現代では、多くの人が睡眠に関してなんらかの悩みを抱えています。そのなかにはもちろん乳幼児も含まれます。まだ小さいと自分だけで改善することは難しいので、大人がしっかりと見極める必要があります。今回は、「睡眠異常」という言葉を通して、乳幼児の睡眠障害をチェックするポイントをご紹介します。睡眠異常とは何か?睡眠異常という言葉をご存知でしょうか?現代社会では、次の2つの状態のことを睡眠異常(Dyssomnia)と呼んでいます。1.睡眠不足症候群(常に睡眠不足のため日中眠い。集中できず、疲れやすい)2.過眠型睡眠障害(10時間以上眠ってしまい、日常生活が乱れる)この2つは一見無関係のようで、じつは強く結びついていると考えられています。たとえば、1の状態のときに更なるストレスがかかると2の状態になりやすくなる、と考えられています。つまり、睡眠時間が短いことと、長すぎることは表裏の関係だといえるのだそうです。睡眠が脳に影響を及ぼすそもそも人がなぜ眠るかといえば、最近の研究では「脳の働きを保つため」だと判明したそうです。ということは、睡眠がうまくとれなければ、脳の働きにも悪影響を及ぼすということが考えられます。しかし、現代の日本人は5人に1人が睡眠に対して何らかの悩みを抱えているといわれるほどの不眠大国です。脳にも影響を与えるほどの力をもつ睡眠ですから、私たちはもっと真剣に睡眠について考えなければいけないのかもしれませんね。なかでも、とくに気をつけなければいけないのが子どもたちです。乳幼児期における睡眠障害は親が気づき、対策を練ってあげなければなりません。乳幼児の睡眠チェック乳幼児期の睡眠異常に伴う睡眠障害は、言葉の発達の遅れなど深刻な影響があらわれることがあります。1歳~1歳半を過ぎても、次のような症状がみられる場合は、何らかの問題があると考えたほうがよいようです。1.夜間睡眠中に3回以上、目を覚ますことがある2.途中で一度起きると、1時間ほど起きていることがある3.1日の睡眠時間が9時間より短い4.日中の機嫌が悪く、よく泣くことがあるいかがでしたでしょうか?このような事項が思い当たる場合は、子どもの睡眠をよく観察し、気になることがあればお医者さんに相談しましょう。Photo by amanda tipton
2014年10月06日乳幼児の「揺さぶられっ子症候群」をご存じでしょうか? 赤ちゃんが強く揺さぶられることにより、脳と頭蓋骨をつなぐ血管が傷つき、出血することで起こる症状の総称です。特に身体が未成熟な新生児から生後6ヵ月までの子供がなりやすいといわれています。泣き止まない赤ちゃんをあやすため強く揺すった時に起きるケースが多いようです。脳が損傷すると、運動機能の障害や発達障害などが残ったり、最悪の場合、死に至ったりすることもあるので注意が必要です。今回は、そんな乳幼児の揺さぶられっ子症候群にさせないために注意すべきことをご紹介します。■赤ちゃんをあやす時も、揺さぶられっ子症候群になる?揺さぶられっ子症候群は「2秒間に5~6回揺さぶる」「10秒間の間に激しく5回ゆする」など、赤ちゃんを激しくゆすった場合に起き、あやす時に適度に揺らす分には生じにくいといわれています。ゆすってあやす行為といえば、赤ちゃんを持ち上げたり下ろしたりする「高い高い」が思い浮かぶ方も多いでしょう。「高い高い」などでも、普通にあやす程度の衝撃では、基本的に問題はないでしょう。ただし、あまりにも大きく高低差をつけて「高い高い」をした場合、揺さぶられっ子症候群になってしまったというケースが確認されていますので、注意が必要です。■赤ちゃんが泣き止まない時こそ、冷静になろう揺さぶられっ子症候群の原因は、あやす時よりむしろ、何をしても泣き止まない場合に焦って強く揺らすことによるものが多いのです。赤ちゃんが泣いたら、まずは抱っこ、授乳、おむつ、この3つを試してみましょう。それでもまったく泣き止まない場合、焦って、とにかく赤ちゃんをどうにか泣き止ませようと強く揺すってしまうと、乳幼児揺さぶられっ子症候群になってしまいかねません。そんな時こそ冷静になることが大切です。赤ちゃんがまったく泣き止まない場合、私が試している方法3つがこちらです。・赤ちゃんの泣き止む音を集めたスマホアプリを聞かせる・部屋の温度を調整する・ドライブをするこれらのほか、泣き止ませるための工夫をさまざま試したうえでも泣き止まない場合は、友人や親などに電話で相談したり、行政が行っているお母さん支援のホットラインを利用したりしてみるとよいでしょう。1時間以上泣き止まなかったり、いつもと違う泣き方だったりする場合は、病院に連れていくことも必要かもしれません。乳幼児揺さぶられっ子症候群を防ぐためには、お母さん一人で悩まないように、そして、赤ちゃんが泣き止まなければ泣き止まないほど冷静になるように意識しましょう。今回は乳幼児揺さぶられっ子症候群とその対策についてまとめました。知ってしまうと怖く感じるかもしれませんが、普通にあやす分には問題はないのであまり気にしすぎず、また泣き止まない時には一人で悩まず、一呼吸おいて赤ちゃんに接してみてくださいね。
2014年09月16日アッヴィは8月21日、2014年7月に実施した「保育施設に通う乳幼児の健康とRSウイルス感染症」に関するオンライン調査の結果を公表し、併せてRSウイルス感染症の現状などを紹介するメディアセミナーを開催した。RSウイルス感染症は、従来は秋から冬にかけて患者数が増加し、翌年の春までが流行期とされてきた。しかし、検査技術の進化もあるが、2009年以降の調査では徐々に夏の時期でも患者数が増加傾向になってきており、かつ感染患者の報告数も増加傾向が続いているという(2011年10月より1歳未満の乳児に、迅速診断キットの検査に保険が適用されるようになったことも大きいという)。主に乳幼児が感染し、米国の研究データであるが、1歳未満で罹患するとインフルエンザよりも死亡率が高いほか、月齢が低いほど重症化しやすく、年齢が上がっていくほど、その症状は軽くなるという病気だが、その認知度は意外に低い。今回、同社では全国の保育園に子供を預けている母親515名、保育園に子供を預けていない母親515名を対象にアンケートを実施し、その感染症に対する意識などを調査したが、その結果、約7割の母親がどういった感染症であるかを知らないという結果であったという。今回のアンケートの監修を担当した峯小児科医院の峯眞人 院長は、「RSウイルスに限らず、感染症に子供が一番感染しやすい場所は実は小児科の外来。