昭和生まれの私からすると、新しいイメージの平成。しかし、そんな平成さえも古い時代となる日が来るとは…。でも、時代が代わっても、良くも悪くも昔からの考え方や慣習はなかなか変わらない。妊娠出産育児を経験してきて、それがあらためて身に沁みました。■「男は仕事、女は家事育児」価値観で育ったママ私の両親は、昔ながらの「男は外で仕事を、女は家で家事育児」という価値観。母がパートで忙しかろうと、家事は母が一人でがんばっていました。夜遅くに体調の悪い母がふらつきながら台所で作り置きをしていた姿が忘れられません。そんな家で育ち、「家事と育児は私の仕事、私ががんばらないと!」という気持ちが私は抜けませんでした。核家族や女性の社会進出が進んだ現代社会では、そんんなやり方そぐわないとわかっていながらも…。そしてそれは、自分を苦しめていたように思います。女性自身の意識も変えていかないとなと思い、ここで一句。「力合わせ はじめて子どもの 親になる」■昔ながらの価値観と専業主婦という負い目女性しかできない妊娠出産が、ある程度女性中心になるのは仕方がない部分があると思います。でも「おなかで育てて生む」をできるのが女性であるだけで、妊娠出産は夫婦2人の問題。でも、自分の体に変化のない夫は、どうしてもひとごとになってしまいがちなんですよね…。そして出産後! 「育児は母親がするもの」と潜在意識があり、専業主婦という負い目を持っている私は、ワンオペは仕方ないと、乳児期はほとんど夫を頼れずにいました。夫がたまの飲み会で、帰宅後ゆっくり自分のしたいことをするのも仕方ない。でも、寝室まで別にしてしまうと、完全に母子と父の間に溝ができてしまいました。■「自分だけがつらい!」が加速するとき夫の「ちょっとした物音で起きちゃうから、夜は別でお願いします」という希望のもと、別寝室にしていたわが家。別寝室が悪いわけではない。役割分担も大事。でも、お互いの様子がわからないまま時がすぎ、生活パターンの違いから会話も減り、どんどん2人の関係は薄いものに。「今は仕方ない」と思いつつも、それぞれに「なんで俺(私)だけ…」という思いが加速していきます。■「だれにも助けを求められない」思い込みに追い詰められる「赤ちゃんのお世話は、私が一人でなんとかしなきゃ…」と、切羽詰まった顔で赤ちゃんを抱っこする毎日。そうだれにも助けを求めることができなくなっていました。うつむき寝が好きな子どもに、「私が熟睡している間になにかあったらどうしよう」と、寝ていてもずっと不安に駆られて、体は寝ていても頭は全然休まらない。その日も寝不足で、ひどく疲弊していました。夜中の授乳が終わり、寝かしつけをしていた時のこと。すぐに背中スイッチが作動してぐずりだす娘を抱き、部屋のなかをぐるぐる回ります。5分後、また置く。娘泣く。寝かしつけ再開。それを何度も繰り返し…。あと5分。たったあと5分、眠りが深くなってから置けばいい。でも、それができないほどイライラが止まらず、朝がた5時ころに、ついに涙が。「なんでこの子は寝てくれないの?」「私は一体どうしたらいいの?」「こんなにがんばっても寝かしつけられないなんて、私は母親失格なのかな」その気配に気づいた娘も泣き始め、私も不安な気持ちがあふれ出し、声を出して泣き始めてしまいました。■「夫は何もわかっていない」に気づいたら…10分後。深い眠りにはいった娘は、すんなりと一度で布団の上におろすことができました。この一件があっても、授乳中は別寝室は続き、夫が夜に手伝ってくれることはありませんでした。だってそんなものだと思っていたから…。でも、今になって思うと、一人で抱え込まず、もっと周りにヘルプを出せばよかったと思っています。いまは、イライラを私が爆発させたことで、たくさん夫婦で話し合いをして、家事も育児も分担してくれるようになりました。そこでわかったのは、「夫は本当に何もわかっていなかった」ということでした。私がどんな生活を送っていたのか。どんなことがつらくて、どんなことに困っているか。そんなことは、「私のやつれた状態を見たら、言わなくてもわかるでしょ?」と“察してちゃん”になってしまっていた私にも落ち度はあります。■妻にも権利はある! 夫と衝突して手に入れたもの女性は、妊娠中、精神的にも不安定になるうえに、さまざまな苦難やトラブルも起こる可能性があります。だから夫婦2人でいろんな本を読んだりしながら、共感・理解してほしいなと思います。わが家は、乳児期には、私が高熱で寝ていても、ゆっくりと休むことはできませんでしたが、いまは数日なら夫と子どもだけでも過ごすことができるように。さらに、たまに友人と遊んだりするときも、以前のように罪悪感を持つことも減りました。専業主婦だろうと、働いていようと、妻にもその権利があると思うから。そう思えるようになるまでには、数年かかりましたし、何度も夫と衝突しましたけどね。時代がかわっても、昔ながらの価値観はまだまだ残っているでしょう。女性に負担がかかる家庭も少なくないと思います(昔のうちも含め)。でも、新しい時代「令和」は、そんな昔からのしがらみを無くして、夫婦が2人で力を合わせて育児していく社会になるとうれしいですね。\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年05月31日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情362】世の中いろんなタイプの男子がいるけど、正直、付き合う価値のない人もいます。「付き合う価値がない」と言うと、相手を見下したり、値踏みしたりしてるみたいですが、交際相手はちゃんと見極めないと自分がしんどい思いをするだけです。というわけで今回は、付き合う価値のない男子についてお話ししたいと思います。■自分優先の考えが強いある男子に食事に誘われたときのこと。「場所はどうしようか?」と聞かれたので、筆者は「二人の家の中間地点か、大きめの駅にしたほうがいいのかな?」と思い「お家って〇〇方面でしたっけ?」と聞いたんです。そしたら「そうです!こっちまで来てくれるの?」と。誰も家の近くまで行くなんて言ってないのに。若干イラッとしながら「お互いの家の中間地点か、その辺から近い大きめの駅がいいかな?って」と送ったら「そうだよね。で、思いつきました?」と、完全にこちら任せ。「はぁ?こいつ何考えてんの?」と思いつつも、一応「〇〇駅か△△駅あたりはどうでしょう?」と送ったら、なんと「乗り換えが多いかも。少ないほうがいいなー」とほざき……。さすがに「こんな人に割く時間はない!」と思い「相手の都合を考えず、自分の乗り換えを優先。しかもこちらにばかり考えさせる男性は無理です。食事はパスで」という内容のメッセージを送ってLINEをブロックしました。交際前の段階でこんなふうに思いやりに欠ける言動が多いのなら、付き合った後はそれが加速すると思うんです。筆者の知る限り、男性の多くは初めて食事するときなど、まだお互いにそんなに知らない頃は、自分をよく見せたい気持ちもあるし、今後の関係のためにというのもあってか親切で愛想がいい印象があります。なのに、そこで「優しいな」と感じるどころか「はぁ?」となることが何度もあるのなら……“付き合う価値のない男”だと思っていいですよ。■女子を見下す発言をする「女のくせに」「これだから女は」と、女子を見下す感じの発言をする男子はやめたほうがいいですね。筆者の元カレの一人がまさにこのタイプでした。別れてから気づいたのですが、かなりのナルシスト&モラハラ男だったんです。付き合っている間もだけど、別れた後、何度か電話がかかってきたときもこちらを見下す発言が多くて。根本的に男尊女卑な思考の人は、最初は優しくても、交際後は見下す言動を取りがち。“女はこういう生き物”と決めつけて「わかり合おう、歩み寄ろう」とせず、むしろ開き直る感じの言動ばかりならパートナーにすることをおすすめしません。そういうのが好きって場合は止めないけど、付き合ったら、たぶんモラハラ彼氏になって、つらい思いをするでしょう。■将来、苦しまないために魅力的に見えても、話してみて「おや?」と思う部分が出てきたら“好き”の情熱だけで判断しないほうがいいかもしれません。付き合ってから、或いは結婚してから苦しまないためにも、変な男に引っかからないように気をつけて!
