ピエール・ラコット版『ラ・シルフィード』の上演を控えた東京バレエ団が公開リハーサルを開催、続いて行われた記者懇親会で、斎藤友佳理芸術監と主演ダンサーたちが舞台への意欲を語った。【チケット情報はこちら】懇親会冒頭、「すべてこの作品からスタートした、私の原点ともいえる作品。踊り込んできたことでわかったことがたくさんあります。ラコットさん、(ギレーヌ・)テスマーさん(同作品の初演ダンサーで、指導者として活躍)から教えていただいたことを、すべて伝えたい」と、指導への並々ならぬ熱意を明かす斎藤。東京バレエ団のプリマとしてこの作品にたびたび主演、海外公演でも絶賛されたが、近年は、ラコットの信頼を得てモスクワ音楽劇場で振付指導アシスタントを務め、2013年の東京バレエ団での上演では振付指導を手がけている。愛着のある作品だけに、その指導ぶりは熱く、厳しくもなる。「ラコットさんから教えられたことを大切にし、ロマンティック・バレエの薫りを伝えたい」(斎藤)。『ラ・シルフィード』は19世紀前半のロマンティック・バレエの傑作だが、1972年にラコットが復元上演して人気を得た作品だ。スコットランドの農村を舞台に、結婚式を控えた青年ジェイムズと、彼の前に突然現れた空気の精シルフィードとの悲恋を描く。初日に主役を踊るのは、この4月にプリンシパルに昇進したばかりの渡辺理恵と、昨年8月に入団した宮川新大のペア。「2度目のシルフィード役。ジェイムズへの思いを軸に、柔軟に創っていきたい」(渡辺)、「毎日が勉強!物語の中での表現を、つきつめたい」(宮川)。また、2日目に主演する沖香菜子と松野乃知は2013年の上演でもペアを組んだが、「いろんな作品に触れ、成長できたのではないかと思う。私なりのシルフィードを出していきたい」(沖)、「この3年で感じ方は変わってきた。今の僕ができるジェイムズとして、舞台を生きたい」(松野)と抱負を語る。彼らの言葉に目を細める斎藤。「指導で同じことを要求しても、人によって受け取り方は違うもの。このふたりの妖精も、全く違う。それはとても素晴らしいこと」と、彼らの個性に期待を寄せる。「皆、舞台に命をかけているなと思うけれど、命はかけ過ぎず(笑)、楽しんでもらいたい。そうなったとき、それぞれの良さがでる。成功を見守っていただきたいと思っています」と、ダンサーたちを激励した。公演は4月29日(金・祝)、30日(土)、東京・東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年04月22日『スワロウテイル』『花とアリス』を手掛け、女優たちの新たな魅力をスクリーンへと昇華させてきた監督・岩井俊二。最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』では日常の中で「ありえなさそうだけど、現実にはそんなこともある」事件や不条理に出会いながら成長していく女の子を描いている。今回、主人公の友人役として出演する女優・玄理と共に、本作から見る職業の真義、人間のあり方について、さらに岩井監督の心の中にあるという“憧れ”について語ってもらった。■人生の節目の音楽は世界観を変える玄理:私、台本・小説・映画の順で観たので、小説家の岩井俊二はこのシーンはこういう感情で捉えてたんだな、と映画を観たとき初めて分かり、(小説と)ラストが違うからこそ面白かったです。ラストを描いたのはどっちが先だったんですか?岩井監督:映画が先だね。小説は小説の締めくくりを考えてたから。映画は映画の流れで(小説の)構図をもってくると大体失敗するから(笑)。あれは小説ならではというかね。そこにだけ意識がいっちゃって、いっぱいあった情報が集約されちゃうから、かえってやらない方が映画の場合は良かったりするんだよね。玄理:最近公開される邦画では、盛り上がる場所でクラシック音楽を使うのが流行りから定番になってるなという感じがしてて、でも岩井さんのクラシック音楽の使い方っていうのは風格があるなと思いました。映画に寄り添っているというか、気づいたら心の深いところに入ってきてて、別になんてことないシーンでも、ちょんっと突かれたら泣きそうになる感じが3時間続いてたんですよね。岩井監督:音楽はね、普段自分で作ったりしてるんだけど、今回は結婚式のウェディングソングのCDの中から選んだんだよね。割とみんなが知っている曲が次々出てくるけど、それって基本、華々しいセレモニーのときにかかる曲じゃない?でもそれが人生のいろんな節目でかかると違って聞こえるというか。そういうところを狙っていきたかったんだよね。玄理:すごく素敵でした。岩井監督:ここまで良い効果になると思わなかった。『リリイ・シュシュのすべて』のときにドビュッシーでやったんだけど、映画にはめてみると偉大な効果を生んで、いまとなってはホテルとかで流れると立ち止まっちゃうもんね(笑)。玄理:有名すぎて聴き慣れた曲なんだけどシーンごとに曲が流れると心が持っていかれました。■外の世界を知ると同時に“自分”が見えてくる玄理:作品に出演するにあたり、いろいろ勉強したんですよ。そのなかでAV監督に話を聞く機会もあったりして。日本にいるとエロ漫画の広告とか電車の中吊りでも卑猥な単語が飛び交ってるし、AVってこんな感じでしょってイメージで分かった気になってたけど、改めてちゃんと見たらすごかった。岩井監督:大学のときに友達がAV女優になって、本人が言うには、アートなんだって。これが自己表現なんだと言ってて。自分はすごく真面目にやっているんだと切々と語るんだよね。ちょっと用があって自宅に電話したときがあって、本人だと思って話してたら、お母さんだったのよ。そしたら堰を切ったように突然「うちの娘はあんなことする娘じゃないんです」と2時間くらい話を聞かされて、もう親御さんはパニックになっているわけなんだよね。そのときから対極にあるような本人と親のそのギャップっていうのは一体何なんだろうって、自分の中に大きな宿題として残ってた。あるときそういう人たちと取材できるタイミングがあって話を聞いたんだけど、やっぱり同じ親子の修羅場があって、でも本人たちはお金のためにやっているということじゃなくて、ひたむきにやっていたり、輝いてるんだよね。俺らより生き生きしていたりして、光り輝いているものは何なんだろうって非常に興味があったんだ。もちろん簡単なことじゃないし、いろんな苦労もたくさんあるだろうけど、なんか自分たちに持ち得ていないものを持っている感じ、これは何なんだろうって。海外に行ったり違う国の人を見ると感じたりするでしょ?発展途上国と言われているところに行って、そこの子どもたちに会うと、学校に行っていないがゆえに、テレビゲームをやっていないがゆえに、天然の人間というか、輝き方が違う、元気度が違う、体内エネルギーが全然違う。そういうの見ると、自分たちって養殖されている魚みたいな生き方をさせられているんじゃないかって、自分たちの反省も含めてそこを覗いてみたいと思ったんだよね。■多様性が必要とされている時代…常に自分と違うものに憧れる玄理:何年か前に岩井さんがお食事しているときに、囲炉裏の縁の内側が通常、普通の社会だとして、外側が普通じゃない異常な世界だとしたらこの囲炉裏の縁にいる人たちを描きたいっていうことを言っていたのを私すごく覚えていて、だから今回台本を読んだとき、その人たちのことなんだなって思ったんです。岩井監督:ずっとそこをやり続けている気がするんだよね。『花とアリス』ですらそこを描いているんだと思う。普通の人の実感の中にあるものを描きたくて、だから大体みんな孤独なの。友達とつるんで和気あいあいとして最後までつるみっぱなしの作品とかほとんどやったことがない(笑)。玄理:もちろん職業に貴賎がないという言葉の通り。そうだと思うけど、そのAV監督の話を聞いたとき、一番思ったのがその職業がどうっていうことより守るものがあったり、これからできたりするのであるならば、その一線を超えるとその代償って大きいなっていうのは聞いてて思った。岩井監督:どんな世界でも人は生きているし、人を殺した人ですら同じ空気を吸って生きているわけで、それが世の中だろうから。同じ時間・空間、同じ幸せ・不幸をシェアして生きているというか。我々って自分たちのいる場所が当たり前で、それと違うものはすぐ“違和感”という言葉を簡単に使ったりして、そのセンサーがみんな正しいものって思いがち。日本の場合、民族の多様性っていうのもあまりないからなおさらだよね。同調圧力が強いって言われるけど、マイノリティーって言われる人たちの気持ちや立場をなかなか理解しないでしょ、一部の政治家とかは人としてどうかと思うくらいそういうところ欠落していたりするじゃない?自分が目を向けたいのは、そういうところ。応援したいとかではなくて、なんか憧れがあるんだよね。この真ん中の世界に生きていて、いろんなところが麻痺している劣等感があって…。玄理:確かに、(縁の)外側の人たちにしか見えないものって絶対ありますよね。岩井監督:差別は良くないけど区別くらいまでは良いと思う。人を区別するときに蔑んだり、憐れんだりするのは酷いけど、憧れるのはいいと思う。自分じゃないいろんな人たちから学習し続けたいと思ってるんだよね。(text:cinemacafe.net)
2016年03月23日クリエイティブ ディレクターのジルダ・ロアエック(Gildas Loaec)と黒木理也によるメゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が16-17AWメンズコレクションを発表した。「Love Rises」と題し、宮崎駿監督のアニメーション映画『風立ちぬ』に受けたインスピレーションを受けて制作された今シーズンのアイテムは、1930年代の飛行服を基調としている。富士山や日の出、飛行機、カモフラージュといったモチーフには、ポップな柄への原点回帰の意味が込められており、カジュアルかつシックな遊び心を持つメゾン キツネの男性像を象徴するものとなっている。
2016年03月13日乃木坂46のメンバーから白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花、桜井玲香、伊藤万理華、若月佑美と伊勢丹新宿店本館2階=イセタン ガールがコラボレーションするイベント「おけいこガール」が本日2日からはじまった。開店前には約100名の顧客が開店を待ちわびた。FASHION HEADLINEでは、同イベントのために作られたスペシャルムービーの撮影現場に同行し、メンバーのオフショットを公開。撮影当日は幻想的なセットの中で、生田や桜井が幼い頃から習っていたというピアノを弾くシーンや、バレエを習っていた若月と伊藤が撮影現場で振り付けを相談しながら踊るシーンも見られた。また、料理が得意だという白石は同企画のために制作したエプロンをまとい料理をするシーンを撮影。ファンの中ではおなじみのキャラクター「どいやさん」の生みの親である西野は、当日現場に用意されたキャンバスにスラスラとどいやさんを描き、絵心を披露してくれた。なお、今回メンバーがムービーで着用している衣装(一部小物などを除く)は、メンバーそれぞれがコラボレーションしたブランドのデザイナーと何度もミーティングを重ね、数ヶ月かけて作り上げたもの。西野は今回のコラボレーションにあたり「デザイナーさんがテキスタイル1枚をデザインするまでにも、本当に沢山の時間をかけていることを知りました」とコメントを寄せている。ロングバージョンのムービーは、伊勢丹新宿店本館2階のイセタンガールで先行上映中。また、店頭ではメンバーからの直筆メッセージも飾られているとあって、開店から多くの顧客で賑わっていた。動画引用元: (ISETANPARKnetオフィシャルYouTube:
