を含む世界各地で上演された伝説的作品だ。それから30年の時を経て、90歳を迎えたブルックが再び挑んだのが今作。すべての戦いが終わり、無数の骸で大地が覆われた戦場(battlefield)が物語の舞台だ。物語は、大量殺戮によって勝者となった軍の総帥が、しかし「この勝利は敗北だ」と吐き捨てるところから始まる。同作についてブルックは「沈黙に耳を澄ませていたら、今やるべきなのはシェイクスピアでもオペラでもなく、これだろう。そう時代に促されたのだよ」と語る。奇しくも同作の初演の地であるパリでの同時多発テロが起こるなど不安定な世界情勢下にある今。総帥が悔恨、罪悪感にさいなまれる姿からは、これが遥か昔の物語でありながら同時に現代の苛酷な争いを映し出している事に気づかされるはずだ。舞台装置はほぼ何もなく、舞台上に登場するのもわずか5人。1人は前作『マハーバーラタ』でも音楽を担当した土取利行。前作では30以上もの楽器を使ったが、今回はジャンベ(太鼓)のみを使い、生演奏する。土取のジャンベの音が響く中、4人の俳優たちが色鮮やかなショールを使い分け、さまざまなキャラクターを演じ分けていく。舞台、人、音、台詞、すべてがシンプル。だからこそ凝縮され、あぶりだされる深い示唆に富んだ世界が、心に深く刻まれるのだろう。上演時間は70分。台詞は英語だがスクリーンに字幕が出るので、英語がわからなくても安心して観劇できる。公演は11月29日(日)まで東京・新国立劇場にて。取材・文:中川實穗
2015年11月26日俳優集団D-BOYSの柳下大、劇団プレステージの平埜生成、高橋和也による3人芝居『オーファンズ』が、2016年2月に東京と兵庫で上演される。【チケット情報はこちら】本作はライル・ケスラーの戯曲。アメリカの老朽化した長屋に暮らす、孤児の兄弟トリート(柳下)とフィリップ(平埜)。彼らはトリートの盗みで生計を立てていた。ある日、トリートはバーでひとりの紳士、ハロルド(高橋和也)と出会う。金持ちと思い込み家に監禁し、誘拐で身代金を得ようと目論むのだが、ハロルドは意に介さず、トリートに自身の仕事を手伝うように持ちかける。実はハロルドもかつて孤児であった。3人は奇妙な共同生活をはじめるのだが…。演出を手掛けるのは宮田慶子。以前、宮田演出で、上川隆也主演の舞台『真田十勇士』(2013・2015年赤坂アクトシアターほか)に猿飛佐助役で出演した柳下が熱望し、自らオファーしたという。「宮田さんは「真田十勇士」で御一緒してから何かと気にかけくださり、ダメもとで聞いたら『いいよ』と言ってくださり、それから作品を選びました。(作品選びは)宮田さんに演出していただくので、今までの自分にはなかった部分を引き出してもらおうという意図が1番にありました。そして宮田さん演出でより引き立つ作品。それで3人芝居でもあり会話劇でもある『オーファンズ』が1番当てはまりました」。1983年の初演以来、幾度となく舞台化、映画化されてきた本作。日本では1986年に劇団四季によって上演、市村正親がトリート役を演じた。2000年には椎名桔平、根津甚八、伊藤高史の3人で上演。作品について平埜は「長年やられてるってことは、多分どの時代にも共通する普遍的なものがあるからで、そこをちゃんとわかりたいです。日本でやる意味も意識して(台本を)読めたらもっと自分が楽しくできるんじゃないかなと思っています」と語る。柳下と平埜は初共演。お互いの印象について柳下は「(平埜は)独特の空気感があるし、いい意味で虜になりそうです。何を考えてるかわからない部分とピュアな部分がすごくフィリップと被ってる。不思議な子という印象です(笑)」と言うと、平埜は「不思議じゃないんです。人見知りなだけなんです。まだ人見知り中です」と言いつつ、柳下のことを「元ヤン。なんか人をいっぱい殴ってきてそう。それ故の笑顔かな、と思って」と独特な表現。柳下は「たまに言われる」と笑った。最後に、柳下は「怪我(靭帯損傷の手術を行った)からの復帰もあり、自分で初めて企画した作品でもあり、宮田さんと一緒にできるというのもあり、来年俳優として10年目となるので、いろんな意味で自分の代表作になるようにしたい」、平埜は「作品を観てお客さん同士で話し合ってほしい。そうやって『オーファンズ』がいろんなところに広がっていったらいいなって思うので、口コミをいっぱいお願いします」と語った。公演は、2016年2月10日(水)~21日(日)東京・東京芸術劇場シアターウエスト、2月27日(土)・28日(日)に兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:中川實穗
