フランス中部リヨンを思わせる、白を基調とした空間大阪・心斎橋の老舗フレンチ「ヴァンサンク・ブランシュ」。店名の「ブランシュ」がフランス語で「白」を意味するとおり、外観からインテリアに至るまで清潔感のある白を基調としています。床に使われるタイル状のウォールナット材は、シックな雰囲気を演出。フランス中部の都市リヨンを思わせるスタッコ材やテラコッタなども使用されており、上品な温かみに包まれます。3世代にわたって愛され続けてきた老舗ビストロ1975年にオープンした老舗として知られるこちらのビストロは、3世代にわたってお客さまに愛され続けてきました。現在のシェフは、5代目となる中西健二氏。オープン当時の所在地が25番地だったため、「25」を意味するフランス語「ヴァンサンク」が店名に使われています。当時のフランスで、番地を店名にとり入れる流行にならいました。珠玉のメイン料理がお好みで選べるランチコース美しい盛りつけに目を奪われる「ノドグロのポアレ 茶豆のピューレとカニみそのソース」は、脂ののったノドグロと濃厚なカニ味噌の相性が抜群の逸品。このような珠玉のひと皿が楽しめるランチコースは、メイン料理を3種から選ぶスタイルです。上品に盛りつけられた一皿一皿が、特別な人との特別な時間を華やかに彩ります。伝統的なフレンチビストロならではの料理を目と舌で存分に味わいましょう。2種類のディナーはシェフの完全おまかせコースもギュッと旨味のつまったやわらかい合鴨が、花びらのような色合いで盛りつけられている「河内合鴨のロースト オレンジソース」は芸術作品のような逸品。このようにゴージャスなメイン料理が楽しみなディナーのコース料理は、「Evolution(エヴォリュシオン)」とシェフおまかせの「Speciale(スペシャリティ)」の2種類から選べます。素材はもちろん、調理法にもこだわった自慢のコース料理です。ヨーロッパに旅をしているかのような気分を楽しもう伝統的なフランス料理に現代風のアレンジを加えた四季折々の料理。内装にもヨーロッパの歴史や風土に基づいたデザインがなされています。誕生日や結婚記念日の人には写真撮影と、その写真をワインのラベル風に仕上げたステッカーが無料でプレゼントされます。優雅な時間を大切に記念にしたい人におすすめです。「ヴァンサンク・ブランシュ」は、OsakaMetro御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」の7番、8番出口から徒歩2分の場所にあります。辻本ビル1Fの白いエレガントなエントランスが特徴的です。スポット情報スポット名:ヴァンサンク・ブランシュ住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-31電話番号:06-6245-6223
2018年04月18日女優の二階堂ふみが2月18日(日)、都内で行われた主演作『リバーズ・エッジ』の公開記念舞台挨拶に出席。主題歌を手がけた小沢健二からメッセージが届くと「感無量です。思いをぶつけた作品を、皆さんにお披露目できてうれしく思います」と喜びをかみしめた。女子高生の若草ハルナ(二階堂さん)は、いじめから救った同級生・山田一郎から、「河原に放置された人間の死体」という秘密を打ち明けられる…。90年代を代表する岡崎京子の傑作漫画を実写映画化した本作。岡崎氏と親交が深い小沢さんが、映画主題歌として初めて書き下ろした「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」も大きな話題を集めている。また、2月15日(現地時間)に開幕した第68回ベルリン国際映画祭にて、本作がパノラマ部門のオープニングを飾り、二階堂さんをはじめ、一郎役の吉沢亮、行定勲監督がレッドカーペットに登場したのは既報の通り。舞台挨拶では、帰国したばかりの3人が、現地での様子を報告した。上映後には観客とのティーチインもあったそうで、二階堂さんは「逆に私たちが気づかされることもあって、たくさんの発見をした。1つの映画がこれほど多面的に捉えられるのも、海外ならではで、刺激的な体験だった」と回想。吉沢さんは海外の映画祭に初参加し「敷居が高いんじゃないかと思っていたが、文字通り“お祭り”で熱気がすごかった。上映中はドキドキしましたが、意外なシーンで笑いが起こったりして…」とふり返った。舞台挨拶には二階堂さん、吉沢さん、行定監督に加えて、共演する森川葵、上杉柊平、SUMIRE、土居志央梨が出席した。(text:cinemacafe.net)
2018年02月18日「へルタースケルター」などで知られる岡崎京子の漫画を、二階堂ふみ主演で映画化した『リバーズ・エッジ』。この度、本作の主題歌に小沢健二の新曲「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」が起用されることが分かった。今年2月に19年ぶりとなるシングル「流動体について」をリリースし、フジロックフェスティバルへ初出演、「SEKAI NO OWARI」とのコラボレーションなどで話題となっている小沢さんだが、今回は自身初となる映画主題歌を本作のために書き下ろし。映画化決定にあたり、かねてより原作者の岡崎氏と親交があり、その固い絆で知られる小沢さんへ映画製作サイドが依頼し、夢のタッグが実現した。また今回の楽曲には、メインキャストである若草ハルナ役の二階堂さんと、山田一郎役の吉沢亮が参加していることが発表されている。二階堂さんは楽曲について「まるで、問いかけるように、思い出を語らうように、寄り添うように、明日に向かう曲を聴きました。『リバーズ・エッジ』へと導く小沢さんの唄は、懐かしい新しい、現在進行形の作品だと思います」とコメント。吉沢さんは、「映画のラストでこの曲が流れて来たとき、大切な何かが過ぎ去っていくのをただじっと見守っているような、切なさと温かさが入り混じった感覚に自然と涙が流れました」と明かし、「初めてデモを聴いたときから今日まで、毎日気が付くと頭の中で流れています」と楽曲に魅了されていると語っている。また行定勲監督も「僕たちの予想を軽々と裏切ってくる楽曲をとてもすばらしく思いました」と満足のコメントを寄せている。なお、楽曲の歌詞全文が小沢さんのオフィシャルサイト「ひふみよ」にアップされたものの、音源の解禁・発売に関しては未発表となっている。『リバーズ・エッジ』は2018年2月、TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月01日小沢健二と日米恐怖学会作の絵本『アイスクリームが溶けてしまう前に』は、アメリカのハロウィンを舞台にしたコミカルな、でもちょっと切ない絵本。その絵本の世界が、伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区とのコラボレーションで、ショップ「アイスクリームが溶けてしまう前に 〜小沢健二と日本恐怖学会のTOKYO解放区〜」として、10月31日まで期間限定で出現。今回の期間限定ショップでは、洒脱なデザインのイベント限定商品が数多くラインアップ。寒がりのお洒落男子女子からの熱望の声の中、緑色のボーダーに絵本のキャラクター、ロックがプリントされた、ロングジョン(股引)の新作が登場。2016年のツアーで小沢健二自ら選んだこだわりのコットンで作った特製ロングジョンが販売されるも、完売が続いたアイテムだ。