2016年03月02日乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナーにミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。伊藤さんが子供の頃から習っていたというバレエをテーマにした今回のコラボレーションについてトリプルトーク。■小さい頃は写真が嫌いで「何で笑わなくちゃいけないの」って思ってた(伊藤)ーー今回は伊藤さんが実際に習っていたバレエをテーマに服作りをされていると伺いました。どのようにコラボレーションされたのですか?ジェンファン:何回か万理華さんと打ち合わせをしましたね。最初に万理華さんと打ち合わせをした時に、記憶に残っているバレエの衣装について聞いたので、後日その衣装で撮った写真を万理華さんから借りました。伊藤:ジェンファンさんの作品は、テーマが「少女の記憶」だから、今回も実際に私がバレエの発表会の時の写真や、バレエの演目を日記みたいにメモした紙をお渡ししました。それに、そのメモに日付を入れた方がいいというジェンファンさんからもリクエストにもすごく納得出来ました。ジェンファン:このバレエの衣装を着ている小さい頃の伊藤さんの写真や、演目のメモはトートッグに使いたいなと思っています。ーーところで、小さい頃の伊藤さんはどんな子供だったんですか?伊藤:うーん、わがままで、天邪鬼でこだわりが強くて…。あとは、写真を撮られるのがすごく嫌いでしたね。カメラに映ることが嫌いだったから、昔の写真で笑っているのがない。何で笑わなくちゃいけないんだって思ってました(笑)。ジェンファンさんは、どんな子供時代でしたか?ジェンファン:私は、兄と私、双子の妹の4人兄弟で、そんなにお金もなかったから、欲しい服も買えなかった。それに、反抗期も結構あって30歳まで反抗期だったかな(笑)基本、嫌いなものが多いんですよ。坂部:反抗期30歳までだったんでしょ。今、 36歳だから大丈夫じゃん(笑)ジェンファン:でも、子供の頃お金がなかったからこそ、今のクリエーションに繋がっている部分はあります。坂部:ジェンファンのクリエーションは、基本過去の記憶から作るタイプ。だから、今のトレンドとかはまったく考えないんです。だから、幼少期の出来事や記憶がすごく大事。ジェンファン:大人になってファッションの仕事をしている大人のジェンファンの中にも、子供の頃のジェンファンがいて、意地悪だったりいじめだったり悪いことをしている感覚があります。例えば、ショーの時にモデルの子に意地悪をして、衣装にパンツしか渡さないとか。そういう感じのいじめをいつもやっちゃいます。伊藤:私も性格が悪いなって思う時ありますよ、いじめっこっていうか。でも、ネガティブな思いを作品という形で、ポジティブに可愛く表現出来るってすごいなと思います。■乃木坂46に入って、いつも自分にしかない武器を探してる(伊藤)ーー「自分にしかない武器を探したい」という伊藤さんの言葉が印象的でした伊藤:やっぱり「自分にしかない武器になる何かを探したい」っていう気持ちはいつもあります。乃木坂46に入った頃もあったし、今もあります。アイドルの仕事は楽しいし、満足しているけど、乃木坂46は今37人いるんですね。今でこそ、グループ自体の認知度は上がってきているけれど、結成当時はそれこそ「自分の得意なことはこれです!」っていうキーワードがないと、誰にもくいついてきてもらえなかったんです。ーーだからこそ、ファッションが好きだっていうことを発信し続けてきたんですね。伊藤:最近になってやっと、私がファッションやクリエイティブなものが好きだっていうことを伝えることが出来てきた気がします。でも、ここまで4年かかりました。自分の好きなことを発信出来るブログの存在は大きかったですね。乃木坂46のブログが開設された頃から、ずっと自分の私服をアップしたり、自分の武器はこれだ!と思えることを発信する場なので。ーー今回のコラボレーションをどんな視点で見てもらいたいですか?坂部:アイドルである乃木坂46のイメージよりも、伊藤さん本人のイメージから連想するもので服作りしていけたらと思っています。逆に言えば、ファンの人達が持っている典型的な伊藤さんのイメージを僕達が超えることは出来ないんです。だから、僕達は本人とお会いした時の印象や雰囲気を大切にしたもの作りをしたいですね。僕がファッションの中で一番大事だと考えているのは、フレッシュさ。フレッシュであることが、ファッションがアートや建築などと最も異なる点だからです。そして、フレッシュさというのは、生き物にしか存在しないものですよね。だから、僕達は“いけているファッション”で、“いけている人を作らなくちゃいけない”んですね。いつも着る本人がもっと新鮮になって、生命力に溢れるためにはどうしたらいいのか考えています。今回もそこを見せたいですね。ーークリエイティブなものに惹かれるという伊藤さんですが、憧れているアーティストの方はいますか?伊藤:本当に多趣味な上に、飽きっぽいので何かこれ一つっていう好きなものはないんです。「これ」って一つ選ぶことは出来ないけど、いつもアンテナをはっています。坂部:多趣味なのって、ファッションデザイナーに本当に向いているんだよ。ファッションはアートと違って新しいものを生み出すタームが早いから、どんどん更新することが出来る人の方が上手くんです。だから、アイドルもあって、ファッションもある。どっちもあること、両方あることがいいんじゃいかな。前編「乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「アイドルってファッションと似てる」--1/2【INTERVIEW】」に戻る。【イベント情報】乃木坂46とイセタンガールが、女の子のお稽古をテーマにコラボレーション。白石麻衣(料理)、西野七瀬(アート)、生田絵梨花(ピアノ)、桜井玲香(ピアノ)、若月佑美(バレエ)、伊藤万理華(バレエ)とそれそれのリアルなお稽古体験をファッションアイテムで表現。彼女達のリアルな声が採用されたファッションアイテムに注目したい。タイトル:乃木坂46×イセタン ガール「おけいこガール」期間:16年3月2日~8日場所:伊勢丹新宿店本館2階=イセタン ガール
2016年02月25日乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華さん。彼女がリスペクトするデザイナー、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナーの坂部三樹郎さんと、ジェニー ファックス(Jenny Fax)デザイナーのシュエ・ジェンファンさんのアトリエに伊藤さんが潜入。「ファッションの魅力とは何なのか?」「アイドルとファッションの共通項」などファッション談義を繰り広げる。伊藤さんが二人のアトリエを訪問するのには理由がある。3月2日から8日まで、乃木坂46とイセタンガールがコラボレーションし女の子のお稽古をテーマにしたイベント「おけいこガール」が開催される。その中で、伊藤さんも幼い頃から乃木坂46に入るまで習っていたバレエをテーマに、MIKIO SAKABEとJenny Faxとコラボレーションすることになったのだ。■コラボ相手に運命を感じました!(伊藤)伊藤:私自身、坂部さんとジェンファンさんとコラボレーション出来ること自体に驚いてます。私は乃木坂46というアイドルが職業だけど、アイドルがあまりやらないような新しいコラボが出来るのがすごく嬉しいです。そのコラボ相手が、坂部さんやジェンファンさんなのは運命的だなって思いました!坂部:パルコミュージアムで13年秋に開催した「絶命展」や、その後の「絶・絶命展」にも来てくれていたって聞いて、一気に親近感が湧きました。伊藤:ちょうどその頃位からかな?乃木坂46もファッション的に攻めていたんだと思います。坂部:でも乃木坂46は、bodysong.やNORIKONAKAZATOの中里周子やリトゥンアフターワーズの山縣良和が関わっている作品があったり、気になる存在ではありました。AKB48に対して乃木坂46は、おそらく正統派という位置付けなんだろうなと思ってて。でも、意外と衣装やミュージックビデオでもツイストしている部分があって、メンバーそれぞれに、いろんな方向性や可能性があるんだという印象が残っていました。そのひっかりがストンと落ちないからこそ、気になる存在だったのが乃木坂46です。伊藤:今回の伊勢丹とのコラボレーションで嬉しかったのは、衣装でデザイナーの方とご一緒するのではなく、販売するお洋服でデザイナーの方とコラボレーション出来たこと。乃木坂46にとっても、こういった形でのコラボレーションですごく良かったなと思っています。■乃木坂46に受かったのは奇跡だと思ってる(伊藤)坂部:そもそも、どうして乃木坂46に入ることになったの?伊藤:正直にいうとアイドルを目指していた訳じゃなかったんです。ただ今は、アイドルのお仕事もすごく楽しいんですけど。実は、乃木坂46はアイドル志望の子は少なかったと思います。坂部:えっ、それどういうこと?まったく意味がわからないんだけど。伊藤:なんでみんなが乃木坂46に出会ったかというとAKB48の公式ライバルを作るってことに惹かれたからなんだと思います。今でも、オーディションに受かったのは奇跡的だと思ってますけど(笑)私も一期生のオーディションで入る時、「新しいチームだし、なんだか楽しそうだな」っていう気持ちで乃木坂46に入りました。私自身、ずっと外れたものが好きだったし。坂部:王道に対する違う何かが乃木坂46っていうことだね。伊藤:乃木坂46のコンセプトは最初から決まっていた訳ではなかったと思います。だから、乃木坂46はいろんなことにチャレンジ出来るんだと思っています。「こういうメンバーが揃ったから清楚なイメージだね」とか。その積み重ねが、だんだん乃木坂46のスタイルになっていったんだと思ってます。■アイドルって、ちょっとファッションに似てる(坂部)坂部:アイドルって、ちょっとファッションに似ているんです。ファッションは洋服が見られるけど、人間そのものが見られるのがアイドル。人間としての魅力がその子にあるのはもちろんだけど、アイドル像もその時代ごとに変わっていきますよね。だから、「アイドルはこう」っていい切れるものはなくて、時代と共に崩れつつ進化していく。だからこそ、今の日本のアイドルカルチャーがあるのかなと。みんながイメージするアイドルが出てくるんじゃなくて、新しい人間が世に出来ていくような感覚がファッションとすごく似ているなと思います。ーー確かに正統派のアイドルっていうアイドルよりも、まだ見たことのなかったタイプのアイドルが次々に出てきていますね。坂部:ファッションショーでも、洋服がいいだけだと盛り上がりに欠けてしまうんです。そこに見たことのない人がモデルとして存在することで盛り上がる。やっぱり、人は人を見た時に一番熱狂するんですよね。だから、ファッションにおいても「次世代に生きる人の姿」をクリエーションで見せていかなくてはと思っています。だから、「人としての像を考える」という意味では、ファッションもアイドルも連動しているんです。伊藤:乃木坂46も関わるスタッフさんがクリエイティブなものが好きな人が集まっているから、曲もいわゆるアイドルっぽくない楽曲だったり、ミュージックビデオの撮り方にもすごく拘っているんですよね。