歌舞伎俳優の中村勘九郎、中村七之助が9月24日、オンライン発表会見を行い、TBS赤坂ACTシアターで上演されるTBS開局70周年記念「赤坂大歌舞伎」(11月11日~)への意気込みを語った。十八代目中村勘三郎が2008年にスタートさせた名物シリーズ「赤坂大歌舞伎」。2013年からは中村勘九郎、中村七之助兄弟が亡き父の遺志を継ぎ、公演を重ねてきたが、昨年5月に予定されていた6回目の上演は、コロナ禍の影響で中止を余儀なくされ、演目も新たに今秋の上演が改めて決定した。今回上演される演目は『廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと』、『越後獅子(えちごじし)』、『宵赤坂俄廓景色(よいのあかさかにわかのさとげしき)』の3作。『廓噺山名屋浦里』は笑福亭鶴瓶の落語をもとに、「この落語を歌舞伎にしたい」と熱望した勘九郎が七之助らとともに舞台化し、今回が5年ぶりの再上演となる。勘九郎は初演を振り返り、「ラストは大団円というより、美しさと幻想の中で終わるので、カーテンコールが起こる演目ではないが、実際にはカーテンコールが起こって、拍手も鳴りやまなかった。鶴瓶さんとタモリさんがいらっしゃっていて、おふたりも舞台にあがって一緒にご挨拶してくださった」としみじみ。昨年の中止については「あとは稽古に入るだけという段階だったので、とても残念でしたし、悔しい思いをした。去年の分も今年にかけている」と闘志を燃やしていた。七之助も「花魁浦里は女形の後輩に人気があって、終わった後、ここぞとばかりに『やりたい、やりたい』とみんな楽屋にやって来た」と初演での印象的なエピソードを回想。「女形は一生懸命汗水たらしても、途中で出なくなって幕切れもあるが、花魁浦里はとってもメインで、いろんな色を見せながら、最後まで残るので“得”なんですよね(笑)」とやりがいを熱弁していた。『越後獅子』は長唄にのせて、手おどり、足拍子、布さらしと、様々な踊りの表現を披露。舞台を締めくくる『宵赤坂俄廓景色』は、赤坂がかつて花街だった時代を想起させるような華やかな作品で、勘九郎の長男・勘太郎、次男・長三郎が初登場することも話題を集める。勘九郎は「父が遺してくれたものですし、僕としても出てほしい思いがある」といい、「大人になって、どれくらい覚えているかはわかりませんが、『出た』という記憶や劇場の空気を味わうのと、そうでないかは全然違いますから、ありがたいですね。堂々と踊ってほしい」と目を細めていた。劇場は大規模な改修工事に入ることが決定しており、その大きな節目の作品として「赤坂大歌舞伎」が華を添える形になる。加えて、コロナ禍での上演となるが、勘九郎は「まだ探り探りの状況が続くと思うが、お客様が満席になっている風景を子どもたちに伝えたいですね」と希望を示し、「以前の熱狂を味わえる日は来ると思うので、需要がある役者として、需要がある作品を積極的にやっていきたいです」と決意を新たにしていた。チケット発売は9月25日(土)より。取材・文:内田涼▼公演概要TBS開局70周年記念「赤坂大歌舞伎」日程:2021年11月11日(木)~11月26日(金)会場:TBS赤坂ACTシアター(東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス内)一、『廓噺山名屋浦里』出演:中村勘九郎 中村七之助 中村虎之介 中村鶴松 片岡亀蔵 中村扇雀原作:くまざわあかね脚本:小佐田定雄演出:今井豊茂美術:中嶋正留二、『越後獅子』長唄囃子連中出演:中村勘太郎『宵赤坂俄廓景色』長唄囃子連中出演:中村勘九郎 中村七之助 中村虎之介 中村長三郎 中村鶴松 片岡亀蔵 中村扇雀
2021年09月24日劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』が17日、初日公演を前に舞台写真を公開、中村倫也、吉岡里帆、向井理、いのうえひでのり(演出)がコメントを寄せた。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。主演の中村の他、吉岡里帆、浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也、高田聖子、粟根まこと、向井理らが出演する。稀代の陰陽師・安倍晴明伝説にひと味もふた味もスパイスを加え、新感線らしいアクション、歌、ダンス、笑いを盛り込んだ伝奇ファンタジーに。10月6日には、全国47都道府県、そして台湾の映画館にてライブビューイング(生中継)も実施し、東京・大阪での追加公演も決定した。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて9月17日~10月17日、大阪公演はオリックス劇場にて10月27日(水)~11月11日。○劇団☆新感線 主宰・演出 いのうえひでのり コメントアクションあり、エフェクトを使った妖術・呪術もあり。さらに妖怪といった人外のものもたくさん出てくる、最近のいのうえ歌舞伎では珍しくなった、初期のいのうえ歌舞伎を彷彿させるストーリーです。3時間弱のコンパクトな公演になっていて、テンポよく進みますので、いのうえ歌舞伎の”寄り道な演出”が好きな方にはちょっと残念かもしれません(笑)。久しぶりの出演となった中村君と向井君は、二人の友情とお互いへの想いが芝居の肝となっているので、その部分をよく理解して稽古中も支えあい、演技にもきちんと出ていると思います。初参加の吉岡さんは、ダメ出しを受けても、持ち前のガッツとガムシャラさで日々進化しています。今回はこれまでとはまた違う、新しい世代のいのうえ歌舞伎をお見せできると思います。お客さんにも新鮮に感じてもらえると思うので、是非お楽しみください。○中村倫也 コメントいよいよ初日です。7月の真ん中から、9月の真ん中まで、夏休みの自由研究のように楽しく稽古してまいりました。吉岡さんがチャーミングです。向井くんが胸キュンです。友貴と竜星はおバカでやんちゃです。浅利と千葉さんはセクシー×セクシーです。劇団員の先輩方は、まっすぐにキューティーでファニーです。主演のワタクシは、「こんなに代謝良かったっけ?」と首を傾げるくらい、ヘラヘラと汗をかいております! とにかく見所たくさんの『狐晴明九尾狩』。ルールとマナーを守って、是非気持ちよく楽しんでくださいませ!○吉岡里帆 コメント夏は全てを新感線に! ついに公演が始まります!!演出のいのうえさん始め共演者の皆様やアクションチームの皆さんからアドバイスを貰いながらコツコツ積み上げてきた稽古場。陰陽師に貴族に武士、荒くれ者や妖怪それぞれの個性が面白おかしく魅力的な作品だなぁと毎日気持ちが高まっておりました。こうしてお客様に無事に観劇して頂ける事、一参加者として大変嬉しく思っています。季節が変わりゆく時期ではありますが、今作には夏休みのワクワク感がギュッと詰まっています。汗と汗と汗の結晶です!(笑)涼やかでどこまでもカッコ良い陰陽師のお二人と、熱気と妖気の上がる魑魅魍魎達のマリアージュをどうぞお楽しみに。皆様に楽しんで頂けるよう全力で狐霊として舞台上でお迎え致します。コンっ!○向井理 コメント稽古期間が通常より長く、じっくりできた感覚はあります。稽古場では、自分が出ていないシーンでは他の出演者の稽古を見ているのですが、吉岡里帆さんの出ているシーンはコミカルな動きも多く、毎回新鮮に笑わせてもらいました。そして、通し稽古を重ねて行く中で、この物語は晴明と利風の物語でもあるのだと感じました。冒頭のメインテーマの歌詞にも注目してもらえればより楽しんでいただけると思います。ただ、ここまで来るのは本当に険しい道程でした。こうして本公演まで辿り着けたのは多くのスタッフの皆さんの努力のお陰です。表には出ないスタッフの力が無ければ、公演自体成り立ちません。頭が下がる思いです。劇団☆新感線のフルスペックをご覧いただける公演になっています。色々な仕掛けや演出効果が隠されていますので、一つたりともお見逃しなく!では、後ほど。撮影:田中亜紀
2021年09月17日中村勘九郎、中村七之助を中心に、中村屋一門が2005年より毎年行う全国巡業公演『錦秋特別公演』が10月より全国15カ所で開催される。昨年はコロナ禍によりやむなく中止。今年の巡業は中村勘太郎、中村長三郎が初めて参加した春公演に次いで2度目となる。「昨年伺えなかった土地に春と秋、2回に分けて伺えるのがうれしい」と勘九郎。七之助は「待っていてくださる方がいることがありがたい。春公演ではたくさんの拍手に、役者は居てもいいんだと思えた」と振り返る。それぞれ感謝の思いを胸に、合同取材会で秋公演への想いを語った。「中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2021」チケット情報演目は『浦島』『甦大宝春日龍神(よみがえるたいほうかすがりゅうじん)』『トークコーナー』の全3つ。昔ばなしの後日談を舞踊化した『浦島』は成長株の鶴松が勤める。勘九郎は「歌舞伎を初めて観る方にはストーリー性も分かりやすく曲調も華やか。二枚扇というお扇子を使って踊るテクニカルな踊りは目にも楽しい」と解説。生前、父である中村勘三郎(18代目)が勘九郎の浦島をひどく気に入っていたと言い「鶴松にもしっかり継承できれば」と語る。『甦大宝春日龍神』は春日大社「第六十次式年造替記念」として2014年に創作された奉納舞踊。前半は春日の野の四季折々の素晴らしさを芝居仕立てで踊り、後半は龍神、龍女が荒々しく舞い踊る。「神がかったものに触れることによって、神秘的な思いになっていただければ」と勘九郎。七之助も奉納当日に、龍神の存在を感じるような出来事があったと明かす。「水の神様なので当日は雨だろうと話していたら、踊っている間は降らなかったのに踊り終えた瞬間に土砂降りの雨が降ってきた。野外だったので、兄と二人で『願いが通じたね』と。そういう摩訶不思議な現象が起こったりする。今回はとくに世の中が平穏無事であることを強く思いながら踊りたい」。最後の「トークコーナー」はスーツ姿の2人が等身大の素顔を垣間見せる人気コーナー。2年ほど前から定番だった七之助への結婚に関する質問がパタリと止んだ。「お客様も諦めたのかな」と勘九郎。当の本人は、結婚願望はないと言うが「こればっかりは分からないですよね。理想? 考えたこともないですけど、芝居が好きってことかな。同じものを楽しめる人だったらいいなと思います」。芝居は「心の栄養」とは勘九郎。「辛い状況が続くなかで、歌舞伎という非現実の世界へ飛び込むことによって、少しでもお客様を癒すことができればうれしい。感染対策を徹底して安心安全にご覧いただくというのが私たちの想いです」。七之助も「舞台で得た感動を明日への希望につなげていただければ幸いですし、僕らがやる意味もそこにある」と決意を語った。公演は、10月5日(火)東京・品川きゅりあん大ホールを皮切りに、全国を巡演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年09月01日篠原涼子が主演、バカリズムがオリジナル脚本を手掛け、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』大九明子監督がメガホンをとった、結婚式を舞台に繰り広げられる群像コメディ映画『ウェディング・ハイ』が3月12日(土)に公開決定。中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実らクセ者揃いのキャスト陣と特報映像も解禁となった。本作は、芸人、タレントとしても活躍するほか、向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムが手掛けた完全オリジナルストーリー。結婚式、それは新郎新婦にとって人生最大のイベント。しかし、結婚式に命を懸けていたのは2人だけじゃなかった!?新郎新婦の同僚や友人、そして親族が、なぜか並々ならぬ情熱を胸に披露宴に集結。主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津(高橋克実)を筆頭に、彼らの熱すぎる想いが暴走し、式はとんでもない方向へ!?担当ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のSOSを受け、披露宴スタッフと共に数々の問題を解決しようと奔走する。だが、さらに新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)までも現れて…。果たして“絶対にNOと言わない敏腕プランナー”は、全ての難題をクリアし、2人に最高の結婚式を贈ることが出来るのか――!?主演は、シリアスな役からコミカルなキャラクターまで、幅広い役柄を見事に演じ、常にヒット作を生み出し続ける篠原涼子。3年ぶりの映画主演作となる本作では、新郎新婦のために知恵と工夫で難題を解決していく“絶対にNOと言わない敏腕ウェディングプランナー”中越真帆を演じる。穏やかだが、若干流されやすい性格の新郎・石川彰人を演じるのは数々の話題作に出演し、人気と実力を兼ね備えた俳優・中村倫也。結婚式を心待ちにする天真爛漫な新婦・新田遥役には、主演ドラマなどで注目を集める、いま最も旬な若手・関水渚。花嫁を奪いに式に乱入しようとする元カレ・八代裕也役は、パフォーマー、俳優として幅広いフィールドで活躍し現在放送の「プロミス・シンデレラ」にも出演中の岩田剛典(EXILE/三代目 JSOUL BROTHERSfrom EXILE TRIBE)。式の参列者なのか否か、披露宴会場に姿を現す謎の男・澤田紀昭を演じるのは、「着飾る恋には理由があって」が記憶に新しく、数多くの作品に出演している向井理。主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津俊彦役には、ドラマ、映画、舞台など多方面でオファーが絶えない実力派俳優・高橋克実。全世代の観客を魅了する多彩なキャストが集結した。監督は、『勝手にふるえてろ』(2017)、『私をくいとめて』(2020)で東京国際映画祭観客賞を受賞するなど、映画ファンから絶大の支持を集める大九明子。大九明子監督解禁されたビジュアルは、篠原さん演じる難題に頭を抱えるウェディングプランナーを中心に、幸せな微笑みを浮かべる新郎新婦、花嫁を迎えに来たとばかりに手を差し伸べる者、意味深な笑みを浮かべる者と、個性的な各キャラクターを表現したものとなっている。また、特報映像も到着。新郎新婦にとって人生最高の日…のはずが、「緊急事態です!」というプランナー・中越の台詞で一転、前代未聞の大騒動が勃発する様子がコミカルに描かれ、個性豊かなキャラが織りなす群像コメディに、期待が膨らむ映像となっている。篠原さんは「中越は、プランナーとして新郎新婦や、式に参列する皆さんを支えるという立ち位置だったので、あまり出過ぎないよう、キャラクターを守ってやらせて頂きました」と語り、「周りの皆さんが本当に個性的で面白い演技をされていて、撮影中でも笑いそうになってしまうくらいに楽しいシーンがたくさんあるので、ぜひ期待して頂きたい」とコメント。中村さんも「自分の役については『新郎あるある』が多分に含まれているのかなあ」と言い、岩田さんは「元カノにまだ未練があって、元カノの結婚式当日に周りの親友に乗せられて勢いのままに会場に花嫁を奪いに行くというとんでもない設定です。色んな意味で我慢しているキャラクターでした。最後はスッキリできて本当によかったです」と意味深に語る。また、「撮影の時に感じた、とびきり楽しい気持ちが全部映像に映し出されているハッピーな映画に仕上がっています!」だったと明かすのは関水さん。大九監督は「結婚するもしないも人それぞれ好きなようにすればいいけれど、たった1日だけのために存在する、結婚式場という夢の国のエネルギーに魅せられ、脚本、俳優、スタッフ、全ての輝かしい才能に酔わされながら撮りました。皆様にかわいがっていただけると嬉しいです、乾杯!」と自信を込めて語っている。『ウェディング・ハイ』は2022年3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウェディング・ハイ 2022年3⽉12⽇より全国にて公開(c)2022「ウェディング・ハイ」製作委員会