ヒコーキコー ロングジョン2017-18(9,500円)さらに、ボーダー柄のシャツで知られる小沢健二と、ピザオブデスレコーズ(Pizza of Death Records)のダイスケ・ホンゴリアンがデザインした、ボーダー柄のPizzaロゴを配した「ボーダー✕ PIZZAロゴ Tシャツ」や、フジロックで即完売となった「ウサギTシャツ」が特別な新デザインで販売される。シリアルナンバー入りのオリジナルシルクスクリーンポスターは、全て小沢健二(右下)とダイスケ・ホンゴリアン(左下)の直筆サイン入り。今回のキーカラーとなっているオレンジとシンプルなホワイトの2色展開で、各色50枚のみの限定販売。ダイスケ・ホンゴリアンの描き下ろしポスターをシルクスクリーンで1枚1枚手刷りにかけた貴重な1点物アイテムとなっている。また、3つ並べるとハロウィンのオバケたちが行進しているように見える「マグカップ」や、「チュリッカ・チュリー!」(“Trick or treat!”のアメリカ式発音、と絵本の中で語られている)と書かれた「ミニトート」など、絵本のイラストを取り入れたオリジナルグッズも多数登場する。その他に、ハロウィンのDIY衣装作りに使えるオントラベリング(On-travelling)のパーツコーナーや、絵本の中に登場する衣装の展示のディスプレイもお見逃しなく。さらに10月21日、22日、28日、29日には「シルクスクリーンプリントのワークショップ! by SixPACK」、10月24日、25日、27日には「フクロウ、猫に変身できる仮面作り! By On-travelling Designs」といったハロウィンを楽しむための特別ワークショップも開催される。参加申し込み方法の詳細は、WEBメディア「Isetan Park Net 」()にて。10月21日、22日、28日、29日には、伊勢丹新宿店本館のハロウィンに彩られたフォトスポットを撮影し、「#isetanhalloween」、「#イセタンハロウィン」「#isetanvmd」のいずれかのハッシュタグをつけてSNSに投稿、店頭販売員に投稿写真のスマートフォン画面を見せると、各日先着100名(1日1回限り/1人)に本館6階=センターパーク/ココイクパークにてお菓子がもらえるハロウィンフェアも同時開催!※アイテムは1名につき、各サイズ・各色につき1点まで購入可能(ただし「ボーダー X PIZZAロゴ Tシャツ」は合計6点まで)
2017年10月18日オザケンこと小沢健二と、伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区がタッグを組み、10月18日から31日まで期間限定ショップ「アイスクリームが溶けてしまう前に 〜小沢健二と日本恐怖学会のTOKYO解放区〜」 がオープン。年々にぎわいを見せ、もはや日本でも定番のシーズンイベントとなっているハロウィン。そんなハロウィンの本場アメリカでの過ごし方と、家族をめぐる物語を描いた小沢健二と日本恐怖学会の著書『アイスクリームが溶けてしまう前に』が、2017年9月に発売された。小沢健二と日本恐怖学会とは、楽しい恐怖、心踊る恐怖を提唱し、嫌になっちゃうような恐怖、お先真っ暗な恐怖に対抗する、ことを目的に結成された、“ミュージシャンの小沢健二と、ハイ・スタンダード(Hi-STANDARD)などが所属するレーベル・ピザオブデスレコーズ(Pizza of Death Records)の装幀で知られるイラストレーターのダイスケ・ホンゴリアン、写真家のエリザベス・コール、ファッションディレクターの白山春久、そして不明数の怪物たちで構成される団体”だ。本書ではさらに、気鋭の恐怖写真家・守本勝英の協力も得ている。今回の期間限定ショップでは、この『アイスクリームが溶けてしまう前に』をもとに、ハロウィンをもっと身近に、もっと愉快に楽しめるようなスペシャルなコラボレーション空間が出現。絵本の中に登場する手作り衣装の展示や、数々の限定アイテムも発売される。近日中に配信される続報に乞うご期待。
2017年10月04日テクノポップバンド・プラスチックスの中西俊夫さんが25日、亡くなった。61歳。同日、中西さんの公式Facebookページで発表された。プラスチックスは1976年、イラストレーターの中西さん、スタイリストの佐藤チカ、グラフィックデザイナーの立花ハジメを中心として結成。幾度かのメンバー交代を経て、1979年のデビュー時には3人に加え、後にプロデューサーとして名をはせた故・佐久間正英さんと作詞家の島武実が集まった。結成40周年を迎えた昨年には再結成し、アーカイブ本の発刊やオリジナルアルバムのリマスター盤発売、そしてブルーノート東京でのライブも行っていた。しかし昨年、食道がんであることが判明し、入院療養中だったが、25日午後12時6分に死去。通夜は近親者で3月5日、告別式は翌6日に東京・桐ヶ谷斎場で行われる。ファンのためには、あらためてお別れの会を行うことが予定されている。なお、今月28日に東京・渋谷のHot Butterred Clubでのイベントは予定通り開催。制作を進めていたシングル「Children of The Radiation」の送付は延期の上、3月中を予定している。
2017年02月26日自身をテーマにしたドキュメンタリー『WE ARE X』の公開を控えた「X JAPAN」、19年ぶりのシングルを発売した小沢健二、自身が主題歌を担当したアニメ映画が大ヒット中のLiSAら豪華アーティストが、2月24日(金)今夜放送の「ミュージックステーション」で競演する。3月3日(金)より全国にて公開される『WE ARE X』は、89年のメジャーデビュー以降日本の音楽シーンの頂点に君臨し、そのビジュアルやサウンドが後続のバンドたちに大きな影響を与えた「X JAPAN」の97年年末の解散劇と翌年のHIDEの死、そしてボーカル・Toshlの洗脳騒動。その後の再結成から再び訪れるTAIJIの死という悲劇など…“封印された歴史”を浮き彫りにしながら、2014年10月開催の米マディソン・スクエア・ガーデン公演での舞台裏を追ったドキュメンタリー映画。本作の公開を控えた「X JAPAN」は、「ミュージックステーション」にはレギュラー放送21年ぶりの登場となり、本映画のテーマ曲を「La Venus」を披露する。また1998年発売の「春にして君を想う」から約19年ぶりとなるシングル「流動体について」を2月22日にリリースしたばかりの小沢健二が同シングルから表題曲「流動体について」ほか2曲をパフォーマンス。「流動体について」は 2016年5月から6年ぶりに行われた全国ツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」において披露された新曲の1曲をCD化したもの。96年リリースの名曲「ぼくらが旅に出る理由」と2曲の生パフォーマンスはファンならずとも必見だ。さらに約1年9か月ぶり2度目となる「Mステ」出演を果たすLiSAが、現在全国公開中の映画『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』の主題歌で2月15日に発売された11thシングル「Catch the Moment」を生歌唱。今回の出演について「再びミュージックステーション様に出演させていただくことを、ご報告出来ることがとても嬉しいです。大切な人との瞬間(トキ)を愛おしく想う大切な曲を、大切に歌わせていただきます。是非テレビの前で一緒にCatchしてください。よろしくお願い致します」とコメントを寄せた“アニソン界のロックヒロイン”LiSAのパワフルな歌唱にも注目だ。そのほか、NTTドコモのCMでも話題の「SHISHAMO」をはじめ、「HKT48」、「EXILE THE SECOND」、SUPER FLY、平井堅、「Hey! Say! JUMP」といった豪華アーティストが出演。「ミュージックステーション」は2月24日(金)20時~テレビ朝日系にて放送。(笠緒)