結果として、それが乃木坂46の武器になっていると思っています。そういうクリエーターさんたちと乃木坂46の取組みの一つに「ファッション」というカテゴリーもあるというイメージでいます。■ファッションに出会ったのは、自分の武器を探していたから(伊藤)伊藤:坂部さんが山縣さんとディレクションされた「絶命展」、実は何度も見に行ってるんです。最初に見たのは高校3年生の時でした。その頃は乃木坂46に受かっていたし、自分の武器を探したくて、ファッションや趣味にすごく意欲的だった時期なんです。だから、展覧会も自分で調べて積極的に見ていました。そんな中で、そのタイトルとビジュアルが気になって「絶命展」を渋谷のパルコに友達と見に行きました。坂部:よく「絶命展」を見つけたね。伊藤:その頃の自分って、グループの中で自分がどうしたらいいか本当に悩んでいて。そんな中で出会った「絶命展」だったから、見つけられてラッキーだったと今でも思っています。「絶命展」では生身の人間を展示していたりとか、正直本当に意味がわからなくて。「これを説明して」っていわれても説明出来ないものしかなくて…。でも、そういうもの求めていた自分の思いと展示が合致して、勝手に舞い上がっていました。すごく理想的なものを見つけた!と思ったんです。ーーアイドルに求められるもの、期待されるものに対して、自分の何を見せていくかすごく悩む気持ちわかります。普通の女の子よりも、周囲からの期待が大きいというか、たくさんの目がある中で前に立たなくてはいけないから。伊藤:だから、その模索していた時期に「絶命展」を見られて良かったんです。その頃から、ファッションをはじめ、自分の好きなものを発信する場としてなくてはならない存在であるブログの内容が濃くなってきたんですよね。だから、「絶命展」に出会えてお礼をいいたいです。後編、乃木坂46きってのファッションラバー伊藤万理華×坂部三樹郎・ジェンファン「少女の記憶とファッション」に続く。
2016年02月25日NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」に出演した松下奈緒、向井理、実写版『ゲゲゲの鬼太郎』主演のウエンツ瑛士らが1月31日(日)に青山葬儀所で開催された「水木しげるサン お別れ会」に出席。向井さん、松下さんは涙を浮かべて水木さんとの思い出を語った。昨年11月に亡くなった水木さんのお別れの会として、水木さんの“弟子”である作家の荒俣宏、京極夏彦らが発起人となって開催。水木作品となじみの深い俳優や声優、作家や行政関係者まで多くの人々が参列した。松下さんと向井さんは、水木さんの妻・布枝さんが著した自伝を原作としたドラマ「ゲゲゲの女房」で水木さん夫妻をモデルにした村井布美枝&茂夫妻を演じ、高視聴率を叩き出した。献花後に揃って報道陣の取材に応じた。向井さんは、生前「100歳まで生きる」と語っていた水木さんの死に「不死身のような人だと思っていたので、一報を聞いた時は信じられなかったです。いまもこうやって会に参加してるんですけど、どこかに漂ってるんじゃないかという雰囲気を感じてます」と語った。存命中の水木さんの役を演じることに、撮影前はプレッシャーでいっぱいだったというが「お会いした水木さんに『好きなようにやりなさい』と言っていただき、不安と葛藤が吹き飛びました」と明かし「その言葉を糧にこれからもやっていくんだろうと思います」と語った。松下さんも涙ながらに「ゲゲゲの女房」への出演は「宝物です」と語り「先生を支える人に一瞬でもなれたことは本当に素敵なことでした」とうなずいた。映画で2度にわたって鬼太郎を演じたウエンツさんは、映画の完成時に水木さんと言葉を交わしたそうで「第一声は『カッコよすぎるな』でした(笑)」と水木さんとの思い出を明かし「これだけ愛される作品に参加できたことを感謝しています」と語った。(text:cinemacafe.net)
2016年01月31日『信長協奏曲』公開を控え1月21日(木)、カップル限定試写会が開催され、映画の中で夫婦を演じている小栗旬と柴咲コウが出席。理想の夫婦像や恋愛から結婚を決断する瞬間などについて、観客の質問に答えた。小栗さんは金髪、柴咲さんは「何十センチか切った」というショートカットで登場し、会場は驚きに包まれる。小栗さんは「次の仕事のため」と説明。一方の柴咲さんは「年末に断捨離で家の掃除をやってたら、自分もそういうことになりました(笑)。(この短さは)中学生以来」と語った。この日は、80組160名の既婚、未婚のカップルを招待しており、彼らからの質問に2人が答えた。撮影で大変だったシーンについて小栗さんは、鉄砲の中をかいくぐって馬で突進するシーンを挙げ「監督に『絶対に近距離で煙を上げることはないので、安心して走って』と言われてたけど、目の前で煙が上がって『嘘じゃん!』って(笑)。横で(向井)理くんが落馬した。無事でよかったけど、スタントマンじゃない人であそこまで臨場感のある落馬はなかなかない。恐怖の撮影でした」と明かした。結婚して2か月の夫婦からは、理想の夫婦像についての質問が…。小栗さんは「(映画の中の)サブローと帰蝶は理想の夫婦像。兄弟のようにじゃれてるけど、大事なところでつながっている」と語る。また「理想の夫とは?」という質問には「難しいですね」としばし思案。司会のフジテレビの軽部アナに逆質問し「普段は委ねておいていざとなると頼りになるのがいいのでは?」という答えを引き出すと「それがいいです(笑)」と同意する。100点満点で自分の夫ぶりを採点するなら?という問いには「28点」と意外なほど低い評価をつけ「できてないことが多いので…。ここで70点とか言うと、家に帰って『70点もないでしょ』と言われそう。28点なら『もうちょっと高くても』と言ってもらえそうなので(笑)」と小栗さんなりの夫婦円満の秘訣を実行?未婚の柴咲さんは「現実にしてないので理想しかないですが…」と前置きをしつつ「お互いを褒められるのが理想。長くいると悪いところばかり目立つけど、やっぱりここがよくて一緒になったということを言えるのが大事。言わなくても分かるってことはない。女性はため込んでいつか爆発するので」ときちんと口に出して互いを褒めることが大切だと語った。また交際9年の未婚のカップルの女性から「映画の中のプロポーズシーンに感動して号泣しました。恋愛から結婚に切り替わるきっかけは何ですか?」という切実な(?)相談が寄せられると、小栗さんは「男性が決断しなきゃいけないのかなと思います。うちの場合は、これ以上引き延ばしたら、いなくなっちゃうかもと思った」と自身が山田優さんとの結婚を決意した経緯を説明。そして、男性に説くように「女性の一番いい時間をもらっているわけで、それをいい時間にするか、悪い時間にするか…」と語りかける。男性から「きちんと考えたい」という言葉を引き出すと、小栗さんはさらに「今日なんじゃないですか?」とこの場で決断を促す。男性はその言葉に背中を押され「結婚してください!」と公開プロポーズし、女性は「はい。もちろん!」と受諾。小栗さんの仲介により、新たな夫婦が誕生し、会場は祝福の拍手に包まれた。『信長協奏曲』は1月23日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月21日ベルリン国際映画祭を始め、香港、全州、ニューヨークなど海外映画祭で圧倒的な支持を受け、国内でも高い評価を受けた『水の声を聞く』。10月2日よりDVDリリースされた本作の主演を務めるのは日本のみならず韓国・ヨーロッパでも活躍する玄理。透明感のある美しさの中に強さと儚さを見事に表現し第29回高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞した。そんな玄理さんが絶大な信頼を寄せる本作のプロデューサー・村岡伸一郎にインタビューを敢行し、 “プロデューサー業”について徹底解剖!1995年に長崎で撮影された『ファザーファッカー』にスタッフとして参加した村岡氏。2003年『赤目四十八瀧心中未遂』でプロデューサーを務め、 毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞作品賞など、その年の映画賞を総なめ。2004年『ゲルマニウムの夜』を製作し、ロカルノ国際映画祭、東京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品するなど、国内外で高い評価を得る。2012年、秋葉原無差別殺傷事件をモチーフにした映画『ぼっちゃん』にプロデューサーとして参加。日本プロフェッショナル大賞作品賞を受賞。 同年製作の『さよなら渓谷』はモスクワ国際映画祭コンペティション部門審査員特別賞を受賞した。多くの海外映画祭に参加し、数々の賞を獲得してきた村岡氏に“仕事”の楽しみ方について語ってもらった。■魅力的な人と仕事をして得るもの玄理:村岡さんとは『水の声を聞く』という映画でご一緒したのがきっかけだったんですけど、私の印象としては村岡さんが来て現場の雰囲気がすごい変わったという気がしていて。いるだけで頼もしかったんですよ。プロデューサーってそんな存在なのかな?目指したきっかけみたいなのはあるのでしょうか?村岡:プロデューサーを目指したことは正直なくて、でも荒戸源次郎という幻のプロデューサーみたいな人と10代の頃に出会ってその人が初監督をするときに「伸ちゃんおいでよ」と誘われたのがきっかけです。僕はそのとき、制作部の末端の別のところにいたときでご飯を作ったり、荒戸さんと食事に行ったりってしていたんですけど、そこの現場がすごくて。豊田利晃さんとか渡辺謙作くんとかいまや監督になった人たちがスタッフの末端でいるような現場だったんですけど、その現場の空気が意外に嫌で…。次、荒戸さんがやるんだったら全力で荒戸さんのフォローできる自分になりたいなと思っていました。荒戸さんに『「赤目四十八瀧心中未遂」という原作を読んで、映画化したいから伸ちゃん手伝って』って言われていたんですが、そのとき海外に行きたくて半年くらい日本を出ていたんです。帰ってきたら、荒戸さんいなくてまたちょっとしたら電話がかかってきて「いよいよ立ち上げたい」ってことでそこから参加しましたね。そこから『赤目』のプロジェクトになっていって、結局それが映画に関わるきっかけというか。玄理:荒戸さんは支えたいと思うほどに魅力があったっていうことですよね?村岡:そうですね。そのときは僕は福岡で生きにくい人間だったんですけど、「あ、こんな俺でも生きていいんだ」っていうか荒戸さんの優しさと言葉一つ一つが俺の中に入ってきて…騙されたんでしょうね、きっと(笑)。玄理:その当時は救われたという感じだったんですか?村岡:21歳のときに携わった『ファザーファッカー』という映画に関わっている人たちが変な人が多くて(笑)、動物園みたいな現場だったんですが「あ、こんな人たちも生きてるんだ」と思うと、自分もここでだったら呼吸できるんじゃないかなってすごい思って。そのときからですかね、映画をやりたいって強く思ったのは。玄理:じゃあ、荒戸さんみたく魅力をもった監督と仕事をしようとしているんですか?村岡:もちろんそうですね。僕の場合は監督とのコミュニケーションが一番大事で、その人ならっていう人じゃないと仕事はできないなと思ってるんです。下手すると人生に関わるし、その責任は全部プロデューサーにくる。だからこそ監督とのコミュニケーションは大事かな。■作品を一人前に育てていく喜び玄理:プロデューサーをやっていて一番幸せな瞬間はどんなときですか?