2021年09月01日芸人・タレント、脚本家として活躍する鬼才バカリズムが脚本を担当する映画『ウェディング・ハイ』が2022年3月12日(土)に公開されることが決定した。向田邦子賞やギャラクシー賞を受賞するなど、脚本家としてもその才能を発揮するバカリズムと、『勝手にふるえてろ』や『私をくいとめて』の⼤九明⼦がタッグを組む本作。新郎新婦にとって人生最大のイベントである結婚式を舞台に繰り広げられる、抱腹絶倒の群像コメディとなっている。主演はシリアスな役からコミカルなキャラクターまで、幅広い役柄を演じる篠原涼子。3年ぶりの映画主演作となる本作では、新郎新婦のために知恵と工夫で難題を解決していく“絶対にNOと言わない敏腕ウェディングプランナー”中越真帆(なかごし・まほ)を演じる。穏やかだが、若干流されやすい性格の新郎・石川彰人(いしかわ・あきひと)には中村倫也。結婚式を⼼待ちにする天真爛漫な新婦・新田遥(にった・はるか)役には、関⽔渚。花嫁を奪いに式に乱⼊しようとする元カレ・⼋代裕也(やしろ・ゆうや)役は、パフォーマー、俳優として幅広いフィールドで活躍する岩田剛典(EXILE / 三代⽬ J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)。突然、披露宴会場に姿を現す謎の男・澤⽥紀昭(さわだ・のりあき)を演じるのは向井理。主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津俊彦(ざいつ・としひこ)役を高橋克実が演じる新郎新婦にとって人生最大のイベントである結婚式。しかし、結婚式に命を懸けていたのは2人だけではなく、新郎新婦の同僚や友人、そして親族が、なぜか並々ならぬ情熱を胸に披露宴に集結する。主賓挨拶に人生を懸ける新郎の上司・財津(高橋克実)を筆頭に、彼らの熱すぎる想いが暴走し、式はとんでもない方向へ。担当ウェディング・プランナーの中越(篠原涼子)は新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)のSOSを受け、披露宴スタッフと共に数々の問題を解決しようと奔走する。しかし、新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れて……。“絶対にNOと言わない敏腕プランナー”は、全ての難題をクリアし、2人に最高の結婚式を贈ることができるのか。撮影は2021年3〜4⽉にかけて⾏われたとのこと。この度、映画化情報とともに公開されたビジュアルは、難題に頭を抱えるウェディングプランナーを中⼼に、幸せな微笑みを浮かべる新郎新婦、花嫁を迎えに来たとばかりに⼿を差し伸べる者、意味深な笑みを浮かべる者が並ぶ、個性的な各キャラクターを表現したものとなっている。また特報映像も到着。新郎新婦にとって⼈⽣最⾼の⽇のはずが、「緊急事態です!」というプランナー中越の台詞で⼀転、前代未聞の⼤騒動が勃発する様⼦がコミカルに描かれ、個性豊かなキャラが織りなす群像コメディに、期待が膨らむ映像となった。随所に散りばめられたユーモアに腹を抱えて笑い、先の読めない展開にハラハラドキドキ、最後には最⾼にハッピーな気持ちになる、愛と笑いと感動のウェディング・パーティーをぜひ劇場で見届けてほしい。映画『ウェディング・ハイ』特報映像<キャスト・監督コメント>■篠原涼⼦バカリズムさんの脚本は、テンポが良くて⾯⽩く、スラスラ読めてしまいました。私が演じさせて頂いた中越は、プランナーとして新郎新婦や、式に参列する皆さんを⽀えるという⽴ち位置だったので、あまり出過ぎないよう、キャラクターを守ってやらせて頂きました。周りの皆さんが本当に個性的で⾯⽩い演技をされていて、撮影中でも笑いそうになってしまうくらいに楽しいシーンがたくさんあるので、ぜひ期待して頂きたいなと思います。■中村倫也まず何よりバカリズムさんの脚本が⾯⽩くて。⾃分の役については「新郎あるある」が多分に含まれているのかなあと、そんな感覚を⼤切に少しずつ⼿繰り寄せました。結婚は墓場だ、なんて悲劇的な⾔葉もありますが、この作品は間違いなく喜劇です。きっと新郎新婦のことも、また⼆⼈の式に関わった全ての⼈の未来も、「幸あれ!」と願っていただけると思います。是⾮ご期待ください。■関⽔渚私は⼤九監督の「勝⼿にふるえてろ」の⼤ファンであり、バカリズムさん脚本の作品に出演することが⼀つの夢でした。こんなラッキーなことがあるのかとびっくりしましたし、とても嬉しかったです。登場⼈物全員が⽣きることを楽しんでいる、とてもハッピーな映画です。バカリズムさんの脚本が本当に⾯⽩くて、これは絶対素敵な映画になるなと思いました!両親に⼤切に育てられた箱⼊り娘です。周りの⼈に愛を持って接することのできる素敵な⼥性です。先輩⽅やスタッフさんが皆様とても優しくて和やかな現場でした。特に同級⽣役の皆んなとは撮影中に本物の同級⽣くらい仲良くなり、とても居⼼地が良かったです。撮影の時に感じた、とびきり楽しい気持ちが全部映像に映し出されているハッピーな映画に仕上がっています!どんな年齢の⽅でも、どんな気分の⽅でも楽しんでいただけると思います。ぜひ楽しみにしていてください!■岩⽥剛典企画書やバカリズムさんの脚本を読んで、⾯⽩い作品になりそうだと思いましたし、役どころもちょっとぶっ⾶んでいて是⾮チャレンジしたいと感じました。共演者の⽅々とも久しぶりにまたご⼀緒出来るのも嬉しかったです。脚本がバカリズムさんならではのコメディ要素が満載で、ニヤニヤしながら脚本を読ませて頂きました。結婚式を舞台に、それぞれのキャラクターの視点で、それぞれの⽴場での結婚式あるある的な描写や、⾏動の裏側の⼼理やプロセスについて掘り下げているところが、とても⼈間らしくて好きです。僕の役は新婦の元カレという役どころでした。元カノにまだ未練があって、元カノの結婚式当⽇に周りの親友に乗せられて勢いのままに会場に花嫁を奪いに⾏くというとんでもない設定です。⾊んな意味で我慢しているキャラクターでした。最後はスッキリできて本当によかったです。撮影は、ベースから⼤九監督の笑い声が絶えない、とても明るく楽しい現場でした。今のご時世にぴったりな、明るいコメディ作品になっているかと思います。僕は初号で⼀⾜先に拝⾒させて戴きましたが、マスクの下で何回か吹き出しました。⽇常を忘れて、少しでも皆様の笑顔になれるひと時になればと思います。■向井理あまり演じたことのないパターンの役柄だったので、新鮮で楽しみでした。バカリズムさんの繊細な台本は、幾つもの伏線が張り巡らされ、読後感としてはなるほど!と唸るような気持ちでした。ドタバタな展開の中にもしっかりとドラマやキャラクター描写が散りばめられ、読みやすく且つ濃い内容になっていると思いました。役柄上あまり多くの共演者と絡むことはなかったのですが、監督はじめスタッフの皆さんもとにかく⾯⽩いものを作ろうという気概を感じました。こんな時代だからこそ、思い切り笑ってもらえる映画になったと思います。沢⼭のキャラクターそれぞれが粒⽴ち、愛着のある群像劇です。是⾮、劇場でご覧ください。■⾼橋克実冒頭からラストまで本当に、抱腹絶倒です。なんといってもバカリズム君が脚本を書いているから、⾮常に⾯⽩いです。私の役は新郎の上司・財津という、あることがきっかけで主賓挨拶で笑いを取る、ということに没⼊していく役柄です。基本真⾯⽬なキャラクターなので、スピーチの時もとにかく冷静に話そうとするのだけど、傍から⾒ていると⾯⽩い・・・となるように気を付けました。現場で他の⽅の撮影も⾒ていましたが、どのシーンもとても⾯⽩かったので、ぜひご覧いただきたいと思います。■⼤九明⼦監督只今ご紹介にあずかりました⼤九明⼦です。結婚ってなんぞや。ある⽇突然⼿元にこの映画企画が降ってきて真剣に考えました。結婚するもしないも⼈それぞれ好きなようにすればいいけれど、たった1⽇だけのために存在する、結婚式場という夢の国のエネルギーに魅せられ、脚本、俳優、スタッフ、全ての輝かしい才能に酔わされながら撮りました。皆様にかわいがっていただけると嬉しいです、乾杯!映画『ウェディング・ハイ』2022年3⽉12⽇(⼟)より公開
2021年09月01日2021年8月29日に放送されたバラエティ番組『日曜日の初耳学』(TBS系)に、俳優の中村倫也さんがゲスト出演。同月現在、映画やテレビドラマの現場にひっぱりだこな中村さんですが、デビューから2年後に仕事が激変し、荒んだ生活を送っていた過去があるそうです。中村さんは、苦しかった当時を『暗黒期』と表し、つらい日々から抜け出せたキッカケや転機を明かしました。中村倫也「やるかやらないかで考えると、失敗も成功になる」25歳の頃の中村さんは、すべてがうまくいかず、イライラしていたのだとか。そんな『暗黒期』を過ごす中で、変わろうと思ったキッカケは、俳優のムロツヨシさんでした。ムロさんと飲んでいた中村さんが、仕事に関する愚痴をこぼした時のこと。「仕事がうまくいかないのは、周りが悪いせいだ」という考えにとらわれていた中村さんに対し、ムロさんは「じゃあお前は何ができるんだ?」と尋ねてきたそうです。ムロさんの言葉にいい返せず、目が覚めた中村さんは、次のような方法で自分を変えることにしました。自分が赤ちゃんだと思うようにしました。それまでは現場行っても、どこかで「自分できるんで」風を吹かせたかったんですよ。それを全部消そうと。とにかくいろんなことを考えましたね。まず「仕事をもらうにはどうしたらいいんだろう」とか、そしたら「どう普段から動けばいいのかな?」とか。日曜日の初耳学ーより引用中村さんは「自分は何もできない赤ちゃんなんだ」と思うことにして、仕事への取り組み方を改めた結果、少しずつ周囲の反応が変わり始めたといいます。苦しい時期を経て、成長した中村さんに対し、番組のMCを務めるタレントの林修さんは「暗黒期を経た後は、すべてがいい方向に向いている感じがします」とコメント。すると中村さんは、『暗黒期』を経て、次のような考えにいたったことを明かしました。この間、ふと思ったんですけど。「成功と失敗で考えていないな、俺」って。「成功と失敗」で考えると、失敗は失敗ですけど、「やるかやらないか」で考えると、失敗も成功になるというか。そんな風に考えているから、「なんも考えずにいろんなことをやってんだな、俺」って。日曜日の初耳学ーより引用俳優業だけでなく、エッセイを書いたりトークショーを行ったり、さまざまなことにチャレンジしている中村さん。ものごとを成功か失敗かで判断せず、「チャレンジした結果、失敗したとしても得るものがあれば成功」と考えているのだそうです。また、中村さんは、現場で後輩の相談に乗るようになって、こんなことに気付いたといいます。(後輩は)「失敗しないでやりたい」と思っている子が多いなって思ったりして。多分、自分もそうだったんですけど。だからよくいいます。「失敗したほうがいいよ」って。「失敗すると、失敗しない方法を学べるから」って。「大人になってから失敗するとしんどいよ」って。日曜日の初耳学ーより引用失敗したがらない後輩たちに、失敗の大切さを伝える中村さん。自身の経験から出た言葉の数々は、ネット上で話題になりました。・素敵な考え方!尊敬する。・どの言葉も深くて、見入ってしまった。失敗するのって大事だよね。・かっこいい。「やるかやらないかで考えると、失敗も成功になる」という言葉が心に響いた。自らの振る舞いを反省し、周囲への接し方を変えることは、簡単ではなかったでしょう。失敗を恐れず、謙虚な姿勢で仕事と向き合うことの大切さに、改めて気付かされますね。[文・構成/grape編集部]
2021年08月30日俳優の中村倫也がこのほど、公式アンバサダーを務める「バンクシーって誰?展」(12月5日まで、東京・寺田倉庫G1ビル)に来場した。没入空間とも呼ぶべき再現展示と、通常は見ることのできない、プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品を楽しんだ中村は「展覧会のキャッチコピーで“映画のセットのような展覧会”と謳っているけれど、本当にその通りだと思った。バンクシーが作品を描いた場所の情景や匂いが感じられる」と感想をコメント。お気に入りだという作品『Giant Kitten』についても「作品だけ見るよりも背景を含めて見ることで、バンクシーが描きたかったものがより分かる」と語った。そんな同展の特別番組『news zero カルチャー特別版「中村倫也とバンクシーと壁と。」』が、日本テレビで9月4日(16:05~ ※関東ローカル)に放送されることが決定。バンクシーにまつわる疑問に様々な形で迫るほか、バンクシーが用いる手法「ステンシル」に中村が挑戦する。また、日本国内で“ウオールアート(壁画)”を使って地域活性化や社会貢献活動を続けるアーティストたちの活動にも密着取材。番組のナレーションも、中村が担当する。