2015年11月26日ラサール石井が原案・作詞・演出、哀川翔が主演のミュージカル『HEADS UP!』が、11月13日にKAAT 神奈川芸術劇場ホールにて開幕。前日に同会場でゲネプロ(公開リハーサル)が行われた。ミュージカル『HEADS UP!』チケット情報同作は、バックステージで働く舞台スタッフにスポットを当てた新作オリジナルミュージカル。哀川や橋本じゅん、中川晃教ら豪華キャストに加え、M&Osplayプロデュースの舞台「虹とマーブル」やNHKのコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント」を手掛ける倉持裕が脚本、一世風靡セピアや劇団☆新感線、「Endless SHOCK」などを手掛ける川崎悦子が振り付けを担当するなど、舞台好きにはたまらない作品だ。ゲネプロ前の囲み取材で、ラサールは「10年間、私の頭にあったものが、優秀なスタッフと素敵なキャストのおかげでなんとか現実のものになったのは非常に感慨深いですね」と笑顔。本番を前に哀川が「ミュージカルは初めてなので、かなり緊張をしています。明日、本番ですか?」と漏らすと橋本が「別の日にします?」と返すなど息はピッタリ。相葉裕樹は「裏方さんの役をやりますと、表に立たれる方も裏で舞台を支える方も本当に同じ気持ち――舞台を成功させたいという気持ちで臨まれているのだなと改めて感じて。明日が楽しみです」、宝塚歌劇団出身の大空祐飛は「私はずっとミュージカルをやってきたんですけど、すごく新鮮なミュージカルだなと思って。楽しみにしています」と語った。また、作詞もラサールが担当。橋本が「詞がいいので一言一句お客さんに伝えたいなって思いますね」と絶賛した。取材中は終始賑やかで、哀川が「隙を盗んで(劇中で)バク宙をしたい」と言い出すと、ラサールをはじめ共演者全員で止めるなど、随所にチームワークの良さが見えていた。舞台は、ステージ上にほぼ何もない状態からスタート。普段、客席からは観ることのできない大道具のセット組みから照明、音響、衣装、制作、小道具、演出部などの本番前、本番中、本番後の姿が描かれていく。幕を開けるために必死で準備する人々を誰もいないはずの客席から観る、という不思議な感覚が楽しめる。また、客の立場としても思わず「そうそう!」と言いたくなる“舞台あるある”も満載。気付けば今自分が観ている舞台、セット、裏で支えている人々、そしてキャスト、客としての自分、会場というものを一つ一つ意識し、「舞台」がより愛おしく感じられはずだ。11月23日(月・祝)までKAAT 神奈川芸術劇場ホールにて。その後、兵庫、北海道、岡山を巡演。取材・文:中川實穗
2015年11月18日2016年に35周年を迎える太鼓芸能集団・鼓童。デビュー以来、世界47カ国で5,600回を超える公演を行う彼らの、創立35周年記念第一弾「鼓童ワン・アース・ツアー 2015 ~混沌」が11月より全国11都市で行われる。今ステージでは、芸術監督・坂東玉三郎演出の最新作『混沌』を披露。ドラム監修に元THE BLUE HEARTSのドラマー・梶原徹也を迎え、和太鼓とドラムというこれまでにない競演にチャレンジする。【チケット情報はこちら】「玉三郎さんには『打楽器奏者として、和太鼓だけではなくてなんでも本格的に演奏できるようになってほしい』と常々言われていて。だから当初からいつか作品にドラムセットを入れるという話はありました」(鼓童・石塚充)。そこで出会ったのが梶原だった。もともと梶原は「和太鼓と自分のビートは合う」と感じていたという。「以前、セッションで鼓童さんの曲をやらせてもらったのですが、私のビートと和太鼓のビート感がすごく合うなと感じました。そこから和太鼓に興味が湧いて、自分なりに研究していました」。実際にドラムの指導を受ける3人のうちのひとり、坂本雅幸は「表現が全然違うので最初は自分たちも戸惑う部分もあったんですけれど、慣れてくると発散できるというか、楽しんでできるなって感じはしますね」と笑顔を見せる。鼓童にとって初めてとなるドラムの演奏。その監修というゼロからの作業を行った梶原が1番作りたかったのは『グルーヴ』だという。「和太鼓の演奏にドラムのグルーヴを混ぜて、踊れる感じもちょっと入ったらいいなとか、ビート感も感じてもらえたらいいなとか、考えました」今作のタイトルでもある『混沌』。そのテーマは製作の方法にも及んでいるという。「玉三郎さんは、最終的にはいろんなものが混ざり合って、きれいに調和のとれたものを聴かせたいとおっしゃっていますが、そのためには1度本当にぐちゃぐちゃさせないとそれが生まれてこない。現場では玉三郎さんが楽しまれているので、僕らもそのスピード感に乗っかっていて、これまでで一番楽しい創作現場になっているような気がします」(石塚)。そうやってできあがった調和は、鼓童を知る人にも、初めて観に行く人にも、これまでにない音の体験になるだろう。「ドラム以外にもタイヤやいろんな国の楽器など初めての試みが詰まっている舞台です。隅々まで観ていただけたらと思います」(神谷)「リラックスして観られる楽しい舞台だと思うので、初めての方にも観に来てもらいたいです」(坂本)「2時間通して聞こえてくる音色がとにかく気持ちいい舞台です。ぜひ劇場に浴びに来ていただけたらと思います」(石塚)「全体的にハッピーな感じというか、そういうバイブレーションが作品の中に漂っているので、みなさんもぜひ聴きにいらして、楽しい気持ちで帰っていただきたいです」(梶原)公演は、11月23日(月・祝) の新潟・アミューズメント佐渡を皮切りに全国11都市を巡回。取材・文:中川實穗