村岡:端的に観客が入るとかお金が入るもそうなんですが、役者が賞をとったときとかは最高な瞬間ですよね。玄理:割と撮り終わって出来上がったときに幸せがくるんですか?村岡:プロデューサーって一番最初から最後までずっとやっててみんなが終わった後も付き合っていくから、映画も子どものように生まれるところから一生を見れるのが一番楽しいかな。最初ふわふわな企画がある瞬間からギュッと固まりだして現場に向かっていく、あとは俺にも止められないから突っ走るしかないんですよね。玄理:プロデューサーさんって大きい映画になればなるほどいっぱいいるじゃないですか。あれはどうしてですか?村岡:プロデューサーって一番胡散臭いでしょう?僕自己紹介のときに「一番胡散臭い横文字のやつです」って言ってるんですけど…。「何やってるんですか?」っていつも言われるけど何でもやるんですよね。俺の場合はロケ地探しから何まで全部やっちゃうから。それが楽しいんだけど、大きくなればなるほど、目に見えない仕事がいっぱいあるんじゃないかな。玄理:逆にプロデューサーをやっていて、大変な瞬間、つらい瞬間はありますか?村岡:生みの苦しみというのはあるけど…大変ではないのかな。玄理:俳優もそうですけど、インする前は撮れるか分からないし、完成するかも分からない、公開されるかも分からないじゃないですか。そういうの考えると、すごいヒヤヒヤするんだろうなって。村岡:あまりヒヤヒヤしないから出来るんじゃないかな。ギャンブル好きな感じでワクワクするんだよね(笑)。玄理:そういう強さがあるから村岡さんが現場にくると頼もしいんでしょうね。「『水の声を聞く』でも村岡さんが来たから撮れたよね」ってみんなで言ってましたもん。■自由に発想して楽しめる…“動物園”みたいな場所玄理:これからプロデューサーを目指す、映画界を目指す人たちがたくさんいると思うんですけど、その人たちへアドバイスはありますか?村岡:まあ、動物園みたいなところなのですごい面白いところだし、いろんな役割がいてみんなが一つのことに向かっていく高揚感ってなかなか味わえないじゃないですか。普通の生活してたらなんか寂しくなっちゃうもん。玄理:分かります。現場終わるとめちゃくちゃ寂しくなります。村岡:だからそういう楽しみもあるし、もし志すのなら自由にね。荒戸さんが言われていたのは「映画1本1本に普通があるんだ」というのが教えで、人って“こうなきゃいけない”、“こうあるべきだ”っていうのを勝手に作ってしまっているんだよね。だから自由をこれからも大事にしていきたいし、もしやりたいと思う人がいたら自由に発想できることをやったらいいんじゃないかなと思います。玄理:あまりカテゴリーで分けたくないんですけど、インディーズ映画とメジャー映画ってまた違うじゃないですか。インディーズって何なのでしょうか?村岡:たぶんね、ここ10年くらいですごく変わるんじゃないかな。昔映画を撮るってなるとフィルムでやっていたからお金がかかるっていうのが大きかったけど、いまって簡単に撮れるから、いろんなものが多種多様に出てきてその中から残るものと淘汰されるものがすごい分かれていくんじゃないかな。いま日本映画って格差社会が拡がってどでかいのか、1,000万以下でやっている人たちとかどんどん分かれていくから、対局側から足掻かないとこのままじゃ日本映画自体がダメなんじゃないかな。あと10年くらいで新しい血が吹き込まれると思うけどね。だからそこで良いの悪いのを選んでいけば良いと思う。(text:cinemacafe.net)
2015年12月28日コンバース トウキョウがファセッタズムの落合宏理を起用したメンズのニューライン「CONVERSE TOKYO ONE」を16SSよりスタートする。コンバースを代表する“一つ星”ワンスターをシンボルマークに、スタジアムジャンパー、ベースボールジャケット、トレーナー、デニムなどデビューコレクションは、ファセッタズムの得意とするストリートテイストを生かした、本人のワードローブを思わせるアイテムが中心。東京の“儚さ”や“ノイズ感”、“歪み”“孤独感”などがテーマとなっており、渋谷から撮影された東京の街のフォトプリントを全体に施したジャケットや、星をあしらったシャツ、ダメージ加工のデニムやレザーなど、凝ったミクスチャー感は落合ワールド全開。以前からコンバースを愛用し、コレクションではシューズのコラボの実績もあるだけに、全体のコレクションのなかで存在感を見せた。また、東京を代表するアーティストやクリエイターとコラボした雑貨のコレクション「コンバース トウキョウ コラボレーション」でもファセッタズムとのコラボは展開されており、それ以外にイラストレーターのチョコムー、シンガー/DJのユリヤ、ミルクボーイ、面ファスナーを使ったバッグでブレイクしたニュウニュウ、アクセサリーのナナナナを起用して、iPhoneケースやバッグ、ポーチなどを展開。今年9月にオープンした青山店などで販売される。
2015年12月10日イタリア料理の正式なメニューは、アンティパスト(前菜)、プリモピアット(第1の皿)、セコンドピアット(第2の皿)、コントルノ(付け合わせの副菜)、チーズ、デザート、コーヒーから構成されています。そして、日本のようにすべてを一緒にテーブルに並べていただく、いわゆる「三角食べ」はしません。まず、アンティパストを食べ、それが終わったらプリモというふうに順番に食べていきます。実はこの順番で食べると、自然と太りにくい食事方法になるようです。最初にいただくアンティパストは、野菜や軽めの魚介、肉類、豆を使った料理の多いのが特徴。プリモは、パスタやリゾットなどの炭水化物です。炭水化物を最初に食べるのではなく、食物繊維の多い野菜や豆類を摂ることで、血糖値が急に上がるのを防ぐことができると考えられています。血糖値の上昇を抑える食べ方は、ダイエット方法のひとつとしても注目されています。空腹のときに炭水化物を食べると血糖値が上がりやすく、食べたものが脂肪になりやすいためです。イタリア料理のメニュー構成は、太りにくいパスタの食べ方ということもできるでしょう。ちなみに、セコンドは肉や魚などのメイン料理で、付け合わせとしてコントルノを一緒に食べます。茹でたり炒めたりした青菜、グリルで焼いたパプリカやズッキーニ、キノコなどをたっぷりいただける、ヘルシーな食事スタイルです。さまざまな食材をバランスよく楽しめるイタリア料理のメニュー構成は、ダイエットだけでなく健康にも良いものです。ダイエット中の外食ならイタリア料理がオススメかも!?いろんな種類の前菜を食べることで、少なめパスタでも満足感を得られ、賢くウェイトコントロールできますよ。
2015年11月14日フラスコやビーカー、試験管など、理科学系の実験グッズをインテリアに取り入れるのが今の流行。とはいっても、ナチュラルで温かみのある北欧インテリアとの相性はどうでしょう? ここでは、様々なテイストのガラス小物を上手に取り入れた参考例を紹介します!○科学系の実験グッズやアンティークのガラス小物でオシャレに!最近は雑貨屋さんでも手に入るフラスコやビーカー。花を飾ったり日用雑貨を入れたり、使い道はいろいろ。スタイリッシュな雰囲気になるので、ぜひ試したいもの。まずはRoomClipの人気ユーザー Igako7121さんの小物使いを見せてもらいましょう。ゴージャス&シックなドライフラワーをフラスコに入れて、今っぽさを出す。フラスコやビーカーは東急ハンズで購入したとか。「食器洗いブラシをビーカーに入れたら、期待以上にカッコよかったので気に入っています」(Igako7121さん)。洗剤もオシャレなパッケージのものを選んでいるとか。ビンテージっぽい計量付きボトルにコーヒー豆を詰め替え。「見た目がオシャレで、口が狭くなっているからドバッと豆が出なくて、使い勝手もいいです」とIgako7121さん。アンティークの薬ビンやボトルにドライフラワーを入れて、遊び心をプラス。ビンは蚤の市で購入したもの。古道具屋さんやフリーマーケットなどで空き瓶を探してみるのもいいですね。使用後のビンもオシャレに再利用してみて。○お伺いしたお宅は……Igako7121 さん部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」フォロワー数2,000を超え、数々の雑誌でも紹介されている人気ユーザー。東京都在住。蚤の市や雑貨ショップをチェックし、お気に入りの雑貨を集めています。ナチュラルな北欧のインテリアに興味を持つようになってから、洗剤や掃除用のスプレーなど日用品まで自然素材にこだわるようになったとか。執筆:ウチダモモコ雑誌やムック、サイトでインテリアや美容、料理など女性のライフスタイル全般について記事を執筆。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年10月05日アーティスト・藤田理麻の新作絵画展「Maya~幻想と魔法~」が、10月28日から11月3日まで伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーにて開催される。藤田理麻は、ニューヨークと東京を中心に個展活動を行うアメリカ在住のアーティスト。01年には貧しい国々の子どもたちのために、絵本を制作して贈る機関「Books for Children」を設立するなどの活動も行っている。今回、開催される絵画展「Maya~幻想と魔法~」にある“マヤ”は、サンスクリット語で“魔法”や“幻想”を意味する言葉。同展では、すべての人間の心にある“他者への思いやり”という魔法のような力を信じたいと語る藤田理麻が生み出す、“マヤ”をじっくりと体感することが出来る。なお、会期中は毎日14時より、藤田理麻本人が来場。10月31日の14時から14時半まではサイン会を、11月1日、3日の14時から15時まではスライドトーク&サイン会を開催する。【イベント情報】「Maya~幻想と魔法~」会場:伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-14-1会期:10月28日~11月3日新宿店営業時間:10:30~20:00(最終日の絵画展は18:00終了)
2015年10月02日昨年12月に入籍を発表、今年の4月には第1子を授かったことを報告した俳優・向井理と女優・国仲涼子の間に、本日9月30日(水)、無事第1子となる男児が誕生したことが、双方の所属事務所公式サイトにて明らかとなった。向井さんは、母子ともに健康であることに言及し「とにかくいまは妻と子ども、そして支えてくれた方々に感謝の気持ちしかありません」と感謝をコメントしている。向井さんの所属事務所の公式サイトでは、「いつも応援して下さる皆様へ」で始まる向井さんのコメントを掲載。元気な男の子が産まれたという報告ととともに、「母子共に健康で、とにかくいまは妻と子ども、そして支えてくれた方々に感謝の気持ちしかありません」と感謝の気持ちを述べた。さらに「命を繋ぐという大偉業を成し遂げてくれたことに、大きな感動と共に引き締まる思いです」と明かし、父親としての自覚も芽生えているよう。「これからは、いま以上の覚悟と、新たな気持ちで歩んでゆく所存です。 今後とも温かく見守っていただけると幸いです」と、これからの更なる活躍への意欲を示した。また、国仲さんからの報告では、「言葉にならない程の感動を与えてくれた可愛い新しい命が家族の一員となり、とても幸せな気持ちです」と母親になった喜びを表現。「今までの生活に母という大仕事が加わり、また新しい気持ちで頑張りますので、これからも宜しくお願い致します」と、女性として、妻として、新たに母親としての決意を綴った。この発表を受けて、SNS上では「出産したことにより、国仲涼子さんは、また一段と美しくなられた」「向井理が遂にパパになったー!!!うをぉ~絶対いいパパだよ向井理だもん!おめでとございます~」と出産を祝う声が見受けられたが、「国仲涼子と向井理に男の子生まれたとかもう将来イケメンじゃん」「向井理の遺伝子繋いだのは割とマジで大偉業かもしれない」「国仲さんと向井理に育てられそのDNA丸ごとなんて子ども羨ましい」と、美男美女夫婦の子どもへの興味と期待を抱く声が多数上がっていた。向井さんはこの夏、『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』『天空の蜂』と話題作へ立て続けに出演する活躍ぶり。10月からはテレビ朝日系ドラマ「遺産争族」で主演を務めることが決定している。(text:cinemacafe.net)