2021年08月24日江戸時代の伝説の歌舞伎役者・初代 中村仲蔵の下克上物語を、忠臣蔵を軸にドラマ化した「忠臣蔵狂詩曲 No.5 中村仲蔵 出世階段」が今年12月に放送決定。主演は中村勘九郎が務め、上白石萌音、中村七之助、尾上松也、藤原竜也、段田安則、市村正親ら豪華キャストが共演する。落語や講談で人気の「中村仲蔵」は、初代 中村仲蔵(1736ー1790)が裸一貫からはい上がる実話をベースとした下克上物語。今回、その物語を国民的人気を誇る「忠臣蔵」を軸にドラマ化。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」以来の映像作品主役となる勘九郎さんが、その傑出した身体表現力で天才俳優の一代記を演じる。また、もうひとつの主役ともいえるのが、江戸の芝居小屋。初代 中村勘三郎が興した中村座(猿若座)に始まるとされる芝居小屋は、江戸時代を通じて庶民最大の娯楽場となった。日の出から日没まで熱気に満ちていたという当時の芝居小屋を巨大セットで再現。小屋に生きる裏方や地方(歌舞伎音楽の演奏家)、稲荷町(いなりまち)と呼ばれた大部屋役者たちなど、芝居小屋を取り巻く人々も生き生きと描き、江戸歌舞伎の熱狂と魅力を伝えていく。超人気演目「仮名手本忠臣蔵」の五段目で、全く見せ場のない地味な役を割り当てられた仲蔵に一発大逆転はあるのか?厳しい階級制度で縛られた当時の歌舞伎界で、貧困やいじめに苦しみながらも、血の滲むような努力と才智でスターの座をつかんだ仲蔵の痛快な出世物語を、年末にエンターテインメント巨編として放送する。仲蔵の才能を見抜いて抜擢をする当時の大スター・四代目 市川團十郎、それを妬んで敵対する人気歌舞伎役者や座付き作者など、ひと癖もふた癖もある実在の江戸の演劇人たちを演じるのは現代の演劇界のオールスター。今回、勘九郎さんら5名のキャスト陣からコメントが到着した。中村勘九郎/初代 中村仲蔵 役「不思議な縁を感じます」中村仲蔵のことは父(十八代目中村勘三郎)が三代目仲蔵の伝記「手前味噌」に大変感銘を受け愛読していたので、よく聞いていました。仲蔵ゆかりの志賀山三番叟を踊ったこともあります。江戸時代、初代勘三郎が興した中村座に出演し、中村座を救った人でもあるので、その役を演じられることに不思議な縁を感じます。今回とても素晴らしい芝居小屋のセットに足を踏み入れ、思わず泣きました。持って帰りたい!仲蔵は差別を受け大変苦労した人ですが、芝居が好きという情熱に支えられていたと思います。「好き」こそ人を奮い立たせ、上達させ、信念を与えるものです。そんな情熱を感じていただけたら本望です。上白石萌音/仲蔵の妻・お岸 役「朗らかに務めたい」「令和元年版 怪談牡丹燈籠」以来、再び源(孝志)監督のもとでお芝居ができることが心底うれしいです。脚本はやはり本当に面白く、夢中で読んでしまいました。お岸は、こんな女房が家で待っていたら愉 しいだろうな、というような女性です。三味線と唄で仲蔵さんを癒やし、励まし、勇気づけられるよう、朗らかに務めたいと思います。これ以上ないほど豪華な出演者の皆様による「芝居」の真髄。もうすでに完成が待ち遠しいです。ぜひご期待ください。藤原竜也/謎の侍 役「もっと一緒に演っていたい」僕の撮影は2日間だけでしたが、内容の濃い2日間でした。勘九郎さんと空気を合わせて、芝居を作っていく感じがとても楽しかったです。「もっともっと一緒に演っていたいな」って思わせてくれるような人ですね。刀や傘のさばき方は非常に難しかったですが子供のころから厳しく作法を仕込まれている歌舞伎俳優さんから直接教えてもらえたのは貴重な経験でした。最初から最後まで楽しめる贅沢な作品になると思います。段田安則/狂言作者・金井三笑 役「演じがいがあります」勘九郎さんが仲蔵を演じられるのは、ピッタリだと思いますが、その仲蔵をいじめる狂言作者の役ということで演じがいがあります。今も昔も嫌味な演出家やプロデューサーはいて、大人の事情で配役が決まったりとかあったのでしょうね。みんな芝居が心底好きでそのためなら命がけというのも一緒でしょう。ヒエラルキーの厳しい世界で成り上がっていくサクセスストーリーですが、そうそう簡単に成功はさせませんよ。大きな障害として立ちはだかって仲蔵をいじめたいです。(笑)市村正親/四代目 市川團十郎(二代目 松本幸四郎)役「歌舞伎役者を演じられるのは役者人生のごほうび」歌舞伎は昔から演技の勉強のために拝見していました。勘三郎さん(十八代目)の芝居に感激してファンレターを送ったこともあります。今回歌舞伎役者を演じられるのは役者人生のごほうび。天国で勘三郎さんもびっくりしていることでしょう。歌舞伎は見るとやるとでは大違い!ミュージカルでも「歌いすぎるな、芝居しろ」と言いますが、歌舞伎独特の語調の心地よさを感じさせながら、ぐっと 芝居心を入れるのにはどうすればいいのか、悩みながら一生懸命演じています。ドラマ「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」は12月、NHK BSプレミアム・BS4Kにて前・後編放送(各89分)。(text:cinemacafe.net)
2021年07月20日劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』の製作発表が行われ、中村倫也、吉岡里帆、向井理、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)が登場した。同作はいのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇で、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりの“いのうえ歌舞伎”となる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明(中村)と、陰陽師に化けた九尾の狐(向井理)が、手練手管の頭脳戦を繰り広げる。中島は同作について「安倍晴明の話を20年くらい前からやりたかった。倫也くんとやることが決まって、安倍晴明がいいなと思いついて、キャスティングをしていく中で、向井くんがライバルに。一見陰陽師に見えて実は狐という役で、烏帽子が似合っていいな、と。烏帽子の似合う2人で」と、2人の役どころについて説明する。『SHINKANSEN☆RX Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』以来の出演となる中村は「昨日、読み合わせをやって、すごい楽しかったんですよね。色んな妖怪が出てきて嬉しかったし、すごい楽しいものになるんじゃないかなあ」と期待。『髑髏城の七人』Season 風以来の出演となる向井は「2度目というのは、1度目で嫌われてなかったんだなと思うのが、よかったという思いが強くて」と心境を表しつつ、「ほとんど何も聞いてない中でオファーをいただいて、快諾したんですけど、ちょっと想像以上に大変そうなので、後悔し始めてる」と苦笑する。「前回は本当に鍛えられまして、劇場の作りも(360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」で)不思議な作りでやらせていただいたのもあって、経験したのないお芝居というかエンターテインメントをやらせていただいて勉強になりましたし、やってなかったことがいっぱいあったんだという気づきもありました」と振り返った。劇中では頭脳戦を繰り広げる2人だが、約15年前に共演しており、中村は向井のことを「おさむっち」と呼ぶ仲。向井は「倫也が18歳とかだったもんね」としみじみとし、中村は「戦争映画で一緒で、全然(向井が)『のだめ』とかやる前、世間に見つかる前。当時からす〜ごい目立ってて、戦争映画なのにすごいシュッとしてる人がいるわ、みたいな。懐かせてもらってた」と明かす。向井は「あの時の小生意気なガキがここまで大きくなった」と笑わせ、「皆の弟みたいな感じでしたから。最年少でもありましたし、でもそのときから生意気でしたよ、いい意味で」と語る。「懐かしさもありますけど、お互い十数年という期間、演劇も含めてお芝居の世界でどっぷりやってきてますので、また刺激し合えればいいと思います」と意気込んだ。撮影:田中亜紀
2021年07月17日俳優の中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に出席。定期的に欲するものを聞かれ、「バナナマンのコントライブ」と答えた。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇。本作でワニたちが定期的に欲するものとしてラーメンが登場することにちなみ、キャスト陣が「定期的に欲するもの」について語った。神木は「いつも毎日ですが、ゲームのコントローラー」と回答。「ゲームのBGMを聞くとわかるんです、いまどこを戦っているとか。頭の中に入っているので。ゲームのサントラを聞くのが好きなんですけど、それを聞きながら指が動く」と語った。中村は「バナナマンのコントライブ」と答え、「バナナマンさん好きで、(バナナマンのコントライブのDVDが)全部家にあるんですけど、午前中、家にいられるときとか、自然と、とりあえずディスク入れるっていうのをやっています」とバナナマン愛あふれるエピソードを披露。「コントのセリフだったり、音楽だったり、音を聞いているだけでここだってわかるんですよ」と神木の話を受けたトークで笑いを誘った。本作は、昨年社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化したもの。100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた。
2021年07月09日俳優の神木隆之介、中村倫也が9日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に登壇した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。舞台挨拶には、主人公のワニを演じた神木隆之介、ワニの親友ネズミを演じた中村倫也、ワニが憧れるセンパイ役の新木優子、イヌ役のファーストサマーウイカ、そして夫婦で本作の監督・脚本を務めた上田慎一郎監督とふくだみゆき監督が登壇した。先月20日に行われたオンライン ヒット祈願イベントには、中村はスケジュールの都合でVTR出演のみ。逆にワニの親友・モグラ役を演じた木村昴が参加していたが、この日は木村が欠席となり、冒頭で中村は「こんにちは! 木村昴です」とあいさつして笑いを誘い、中村の小ボケに神木がすかさず「違う違う。そんながたいよくないでしょ」とツッコんだ。新型コロナウイルスの影響による公開延期を経てようやく初日を迎え、神木は「なんやかんやありましたけど、今日を迎えられてうれしいですし、今後もいろいろ大変だと思いますけど、少しでもみなさんの心に届いたらいいなと思っています」と心境を告白。中村は「いろいろあって、公開延期したことすら、あったなという記憶になりつつありますけど、作品は見てもらって完成すると思うので、愛でていただけたらと思います」と呼びかけた。
2021年07月09日●『100ワニ』で意義を感じた“続く”というテーマドラマや映画に引っ張りだこの俳優・中村倫也(34)が、昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメ映画化した『100日間生きたワニ』(7月9日公開)で、主人公ワニの親友・ネズミ役を演じた。つかみどころのない不思議な魅力のある中村だが、クールに見えてお調子者な一面もあるネズミと重なる部分があると自己分析。また、「工夫」が自身の性格において大きなものを占めていると話してくれた。原作に込められたメッセージに強く共感し映画化を熱望した『カメラを止めるな!』の上田慎一郎氏と、妻でアニメーション監督としても活躍するふくだみゆき氏が夫婦で監督・脚本を務めた本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。主人公・ワニの声を神木隆之介、ワニの親友・ネズミ役を中村倫也、モグラ役を木村昴が務めた。声優決定の発表の際に、「オファーをいただいた時『流行ったからって映画化してぇ~』と勘ぐってしまいました。しかし映画版オリジナルの展開やそこに込めた想い、また改めて原作に触れた時に、これは意義のある作品になると強く感じると同時に、自分の先入観を反省しました」と正直に打ち明けていた中村。意義のある作品になると感じたポイントを聞くと、「この作品が香り立たせようとしているものは1,000年後も通用する話。別れ、命、そして、残された人たちのその後というのは、“続く”ということがテーマにあるなと。それは、1,000年後だろうが、1,000年前だろうが、世界中のどこにいても通用するものだと思います」と答え、「いきものがかりさんが歌う主題歌のタイトルも『TSUZUKU』ですが」と加えた。そして、完成した映画を見て「小さい子たちに見てほしい」と思ったと告白。「生きているとこういうことがあるのは確かなので。そして、ちょっとだけ光が差したような終わり方をしているので、いろんな人を明るく照らすというか、ちょっと気持ちが晴れるんじゃないか」と話した。また、「キャラクターたちを見ながら身近な人が思い浮かんでくれたらいいなと。最後まで染みるものがあるような作品になればいいなと思っていたんですけど、うまいことできていました」と仕上がりに満足。「特別、何って言わない作品ですが、香り立ってくる。原作もそういう余白があったからこそ膨らんだ部分があったでしょうし、後半のオリジナルの部分を加えたことで、映画としての芯がより明確に通っている」と魅力を語った。●絵本動画で自分のイズムを表現「生きるって工夫次第」本作もSNSから生まれた物語だが、最近はSNSでいろいろな作品が誕生している。中村もコロナ禍に所属事務所の木村佳乃、佐々木希、杏、尾上菊之助と協力して絵本動画『つきのくらしは』を制作。