2015年10月30日ミュージカル『花より男子 The Musical』の製作発表が23日に都内で行われ、“F4”役の松下優也(X4)、白洲迅、真剣佑、上山竜治、牧野つくし役の加藤梨里香をはじめ、俳優の木村了、古畑奈和(SKE48)、玉置成実、生田智子、吉野圭吾、脚本の青木豪、演出の鈴木裕美、音楽を担当した本間昭光が登壇した。【チケット情報はこちら】少女漫画の金字塔『花より男子』(原作:神尾葉子/集英社マーガレットコミックス刊)は、日本でのドラマ化、映画化、アニメ化に加え、世界でもドラマ化される大人気作品。世界初のミュージカル化に、演出の鈴木は「大変人気のある作品ですし、各キャラクターに思い入れのあるお客様もたくさんいらっしゃることと思います。脚本家や演出家の自我を前面に押し出すよりも、心に寄り添える王道系のミュージカルにしていきたい」と語った。また、「先日、(ドラマ版で花沢類を演じた)小栗旬さんにお会いしたら、『(同、道明寺司役を演じた)松本(潤)とふたりで行くからね』と言われました」と、ドラマファンには嬉しいエピソードも披露された。会見ではまず、道明寺司を演じる松下が「誰もが知っている作品でありながら初のミュージカル化。新しいことをするのはすごく楽しみ」と意気込みを。役が決まったときの感想を聞かれた美作あきら役の上山は「できるかなって心配ですよ(笑)。(イケメン役の)プレッシャーでパックを1か月分買いました」と、会場を笑わせた。3000人のオーディションからつくし役に抜擢された加藤は、「自分自身もですが、家族みんなが嬉しい顔をしているのが嬉しくって。その分がんばらないと、と思いました。それと、『おめでとう!雑草っぽいよ!』と言われて喜んでいいのかわからないけど嬉しかったです(笑)」と笑顔で語った。花沢類演じる白洲は自身と役柄の共通点を「控えめ、人見知り、インドア派、なところは共感できます。つくしを道明寺に譲るところは……僕は譲らないぞ、というところがあります」とニコリ。また、作品の内容に合わせて「胸キュンエピソード」を聞かれ、西門総二郎役の真剣佑はロサンゼルス出身なことから「胸キュンという言葉がアメリカにないので(感覚が)わからない」と困惑。「日本の女子高生の制服が(アメリカより)かわいい」とひねり出していた。公演は、2016年1月5日(火)から24日(日)まで東京・日比谷シアタークリエ、1月28日(木)に福岡・福岡サンパレス、2月6日(土)・7日(日)に愛知・愛知県芸術劇場、2月11日(木・祝)から14日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。取材・文:中川實穗
2015年10月26日10月28日(水)に開幕する、舞台『ポップンマッシュルームぴあ野郎「錆びつきジャックは死ぬほど死にたい」』。映画『日々ロック』やアニメ『ガッ活!』の脚本で知られる吹原幸太が主宰を務める劇団「ポップンマッシュルームチキン野郎」とぴあの共同プロデュースで行われる作品だ。【チケット情報はこちら】同劇団は、2012年度サンモールスタジオ最優秀演出賞、2013年度黄金のコメディフェスティバル最優秀作品賞、優秀演出賞を受賞するなど、勢い十分。独特で強烈なメイクと大がかりの衣装、スピード感のある舞台演出、そしてぐいぐい引き込まれる脚本が特徴だ。今作は、ドラマ『私のホストちゃん』やミュージカル『テニスの王子様 2nd Season』の久保田秀敏、元・宝塚歌劇団雪組娘役トップの愛加あゆ、同じく『テニスの王子様2nd Season』の水石亜飛夢、同劇団の作品は3回目の出演となる萩野崇らをゲストに迎え、古代ギリシャ時代に機械人間に改造され、永遠に生きることになった男・ジャック(久保田)が見てきた数千年の物語を描く。開幕を約2週間後に控えた10月15日、都内で公開舞台稽古が行われた。今作ではまず全体の流れを作ってから、1シーンごとに丁寧に作り直す、新たなスタイルでの芝居作りに挑戦しているという。この日も1シーン通しては、台詞回しや動きのひとつひとつを、脚本・演出を手掛ける吹原が丁寧にブラッシュアップ。何を目的とした台詞なのか、何を強調した動きなのかを役者と確認し合うことで、より深く芝居が作りこまれていく。ときにはひとつの台詞について、吹原と役者たちがアイデアを出し合いながら詰めていく場面も。途切れない緊迫感の中でも稽古場の雰囲気は和やか。役者それぞれが考えているというアドリブに稽古場が笑いに包まれるなど、舞台を見つめる目に期待がこもっている。全員がこの作品を楽しんでいるのだと感じた。物語の舞台は、久保田演じるジャックが数千年生きる中で見てきた、いくつもの時代の場面が次々と移り変わっていく。輪廻転生で生まれ変わる人々は、死ぬことのできないジャックだけが知っている顔ぶれ。その人々が生きる各時代は永遠のようで実ははかなく、だけどどこかでつながっている。