2017年02月24日『沈黙-サイレンス-』のマーティン・スコセッシ監督も心酔する“MIZOGUCHI”こと溝口健二、そして溝口監督の弟子である増村保造という、2人の日本を代表する巨匠監督の作品42本を一挙に上映する映画祭「溝口健二&増村保造映画祭変貌する女たち」が、12月23日(祝・金)より開幕。田中絹代、京マチ子、若尾文子、香川京子ら日本を代表する女優たちがレトロモダンな衣装で魅せる“女性映画”特集となっている。溝口監督没後60年、増村監督没後30年にあたる2016年を締めくくる記念企画として開催される本映画祭。「変貌する女たち」のサブタイトルのとおり、女性が主人公の作品に特化した上映ラインナップ。文字どおり、伝説の豪華女優たちの主演作が42本も勢ぞろいし、映画祭ポスタービジュアルでも、田中絹代、京マチ子、若尾文子、香川京子という日本映画史に名を残す女優たちが競演、華やかで鮮やかな色合いに仕上がっている。世界中の監督たちに“MIZOGUCHI”として敬愛され、スコセッシ監督が4K復元を主導した『雨月物語』の溝口監督は“女性映画の巨匠”とも呼ばれるほど、女性たちの姿を描き続けていた。選ばれた14本の作品では、“世界の溝口”に演出された女優たちがまとう、美しい衣装にも注目だ。京都・祇園を舞台にした『祇園の姉妹』や『祇園囃子』では、若かりし山田五十鈴や若尾文子が華やかな芸者の衣装に身を包み、『お遊さま』では上品な着物姿の田中絹代が谷崎文学の世界観を優雅に体現。今回は、溝口監督による歴史絵巻ともいえる多くの作品も上映され、『近松物語』の香川京子、第28回アカデミー賞衣裳デザイン賞ノミネートを果たした『雨月物語』の京マチ子の妖しく美しい着物姿の「日本の美」にはうっとりとさせられそう。また、世紀の美女を描いた『楊貴妃』ではエキゾチックで絢爛豪華な衣装が楽しめ、遺作となった『赤線地帯』では京マチ子、若尾文子ら名女優たちの美の競演も必見。抜群のスタイルを活かす大胆で派手な娼婦の衣装や、木暮実千代の眼鏡美女が着こなす大胆柄の和装など、艶っぽいレトロモダンな魅力にあふれる。かたや、溝口監督の弟子にしてイタリアに留学経験もある増村監督は、谷崎潤一郎原作の『痴人の愛』など、よりエロティックでアクティブな現代女性もたくさん描き出している。『足にさわった女』の大きな女優帽とプリントミニワンピース、江戸川乱歩の世界を具現化した『盲獣』の真紅のニットワンピースとニットハイソックス、『くちづけ』の清楚なノースリーブワンピース、そして増村監督のミューズであり、いまなお「あやや」と呼ばれ、女子たちにも人気の若尾文子の健康的な魅力が炸裂する『青空娘』では、インディゴ染めのデニム風生地をカットしたノースリーブシャツなど、女優たちが着こなすファッションは必見。まさに年の瀬、正月にもふさわしい贅沢な作品群で、名画の中の女優たちのそれぞれの魅力を堪能しながら、時代性も映し出すファッションも楽しむことができそうだ。「溝口健二&増村保造映画祭変貌する女たち」(計42作品)は12月23日(祝・金)より角川シネマ新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月18日日本映画史にその名を刻む巨匠、溝口健二と増村保造の作品42本を上映する“溝口健二&増村保造映画祭変貌する女たち”が12月23日(金)から東京の角川シネマ新宿などで開催されることが決定した。“溝口健二&増村保造映画祭変貌する女たち”溝口健二は1920年に映画界に入り、1923年に監督デビュー。妥協を許さない徹底した演出、画面構成は日本だけでなく世界の映画作家、批評家、ファンから高い評価を集め、『雨月物語』『祇園の姉妹』『西鶴一代女』など多くの作品が“映画史に残る名作”として語り継がれている。そんな溝口の下で助監督として学び、溝口が遺作を発表した翌年に監督デビューを果たしたのが増村保造だ。増村は、若い頃にイタリアに留学し、そこで得た経験を活かして独自の語り口を確立。若尾文子を主演に迎えた『妻は告白する』『赤い天使』『刺青』など多くの名作を発表したほか、1970年代にはテレビの世界でも活躍した。両監督はそれぞれが独自の美学、演出、思想の下で女性の生き様を描き出しており、今回の映画祭では“変貌する女たち”と銘打って14本の溝口作品、28本の増村作品をスクリーンで上映。田中絹代、京マチ子、若尾文子、香川京子、岸田今日子、安田道代ら銀幕で輝く名女優たちの姿も大きな見どころだ。なお、本映画祭は3作品(『浪華悲歌』『武蔵野夫人』『西鶴一代女』)を除いて、デジタル素材で上映され、『雨月物語』は4K復元版の上映になる。映画祭は、12月23日(金)から東京の角川シネマ新宿で幕をあけ、順次、全国で開催される予定。溝口健二&増村保造映画祭変貌する女たち12月23日(金) 角川シネマ新宿ほか全国順次公開上映作品『浪華悲歌』『祇園の姉妹』『残菊物語』『お遊さま』『武蔵野夫人』『西鶴一代女』『雨月物語』『祇園囃子』『山椒大夫』『噂の女』『近松物語』『楊貴妃』『新・平家物語』『赤線地帯』『くちづけ』『青空娘』『暖流』『巨人と玩具』『最高殊勲夫人』『からっ風野郎』『足にさわった女』『妻は告白する』『爛』『女の一生』『「女の小箱」より夫が見た』『卍』『清作の妻』『刺青』『赤い天使』『妻二人』『痴人の愛』『華岡青洲の妻』『セックス・チェック 第二の性』『積木の箱』『濡れた二人』『盲獣』『千羽鶴』『女体』『でんきくらげ』『しびれくらげ』『遊び』『大地の子守歌』
2016年10月22日デビュー作「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」で知られる赤城大空原作の「二度めの夏、二度と会えない君」が、映画化決定。キャスト陣には、村上虹郎をはじめ、吉田円佳、加藤玲奈、金城茉奈、山田裕貴らフレッシュな若手俳優陣が勢ぞろいし、“感動の青春ラブストーリー”を作り上げる。森山燐は、高校3年の夏、篠原智の通う青葉北高に転校してきた。彼女の願いは、あこがれのバンドを生んだこの学校で、自らのバンドを結成し、文化祭で歌うこと。しかしこの学校は「バンド活動禁止」。それでも諦めようとせず、燐は自分の夢に向かって突っ走る。そのパワーに引っ張られるように、燐とバンドを組み、ギターを担当することになった智は、そんな燐にいつしか恋心を抱くようになる。そして3か月後。思い描いた夢の通りに文化祭でのライブを実現させ、智たちと最高の時間を過ごし――燐は倒れた。生まれつきの不治の病を抱えていた彼女は、残された最後の時間に、その夢を叶えるため、この青葉北高にやってきたのだった。燐が亡くなる直前、病室のベッドに横たわる彼女に、智は想いを伝えた。「俺は、お前が好きだよ」。しかし次の瞬間、「仲間として大切に思っていたのに…いま、どうしてそんなこと言うの…」と激しく智を拒絶。智は、この世には伝えてはいけない想いがあることを思い知らされた。