事務所の公式YouTubeで公開された。中村がストーリーを手がけた『つきのくらしは』は、月に住むウサギ、カニ、女の子が桜の苗を植えるが月では育たず、ピンクの毛糸などを使って桜の花を咲かせる物語。3人のようにちょっとした工夫で日々の生活を楽しくすることができるのだと、そう感じられる心温まるストーリーを届けた。中村は「あの絵本は、新型コロナウイルスによる自粛期間で、親御さんたち大変だろうなと思い、『ちょっとこれ見てなさい』と言って子供がおとなしくなったり、寝かしつけの道具になったらいいなと思って作りました」ときっかけを説明し、「月にいるキャラクターで何かをしようとしているという設定と登場人物だけ決めて携帯で書いたのですが、15分くらいでできました」と明かした。そして、ストーリーについて、「自分が脚本を書いたので、自分のイズムでしかないんですけど、生きるって工夫次第なところがいっぱいあるなと。“工夫”というのが結果的にこの絵本の1つのキーワードになりました」と述べ、「書き始めて最後にたどり着いた行動が“工夫”だった。自然とそこに収まっていたので、自分の性格や考え方の中で大きな割合を占めているのだと思いました」と、“工夫”が自身にとっていかに大事なものなのか再確認できたと語る。そう自己分析する中村だが、演じたネズミとも似ているという。ネズミの性格を「クールな感じもあるけれど、このメンツでいるとお調子者になる」と捉え、「ネズミと僕の性格、仲間内のポジションなどが重なり、すんなりと入ることができました」と共通点を説明。「台本を1、2回読んで現場に行っただけでした。素の感じを求められる作品だったからというのもありますが、驚くほど今回、芝居をしていない。声も変えていません」と話した。ワニ役の神木とは、『3月のライオン』『屍人荘の殺人』に続き3度目の共演。普段の2人の関係性が、ワニとネズミの親友同士の掛け合いににじみ出ているが、中村自身も演じやすかったという。「信頼関係がありますし、呼吸のタイミングもお互いわかっている感じがあるので、初めましてで芝居するより、知っている町にもう1回来たなという感覚でした」。中村が素のまんまで演じたネズミ、そしてワニらとの掛け合いを楽しみつつ、中村が本作で感じた“光”を受け取ってほしい。■中村倫也1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。2014年、初主演舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。2019年にはエランドール賞新人賞を受賞。近年の出演作は、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『凪のお暇』(19)、『美食探偵 明智五郎』、『この恋あたためますか』(20)、『珈琲いかがでしょう』(21)、映画『台風家族』、『屍人荘の殺人』(19)、『水曜日が消えた』、『人数の町』、『サイレント・トーキョー』(20)、『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』(21)など。また、3月18日に初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』を発売した。(C)2021「100日間生きたワニ」製作委員会
2021年07月09日2020年3月。一匹のワニの人生が、日本中を感動で包み込んだ。あれから1年あまり。ついにあの物語がスクリーンで甦る。声の出演を果たした中村倫也は「オファーをいただいたときは、流行ったから映画化かな?と思ったんですよ」とさらりと本音を口にする。隣で聞いていた山田裕貴も「俺もまったく同じこと思った」と頷く。だけど、決して流行りに乗っただけの作品ではない。そう感じ取ったから、ふたりはこの有名すぎる物語の登場人物として生きることを決めた。7月9日(金)公開の『100日間生きたワニ』。これは、今生きていることを慈しむ気持ちになれる、この時代にふさわしい映画だ。『俺のイタリアン』に日常のいとおしさを感じました――映画を観ながら、ささやかな日常の美しさを感じました。おふたりが日常のいとおしさを感じる瞬間はどんなときですか。山田風が吹いてるとか。中村お。山田鳥が鳴いてるとか。中村(他には?という目で促している)山田お風呂に入った瞬間とか。中村(それから?という目で促している)山田今日10時入りだから、もうちょっと寝れるなってときとか。中村(まだあるでしょ?という目で促している)山田あとは初めて食べてみたデリバリーのお店の「これうまい」に出会えたときとか。最近だと『俺のイタリアン』がうまかったです。中村じゃあ、今、裕貴が言ったこと、原稿では全部俺が言ったことにしてください。山田えー(笑)。――じゃあ、すみません、山田さん、今度は自分の分を…(笑)山田えっと…セミが鳴いてるとか。桜が咲いたなとか。人が笑ってるとか。中村あ、それ、NGワード。言っちゃダメ。山田え、自分のものにしたいからですか。中村そうそう。山田(笑)。中村切り札だったのに。もう1回こっちに来るだろうなと思っていたから、そのときのためにとっておいたのに全部言う、この人。先輩つぶしにかかってるわ。山田そんなわけないでしょ(笑)。中村怖いですね〜。――じゃあ、改めて中村さん、日常のいとおしさを感じる瞬間はどんなときですか。中村(即答で)お金を稼げたときです。山田さすがですね。一個上のジョークで来ますね(笑)。裕貴は、痛みを知っているやつな気がする――中村さんは、ワニの親友のネズミ。そして、山田さんは映画オリジナルキャラクターのカエルを演じます。お互いのキャラクターについてどんな印象を抱きましたか。中村カエルが身近にいたら、ウザいですよね(笑)。山田(笑)。中村僕の演じるネズミは、例えるなら山登りをするときにいちばん後ろにいるタイプ。全体を見ながら、ふざけるときはふざける、気遣い屋なんだろうなと思いましたね。僕も17、8ぐらいのときに言われたことがあるんですよ、山登るとき後ろにいるタイプだって。そういう性格なんでしょうね。山田倫也さんのいいフレーズを引用させてもらうと、カエルは山登るときにいちばん前を歩いてるタイプ。みんながついてきてないのにも気づかず、ズンズン先に行きすぎて、「なんで来ないの?ねえ!」となってるような。中村誰も頼んでないのに「あそこまで行ったら休憩しよう!」とか言ってそう(笑)。山田そうそうそう。中村ひとつふたつエンジンをかけすぎちゃってるんだよね。周りはみんな「いいんだよ、そんな音量で喋らなくても」ってなってるけど、本人は気づかないという。生活の中でもいるじゃない?そういうギアが入りすぎている人って。でも、そういう人を見ると、僕なんかは何かあるんだなと思うんですよね。昨日盛大にスベったから今日は逆に元気いっぱいで来ているのかな?みたいな。ネズミがどこまで感じていたかはわからないですけど、僕から見たカエルはこういうところあるよなと思う“緑”でした(笑)。山田ネズミは落ち着きがすごくいいですよね。しっぽりお酒を飲みながら話を聞いてくれそうな“仏感”がある。思いやりがベースにあって、でも楽しめるところは一緒にはしゃいで楽しめる。なんか、いい生き方をしているなと思います。倫也さんみたいな人ですよね。中村でも、人がしっぽり飲もうとしてるのに。この人はカラオケでミスチルの真似をはじめるから。山田ははは。そうでしたね。中村しかも、あんまうまくねえなあっていう。裕貴のまんまじゃんって(笑)。山田そういうノリをしたくないんですけど、しちゃうんですよね。中村裕貴は人間としていいやつなんですよね。すごいまっすぐですし、繊細ですし。痛みを知っているやつな気がする。これからもっともっと周りに年下も増えていくと思うんですけど、きっとどんどん人としても優しくなっていくと思うし。なんか一緒にいて楽しいですよ。山田うわ〜。うれしいです。中村ただ心配なのは、すごく不器用だから。そこの石つまずかなくてもいいのにというところの石にわざわざ足を伸ばしにいくところがありそうな。山田確かに。そこで言うと、倫也さんは何かあったときにそばにいてほしい人ですね。中村そう?山田さっきも「最近忙しいの?」という話になって。「まあ、パツパツではありますね」と言ったら、「これ超えたら楽になるから頑張りな」と言ってもらえたのがすごいうれしかったです。2〜3作品縫うこと(作品を掛け持ちすると)とか、ひとつの作品が終わって次の作品に入るまで1日あるかないかみたいなスケジュールが続いて。本当にありがたいことですけど、クオリティだけは落としたくないという気持ちでいっぱいいっぱいになっていて。そんなときに、自分の前を歩いている人に「これ超えたら楽だよ」って言われると、すごい救われますね。「人間を生きないと」って言われてハッとしましたーー落ち込んでいるワニをネズミがさりげなくツーリングに誘ったり。改めて友情っていいなとも思いました。おふたりは友達に励まされた思い出はありますか。中村俺、励ますことは多いけど励まされることないな。何でかって言うと、自分がヘコむこととかあんま人に喋んないんですかね。山田なんかできそうと思っちゃうのかも。倫也さんなら自分で解決できそうって。中村だからあんまり自分から相談するということはないですけど。ただ、何にも話さずに、何にも聞かずに、一緒に飲んでくれたりとかね、カラオケ付き合ってくれたりとかね。そういう思い出はありますね。山田それいいですね。中村一緒になって上脱いで尾崎(豊)歌ってくれたりとかね。――中村さんにもそんな時代があったんですね。中村そう。そんな時代もあったねと。山田それは中島みゆきさんです(笑)。――山田さんは友情に厚いイメージがあります。山田人並みだと思うんですけど、友達が落ち込んでいるときに支えてあげられたらいいなとは思います。でも、みんな最終的に自分の人生は自分で選択していくわけですから、僕にできることってそんなないとは思う。自分から「あれ、どうなったの?」と聞くタイプではないけど、相手から「聞いてよ」と言われたら、ちゃんと聞ける人でありたいですね。――おふたりにとって、親友と言うと誰が浮かびますか。中村生田斗真と、小中高ずっと一緒の幼なじみですね。その幼なじみは、メイクの仕事をやっているんで、たまに現場にも来ています。山田僕も地元の友達ですね。芸能界で言うと、吉沢亮と福士蒼汰。中村そこ仲良いんだ?山田僕が『海賊戦隊ゴーカイジャー』をやっているとき、ふたりは『仮面ライダーフォーゼ』をやっていて、仲良くなりました。あ、そうだ、この間、蒼汰から「裕貴、仕事ばっか頑張りすぎてもダメだよ」と言われました。「人間を生きないと」って。それは、めっちゃハッとさせられましたね。死の前後を描くことで救われる人がいると思った――では、最後に改めてこの『100日間生きたワニ』への想いを聞かせてください。中村オファーをいただいたときは、流行ったから映画化かな?と思ったんですよ。でも、監督や製作陣の想いにふれて、改めて偏見なく原作を読んだときに、どうしたって死というものが真ん中にあるこの作品の前後を描くことで、もしかしたら救われる人もいるだろうし、改めて見つめ直すこともあるだろうなと思って。今ってどんどん価値観が変わっていってるじゃないですか。僕自身、年齢もあるのかもしれないですけど、「ありがとう」とかちゃんと言えるうちに言おうみたいなことが変化としてあって。そんなふうに生きていく上で大切なものがほんのりと匂ってくる作品になっているんじゃないかなと思います。山田僕も流行ったから映画化したんだろうなと、最初はまったく同じこと思ったんですよ。でも倫也さんの言う通りで、台本を読むと日々のこととか生きることとか考えさせられて。今、30歳で、デビューから10周年経って、出演作品も100作を超えて。僕は何のために生きているのかということを最近すごく考えるようになったんですね。もちろん観てくれる人のために映画なりドラマなり作品に参加しますけど、それで自分が幸せかどうかなのかを考えたときに、ずっと作品や人のことばかりを考えて、僕自身のことを考えられていなかったことに気づいて。そんなときにこの作品のお話をいただいたことにご縁を感じたというか。もっと僕は僕のために生きていいのかもしれないと、アフレコをしながらそんなことを考えていました。観ている人にも何かそんなことを少しでも感じてもらえたらうれしいですね。映画『100日間生きたワニ』は7月9日(金)より全国公開!撮影/友野雄、取材・文/横川良明中村倫也さん・山田裕貴さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=f6d8bd0a-d265-43a3-9360-73b08b6dfe50&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。ぴあアプリでは、もっとおふたりの写真が見られます。
2021年07月08日俳優の中村倫也が出演する、ブルボン「ルマンド」の新WEB CM「宇治抹茶カカオとの出会い」編が29日より公開される。中村を起用した「#ルマンド男子」シリーズの新WEB CMとなり、#ルマンド男子が、新商品「贅沢ルマンド宇治抹茶カカオ」を「お抹茶はいかがですか?」という優しく上品な言葉でおすすめする内容となっている。これまでルマンドカラーに身を包んできた#ルマンド男子は、今回初の和服姿に。和服の濃い緑色は宇治抹茶色で、「贅沢ルマンド」 シリーズのパッケージをイメージした白い布が重なる不思議な空間の中で、優雅に上品に「贅沢ルマンド宇治 抹茶カカオ」を味わう。