来院する多くの子供が何らかの感染症を発症しているためで、うかつに子供を連れてくると、罹らないで良い病気をもらってしまうことになる」とするほか、その次にかかりやすい場所が保育園であり、「感染症の怖いところは、感染源の子供に症状がなくても、その病気をほかの子供にうつす可能性がある。特に、保育園という環境は、年齢の低い一定数の子供たちが、ある程度のまとまった時間、かつ、まとまった期間で生活しており、感染が広がりやすい」と説明する。それであれば、幼稚園も年齢の低い子供たちが沢山いるから、保育園と同じくらい感染症にかかりやすい環境か、というと、「登園している子供たちの年齢が保育園よりも上で、しかも大抵の場合、午後になれば家に帰るのが幼稚園。一方で保育園は0歳から預けられ、長ければ親が会社と保育園との送り迎えの時間まで含めれば10-12時間預けられているという場合もある。集団で生活する時間が長ければ長いほど感染する可能性も高まる」とする。また、最近の感染トレンドとなりつつあるのが「大規模ショッピングセンターなどにある子供の遊技場」であり、決して忘れてはいけないのが家庭内における感染だとする。また峯氏は重症化するリスク因子も存在することも指摘。例えば在胎期間35週以下の早産時や、気管支肺異形成症(BPD)、先天性心疾患(CHD)、免疫不全、ダウン症などの染色体異常などが基礎疾患としてあてはまるが、それ以外にも、兄弟がいたり、喫煙者がいたり、RSウイルス流行期前半に生まれたり、母乳保育期間が短かったりするとリスクは高まるとする。「後はなぜか、男の子の方が、ありとあらゆる病気に罹りやすい」という。さまざまなウイルスや細菌ごとに感染経路もまちまちだが、RSウイルスは接触感染と飛沫感染で広まる。飛沫感染はくしゃみや唾などでわかりやすいが、接触感染はおもちゃなどに付着した病原体を、次の子供が触って、そのまま手をなめたりするなどで生じる。こうした状況に対して、「集団生活で病気に罹らないことは不可能、ということを親は理解しておく必要性がある。感染症に罹る、ということを前提に、どういったことに気を付けよう、という子供の健康を意識してあげることが必要」としており、「良く、しょっちゅう病気にかかるウチの子は変なのでしょうか?、動物を飼っているのが悪いのでしょうか?、などと聞いてくる親御さんもおられますが、集団生活の中に子供を置くという、そのものが原因になっているので、そうした特定要因を原因にしてはいけない」と、病気に対する考え方の方向性を示す。また、「RSウイルス感染症もそうだが、感染症の中にはワクチンや治療薬がいまだに開発中だったりで、存在しないものも多数ある。だからこそ、予防接種ができるものに関しては、適切に予防接種を受けてもらい、そのリスクを減らしてもらいたいと思っているし、せめてそうした病気だけでも流行規模を小さくするという意識をもってもらいたい」とするほか、そうしたワクチンや治療薬がない病気に対しても、「正しいうがいと手洗い、咳エチケット」ができれば、リスクを軽減することも可能だとする。しかし、この手洗い、うがいという行為、意外と正しい方法は分かっているつもりでできていないことが多いという。以下に、日本外来小児科学会が発行しているリーフレットに記載されている「じょうずな手洗い」の手順を参考に記しておく。はじめに石鹸を水道水で泡立て、10数える間に良く手をすり合わせる親指の付け根や手首、全部の指の先っぽと爪の周りは、洗い残ししやすいので、しっかりと洗う洗った後は、水道水で手の全体をすすいで、石鹸のぬるぬるをきれいに流しきる乾いたハンカチやタオルでしっかり水をふき取るちなみに同リーフレットでは、石鹸を使って洗うのが難しい場合でも、手に付着している細菌やウイルスを減らすために、せめて流水での手洗いだけでも実行してほしいというコメントも記載されているほか、ヨードデンプン反応を使った、石鹸を使わないで手を拭いた場合にどうなるかの実験の手引きなども記載されていることを紹介しておく。一方のうがいについても、実は2種類あり、それをうまく組み合わせる必要があるということも意外と知られていない。1つは口の中の食べかすや細菌、ウイルスを洗い流す「ブクブクうがい」。もう1つは、喉の奥に着いている細菌やウイルスなどを洗い流す「ガラガラうがい」。「小さい子供だと、ガラガラうがいはできない場合が多いので、せめてブクブクうがいをしてもらって、親はしっかりとうがいをしてください」と峯先生は語る。こうした基本的な対策しかないRSウイルス感染症だが、保育の現場で、そうした感染症をリアルタイムで把握し、流行が始まる兆しなどを読み取り、対応を行っていくことを目的とした取り組みとして、「保育園サーベイランス」というシステムが2010年に国立感染症研究所 感染症疫学センターにより開発され、学校や保育所などに利用を促す動きが進められている。「医療機関の定点観測による患者数の推移データは、1週間に一度、その医療機関からデータをもらい、集計して発表されているもの。だから、そのデータは実はリアルタイムではなく、1週遅れのデータであり、感染症では、その情報は役に立たない」と語るのは、全国保育園保健師看護師連絡会の並木由美江 会長。「保育園サーベイランス」は無料でどこの保育園でも利用が可能であり、2014年5月20日の時点で全国で6352園の保育園で活用されているという。並木氏は同システムについて、「県単位や市区町村、園の単位でさまざまな感染症の状況を判断することができ、自分たちの身近な状況を把握することができるシステム」と説明し、まだ使用していない保育園などでも活用してもらいたいとした。また、並木氏は、保育者の病気に対する教育なども行っており、病気になってしまった子供の親にどういった報告の仕方をすると良いのか、といったことや、感染症などの疑いがある子供のおむつ換えの際の注意事項などを学べる教材の開発なども行っているという。その一方で「保護者も、集団生活の場は、何らかの病気に感染する場所であるということを理解してもらう必要がある」とし、保育者、保護者共だってできることをやっていくしかないとコメント。「子供がいつもの違う症状に気づいても、保護者はそう簡単に休めないのが実情。子育てを職場や地域で話せるようなコミュニティを作って行く必要がある」と、社会全体で子供を真の意味で育てる必要性を強調した。なお、峯氏、並木氏それぞれに、家庭内ではどう感染症と向き合うべきか、と尋ねたところ、「衛生習慣を子供たちと一緒に生活の中で根付かせ、常に清潔な環境を保つように心がけ、流行期が来た時に、より丁寧にするといった心構えが必要」というコメントをいただいたほか、次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)やアルコールによる殺菌も効果があるため、「臭いの問題があるので、常に使う、というのは難しいと思いますが、子供が寝た後に、ドアノブなど、不特定多数の人間が接触する可能性が高い部分を消毒するなど、無理のない範囲で消毒するのが良いのではないか」とのことであった。また、熱があると、冷やして寝かしつける、というイメージがあるが、並木氏によると、「本人に動ける元気があるようであれば、室内で保冷剤を入れたバックなどを身につけさせつつ、遊ばせるなど、気持ちよく過ごせるようにしてあげても良い」とのことであった。