2019年05月09日価値観の不一致。それは世の男と女の間でもっとも多い決別の理由。でも、そもそも価値観の違いって、いったい何なのでしょう? なんとなくわかるけれど、でも当事者じゃないと腑に落ちない。そこで今回は、こんなとき価値観の違いを感じたという方のさまざまなエピソードをご紹介します。特定の宗教を信心している彼【リアルな夫婦生活】vol. 108「日本はまだ海外に比べると宗教・思想問題はそこまで根深くないものの、確固たる考え方をする人っていますよね。私がかつて付き合った男性も特定の宗教を信仰していました。もちろん、思想の自由はあるし何を信心していようが、彼が彼らしくあればそれで良かったんですけれど……。付き合って2年が経つ頃からか急に『ウチの集会(信心している宗教)に来ない?』とお誘いを受けるように。多分、彼は私との結婚を視野に入れていたからこそ、私にも宗教に関心を持ってもらいたくて誘ったのだと思います。はじめのうちは嫌だなと思いながらも仕方なくついて行ったのですが、そのうちに同じ宗教仲間の人から『いつ入信するの?』『結婚するなら早いうちにしたほうが良い』などなぜか勝手に私がその宗教に入ることになっていて、あれは本当に恐ろしかった。宗教に関しては文句は言わないから、私を巻き込まないで欲しい。でも、もう押し付けられたことがきっかけで彼への気持ちも興ざめ。彼には悪いけれど、数か月後に別れることにしました」(27歳 営業)束縛のつもりはなかったけれど……「誰に聞いても『そんなことで別れたの!?』と驚かれるし、私もいまだにあの時のことはわからないんですが価値観が違うと一方的に振られた経験があります。それは、20歳の頃に4歳年上の彼と付き合ってた時のこと。付き合いたてって、やっぱり盛り上がるじゃないですか。会えない時、彼は何してるのかな?とか、今声聞きたいなとか。そういうのって普通ですよね?だから私も学校やバイトが終わった後に『 今、何してるの~? 』とラインを返すことがよくありました。と言っても、そんな頻繁に送るようなことはしていませんよ。1日何ラリーかするうちの1回あるか、ないかです。そしたら彼からある日急に『 なんで会わない時のことまで報告しなくちゃいけないの? 俺、そういう束縛嫌いなんだよね 』と言われてしまいました。彼の言い分によると、束縛が激しすぎた元カノに、しつこく『今何してるの?どこにいるの?』と聞かれたことが相当トラウマになっていたみたいです。だからって私とその元カノは違うのに……。些細なひと言が別れのきっかけにもなってしまうのですね」(24歳 事務)仕事に対する価値観がまるで違う「私の彼は仕事に対する意欲がまるでない人なんです。野心家であれ! とまでは言いませんが、やっぱり男性だったら(という言い方も差別的かもしれませんが)、仕事に対する熱意は自分以上に見せて欲しいなと思ってしまいます。お給料がそれなりにもらえれば良い。別に無理して出世しなくていい。それなりに、生きていけたらそれでいい。欲がないといえば聞こえは良いのですが『そこそこ』で満足しているその姿が、仕事に意欲的な私からするととても物足りないんです。でも、付き合い続けていくうちに彼のそういう部分が変わるかなってどこか期待もしていて。合わないな……と思いながらも付き合いを続けています。やっぱり別れたほうが良いですかね?」(28歳 広報)話し合いで折り合いがつけられるかが鍵自分と全く同じ価値観を持っている人などいませんよね。しかし、だからと言って価値観が違い過ぎてもうまくやっていけない。価値観が違ってもうまく付き合いが続くパターンとそうでないパターン、果たしてその違いというのはどこにあるのでしょうか。今回3名の方のお話を聞いて、また私自身の過去の経験を踏まえて感じることは、『話し合いで解決できる問題かどうか』が分かれ目になるのかなと思いました。宗教や思想に関する考え方や違いは、大きな溝が生まれるほどの価値観の違いが生じますが、お互いにそれを相手に押し付けることさえしなければうまくやっていけるようにも思えます。一概にはいえませんが、今回のケースは彼が彼女を宗教に誘うことをせずうまく線引きできていれば、お付き合いとしては続けられたのかもしれません。もちろん、実際には、お互いに求めるものが違ったのでお別れしたというのが今回の結果ではありますが……。対して、最後にご紹介した方の仕事に関する考え方の違い。これは話し合いで一時的に解決できる場合もありますが、根本的な相手の人間性は変わらないのでお互いの在り方を認め合えない限りは、お付き合いを無理に続けても不満が生じるの可能性のほうが高いです。ご自身が相手の何に妥協できて、何に妥協できないか。そしてそれは話し合えば解決できるものか、そうでないのか。その見極めが大事なのかもしれません。
2019年04月30日ウーマンエキサイトで連載中のちゅいママさんの記事 「妻の仕事に理解のなかった夫、なぜ変わった? 夫に聞いてみた」 で、“夫に理解してほしいこと、変わってほしいこと”について、アンケートを実施しました。夫とは言え、異なる家庭や環境で育った人間だから価値観が違うのはあたり前。ましてやふたりだけの生活から子どもが生まれれば、今までの夫と妻だけの簡潔な関係から、父と母という役割も増えることで、さらに考えがぶつかることも増えてくるのではないでしょうか。アンケートには、具体的に「どう変わってほしいのか」はもちろん、「妻の気持ちを理解してほしい」という切実な思いも寄せられました。■夫の行動、態度に“変わってほしい!”妻たちはいったい、夫のどんな部分に「変わってほしい」と思っているのでしょうか。その回答は、夫の生活習慣、家事分担、育児方針、家族の在り方と、多岐にわたりました。ごはんは嫁が作るものっていう固定観念を外してほしい。自分が仕事休みな日くらい、私の仕事の帰りを待つだけじゃなくて、自分で夕飯作ってくださいませ。夫は、念願のマイホームを手に入れたので、妻である私に「いつでもキレイにしておけ」と言いますが、妊娠中で4歳の子どももいて、仕事もあるので完璧にはできません! あと、パートといえど仕事は仕事なので、子どもの病気で私がいつも仕事を休むのは不公平な気がします。スマホゲームしながら片手間に子どもの相手をするのやめて! うちの実家でスマホゲームしながら父と話すのやめてー!男だから泣いてはいけないとか、強くなくてはいけないとかいう考え。やたら息子に厳しすぎる。「だからおまえはダメなんだ」に結びつくような、うしろ向きの言葉を使ってほしくない。自分はそう育てられたかもしれないが、うちの息子は敏感でネガティブになりやすい性格。みんながそれで強くなると思わないでほしい。出したら出しっぱなし、置いたら置きっぱなしを直して欲しい。私と2人で暮らしているのに、自分が「一人暮らしのときはこれで何も不都合がなかったから」と、スタンスを変える気がないところを変えて欲しい。きっと夫にも「妻に変わってほしいこと」があって、“お互いさま”な部分もあるのだろうと思います。しかし、より円滑に家庭をまわし、夫婦や家族にとって心地よい関係を構築するには、ともに“変わっていく”ことも必要な場合もあるのではないでしょうか。■妻のつらさ、大変さを“理解してほしい”一方、「夫に理解してほしいこと」でもっとも多かったのは、やはり“主婦業、ママ業の大変さ” でした。家事と育児がメイン担当となりがちな妻ですが、それは簡単なことではなく、多くの苦労や工夫があって保たれているもの。子どもがいれば毎日何かしらハプニングが起こるものだし、夫や子どものためを思って手間を掛ければそれだけ時間が掛かることも多いのです。毎日がんばっているからこそ、そんな自分を評価してくれるパートナーでいてほしいという気持ちになるのではないでしょうか。ねぎらいの言葉を掛けてほしいなぁと思います。フルタイムパートの私、泊まりもある不規則勤務の夫。家事負担はほぼ私で…、週末買い物まとめ買い、作り置きで平日を乗り切っています。「ありがとう」とか「大好きだよ」とか、もっと言ってくれたらうれしいのですが…。恥ずかしくて言い出せません。私が落ち込んだり泣いたりすると怒る夫。なんでそんな腹立つのかわからないけどほっといていてほしい。いつも元気なわけないじゃん。落ち込むことだってあるよ!家事育児は家族でやること。外での仕事ができるのは、家の仕事をこなしてくれる人がいるから。仕事の方がえらい、というのはおかしい。子どもを育てることは未来を育てること。家事をすることは、生活を保つこと。それを普通に、こなせる社会になってほしいです。勤務時間が多い方がしんどいと夫は思っています。もうすぐ1歳になる娘が、春に保育園に入る予定です。私の勤務時間は9〜17時、夫は9〜20時。働く時間は私の方が夫より3時間短いですが、週5日勤務で保育園お迎えと家事育児を全部引き受ける事になりそうです。育休中の今でも、いっぱいいっぱいの日があるのに「職場復帰したらもう一人では無理!」と話しましたが、「オレより勤務時間短いでしょ?」と取り合ってくれません。ちゅいママさんのご主人は以前家事や育児に非協力的だったそうですが、いまでは全部を任せられるようになったそう。そして、実際やってもらって“わかったこと”が夫婦ともにたくさんあったのだとか。とはいえ、普段妻がやっている家事や育児を、全部夫に経験させるのは難しいのが現状。出張や入院など、妻が家を離れるシチュエーションがないと、なかなかできないかもしれません。「夫に妻の大変さを理解してもらうにはどうしたらいいのか」。妻たちの命題は、まだまだ解決の糸口がつかめていないのが現状のようです。■夫と妻の感覚がズレている?毎日家事や育児でてんてこ舞いの妻にとって、夫のフォローは不可欠。でも、夫がしてくれたフォローや言葉がけが、「え? そこ?」なんて思った経験はありませんか? しかも、夫は「オレ、今すごくいいこと言った」なんて思っていたりして…。そんな夫婦間の“ズレ” が浮き彫りになったエピソードも、今回のアンケートに寄せられました。やはり家事と育児の大変さ。本当に大変なのに、わかってない。「大変なら、明日したら?」って平気で言ってくる。明日にしたら明日は2倍以上大変やねん!「俺はすごく家事育児やるいい夫」という勘違い。妻を不死身だと勘違いするのはやめて欲しい。病気すれば私だってしんどいし、立っているのすらつらいときでも、家事や育児をあたり前にしなくてはならない。自分は少し微熱が出れば大げさに寝込んで病院の送迎や看病をさせるくせに、私が高熱を出してフラフラでも何にもせずにゲームとプラモ。「ご飯は簡単なものでいいよ」とか、「病院に行ってきていいよ」とか、平気で言ってきます。もっと他人の苦しみをわかる人になってほしい…。お、惜しい…。妻に気を使おうとする姿勢は感じるのですが…。もう一歩先の“自主的な”提案がほしいところですよね。ここはやっぱり、ちゅいママさんのように「もう無理、助けて!」と白旗をあげるのがいいのかも?■価値観は変えられるのか?結婚して家庭を作ったとき。夫婦ふたりだけの生活から、子どもが生まれたとき。家庭に、そんな新しい変化が起きたときは、妻にしても夫にしても、大きな意識改革が行われるのではないでしょうか。それは、ただの恋人同士だった頃では想像もつかなかったこと。「こんなはずじゃなかった…」なんて思うこともあるかもしれません。とくに出産後の妻は、何もできない赤ちゃんを育てることが第一になり、急激に価値観が変わるのではないでしょうか。というより、いきなり過酷な生活になり、自分をアップデートしないと生きていけなくなるのかもしれません。古い良き時代の妻像は、女性の我慢の元に成り立っていた過去の遺物と理解してほしい。結婚当初は私も古風なことに理解もあったのでがんばっていたが、もう無理! そんな仮面は外そうと思うので、夫もそんな私を変わったと嘆かずに…、理解してほしいです。子どもが生まれるとやはり子どもの事を1番に考えるようになりました。すると夫は「どうせ俺の事より子どもが大事なんやろ」と頻繁に言うようになりました。寂しいのかもしれませんが、赤ちゃんは私がお世話しないと生きていけないのです! そこをわかってほしい!筆者の場合、産後、息子に関することは妥協できず、夫にもそれを強要してしまいました。そのせいで、夫は育児や家事に協力的だったのですが、結果、後味悪い思いをすることが多々あったそうです。何度話し合っても絶対譲れない部分もありましたし、「そこまでしなくていいんじゃない?」と言われ、「ここは神経質になる必要ないのかもな」と考えをあらためたこともありました。目の前の子どものことで精一杯で1日があっという間に過ぎ、「●●をしてあげなきゃ」という焦りからいてもたってもいられなくなってしまう…。きっと、そんな妻に、夫は追いつけなかったのだと思います。しかしその当時は、そんな風に焦ってしまっている自分のことも、「夫にはわかってほしい」という気持ちが強くあったようにと思います。妻から母になり、そして仕事を持つ女性も増えている現在。それでも家事も育児もがんばろうとする女性が多くいます。そしてなかにはそんな状況に孤独を感じつつも、「母親なんだからそれぐらいできてあたり前」という価値観に女性もそして男性も囚われているのかもしれません。「察してほしい」と妻がどんなに望んだとしても、その心情まで夫に望むのは難しいのかも。夫は夫で「家族は僕が守るもの」と仕事をがんばっている場合も多いことでしょう。そこにいきなり「子どもと遊んで」、「お風呂入れて」、「お皿洗って」と言われても、育ってきた環境によってはとても理不尽に感じる可能性もあります。でも妻側が、パートナーに理解してもらえるまで何も言わずにがんばり続けても体力の限界もありますし、そもそもいつか伝わるものというのものではないような気もします。夫といっても、元は他人。だから、“価値観のズレ”があって当然なんですよね。でも、だからと言ってそれで仕方ないと終わりにできないのは、ふたりが家族であるから。そこをどうすり合わせて、お互いに助け合い、いたわり合えるチームになるか。もしかしたらこれこそが、夫婦に与えられた課題なのかもしれませんね。Q. 夫に理解してほしいこと、変わってほしいことがあれば教えてください回答数:65アンケート集計期間:2019/2/14~2/26
2019年03月15日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは!koyomeです。今回はバレンタイン企画「この人と結婚してよかった! うちのパートーナーのいいところ 」特集ということで夫について描いてみました!普段、夫は仕事、私は家事をメインでやっていますが、「育児は2人で」が基本な夫。だから家にいるときは家事も育児も一緒にやってくれます。「出発」という目的のために、2人で子どもの支度や出掛ける準備と、終わらせるべき家事を同時進行で進めます。手が空いた方が、残っている用事を片付けるスタンス。それが当たり前という価値観。本当にありがたい…。家族の在り方として、「育児」や「家事」、そして「仕事」を母親か父親どちらかだけのものにしてしまわない、夫の価値観。どんなときでも相手の立場を思いやってくれる夫を、(普段はあまり言えませんが)尊敬しています。仕事が忙しくても、家族のことを考えてくれているパパのこと、娘たちも大好き。私も、感謝を伝えたいなぁと思います。いつもありがとう!