それから2か月。燐を失った悲しみと、旅立つ彼女に辛い思いをさせてしまった取り返しようのない罪悪感から、智は立ち直れず、家に閉じこもってしまう。燐の歌声をもう一度聴きたい…智が強くそう思ったとき、不意に雪に足を取られ、智の身体は川の土手を転がり落ちていく。気がつくと、智はなんと半年前、燐と出会った時間にタイムリープしていた。「…過去をやり直せる」これからやるべきことはただひとつ。燐がその短い一生を、笑顔で終えられるように、自分の気持ちを最後まで押し隠し、燐に告白した過去だけをなかったことにする――。原作は、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」にて第6回小学館ライトノベル大賞・優秀賞を受賞した赤城氏の2作目。1作目と方向を真逆に変え、2015年に発表された本作は、“感動の青春ラブストーリー”と多くの読者から支持を得ている。監督を務めるのは『青い鳥』『花のあと』など、微妙な関係で揺れ動く10代の男女の心情と青春を、丁寧に紡ぐ中西健二。脚本は、『柘榴坂の仇討』『起終点駅ターミナル』など、世に送り出した作品多数の脚本家の・長谷川康夫が担当する。主演を務めるのは、『2つ目の窓』で映画初出演にして初主演、鮮烈なデビューを飾った村上さん。燐に想いを伝えたことを後悔し、タイムリープで二度目の夏をやり直す篠原智を演じる。村上さんは、「監督含めスタッフさんが年配の方が多く、顔合わせのときに、“おっさんがあまずっぱい青春映画撮るんだよ!よろしく!” と仰っていました。僕含め多方面から集う若者キャストと一緒に、素敵なおっさんスタッフたちに負けないぐらいの熱量で突っ走って感動を与えられる作品にしたいです」を意気込みをコメント。また、TBSドラマ「仰げば尊し」でも見せたギターの腕前を本作で披露するようで「僕演じる智とヒロインの燐、バンドメンバーのみんなとステージで音を鳴らすのがとても楽しみです」と明かした。ヒロイン・森山燐に大抜擢されたのは、5人組ガールズバンド「たんこぶちん」のボーカル兼ギターの吉田さん。劇中で演奏し、歌われる曲はすべて、彼女たち「たんこぶちん」の楽曲だという。そのほか、智や燐を影では見守りながらも「バンド活動禁止」という校則を守ろうとする生徒会長の菅野瑛子を演じるのは、「AKB48」の加藤さん。そして、ドラムの花京院姫子を演じるのは、2代目マイナビウェディングガール、「non-no」専属モデルとしても活躍する金城さん。ベースを担当する石田六郎を演じるのは、『ホットロード』『ストロボ・エッジ』『HiGH&LOW THE MOVIE』『青空エール』と、大ヒット映画に重要な役で次々と出演をしている実力派・山田さん。また、智たちに協力をする楽器店の店長に菊池亜希子、智たちの学校の教師に本上まなみが扮する。原作者の赤城氏は今回の実写化について「いまだに信じられないというのが正直なところ」だというが、吉田さんや村上さんらのキャスティングには納得しているようで「僕自身の中で期待がむくむくと膨らんでいる真っ最中です」と期待を寄せた。『二度めの夏、二度と会えない君』は、2017年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月12日シンガーソングライター・中西圭三のベストアルバム『All Time Best~KEIZO’s 25th Anniversary』(9月7日発売)のジャケットと全収録曲が、このほど発表された。全30曲からなる同盤は、中西のデビュー25周年を記念した、キャリア初のオールタイム・ベスト。シングルは、16曲が収められる。1990年代初頭にリリースしたアルバム『Yell』(92年)、『Steps』(93年)、『Starting Over』(94年)が3作連続でオリコン1位を記録した中西だが、当時のヒット曲「Woman」、「You And I」、「Ticket To Paradise」をはじめ、さまざまなCMソングやタイアップ曲を11曲収録。加えて、ピーボ・ブライソンやウェンディ・モートンといった海外アーティストとデュエットした2曲、そして故・坂本九さんの名曲「明日があるさ」、山口百恵の「さよならの向う側」のカヴァーも聴きどころとなっている。また、作曲家としてさまざまな楽曲提供を行っている中西のヒット曲は、1991年にZOOに提供した「Choo Choo TRAIN」と、1998年にブラックビスケッツに提供した「Timing」が知られているが、この2曲のセルフ・カヴァー・バージョンも収録。特に前者は、2003年にEXILEもカヴァーし、2016年にもCMソングで使用されるなど、世代を超えたヒット曲となっているが、この「Choo Choo TRAIN」も中西同様、25周年を迎える。そして、劇団ひとりが「心の支え」と公言している「ぼよよん行進曲」のセルフ・カヴァーも収められる。新曲も、ジャパネットグループ30周年記念ソング「Goods for you.」をはじめ、4曲収録。初回限定盤には、中西のキャリア初となるミュージック・ビデオ(MV)集を収めたDVDが同梱。今回のベスト盤CDに未収録のシングル4曲を含む、全11曲のMVを収録した。中西は、「デビューから、25年の間に生まれた数々の作品をメーカーの壁を越えてコンピレーションすることができました」と感慨のコメント。「その変遷を一気に感じてみてください」「中西圭三ワールドはなかなか華やかでタイムレス、そして思いのほか効きますぞ」とアピールしている。ベスト盤『All Time Best~KEIZO’s 25th Anniversary』は、9月7日にリリース。DVD付きの初回限定盤は5,000円、通常盤は3,500円となる(価格はいずれも税別)。さらに、中西はこの発売を前に、8月19日にBillboard Live Osakaで25周年記念ライブ「25th Anniversary’s Special Stage 『All Time Best』」を開催。11月10日には、デビュー25周年と中西52歳の誕生日を祝うライブを、東京の品川プリンス・ステラボールにて実施する。ベストアルバム『All Time Best~KEIZO’s 25th Anniversary』収録曲目DISC1:CD1.Woman(1992/1/22)2.君は君の誇り(1992/1/29)3.Ticket To Paradise(1992/7/29)4.あの空を忘れない(1992/10/28)5.You And I(1993/1/27)6.青い影(1993/3/3)7.手のひら(1993/3/3)8.眠れぬ想い(1993/7/28)9.A.C.E.(1994/2/23)10.非情階段(1994/3/23)11.Kiss, Merry X’mas(1994/11/25)12.SO BAD(1995/8/23)13.Why Goodbye (Duet with Wendy Morten)(1995/11/22)14.Bloom! Bloom! ~サクラ咲け~(1964年8月23日)15.Goods for you.(新曲)DISC2:CD1.次の夢(1996/10/10)2.What I Do For Love (Duet with Peabo Bryson)(1992/1/29)3.WITH (Featuringゴスペラーズ)(1998/2/25)4.SON OF THE SUN(1998/7/29)5.Choo Choo TRAIN(1998/11/26)6.