2015年09月30日9月16日より、伊勢丹新宿店全館で、“ほかにはない新しい価値”を提案する「オンリー・エムアイ 秋のキャンペーン」がスタート。本館2階のイセタンガールでは、“JAPANカルチャー”に着目し、日本ならではの“KAWAII文化”を発信する。日本文化の中でも、海外で注目度の高い“制服”にフィーチャーした同フロア。現代の女の子のためにポップでキュートな最旬アイテムを揃えた「アキュートガール(acute grrrl)」ゾーンでは、ジェニーファックス(Jenny Fax)、ポール&ジョーシスター(PAUL&JOE SISTER)、ハニー パンチ ミューチュアル(Honey Bunch MUTUAL)、ベイビー マリー フォー アキュート ガール(BABY MARY for acute grrrl)、ガーリーローズ(Girly Rose)、ピンクハウスチェルシー(PINK HOUSE CHELSEA)と協働し、三越伊勢丹オリジナルの「UNIFORM COLLECTION」と題した新しい制服の楽しみ方が提案される。キャンペーン初日の9月16日には、今回キャンペーンの一貫としてオリジナルコラボレーションムービーを制作したアイドルグループ「乃木坂46」のメンバーの中から、伊藤万理華さんと桜井玲香さんが来店し、「UNIFORM COLLECTION」のファッションショー&トークイベントが行われた。全6ブランドのアイテムに代わる代わる着替えて登場した伊藤さんと桜井さん。「中でも一番のお気に入りは、ガーリーローズのワンピース」という桜井さん。「ボリュームのあるレースのリボンがチャームポイントで、モノトーンだけど軽やかで思わず走り出したくなる(笑)。そして、レースが大好きなんです」(桜井さん)とのこと。そんな桜井さんが、「乃木坂46」メンバーの中で「一番お洒落!」と推薦する伊藤さんは、「ポール&ジョーシスターのワンピースは一目惚れでした。ショッピング中に出会っていたら絶対即お買い上げしてしまっていました」と話した。「女の子はいくつになっても制服への憧れってあると思う。『UNIFORM COLLECTION』は年齢に関係なく制服をファッションとして楽しめる、夢の詰まったコレクションだと思います」(伊藤さん)。ショーのラストは、『乃木坂46』にぴったりの、セーラーカラーがピュアに印象付けるハニー パンチ ミューチュアルのワンピースで締めくくった。オリジナルムービーには、メンバーの白石麻衣、西野七瀬、伊藤万理華、桜井玲香の4人が出演。プロデューサーはファッションディレクターの山口壮大、クリエイティブディレクターはフォトグラファー・田口まき、テクニカルディレクターは古屋蔵人が務めた。
2015年09月16日公開初日を迎えた映画『Sエス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の舞台あいさつが29日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、大森南朋、平野俊一監督が出席した。小森陽一の同名漫画を実写化して話題を集めた2014年放送のTBS系ドラマ『S-最後の警官-』。その映画版となる本作は、犯人を殺さずに捕えるNPS隊員の神御蔵一號(向井)、天才スナイパーのSAT隊員・蘇我伊織(綾野)などが、日本壊滅を狙う国際テロリスト・正木圭吾(オダギリジョー)に立ち向かうストーリーとなっている。主演の向井は「本当に長い長い戦いでした。テレビから数えれば、撮影は2年ぐらい掛かってますし、たくさんの人と時間を費やしてここまで来れました。皆さんと共有できて本当に幸せです」とあいさつ。公開初日を迎えて「素直に言うとホッとしています。あとは『S』と関わるのが最後になるので、寂しい気持ちというか複雑な気持ちですね」と話し、綾野も「素直に感謝の気持ちで一杯です。ここに立てることに感謝していますし、本当に走り抜いた作品ですね」とやり切った様子だった。そんな向井と綾野はプライベートでも大の仲良し。それについて向井は「共演シーンは多くありませんでしたが、少ないシーンの中で色んな関係性を出していければと思っていました」と話し始めると、新垣が「よく触り合ってましたよね。とにかく触り合っていましたよ」と横槍を入れる場面も。新垣に応じた綾野は「本番中に尻とか触ってきて対応できませんでしたよ」と観客を笑わせつつ、「ドラマから映画にかけての1年間、身体を作りながら精神的にも保っていた。走り抜いた向井に感謝申し上げたいし、色んな意味で向井理が立ち続けたのがこの作品の本質。向井理! お疲れ!」と労いの言葉。思わず照れ笑いを浮かべた向井は「みんなが同じ目標に走ったことがチームワークにつながりました」と謙遜しながらも「良いチームワークを(次回作以降の)現場で発揮できればと思います」とシリーズ化に意欲を見せていた。
2015年08月30日映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』が8月29日(土)に公開を迎え、向井理と綾野剛の公私にわたっての仲睦まじい様子が明らかにされた。「海猿」の原案で知られる小森陽一による人気漫画を原作にした連続ドラマの劇場版。犯人を生かしたまま確保することを任務とする特殊部隊「警察庁特殊急襲捜査班」(NPS)の面々が他部隊との協力の下、核燃料を積んだタンカーを占拠したテロリストと対決するさまを描く。連ドラ、劇場版と主演として作品を引っ張ってきた向井さんは「ここまで来るには長い長い戦いがあり、たくさんの人とたくさんの時間を積み重ねてきました。みなさんとそれを共有することができて幸せです。率直にホッとしていますし、あとは寂しい気持ちもあります」と胸の内を明かす。綾野さんは「ドラマは序章で映画は第2章。長い付き合いの作品になると改めて感じていますが、それにはみなさんの愛が必要です!」とさらなる続編を熱望し、そのための応援を呼びかける。向井さんと綾野さんはプライベートでも仲が良いそうで一緒に飲みに行ったり、食事に行くこともあるよう。共演の新垣結衣からは「とにかく常に触り合ってましたね。集合写真を撮ったときもそう」という証言も…。綾野さんは「本番中に(向井さんが)おれの尻とかを…」と撮影の最中さえもボディタッチがあると告白し、会場をわかせていた。改めて綾野さんは向井さんについて「主役として立った上で、自分ではなく周りの誰かのためにいろんなことを気づいてくれる主演です」と現場での周囲を気遣う姿勢を絶賛する。一方、向井さんは「この前、(綾野さんと)飯を食おうと18時くらいにメールしたら、19時くらいに返ってきて『寝てた』と。19時まで寝る生活って?ベールに包まれてます」と綾野さんのミステリアスな一面を明かし、壇上でも仲の良い様子をうかがわせた。最後に綾野さんは、現場を引っ張り、精力的にプロモーションもこなした向井さんを称え「理、おつかれ!」とねぎらい、がっちりと握手!向井さんは自身の役柄だけでなく個性的な面々にあふれる本作だからこそ「まだまだ続く可能性があるのかな?と思います」とさらなる続編への意欲をのぞかせ、会場は期待を込めた拍手に包まれた。『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月29日向井理は自ら出演作品を選ぶということをしない。マネージャーが持ってきた仕事をこなす。そして、そこに強いこだわりや哲学を持っているわけでもない。「それが事務所の方針なので。マネジメントをするのがマネージャーの仕事。そこで『なんで?』と思ったこともない。仕事ですから。僕は台本と向き合うだけ」。「仕事だから」という素っ気なくも感じられる言葉に、この男の強い責任感と誇りが込められている。「自分で強く望んで選んだ作品だったとしても、与えられたものだったとしても、仕事を一生懸命やることは変わらないです。もし、自分で選んだ作品だから一生懸命やりますというのは、逆に失礼な話で、こちらは選んでいただいたからにはやりますという気持ちです」。そんな変わらぬ思いを胸に、向井さんが文字通り、命懸けで挑んだのが『S-最後の警官 -奪還 RECOVERY_OF OUR FUTURE-』である。「海猿」でも知られる小森陽一の原作による人気漫画の実写化作品として昨年放送された連続ドラマ「S-最後の警官-」の劇場版となる本作。「SAT(警視庁特殊部隊)」、「SIT(警視庁特殊犯捜査係)」に続く“第3のS”として発足し、犯人を生かしたまま捉える“確保”を主眼にした部隊「NPS(警察庁特殊急襲捜査班)」が国際テロリストによる核燃料を積んだ巨大タンカー乗っ取り事件に立ち向かう。連ドラの放送開始時には映画化が決まっているという、これまでの連続ドラマの映画化とはやや異なる流れで製作された本作だが、実は「連ドラの放送が終了した時点(※昨年3月)でも、(原作のエピソードの中で)何を映画にするのか、まだ決まってなかった」という。「キャストもスタッフも当初から『プルトニウム編』(原作10巻~12巻)をやりたいという思いはあったんですけど、とはいえ内容的には非常にタイムリーなテーマであり、世相に関わってくるので、どうなるか…?とは聞かされていたんですが、実際に台本が上がってきたら、こういう話になっていて、非常にありがたいなと思いました」。連ドラ時から映画のような映像や激しいアクションが魅力であったが、今回の劇場版ではそれをさらに上回るスケールで物語が展開する。「台本を読んでも正直、壮大過ぎて想像がつかない部分も多かったです。タンカーの上を走るといっても、どれくらいの大きさのタンカーなのか分からないし…。台本はすごくシンプルで、2~3行の説明しかないんですよ(苦笑)。そこは台本を全く信用してなかったです(笑)」。「今回、アクションに関してはほとんど吹き替えを使ってないんです。アクション用の防具は普段つけているものと比べて軽く片方で3キロ程度なので、そんなに重くなかったですね。オダギリさんとのアクションシーンは朝の9時に撮影を始めて、終わったのは翌朝の4時くらい。正直、もっと掛かると思ってたので早く終わってラッキーでした」。……。淡々と発せられる言葉の数々から本作のアクションの凄まじさ、そしてそれを当然の“仕事”として受け止めてしまう向井さんの覚悟、プロ意識の高さがうかがえる。実際、本作のために特殊部隊の動きなどを学んだことで、単に役柄のためというだけ以上に多くのものを得たと感じている。