公演時間2時間の中で描かれるいくつもの物語は、ひとつひとつが鮮やかだ。同劇団にはなくてはならない笑いのシーンは、取材しながら思わず吹き出してしまう瞬間がいくつもあった。また、役者たちはいくつもの役、いくつもの時代の人間を演じることになり、同劇団ならではの個性的な衣装も楽しみにしたい。ちなみに上演期間はハロウィーンど真ん中、劇場のある渋谷は仮装した人達でごった返す時季だ。なので(!?)、仮装して来場すると終演後の写真撮影会に参加できるという特典も(全公演日)。終演後に出演者との仮装パーティーが楽しめる日なども設定されている。HPで確認してほしい。公演は10月28日(水)から11月3日(火・祝)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。取材・文:中川實穗
2015年10月21日岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャスの最新作『The Love Bugs』の製作発表が9月24日に都内で行われ、主宰のふたりのほか、俳優の城田優、蘭寿とむ、大原櫻子、平間壮一、マルシアが登壇した。歌やダンス、コメディ要素などを取り入れ、エンターテインメント性の高い公演を行う地球ゴージャス。14作目となる本作は、小さな昆虫(=Bugs)の世界が舞台。『The Love Bugs』という言葉は「胸がときめく」や「愛らしい」を指すスラングでもあり、小さな世界の住人たちのファンタジックなストーリーを描き出す。演出・脚本、出演も果たす岸谷は「地球ゴージャスの中で一番エンターテインメントを作れるのは何だろうと考えたら、もう人間じゃ作れないなと思いました。虫なら空を飛べるし、いきなりバク宙してもおかしくない。役者はみんな虫に扮します!」と解説した。会場では、高さ5mの巨大ビジュアルが出現。岸谷が「天才」と絶賛するヘアメイク・冨沢ノボル氏に彩られ、山本寛斎事務所の協力による衣装をまとった役者たちが、本作の世界観を表現している。役柄は発表されていないが、クワガタのようなヘアスタイルとなった城田は「クワガタ役じゃないです。ネットニュースで訂正してください」と笑わせた。岸谷は城田の出演について「念願叶いました。城田優には俳優としてたくさんの魅力と深さがあって、表に出ているのはまだ一部。人を感動させられる歌唱力もまだそれほど披露されてない。まだみなさんが見ていない城田優を描きたい」と語った。また、舞台初出演の大原には「僕は彼女の歌が大好き。音符と結婚して生まれてきた子なんだなと感じています」とエールを送り、舞台の1曲目は大原が歌うことが発表された。一方、熱い会話にちゃちゃを入れる相棒・寺脇に岸谷は「うるさいよ、角刈り!」と一喝。「角刈りじゃない、おしゃれ坊主!」と返す寺脇に出演者が爆笑するなど、相変わらず息の合った(?)姿を見せた。寺脇は「地球ゴージャスは、いい意味で部活のような思いでやっています。(主宰である)僕と岸谷は監督より部長と副部長のような感じ。ひとつの作品を一致団結して作っていくことが今回もできると思います」と柔らかに語り、出演者も笑顔に。新たな作品への第一歩を踏み出した。公演は2016年1月9日(土)から2月24日(水)まで東京・赤坂ACTシアター、3月1日(火)から3日(木)まで名古屋・愛知県芸術劇場、3月11日(金)から13日(日)まで福岡・福岡サンパレス、3月19日(土)から29日(火)まで大阪・フェスティバルホールにて。東京公演のチケットは発売中。取材・撮影・文:中川實穗
2015年09月28日東京にはオシャレなカフェがあふれているけど、ときにはレトロな「喫茶店」を楽しんでみるのもいいかも。俳優の中川大志さんが、レトロ喫茶を満喫してきました。中川さんが訪れたのは南青山にある『ウエスト青山ガーデン』。ホテルのラウンジのような落ち着いた店内は、少しオトナなデートにおすすめ。気持ちのいいテラス席も、これからの季節にもってこい。20分かけて焼き上げるホットスフレや、店頭販売している焼き菓子にもファンが多いのだとか。今回中川さんがいただいたのは、外はサクサク、中はしっとり柔らかな『ウエスト青山ガーデン』のホットケーキ(+100円でチョコレートバターホイップをつけることも可能。1枚¥648)。直径18cmと大きめだが、ペロリといける。「ツヤツヤで厚みがあって丸くて…、こんなにきれいなホットケーキ、見たことないです。想像以上に生地がフワフワしていて、口当たりが軽い。これまで食べたなかで、いちばん美味しいかも!バターだけでも十分満足できるし、メープルシロップをかけて甘めでいくのもいいし。家の近所にあったら間違いなく通います。でも、絶対にニヤニヤしながら食べると思うんですよ、僕。ひとりだと周りの人に“気持ち悪!”って思われそうだから、デートで来るのがよさそう。“半分こ”するのも、楽しそうじゃないですか?」◇なかがわ・たいし俳優。1998年6月14日生まれ。主演映画『通学シリーズ 通学途中』が11月21日に公開。今年11月~放送予定のドラマ『南くんの恋人~my little lover~』(フジテレビ系)に出演。■ウエスト青山ガーデン港区南青山1‐22‐1011:00~20:00無休 TEL:03・3403・1818※『anan』2015年9月30日号より。写真・柳原久子スタイリスト・吉本知嗣ヘア&メイク・大野彰宏文・重信 綾