2019年02月12日よく「価値観の違いから別れた…」なんて話を耳にしますよね。価値観とは、物事を評価する基準であり、何に価値を見出すかは人によって違います。誰もが自分だけの価値観を持っていて、必ずしも相手と一致するわけではありません。というのも、出会ってすぐに把握できるようなものではないからです。違和感や距離感が積み重なり、初めて「価値観が違う」と気づく…だいたいはそんな感じなのではないでしょうか。■誰もが独自の基準を持っている彼と一緒に過ごす中で「こういうことを大切にしているんだな」「重きを置きたいポイントはそこか」といったことが見えてきて、だんだんと自分も相手も理解していくのが常。ただ、難しいのは「価値観」は基本的に妥協できないってこと。自分はAというやり方を大切にしたい。彼はその反対のBというやり方でいきたい。と真っ向からぶつかった場合、もうどちらかがゆずるしかありません。もちろん全くこだわりを持たない人なら、ゆずることに抵抗はないでしょう。でも、大概の人は判断基準があってそれを曲げることに嫌悪感を抱きます。こういった「もやもやした感情」を消化しにくい人は不満が蓄積され、ある日「別れたい」と思ってしまう危険性があるのです。そんなわけで、自分と相手の価値観を知るのは、こういった衝突を避けるため、また自分に合った相手探しをするためにも、非常に重要と言えます。ドイツの心理学者Eduard Spranger(エドゥアルト・シュプランガー)は、人が文化的な生活を送る中で、人生や社会にどんな理想を抱き、何に重きを置くのか、という視点で6つのタイプを提唱しました。今回は、この「価値類型」をご紹介します!■「価値観」の6つの類型◎理論型真実の探究に価値を見出し、感情的な共感より論理的な思考を求めます。孤立しやすく社会適応度は低いのですが、二枚舌なところがないため信頼を得やすいタイプです。◎経済型経済的利益に価値を置きたがり、損得勘定で判断することが多いタイプになります。感受性が乏しいといった特徴がありますが、ものや人の動きを見ながら合理的、そして効率的に動けるので、社会適応度は高めです。◎審美型美しいこと=価値がある、と考えるタイプがこちらに当てはまります。芸術的に価値ある場所や人、また見目麗しい人との交流を求めるため、世界が狭く限定的になりがち。美的なものに触れて得られる陶酔や身体的な快楽に、意義を感じます。◎権力型社会的に高い地位を得ることや政治的な権力に、大きな価値を感じる人です。上下・強弱の二元論で考えるきらいがあります。自分で判断することなく、人任せにしたいタイプと好相性です。◎宗教型占いや神秘的な力に価値を置きます。基本的に善良で真面目です。ただしカリスマ性がある人物や神秘的な体験に弱く、盲目的に信じてしまうことも。◎社会型社会に貢献する活動や仲間と一緒になって何かをしたりすることに大きな価値を見出すタイプです。集団への帰属意識が強く、家族や仲間を大切にします。ただ、注意しないと人に尽くしすぎることが…。「何のためにそれをしているのか」がわからなくなり、自分を見失ってしまうときがあります。■まとめシュプランガーの「価値類型」、ご理解いただけましたでしょうか。大事なのは、相手の価値類型に対して「共感」ではなく「受容」「配慮」ができるかどうかです。違う類型同士だから合わないのではなく、同じであることを求めすぎるからダメになるんですね。自分は自分、人は人と思って、線引きをしつつ思いやりを持てれば、たとえ真逆の価値類型でもうまくいきます。しかし、価値観が一緒じゃないとつらいと感じてしまうなら、同じ人と付き合うほうがいいでしょう。自分が持つ価値観に対して、どこまでこだわりがあるのか。そこを探ってみてくださいね。
2018年12月29日別れ、そして離婚原因の第1位と言えば、「性格の違い」ですよね。それは時には性格ではなく、個人の持つ価値観の違いとも言える事でしょう。生まれた環境、そして育った環境で人の価値観は生まれるので、ぶつかる事は仕方のない事です。むしろ人の数だけ価値観は違い、それは例え家族同士であっても異なる事でしょう。そんな中、恋人と「価値観が違うから別れる」の前に、一度大切な人と自分の持つ価値観を話し合ってみませんか。ぶつかるからこそ人は成長ができる。お互いの持つ価値観の違いを楽しみ、そして受け入れ向き合って行く方法とは。出典:byBirth価値観を受け入れる。わかっていてもなかなか難しいですね。それは仕方のない事です。人の数がいる程その価値観も存在するものですから。似ている人は存在したとしても、完璧に自分と合う人はこの世には存在しないでしょう。ですが、その価値観の違いだけで大切な恋人と別れた経験はありませんか。出典:byBirthその後スッキリするのならいいのですが、別れた後、「自分の価値観を曲げればよかった」や「何にも変えられない、かけがえのない人だったのに」など気付いた時はもう遅く、大後悔をしてしまった経験はありませんか。出典:byBirthこのように、人の価値観は変わり続けます。あなたの基準の価値観は、他の人からは考えられないとも見える事でしょう。ですが、人は自分の価値観を拒否されるのは気持ちいいものではありませんよね。だからと言って、受け入れ方がわからず、自分の気持ちを抑え込み、ずっと溜め込む事もよくありません。出典:byBirth価値観は違うけども本当は愛し合っている。考え方は違うけど、お互い子供を愛している。一度、頭の中を柔らかくし、大切な人と永遠の別れをする前に、話し合ってみませんか。今の自分の持つ価値観と、今の相手の持つ価値観を知り、視野を広げてみましょう。出典:byBirth恋は盲目と言われるほど、付き合いたては「私たち似てるよね!」と幻想の世界にのめり込んでしまいます。ですが、時間が経つにつれ、お互いのズレに気付き、不満が溜まり、ドーパミンが減る頃には、あの頃の甘い記憶は何処へやら?となっていませんか。そして、相手の嫌な所だけが見え始め、そして最後には別れてしまう。出典:byBirthこの「価値観が違うから別れる」の決断で、何度か別れを経験してしまった方は少し落ち着いてみませんか。自分と合う人は、自分の都合に合う人です。「人との価値観の違いは当たり前」をまずは頭の隙間に覚えておくと、少し考えが楽になるかもしれません。別れる前に大切な人と自分の譲れない価値観と、相手の譲れない価値観を話し合ってみましょう。出典:byBirthそして、「どうして理解してくれないの?!」とヒステリーを起こさなくても大丈夫ですよ。それは、あなたも相手の価値観を理解しなくていいのですから。他人の持つ譲れない価値観を急に理解するには時間が必要です。ですので、まずはお互いの価値観の“受け入れ”をしてみましょう。自分が難しい事は、相手にとっても難しい事なのです。なので、まずはお互いの譲れない価値観を理解せず、受け入れ合う事から始めて下さい。出典:byBirthそして、自分が我慢できる範囲であれば、相手の為に少し頑張ってみましょう。きっとそれは、相手も同じようにしてくれているはずなのですから。お互いのその努力という先には、「愛している」から「大切な人だから」と同じ考えがあります。そうです、実は同じ価値観が存在している事にも気づいてみましょう。なので、まずは相手の為にも、お互い受け入れる努力をしてみましょう。出典:byBirthあなたの好きなものを教えて下さい。その趣味や考えの中に「昔の彼がそれが好きで、よく聴いていたから」、「昔の彼の影響で自分も好きになった」などが混ざっている事はありませんか。自分の価値観は変われないと思いつつも、このように実は経験を通して、新たな価値観を受け入れられているのです。気付かない内に自然と自分の価値観を変え、相手の価値観を受け入れ、視野を広げてきたのです。好きな事や好きな物を増やすには、まずはそのきっかけと経験が必要ですよね。その経験の先に、「すごくハマった!」事と出会えた時、また新たな自分に出会えた気分にもなる事でしょう。出典:byBirthそれと同じで、まずは一度物事の見方を変えてみるのもいいかもしれません。頭ごなしに「つまらない、無理」などと拒否をする前に、まずは経験をしてみてから判断をしてみましょう。そして、お互いの共通する好きをどんどん増やせるようにしましょう。例えもし、好きになれなかったとしても、相手を拒否する行為は控えて下さいね。出典:byBirth自分の好きなものを頭ごなしに「やっぱり理解できなかった!無理!ありえない!」などと言われたら、今までの自分を拒否された気分になってしまいますよね。ですから、好きになれなくても、拒否の発言だけは控えるようにしましょう。そしてお互いが理解できない所は一線を引いて、お互いを尊重するようにしましょう。例え理解がお互い出来なくても、あなたが嫌いという意味では決してないのですから。出典:byBirthそして、このように自分の本音が言えるような関係をまずは築き上げましょう。価値観の違いの話し合いができないと、他の事でも話し合いができません。話し合いは決して喧嘩ではなく、相手をもっとよく知る方法です。話し合いを行わないという行為は、自分とも向き合わず相手の事も尊敬したくない証拠です。自分のプライドだけが全てでは、どちらかの相手は耐えるしか方法がありませんよね。最初の頃は、続くかもしれませんが、それが段々と辛く、苦痛に感じ、それでも話し合いを避けられるようであれば、一度考え直す事も1つの経験として、別れの決断をする事もいいでしょう。出典:byBirth何よりも彼と過ごすと人生が2倍楽しい、彼と過ごしている自分自身が好きと思える事が何よりも大切です。まずはお互い、きちんと本音が言える関係を築けるよう日頃から努力してみましょう。そして二人だけのルールを作り、価値観の違いを楽しみ、育み、そして価値観が似ている二人を目指してみて下さい。そして、また新しい自分と出会ってみて下さい。