「怖さというのをすごく感じたし、実際に人々のために命を張っている人がいるということも強く感じるようになりました。そこからニュースを見る目がガラリと変わったと思います。マンションに男が立てこもり、特殊部隊が突入するという事件が実際にありましたが、おそらくは陽動のためなんでしょうが、本当に僕らが映画の中でやらせてもらったように、隊員たちがロープで降りていくのを見て、『自分たちがドラマでやってることは本当のことだったんだ…』と実感しました。パリの出版社襲撃事件の時も、現地のテロ制圧の特殊部隊の装備を見て、つけている肘あて、ヒザあてなどの装備が僕らのと変わらないもので、そこに生々しさと恐怖を強く感じました」。画面を通してリアリティを見る者に伝える。そこに俳優という仕事の面白さを感じている。「いろんなことを伝えられると思うし、その分、責任もある、NPSは架空の存在ですがSATやSITは実在するし、そういう人たちが陰にいて、活動してくれているということを知ってもらえる。そこに僕らの仕事の意味はあるのかなと思ってます」。冒頭の作品を自分では「選ばない」ということとも繋がるが、常に目の前の作品に全力で没頭し、ディティールを積み重ねてきた。だからだろうか?世間ではNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で一気にブレイクし、その後、スター街道をひた走ってきたというイメージが強いが、当人はそんな意識は全くないという。「作品が『当たった』と思ったことはないんですよね。それはあくまでも周りが言うことで、僕としては常に変わらずモチベーションを保ってやってきたつもり。だから正直『この作品でこうなりましたね』と言われても、正直、ピンときたことがないんです。それまでに積み重ねたものがあって、その作品に呼ばれているわけで『ゲゲゲの女房』で言うなら、プロデューサーがそれ以前の僕の作品を見て、キャスティングしてくださった。いきなりあれでデビューしたのでもないし、あの役をいきなり任されてもできなかっただろうと思うくらい難しい役でしたし。あまりひとつの役や作品でターニングポイントを迎えたという感覚はないんです」。今年で33歳を迎えたが、年齢に関しても「俳優という仕事に実年齢はあまり関係ないと思っている」とも。「与えられた役の年齢がその俳優の年齢なんだと思います。それさえも、極端なことを言えば周りが決めることなのかなと思います。この年齢になったからこういう役を…とかこんなイメージで…とかそこも結局、自分ではなく周りが決める事であって、それでいいんじゃないかと思ってます。さすがに最近は学生役はぱったり来なくなりましたし、まあ当然ですが(笑)、それも周りが決めることで、お話をいただけるのであればやりますよ」。淡々と飄々と。それでも向井理は常に全力なのだ。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月28日映画『Sエス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の公開直前納涼イベントが25日、都内で行われ、キャストの向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋が、涼やかな浴衣姿で出席した。29日に全国公開する本作は、小森陽一の同名漫画を実写化した警察ドラマ。犯人を殺さずに捕えるNPS隊員・神御蔵一號(向井)、天才スナイパーのSAT隊員・蘇我伊織(綾野)らは、国際テロリスト・正木圭吾(オダギリジョー)が引き起こす“日本壊滅”の危機に立ち向かう――というストーリーで、2014年にTBS系で連続ドラマが放送されている。観客の黄色い歓声で迎えられた主演の向井は、「3年弱付き合った作品なので感慨深い。ドラマとはスケールが全然違うし、一號の人間的な成長も見て欲しい。命懸けで取り組んだ作品なので、1人でも多くの人に届けたい」とあいさつ。一方、ライバル役でもある綾野は、浴衣姿の女性客たちに、「みなさん可愛いですね~」と笑顔を見せながら、「理のアクションは生で見てて、本当にすごかったし迫力があった。オダギリさんとのシーンは見入って欲しい。そこは期待して!」と熱心にアピールした。また、ブルーの浴衣姿の新垣が、「浴衣を着る機会がないから、今日は浴衣指定でラッキーでした!」と照れ笑いを浮かべると、観客からは、「可愛い~!」と絶賛の声。イベントではドラマの名シーンを振り返り、「新垣さんの登場シーンが好き。素敵でした」という向井に、林イルマ役の新垣は、「最後の2話しか登場しないのにうれしいです。良いスパイスになれるように頑張りました。みなさんが温かく受け入れてくれたので、心から楽しんで撮影できました」と笑顔で振り返っていた。
2015年08月26日俳優の向井理と綾野剛が8月25日(火)、都内で行われた共演作『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の納涼イベントに涼しげな浴衣姿で登場。駆けつけた女性ファンが大きな歓声をあげていた。当の向井さんは「ちょっと恥ずかしいですね」と照れ笑い。会場には約340人のファンが駆けつけ、その大半が浴衣姿の女性とあって、綾野さんが照れくさそうにしていると、向井さんは「照れるなよ!」とツッコミを入れ、“Sコンビ”の名バディぶりを披露していた。2014年1月期のドラマ放送前から映画化が決定し、大きな注目を集めていた本作。犯人の生死を問わない“制圧”ではなく、“確保”を目的とした警察庁直轄の警察特殊急襲捜査班(National Police Safetyrescue=通称:NPS)の隊員たちが、要求なきバスジャック事件、核燃料を積んだ巨大貨物船の乗っ取りという凶悪事件に立ち向かう。映画の封切りを目前に控えて、「ドラマから3年弱付き合ってきたので、感慨深いですね。映画ならではのスケールで、僕らの成長を感じてもらえるはず」(向井さん)、「事故もなく、無事に映画を皆さんにお届けできることに感謝している。ぜひラストまで見入っていただければ」(綾野さん)とアピールにも熱がこもった。また、イベントではドラマシリーズの名シーンランキングが発表され、第1話のセリフと向井さんの写真がスクリーンに映し出されると、向井さんは「これを撮影したのは2013年の10月くらいですね。この写真、なんか若いですね。この後、何があったんですかねえ…」としみじみ語っていた。この日は向井さん、綾野さんに加えて、新垣結衣、吹石一恵、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋が浴衣姿で勢ぞろいした。映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日(土)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月25日映画『S エス―最後の警官―奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会が11日、都内で行われ、キャストの向井理、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋と平野俊一監督が出席した。29日に全国公開する本作は、小森陽一の同名漫画を実写化した警察アクションドラマ。犯人を生かしたまま捕えるNPS隊員・神御蔵一號(向井)、天才スナイパーのSAT隊員・蘇我伊織(綾野)らは、日本壊滅という事態を回避するために奮闘する――というストーリーで、2014年にTBS系で連続ドラマが放送された。主演の向井は、「命を削って作った作品。とにかく何かを受け取ってもらえれば、僕らも作ったかいがある」と仕上がりに胸を張り、「もう1度『S』が作れるように、宜しくお願いします!」と早くも続編に意欲。また、印象に残ったシーンを振り返り、「迫力あるシーンがたくさんあるけど、蘇我と短く言葉を交わすシーンが良かった」と話すと、綾野も向井に対し、「共演者でもあり、友人でもある。関係性が深まって、長い付き合いになると思う。10年後とか、お互い隊長になってたら面白いな」と笑顔を見せた。そんな向井は、「クランクインの時に思いっ切りコケて、1カ月くらい血が止まらなかった。ケガをしないでもっとやりたかった」と悔やむ場面もあったが、平野監督は、「向井くんの気合いの入り方にシビれたし、みんなが引っ張られた」とその熱量を称賛。一方、登壇時の炎の演出に、「熱いですね~! 火が出ましたね~!」と大興奮していた新垣は、NPSの紅一点・林イルマを演じ、「見るだけでも熱い気持ちにさせてもらった。ドラマではなかったチームワークが見せれたかな」と笑顔でアピールした。
2015年08月12日映画『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会が8月11日(火)に開催され、主演の向井理をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が舞台挨拶に登壇した。『海猿』シリーズの原案を務める小森陽一による人気漫画(作画:藤堂裕)を原作に製作された人気連続ドラマの劇場版。巨大な輸送船が海上で乗っ取られるという事態に一號(向井さん)をはじめ、それぞれに国や家族、仲間の命を背負った者たちが解決に向けて奔走する。この日の会場にはレッドカーペットが敷かれ、舞台からせり出した花道を一人ずつ歩いて登場したが、最初に向井さんが姿を見せると、会場のボルテージは一気に上がる。続いて、綾野さんが登壇し、花道中央で向井さんとガッチリと男の抱擁を交わし、会場は大歓声に包まれた。途中、吹石さんが履いていたサンダルの留め金が、歩いている最中に外れてしまうハプニングがあったが、すぐに綾野さんが機転を利かせ、落ちた金具を拾い上げた。向井さんは、連ドラ放送の段階で発表されていた劇場版のお披露目に「やっとこの日を迎えました」と感慨深げ。ドラマ放送時にはケガで撮影が中断することもあったそうで「命を削りながら作っていた作品」と強い思いを口にした。向井さんと綾野さんは同い年。綾野さんは向井さんについて「共演者を超えて、友人関係でもある」と語る。プライベートで一緒に飲みに行くこともあるそうだが「映画の話はほとんどしないです」と笑う。本作を通じて長い時間を過ごし「素直に長い付き合いにあると思った」とも語り、本作の今後にも言及。NPS(警察庁特殊急襲捜査班)の一號(向井さん)とSAT(警視庁特殊部隊)の蘇我(綾野さん)について「10年後に隊長になってたらいいですね」とさらなる続編への意欲をのぞかせた。向井さんも同じ気持ちを持っているようで、会場に詰めかけた観客に「もう一度『S』を作れるように…みなさんの頑張りにかかってます!」と呼びかけ、会場は期待を込めた熱い拍手に包まれた。『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 2015年8月29日より全国東宝系にて公開(C) 2015「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」製作委員会 (C) 小森陽一、藤堂 裕/小学館