2015年09月23日ディズニーの名曲を、フルオーケストラの演奏とヴォーカリストの歌声で届ける「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会」が、9月11日に東京・文京シビックホールにて開幕。前日の10日に同会場で公開リハーサルが開催された。【チケット情報はこちら】2002年から毎年開催されている同公演。今年は“I Love You ~きせきの言葉”をテーマとし、第一部では東京ディズニーリゾートやディズニー映画の名曲を、第二部では『美女と野獣』の楽曲を演奏する。指揮をするのはブラッド・ケリー。「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会」の第1回よりタクトをとり、楽曲のアレンジも手掛けるエキスパートだ。そして演奏は、この春新しく設立されたばかりのオーケストラ・THE ORCHESTRA JAPAN(オーケストラ・ジャパン)。国内外より集まったトップクラスの演奏家で構成されている。さらに、7月に台湾とシンガポールで開催されたディズニー・オン・クラシック海外公演「Disney on CLASSIC ~ASIA TOUR 2015」で『リトル・マーメイド』アリエル役を好演したケイラ・ロイをはじめ、ニューヨークのブロードウェイなどで活躍するヴォーカリストたちが台詞や歌で参加。照明、映像、特殊効果も加わり、ディズニーならではのファンタジックなステージを作り上げる。第一部で演奏されるのは、7月にリニューアルしたばかりの夜のパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」で流れる最新バージョンのパレード音楽をはじめ、月刊誌『ディズニーファン』(講談社)が行った「好きなディズニー曲」人気投票により選ばれた曲など、パークや映画の人気曲ばかり。中でも注目は、映画『スター・ウォーズ』の楽曲。歴代の名曲を集めた組曲となっており、オーケストラの生演奏と光の演出に心奪われる。第二部でメインとなるのは名作『美女と野獣』。全20曲の生演奏にヴォーカリストたちの歌と演技を乗せ、今年のテーマでもある“愛”の物語が繰り広げられる。目で耳で作品の世界に引き込まれていく。公開リハーサル後、エクゼクティブ・プロデューサーであるハーモニージャパンの日下部勝徳は、「この企画は、2002年の3公演から始まり、ひとえに関係者の皆様、多くのファンの方々に温かく見守られてこれまで続けてこられました。今年は34都市60公演という過去最高の回数となり、キャパシティは約13万人になりました。今年は“愛”というテーマを掲げています。1公演1公演を誠実に大切に、ピュアな自分に戻って帰れるようなコンサートを実現したいと思っています。ぜひ応援してください」と挨拶した。9月11日(金)から12月26日(土)まで、全国34都市で60公演を開催。クリスマスなどには特別プログラムも用意されている。取材・文:中川實穗
2015年09月14日劇作家・平田オリザの戯曲を映画監督・本広克行が演出する舞台『転校生』が開幕。初日の8月22日、東京・Zeppブルーシアター六本木にて通し稽古が報道陣に公開された。舞台『転校生』チケット情報同公演は、ある高校の教室を舞台に女子高生21名の1日を描いた群像劇。1994年にオール高校生キャストで初演されて以来、高校演劇のバイブルとも言われ、様々な高校で上演されている。平田と本広のタッグは、ももいろクローバーZ主演の映画_及び舞台『幕が上がる』に続き、今年2タイトル目。今作は若手女優発掘プロジェクトとして、岩井俊二プロデュースのドラマ『なぞの転校生』で主演を務めた桜井美南ら、1474人の中から選ばれた21名のキャストが演じる。物語は、「朝起きたら、この学校の生徒になっていた」と言う転校生が教室にやってくるところから始まる。平田オリザ戯曲特有の「同時多発」会話は、同公演でも見どころのひとつ。女子高生の他愛のない会話から、彼女たちの日常や社会への好奇心、大人たちへの不信感、将来への不安を垣間見ることができる。さらに、「舞台演出と映像演出の今の自分が持てる全ての演出方法」「映画と演劇の中間を狙っている」と本広が語る舞台は異色の仕上がり。21人の姿をより際立たせる。通し稽古後、出演者全員と本広で行われた囲み取材で本広は「70倍の中から選ばれてる子たちですから、千載一遇の出会いがこの舞台に集まっています。さらに映像も若手の監督にやってもらっているので、ここからいろんな出会いが起きて、たくさんの作品が生まれて、みんながスターになって、僕らがやったことが10年後に評価されたらいいなと思っています」と語った。