2018年10月18日有名人の会見で「フィーリングが合うと感じて結婚を決意しました」「価値観のズレで離婚に至りました」というフレーズをよく耳にしますよね。一般人も結婚相手を選ぶ際に気にするポイントは、1位:性格(51.6%)2位:年収(11.4%)3位:顔(9.8%)※ブライダルジュエリー専門店銀座ダイヤモンドシライシ調べと、約半数が生涯の伴侶を外見ではなく内面重視で選ぶようです。やっぱり価値観の一致を求める人は多いみたいで…。■みんなにとっての価値観とは?生活習慣やスタイルは人によって違うし、気になるポイントもそれぞれ異なります。20~30代の女性はどのような観点で相性を判断しているのでしょうか。◎金銭感覚「仕事柄かもしれませんが、お金にルーズな人との将来は考えられません。入ってくる給料をアテにしてカードを使う人がいたけど、私は『今払えないものを来月払えるわけがない』と思うので…。でも、何の疑問も持たずにそういう行動をする人もいるんですよね」(28歳/銀行員)◎時間の感覚「私はせっかちで、10分前行動じゃないと気が済まないんです。時間ギリギリ派の人とは結婚できません。きっとイライラしてしまいます」(25歳/保険会社)◎物事の優先度「趣味のために有給を消化する人もいれば、多くのことを犠牲にして仕事第一でこなす人もいる。そこの考え方が違うと、ケンカの原因になります」(26歳/事務)◎好き嫌い「私が『この人ちょっと苦手』と感じる人と彼がとても仲がいい場合、お互いが持つ常識が違うんだなぁと少し残念に思います。食べ物の好き嫌いなら、まだ歩み寄れますが…」(27歳/歯科衛生士)好きなものが合っていることも大事ですが、それ以上に苦手なもの(人)が合わないほうが、付き合っていてつらい、というのは、なんとなくわかりますよね?■この人と合う!と感じた瞬間では、価値観が合うとは具体的にどういうことなのでしょうか?エピソードをお届けします。「私は、休日もなるべく家族みんなで過ごしたい派です。実家がそうだったから。付き合っているうちに、彼も似たような考え・環境で育ったとわかりました。『休みの日もひとりで趣味の時間を過ごしたい』と主張する人もいる中で、家族の時間を優先したいという意見が一致するのはうれしいです」(29歳/メーカー)「住む家は、外観や間取りよりも立地第一で決めたいと思っています。住環境に求めることって意見が分かれやすいけど、今の彼も同じ考え。こういうちょっとしたところでも、積み重なると大きいですよね」(30歳/看護師)既婚者のこんなエピソードもありました。「価値観の中にはタイミングが合うってことも含まれると思うんです。私が『そろそろ結婚を真剣に考えてもいいかな』と思っていたとき、夫もちょうど仕事が落ち着いたようで『次のお休みは不動産屋さん行こうね』と言われました。ハッキリ言葉にしたわけではないのに、お互い同じ瞬間に同棲したいと考えていたんです」(28歳/経理事務)タイミングの合致は確かに重要ですよね。また、休みの日の過ごし方や住まいのように、この先、長く続くことにまつわる価値観は、合っていたほうがお互いにストレスを感じずに済みそうです。■価値観が違うとうまくいかない?次はこの問題。考え方が違う人と結婚すると、すれ違いばかりになってしまうのでしょうか。既婚女性のエピソードから、うまくいったケースと、わだかまりを抱えてしまったパターンをご紹介します。◎うまくいったケース「私は昔から、手元にあるだけお金を使ってしまうところがあります。『いつ死ぬかもわからないのに、お金を貯めてばかりいても仕方ない。頑張って稼いだ分、楽しい思いをしなきゃ』と常々言っていました。反対に夫はとにかく節約好き。はじめは息苦しさを感じていましたが、予想より早く貯金の目標額を達成!住宅購入の頭金にできました」(32歳/美容師)◎わだかまりを抱えたケース「夫は私に専業主婦でいてほしいようです。私は出産後、再び社会に出たいと思うようになったけど、なかなかOKしてもらえません。もちろん子どもはかわいいのですが、自分の人生がなくなったと感じることがあります」(29歳/専業主婦)一緒に生きていくうえで、お金や仕事に関する考え方が合うかどうかは大きな問題ですよね。こういうことは、できれば結婚前に話し合っておきたいところです。■全く同じ感性の人はそういない価値観が合う・合わないにより、結婚生活がうまくいくかどうかが左右されることもあるようです。しかし、完全に一致していないと必ず失敗する、というわけでもないでしょう。ひとつ自分が譲れない部分を考えてみて、そこが彼の感性と似ているのであれば、多少ほかの部分は目をつむることも必要なのかもしれません。あなたが最も大事にしているのはどんなことですか?
2018年10月10日こんにちは、美佳です。よく付き合うなら(結婚するなら)価値観の似た人がいいなどとも言われますが、人の価値観も十人十色。自分と価値観が同じ人を見つけることも、付き合うこともそう簡単ではありませんし、見た目はタイプだけど価値観が違う男子と付き合っている女子もいるはず。そこで今回は、価値観が合わない彼との付き合い方について、いくつか述べたいと思います。■価値観の違いを無理に理解してもらおうとしない価値観が違う彼と付き合っていく上で一番のタブーは価値観の押し付け。自分の価値観が絶対とばかりに彼に押し付けては、二人の関係はうまくいきません。もちろん「なんでわかってくれないの?」と無理に自分の価値観を理解してもらおうとするのもタブー。価値観が違う人にとってそれは、ストレスでしかありません。うまく付き合っていきたいのなら「彼は彼、私は私」とそれぞれの価値観を認めるしかないです。どうしても私の価値観をわかってほしい!というのなら彼はあなたのパートナーには相応しくないので離れるべきかと。■「価値観の違い」のポジティブ面に目を向ける彼と価値観が違うとちょっとイラッとしてしまうこともあるでしょう。けどそれってお互い様ですよね。価値観が違っても彼と関係を続けていきたいのなら「なんで彼はあんな考えなの?信じられない・・・」とネガティブに考えるのではなく、「彼はああいう考えなのね。私にはない考えだったな」とポジティブに考えた方がいいかと。彼と価値観が違ったおかげで視野が広がった!くらいに思った方がいいです。まぁ、あまりにも違いすぎるとお互い理解できないシーンが多くてストレスにはなるかもしれません。そういうときは、二人でルールを設けてしまうのもアリかと思うのです。例えば、いつも揉めてしまうことに関しては、お互いの折衷案として~しよう、とか。その方が意見のぶつかり合いも減りますからね。■ぶっちゃけ、絶対に譲れないこと以外は譲るくらいの気持ちは必要誰にでも、譲れないことの一つや二つはあるもの。価値観の違う彼と付き合っていくのなら、お互い絶対に譲れないことは譲らなくてもいいけど、(というか、譲れないでしょうけど・・・)それ以外は相手に譲る!くらいの気持ちは必要かと。価値観が似てる似てないに関わらず、人づき合いって少しは譲り合いが必要です。なので価値観の違う彼とうまく付き合えるようになれば、耐久性もつくと思うので、学校や会社で価値観の違う人に会っても上手にやっていけるかと。その点で考えると、価値観の違う彼というのは今後の自分の人付き合いの上でメリットだったり。■終わりに付き合ってから「価値観が違ったなぁ・・・」と気づいてもすぐに別れを考えないほうがいいです。そもそも価値観が全く同じ人なんて、いないんですから。むしろ、どうすれば価値観の違う彼とうまくやっていけるか想像して工夫したほうがいい。じゃないと誰と付き合っても短期間で終わってしまいますって。(美佳/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年10月04日遠距離恋愛であまり会えないのに、彼が連絡を返してくれないととても不安になりますよね。だけど、向き合い方や考え方を変えることで、辛い気持ちはビックリするくらいラクになるもの。今回は、遠距離恋愛なのにマメじゃない彼との付き合い方のコツをご紹介します。■●彼とのLINEに関する価値観をよく話し合っておくまずは、彼とあなたとでLINEへの意識の持ち方がちょっと違うな?と感じたら、会ったとき、もしくは電話でLINEに関する彼の価値観、あなたの価値観をしっかり話し合っておきましょう。頻度、時間帯、内容など彼の価値観を色々聞いてみると新しい発見もいくつかあるはず。きっと連絡無精の彼が抱く思いは「愛情=連絡に頻度に比例しない」「用がないのにダラダラLINEするのは苦手」「忙しいと仕事のこと以外考えられない」といったことのはず。でも、女子側からすれば遠距離で会えないのだから、その分を日々の連絡で埋めてほしいところですし、返事がないと不安になってしまいますよね。その二人の思いをきちんと伝えて、彼にも遠距離だけに連絡がないととても不安になる、ということを理解してもいましょう。1度言って伝わらなければ、何度も根気よく教えてあげるのです。■●LINE以外でのツールでつながるのも◎彼が特別忙しい、というわけでもなければ、LINE以外のツールで彼とつながるのもおすすめ。SNSやオンラインゲーム、スカイプなどを一緒にはじめてコミュニケーションをライトな感じでとるのもいいですよね。また、LINEの文章のやりとりにとらわれずテレビ電話機能をつかって、すぐそこで話しているような感覚を楽しむのもいいですよね。たまに電話できるときに、よく充電しておくようにしましょう。■●連絡を「待つ」ことをやめるLINEを彼に送ってしまったらそこから返事を待つ時間がスタートしますよね。彼から返信が来るまで、「まだかな、まだかな」「遅いな」と不安やモヤモヤを抱える時間になります。彼の行動をコントロールすることはできないのだから、自分の考え方を変えたほうがラク。彼にLINEを送ったら、もう切り替えて返事を待つことはしないようにします。疑問文でない、短文やスタンプなどの返事が無くても気にならないLINEのほうが、気持ちはラクです。彼からの返事が来なくて気分がブルーになってしまう・・・というのではなく、「返事が来たらラッキー、嬉しい」ぐらいの感覚で、待つ時間ではなく自分のためだけの時間を過ごすようにしましょう。友達と好きな所へ遊びに出かけたり、恋の悩みを相談できる男友達と話をしたり、ショッピングを楽しんだり。日々を楽しんでいつも笑ってるあなたのほうが彼も会いたくなるに決まってますよね。■●連絡が来ないとなぜ不安になるのか考えてみるそもそも連絡がないとなぜ不安になるのか考えてみましょう。・連絡がない=気持ちが冷めた浮気されている自然消滅されるのでは・連絡がない=彼の身に何かあったのではこのふたつの心配で連絡がないことに不安を覚えることが多いものですが、ほとんどは前者の「彼の気持ちが離れてるのではないか」という部分でしょう。