2014年08月28日今夏もかなりの流行が見られた夏風邪「ヘルパンギーナ」。主に乳幼児が罹患(りかん)する感染症ではあるが、実は大人もかかる可能性があるのだ。どのような症状で、どう予防すれば良いのかをライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに伺った。○ヘルパンギーナってどんな病気?ヘルパンギーナは、エンテロウイルス、コクサッキーウイルスを原因とする感染症で、夏季に流行する。6月ごろから急激に感染が増え、通常は7月末から8月にピークを迎える。2010年にも大きな流行が見られた。手足口病と症状が似ているが、水疱(すいほう)が口内に出やすく、急に高熱(38度以上)となることが多い。また、喉の痛みや食欲低下も伴う。手足口病同様、乳幼児に発症例が多く、潜伏期間は3~6日間。症状は2~4日間続くとされる。○ヘルパンギーナを予防するには効果的な予防法はというと、「やはり、うがい・手洗いを徹底することが予防につながります」。ヘルパンギーナは、せきなどによる飛沫(ひまつ)感染、水筒やコップの共有による接触感染、おむつ交換などによる糞口(ふんこう)感染によって感染する。学習塾や公園での遊戯など、乳幼児は集団と接することが多いため、タオルやハンカチ、食器の共有はなるべく避けて過ごすようにしたい。また、栄養のある食事と睡眠をしっかりとることで、体力や免疫力をつけて夏バテにならないようにし、ウイルスを寄せ付けない体作りをしておくことも肝要だ。○ヘルパンギーナにかかってしまったら口内の水疱(すいほう)を刺激しないよう、おかゆやスープなど、のどを通りやすい食事で栄養を取るようにし、水分を十分摂取するようにする。「水分は一気に摂(と)ると、体の電解質が薄まりよくありません。1時間に1回を目安に、こまめに摂(と)るようにしましょう」。また、ヘルパンギーナは、免疫力が落ちていると大人でも感染することがある。大人が感染すると、発疹の症状が重くなり痛みが増すことも多い。二次感染しないように、十分に気をつけたい。「大人であれば、夏バテなどで食欲がなかったり、疲れていたりするときには栄養ドリンクなどで補助的に栄養補給することも効果的です。とにかくしっかりと体を休め、体力を回復するように心がけてください」。ヘルパンギーナも手足口病と同様、症状が治まった後も便にウイルスを含むため、乳児のおむつなどの取り扱いには注意しよう。写真と本文は関係ありません○取材協力: ライオン ヘルスケアマイスター: 山岸理恵子さんボディーソープほか、スキンケア商品の開発に長年携わった後、現在のヘルスケアマイスターとなる。商品開発の経験を生かし、主にライオン快適生活研究所にて健康で快適な暮らしのための情報発信に尽力している。
2014年08月23日ベビーマッサージやベビーサイン、リトミックなど今や0歳から習い事ができる時代。本格的な習い事は、いつから? 何がよいの? と疑問に思うママたちも少なくありません。一般的には、小学校に上がる前、幼稚園に通い始めた3~4歳からはじめるケースが多いようです。 『失敗しないための子どもの習い事選び! ポイントは?』 の続編として、今回は具体的な習い事の種類に着目してみましょう。■幼児期の習い事ランキング1位は?・習い事ランキング1位は「水泳」『ママ400人に聞いた!習っているランキング』(株式会社リクルートライフスタイル 「ケイコとマナブ.net」調べ)によると、「水泳」が圧倒的な人気を誇っています。水泳は、水圧が胸にかかるため心肺機能を強くする、冷たい水が皮膚や免疫力を強くして風邪ひきにくい丈夫な体をつくるなど身体面によい影響を及ぼすこと、小学校入れば必ずプールがあるのでそれまでにある程度泳げるように! という理由が多く考えられます。・習い事ランキング2位は「ピアノ」続いて、「ピアノ」。小さいうちから音楽に触れさせ、音感をつけさせたい! 手先を器用にさせたい! 楽器の1つぐらいできるようにさせたい! という親の願望が大きく反映されていますが、この時期急激に発達する聴感覚によい刺激を与えることや両手を細かく動かすことや少し前の音を保ちながら先の音も読んだりするので独創性や創造性が養われる、という専門家もいます。・習い事ランキング3位は「英会話・英語」3位は、「英会話・英語」と続きます。将来必ず必要になるので言葉をたくさん覚える小さいうちから自然に身に着けさせたい。受験や学校英語でなく、話せる英語を身に着けさせたい。という親の思いが大きく、『親が習わせたい!』ランキングでは、1位という結果に。最近では、小学校高学年になると英語の授業を取り入れている学校も多くなってきて、中には小学校中学年からというところも増えてきているようです。■どんな習い事でも、大切にしたいポイント!習い事をはじめたきっかけをママたちに聞いてみると、「周りのお友達がやっているから」という意見も案外多くあります。先ずは、体験に行って自分のお子さんが楽しく通うことができそうか? という部分をジャッジして欲しいものです。そして、他のお子さんと比べないこと。最初から最後まできちんと楽しんで参加しているお子さんもいますが、そうでないお子さんの方が多い年齢。1時間という時間の中で、5分でも楽しく参加しているところがあればよしとしよう! という余裕持った気持ちで見守ることが大切です。決して、ママが熱くなって厳しく注意したり、叱ったりすることはお子さんの意欲を削いでしまいかえって逆効果。お子さんにとって「楽しい!」と思える経験をどんどん増やしていく、サポートをしてあげてください。「幼稚園時代に培われた性格は大人になっても基本は変わらない」ということを提唱する専門家や先生がいます。この時期に習い事を通して、目標を達成する喜びを遊びながら、楽しみながら体験していくことこそ人格形成によい影響を及ぼすのではないでしょうか?