2021年06月29日俳優の中村倫也が20日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)オンライン ヒット祈願イベントに、VTR出演した。昨年、社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(著:きくちゆうき)をアニメーション映画化した本作は、100日間のワニの日常と、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちのその後の姿を描いた物語。イベントには、主人公・ワニを演じた神木隆之介、モグラ役の木村昴、イヌ役のファーストサマーウイカ、メガホンを執った上田慎一郎監督&ふくだみゆき監督夫妻が集合した。ワニの親友・ネズミ役を演じた中村はVTR出演。「どうも~中村倫也です。そっち行きたかったんですけど都合がつかなくて。でもなんとかこうやって参加できてよかったなって」と話し、「ちょっと電波悪い。はいカット」と中継しているかのようにVTRを終わらせた。そして、キャスト陣が完成した映画の感想を述べたタイミングで再び中村のVTRが流れ、「試写を見て、すごく身近な気分になりましたね。想像はしていたし、そういう風に思ってもらえたらなと思って芝居していたんですけど、思っていたよりグッとくる瞬間が多かったですね。見てくださった方は、最後のいきものがかりさんの曲の最後まで、ずっといろんな思いが続く作品になっているんじゃないかな」と感想を語った中村。再び、「電波悪いですか? しょうがないな。はいカット」と終わらせ、木村は「ちょけながらちゃんといいこと言う」と笑った。イベントの終盤には、今月29日に31歳の誕生日を迎える木村へのバースデーサプライズが行われ、最後の挨拶のタイミングで再びスクリーンに登場した中村は「そろそろお別れの時間ということで、改めて言いますけど、本当に木村昴さんの声の表現、僕もほしいなと思っています」と木村に言及。そして、「ということで、7月9日公開です。みなさんぜひ、お近くの映画館でご覧くださいませ」と呼びかけ、「私からは以上です、切ります」と最後も自分でカットをかけて締めくくった。
2021年06月20日8月21日から東京の寺田倉庫 G1ビルで開催される『バンクシーって誰?展』のアンバサダーに、俳優の中村倫也さんが就任。その記者発表会が行われ、ananwebでもインタビューをさせていただきました!中村倫也さんがアンバサダー!【女子的アートナビ】vol. 209中村倫也さんがアンバサダーを務める『バンクシーって誰?展』は、この夏開幕する注目のイベント。世界各都市で開かれた『ジ・アート・オブ・バンクシー展』の傑作群が展示される予定で、リアルな街並みを再現した映画セットのような空間で作品を楽しむことができます。ストリートアート界の人気作家、バンクシーの出身地は英国ブリストル。しかし、名前も年齢も顔も隠して活動を続けており、謎に包まれた存在です。2018年には、オークションに出品された《風船と少女》が1億5千万で落札された直後、シュレッダーで作品が切り刻まれる事件が発生しますが、これはバンクシー本人が仕組んだこと。このニュースは世界中で報道されました。さらに都内でも「バンクシー作品らしきネズミの絵」が見つかり、2019年には都庁などで公開。日本でも彼の知名度は急上昇中です。本展では、ストリートや美術館では見ることのできないプライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品も多数出展される予定で、バンクシーをさらに深く知ることができる貴重な機会です。中村さんにインタビュー!今回、展覧会のアンバサダーに就任した俳優の中村倫也さんにインタビューを実施。展覧会の楽しみ方やバンクシーの魅力など語っていただきました。――アンバサダーのお仕事を打診されたとき、どう思われましたか?中村さんバンクシーだったので、おもしろそうだなと思いました。バンクシーって、生では見られない場所にばかり描いていますよね。イスラエルの壁とか。そういう現地にある作品を生で見たことがないので、なんかおもしろそうだな、自分も見たいな、と思いました。――バンクシーを最初に知ったのは、いつごろですか?中村さんあのオークションで作品がシュレッダーにダーッとかけられてしまったというニュース。こんなおもしろいことをやっている人がいるんだなぁと。そこから自分でも作品をいろいろ調べてみました。でも、どこからどこまでが彼の作品なのか、よくわからないんですけどね。バンクシーが自分で「これを描いた」といっているものがそんなに多くはないので。彼自身、描いたことを忘れているようなものも、あるかもしれないですよね(笑)。彼の作品は一つひとつがシニカルで、目線が鋭くておしゃれでセンスがいい。アウトプットの仕方がすごくおもしろいと思うんですよ。作家本人も謎めいていますし、とても魅力的だなと思います。トリップできる場所――展覧会で楽しみにしている作品はありますか?中村さんバカでかい子猫の作品も再現するらしいですよ。壁に描かれている巨大な子猫の作品なんですが、何を意味しているのかな。どんなメッセージ性があるのかわかりませんが。――今回は体験型の展示になるそうですね。中村さん見に行ったら異世界に没入できそうですよね。美術館や展覧会というのは、空間そのものがけっこう異世界で、日常の喧騒を忘れられる瞬間になっている。そういう意味で、今回のように映画セットみたいにつくりこんでいる展示は、トリップできる場所になるんじゃないかなと思います。――この展覧会には、どんな人と出かけたいですか?中村さん僕はひとりで行きたいですね。基本、美術館にはひとりで行くタイプです。ゆっくり眺めて好きな絵があれば、その前で立ち止まるという感じ。直感で見て「これ興味ないな」と思ったらスルーしたり。今まで人と一緒に美術館に行ったことはないです。――好きな画家とかはいますか?中村さん特別に好きな画家とかもいなくて。でも旅先にある美術館は見ておこうかなと思って、ふらっと入ってみることはよくありますが、何かを目がけていくという感じではないです。バンクシーがうらやましい!?――バンクシーは神出鬼没で正体も明かしていませんが、そんな謎の多い活動スタイルをどう思いますか?中村さんどこまでバンクシーが自分で手を出してセルフプロデュースしているのか、よくわからないですよね。けっこう、画商の人が有能らしいですよ。うらやましいです。――うらやましい?中村さん謎のほうが楽しいです。自分の「中村倫也」というのは、どうしたって顔も名前も出す仕事なので、隠しようがない。隠したら商売にならないかもしれないし。でも、例えば、顔と名前が一致している役者が誰も出ていない映画を見ると、例えばヨーロッパの作品とか見ると、役者が誰か知らないですよね。そうなると、すっごい世界観に入り込めたりする。なんかちょっと、そういう“うらやましさ”みたいなものはありますよね。謎があったほうがおもしろい――中村さんも、ご自身のセルフプロデュースは意識なさっていますか?中村さんそこまで意識しているわけではないです。だけど、もともと昔から「よくわからない人」と周りからいわれているので、放っておいても自分自身は「謎」があるのかなと思うのですけど(笑)。でも、例えば「中村倫也ってこういう人だよね」とパキッとわかりやすい存在で、それが世に浸透してしまったら、作品を見ても「なんかマジメな顔しているよ、あんな奴なのに」という入り口がちょっとある気がします。それは作品にとって邪魔だなぁと思うので。そのためにも、よくわからない奴でいたほうが、役者は安心。作品を見て、本当にこういう人なんじゃないかと思ってもらったほうが、役が本当にそこに存在するという感じで、説得力が増します。やはり謎があったほうがおもしろい。自分が客として作品を見るときも、そう思います。体験に勝るものはない――では、中村さんご自身にとって謎の存在は?中村さん謎なのは……昆虫。あの人たちは、わけがわからない(笑)。特に蝶。彼らはサナギの中で溶けているんですよ。イモムシからサナギになって、ドッロドロに溶けて、体の組織をもう一回組み換え直しているんです。最初から成虫で出て来いよ、がんばれよって(笑)。成虫になるためのエネルギーが足りないから、イモムシになって葉っぱを食べるらしいです。謎でおもしろいです。――昆虫の生態もお詳しいですね。最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。中村さんバンクシーの名前は、みなさんも一度は聞いたことがあると思います。今、世の中便利で、ネットでいろいろなことを調べて知ることもできますけど、体験に勝るものはないので、やはり展覧会で見たら楽しいと思います。展示手法もユニークですし、生で接することができる貴重な機会です。それに、今回の展示は、すごくインスタ映えすると思います。『バンクシーって誰?展』は「バンクシーって映え展」です(笑)――ステキなキャッチコピーもいただきました。ありがとうございました!音声ガイドも担当!また、中村さんは『バンクシーって誰?展』の記者発表会にも出席。展覧会の音声ガイドも担当するということで、「作品にはこういうメッセージがある、という目線を語ることになると思うので、作品を見るうえでの手助けになる」とコメント。「一回は自分の眼で見て感じて、二回目に音声ガイドを手に取っていただければ」と笑顔でアピールしていました。取材を終えて取材中は終始とても気さくな雰囲気で、撮影のときもカメラマンに向かって「ananだったら笑顔のほうがいいかな」と自らステキな笑顔を見せてくれた中村さん。用意された答えではなく、一つひとつ考えながら穏やかな表情で話されていましたが、役者について語るときだけは、真剣な表情をされていたのが印象的でした。そんな中村さんがアンバサダーをつとめる『バンクシーって誰?展』は8月21日から開催。公式サイトでは現在前売券が発売中です。ぜひチェックしてみてくださいね!Information会期: 2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)会場: 寺田倉庫 G1ビル開館時間: 11:00〜20:00 (金・土・祝前日は21:00まで)※最終入場は閉館時間の30分前休館日:10/5(火)、10/12(火)、10/19(火)※混雑緩和のため、土日祝は日時指定となります。チケット情報の詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。衣装協力:コート¥52,800 (HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / ISSEY MIYAKE INC.)シューズ¥19,800(オニツカタイガー / オニツカタイガージャパン お客様相談室)その他、スタイリスト私物スタイリスト中井綾子(crêpe)[問い合わせ先] ISSEY MIYAKE INC.(03-5454-1705)オニツカタイガージャパン お客様相談室(0120-504-630)写真:山本嵩(中村倫也)
2021年06月12日「コントが始まる」の8話が6月5日放送。中村倫也演じる楠木がマクベスに渡した「解散ライブのネタ順」に「ゾワってなった!」「そこも伏線だったのか」と驚きの声が続出。里穂子への“チラシ”の渡し方にも「流石マネージャー!」などの反応が上がっている。「俺の話は長い」で第38回向田邦子賞を受賞した金子茂樹による20代後半の青春群像ドラマとなる本作。お笑いコンビ「マクベス」の高岩春斗に菅田将暉、美濃輪潤平に仲野太賀、朝吹瞬太に神木隆之介、マクベスオタクのファミレス店員・中浜里穂子に有村架純、里穂子の妹・つむぎに古川琴音。潤平の彼女・奈津美に芳根京子、マクベスのマネージャー・楠木に中村倫也、伊武雅刀、鈴木浩介、松田ゆう姫、明日海りお、小野莉奈、米倉れいあ(821)らも出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。瞬太が働く焼き鳥屋「ボギーパット」を久々に訪れた楠木は、5年前初めてマクベスに会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返る。「ボギーパット」でライブのチラシをもらい、その後彼らからマネージャーになって欲しいと頼まれた楠木。3人とファミレスで徹底的に話し合い、朝までネタ合わせに付き合い、4人目のマクベスになったつもりで頑張ったその時間は彼にとって“青春時代に戻ったような熱い時間”だった。しかし3人との距離は徐々に広がっていった。ラストで楠木はファミレスで打ち合わせ中のマクベスのもとを再び訪れ「解散ライブのネタ順」を渡す。「あくまでたたき台だと思って」と言う楠木に、春斗は「これでいいと思います」と返答。「ちゃんと見ててくれたんだなぁ」と口にする…というのが8話の展開。「楠木マネがほんとにいい人でまじで胸がギューってなった」「楠木さんは仕事としてマクベスとクールな関係だと思っていたらめっちゃ熱い人だった」など感動の声が上がるなか、楠木が渡した“ネタ順”に「楠木さんのネタ順が1話からの順だったのマジで鳥肌すぎるそこも伏線だったのかーー」「楠木さんの提案したネタ順見たとき、ゾワってなった!」といった反応も。さらにファミレスを出る際、レジで楠木は里穂子に「そういえば事務所にこんなものがあった…」とマクベスの第1回単独ライブのチラシを渡す。クリアファイルに2枚のチラシを入れて渡す楠木の“計らい”に「つむぎが前にチラシを貰って来た時。一枚だけで折り畳んでいて…里穂子があり得ないと、オタクらしく怒った事があったな。楠木さん流石マネージャー!」「きれいなチラシ2枚をクリアファイルに入れてきてる楠木さんも、他のチラシもないか貪欲に尋ねる中浜さんもオタク的に最高」といった投稿も多数。またつむぎが瞬太と付き合っていることを聞いた里穂子が、つむぎに放った「ファンの妹はファンよ」というセリフや、奈津美がマクベスの名付け親だと知り、一緒に写真を撮って欲しいと懇願。驚く奈津美に「マクベスの名付け親である方が横にいるのに写真を撮って帰らないとは、逆にファン失格なのではと」とその理由を伝える姿に、改めて「中浜さんって崇高なファンだな」「気持ち分かる!お笑いファンとしては同じ考え!」「中浜さんのオタクぶり、本当に良い」「本当に筋金入りのヲタクしてて素晴らしいな」といった感想も続出している。(笠緒)