しかし、その気持ちが離れてる最悪のケースは「自然消滅」ですが、連絡がない時点で、もうすでに気持ちを取り戻すことは難しいのです。関係を修復に向かわせるにしても、別れるにしても、「もっと連絡してもらうようにする」のではなく、きちんと話し合いをもってどうにかするしかありません。そして、二人の関係の変化のタイミングというのは、それはそれで、また新たな道を自分は探せる、という自信をつけることが大事です。上のステップで挙げた連絡を待つことをやめ、自分の時間を楽しんでいくことで、自然とその自信はついていきますよ。■遠距離なのにマメじゃない彼は意外と付き合いやすい遠距離恋愛にもかかわらず、連絡をマメにくれない彼は厄介そうに見えて、意外とお付き合いしやすいタイプ。日々のLINEでお互い余計な詮索をしないで済むので、彼も自分の好きな時間を過ごせますしあなたも同様のことが言えます。LINE=愛情と考えていない彼だからこそ、電話や実際に会ったときには彼の気持ちはきっと感じ取れるはず。辛い遠距離恋愛なんてもったいないです。今の状況を楽しい生活の一部のエッセンスとして上手に向き合っていくようにしましょうね。(mashu/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年08月20日どんなカップルの間にも違いがあって、彼氏彼女の間で価値観が同じでないことは当然です。それ自体は何も焦ることじゃありません。そもそも、自分と違うところがあるからこそ、実際お互いに惹かれ合ったはずなんですからね。だけど、いくらふたりが違うと言っても、違ってはいけない大切な部分もあるはずなんです。価値観が違って当然なところ。違うはずのないところ。このふたつの違いについて今日は考えてみようと思います。■譲れる? 譲れない?価値観の違いがあっていいところ、いけないところ、その違いははっきり言ってシンプルで、結局「譲れるかどうか」だと思います。例え恋人が自分以外の人とキスしたり、そういうことをしてもいいのかと聞かれたら、それはいくら何でも、どんな理由があろうと「譲れない」と感じるでしょう。じゃあ、ただのデートはどうかしら? これなら「状況によっては譲れる」という人もいるかも? それでもやっぱり、「どんな理由があろうと譲れない」という人もいるんでしょうね。じゃあLINEだけなら? このあたりから割合が逆転してくるのかもしれませんけど、まあ、周りの意見はいいんです。ようは自分はどうか。どこからなら譲れるか、どこまでは譲れないかという自分なりの線引きをしてみる。その上で、自分が譲れないテリトリーの範囲内で彼との価値観の違いが生まれて「それは人それぞれの考え方あるじゃん。俺には俺なりの・・・・・・」とか言われたら、「それは違うよ。屁理屈だよ」とピシャリとそしてヒンヤリと言っていいはずです。■何でもかんでも「譲れない」は違うよ?私たちにとっての防波堤は「譲れない」というラインでないといけません。よく似てるけど、「嫌なこと」とか「私だったらしないこと」という理由で、彼との違いを拒絶してしまうことはよくあることです。「私がLINEしたら、きちんと返してほしい。あと、ちゃんと自分からもしてほしい」と考えて、彼がそうしてくれないことを「嫌だな」と感じるからと言って、そこまでもが一緒の価値観でないとダメだと言うのは、本当は譲れるはずのことを、譲れないものであるかのように偽っているに過ぎません。繰り返しますが、違いを認めず、「そこは一緒でなくちゃならないでしょ?」と言う権利が私たちにあるのは、「譲れない」とこだけ。そしてそれは、彼の「ずっと守るよ」という告白の言葉の中で約束されていたことだけなんじゃないかと思うんです。きっとあなたの彼の告白には、「浮気をしないよ」とか(直接的には言葉に出てないかもしれないけれど)そういう意味合いが含まれていたはず。「ずっと好きでいるよ」とかもね。でも、「毎日LINEするよ」とか「二度と女子のいる飲み会にいるよ」とか、そんなことはあなたとの約束に含まれていなかったはず。にもかかわらず、付き合った後になって、つけあがって、「好きならわかってくれるでしょ?」と詰め寄るとしたら、彼から「付き合ってから変わったな」とか「こんなはずじゃなかった」と思われて仕方がないんじゃないかと思うんです。こういう観点から、違いを尊重して許すべきところ、同じ価値観を主張すべきところを分けて考えることができれば、ほどよく広い心で、細かいところにこだわり過ぎず、重くも軽くもないバランスのとれた彼女でいられるんじゃないでしょうか。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年05月15日人間関係において「価値観の違い」ってとても大事ですよね。それが恋愛となってくると「自分と同じ価値観の人と付き合いたい!」と思うのは、ごく自然なことだと思います。それに実際、「価値観が合わない」という理由によって恋人と別れる人は多いもの。今回は、価値観が合わないと思う瞬間と、その解決策についてご紹介していきます。■「価値観が合わない」ってどんなこと?「価値観」というのは、ものや行為に対して良い・悪い、好ましいか・好ましくないかを判断するときの根底となるものの見方のことです。そこから考えると、「価値観が合わない」ということは何を良いとするか、悪いとするかの判断が一致しないということを意味します。具体的に見ていきましょう。たとえば、以下のようなことが挙げられます。・彼がゴミをポイ捨てするのが許せない・嫌だと言っても目の前でタバコを吸う・洋服の趣味が合わない・好きな食べ物がことごとく違った・LINEの頻度が違ったこのように本当に人の価値観は様々ですが、価値観が合わないと感じる瞬間は特に男女で違うようでした。そこで続いては、男女別で価値観の違いを感じる瞬間をご紹介していきます。■女性が価値観の違いを感じる瞬間まずは、女性が男性に価値観が合わないと感じる瞬間を見ていきましょう。女性が男性に対して価値観が合わないと感じやすいのは、男性が自分より仕事や趣味を優先するといった優先順位や、「女なんだから家事くらいしろ」など、固定観念にとらわれている女性に対する考え方を目の当たりにしたときです。また、料理を作る機会が多い女性の方は、食べ物の好みに対して価値観の違いを感じることもあるそうです。外食した際の食べ物の好みはもちろんですが、外食では分からない、いわゆる「家庭の味」に関する価値観の違いが気になるということでした。どう頑張っても、たとえば卵焼きには砂糖がいいとか、塩だとか、そういう慣れた味に対する価値観は変えにくいでしょう。■男性が価値観の違いを感じる瞬間それに対して男性は、より生活に近いことがらで価値観が合わないと感じることが多いようです。たとえば、金銭感覚、住居、趣味の時間、結婚に対する考え方などが挙げられます。金銭感覚で価値観が合わないというのは、例として、男性が自分にとって価値のないもの、たとえば彼女の化粧品などに対して、そんなに高いものでなくてもいいのではないかと疑問を呈することが挙げられます。また、同棲するときにどんな部屋に住みたいかや、結婚はいつまでにしたいかなどの考え方で、女性に対して価値観が合わないと感じることが多いようです。■解決策:相手の価値観を否定しない男女の間で価値観が合わないというのはよくあることです。むしろ、お互いの価値観がぴったりと合うなんてことの方が珍しいでしょう。では、長続きするカップルはどうしているのか、男女間で価値観が合わないときの解決策をご提案していきます。相手と価値観が合わないときに一番大切なのは、自分とは違う相手の価値観を否定しないということです。自分と違う価値観の人に出会ったとき、人はしばしば自分の価値観を押し付けたり、相手の価値観を否定したりしてしまいますが、これから長く付き合いたいという相手の場合、相手の価値観を尊重することが大切です。人それぞれなので、「そういう考え方もあるのか」と肯定的に受け止められるようになるとよいでしょう。■解決策:歩み寄る価値観が合わない相手であったとしても、相手の価値観を尊重できるようになったら、次のステップは、お互いの価値観をすり合わせることが大切です。これは恋愛に限ったことではありませんが、何らかの衝突が起こったとき、お互いに譲歩しながら歩み寄るというのは必要不可欠でしょう。歩み寄るためには、あなたが相手の価値観を否定しないだけでなく、あなた自身の価値観を開示し、相手に理解してもらわなければなりません。価値観が合わないときでも、お互いが相手のことを大切にできればその問題は良い方向に向かいます。まずはあなたの価値観を相手に開示し、なぜそういう価値観をもっているのか理由をつけて説明することで、相手はあなたの価値観も自分の価値観と同じくらい大切にしてくれるでしょう。■おわりに現実問題、自分と価値観がぴったり合致する相手に出会えることはないですよね。それなのに全てにたいして「自分の価値観」で相手をはかるのは、ただ意見を押し付けているだけだと言われても仕方ないでしょう。もちろん、人としてNGな行為は許す必要はありません。でも彼氏や彼女の趣味嗜好であるならば、少し許容範囲を広げてみる、もしくはすれ違いがあったときはきちんと話し合うことも時には必要です。目には見えないからこそ難しい「価値観が合わない」問題。でも「価値観が合わないから」とバッサリ切り捨てる前に、「自分は相手を思いやれているか」「なぜ自分がそうしたいかきちんと伝わっているか?」を考えてみる必要がありそうです。