タイミング ~Timing~(1998/11/26)7.Touch of your lips(1999/11/25)8.さよならの向う側(2002/11/13)9.愛のしるし(2009/1/28)10.風雅(2009/4/24)11.Twilight Stream(2011/8/29)12.ぼよよん行進曲(2011/9/22)13.明日があるさ(1997/12/10)14.美しい唄(新曲)15.千年の誓い(新曲)DISC3:DVD(初回限定盤のみ)1.A.C.E.(1994/2/23)2.眠れぬ想い(1993/7/28)3.You And I(1993/1/27)4.Woman(1992/1/22)5.Ticket To Paradise(1992/7/29)6.あの空を忘れない(1992/10/28)7.片想いのバースデー(1991/11/25)8.非情階段-Video Mix-(featuring米倉利紀)(1994/7/27)9.願い(1998/2/4)10.それぞれの地平線(1997/1/10)11.新しい僕になろう(1995/5/24)()内はリリース日
2016年08月18日アイドルグループ・AKB48の宮崎美穂、大家志津香、伊豆田莉奈、中西智代梨が、インターネットテレビ局・AbemaTVで6月1日深夜に生配信される『AbemaTV お願い!ランキング』(毎週月~木曜 深夜0:50~2:21)に登場し、地上波・テレビ朝日への生出演をかけたバトルを繰り広げる。この日は、地上波『お願い!ランキング』第1部に、AKB48の横山由依、峯岸みなみと、お笑いコンビ・FUJIWARAが出演。この間、AbemaTVでは、宮崎、大家、伊豆田、中西の4人が、特技や魅力を前面に押し出した"No.1いいね!バトル"を行い、視聴者投票で1位になったメンバーが、地上波の第2部に出演できるというコラボ企画を展開する。AKB48グループは、6月18日に開票を控えており、このバトルは、いわば"前哨戦"。特技や自己アピールトークなど、総選挙さながらの真剣勝負を繰り広げる。なお、視聴者の投票は、『お願い!ランキング』公式ツイッターでの「いいね」クリックで受け付ける。(C)AKS
2016年05月31日AbemaTV FRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。5月19日(木)のゲストに千菅春香、湯浅かえで、中西優香が出演する。千菅春香は前半に出演。先月シングル『愛の詩-words of love-』をリリース。同曲はTVアニメ『学園都市アスタリスク』のエンディングテーマとなっている。番組では、彼女の歴史を写真で振り返る。地元である盛岡でどんな学生生活を送り、歌手を目指すに至ったのかをトーク。更に最近こだわりを持って集め始めた「一生使える物」を披露する。一体彼女が集めているものは何なのか。放送で確認しよう。湯浅かえで、中西優香はペアで番組後半に登場。湯浅かえでは、自他共に認める「アイドル好き」。そんな「アイドル好き」の湯浅かえで自慢のアイドルグッズの写真を公開、スタジオにもその一部を持って来てもらい披露してもらう。同番組の出演が2度目となる中西優香は、以前出演したときにタカオユキの手作り弁当「タカ弁」に「-100万点」という評価を下したが、今回の弁当にはどんな評価をくだすのか。会員放送では、湯浅かえでの幼少期から成人式、養成所時代の写真を公開。また、湯浅と中西が、番組にレギュラー出演中の秦佐和子と遊んだ際のプライベート写真を公開。一方、同じくレギュラー出演中のタカオユキと前田玲奈も秦佐和子と仲良く、番組はもちろん、プライベートも遊ぶ仲。そこで、ゲストチームとレギュラーチームに別れ、どちらが秦佐和子と仲が良いのかをクイズ形式で競う企画「クイズ秦佐和子」を行う。なお、番組出演に際し行った事前インタビューの様子を、アニメぴあちゃんねるブロマガに掲載中。気になる方はご確認を。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、Abema TV FRESH!でも同時生放送をしている。20時からはAbema TV FRESH!のみ、20時30分からはAbema TVFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。■アニメぴあちゃんねる日時:5月19日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AbemaTV FRESH!」のみ20:30~21:30「AbemaTV FRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 千菅春香 / 湯浅かえで / 中西優香
2016年05月18日リコーイメージングスクエア新宿にて2016年1月6日~18日、中西敏貴氏の写真展「ORDINARY」が開催される。同氏は2012年に北海道美瑛町に移住した風景写真家。「ORDINARY」では、北海道美瑛町の丘の風景を既成概念にとらわれず大胆かつ繊細に表現した作品を展示。アワガミ和紙にプリントしたカラー作品約50点で構成される。また、2016年1月初旬には風景写真出版より写真集「ORDINARY」が発売される予定だ。リコーイメージングスクエア新宿の場所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB (中地下1階)。同写真展の入場は無料となっている。
2015年11月18日2015年9月24日(木)に放送されるニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに声優で元SKE48の中西優香が登場する。「アニメぴあちゃんねる」レギュラー出演中の秦佐和子も中西と同じく元SKE48であり、お互いプライベートでも仲が良く、中西は秦佐和子の「素」の部分を知っているだけあり暴露話なども期待出来る。会員放送では、ふたりで撮影したオフショットを公開するというので、楽しみだ。中西は番組後半の会員放送にて行われる、秦佐和子の誕生日会にも参加し、誕生日にちなんだ企画をやる。「いつも以上にユーザーコメントを意識する」とのことなので、ぜひ秦佐和子にお祝いの言葉をコメントで送って誕生日会を盛り上げて欲しいところだ。ゲストの中西は自身の外見に対しコンプレックスを抱いており、一見明るそうな性格からは想像出来ないネガティヴな部分もあり、番組では、そのコンプレックスについて、詳しく話してくれる予定。さらに色んな場面でコスプレをする様で、番組では、アニメキャラのコスプレをしている写真を披露してくれる。恒例のタカオユキのキャラ弁「タカ弁」は、そのある意味卓越されたビジュアルは一層、出演者に驚きを与えつつも、前回から『味』重視に方向転換したはずだが、全く実力発揮できずにいる。今回は中西も試食する予定なので、どんな表情が生まれるか楽しみだ。番組スタートと同時に展開するカラオケは、今回は、前田玲奈が本日の番組内容を意識した曲を披露するというので、こちらも楽しみだ。またYouTube「アニメぴあちゃんねる」では、現在、オリジナル動画が配信されている。前田玲奈と、怪しいゆるキャラ“がまぴぃ”が、気になる話題について語る「もうすぐアレでる」。第6回のテーマは「LINEでわかる脈ありサイン!」。前田玲奈は、果たして脈ありサインを見抜けるか!「もうすぐアレでる」は、女性向けWEBサイト、「オネガマ」とも連動中。■アニメぴあちゃんねる日時: 9月24日(木)午後8時30分~午後10時00分出演: 前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 中西優香