2014年07月24日雨の季節。雨上がりの蚊の多さにびっくりしたことはありませんか? 特に体温の高い乳幼児は虫に狙われやすく、虫刺されの後の感染症が心配です。今回はご家庭で簡単・安全にできる虫よけ対策をご紹介します。蚊は周りより温度が高いところへ向かう習性があり、体温、においをかぎ分けながら、血液を吸う相手を探しているのだそうです。一般的に黒い服を着た人が狙われやすいとよく言われるのは、黒が熱を吸収しやすく、体温が上がるからなのです。乳幼児はただでさえ体温が高く、汗かきです。市販の虫よけスプレー等は6ヶ月未満の赤ちゃんには使えないものが多く、幼児であっても使用上の注意が必要です。そのため、ママがしっかり対策をして、蚊から守ってあげましょう。■お部屋の中での虫よけ対策・窓を開けるときはこまめに網戸を閉める洗濯物を干したり取り込むときの少しの間でも、必ず網戸を閉めることを徹底しましょう。・外から蚊の侵入を防ぐ商品を使用する最近では網戸に貼るタイプ、ベランダや軒下に吊る下げるタイプ、網戸にスプレーするタイプなど、さまざまな商品が発売されています。ちょうどこの季節だと、ドラッグストアに「虫除け対策コーナー」が設けられていることが多いので、住環境に合ったアイテムを見つけてみてくださいね。我が家では全て併用して試してみています! ・虫よけハーブを育てるゼラニウム、レモングラス、バジルなど、虫が嫌いなハーブを育てることも虫よけにつながります。グリーンは癒し効果もあるので、身体に優しく虫よけができます。・煙の出ない電子蚊取り器を使用する子どもの手の届かない場所に設置しましょう。煙の出る線香タイプを使用する場合は、しっかり換気をしましょう。■お出かけ時の虫よけ対策・なるべく肌の露出を避け、明るい色の服を着るできるだけ肌を晒す面積を減らしましょう。紫外線対策にもつながります。・汗をこまめに拭いてあげる汗のにおいに反応して蚊が寄ってくるので、こまめに拭いてあげましょう。・虫よけシール、リングなどの虫よけ商品を使用する比較的お肌に優しい成分を使用している虫よけシール、リングなどを身に付けるのも効果的です。0ヶ月から使えるベビーカーに吊るすタイプの商品も販売されているので、赤ちゃんにも安心ですね。水に濡れても効果が変わらないものが多いので、お水遊びが好きな子どもにもピッタリです。この他にも蚊が多い時間帯(早朝、夕方)や場所を避けて外出するなど、お住まいの地域やライフスタイルによって実践してみてくださいね。親子で楽しい夏が過ごせますように!