2015年08月11日俳優の向井理が8月11日に、都内で行われた主演作『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の完成披露試写会に出席し、「命を削りながら作った作品を、皆さんにご覧いただけるのは感無量。成長した一號(いちご)を見てもらえるはず」と感激しきり。「あわよくば、皆さんのお力を借りて、また新しい『S』を作れれば」と続編にも意欲を燃やした。その他の画像向井演じる主人公・神御蔵一號(かみくら・いちご)をはじめ、犯人の“確保”を目的とした警察特殊急襲捜査班(通称:NPS)の隊員たちが、凶悪犯罪に立ち向かうテレビドラマの劇場版。要求なきバスジャック事件、核燃料を積んだ巨大貨物船の乗っ取りという重大事件に立ち向かう彼らの奮闘を軸に、新たな“S”にあたる海上保安庁の特殊部隊との共闘、国際テロリスト・傷をもつ因縁の男“M”の暗躍を描く。完成披露試写会には向井をはじめ、綾野剛、新垣結衣、吹石一恵、青木崇高、池内博之、平山浩行、高橋努、大森南朋、平野俊一監督が出席。一號のライバルで警視庁特殊部隊(通称:SAT)の天才スナイパー、蘇我伊織(そが・いおり)を演じる綾野は、「映画をきっかけに、理との関係性もより深まったし、役柄としても作品としても、素直に長い付き合いになりそう」と向井同様、さらなる本作の広がりに期待を寄せた。ドラマから引き続きメガホンをとる平野監督は、「向井くんの気合い、迫力、オーラに圧倒された。シビレましたね。話しかけられないほどの気迫で、周りを引っ張ってくれた」と謝意を述べ、「ここにいる皆さんが最高のパフォーマンスを見せてくれて、熱量の高い映画になっている」と胸を張った。『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』8月29日(土)全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年08月11日長年、映像化不可能とされた東野圭吾渾身のサスペンス巨編を、堤幸彦監督が豪華キャストで映画化した『天空の蜂』。主人公・湯原を演じる江口洋介を始め、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、柄本明など、日本を代表する実力派俳優たちが結集した本作で、原作には描かれない成長した湯原の息子・高彦を、向井理が演じている。映画化に際し、東野さんの思いが込められたオリジナルキャラクターとなるこの役柄の誕生秘話が、シネマカフェに到着した。最新鋭の超巨大ヘリが1人の子どもを乗せたまま、遠隔操縦によりハイジャックされ、原子力発電所が標的になるという史上最悪の原発テロを描いた本作。原作者の東野さんも「映像に圧倒された」と語るほど、とてつもないスケール、大迫力のアクションシーン、そしてノンストップで押しよせる興奮と衝撃が、早くも話題となっている。中でも、ひと足先に鑑賞した東野圭吾ファンからは「原作を超える映画は存在しないと思っていたので、本当にビックリした」、「あれだけ完成された原作をもちながら、よくここまでの映画にした」など大絶賛の声が続々と届いており、最も厳しい目を持つ原作ファンをも唸らせる完成度の高さが、いっそう期待値を高めている。本作の脚本を担当した楠野一郎は、執筆前から、この物語をいま、映画として描くうえで、日本人の100%が知っている東日本大震災を避けては通れないと考えていたという。だが、原作の時代設定は20年前の1995年、“日本人の多くが原発に対して危機意識が低い”という状況が礎となっているため、事件が起きる時代を変更してしまうと、根本的な設定そのものが覆ってしまう。そこで、最終的に辿り着いたアイディアが、事件が起きるのは1995年のままで、2011年に震災が起きた後の視点を、物語のクライマックスに取り入れる、というものだった。一方、プロデューサーの方でも、原作者の東野さんから、本作を映画化するにあたっての2点の提案を受けていたという。それは、「震災を踏まえて描く」「プロローグなどで2011年以降の現在を描き、そこに子どもの成長した姿で登場させる」というもので、奇遇にも楠野さんが考えついたアイディアと一致。偶然の導きなのか、両者のシンクロした“想い”から、震災直後の2011年3月の日本で、成長し、自衛隊員になった向井さん演じる高彦が人命救助に赴くという、映画ならではのオリジナルのシーンが誕生することになった。原作者と脚本家の想いが共鳴して生まれた、原作とはまたひと味違ったクライマックスシーンに、ぜひ注目していて。『天空の蜂』は9月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年07月28日向井理が、人の“相性”を見抜く天才にして超変人な主人公を演じたスペシャルドラマ「磁石男」。昨年6月に放送され、好評を博した同作の続編「磁石男2015」が、この秋、放送されることが決定!前作に続いて出演する相武紗季に加え、りょう、松岡茉優、桐山漣、倍賞美津子らの出演が明らかとなり、見どころなどを語るコメントが到着した。野菜オタクで毒舌という超変人な主人公・大庭壮介(主人公)。一目見ただけで、相手の生活習慣や性格、育ちや仕事まで見抜き、その人にピッタリの相手を見つけるという超人的な才能を持つ彼は「人間はすべてNとSに分類され、磁石のようにS同士、N同士、同じタイプは反発し、NとSは相性が良い」という持論を持ち、人と人をくっつけることから“磁石男”と呼ばれている。そんな壮介とぶつかりながらも彼の言葉によって、条件優先の結婚を思いとどまった三十路OLの小日向しおん(相武紗季)。“婚活イベント”のビジネスパートナーにも関わらず、農業優先の壮介のせいで業績はうまくいかず、経理部の若い社員・北島あゆみ(松岡茉優)にまでも嫌味を言われ、針のむしろの日々。そんな中、婚活イベントの客に、“超ややこしい女”大島マリ子(りょう)が登場。業界では有名なクレーマーで横柄な態度の彼女を、壮介は「あんた、残念だな」と一刀両断して…。甘いマスクと様々なキャラクターに自由自在に変化する演技力で、女性を中心に人気を集める向井さん。向井さんは本作を、“ちゃんとしたテーマやメッセージのあるラブコメディ”とし、「僕が演じる壮介は、言い方は少しきついですけど、恋や結婚に悩む女性たちの背中を押していて、男女問わず、恋愛に対して前向きになれるドラマだと思います」と語る。「また、あのメンバーとご一緒できるのはすごく楽しみです。特に今回は、パワフルなキャラクターが増えているので、負けないように頑張らないとなって思っています」と、新しいメンバーを迎えるにあたっての抱負を述べた。また、今回の続編での楽しみなシーンは、青柳翔演じる幼馴染の新藤とのお風呂シーンをチョイス。「前回より増えています(笑)。男二人でお風呂に入ってふざけたりするのは、少年っぽいといいますか、壮介の可愛い部分が観れるシーンだと思うので楽しみです」と明かした。新キャラクターのマリ子について、「セリフも多いし、突飛な行動を連発するので、けっこう大変な役」「重さの裏には過去の恋愛の失敗があったりして、ドラマの中で壮介はそれを“錆”と呼んでいるのですが、そういう錆が取れればもっと気楽になれるんじゃないかな。(錆をつけたままでは)もったいないなって思います」と分析。初共演であり、“クールな大人の女性というイメージ”のりょうが、どのようにマリ子を演じるのか、楽しみにしているとのこと。さらに、今回は、ぶっきらぼうな壮介とは正反対の帰国子女エリート・佐伯渉(桐山漣)が、しおんに急接近したり、しおんに敵意むきだしの後輩・北島あゆみ(松岡茉優)や、結婚しない孫娘の心配をするしおんの祖母・ユリ(倍賞美津子)など、豪華キャストによる新キャラクターが続々と登場。向井さんが演じる婚活の神・磁石男と、20代~60代の4人の美女たち(松岡さん、相武さん、りょうさん、倍賞さん)は、それぞれの恋愛観、結婚観を披露しながら、幸せへの近道を模索する。<相武紗季コメント>――見どころについてしおんと壮介がちょっと前に進み始めるところです。前回想いが通じ合った後、いまは恋人になっているつもりなんですが、壮介としおんの温度差やキャラの違いで、ぶつかったり、すれちがったり。とにかくもどかしい恋愛模様が楽しめて、共感していただける部分も多いと思います。――注目のキャラクターマリ子と渉くんです! こんなに個性的なキャラクター、演じたらどうなっちゃうんだろうなって。特にマリ子は同性としては面白くて、わかりやすい人。自分を全面に出している清々しさがあるので、すごく好きなキャラクターです。<りょうコメント>――マリ子というキャラクターについて面白い人ですね。台本を読んでこの役をやらせていただきたいと、直ぐに思いました。マリ子は、強烈だけど凄くピュアな心を持った女性。とても魅力のあるキャラクターなので、余計なことを考えずに自然体で演じていきたいです。<松岡茉優コメント>コミカルでキャッチーでグサグサと突き刺さる言葉がこれでもかと詰め込まれた「磁石男」。前回を凌ぐ個性的なキャラクターたちが暴れ回ります。私が配役された北島あゆみもなかなか曲がった人で、演じるのがとても楽しみです。若さを武器にお姉様方に挑みます。ぜひお楽しみに。秋の夜中をより満喫できる、思いっきり笑えて、心温まるラブコメディの放送を楽しみにしていて。「磁石男2015」は今秋、日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月20日写真家・鈴木理策の個展「鈴木理策写真展 意識の流れ」が、東京オペラシティ アートギャラリーにて、7月18日より開催される。9月23日まで。1963年和歌山に生まれた鈴木理策は、1980年代半ばから写真を媒体に創作活動をはじめた。故郷の熊野をテーマとした初の写真集『KUMANO』(1998年)など、連続性のある写真手法や物語性のある表現が評価され、2000 年に第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。熊野での撮影をライフワークとしながら、南仏のサント・ヴィクトワール山やセザンヌのアトリエ、桜や雪など、様々な対象を異なるアプローチからとらえ続けてきた。2006年にニューヨークで、2011年にチューリッヒで個展を開催するなど、国際的に活動の場を広げている。本展のタイトル「意識の流れ」は、「見るという行為に身をゆだねると、とりとめのない記憶やさまざまな意識が浮かんできて、やがてひとつのうねりのような感情をもたらすことがある」という鈴木自身の経験に基づいてつけられたものだという。「『見るということ』そのものを提示したい」と語る彼の言葉の通り、説明的ではなく抽象的で、感覚と視覚により訴える作風が鈴木の写真の特徴だ。それを観る者は、写真を見る時間の流れの中で鈴木のまなざしを追体験し、さらに純粋に「見ること」へと導かれていくだろう。2007年以来、約8年ぶりの大規模個展となる本展は、新作および未発表作品を中心に写真作品約100点と映像作品3点を展示する。なお映像作品3点は、鈴木が近年関心を寄せるデジタルカメラで撮影されたもの。“スティル写真”、“動画”、“動画の静止画”による構成からは「見ること」と「見ている時間」をめぐる鈴木の実験精神がうかがえる。【イベント情報】「鈴木理策写真展意識の流れ」会 場:東京オペラシティ アートギャラリー会 期:7月18日~9月23日時 間:11:00~19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝休日の場合は翌火曜日、ただし9月22日は開館)、8月2日入場料:一般1,200円、大・高生800円、中学生以下無料