2015年09月24日テニスのショットを可視化する「Smart Tennis Sensor」の企画開発を担当したソニーの中西吉洋氏と、プロトラブズ社長トーマス・パン氏との対談。後編となる今回は、製品のデザインに込めた想いと、将来の展望について話が弾んだ。○機能でなく体験をデザインするためにトーマス・パン氏(以下パン氏):「Smart Tennis Sensor」のスイッチは丸みがかった四角で、微妙に非対称ですね。こういったところに、デザインのこだわりを感じます。中西吉洋氏(以下中西氏):そこは何度もプロトタイプを作って、工夫した部分です。機能的にも間違って押してはいけませんし、押し込み感も必要ですから。三本の突起の「つら」が少し高いのは、誤押し防止のためで、コンマ数ミリの単位で実験を繰り返しました。パン氏:そういった工夫の積み重ねが生んだ妙なのでしょうか。センサー本体に、「ゆるキャラ」のような独特の可愛らしさがありますね。中西氏:今後はこの製品を中高生や女性にも訴求していくつもりですので、インタビュー調査で「可愛い」という意見が出るデザインをプラス評価しています。カラーリングもデザイナーがこだわって、テニスを尊重できる色を探しました。楽しさのある色で、我々は「アクティブオレンジ」と呼んでいます。みんながこのセンサーを付けて元気にプレイできるように、という想いを込めています。パン氏:パステル調の蛍光オレンジでしょうか。明るくてきれいな色ですね。御社は昔からデザインに対して大きなこだわりをお持ちだったと思いますが、「ソニーらしい意匠を生む」という文化は全社的に共有されているのでしょうか?中西氏:クリエイティブセンターという部門がありまして、そこがデザインを管理しています。例えば、デザイン側から「この線はこのアールで頼む」というスケッチが来て、「うわ、どうしよう……でもやってやる!」とメカ屋が応えるようになっています。ですから、デザインの思いや考え方を反映させることに関しての風土は、全体に染み渡っていると思います。パン氏:そういった文化が、製品を手に持った時に「ソニーだ」と感じることに繋がるわけですね。○「分からなかったことが分かる」ということパン氏:今年の5月末にSmart Tennis Sensorが発売されてから、今日までにどのようなフィードバックがありましたか?中西氏:発売直後としては、予測を上回る結果が出ています。「ソニーがこういう物を出してきた。良くやった」という声を頂けました。パン氏:それは嬉しいですね。ラケットのどこにどう当てたのか、このセンサーでほぼリアルタイムで具体的に分かるようになれば、自分では気がつかなかった癖を直せるようになると思います。中西氏:「分からなかったことが分かる」ことが、ひとつの階段だと考えています。そもそも、テニスは上達が見えにくいんですよ。試合をして勝っても、相手が悪かったのか、こちらが上達したのか、いまいち分からない。しかし、データを貯めていけば、スイング速度が増してきた、スピンがかかるようになったというように、プレイヤーが自分の上達を振り返ることができるようになります。これはコーチの方々にも好評頂いているポイントの一つですね。パン氏:ということは、一人でもデータを見ながら自己分析できるのですね。それでは、すでに外から見ているコーチにとってはどうなのでしょう。この製品に対するコーチのコメントは、プレイヤー自身のそれとは異なるのでしょうか?中西氏:面白いことに全然違います。コーチの方は、教えるときの裏付けになると言っています。これまでは「真ん中に当たっていない気がするよ」「いや当たってますよ」「そうかなあ」という、抽象的な会話だったのが、数値を見せれば、それだけでパッと伝わるわけです。このように製品を評価していただく一方で、精度の向上や今後の改善点についてのご指摘もあります。「データで見えるようになった。では次は、どうすれば上手になるの?」というわけです。ですから今後は、選手やコーチを巻き込みながら、上達するためのアドバイスが表示されたり、比較や競争といった楽しみ方ができるようにしたいですね。そう思いながら、日々アプリの改善・精度の改善・機能の追加に取り組んでいます。パン氏:ハード単体で完結していて進化できない昔の商品と、製品発表・発売後にアプリなどで新機能などをアップデートできるかが、昔の商品と現代的な商品の大きな違いですね。中西氏:そうですね。既に2回ほど小さな機能を追加していまして、この半年で大きい機能を入れていく予定です。パン氏:そういえば、「Smart Tennis Sensor」は国際テニス連盟(ITF)の公認を受けたそうですね。おめでとうございます。中西氏:ありがとうございます。もともとITFには「デジタルを使ってテニスをもっと楽しい方向に」という考えがあったのですが、我々の製品をチェックしてくれて、公式試合でも使って良いというお墨付きをいただけたのは、やはり大きいですね。○2つのイノベーションとたくさんの未来パン氏:御社として、「Smart Tennis Sensor」のイノベーションはどこにあったとお考えですか?中西氏:我々が持っている技術的バックボーンを他のカテゴリに活かすという着眼点から始まって、知見を集約して、実際に新しいものができたというのは大きいですね。もうひとつは、新しい分野への進出・ビジネス開拓ができたことが、イノベーションだと思っています。パン氏:新しい分野ということで、今後が本当に楽しみです。このセンサーを使えば、動くもの、変化するものはなんでも測定できますよね。中西氏:おっしゃる通りです。身体を動かすアスリートとインターネットは別のものではなく、近づくことで楽しい世界が生まれる。その時代がもう来ていると思います。パン氏:この製品から始まる将来の展望は、どのようなものでしょうか?中西氏:「生活体験を豊かにする」というコンセプトを、より具体化することです。スポーツ系の商品群やサービス群はもちろん、アクションカムやミュージックカムといった、体験に即した商品の開発は、将来的にぜひやっていきたいですし、至上命題ですね。パン氏:そういった世界が夢物語ではなく、本当にすぐそばにあるように感じています。中西氏:「実現させてなんぼ」ですので、2、3年後には、また大きな結果が言えると思いますよ。パン氏:ぜひとも、期待しております。未来が非常に楽しみになるお話をありがとうございました。