2018年05月08日「私と仕事と、どっちが大切なの?」と言ってしまう女子。困る男子。「彼女の方が給料高いのは我慢できない」と言ってしまう(一見)情けない男子。呆れる女子。この"仕事"を軸にしたすれ違いというのは、男女間ではとてもよくあることですが、それはきっと、その"仕事"というものに対する価値観に両者の間で違いがあるからでしょう。今回は、男子にとって仕事がどんな意味のあるものかというのを彼ら目線で考えてみましょう。■仕事はアイデンティティ?まず驚きなのが、仕事を「自分の生きがい」とか「自分の存在意義」とか感じている男子はとても多いということです。もちろん女子でもこういう人はいるわけですが、いくら男女平等の現代になっても、実際問題として、男子には結婚や出産を理由に仕事をやめるということはほぼなくて、それこそ「一生働く」覚悟を持った人がほとんどです。そうなると当然に、自分がどんな仕事をするか、仕事を通して自分の個性とか魅力とかをどうやって出していくか、仕事によっていかに世の中に貢献するか、みたいなことを考えてる人は想像以上に多いんです。「60歳まで働くんだ」となれば、せっかくなら楽しかったりやりがいがあったりする方がいいですから、彼らがこう考えるのはまあ当然といえば当然かもしれません。繰り返しますが、女子にもこういう人がいるのはわかってますよ。だけど、実際には、ある一組のカップルを捕まえてみたとき、彼氏の方がこう考えてるけど、彼女は違うっていうケースが多いってことで、だから"仕事"にまつわるすれ違いがたくさん起こりがちだということです。■勝ちたいし、比べられないこれがわかってくると、冒頭のすれ違いのカラクリがわかってきます。多くの男子にとって、仕事はアイデンティティであって、それを通じて自分を表現するもの。週に5日、一日の大半を費やすものだから、せっかくならそれを通して自己実現したいと考えるもの。だから、その仕事から得る利益が彼女より少ないというのは、自分の人生の大半の時間を捧げて得ているものが、彼女よりもショボいということ(本当はそんなことなんてないはずですが、お給料という客観的な基準ですから、どうしても比べてしまうんです)。そうなると、まるで自分の人生が彼女の人生よりもショボいんじゃないかと感じられて、彼女と一緒にいる限り、その現実を常に突き付けられているんじゃないかという気がして、耐えられないんです。また、「仕事? 私?」と言われて困るのは、「比べられないから」というよりも、正確に言うなら「仕事の方が大事」に決まっていて、そんなことを正直に言えるはずがないからです。たぶん。男子は仕事から逃げられません。極端な話、彼女がいなくても生きていけますが、仕事がなくちゃ死ぬんです(生活保護とかもあるでしょうけど)。だから、選べと言われたら、当然仕事になってしまうし、おまけに、そんな理不尽な選択を迫ってくるような彼女なら(仕事は命と同じくらい大切だということをわかってくれない彼女なら)、「仕事だよ! 悪い!?」とつい言ってしまいそうになる。とまあ、こんな感じです。たしかに彼女より給料が高くないと嫌な男子とか、「お前の方が大事だよ」と言ってくれない男子は情けないのかもしれませんが、裏返せば、そういう男子は、自分の仕事に対してプライドを持っていて、それを頑張りたいと思っている一生懸命な人なはずです。反対に、「別に働かなくてもいいやー」とか思ってる人なら、むしろ彼女が高給取りなことを喜ぶでしょうし、即答で「お前の方が大事に決まってるだろ!仕事やめるわ!」なんて言ってくれるでしょうけど、私はそっちの方がカッコ悪いって思っちゃいますけどね。みなさんは、どうでしょう。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年03月27日冷やすだけではない冷蔵庫のパワー。いろいろなものを「復活」させた、という人がいます。結果は様々なようですが、どうせ一度はだめになったもの、試してみる価値あるかも、というアレコレを紹介しますその1「割れたファンデーション」復活可能性★★★落としたりしてファンデーションを割れてしまった、こんな経験ある人多いのでは?こんな時は、冷蔵庫で復活させましょう。1)砕けた部分、残った部分、すべてを丈夫なビニール袋に入れます2)袋の上から粉々になるまで粉砕します3)きれいに粉状になったら、ケースに戻し、ラップの上から成形。スプレーの缶や底が平らなモノで押し付けたりするときれいにできます4)冷蔵庫に入れて2〜3時間で復活!その2「かけなくなったフリクションボール」復活可能性★★★パイロットが販売しているペンです。温度の変化で文字を消すことができるもので、専用のラバーで書いた文字を擦ると、摩擦熱で文字を消すことが出来る商品です。ペンなのに文字が消せる、便利なものですが、このペンで書いた紙を車の中や暖房機のそばなど高温な所に置いてしまうと、文字が消えることがあります。こんな時はビニール袋に密閉し一晩「冷凍庫」に入れておくと、復活する可能性が非常に高いようです。その3「うまく再生できないCD、DVDなど」復活可能性★☆☆大きな傷もないのにデータを読み込めないDVD-R、CD-Rの場合、冷蔵庫にいれて直せた、という声が多くありますが、全く駄目だったという声もあります。一方、傷がついたCD、DVDを同じ方法で復活させた、という声もありますが、こちらは稀のようです。ただ、この場合は「自動修復機」というものが販売されています。薄く傷がついた部分を削ることで再びキチンと再生できるようにするものです。その4「湿気てしまったお菓子」復活可能性 ★☆☆これからの季節、湿度が高くなってくると、クッキーやポテトチップをうっかり湿気らしてしまうことありますよね。こんな時は冷蔵庫に一晩入れておくと、庫内が乾燥しているため、湿気を取ることができますよ。ダメになったと諦めないで。冷蔵庫テクニック、ぜひ試してみてくださいね!(文・嵯峨根きよみ)
2018年03月21日深田恭子、松山ケンイチ主演のドラマ『隣の家族は青く見える』。さまざまな価値観を持つ4組のカップルを描く群像劇だ。第3話のサブタイトルは「夫婦の絆!!妻の涙と夫のあふれる想い!!」。物語のメインになったのは、亮司(平山浩行)とちひろ(高橋メアリージュン)の「子どもを作らないカップル」だった。■「父親としての責任」と「婚約者としての責任」亮司はちひろに隠れて、別れた妻の息子、亮太(和田庵)に会いに行っていた。亮太の母親が急死してしまったからだ。亮太の祖母は年老いて、子どもを育てることができない。亮司は亮太を引き取って育てることを決意する。そんな中、亮司が亮太と一緒にいるところを、ちひろが目撃してしまった。ちひろに自分から切り出し、真実を包み隠さず話そうとする亮司。だが、「子どもはいらない」と宣言しているちひろは話している途中、亮司から離れて背を向けてしまう。物理的な距離が、心の距離だ。「おれとしては、亮太を引き取って、この家で暮らしたいと思ってる。だから、もしちひろが嫌なら……」「嫌なら何?引き取るのやめる?それとも、私と別れる?」「亮太を引き取らないっていう選択肢はない。父親としての責任があるから」「婚約者としての責任は?」亮司の言っていることは当たり前のことだ。父親として、生まれた子どもを放っておくわけにはいかない。それは父親として、人間としての義務である。ちひろは「ふたりでしたいことして、死ぬまで一緒に生きていこうって言ったよね!」と迫るが、子どもが苦しんでいるのを放っておいて「したいことをして」生きていけるとしたら、それは鈍感すぎる。結局、亮司はちひろとの別れを決意する。結婚式を解約すると明るく言うちひろにも声をかけない。かける言葉がないのだろう。■亮司とちひろは何が違ったのか?亮司はちひろの価値観を大事にしていた。彼はちひろの考えを無理に自分に都合のいいようにねじ曲げようとしていない。ちひろを「説得」して、妻と息子、両方を手に入れようとする男もいるかもしれないが、亮司はそうはしなかった。実は、ここに悲劇のもとと言ってもいい考え方の差がある。どうやら、ちひろは亮司を「同じ価値観の持ち主」だと考えていた節がある。しかし、亮司は「お互いの価値観を大事にする人」だった。だから、ちひろの価値観を尊重し、事情が変われば、ちひろとの別れを選ぶ。「愛されてなかったことだよね」と話すちひろに、隣人の奈々(深田恭子)は「愛してるからじゃないかな?」と語りかける。「だって、ちひろさんが子どもを持ちたくないってこと、川村さんは誰よりも理解しているんでしょう。ちひろさんのことを思うからこそ、別れを選んだんじゃないかな。好きな人に無理させることほど、辛いことってないと思うから」夫(となるはずだった人)の愛を知ったのに、別れざるを得ないのは辛いことだ。このドラマには「誰でも子どもを持つのが当たり前」「女は子どもを産んで育てるのが当たり前」「子どもは引き取って育てるのが当たり前」などという、これまで社会を覆ってきた無神経な「当たり前」がない。だけど、だからといってすべてがハッピーになるとは限らない。ときには、こんな痛みを伴うことだってある。とはいえ、物語はこれで終わるわけではない。亮司とちひろ、そして亮太が今後どうなるのかに注目したい。■不妊治療とお金の問題一方、子どもが欲しいのになかなか妊娠できない奈々と大器(松山ケンイチ)の夫婦は、不妊治療を継続中だ。これまでかかった不妊治療費を計算している奈々。不妊治療費は家計を圧迫していた。東京都は不妊治療に対する助成金を始めているが、奈々の年齢がネックになって助成金を受け取ることができなかった。「これが体外受精や顕微授精ならもっと大変だよ。1回につき、最低でも4~50万はかかるらしいから」これは事実。体外受精や顕微授精は特殊技術料金などがかさみ、一回でも大変な額になる。ただし、治療費に「成功報酬型」を取り入れている「新橋夢クリニック」のようなクリニックもある。また、「体外受精による妊娠率は、29歳以下で75%、30~34歳で65.5%、35~39歳で46.5%、40歳以上で14.3%」というデータもある(後藤レディースクリニックによる数字。「男性も女性も知っておくべき「妊活」の正しい知識」より)。近年は年齢が若い夫婦にも最初から体外受精や顕微授精を薦めるクリニックも増えているという。不妊治療を考えている方は、助成金ともども、いろいろ調べてみてほしい。それにしても、この夫婦は本当に愛らしい。今回注目したいのは大器の行動だ。声がかかると、大器はすぐに自分の仕事を中断して奈々のもとへ行き、一緒に数字を見るのだが、これってなかなかできないこと。仕事について、妻のアイデアを喜んで取り入れるところ、部下の前で堂々と妻へのスイーツのお土産を選ぶところも素敵。大器は良い夫だなぁ、と思う。奈々と親しくしていたゲイの朔(北村匠海)への嫉妬も、ほのぼのとしたタッチで描かれていた。大器の妹・琴音(伊藤沙莉)の胎動を素直に喜べなかったと涙を流す奈々を、おおらかに受け止める大器。これからも支え合って前に進んでいってもらいたい。素直に応援したい夫婦だ。なお、奈々と大器が訪れていた「御胎内神社」は静岡県御殿場市にある有名な安産・子宝のパワースポット。敷地内には露天風呂もある温泉も!興味のある方はぜひ。温泉、いいなぁ。