2014年07月14日2004年日本小児科学会は、「乳幼児のテレビ・ビデオの長時間視聴は危険!」という緊急提言を行い、言葉の遅れや表情の乏しさに大きな影響があるという研究結果を発表しました。お子さんは、1日どれぐらいテレビやビデオを見ていますか? また、スマートフォンやタブレットの普及、乳幼児向けのアプリ開発が活発となっている現代。これらのメディアに対する子どもの食いつきは半端ないですよね? 実際にわが子、特に下の子のデジタルデビューは3歳でした。現在、5歳ですがひらがなやカタカナはタブレットのアプリで覚えた、といっても過言ではありません。でも、ちょっと待って! あまり小さいうちからデジタルな世界どっぷりな習慣ってどうなの? きっと、小学生になったらDS持って公園やマンションなどで集まって黙々と遊ぶ…みんなで遊んでいる意味ない! という状況にいずれ繋がるのであろう、と容易に想像できますよね。親なら知っておきたい、子どもがデジタルメディアで遊ぶ際の注意点をお知らせします。■テレビやビデオに子守はさせない!家事などに追われているとき、ちょっとテレビやビデオを見ていてくれるとすごく助かる! がママの本音です。しかし、テレビは、映像と音声が絶え間なく提供され、子ども自身が考えることや想像すること時間を奪いがちになってしまう…楽に情報が取れてしまうのです。人間、楽な方に流れるのは当然。小さい時に大事なことは、目・耳・鼻・舌・皮膚などの五感をフル作動して情報や周りの状況を認識すること。1人で観せるのはできるだけ避け、ママが一緒に観ることで親子で1つのことを共有する、ということを心がけましょう。できるだけママが話しかけ、得る情報を共有して質問したり、子どもから疑問をひきだすようにしましょう。時間的には、未就学児は、1時間くらいがベスト。「ドラえもん」と「クレヨンしんちゃん」観ただけで終わってしまうんですけど…。■スマホやタブレットはしつけながら楽しむ!テレビ以上に子どもが面白いほど食いつくのがスマートフォンやタブレット端末。小さくて使い方がわからなくても怖いもの知らずでどんどんタッチして、いつの間にか使い方マスター! 子どもの順応力には頭が下がります。ただ、これも使い放題! というわけにはいきません。テレビ、スマートフォンやタブレット…トータルでみると、現代の子どもは小さいうちからデジタル・バーチャル・平面的な世界に相当な時間いることになります。1. 時間を決める。(10分~15分くらいがベスト)2. かなりの数の知育・教育アプリが出ていますが、ママ自身が開発の思いやレビューをしっかり読んだり、実際使ったりしてみてジャッジする。何よりこの2点のルール決めが大切です。そういえば、わが家の子どもたちは放っておくと勝手にダウンロードしてしまうので「無料」という文字を真っ先に教えましたよ。
2014年06月27日夏に向かうこの時期から乳幼児がかかりやすい感染症があります。なかには、初めて聞く病名もあって驚くママも多いと思いますが、あらかじめ基本的なことを知っておくといざという時に慌てずに対応できるでしょう。これからの時期に知っておきたい、夏の感染症3つをご紹介します。■夏風邪の代表格「ヘルパンギーナ」名前だけ聞くと、インパクトを強く受けるママも少なくないと思います。私自身、子どもがかかり、かかりつけの小児科医から病名を言われて「かっこいい横文字だけど一体どんな病気なの?」と。実は、夏風邪の代表格でした! 強い喉の痛みからはじまるケースが多く、38度以上の熱が、2~3日続くこともありますが、とにかく喉が痛い。真っ赤になったり、喉の奥に小さなみずぶくれが数十個できたりします。とにかく食事や水分がとりにくいほど喉が痛むので、あまりかまずに飲み込めるような柔らかいものをご家庭では与えてください。酸味のあるジュースなど刺激が強いものはできるだけ避け、味の薄いものがベスト。脱水症状には気をつけて、こまめに水分をとることも大切です。イオン飲料、白湯、麦茶や味噌汁、野菜スープなどを与えるママが多いよう。【完治の目安】発熱:2~3日 口内の水疱:1週間弱■小さい頃に聞いたことがありますか? 「プール熱」正式名称は、咽頭結膜熱。プールでの感染が多いため、日本では昔から「プール熱」と呼ばれています。プール以外は感染しないのか? ということではなく、ウィルスを含んだプールの水が目や口に触れてしまうことで感染しやすい、ということです。感染した人が触ったものを触ることでも感染するので注意してくださいね。症状としては、喉が腫れて痛みだすと同時に結膜炎を起こし、急に39度ぐらいの高熱を出すことも。目ヤニが出たり、目がしょぼしょぼするといった症状が出たら熱が出るサインです。プールに入るときは、前後にしっかりシャワーし、目もしっかり洗いましょう。【完治の目安】3~7日程度■その名の通り、手足・口に発疹が! 「手足口病」口の中、手のひら、足の裏などに発疹や水疱ができる「手足口病」。ヘルパンギーナとの違いは、手足に発疹がでること、37~38度の発熱(1~2日)もしくは出ないなど高熱ではないことが特長です。ヘルパンギーナ同様に口の中の水疱は、触れたりつぶれたりすると痛むので喉ごしのよい食事や刺激の少ない水分をとることをおススメします。【完治の目安】発疹がかさぶたになり取れる・7日~10日程度どの感染症も飛沫や接触で感染します。冬だけでなく夏も!手洗いやうがいなどしっかりと予防する習慣が必要ですね。いずれの場合も、症状が出たらいち早く受診するようにしてくださいね。
2014年06月12日当ページの記事は、2013年7月の法律、情報に基づいております。最新(2015~2016年度版)の出産手当金・育児休業給付金の記事は こちら! 妊婦健診は、近年、自治体の助成が充実してきた分野。必要な手続きや知識をしっかり把握して、もらえるお金は、全部もらおう! 「たまごクラブ」で10余年連載を持つファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに妊婦健診のお金についてのお話を伺いました。(記事は2013年7月現在の法律、情報に基づいて書いています)■妊婦健診は基本14回まで無料「妊婦健診のお金は、自治体の助成が広がったので、個人での負担が減っています」と畠中さん。妊婦健診は、全ての自治体で14回まで無料で受けられるのが基本だ。ただ初回の診察は、妊娠判定をしてもらうので、自費診療となるのが一般的。また健診票に書かれている項目以外の診察や検査も自己負担となる。たとえば超音波検査も、1~2回までは無料とする自治体が多いが、回数が増えると、検診費に数千円(検査内容によって異なる)が加算されたりすることも。