物語の鍵を握る転校生_・大西由美役を演じた桜井は「稽古が始まった時には役が決まっていなくて、役を回して何度も違う役を演じていく中で、大西由美という役を演じてみたいと監督にも伝えていたので、役発表はすごく嬉しくて。同時に、初舞台の私に務まるのかな、という不安もあったのですが、この21人全員でやっていくうちにこの役がやれてよかったなって思いました」と心境を語った。9月6日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演中。『転校生』と『幕が上がる』両作の舞台が富士ケ丘高校である、ということから、ももクロメンバーがアフタートークに参加。9月2日(水)に「転校生」出演者たちと舞台裏トークを開催する。取材・文:中川實穗
2015年08月28日オタク女子のカリスマ、中川翔子と、コアなオタク6人のアイドルユニット・でんぱ組.incが“しょこたん※でんぱ組”(しょこたんだいすきでんぱぐみ)として初のコラボユニットを結成。しかも共演曲は7人にぴったりのアニソンだ。 「ずっとコミュ障の“ぼっち”でいた私が、20 代ラストに、いまをときめく歴史を作っているでんぱ組と共演できるなんて、ミラクル。しかもオタ属性の6人と一緒なんて、心の底から喜んでいます」(中川) でんぱ組からすればしょこたんは心からリスぺクトする憧れの存在。いままで国内外のフェスで同じステージに立ったことはあるが、このコラボでさらに距離が縮まったよう。 「オタ女子の先輩、パイオニアのしょこたん。私たち全員尊敬しています。オタク=気持ち悪いというイメージを“かわいい”に変えてくれた人。ずっと憧れています」(夢眠) 「しょこたんと一緒に歌ったり撮影されたりしていると、これは現実!?とふと思っちゃいます。そして知れば知るほど、オタクとして『この人は本物だぁ!』と思うことばかりです」(藤咲) コラボ曲『PUNCH LINE!』は深夜アニメ『パンチライン』の主題歌。何度も繰り返される“パ ・パンチラ☆パンチライン!”という歌詞、一度聴いたら頭から離れないはず。作詞・作曲は多くのアイドル作品を手がけるヒャダインさん。 「アニソンで、振り切ったお祭り感があり、女の子の尊さと恥じらいがてんこ盛り。しかもノリノリではっちゃけて、これだけ盛り上がる曲ってそうそうないですよ。ヒャダインさんの女子力が炸裂している曲です。パンチラは人を笑顔にするなぁ、と思いました(笑)」(中川) 「ヒャダインさんに曲をお願いすると、6人それぞれのモノマネで仮歌を入れてくれるので、今回はしょこたんパートを聴くのが楽しみでした。すごい似てたーー(笑)。でんぱ組にはないタイプの、コラボらしい曲になったと思います」(古川) 「そうそう。いつも6人の声の個性を生かして曲を書いてくれるんですけど、この曲はしょこたんが入って、さらに厚みが出ました。歌の部分で私たちが持ってないものを、新たにはめてくれた感じですね」(成瀬) 「6人の声を聴く度に愛おしくなってくる。この個性ってすごいなぁと思っていたけど、意識して歌っていたんだね。実は私もアニメのアフレコみたいな気持ちで歌いました。いつもはサラリと歌って、ライブのときにガラリと変えるんです」(中川) 「以前、フェスでご一緒したとき、ステージに上がるや否や、そのパワ フルな爆発力にびっくり。『お前らー!』と言いながらセミのぬけ殻投げ始めて(笑)。ぼくたちもスイッチが入ると一気に盛り上がるので、そういう部分も似ている気がしています。いまから一緒のステージに上がるのがすごい楽しみ」(最上) 5月4・5日には「中川翔子超☆貪欲生誕祭30だお!全員集合!!」 に、でんぱ組.incがゲスト出演し、唯一の共演ライブが実現。なお、逆バージョンの“でんぱ組※しょこたん”の続編ナンバーもリリースされるので乞うご期待です。 ◇『PUNCH LINE!』(フジテレビ深夜“ノイタミナ”枠TVアニメ『パンチライン』主題歌)【初回生産限定盤】CD+DVD¥1,574【通常盤】CD¥1,204【期間生産限定盤〈アニメ盤〉】CD+DVD¥1,574(SONY MUSIC RECORDS) ※ユニット名の「※」は本来、ハートマーク。 写真・佐山順丸 ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月07日ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニーはこのほど、お笑い芸人・中川家を起用したWEB限定ムービー『中川家のキズパワー劇場』を特設サイトにて公開した。同ムービーは、同社が販売するキズケア製品「バンドエイド キズパワーパッド」の使用法を紹介することを目的として制作された。同商品を普段から愛用しているという中川家が日常生活で起こりやすいシチュエーションを絡めたオリジナルコントを披露する内容となっている。撮影は、1日で複数本のムービーを撮影するという過酷なスケジュールだったが、常に笑いの絶えない現場だったという。また、普段からお互いに本番まではセリフを秘密にしており、今回の撮影も同様に行ったとのこと。中川家は「キズパワーパッドが日常生活のアイテムなため、定番コントの設定の中でスムーズにできました。オリジナルコントもリアルな笑いを楽しんでもらえると思います」と自信をのぞかせた。同ムービーは、全9篇。3月27日より第1弾として、「元駅員の漁師」「おかん」「OL」「ゴルフ」「海の家」の5篇を公開している。中川家の剛さんが演じるとぼけたキャラクターに礼二さんから鋭い突っ込みが入るといったやり取りのほか、礼二さんが得意とする駅員のモノマネも楽しめる。残りの4篇は、4月21日より公開予定。