2018年02月13日こんにちは、あなたの恋愛をアップデートするコラムニスト、川口美樹です。本日のテーマは「価値観の相違について」です。■「普通」が価値観を形成している突然ですが、「普通」ってなんでしょう。普通の恋愛、普通の仕事、普通の人生、、、普通ってよく使う言葉ですけど、すごく曖昧な言葉です。デートするなら「普通」こういうところを選ぶよね、「普通」掃除する時ってこういう風にやらない?、男性だったらこれぐらいやるのが「普通」だよね。普通、普通、普通。結構使いますよね。私たちの価値観ってこの「普通」の集合体だと思うんです。人生を通じて体験したきた様々な背景からその人の「普通」が作られて、その「普通」が色々重なり合って、自分なり価値観が形成されて行くんじゃないかと思うんですね。価値観が合うということはその「普通」の基準が合うということですし、価値観が合わないということは「普通」の基準が合わないということです。■価値観が合わないと「敵」だとみなす日本人私たちは人とお付き合いするとき、その「普通」の基準で仲良くなったり、ならなかったりしています。そこで価値観の合わない人に出会うと、多くの人(主に日本人)はその人を「敵」だとみなすような傾向にあります。恋愛の話で言うならば、例えば「デートの行く先なんてオトコにスパッと決めてもらいたい」と普通に思っている女性と、「デートの行くさきは相手とじっくり話し合って決めたい」と普通に思っている男性は、価値観が違うため衝突が起こります。「普通」の押し付け合いが始まると喧嘩になり不満が生まれます。つまり価値観の合わない相手を、自分のことを理解しない敵だと判断しているわけです。■なぜ恋人のとの価値観の相違が許せないのか?さてさて、ところで、私たちは価値観の違う人とは分かり合えないのでしょうか?そんなことないですよね。ストレート、レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ポリアモリーと様々な恋愛観がある中で、自分と違う価値観の人とは仲良くなれないか?と言えば、全然そんなことありませんよね。でも、なぜ恋人になるとそれがゆるせないのでしょう?これは仮説ですけれど、恋人のことを「自分のことをわかってくれる味方」だと思ってるからじゃないでしょうか。それゆえに自分との価値観のズレが生じた時に、期待を裏切られた感じがしてしまう。だから不平・不満が出る。でもですよ、ちょっと思い返してしまうんですけど、恋愛ってそもそも「味方を作る為にする」んでしたっけ?人のこと好きになるって、価値観が合わないとできないことでしたっけ?■恋愛って「価値観の違い」も好きになるってことじゃなかった?人を好きになるって、そういう価値観の違いとか、相手の欠点とか、至らないところも含めて全て「愛おしいな」って思えるってことなんじゃなかったでしたっけ?でもどうせ人を好きになるなら、自分の「普通」をいい意味で壊してくれるような、全く新しい自分の「普通」に出会えるな、そんな恋愛にしたいと思いませんか?人それぞれ価値観って違うのですし、そういったものを飛び越えて人を好きになることができるのが、恋愛のすごいところなんじゃないかと思うんですよね。いえ、これは僕にとっての普通、ですので、あなたにとって人を好きになることの普通の基準が違うかもしれません。それはそれでいいのです。恋愛に正解なんてないのですし。違いを楽しむ、これが恋愛の面白いところだと思うんですけど、皆さんの価値観としてはどう思いますか?(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年12月22日こんにちは、恋愛デトックスカウンセラーの下村さきです。「価値観が違うから別れよう」と、フラれた経験がある人もいるのではないでしょうか。でも、よく考えてみたら「価値観が違ったって、具体的にどういうこと?」って思いませんか?今回は、「価値観の違いで別れる」ことの真意について掘り下げます。■「価値観が違う」ことが原因では別れません実は、人は「価値観が違う」ことが原因では別れません。そもそも、価値観という言葉自体、とてもあいまいなもの。お金の価値観だったり、仕事に対する価値観など、さまざまなものを指します。だから、価値観がすべて一致する人なんていないわけです。家族だって「お金の価値観は一緒だけど、趣味の価値観は違う」だったり、親友だって「趣味の価値観は同じだけど、恋愛の価値観は全く違う」というのは、よくありますよね。でも、それだけで「もう、この人と一緒にいるなんて無理!」ってならないはずです。■「価値観が違う」の真実では、なぜ「価値観が違って別れる」ことになるのかというと、「価値観が違うことが気になる。気に障る」から。つまり、相手との違いがあるかないか、ということではなく、その違いに対して「この人のここが嫌い」「この人のこれが理解できない」と思う気持ちこそが、別れの原因。たとえば、自分は毎日でも連絡をとりたいのに、彼は必要事項でしかLINEも電話もしてくれないだとか、逆に自分は友達との時間や趣味の時間も必要なのに、彼は休日は恋人同士で過ごすものだと決めつけていていつもケンカになってしまうだとか、そうした違いによる「すれ違い」こそが「価値観が違うから別れよう」のもとなのです。■「価値観が違う」のに別れないカップル「違うな」と思うことがまったくないカップルっているんでしょうか。おそらく、ほぼゼロだと思います。それなら、「価値観が違うから別れる」カップルと「価値観は違うけど幸せ」カップルの違いは何なのか疑問に思う人もいますよね。その答えは、「価値観の違いが気にならないくらい、相手のここが好き」ポイントがあるかどうか。趣味の価値観が違うけど、優しい彼が大好き!お金の価値観は違うけど、頼りになる彼が大好き!こんな風に思えるカップルは、価値観の違いなんて簡単に乗り越えられるんです。■彼に「価値観が違う」と言われたら彼に「価値観が違う」と言われた人は、自分のすべてを否定されたように感じてしまうかもしれません。でも、落ち込まなくて大丈夫。前述したように、「価値観が違う」というのは、「〇〇なところが合わない」ということ。あなたのことが嫌いという意味ではありません。彼に「価値観違うよね」と言われたら、「具体的にどんなところ?」と聞いてみましょう。そして、「確かにそれは違うかもしれないけど、〇〇なところは私たちそっくりだよね」と答えればOK。ふたりの中に「違うところはあるけれど、しっくりくる」という意識が育っていきます。■おわりに「価値観が違う」ことは、当たり前。その上で、「でも、〇〇が好き!」に気づけるカップルは、違うからこそ補い合うこともできる、長く付き合えるカップルになれますよ。(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年12月15日「価値観を変えたくて」の旅行者に思うことby rawpixel「価値観を変えたくて、一人旅しているんですよ」と言われて、「またか」と思った。インドに行くと、この価値観を変えたくて旅行している就職活動前の大学生と出会い、話す機会が必ずある。インドには、野良牛がいて、大きな道路や路地裏、店の前、至るところで姿を見ることができる。その野良牛に出会うのと同じくらいの確率で、価値観を変えたいと話す大学生に会っている気がする。以前もお伝えしたように、この前まで有給休暇の消化期間をいただいて、2週間ほどインドのラダック地方を見て回った。タクシーをたまたまシェアしたハンガリー人から、少し離れた村で祭りがあることを聞き、急遽スケジュールを変更して「デスキット」という村に向かった時の話だ。こんな時期の、こんなところに何故日本人が…と思って話かけてみると、どうやら就職活動前に大学を休学して、約4か月間で世界を旅しているらしかった。「価値観を変えたくて」「何かを吸収したくて」と普通の顔をして言えてしまう大学生に出会う度に、不思議な気持ちになる。価値観が変わるのは、結果の話であって、目的にするにはなんだかおかしい気がして。自分の中身を変えるためだけに、こんな僻地にまで足を伸ばせるのも、なんだか違和感を覚える。こんなことを言うのは少し恥ずかしい気もするけれど、私の安い価値観は、間違いなく旅行で激変したと思っている。大学生の言葉に、おかしさみたいなものを感じながら、私だって同じようなものだった。私の旅行の目的は特になくて、「なんとなく楽しそうだから」「行ってみたいと思ったから」程度だし、意識も低ければやる気もない。価値観を変えたくて日本国外に出ている人と比較すると、きっと頭に詰め込んでいる情報量も少ないだろうし、全然何の役にも立たないようなことばかりを覚えて帰国している気すらする。「旅行に行くと価値観が変わる」という言葉に対して、「そんな価値観しか持っていないのかよ」と毒づく人がいるけれど、大抵はあまり国外に出たことのない人が言っているように思う。私の人生観や性格は、旅行中に色々な人に出会い、たくさんの場面で少しずつ決断し、変化していった。旅行は、間違いなく人の価値観を変えると思っている。今までにないものに触れた瞬間、価値観は少しずつ変化していく人が考えを変えるきっかけや自分を客観視する時間、自分の常識が覆される機会というのは、そう滅多に訪れるものではない。例えば、知らなかった世界に飛び込んでみたり、人と出会って会話をしたり、新しいことをはじめてみたりと、今まで自分の持ち合わせていなかったものに触れた瞬間に、価値観は少しずつ変化していくのだと思っている。絶対に海外である必要はないけれど、旅行は歩いているだけで衝撃を受けることがある。今回の野良牛だってそうだ。日本では見られるものではない。人間としての扱いを受けていない物乞いの人達、当然のようにポイ捨てをする人、目や耳に入る全てが真新しい環境で、自分に何の変化も訪れないだなんてありえないんじゃないだろうか。6時間くらいバスに揺られながら、隣の席に座った地元の女の子とポテトチップスを分け合ったこと。チャイ屋で知り合ったネパール人の女の子に日本の文化を説明したこと。