2014年10月22日あと4kgが戻らない!かつて山本モナとして、タレント、フリーアナウンサーとして活躍していた中西モナ。現在は結婚して、今年7月に女児を出産、育児中心の生活を送り、講演活動などを主な活動としている。そんな彼女が10月2日のブログで、久々にラジオ収録をしたことを報告。NACK5の「神田うのBeauty Brunch」にゲスト出演したそうだ。同じく出産を経験した、神田うのとの共演ということもあって、ママトークや近況なども語りあったとか。そこで産後のダイエット、体型もどしについて、中西はあと4kgが戻らず苦心しているとつづっている。「うの樫木やせ」も参考に頑張る!一方の神田うのは、周囲から驚かれるほどの、産後とは思えないスリムな体型にもどしていることで知られているが、中西によれば、彼女は気持ちいいくらいたくさん食べるという。さらに今回、神田は食事制限をすることなく、体型をリフォームしたそうだといい、共演を機に彼女が最近出した本「うの樫木やせ」をもらったのだそうだ。神田の姿が効果を実証しているということか、中西は本に掲載しているエクササイズはかなり効果的そうともコメントしており、自身も本を見て頑張ってみると宣言している。彼女も十分綺麗な体型となってきているとみえるが、今後より磨きをかけていきたいようだ。ブログには、私も一緒に頑張りたいといった声をはじめ、多くのコメントが寄せられている。元の記事を読む
2012年10月04日ドイツサッカーの父と称されるコンラート・コッホの姿を描いた映画『コッホ先生と僕らの革命』の公開を記念し、元プロサッカー選手で解説者の中西哲生と同じく元サッカー選手でドイツ・ブンデスリーガで日本人選手第1号として活躍した奥寺康彦が9月14日(金)、TOKYO FMでトークショーを行なった。『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュールを主演に迎えた本作。反英感情が高まる19世紀後半のドイツで、留学先のイギリスからドイツ初の英語教師として名門校に招かれたコッホが、子供たちに当時は反社会的スポーツとみなされていたサッカーを通じて自由や自律の精神を伝えていくさまを描く。映画では子供たちが厳しい規律の中で抑圧される姿が描かれる。日本でもドイツ人に対して真面目で規律正しいイメージを持っている人が多いように思えるが、奥寺さんは「全然そんなことなくて、ドイツ人はもっとオープンですよ」と否定。自身がドイツに渡った当時をふり返り「規律をしっかり守る人たちというのは間違いないですが、“自由”がありましたね」と明かす。映画は奥寺さんがドイツに渡る100年ほど前の時代を描いており「映画を見れば、なぜそう(自由に)なっていったのかが分かると思います」と語った。中西さんになぜドイツに渡ることを決断をしたのか?と問われると、奥寺さんは「向こうの監督が(奥寺さんの獲得を)決めてくれたから。自分では『まさかプロで』と思ってたし、25歳で最初は悩みました。当時も向こうに良い選手はいっぱいいたし、サッカー後進国から選手を獲るって大変なことだったと思う」と述懐。チームからは家族の同伴での渡独を命じられたそうだが、一緒に付いてきてくれた奥さんの存在に触れ「女性は強いですね。肝が据わっていて動じなかった。こっちはあくせくしてたのに(笑)」とユーモアたっぷりに家族の支えの大きさについても語った。日本は当時、プロ発足前のアマチュアの日本リーグの時代。奥寺さんは「サッカーに対する考え方や姿勢でプロとアマでは全然違った」と歴然とした差を感じたことを告白。日本人とドイツ人の気質はよく似ているとも言われるが、「向こうの選手は我が強い!常に『オレが!オレが!』だから」と語る。一方で「(ドイツに)行った年にリーガとカップの2冠を獲れたことは印象に残っている」、「これは自信を持って言えるけど、僕は練習でも(力を)抜いたことは1回もない」と現地の選手と渡り合い、信頼と称賛を勝ちとった誇りをうかがわせた。ハイレベルな争いの中に身を置くことでの成長を強く実感しているようで、中西さんが自身の現役時代を引き合いに「僕らもグランパス時代に毎日のように(スター選手の)ストイコビッチ(※現グランパス監督)のプレーを見てると、どんどんストイコビッチっぽくなっていった(笑)。上手い選手のプレーを見て成長するということはあると思う」と語ると、「お手本がいるというのは大事。見て、真似することで上手くなる」と同意。現在は2部リーグも含め40人近くの日本人選手が欧州でプレイしており、奥寺さんがドイツに渡った頃とは隔世の感があるが、若い選手が海外に出ていくことについて奥寺さんは「賛成です。やはり日本では得られないものがいっぱいある」と実感を込めて力説した。さらにブンデスリーガの現状について「香川(真司/マンチェスター・ユナイテッド)や乾(貴士/フランクフルト)のようなタイプの選手が求められている」と日本人選手の活躍する余地がまだまだあると説く。さらに世界最高峰のマンUでの今後の活躍が期待される香川選手について「まだ時間がかかるだろうとは思うけど、周りがボールを出そう、何とか(香川を)使おうとしてくれているのはすごいこと。敵を背負ってボールを受けることが多いけど、前を向いてもらえるようになれば。ファーガソン(監督)もそれを狙っていると思う」と語った。最後に中西さんから、ドイツでのプロ生活当時、大切にしていた思いや座右の銘を尋ねられると、奥寺さんは「1.FCケルン」に所属当時、満足に試合に出られなかった頃について言及し「干されてしんどかったけど、2部リーグで頑張って(名門の)『ブレーメン』に移籍することができた。(座右の銘は)『耐えてチャンスを待つ』。じっと待つという意味ではなく、準備をしなくてはいけない。チャンスは絶対に来るので、それを掴めるかどうかはそれまでの準備にかかっている」と熱く語った。この日のトークの模様は中西さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「中西哲生のクロノス」の9月17日(月)の回にて8時よりオンエアされる予定。『コッホ先生と僕らの革命』は9月15日(土)より全国にて公開。■関連作品:コッホ先生と僕らの革命 2012年9月15日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2011 DEUTSCHFILM/CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT/SENATOR FILM PRODUKTION
2012年09月14日小沢健二が自身のオフィシャルサイト「ひふみよ」上で、本日29日(火)22:00よりUstream配信することを発表し、ファンの間で話題となっている。小沢健二の公演情報小沢は、「十一月二十九日火曜、日本時間夜十時から、Ustream中継をやってみます」「生中継って十四年ぶりくらいでしょうか。どこからかは、始まったら当ててみてください」とコメント。配信内容については公表されておらず、21:00以降同サイト内で公開されるという。★以下のリンクより「小沢健二」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2011年11月29日映画『花のあと』が3月13日(土)に公開を迎え、初の時代劇出演となった主演の北川景子がしだれ桜の柄の美しい着物で舞台挨拶に登場!共演の宮尾俊太郎、甲本雅裕、國村隼、中西健二監督らと共に公開を迎えた喜びを語った。北川さんが登場すると、その美しさに会場中が思わず息を呑んだ。「(着物を着ると)撮影期間中のことが思い出されます。こうしてみんなで揃って着物で出席できて嬉しいです」と笑顔の北川さん。初日を迎えた気持ちを「1年半前に時代劇のためのいろいろな稽古を始め、それからずっと今日という日を待ち望んでいました」と語った。北川さん扮する以登(いと)の許婚である才助を演じた甲本さんは「1年前のこの時期に撮影していたときの、満開の桜を思い出します。