2021年06月06日森見登美彦の小説『夜は短し歩けよ乙女』が、「ヨーロッパ企画」上田誠の脚本・演出、歌舞伎界の中村壱太郎と乃木坂46の久保史緒里のW主演で舞台化され、6月6日(日)から東京・大阪にて上演される。“先輩”役の中村壱太郎と、“学園祭事務局長”役の白石隼也に話を聞いた。演じても観ても楽しい“ゴチャゴチャ感”──昨日は初めて通し稽古をやられたそうですが、いかがでしたか?壱太郎いやあ、もう一回やりたいですね。白石ははは!壱太郎めちゃくちゃ緊張しちゃって。「春」「夏」「秋」「冬」と物語が進んでいくのですが、あっという間に「冬」になった気がしました。僕が演じる“先輩”は、「冬」に布団の中にいるシーンがあるんですけど、布団の中でずーっと反省していました。白石(笑)。でもまだ段取りの段階で、お芝居の演出がついていないからさ。──お芝居の手前の段階だったんですね。白石はい。ただこの座組は、熟練の舞台俳優の方々がいらっしゃるので、「この短期間で!?」というクオリティで横にいてくださってなんとかできちゃったっていう感じでした。皆さんすごかったよね。壱太郎すごいですよ……。昨日はさらにひとつギアが上がっていた気もしました。それに圧倒されつつ、感じることの多い時間でしたね。──この作品は次々とシーンも変わりますし、描かれていることも幻想的ですし、やることが多そうだなと想像しています。舞台『夜は短し歩けよ乙女』メインビジュアル白石やることたくさんありますよ! 主演のおふたり以外のキャストは本役以外に2~3役ありますし、セットも出演者が動かしますし、途中とんでもないテンポ感でいくところもありますしね。これをまとめていく作業ってとても難しいだろうと思うんですけど、でも完璧にやり切ったら、すごいショーになりそうだなという気配を昨日感じました。壱太郎ほんとそうだね。この作品って、この作品のポスターが醸し出している通りのゴチャゴチャ感がある。キャストもいろんなジャンルから集まっていますしね。そのゴチャゴチャ感が観ていても演じていても楽しいところなので。──原作小説は独特なムードがありますが、それは舞台版でも同じですか?壱太郎言葉遣いは森見さんの世界感そのままですよ。だけどよりワンダーランド感が増してると思います。そこが素敵なところ。生の舞台でやるからこその空間が広がるんじゃないかなと思います。白石いろんなものがあの手この手で具現化されているもんね。──ちなみにSNSで作・演出の上田誠さんは「巨大感情絵巻」とおっしゃっていました。壱太郎すごい!そうだと思う。白石まさにそんな感じです。いろんな感情が次々と出てくるから。お客様もどこに目を向けていいかわからないと思いますよ。まず登場キャラクターの数からすごいですし。壱太郎しかも「この人は重要な登場人物なのかな」と思ってもそんなことなかったりするし(笑)。一回観ただけじゃ気付けないことが多々あって、何度も観たくなる作品になるんじゃないかなと思います。──衣裳が150着あるという情報をもらいました。壱太郎150着!?うそでしょ!?でもその中にはきっと5秒くらいしか出ない衣裳もあるよね。白石あるね(笑)。──白石さんは何役も演じていかがですか?白石楽しいし、難しいです。初めてやります。壱太郎僕は自分の役しか演じないので、「みんな大変そうだな」と思いつつも、「ちょっと面白そう」という気持ちにもなるよ。白石大変は大変だよ。でも稽古場で隣の席が玉置(玲央)さんでさ、いろんな役「やりたい!やりたい!」って感じなのよ。俺はまだ自分の役でいっぱいいっぱいだから、できればやりたくないんだけど……(笑)壱太郎はは!白石隣の席で「やりたい!」って言うからさ、「僕もじゃあ……」って感じでやっちゃう(笑)。壱太郎(笑)。玉置さんすごいもんね。別のお仕事でお稽古に来られない方の代役が必要な時とか、ほぼほぼ玉置さんが代役で立ってくれる。白石尾上さんもそうだしね。今回は、演劇が好きで好きでしょうがない人たちの集まりって感じ。僕自身、これまであまり共演したことがないタイプの人たちなので、すごく刺激を受けています。久保史緒里さんはただものじゃない──“黒髪の乙女”役の久保史緒里さんはどうですか?白石佇まいや声の質感がとても上品で、古風な雰囲気もあって、役にぴったりなんですよ。すごくナイスキャスティングだと思う。壱太郎それでいて緋鯉背負っていてもあんまり違和感ないんだよね。白石なのにインテリ感もあるし。壱太郎夏目漱石の小説読んでそうだもんね。そう。摩訶不思議なのにインテリ感もあるって、おもしろいよね。それにすごい舞台魂も感じる。ただものじゃない感じがするんですよ。先日、乃木坂46の「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を拝見して、輝きとか、見せ方とか、立ち居振る舞いとか、本当に素敵で圧倒されました。共演できて嬉しいです。久保史緒里「なんとも愉快な現場です!」 舞台『夜は短し歩けよ乙女』インタビュー()──壱太郎さんは、“先輩”役を演じていてどうですか?壱太郎実は稽古に入るまで、なかなかキャラクターが落ちてこなかったんです。僕はどちらかというと“黒髪の乙女”のような好奇心の持ち主なので、性格が真逆なこともあって。でも今皆さんと芝居をしているうちに、「こんな感じなのかな」というのがだんだん見えてきているところです。──そもそも壱太郎さんは普段は歌舞伎の世界で活躍されている方で、今回のようなタイプの舞台作品は初めてですよね。壱太郎そうです、初めての環境です。歌舞伎の稽古って新作でない限り80%は巻き戻さずお稽古が進むんですよ。「このシーンを返します(=繰り返して稽古します)」ということがあまりない。稽古が4日間だとしたら4回しか通さないし、その日の課題は翌日までの宿題になるんです。白石そうなんだ!舞台はその場ですぐだもんね。壱太郎そう、だから新鮮。その場その場の対応力も試されているなって感じです。──歌舞伎が生かされるシーンもあるそうですね。壱太郎劇中劇で歌舞伎のシーンがあります。僕は歌舞伎では女方を演じることが多いので、女性役のシーンもあるんですよ。白石上田さんは役者それぞれが持っているものを活かしてくれている感じがします。──楽しみです。白石さんは“学園祭事務局長”の役はどうですか?白石すごく難しいなと思っています。──役柄がですか?白石いえ、芝居がです。この作品は展開が怒涛なので、その中で感情を呼び起こして、発散して、次のシーンにいって、別の感情で、みたいなことがたくさんあるんです。さらに別の役もありますし。そこの切り替えが今はまだ難しい。頭ではわかっていても、心が乗ってこないんですよね。──現状、どうしようと思われていますか?白石いったん忘れてみようかなと思います。動きは覚えたので、いったん立ち戻って、これから新たに試行錯誤していこうかなって。これからですけどね。──ちなみにおふたりは生年月日が同じだそうですね。壱太郎そうなんです。「同い年だから敬語はやめてくださいね」って僕のほうから言ったのに、結局僕だけ敬語なんですよ。白石そうなんですよ。僕だけため口で距離を感じる……。壱太郎距離を感じないで(笑)。大丈夫、今、徐々に変化してるから!白石(笑)壱太郎くんは背中で語るタイプの座長──稽古場での印象は?壱太郎(白石は)抜け感というのかな、そういうものがあるなと思います。事務局長の芝居もカッコいいんだけどそれだけじゃない。そういうところが見ていて面白いし、素敵です。白石ありがとう。壱太郎くんは本当にストイックでまじめです。その姿勢がキャラクターに滲み出て、今、“先輩”は壱太郎くんにしかできないものになってきていると思います。いわゆる“それっぽい芝居”もできるような役だと思うんですけど、壱太郎くんは自分が感じるままに演じていて、「彼がやるとこういうふうになるんだ!」という面白さを感じる。それは僕にとっても新鮮です。初めての環境で苦労していると思うけど、初日から台詞がちゃんと入っていることとかもそうですし、背中で語るタイプの座長で、自然と「みんなで支えていこう」という雰囲気になっています。その雰囲気が“先輩”をみんなで応援している感じにもつながっていますね。壱太郎ありがとうございます。本当に不安でね……ありがたい。白石でも俺もマジで不安よ!?──白石さんの不安はなんですか?白石俺にはできない!と思って。壱太郎そんなことないじゃん(笑)。白石皆さんすごいんですよ。うまい人ばかりだから。「向いてないな」と思う時がある。みんな稽古場で、いろんなアイデアをパッと出すじゃん。はって思う。壱太郎しかもその役に合った案が出るからね。すごいことだよね。白石そう……。でも焦らずに、開幕までに持っていけばいいと思って今はやっています。壱太郎それはほんとそうだね。上田さんにすべてを託して。白石稽古場で脚光は浴びたいけどさ。壱太郎ええ?(笑)白石こんなアイデア持ってきたぜ!って脚光を浴びたい気持ちもあるけど、その欲に惑わされずにやっていこうと思う。まずは真面目につくっていけばいいと思うんだよね。真面目にやってるうちに余裕が出てくるはずだから。そしたらアイデアも出せるはず。壱太郎ああ、本当にそうだよね!いや、昨日すごく落ち込んでいたからさ。今この話できてよかった。ありがとう。──では最後に、開幕に向けておふたりが楽しみにされていることを教えてください。白石僕はこの作品が、劇場でどんなふうになるのかが楽しみです。セットも豪華絢爛だろうし、映像も使われるし、転換もあるしで、まだ想像しきれていない部分も多いんですよ。特に僕はスクリーンの前でお芝居するところがあるので、劇場に入ってやっと見えてくるところもあるはず。そこが楽しみですね。壱太郎僕は、この作品はきっと何度も観たくなるものになると思っているから、そういう反応を見られるのが楽しみです。「あれ?あの人あの時どうしてたんだろう」とか、観た後にふと気になったりすると思うんですよ。それでまた観たくなると思う。映像だったら誰かのアップになるようなシーンでも舞台は全部が見える、その面白さが味わえる作品だと思いますし、そういう芝居にしていきたいです。取材・文:中川實穂撮影:森好弘舞台『夜は短し歩けよ乙女』原案・原作:森見登美彦劇作・脚本・演出:上田誠出演:中村壱太郎 / 久保史緒里(乃木坂46)玉置玲央 / 白石隼也 / 藤谷理子 / 早織石田剛太 / 酒井善史 / 角田貴志 / 土佐和成 / 池浦さだ夢 / 金丸慎太郎 / 日下七海 / 納谷真大鈴木砂羽尾上寛之 / 藤松祥子 / 中村光 / 山口森広 / 町田マリー竹中直人【東京公演】2021年6月6日(日)~2021年6月22日(火)会場:新国立劇場 中劇場【大阪公演】2021年6月26日(土)・2021年6月27日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールチケット情報
2021年06月04日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。街中で人に気づかれることがないと言い、「顔バレちょっとくらいしたい」と話した。8月21日に開幕する同展のアンバサダーに就任した中村。謎に包まれて秘密の多いバンクシーにちなみ、自身の秘密を聞かれると、「僕の秘密…あんまないんですけど、『秘密が多そうだよな』ってよく思われます。10代から言われていて、自分としてはすごくオープンに生きているつもりなんですけど、『つかみどころがないです』とか。そのおかげで勝手に、いいように解釈してもらったりもしていて」と答えた。そして、「よく『弱点何ですか?』とも聞かれる」と言い、「高いところが怖い、暗いところが良く見えない、ゆで卵の殻がむけない」と弱点を紹介。「それは思いついたんですけどね。痛いのは嫌いですし、うまいこと答えられない質問も怖いですし、だから今ちょっと“せな汗”(背中の汗)が止まらないです」と笑いを誘った。また、「もし顔バレしなかったらやりたいことは?」と質問されると、「僕、顔バレしないんですよね。自分が舞台やった帰りに電車に乗ったりして、舞台の感想を言っている人の横にいたこともあるくらい」と驚きのエピソードを明かし、「今も普通に歩いている。逆に顔バレちょっとくらいしたいですね。『いや、ここでは静かに』って、それがやってみたいです」と顔バレへの憧れを明かした。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日俳優の中村倫也が27日、都内で行われた「バンクシーって誰?展」記者発表会に出席。8月21日に開幕する同展のアンバサダー就任が発表された。中村は「アンバサダーです」とあいさつ。「バンクシーの作品と僕が出会ったのが、シュレッダーのやつ。ネットニュースなどで取り上げられて『何してるんだ? この人は』と思って、調べたら素性も謎だし、アートもセンスのあるものを残されていて興味が湧いた」と話し、「今回、バンクシーの魅力を伝えられるアンバサダーになりたいと思っています」と意気込みを語った。また、アンバサダー就任の心境を聞かれると、「『アンバサダーって何!?』って思いました。アンバサダーって何ですか?」と素朴な疑問をぶつけ、司会者から「代表して伝える人」と言われると、「あ、よかった。なんとなくニュアンスは知っていたんですけど」と笑った。さらに、「アンバサダー(上がるイントネーション)ですか? アンバサダー(下がるイントネーション)ですか?」と発音についても質問していた。自身も絵を描く中村。インスピレーションはどういうときに湧いてくるのか聞かれると、「大した絵を描いているわけではないんですけど、現場とかで特徴的な顔立ちの人を見ると、むくむくっと描きたい気持ちが湧いてきます」と答え、「1回その人を描いたら次から見ずに描いて、現場のいろんなところに貼るっていう、ストリートアートを僕も。それを自分では名乗らないんです。バンクシーってますね」と笑った。「バンクシーって誰?展」は、ストリートを中心に表現を続け、世界で最も注目を集める現代アート界のフロントランナー、バンクシーの活動の軌跡を辿るもの。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品に加え、活動の主戦場である“ストリート”に焦点を当てたリアルな街並み再現で、その活動の意味を体感できる。8月21日~12月5日に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催。また、12月以降、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡に巡回予定。
2021年05月27日女優の新垣結衣と俳優の中村倫也が出演するアサヒ飲料「アサヒ十六茶」の新CM「自然に、 健康。夏編」が27日、公開された。前作「自然に、健康。春編」の続編という設定の今回のCM。日本のとある村で暮らす新垣と中村が、涼やかな大自然の川べりでキュウリや「アサヒ十六茶」を体に取り入れる様子が描かれている。「今日は隣のお兄さんに会ってない?」と少年に尋ねる新垣と、少年から「さっきまでお姉ちゃんいたよ!」と告げられ、「えっうそ!」「その辺にいるかな? 走るよ!」と答える中村。二人がお互いを気に掛けるCMのラストにも注目だ。さらに、CM楽曲は前作に引き続き、久石譲氏の書き下ろし楽曲が使用されている。CM撮影中、少年役の斎藤汰鷹と和気あいあいと微笑ましいやり取りを交わした新垣と中村。 撮影終了後、「じゃあね〜」と名残惜しそうに声をかける斎藤に、中村が優しく微笑む様子も印象的だった。