住んでいる自治体によって助成の内容は大きく違ってくるので、妊娠初期に自治体の助成内容を確認しておこう。■母子手帳交付時に、必要な手続きを把握しよう!妊婦健診について声を大にして言いたいのは、「自治体によって助成内容は大きく違ってくる」ということ。「妊婦健診は14回まで無料」とは書いたけれども、ただ待っているだけでは制度を受けられないこともある。自治体によっては、「申請書を提出する」つまりは、自分でアクションを起こして初めて助成を受けられるところもあるからだ。検診の助成券は母子手帳交付時に一緒に配布されることが多いので、その際に券が配布されない場合は、必要な手続きにについて確認しておきたい。■里帰り出産で損をしないために妊婦健診の無料制度は、原則、里帰り出産では使えない。けれど受診券は捨てないで!使わずに残った受診券は、現金化してもらえる。「そのことを知らないで捨ててしまう人がいるんです。健診の受診券は金券だと思っておいて。受診券を現金化できる期限は決まっているので(半年や1年など)、里帰りが長い人は手続きをパパにお願いしましょう」。8ヶ月で里帰りしたとして、使わずに残った8枚の受診券=4万円(一枚5,000円で換算した場合)は大きい。取材/楢戸ひかる
2013年08月02日(ニュースリリースより)中高年の方が、いつまでも健康的に活動できる為の健康食品サントリーウエルネスから、健康的に活動できる「サントリー ロコモア」を通信販売で6月25日から新発売する。自分の力でいつまでも活動していきたい、という願いを持つ、中高年の健康ニーズの為に誕生した健康食品だ。パッケージは、白色を基調として、歩く姿の赤の”人間ロゴマーク”が健康で活動できるイメージを与え、その周りに、調合されている成分が色別に記されており、ひとめで商品を理解しやすいデザインとなっている。「ロコモア」は(more・モア)と(locomotive・ロコモティブ)を意味する「健康的にもっと運動できる」体を作ることをお手伝いしたいという思いから、この名がつけられた。いつまでも健康的に活動できる為の成分筋肉成分である「イミダゾール ペプチド」は、おもにマグロなどの回遊魚に豊富に含まれている成分で、運動能力を高めてくれる。また年を重ねるごとに減っていく軟骨成分の「コンドロイチン」と、水分を蓄える働きに優れて美容の成分の働きも持つ「プロテオグリカン」そして「グルコサミン」が調合されている。さらにサントリーウエルネスならではの「ポリフェノールの成分(ケルセチンプラス)」や、骨の基礎となるカルシウムの吸収を助成する働きを持つ「ビタミンD」が調合されている。サントリーウエルネスならではの、これらの成分の組み合わせで誕生したサントリー ロコモアは、いつまでも健康的に活動できる体を作る為の、強い味方になってくれるだろう。【参考リンク】▼サントリーウエルネス元の記事を読む
2013年06月05日雑誌、書籍を刊行するPHP(Peace and Happiness through Prosperity)研究所は、母親のための乳幼児親子教室「TOEベビーパーク」の実態を、ノンフィクションライター・大島七々三氏が調査取材して執筆した「3歳までの育て方で子どもの脳が決まる!」を12月12日に発売する。価格は1,200円。TOEとは「Timing of Education」の略で、適切な時期に最適な刺激を与えることによって、子どもの脳の発達を促すという教育方法だ。TOEベビーパークの「TOEメソッド」とは、「叱らない」「教え込まない」といった育児法で、「叱らずにしつけができ、育児を楽しめる」、「親や友達の気持ちがわかる、思いやり深い子になる」、「知的指数が向上し、運動能力や手指の巧緻性(こうちせい/巧みに指先を使う能力)が向上する」という三つの特徴を持つ。また、同書では、TOEベビーパークの代表講師・中島真紀氏も筆を執り、「今日から家庭で使えるTOE流育児法」を解説している。同氏は、教育現場で1,000人以上の子どもたちを指導し、教育技術を研究。妊娠・胎教・育児に関する理論の研究と、自身の育児体験をもとに、2008年にTOEベビーパークを開設した。自らの子どもにも「TOEメソッド」の教育手法を実践しており、長男は2歳4カ月で「IQ242」、長女は3歳で「IQ194」を実現。ともに健康優良児に育て上げているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日ベビー用品・乳幼児おもちゃなどの開発・製造を行うコンビは、イタリアの自動車ブランド「Alfa Romeo(アルファロメオ)」デザインのベビーカーを12月下旬より販売する。同商品には、実車のシートをイメージしたクッションが使用されており、細部にエンブレムがちりばめられている。価格は73,500円。ベースとなるベビーカーは、10月に発売した、ハイシートベビーカー「ディアクラッセ オート4キャス エッグショック」を採用。ハンドル位置の切り替えで、キャスターが自動的に対面・背面に切り替わり、進行方向に対して前方の車輪がフリーになるため、赤ちゃんの顔を見ながら押す「対面」状態でも、後ろから押す「背面」状態でも小回りがきき押しやすいという。また、シートの高さは55センチあり、赤ちゃんとの距離が近く、乗りおろしがしやすい仕様となっている。さらに、ベビーカー走行時の振動による赤ちゃんのストレスを低減する「振動レス システム」を搭載するほか、背中側の通気を調整する「エアスールーバー」など、デザインと使い勝手にこだわっているとのこと。対象月齢は生後1カ月から36カ月頃まで(体重15kg以下)。カラーはレッドとグレーの2色が用意されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月03日ベビー用品、乳幼児おもちゃなどの開発・製造・販売輸出を行っているコンビは、同社のペットブランド「コムペット(compet)」で、ペットを飼っている人694名を対象に、「ペットカートの使用実態と、活用メリット」を調査。その結果、ペットカートの利用率は3割強、多頭飼育では5割にのぼることがわかった。調査期間は8月31日から9月30日。「ペットカートの利用状況」を尋ねたところ、「頻繁に使う(13.7%)」と「時々使う(19.9%)」を合わせると33.6%となり、約3分の1がペットカートを利用していた。また、「飼育頭数別利用状況」をみると、2頭以上の「多頭飼育家庭」での利用率は5割を上回り、カートが広く浸透しつつあることが伺える。「頻繁に使う」と回答した人からは、「デパートやショッピングモールでのお買い物時、混雑した場所での愛犬の安全確保のために。