2015年07月10日藤原竜也や向井理、松山ケンイチなど、映画にドラマに舞台に多方面で活躍する実力派俳優の出演舞台作品や、蜷川幸雄をはじめ有名演出家が手掛けた人気舞台作品全22タイトルが、この度、映像配信サービス「dTV」の新ジャンル「シアター」にて7月1日(水)より順次独占配信されることが決定した。7月1日(水)より配信がスタートする作品は17タイトル。主なラインナップは、『カイジ』シリーズや『るろうに剣心』シリーズなど数多くの映画やドラマに出演し、その高い演技力で魅せる藤原さんと、ダイナミックな演出が世界でも高い評価を受けている巨匠・蜷川さんによる世界的名作である舞台「ロミオとジュリエット」。そのほか、藤原さんの作品は大竹しのぶとの共演作「日の浦姫物語」や、三谷幸喜描き下ろし作「ろくでなし啄木」など7作品におよぶ。そして、『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の公開が待たれる向井さんと片桐はいりが姉弟役で話題を呼び、昨年公開された映画版もヒットした舞台「小野寺の弟、小野寺の姉-お茶と映画」。本作は、原作者・西田征史自身が脚本・演出を担当し、小説のアナザーストーリーで小野寺姉弟のとある1日を描いた物語となっている。また、舞台「蒼の乱」では天海祐希との共演で迫真を演技をみせた松山さんの貴重な初舞台作品「遠い夏のゴッホ」も配信。松山さんが短い命ひとつを武器に冬に立ち向かうセミの少年・ゴッホを演じ、美波が演じるセミの少女・ベアトリーチェとの儚い恋模様を描いた本作では、さらに筒井道隆、吉沢悠、田口トモロヲら個性的な俳優陣も出演。さらに、7月15日(水)からは、GACKTが初主演した舞台「眠狂四郎無頼控」を含む5タイトルの配信も開始予定。全22タイトルもの舞台作品を観賞することができる。今回の舞台作品の配信は、「大都市だけで上演されるので見に行くことが出来ない」「鑑賞人数が限られチケットが手に入らない」「興味はあるが見に行く機会がない」など、舞台作品に関する多くのユーザーの要望から実現したもの。新設された「シアター」ジャンルの導入で、いままであまり舞台を見に行けなかった人たちが、映画やテレビドラマとは違った音楽、照明、セットを駆使した表現や、失敗が許されない一発勝負の緊張感や会場の一体感など、舞台ならではの魅力を味わうことが可能となった。これまで舞台を観賞したことがあるファンはもちろん、初心者にも舞台の魅力をこの機会に体感してみて。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日昨年1月から3月にTBS系で放送され高視聴率を記録したドラマ「S-最後の警官-」の映画化『S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』の主題歌を、MISIAが担当することがこのほど明らかとなった。2009年から「ビッグコミック」にて連載中の人気漫画を映像化した本作。犯人“確保”を目的に組織された警察庁特殊急襲捜査班(National Police Safetyrescue=通称:NPS)が凶悪犯罪に立ち向かう姿を描き、ドラマは高視聴率を獲得。ドラマの放送前から映画化が決定していたという本作の公開が発表され、大きな注目を集めている。このほど主題歌を担当することが決定したMISIAさんは、ドラマ「S-最後の警官-」でも「僕はペガサス 君はポラリス」を主題歌として提供。今回映画版の主題歌として決定したのは、現在開催中の全国ツアー「星空のライヴ8 MOON JOURNEY」にて未発表曲として披露された新曲「流れ星」だ。本楽曲は、今回の主題歌決定を受け、映画の脚本や世界観に合わせたアレンジを服部隆之が担当し、大編成のオーケストラバージョンとして新たにレコーディングされた。完成したばかりという楽曲に対してMISIAさんは「『流れ星』は、一つ一つの命の輝きへ語りかけるような歌。レコーディングの際は、歌いあげるというより、語る・話しかけるよう歌うことを心がけました。皆さんが身と心を捧げ作り上げられた、命・生きることへのメッセージを持った映画『S-最後の警官-』と共にこの歌のメッセージが沢山の方に、一人一人の心に、伝わりますよう願っております」とコメントを寄せている。さらに、主演の向井理も本楽曲を絶賛!「ドラマに引き続き、優しく温かい歌です。特に今回の曲は、大切な人が寄り添い包み込まれるような想いを感じます。映画の中で戦う登場人物の気持ちを支えてくれているような、素晴らしい曲です。」と語っている。また、「流れ星」は、7月8日(水)にデジタルシングルとしての配信リリースが決定。ジャケット写真は、以前よりMISIAさんとは作詞やPVなどでコラボレーションしてきた大宮エリーが担当。現在開催中のツアーで既に披露されたということもあり、ファンの間では既に大きな反響を呼んでいる。豪華キャスト出演の壮大なアクション大作として期待がかかる本作。まずはこちらの主題歌から、公開への期待を膨らまそう。映画『S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』は8月29日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月29日人気ゲーム『ラブプラス』や『ときめきメモリアル Girl’s Side』シリーズを手がけたゲームクリエイター・内田明理氏が10日、ゲーム会社・ユークスに10月1日付で入社し、同時に「Uchida lab(ウチダラボ)」の立ち上げを発表した。内田氏は、1993年にコナミデジタルエンタテインメントに入社以降、『ときめきメモリアル Girl’s Side』シリーズ、『ランブルローズ』シリーズ、『ラブプラス』シリーズなどのプロデュースを担当。『ラブプラス』シリーズでは、ユーザーから「お義父さん」と慕われるなど、コナミ一筋のクリエイター人生を送ってきたが、今年3月に同社を退社し、その後の動きが注目されていた。内田氏が入社するユークスは、アメプロを中心としたプロレスゲームに強いゲーム会社で、同氏との一番大きな接点は、2005年にユークスが開発を担当し、コナミが販売した『ランブルローズ』のゼネラルプロデューサーを担当していたことが挙げられる。新たに設立される「Uchida lab」では、さまざまな企画を検討し、手がけるタイトルはプロレスジャンルに限定されず、すぐにマネタイズできるかはわからない実験的な試みも含めてかなり自由な裁量権が与えられるという。内田氏は「(ユークスを選んだのは)ユークスさんと一緒にゲームを作らせていただいたことが非常にいい体験だったのが大きいです。今回は、私に好き勝手やらせていただけるということで、『Uchida lab』を立ち上げました。もしかしたらゲームという枠を飛び越えていくかもしれませんが、何にもとらわれずに考えていきたいです」と、今後の展望を明かした。チームについてはこれから立ち上げ、早ければ年内の企画発表を目指していくという。「Uchida lab」が求める人材については、「無茶なお願いをしても怒らない人。厳しい状況でも、あとひとつ踏ん張ればユーザーさんが笑ったり、喜んだりしてくれる時に頑張ってくれる人と一緒にやりたい。ユーザーさんを見ている人が条件です」としている。内田氏がコナミを退社したことで、注目されるのは『ラブプラス』や『ときめきメモリアル Girl’s Side』といった、根強い人気を誇るタイトルの今後。コナミからの開発協力依頼があった場合は? という問いに対して内田氏は「もちろんウェルカムです」と肯定的に回答。私見と断った上で「映画業界やテレビ業界がそうであるように、ゲーム業界もIP(コンテンツ)とクリエイターのマッチングはメーカーの枠を超えるべきだと考えています」と語った。ユークスが手がけているプロレスゲームと、内田氏のキャラクターコンテンツの融合について同氏は、『ランブルローズ』的な美少女×プロレスのコンテンツの展開にも肯定的な反応。また、『ラブプラス』などのキャラクターデザインを担当した盟友・箕星太朗(旧名・ミノ☆タロー)氏とまた仕事したいかという問いには「それはぜひやりたいです。今でも定期的に連絡は取っています。ですが箕さんは本当に忙しいので、LINEが既読になってもなかなか返事が帰ってこない(笑)。何かあったらいつでも声をかけてくださいとは言われています」と、定期的な連絡をとっていることを明かした。今後の展開について内田氏は「アイデア勝負なのでまだ詳しくは言えませんが、ゲームとして展開しなくてもエンターテインメント的な、ショービジネス的な展開はできると思います」と期待を寄せながら、「色々やりたいことはあるし、可能性は広いと思いますが、まずはこれまで僕の作品を支持して楽しんでくれていた方々に、これからどう楽しんで満足してもらえるかを考えたいと思います。これからは小回りの効く立場で、遊んだら楽しい経験が残るものを作っていきたいと思います」と意欲を語った。会見後、内田氏に話を聞いたところ、コナミ退社後の3カ月間、同氏は自宅で家事と育児に専念しており、娘に「お掃除が得意だからお掃除の仕事をしたら」と心配されたという。昼間は家事をし、夜はさまざまな構想を練る毎日で、10月1日入社までの期間は内田氏側から希望した、いわば充電期間のようだ。コンシューマーゲームやソーシャルゲームなどのプラットフォームの選択については、どんな形でも、まずはユーザーに楽しんでもらうことを大切にして、そのために最適な環境であればプラットフォームは問わないとも語っていた。
2015年06月11日伊藤英明が人気コミックを実写映画化する『テラフォーマーズ』で主人公の小町小吉役を演じることが明らかになった。伊藤は「この映画がどこまで世界に通用するか楽しみ」とコメント。原作者の貴家悠は、「間違いなく今世紀日本最高峰の筋肉映画となるでしょう…!!映画化………やれます!!」と期待を寄せている。その他の画像『テラフォーマーズ』(作・貴家悠、画・橘賢一)は、週刊ヤングジャンプで連載中のSFアクション・コミックス。火星を舞台にゴキブリが進化した生物=テラフォーマーと人類の戦いを描く。原作コミックスは、現在12巻まで刊行されており、累計発行部数は1100万部を突破。“このマンガがすごい!2013”オトコ編で1位を獲得している。伊藤は「最初は“火星に行く”という設定があまりにも壮大すぎて一度は断ろうと思ったのですが、監督が三池(崇史)さんだったことと、原作がとても面白かったこともありこれはぜひやりたいと思いお受けしました」と言い、「三池組は朝から夜まで寝ずに撮影し、妥協しないので、それがまた始まると思うと…正直嫌ですが(笑)、本当に楽しみです」とコメント。伊藤とは『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』『悪の教典』『喰女 -クイメ-』などでタッグを組んできた三池監督は、「逆境にこそ伊藤英明は光る。だから、史上『最凶の火星』に送り込もうと思っている。故に、この作品は世界で最高に輝く映画になる」と語り、原作者の橘賢一も「これほど人類を救うのが似合う男が他にいるでしょうか。屈強な肉体。優しくて力強いその眼差しはまさに小町小吉!スクリーンの中で暴れまわる日本原産オオスズメバチを今から楽しみにしています!!」とコメントを寄せている。本作の脚本は、劇団☆新感線の中島かずきが手がけ、ストーリー設定やキャストなどは順次発表される。撮影は5月中旬より開始され、アイスランドなどで撮影が行われる。『テラフォーマーズ』2016年公開
2015年05月01日