2015年04月01日タレントの中川翔子が、ミュージシャンの細野晴臣と新ユニット「しょこたん・はるおみ」(読み:しょこたんだいすきはるおみ 「・」はハート)を結成することが明らかになった。楽曲は、3月31日よりNHKEテレにて放送される、中川が原案を務めたTVアニメ『おまかせ!みらくるキャット団』(毎週火曜18:45~18:54)のオープニングテーマとして使用される。楽曲のタイトルは「ネコブギー」。細野が作曲を担当した「心のアンテナ」(2009年)以来、約6年ぶりのコラボレーションとなる。今回は作詞、作曲、さらには歌唱まで細野が参加しており、より細野のカラーが濃い楽曲に仕上がっている。公開されたアーティスト写真は、1973年に細野がリリースしたアルバム『HOSONO HOUSE』のアナログ盤を胸に抱える中川と、中川の自伝『ねこのあしあと』(マガジンハウス)を手に取る細野が並んだもの。細野は中川と同じく猫好きで、中川のファンでもあったという。4月29日には、アイドルグループ・でんぱ組.incとのコラボユニット「しょこたん・でんぱ組」(読み:しょこたんだいすきでんぱぐみ 「・」はハート)として新曲「PUNCH LINE!」をリリースする中川だが、レベル30を目前に、さらに貪欲さを増す創作活動にも注目が集まる。新アニメ『おまかせ!みらくるキャット団』は、中川原案の、少女と家族と猫のほんわかドタバタコメディー。原作をギャグ漫画家のルノアール兄弟と吉盛が担当している。(C)ルノアール兄弟・吉盛 / みらくるキャット団
2015年03月19日中川晃教らが出演するトップシンガーとトップダンサーによるショー「THE SHOW INFECTED “CONNECTION”」(3月19日(木)から東京・天王洲 銀河劇場にて)に、河村隆一がスペシャルシンガーとして出演決定。THE SHOW INFECTED “CONNECTION”チケット情報また、アフタートークイベントも3月20日(金)昼公演と21日(土)夜公演終演後に実施される事が決まった。アフタートークイベントにはキャストの中川、蓮水ゆうやが出演。さらに20日(金)にはショーの構成・演出・振付を手がける大澄賢也と、河村隆一も登場する。同ショーは2部構成。1部では『白鳥の湖』の楽曲を様々なアプローチで歌い踊りながら男女のドラマを描き、2部ではボブ・フォッシーなどのミュージカル曲やマイケル・ジャクソンの楽曲などを現代風のアレンジも加えながら綴っていく。公演は3月19日(木)から22日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は1月24日(土)午前10時より。なおチケットぴあではインターネット先着先行「プリセール」を実施中、1月20日(火)午後11時59分まで受付。
2015年01月20日“しょこたん”こと中川翔子が6月29日(日)、都内で米映画『トランスフォーマー ロストエイジ』の公開アフレコを行った。東京・中野区生まれの中川さんは「ロボットに変身して逃げてほしい。もったいないもん!」と発表されたばかりの中野サンプラザ解体を嘆いた。中川さんは日本語吹き替え版でヒロイン・テッサ役の声優を務め、ハリウッド映画のヒロイン役に初挑戦。「責任感と緊張感、喜びと興奮が一気にあふれている」とアフレコを前に武者震いだ。もともと『トランスフォーマー』の大ファンだと言い、「オプティマス・プライム様と共演できて、私の“中二脳”が爆発しそう」と興奮しきりだが、「あちらのティーンエイジャーは大人っぽいので、テンションは抑えてクールに大人っぽく…。でも難しいですね」と役作りを語った。また、亡くなった父親の中川勝彦さんは生前、ロボットアニメの声優を務めたことがあるといい「導いてくれた亡き父のDNAに感謝したい」としみじみ語る場面も。映画はスティーブン・スピルバーグ×マイケル・ベイという2大ヒットメーカーが手がけたシリーズ3部作からキャストを一新した最新作。この週末、世界37か国で封切られ、全米では『GODZILLA ゴジラ』のオープニング記録を上回る4,160万ドルを稼ぎ出し、本年度の記録を更新。また、中国で洋画史上最大のオープニング記録を樹立するなど、早くも旋風を巻き起こしている。「宇宙最先端の映像で、未知の興奮に出会うことができる。この映画は人類の進化の形!自分の命や思いを犠牲にしても、大切なもののために戦うオプティマス・プライム様を劇場で応援して。