2021年05月27日歌舞伎俳優の中村壱太郎がMCを務めるオンライン・トークライブ「上方藝能、おもろいねんで!」の第四回が5月31日(月)20:00より開催されることが決定。舞台『夜は短し歩けよ乙女』より、脚本・演出の上田誠(ヨーロッパ企画)と俳優の白石隼也がゲスト出演することも明らかとなった。2021年1月29日に開幕した配信トークライブ「上方藝能、おもろいねんで!」。歌舞伎俳優の中村壱太郎がMCを務め、毎回、上方の藝能を担う多彩なゲストを招き、視聴者と一緒にその「おもろさ」に迫るオンライン・トークライブだ。壱太郎は、第一回開催に向けて、「上方歌舞伎の家系に生まれながら、東京生まれ東京育ち、しかし上方文化に対する愛情・情熱は常に強くもって日々舞台に励んでおります!」とコメントするなど、常に熱い想いで配信に挑んでいる。第一回では上方歌舞伎の中村鴈治郎と松竹新喜劇の藤山扇治郎、第二回では能楽シテ方観世流の大槻文藏(人間国宝)、能楽狂言方大蔵流の茂山逸平と茂山千之丞、第三回では宝塚歌劇団元トップスターの紅ゆずるという“上方ゆかりの多彩なゲスト”が出演し、彼らが繰り広げる爆笑トークと上方藝能への真摯な想いが詰まった内容が大好評となった。そして、第四回には壱太郎が主演を務める6月6日より新国立劇場にて開幕の舞台『夜は短し歩けよ乙女』より、京都府生まれの劇作家で演出家の上田誠と、俳優の白石隼也を迎える。上田は、同志社大学在学時に演劇サークル「同志社小劇場」へ参加、同年サークル内で「ヨーロッパ企画」を旗揚げ。2000年に「同志社小劇場」を退団した後に「ヨーロッパ企画」を独立させ、映画化もされた代表作『サマータイムマシン・ブルース』をはじめ、一貫してコメディにこだわりながら、全公演の作・演出を手がけている。2017年には『来てけつかるべき新世界』で岸田國士戯曲賞受賞。森見登美彦原作の劇場用アニメ「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「ペンギン・ハイウェイ」で脚本を担当するなど多彩なジャンルで才能を発揮している気鋭の劇作家だ。一方、白石は母方のルーツを関西に持つ。2007年に「第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、2008年に映画デビュー。2012年9月から2013年9月まで放送された特撮テレビドラマ「仮面ライダーウィザード」では、主人公の操真晴人(仮面ライダーウィザード)役を務めた。今年1月には、WOWOW開局30周年プロジェクト“アクターズ・ショート・フィルム”にて監督・脚本にも挑戦し、多方面に活動の幅を広げている。また、壱太郎とは偶然にも同じ1990年8月3日生まれという共通点も。そんな三人は『夜は短し歩けよ乙女』の稽古の真っ最中。初日を目前に控える5月31日の夜に果たしてどんな話が飛び出るのか。 「おもろい」話はもちろん、今しか聴くことができない貴重な話が出ること間違いなしのトークライブをお見逃しなく。■上田誠稽古場での壱太郎さんは、たいへんタフで冒険家で、むろん努力家です。初めての男子大学生役をいきいきと演じてくださるそのお姿には越境の意思を感じますし、歌舞伎の色味をひょいと織り交ぜてくださるさまは軽やかです。僕も嬉しくなってつい、ラップをお願いしたりお笑いでいうツッコミをやってもらったりと無茶ぶりな日々です。今回は僕が越境する番です。ジャンルとネットワークを軽やかにまたいでいま会いに行きます。■白石隼也コロナ禍にあって、壱太郎くんや上田さんとまだじっくりとお話出来る機会がなかったので、この場をいただけて嬉しい限りです。壱太郎くんは、歌舞伎の公演以外にも様々な場所で精力的に活動しているイメージがあります。お互い30歳を迎えた今、壱太郎くんは何を思っているのか聞いてみたいです。■中村壱太郎(MC)「上方藝能、おもろいねんで!」第四回は、京都を本拠地に活動されている劇団「ヨーロッパ企画」より上田誠さん。私とまさかの生年月日が全く同じ! 家族のルーツが「上方」にある俳優の白石隼也さんがゲストです!6月6日より始まる舞台『夜は短し歩けよ乙女』は、そんな上田さんの脚本・演出、そして白石さんとはお互い大学生の役で共演をしております!関西をルーツに演劇へ取り組む3人のクロストークをお楽しみください!【配信概要】「上方藝能、おもろいねんで!」 第四回配信内容:上田誠(ヨーロッパ企画) 白石隼也 / 中村壱太郎(MC)によるトーク配信配信日時:2021年5月31日(月) 20:00開始 ※配信時間は70分程度を予定配信場所:イープラス「Streaming+」チケット:2,000円(税込) 5月21日(金) 10:00より発売開始※チケットは6月6日(日) 20:00 まで発売。※配信開始後・終了後に購入の方も6月6日(日) 23:59 までアーカイブ視聴ができます。購入方法: イープラス 上方藝能 で検索
2021年05月25日中村倫也主演でコナリミサトの漫画をドラマ化した「珈琲いかがでしょう」が5月24日放送の8話でフィナーレを迎えた。磯村勇斗演じるぺいの「兄貴の永遠のラブ」にネットが沸き上がるとともに、中村さんの演技に改めて賞賛が集まっている。原作は中村さんも出演した「凪のお暇」などで知られるコナリさんの人気漫画。原作の主人公、青山一を中村さんが演じたことで1話の放送後には「中村倫也くんまんま青山さん」など、その再現度の高さを絶賛する声がネットにあふれた。共演にはかつて青山の“弟分”だった杉三平(通称:ぺい)を磯村さんが、青山の珈琲で救われた垣根志麻を夏帆が、青山を探す17歳にして暴力団三代目組長の通称ぼっちゃんを宮世琉弥が、二代目組長を内田朝陽が、組を支えてきたベテラン幹部の夕張を鶴見辰吾が、青山に珈琲を伝授したたこを光石研がそれぞれ演じる。幼い頃から慕っていた青山が、自分を“裏切って”行方をくらましたあと、二代目だった父が亡くなり、ぼっちゃんは青山に報復しようとぺいを使ってその足取りを追わせ、ついに青山を拉致することに成功。巻き込まれた垣根、そして自分も含め“毒入り珈琲ロシアンルーレット”を行うのだが、垣根、ぺいは進んで珈琲を口にする。父やぺいだけでなく周囲から慕われ、信頼される青山にぼっちゃんは「なんでお前ばっかり」と嫉妬が入り混じった怒りをぶつける…というのが前回のストーリー。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「おしゃれな暴力を教えてよ」…暴力ですべてを制するようになったぼっちゃんに、青山は「そのやり方で手に入れたコーヒー牛乳はおいしかったか」と問いかけ「おしゃれな暴力、ねえよそんなもん」と殴りつける。ぼっちゃんが青山が持ち逃げしたと思っていた金は、ぼっちゃんの誘拐を阻止してくれたお礼に二代目がボーナスとして渡したものだった…というのが今回のストーリー。青山に見捨てられたと嘆くぼっちゃんにぺいは「兄貴の永遠のラブなんて誰もゲットできないだよ」と言い、自分のほうが“青山愛”があると言い出す。すると垣根も青山の今後は自分が支えると言い出す…。「あ、兄貴の永遠のラブ?!」「永遠のラブ…パワーワード…」「青山さんの永遠のラブ争奪戦だった」など、“兄貴の永遠のラブ”というワードにネットが沸き上がる。青山の細かな癖やしぐさをことごとく熟知しているぺいに「青山のこと好きすぎてかわいい」「最終回にしてぺいちゃん愛がMAXになってしまってどうしよう」といった声も。ぼっちゃんから“開放”された青山、ぺい、垣根はたこの遺骨を渡すためにたこの親戚の家に戻る。亡くなったと思っていた幸子(市毛良枝)は存命で、青山はたこの遺骨を渡す…「右手の指三本だけで御骨渡してた中村さんは、そこ徹底して演技してたんだろうなぁ、、一話から見直したい!!」「中村倫也さんの、指が2本無い演技、細かいけれどすばらしい」等の声や、冒頭でのぼっちゃんに対する暴力シーンでみせた表情と、幸子との会話や、ラストでみせた涙に「今日の演技も予想を遥かに超えていくよ!!」「演じ分ける中村倫也くん、天才だわ」「振り幅にどうしたら良いかわからない…」といった感想も多数SNSに投稿されている。(笠緒)
2021年05月25日2019年実写映画No.1ヒットとなった『アラジン』が、5月21日(金)今夜、日本テレビ系「金曜ロードショー」にて放送。その前に、日本語吹き替えを務めた中村倫也と木下晴香からコメントが到着した。本作は、1992年公開(日本は1993年)となったオリジナルアニメーション映画『アラジン』を、ガイ・リッチーが監督を務め実写化。金曜ロードショーでは今回、本編ノーカットでテレビ初放送。「演じるにあたり、彼の持つ生命力とコンプレックス、真っ直ぐな想いが声に乗るように意識しました」とふり返った、アラジンの吹き替えを務めた中村さんは、「普段の芝居と違い、ブースでウィルスミスさんの英語と掛け合いをしながら収録していたのですが、途中山寺さんの吹き替えが入ったらこちらの芝居もみるみる変わり、頭から録り直してもらいました。ジーニーのように、山寺さんは偉大です」と“七色の声を持つ”山寺宏一について明かす。また、お気に入りのシーンについては「パーティーの会場で気後れしたアラジンが、ジャスミンになかなか話しかけに行けず、もじもじとしているシーンです。この場面のアラジンとジーニーの会話が気に入ってます。笑」とコメント。「是非アラジンと共に、夢と魔法の冒険を楽しんでください。ご自宅のクッションを魔法の絨毯に見立てながら」と視聴者へメッセージを送った。一方、ジャスミン役の木下さんもお気に入りのシーンについて「本当にたくさんあるのですが、強いて言えば、アラジンが最後の願いをジーニーに伝えるシーンです。あと、出会ってすぐのアラジンから言われる『捕まらなきゃ平気』というセリフがあるのですが、このセリフをジャスミンが最後にアラジンに向けて言うところもお気に入りです」と語っている。金曜ロードショー『アラジン』は5月21日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年05月21日俳優の中村倫也が、9月より上演される2021年劇団☆新感線41周年興行 秋公演 いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』で主演を務めることが20日、発表された。共演には、吉岡里帆、向井理らが決定した。劇団41周年の秋は、2020年春の『偽義経冥界歌』から約1年半ぶりに、王道“いのうえ歌舞伎”を上演。いのうえひでのり演出、中島かずき描き下ろしによる伝奇時代劇『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』を届ける。これまで小説、漫画、映画、ゲームと数多くの作品が生み出されてきた安倍晴明だが、“いのうえ歌舞伎”では、晴明伝説にひと味もふた味もスパイスを加え、新感線らしいアクション、歌、ダンス、笑いを盛り込んだ伝奇ファンタジーとして創り上げる。「狐の子」を名乗る陰陽師・晴明と、陰陽師に化けた九尾の狐との手練手管の頭脳戦。総勢38人のキャストによる、王道にして正統な“いのうえ歌舞伎”となる。主役の安倍晴明を演じるのは、中村倫也。新感線には 2016 年の『Vamp BambooBurn~ヴァン! バン! バーン!~』以来5年ぶりの出演となる。また、吉岡里帆が新感線初参加。九尾の狐と因縁のある狐霊を演じる。そして、2017 年『髑髏城の七人』Season風以来2度目の参加となる向井理は、陰陽師に化け日の本の支配を企てる九尾の狐役。晴明との頭脳戦は必見だ。さらに、浅利陽介、竜星涼、早乙女友貴、千葉哲也の出演が決定。そして、高田聖子、粟根まことら劇団員の活躍にも注目だ。同舞台は、9月に東京・TBS赤坂ACTシアター、10月に大阪・オリックス劇場にて上演。■作:中島かずき20年ほど前から安倍晴明を主役にした話がやりたいと考えていました。今回、「次のいのうえ歌舞伎の新作を中村倫也くんが主演で」というオファーを受けて、彼なら晴明がやれるんじゃないかと思いつきました。倫也くんには謎めいたアルカイックスマイルがよく似合う。晴明伝説をちょっとひねって、人間なのにわざと狐の子だと騙る晴明でいこう。だったら相手役は九尾の狐。しかも人間の陰陽師に化けた狐が日の本支配を企てる。これは向井 理くんがいい。理知的で、一見優しく、でも悪い役を思いっきり演じて欲しい。第一、烏帽子がよく似合う。そして吉岡里帆さん。九尾の狐に対抗して晴明とコンビを組む霊狐です。多分、尻尾と耳がつきます。すみません、あれです。他にも色々考えたんですが、妖狐がモチーフで彼女が出演するとなると、結局あのイメージから逃げられない。だったらむしろ真っ向から挑もう。その気概で書きました。というわけで、狐を騙る陰陽師と陰陽師に化けた狐の虚々実々の頭脳戦。ちょっと毛色の変わったいのうえ歌舞伎。みなさん、楽しく化かされに来てもらえればと思います。■劇団☆新感線 主宰・演出:いのうえひでのり中村倫也君でいのうえ歌舞伎シリーズを上演しよう、というところから始まり、座付き作家の(中島)かずきさんから安倍晴明と聞いた時に、イメージできて、イケる!と思いました。倫也君は、かつて作品を観て、若く芝居の上手い才能のあるあの子は誰だ、と思っていて。いくつかの作品でご一緒しましたが、ようやく主役として新感線に呼べて感慨深いです。吉岡さんは作品を拝見していて、元々舞台をやっていただけあり、声もきちんと出ていて、この作品のキャラクターにも合っていますし、いいタイミングでお仕事できて嬉しいです。そして、向井君は以前ご一緒した作品は再演だったので、役のフォーマットがある中で演じてもらいましたが、もっと論理的な役が合うと思っていたので、今度の役は当て書き部分も多く、本人の魅力を余すところなく出してもらえると思います。今回は、久しぶりのフルスペックで魅せる、劇団☆新感線の伝奇ファンタジーの真骨頂になります。巨悪・裏切り・物語の闇が渦巻く“ザ・中島節”満載です。僕自身もワクワクしていますし、皆さんのご期待に沿えるように頑張りたいと思います。■中村倫也17歳の時に、同じ俳優養成所の同期の家で見た、髑髏城のDVD。あのバカカッチョ良くてエネルギーの塊みたいな、日本最高峰の劇団で主演を務める日が来るとは。あの頃の僕は…、実は少しだけ、野望として抱いていた。久しぶりの演劇、久しぶりの新感線、久しぶりにご一緒する方達。あの頃と今じゃきっと重さが違くて。舞台上から見える景色は特別だろう。兎にも角にもフルスロットルで陰陽しまくろうと思います。まずは部活以来の走り込みから始めようかな。乞うご期待!■吉岡里帆劇団☆新感線さんからお声がけいただき、本当に光栄です。同時に、まずは体力作りから始めなければと燃えました。以前『髑髏城の七人』を観劇させていただいたのですが、360 度回転する劇場の形と劇団☆新感線のエンタメ力がマッチして圧倒される世界観でした。殺陣の気持ち良さや照明や音の迫力、エンタメ作品を愛するお客様が楽しんでいらっしゃるキラキラした視線が印象的でした。カンパニーの規模も大きく、チームワークが大切だと思うので、キャスト、スタッフの皆さんと息を合わせて面白い作品をお届けできたらなと思います。また、お越しくださる観客の皆さまには、ライブならではの臨場感を楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります。■向井理出演が決まって、嬉しい思いと、大変そうだなぁという思いが半分ずつ湧いてきました。しかし今回は新作ということもあり、どんな演目になるのか期待の方が大きいです。『髑髏城の七人』Season風の時は、まさに部活のような稽古でした。自分の不甲斐無さに何度も心が折れそうになりながら、スタッフ、演者の皆様に助けられ、鍛えられ、初日を迎えたことを昨日のことのように覚えています。それだけにカンパニーの結束は強く、またその空間に戻れると思うととても楽しみです。今回、まず、この大変な時期に舞台に立てることの喜び。そしてそんな中でもご来場下さるお客様へ、最高のエンターテインメントを感じていただきたいです。そのためには、まず安全第一!自分の出来得る限り暴れたいと思います。さぁ劇団☆新感線の新作です。こんな時代だからこそパワフルなエンターテインメントを存分にご堪能ください。