ドッグランで、ひとりで一度に2頭の行動を見られないとき、1頭をステイさせておくのにも重宝します」、「他の人に迷惑をかけないよう、できるだけカートに入れています。人ごみでも安心して歩けます」、「持病でお出掛け中に動けなくなることがあり、ずっと抱っこも大変なので、カートを利用することに」などのコメントが寄せられた。また、「ペットカートを使ってお出掛けする際の交通手段は?」という質問では、「徒歩」を大きく引き離して、「自動車」が5割弱でトップ。カートは、近所での散歩よりも、むしろ車を使った比較的「遠出のお出掛け」でより活用されていることがわかった。「ペットカートを使って出掛けるスポットは?」という質問では、1位「公園(15.8%)」、2位「ショッピング施設(14.8%)」、3位「ペットイベント(14.5%)」、4位「カフェ・レストラン(14.1%)」、5位が「旅行先(9.5%)」となり、ペットカートを利用すれば周囲に迷惑をかけずにすむため、ショッピングや飲食店など、従来なら犬同伴をためらっていた場所にもどんどん進出していることが分かった。なお、調査の詳細は、同ブランドホームページ「獣医師アドバイス」を参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月13日キリンビバレッジは同社が販売するコーラ系飲料「キリン メッツ コーラ」が、日本人間ドック健診協会から「日本人間ドック健診協会推薦商品」に認定されたことを発表した。同商品は難消化性デキストリンを配合し、食事の際に脂肪の吸収を抑える、特定保健用食品(トクホ)史上初のコーラ系飲料。2012年4月に発売を開始した。健康意識の高い大人層やコーラ系飲料ユーザーから支持を得て、2012年10月末までの累計販売数量は、500万ケースを突破した。このほど、同商品は日本人間ドック健診協会から「日本人間ドック健診協会推薦商品」として認定。理由としては、食事の際に脂肪の吸収を抑えるトクホ史上初のコーラ系飲料であること。また、人間ドックや健康診断で予見できる生活習慣病の一次予防に役立つこと、健全な食習慣を継続的に行うことを目的とした商品であることがあげられた。10月には480mlペットボトルに加え、1.5リットルサイズも販売開始。また“特製ピザ”が1万人に当たるキャンペーンも実施した。11月からはさらなる認知拡大と味覚体験を目的とした、「100万人サンプリング」を実施している。また、11月12日からはFacebookを活用した、「『キリン メッツ コーラ』と相性のいい食べ物を選ぼう!キャンペーン」を実施する。同キャンペーンは、同商品と相性がいい食べ物の候補の中から1つを選んで投票。投票者の中から抽選で300名に「キリン メッツ コーラ」1ケース(480ml×24本)をプレゼントする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日ベビー用品・乳幼児玩具などの開発・製造を行うコンビは、ペットのためのブランド「コムペット(compet)」を新たに立ち上げ、第1弾として愛犬のためのペットカート「コムペット ミリミリ(compet milimili)」を、9月21日より発売する。「コムペット」は、「ママに抱っこされる安心感を」をコンセプトに、ペットと飼い主双方が、快適かつ安心して使用できる商品を提供していくという。「コムペット ミリミリ」は、獣医師の監修のもと、同社のベビーカー製造の技術を生かしながら、犬にとっての安全性・快適性を追求したペットカート。ペットカート初となる3つ折りフレームを採用し、車体重量3.3kgの軽量かつコンパクトなサイズを実現した。キャリー部の重量は1.9kgで、全体は5.2kgとなる。キャリーは簡単に取り外しができ、キャリーバッグのように持ち運びが可能。キャリー部分も薄くたため、収納にも便利な仕様となっているという。衝撃や振動に強く、通気性にも配慮がなされているとのこと。キャリーカバーは丸洗いできる。同商品は犬専用で、耐荷重は12kg(2頭まで)、バスケットの耐荷重は3kg。カラーは、ルビードットとブラックで、価格は3万9,900円。同社では「コムペット ミリミリ」の発売を記念し、アンケートに答えると毎月抽選で空気清浄機などがもらえるキャンペーンを実施中。第1回の締め切りは9月30日。詳細はキャンペーンページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日7月13日、MSDは、5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン「ロタテック内用液」の発売記者説明会を開催した。同ワクチンは1月に薬事承認を取得し、7月20日より販売を開始する。説明会では、臨床データの説明やロタウイルス胃腸炎の予防について講じられた。ロタウイルスは感染力が強く、ほとんどの乳児が5歳までに一度は感染するという。主な症状は下痢、嘔吐(おうと)、発熱であるが、重症化すると、脱水症状やけいれん、脳炎などの重篤な合併症を引き起こす場合もある。治療方法は対症療法のみであり、衛生状態の改善だけでは感染を防ぐことは難しい。そのため、重症下痢症に占めるロタウイルスの割合は、先進国と開発途上国ではほぼ同等であり、WHO(世界保健機構)はすべての地域において、ロタウイルスワクチンの定期接種化を推奨している。同ワクチンはすでに107の国と地域で使用されており、安全性、有効性には自信があると、同社代表取締役社長 トニー・アルバレズ氏。同ワクチンの販売によって日本の公衆衛生へ貢献し、ロタウイルス胃腸炎やその予防に関する社会的認知を高めたいと語った。続いて、同社グローバル研究開発本部長・白沢博満氏より、ロタウイルスの特徴などが解説された。ロタウイルスには多くの血清型がある。そのなかでも、ロタウイルス胃腸炎の発生原因の約90%を占めるのは、主に5種類(G1P[8]、G2P[4]、G3P[8]、G4[8]、G9P[8])。しかし、血清型の分布は年ごとに異なるため、1つの血清型だけに対応するものでは予防は難しい。そこで同社では、G1、G2、G3、G4およびP1A[8]型の5つの血清型のロタウイルス株を含む5価のワクチンを作成。これにより、流行しやすい主要な5つの血清型に対応可能となった。また、ロタウイルスは自然感染を繰り返すことで、ロタウイルス胃腸炎に対する予防効果が高まる傾向にあるという。一度もロタウイルスに感染していない乳幼児の発症リスクと比較すると、初回感染で77%、2回目の感染で83%、3回目の感染で92%もの予防効果があり、血清型に対する免疫反応が確認された。同ワクチンは3回接種によって、重度のロタウイルス胃腸炎の発症を予防することが示されている。