見なきゃ人生、損するよ」と大熱弁の中川さん。すっかり感化されたのか「テッサのように、私も自分で戦う力をもったヒロインになりたい。強くならなきゃ」と話していた。『トランスフォーマー ロストエイジ』は8月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トランスフォーマーロストエイジ 2014年8月8日より全国にて公開(C) 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年06月30日歌手でタレントの中川翔子が11日、都内で行われた『ポケモン・ザ・ムービーXY「破壊の繭とディアンシー」』の公開アフレコに参加した。アフレコ前日に、自身のブログで喉が腫れ、声が出ないことを明かしていた中川は「声帯がやられています」と事情説明。それでも「本番ではクリアボイスになっております。ポケモン映画に参加するのは8年連続。メガ進化した姿をお見せしたい」と気合いを入れていた。その他の写真この日は、同時上映される短編『ピカチュウ、これなんのカギ?』のナレーションを務めるAKB48の渡辺麻友も出席。先日の選抜総選挙で1位に輝いたばかりで、ブース内の演出スタッフから「さすがに1番の声ですね」と褒められ、ニッコリ。「子どもの頃から見ていたポケモンの映画に自分が出演するなんて、夢にも思っていなかった。子どもたちの今年一番の思い出になれば」と期待を寄せていた。人気アニメ「ポケットモンスター」の劇場版シリーズ17作目にあたる本作は、2013年に放送を開始したテレビアニメシリーズ「ポケットモンスターXY」初の劇場版。滅亡の危機にさらされた“ダイヤモンド鉱国”のお姫様であるディアンシーが、サトシとピカチュウとともに、聖なるパワーを授けるポケモン・ゼルネアスを探す旅に出る。公開アフレコには中川と渡辺に加えて、ゼルネアス役で芸歴54年にして声優に初挑戦した女優・三田佳子、17年連続出演で劇場版シリーズ皆勤賞の人気声優・山寺宏一、アニメ声優に初挑戦の漫才コンビ「中川家」、タレントの足立梨花、湯山邦彦監督が顔を揃えた。『ポケモン・ザ・ムービーXY「破壊の繭とディアンシー」』7月19日(土)より全国東宝系にて公開取材・文・写真:内田 涼
2014年06月11日パンとお菓子のレシピ投稿サイト「キッチン」では、料理家の中川たまさんの特集がスタートした。季節の野菜やフルーツの素材を活かしたレシピを提案している、料理家の中川たまさん。さまざまなハーブが育つ広い庭のあるご自宅に伺い、食へのこだわりと、今おすすめのスイーツレシピを教えていただいた。今回中川さんがご提案してくれたのは、「桃とトマトのビネガーコンポートとグラニテ」と「黒糖寒天とパイナップルのジンジャーマリネ」のレシピ。まだまだ続きそうな蒸し暑い日には、こんなひんやりデザートはいかがだろうか。 中川たまさんのすてきな暮らし方、オリジナルのデザートレシピはこちら!「キッチン」中川たまさんインタビューへ ≫ 【お知らせ】 中川たまさん イベント情報 日常展日時:2011年8月27日(土)~9月4日(日) 営業日:木・金・土・日 11:00~17:00場所:12月(じゅうにつき) 横浜市青葉区鉄町1265 5周年展 日時:2011年9月9日(金)~17日(木)営業日:金・土 13:00~17:00場所:aterier303 横浜市中区北仲通4-49万国ビル303 取材/キッチン編集部
2011年09月05日「古き良き遊びごころ」をコンセプトに、手紡ぎ手織り麻をベースとした商品を展開している和の生活雑貨ブランド“遊 中川”。その商品を、ものづくりの産地に焦点をあてて品揃えしているのが“遊 中川 日本市”というお店だ。ecute東京店に続き、この“遊 中川 日本市”2号店目となる“遊 中川 日本市 羽田空港第2ターミナル店”が、7月24日(日)にオープンとなる。オープンを記念し、“日本市”のオリジナルロゴを配した「遊 中川 日本市 オリジナルエコバッグ」が同日より発売。また、オープニングキャンペーンとして、オープン当日より7月31日(日)までの期間に税込5,250円以上お買い上げのお客様に、奈良特産の蚊帳生地を用いた「花ふきん」がプレゼントされる。 「都会に出て自分の地元のモノを見ると、とても懐かしい気持ちになります。自分の地元の産業が日本一であったり、特別なものだったりと、その歴史を知ることでちょっと誇らしく胸をはった気持ちになってほしい。そして、日本の産業・工芸に興味を持っていただきたい。そんな思いで店づくりをしています」という、“遊 中川 日本市”の店舗コンセプト。日本の古き良き習慣を、現代の暮らしに取り入れるヒントを探しにお出かけしてみては?遊 中川 日本市 羽田空港第2ターミナル店東京都大田区羽田空港3丁目4番2号 羽田空港第2ターミナルビル駅地下1階営業時間:8:00~20:00TEL:03-3747-0460 取材/おうちスタイル編集部
2011年07月20日