映画は今日、“開花”しましたが、これからみなさんの力で“満開”になったら嬉しい」と呼びかけた。温かく、優しく以登を見守る才助を演じたことで好感度がアップしたのでは?という司会者の言葉に甲本さんは照れながら「才助は人間味にあふれた男の理想像。人間誰しも表の顔と裏の顔を持っていますが、才助は裏の顔が見えれば見えるほど魅力的に映る。僕の裏の顔は、とてもお見せできないほど醜いので(苦笑)、自分を見せないことを心がけました」と謙虚な…というか自虐気味のコメント。バレエの世界から初めて映画に参加した宮尾さんは「ゼロからのスタートでしたが、監督、スタッフ、共演者のみなさんに助けられ、演じることができました。日本の、日本人の美しさが伝わればと思います」と語った。そして翌日がホワイトデーということで、男性陣を代表して國村さんが北川さんにプレゼントを手渡した。桜をあしらったスイーツのプレゼントに北川さんは大喜び!だが、國村さんが「バレンタインに特に何ももらっていないんですが…」と語ると「すみません…」と苦笑を浮かべ、会場は笑いに包まれた。『花のあと』は全国にて公開中。■関連作品:花のあと 2010年3月13日より全国にて公開© 2010「花のあと」製作委員会■関連記事:北川景子、桜シャンパン少々で頬ピンク色『花のあと』完成披露来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!北川景子、うわさのバレエダンサー宮尾俊太郎に剣で圧勝?『花のあと』完成会見北川景子主演の時代劇の主題歌に一青窈が決定!藤沢周平作品は3度目北川景子が藤沢周平原作『花のあと』で時代劇初挑戦!女剣士役で殺陣も自らこなす
2010年03月13日藤沢周平の時代小説を映画化した『花のあと』の完成報告会見が8日(木)に開かれ、主演の北川景子に甲本雅裕、宮尾俊太郎、市川亀治郎、國村隼、柄本明に中西健二監督が出席した。美しい着物姿の北川さんを始め一同、和の装いで登場!時代劇初挑戦で藤沢作品に主演となった北川さんは「元々、藤沢先生の作品は大好きでした。ファンの多い作品であり『自分でいいのか?』という思いもありました。藤沢作品への出演は全ての俳優にとって憧れですし、しかも今回は女性が主人公ということで、自身と誇りを持って演じました」と堂々のコメント。撮影前から6か月にわたって所作の先生について学び、茶道や華、そして剣術シーンのために殺陣の練習も積んだというが「所作の先生が厳しい方で『同じことを何度言わせるの?』と怒られ泣いてしまったこともありました。殺陣の練習は楽しかったです」とふり返った。甲本さんは、北川さん演じる以登を優しく見守る許婚の才助を演じた。以登は才助という婚約者がいながら、一度剣を合わせただけの孫四郎(宮尾さん)に心惹かれ、孫四郎の死後、その謎についての調査を何と、才助に頼む。これについて甲本さんは「普通、別の男について調べてくれってありえないですよね。『ウソー?』って感じです(笑)。僕だったら(別の男のところに)行かせないですけど…」と複雑な心境を吐露。本作で悪役に挑戦した勘解由(かげゆ)役の亀次郎さんは「(同じ藤沢作品が原作の)『武士の一分』の(坂東)三津五郎兄さんの演技をお手本にしました。悪役は大抵、いい人がやるとうまくいくと言いますが、まあまあいい仕上がりになっていたので『いい人でよかったなあ』と思ってます(笑)」とユーモラスに自身の演技について語った。先日、宮尾さんと北川さんの関係が一部マスコミで報じられたこともあり、その言動に注目が集まったが、2人は何ら気にすることなく隣同士で腰掛けていた。北川さんは普段はバレエの世界で活躍する宮尾さんについて「生の舞台で一発にかける集中力、エンターテイナーとしての才能を目の当たりにして勉強になりました。とても尊敬しています」と笑顔でコメント。宮尾さんは「慣れない現場で、気軽に話しかけていただきました。実際の殺陣では、2回も面をとられてしまいました」と“完敗”を明かした。この日、最も会場を沸かせたのは、柄本さん&國村さんのベテランコンビ。父親役を演じた國村さんが北川さんについて「以登の持つ、凛としていて、かつ内から匂い立つような女性らしさ、色気を備えている。撮影の後はすごくさばさばしていて『誰?』と思うようなときもあった」と明かすと北川さんは「内緒にしてたのに…」と苦笑い。一方で柄本さんは「実は今日、(北川さんに) 初めて会ったので…」と正直に明かし、撮影についても「よく覚えてないです。というか僕は國村さんと囲碁を打ってただけで、何でこの場にいるのか分からない」、「囲碁のこともよく知らないんですよ」とあけすけに語り会場を笑いに包んだ。『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開■関連記事:北川景子主演の時代劇の主題歌に一青窈が決定!藤沢周平作品は3度目北川景子が藤沢周平原作『花のあと』で時代劇初挑戦!女剣士役で殺陣も自らこなす
2009年10月10日木村拓哉主演で大ヒットを記録した『武士の一分』、日本アカデミー賞で全部門優秀賞受賞の快挙を成し遂げた『たそがれ清兵衛』など、近年、映画化が続く文豪・藤沢周平の作品がまたひとつ映画化。珠玉の短編小説「花のあと」(文春文庫刊)が映画化されることになり、主人公の以登を北川景子が演じることが決まった。「花のあと」は、藤沢さんが郷里の山形県・鶴岡をモデルに創作した海坂藩を舞台にした短編を集めた作品集「海坂藩大全」の中に収められた一編。女でありながら、男顔負けの剣術の腕を持つ以登は、ただ一度、竹刀を交えた江口孫四郎に一瞬にして恋心を抱く。だが、以登、孫四郎ともに決まった許婚があった…。凛とした佇まいの以登を演じる北川さんは今回が時代劇初挑戦となる。今回の出演について「元々、時代劇はずっと挑戦してみたいと思っており、藤沢映画は演技をする者みなの憧れの作品でもあるので迷わず出演させていただきました。藤沢作品にしては珍しく、女性が主人公だと聞いたことも興味深く、一生に一度あるか分からない藤沢作品との出会いで役者として成長したい、という気持ちで臨みました」とコメント。また、撮影については「最初は着物に慣れることが大変でした。着物を身に付けた状態での歩き方、座り方などの所作はとても難しく、クランクイン前にたくさん稽古しました。今回は、殺陣も吹き替えなしでやるということで、立ち回りのシーンもかなり練習が必要とされたので苦労しました」とふり返った。以登がほのかな恋心を抱く孫四郎を演じるのは、熊川哲也率いる「Kバレエカンパニー」に所属するバレエ界の期待の新星、宮尾俊太郎。以登の許婚の片桐才助には甲本雅裕が扮し、以登の父・寺井甚左衛門を國村隼が、そして孫四郎を罠に陥れる藩の重鎮・藤井勘解由を市川亀治郎が演じる。メガホンを握るのは、原田眞人監督や篠原哲雄監督の下で助監督を務め、2008年に阿部寛主演の『青い鳥』で劇場映画デビューを果たした新鋭・中西健二。監督にとってもこれが初の時代劇となる。これまで映画化された藤沢作品において『たそがれ清兵衛』では宮沢りえが、『隠し剣 鬼の爪』では松たか子が、主人公が恋に落ちるヒロインを、『武士の一分』では檀れいが盲目の主人公を支える妻の役を演じた。北川さんが演じる以登は、たおやかさと、凛とした独立心を併せ持った女性。女性剣士としてどのような姿を見せてくれるのか?『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開
2009年08月04日