最後に、慶應義塾大学医学部感染制御センター・岩田敏(さとし)教授が講演した。ロタウイルス胃腸炎は、入院を伴う重症胃腸炎の原因として最多とのこと。生後6~24カ月の乳幼児に発症しやすく、世界中の小児の95%が3~5歳までに発症するという。感染経路は主に糞口感染だが、接触・飛沫(ひまつ)感染の可能性も考えられる。ロタウイルスに感染すると、脳炎や脳症といった合併症を伴うこともあり、その後遺症率はインフルエンザ脳炎(25%)に比べてロタウイルス脳炎(38%)は高いそうだ。また、非常に感染力が強いので、院内感染を起こしやすい。岩田教授は、早くから免疫をつけるためにも、初回接種は14週6日までを推奨している。早期のワクチン接種により、ロタウイルスを”予防”することが大事なのだ。同ワクチンの有用性については、臨床試験の結果をもとに解説した。国内での臨床試験結果によると、重度のロタウイルス胃腸炎に対し、100%の予防効果が認められている。さらに、オーストラリアでのワクチン導入によるデータも発表された。ワクチンを接種した年齢層でロタウイルス関連胃腸炎による入院数が減少し、接種していない年齢層でも減少したという。これにより、集団免疫が獲得されている可能性が示唆された。同ワクチンを接種することで、発症を予防するのはもちろん、感染を防ぐこともできる。導入する意義は大いにあるが、日本ではまだ定期接種は実施されておらず、予防接種の必要性やロタウイルスそのものに対する認知度は低いという。「ロタウイルスについて、ほとんどの方が知らないのが現状。私の娘もワクチン接種について知りませんでした。これからは病気そのものを啓発していかなくてはいけない」と岩田教授。予防接種のスケジュールや効果と副作用、そして早期に予防接種を受けて免疫を得ることについての重要性に関する情報提供が急務とのこと。そのためにも、小児科学会はもちろん、医薬品メーカーや行政とも協力し、インターネットやマスコミなどを活用して正しい情報を発信していきたいと語った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日日本公文教育研究会は、0歳~2歳の乳幼児と母親向けの新しい教育サービス「Baby Kumon(ベビークモン)」を、この6月より全国約8,000の公文式教室で開始する。日本公文教育研究会が大学教授等と共同して行った研究によると、0歳児~2歳児を中心とした乳幼児期に母親が行う「歌いかけ」「読み聞かせ」が、母子関係の構築と子どもの発達に寄与することが確認された。「歌いかけ」は母親と子どもとの交流に特に強く結びついて、主に「親子のきずな」を継続して発展させる役割を持ち、「読み聞かせ」は親子の情緒的な交流から、やがて物事を知る手段になるという。この研究は各種のシンポジウムや日本子育て学会、日本発達心理学会等でも発表されている。Baby Kumonは「親子のきずなをはぐくみ、まなびの土台をつくる」をコンセプトに、歌と読み聞かせを中心とした親子のやりとりを家庭で楽しむための新教育サービス。絵本や歌本、CDなど各種教材を使い、子どもの発達に合わせた親子のコミュニケーションを行える。さらに、公文式教室でくもんの先生のサポートを毎月1回受ける「Baby Kumonタイム」も設定される。受講料は月額2,100円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日医師限定のSNS「MedPeer」を運営するメドピア株式会社では、「先天性肥厚性幽門狭窄(きょうさく)症の治療」に関するインターネットリサーチを行った。調査対象はメドピアに会員登録をしている小児科、小児外科の医師で、有効回答数は272件。先天性肥厚性幽門狭窄(きょうさく)症は乳幼児に見られる消化器系疾患で、生後2~3週間ごろからミルクを噴水のように大量に吐くようになる病気。飲んだミルクが胃より先に進まなくなり、栄養を吸収できず体重があまり増えなくなる。原因は胃と十二指腸をつなぐ幽門括約筋周辺の肥大といわれている。小児外科の教科書には手術が第一選択と記載されていることが多く、小児科の教科書には内科的治療(幽門括約筋の弛緩(しかん)剤等の投与)が一般的とされている。では現場では実際、どちらの治療法を用いていることが多いのだろうか。手術と内科的治療それぞれのリスク等を両親に説明し、相談した上で治療法を決定すると答えた医師が28%。症状の深刻さに応じて、内科的治療ではなく手術をしたほうが良い場合は手術となるようだが、一般的には内科的治療が先行する場合が多い。「相談して決める」に次いで「外科の先生に相談した上で、内科的治療を行う」が21%。「入院期間・手術時間もそれ程かからないため、手術を行う」は20%。内科的治療は、手術よりお金も時間もかかるようだ。一方、手術はそれなりに体への負担も懸念される。症状の重さや幽門筋の厚みなど個々の体の特徴をよく医師から聞き、患者側が治療について正しい知識を得た上で、治療法を選択すべきだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日厚生労働省は21日、平成21年度の特定健康診査・特定保健指導の実施状況(速報値)を公表、特定健康診査の対象者数は約5,220万人、受診者数は約2,115 万人で、実施率は40.5%だった。保険者の種類別の実施率は、組合健保・共済組合が6割以上と高く、市町村国保、国保組合、全国健康保険協会、船員保険にで、いずれも3割台と低くなる二極化構造を呈した。また、特定保健指導の対象になった者は18.5%で、そのうち特定保健指導の終了者は13.0%だった。メタボ該当者は14.4%、予備群含めると3割近くにそして、内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)該当者は14.4%おり、この予備群者は12.3%とされた。合わせると3割近い比率でメタボの危険者がいることとなる。なおこれは、医療保険者に対し、40歳から74歳までの被保険者、被扶養者を対象とした内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した健康診査・保健指導の実施が義務付けられているもので、平成20年度から始まったもの。メタボ健診は、腹囲とともに、血圧・血糖・血中脂質の数値をもとに判定するが、腹囲が基準を上回り、二つ以上の数値が悪ければメタボ、一つなら予備群となる。危険性が高い人に保健指導を行うことで、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病を防ぐ狙いがある。
2011年01月25日