2021年05月20日コナリミサトの原作を中村倫也主演でドラマ化した「珈琲いかがでしょう」の7話が5月17日放送。ぼっちゃん役の宮世琉弥に「笑顔可愛すぎ」「ギャップがやばい」など声が上がるとともに、幼少期のぼっちゃんの世話係をする青山にも数多くの反応が寄せられている。中村さん演じる素敵な移動珈琲屋「たこ珈琲」の店主・青山一が、街から街へと行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく“幸せを運ぶ珈琲物語”となる本作。ヤクザ時代の青山の“弟分”で、青山が珈琲に入れ込んだことで寂しさを感じていた杉三平(通称:ぺい)に磯村勇斗。青山の珈琲を味わったことで珈琲の魅力にハマっていく垣根志麻に夏帆。青山を探す暴力団組長の17歳の三代目・通称ぼっちゃんに宮世琉弥。二代目に内田朝陽。組を支えてきたベテラン幹部・夕張に鶴見辰吾といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。たこ(光石研)の親戚宅までたどり着いた青山だが、ぼっちゃんに拘束。移動販売車でどこかに運ばれる青山に、ぼっちゃんは幼少期の話を語り始める…。10歳の頃のぼっちゃん(長野蒼大)の面倒を見ることになった青山。いじめられていたぼっちゃんにヤクザの息子であることを明かせばいいとアドバイスするが、ぼっちゃんは自力でクラスの底辺から脱出しようと逆上がりの自主練に励む。拉致されそうになったぼっちゃんを救い、眠れない夜にはコーヒー牛乳を飲ませるなど、自分に優しくする青山を慕うようになるぼっちゃん。だが青山が組を抜け消え、父が死に、学校で孤立したぼっちゃんは“闇落ち”していく。青山に復讐するためぼっちゃんは、垣根、ぺい、自分も入れた“毒入り珈琲ロシアンルーレット”をしようとする…というのが今回のストーリー。ぼっちゃん役の宮世さんに「待って笑顔可愛すぎます」「宮世くん…??初見…鬼かわ」などの反応とともに、可愛らしい笑顔と残虐性を兼ね備えたその演技に「可愛い顔で恐ろしいことしてるギャップがやばい」「坊ちゃんの目が笑ってない感じ良いですねぇ」といった声も。幼少期のぼっちゃんと手をつないで歩くなど、世話係をしている青山の姿にも「いつも手を繋いでくれてたの?ずるい!!!!私とも繋いで!!!」「幼少期のぼっちゃんと居る金髪青山さん、なんかめっちゃ刺さる………好き」「私にも逆上がり教えたり、自転車教えたり、手繋いだり、布団かけたりしてよー」などの反応が寄せられていた。(笠緒)
2021年05月18日中村倫也主演の幸せを運ぶ珈琲物語「珈琲いかがでしょう」が現在放送中。この度、早くも本作のBlu-ray&DVD-BOXのリリースが決定。本日5月17日(月)より予約受付がスタートした。本作は、原作ファンから「主人公が中村倫也にしか見えない」とネットで話題となっていたコナリミサトの同名漫画を、『かもめ食堂』の荻上直子が監督・脚本を務めドラマ化。中村さんが、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく移動珈琲店「たこ珈琲」店主・青山一を演じるほか、青山に大きく関わっていく主要キャラクターを夏帆と磯村勇斗が、ほかにも各話に豪華ゲストが登場している。初回放送の見逃し配信の再生数は196万回を突破し、テレビ東京の番組の1週間の再生数として過去最高を記録し毎話、盛り上がりをみせている本作も、いよいよ最終回間近。そんな中今回リリースが決定したBOXには、ドラマ本編を余すところなく収録しているのはもちろん、未公開映像集や出演者インタビュー集、荻上直子監督&メインキャストによる特別座談会など、ここでしか見られない特典映像も存分に収録予定だ。そして今夜は「ぼっちゃん珈琲」を放送。青山は、かつて「ぼくのとらモン」と青山を慕っていたぼっちゃん(宮世琉弥)と再会。車中でぼっちゃんは、青山との思い出をふり返る…という形で物語は展開していく。「珈琲いかがでしょう」は毎週月曜日23時6分~テレビ東京系にて放送中。地上波放送終了後Paravi&ひかり TVにて配信。(cinemacafe.net)
2021年05月17日主演ドラマ「珈琲いかがでしょう」も好評の中村倫也が、ミステリアスなのに天然な探偵役を演じるWeb動画が公開された。本Web動画には、昨年2月に公開したニキビ治療啓発Web動画「ニキビは肌のラビリンス」の、中村さん扮する“探偵”が再び登場。今回は、中村探偵が「忙しい時に限って再発する口唇ヘルペス」に悩む頑張り屋の助手(櫻井健人)に、治療法を教える様子が描かれている。30秒の動画2本に加え、6秒のショート動画を計4本公開。また、動画公開に合わせて、撮影の裏側をおさめたメイキング動画と、撮影の感想や今後演じたい役などについて伺った中村さんの特別インタビューも公開された。中村さんは探偵役を演じるにあたり、「ある種シュールなというか、ミステリアスな、ちょっと抜けているというか。そういう世界観だったので、その中に存在する人物として、しっかりとメリハリをつけて」演じたとコメント。そんな探偵・中村倫也の先輩感が印象的だが、「多分、僕自身は後輩気質なんです」と中村さん。「でも、年々やっぱり年下も増えていくじゃないですか。良い先輩でいなきゃいけないなみたいなことは、心がけるようにはなってきていますね。慕われたいじゃないですか、年下から。ちょっかい出されたりもしたいし。自分が若い頃お世話になっていた素敵な大人達のような存在になりたいなと思っているので、“先輩気質”憧れですかね」と打ち明ける。また、今後演じてみたい役を尋ねてみると、「この間、ふと思ったんですよね、俺医者やってないなって。お医者さん。いわゆる、白衣着て、みたいな。それはいつかやりたいなと思ったんですけど、まあただ、専門用語を覚える自信がないので、寡黙な、孤高の医者を。側だけの医者を、やりたいなって思います(笑)」とコメント。「どうですかね。ダメダメなのも楽しいですしね。人間味が出ると良いですね」と期待を持たせていた。「忍び寄る口唇ヘルペスの予感」メイキング動画【第1話「頑張りヘルペス編」】中村探偵は、助手とともに、連日、新たな事件の張り込み中。連日の仕事に疲れ、張り込み中に寝てしまう助手。そして犯人を取り逃がしてしまう…。事務所に戻ると助手が、「すみません、疲れが溜まってて…でも中村さんの力になりたくて。口唇ヘルペスもできちゃって…。何回もなっちゃってて…」と、疲れからくりかえし口唇ヘルペスができていることを告白。すると中村探偵は、「しかも忙しい時に限ってか。頑張りヘルペスってことだな」と頑張り屋の助手に言葉をかけ、その優しい言葉に「中村しゃーーーん!」と感動する助手。【第2話「潜伏するウイルス編」】犯人が潜伏するアジトで張り込み中の中村探偵と助手。「潜伏してる間、何度でもそれは起こる」と、中村探偵が急に口唇ヘルペスについて語り始める。犯人に見つかるのも気にせず、説明を続ける中村探偵。「忙しい時にやつは現れやすい!問題は再発した時にどう対処するかだ」「早く治したいなら、皮膚科行けよ」と助手に優しく声をかけ…。口唇ヘルペス治療啓発 Web動画「忍び寄る口唇ヘルペスの予感」は公開中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月11日コナリミサトの同名原作を中村倫也主演でドラマ化した「珈琲いかがでしょう」の6話が5月10日オンエア。青山がぺいの頭を軽くはたくシーンに“かわいい”の声があふれるなか、夏帆演じる垣根の“告白”にも多くのツッコミが送られている。素敵な移動珈琲屋の店主が街から街へと行く先々で、一杯一杯、丁寧に、誠実に、心を込めて珈琲を淹れながら、人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく“幸せを運ぶ珈琲物語”となる本作。中村さん演じる主人公の“癒し”感が話題となる一方、磯村勇斗演じる主人公を追うぺいの独特の存在感や、2人の過去が明かされていく回想シーンでみせた中村さんの金髪姿も大きな反響を呼んでいる。移動珈琲店「たこ珈琲」店主の青山一を中村さんが、かつての青山を慕っていた杉三平(通称:ぺい)を磯村さんが、1話で青山の珈琲に救われ、再び青山と再会を果たすがそれにより彼の過去を知ることになる垣根志麻を夏帆さんがそれぞれ演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。垣根が淹れた珈琲を味わいながら、青山は珈琲の道に進むきっかけとなったホームレスのたこ(光石研)との出会い、そして珈琲を淹れながら各地を巡っている本当の理由を打ち明ける。それは自分に珈琲を教えてくれたたこの手がかりを探すため。青山はたこの淹れた珈琲に魅了され弟子入りを懇願。たこは単純に「珈琲を美味しく淹れる」だけではない、青山自身に足りていない何かを気づかせるための修行を始める。今まで自分が過ごしてきたヤクザな世界とは真反対の日々を送り、珈琲の腕前が上達していくのと比例するかのように青山の中でも小さな変化が起き始める…というのが今回のストーリー。自分で淹れた珈琲をぺいに飲ませる青山。しかしぺいは最初「旨いです」というのものの、すぐに「嘘です。本当は苦くてよくわかんないっす」と打ち明ける。すると青山はぺいの頭を軽くはたく…このやり取りに「叩き方かわいい」「かわいいぺしっだったな」「ちょっとムスッとして頭ペしってするのかわいい」「ペチッって叩くの可愛すぎた」などの反応が集まる。過去を告白し、たこの奥さんを探そうとする青山に「力になりたい」と話す垣根は、理由を尋ねる青山に「好きだからです」と即答。かすかに声を上ずらせて「気持ちはうれしいのですが…」と、“告白”を断ろうとすると、垣根は「大好きなんです。青山さんの珈琲が」と続ける。自分が“勘違い”してると気づいた青山は気まずそうに照れながら、垣根を家に送るため車を出す…。「好きってそっちwwwww」「あくまで珈琲のことなのねw」「涙とまったわい」など垣根の“天然ぶり”に、視聴者からも多くのツッコミが入っていた。(笠緒)
2021年05月11日俳優の中村倫也が出演する口唇ヘルペス治療啓発Web動画『忍び寄る口唇ヘルペスの予感』が11日、公開された。インタビュー動画も公開され、今後やってみたい役を明かした。同動画には、昨年2月に公開されたニキビ治療啓発Web動画『ニキビは肌のラビリンス』で中村が扮した“探偵”が再び登場。中村探偵が、「忙しい時に限って再発する口唇ヘルペス」に悩む頑張り屋の助手に、治療法を教える様子が描かれている。頼りがいはあるもののミステリアスで少し天然な探偵。そんな中村探偵のために奮闘する頑張り屋の助手として、櫻井健人が出演している。30秒の動画2本に加え、6秒のショート動画を計4本公開。また、動画公開に合わせて、撮影の裏側をおさめたメイキング動画と、撮影の感想や今後演じたい役、口唇ヘルペスに悩む人へのメッセージなどについて中村が語る特別インタビューも公開された。中村は、演じる上でこだわったことについて「ある種シュールなというか、ミステリアスな、ちょっと抜けているというか。そういう世界観だったので、その中に存在する人物として、しっかりとメリハリをつけて、今回のその口唇ヘルペスというものに興味を持ってもらえるように、演じることを心がけました」と説明。この動画における探偵は先輩感が印象的だが、中村自身は普段、先輩気質なのか、後輩気質なのか。「多分、僕自身は後輩気質なんですけど、年上の人といる方が楽ですし。でも、年々やっぱり年下も増えていくじゃないですか。良い先輩でいなきゃいけないなみたいなことは、心がけるようにはなってきていますね。慕われたいじゃないですか、年下から。ちょっかい出されたりもしたいし。自分が若い頃お世話になっていた素敵な大人達のような存在になりたいなと思っているので、“先輩気質憧れ”ですかね」と語る。また、今後演じてみたい役について、「いろんな、お仕事させてもらっていて、結構いろんな役をやらせてもらっているんですけど。この間、ふと思ったんですよね、俺医者やってないなって。お医者さん。いわゆる、白衣着て、みたいな。それはいつかやりたいなと思ったんですけど、まあただ、専門用語を覚える自信がないので、寡黙な、孤高の医者を。側だけの医者を、やりたいなって思います(笑)」と明かした。
2021年05月11日