現地でできた友達にバイクの後ろに乗せてもらって、綺麗な景色を見ながらドライブをしたこと。文字にすると大したことないのかもしれないけれど、色々なところで偶然出会った人に優しくしてもらったり、話をしたりすることによって、気づかされることがたくさんある。山道を歩いていると、たまたま僧侶に声を掛けてもらって、一緒にクリケットをしにいく機会があった。その中に一人、とても流暢な英語を話す方がいて、ラクダを見に行くことになった。歩きながら、ラダックのことや僧侶の生活など、色々なことを教えてもらう。その会話の中で、「僕は国外に行ったことがないんだ。日本は、とても大きな国なんだよね?旅行には行けないから、想像するんだ」と言われた。さり気無い一言だったけれど、衝撃を受けたのをよく覚えている。何が幸せで、どんな人生が一番いいんだろう、と思った。どこへも行けない僧侶の彼は、気軽にどこにでも行ける外国人の私を、どう見ているんだろう。おそらく自分よりもお金を持っていて不自由していないであろう外国人の私に対して、優しく接してくれるのはなぜなんだろう。決して尋ねたりはしないけれど、数日程ずっと考えていた。今回あったことも、色々なことを考えるきっかけになったし、おそらく忘れることはないんだろう。何かふとした瞬間に思い出して、「あんなこともあったんだし、また仕事を頑張ろう」と思う日も来るかもしれない。旅行にでることを「面倒くさいなあ」「死んだらどうしようかなあ」と考えることもあるけれど、その不安を吹き飛ばすくらい楽しい面が大きい。色々な人たちとの出会いや今まで気が付かなかった発見、自分の知らなかったことに驚き、感動するために、多分私はこれからも時間を見つけて様々なところに行くのだろうと思う。Text/あたそ<私たちには時間がない!「誰かを誘いたい」のに気が引ける理由>もチェック!誘いたい、だけど面倒くささが勝ってしまう。本当にしたいことをするだけでも、私たちには時間がないのだから。
2017年11月07日価値観の違いで起こる様々な問題僕の兄は、6年間付き合った元カノとの同棲生活を振り返って、「食事の時に、箸の持ち方を逐一修正される」「シャンプーなどの小物の置き場所を、彼女が思うのと違う順番に並べると怒られる」などの精神的な拘束がとんでもなく耐えられなかった、と言っていました。同棲経験者に、同棲して嫌だったことを尋ねると、「お金」「家事」「食事」「一人の時間の確保」「夜のコミュニケーション」のどれか、またはいくつかでのすれ違いを経験していることがわかります。それが原因で同棲解消し、大体の場合別れることになっているようです。これらの問題のほとんどは、価値観の不一致によって起こっています。兄の例の場合、元カノはきっとマナーにうるさい家庭で育ったのだと思います。しかし、我が家はマナーよりも、食事中の会話を楽しむことにうるさい家庭だったので、起こるべくして起こった価値観の不一致だったと言えるでしょう。■自分以外の人間は誰であっても「他人」である価値観の違いで同棲解消をしてしまうカップルの話を聞くと、多くは「相手がこちらの価値観を理解してくれなかった」ことを原因にあげています。しかし、価値観の違いでカップルを解消してしまうのは、とてももったいないことなのではないか思うのです。そもそもそういう理由で別れてしまう人は、「恋人が他人である」という前提を忘れている可能性があります。何十年間も住まいを共にしてきた家族でさえ、完全には分かり合えないのですから、ここ数年付き合った恋人なんて何をか言わんやです。価値観が違って当たり前、すれ違って当たり前。相手は自分とは全く異なる環境で育ってきた人間なのですから、同じであるはずがないんですね。それを「理解してくれよ!」と嘆くのは、正直あまり生産的な行為と言えます。価値観の不一致が起こった時に大切なことは、相手にこちらの価値観を理解してもらうことではなく、価値観の違いを楽しむことです。■価値観の違いが、その人をより深く知るきっかけになるこれは正確には同棲ではなく、僕がシェアハウスをしていた時の話なんですが、友人AがBに向かって「なんでそんなネガティブな言葉ばかり使うの?聞いてるこっちが暗くなるからやめてほしいんだけど」と指摘したことがありました。Bは別にその日がたまたま愚痴を言いたかったタイミングだっただけで、普段から「ネガティブな言葉ばかりを使って」いたわけではありませんでした。この時僕は、(きっとAはネガティブなことをいう人に対して嫌悪感を覚えるような体験があったんだろうな)と思ったわけです。後日詳しく聞いてみると、予想通り彼のアイデンティティに関わる深いエピソードを知ることができました。これは同棲しているカップルにも同じことが言えるのではないかと思います。相手の価値観に違和感を抱いたということは、そう感じるだけの過去があるはずなんです。そのエピソードを聞けば、相手の人間性を深く知るきっかけになります。そうすればお互いの理解も深まり、相手のことをもっと好きになることができるんですね。つまり、価値観の違いは、同棲解消の原因ではなく、絆を深めるための第一歩なんです。だからこそ、価値観の不一致は楽しむ必要があるのです。これから同棲を始めようとしている人も、もうすでにしている人も、それだけは忘れて欲しくないなと思います。え、それでも価値観の不一致は解消しなくていいのかって?いいんですよ。心配しなくても、お互い理解が深まればそんなことは気にならなくなりますから。(川口美樹/ライター)(ハウコレ編集部)(鈴木凪沙/モデル)(島崎雄史/カメラマン)(JYO/ヘアメイク)(辻野祐馬/ディレクション)
2017年11月05日NHKの連続テレビ小説『わろてんか』の3週目で、ついにてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)が駆け落ちしてしまいました。紆余曲折をへて、互いに惹かれ合っていった2人。ようやく藤吉の口から「俺の嫁はんになってくれ」のひと言が出ました!鳴かず飛ばずの旅芸人だったはずの藤吉ですが、じつは米問屋の跡取り息子でした。どっちにしても分が悪い。老舗薬種問屋「藤岡屋」を継ぐべき長女・てんとは絶対に結ばれない運命です。この時代、商家の跡を継ぐぼんぼんやお嬢様はほぼ見合い結婚が当たり前。本作を見ていると、あらためて「結婚=幸せ」という価値観について考えさせられることが多いです。■ロミジュリ効果? 障害があるほど恋は燃えるけがをした藤吉をかくまったことが父・儀兵衛(遠藤憲一)にばれて、蔵に閉じ込められたてん。毎夜てんのもとに通う藤吉は、ロミオとジュリエットばりにロマンティックで、朝から視聴者の胸は高鳴りました。その後、てんに求婚した藤吉は、予想どおり父・儀兵衛(遠藤憲一)の逆鱗(げきりん)にふれますが、これはまあ、予想どおりの展開です。『あさが来た』のあさと新次郎のように、許嫁(いいなずけ)と互いに惹かれ合うのが理想的だけど、『わろてんか』の場合、そうはいかず。実際、ロミジュリのように、恋は障害があるほど燃え上がるものですから。しかしロミジュリだとその先にあるのは悲劇。もちろん本作ではそうはならないと思いますが、“障害の恋”がどのように“生涯の愛”へと変化していくのかが楽しみです。■結婚するのなら濱田岳や高橋一生がおすすめ?藤吉の恋の好敵手というべき存在が、縁談の相手・伊能栞(高橋一生)と、てんの幼なじみ武井風太(濱田岳)。最初は外見や身分をどう見積もっても勝ち目がなさそうな風太でしたが、ふたを開けてみれば、意外と男らしく、てんへの愛は誰よりも深そうで高感度大です。3週目までは、風太の一途な思いがかなり視聴者の心を揺さぶったのではないかと。ただし、てんのハートはまったく揺さぶられてなかったのは残念なところ。藤吉の胸ぐらをつかんで激怒したり、伊能のもとへ走り、てんとの縁談をまとめようとしたり、風太の行動力も心を打つものでした。第三者から見れば、風太のような人と結婚すればきっと幸せになれるのに…と思えてしまうのに、そうは事が収まらないところに、「結婚=幸せ」価値観の不思議さがあります。また、ただの噛ませ犬に終わらないであろう伊能が、今後てんと藤吉のカップルにどこまで食い込んでくるのかも興味津々です。■まずは結婚してみる。てんの母・しずの結婚観鈴木保奈美演じるてんの母・しずは、強面の儀兵衛に寄り添いつつも、けっしてでしゃばらない良妻賢母。しずと儀兵衛は、絵面的に見れば“美女と野獣”ですが、じつにバランスの取れた夫婦です。しずがてんの縁談について儀兵衛と話し合っていたとき、自分も結婚する前は儀兵衛の堅物ぶりが心配だったことを本人の前で語っていました。その発言に少しショックを受けた様子の儀兵衛が何とも可愛らしかったです(笑)。しずの「不安はあったけど、一緒に暮らしているうちに、愛情っていうのはこうやって育まれるんやとしみじみ思ってなあ」と言ったときの満ち足りた表情からは、夫婦として刻んできた年輪を感じました。いろんな夫婦像がじつに味わい深いです。4週目では、てんにさらなる障害が! 駆け落ち後、ふたりは藤吉大阪にある藤吉の実家に身を寄せますが、藤吉の母・啄子(鈴木京香)は二人の結婚を認めずに猛反対。てんはいわゆる姑いびりを受け、お嬢さまなのに女中扱いされてしまいます。これまた、いばらの道となりそうですが、愛する2人で乗り越えていってほしい。そしてこれからも毎日わろてんか!
2017年10月24日「つきあって3ヵ月で別れました」という話を、ときどき聞きます。3ヵ月って・・・・・・いわば「お試し期間」だから、お試し期間中に別れることができてよかったね、ということになるのか?はたまた「3ヵ月しか恋を続けられないわたしって」と、自責の念にかられている女子に優しいコメントをすべきか、悩ましいところです。■■長さじゃなかったら、なんなのか?恋愛って「長さ」ではない、と、よく言われます。長さじゃなかったら、なんなのか?濃さ、ということになるでしょう。密度が濃い恋愛、つまりたとえばたった3ヵ月の恋であっても、すごく充実した時を彼と過ごすことができた、お互いに一所懸命愛しあった、ということ。この「一所懸命」の基準はつねに、その恋愛を通してじぶんの価値観が変わったかどうか、というところにあります。**「いい勉強」の定義とおなじです。今の世の中、一所懸命勉強した、というのは、すなわち希望の学校に(少しばかり自分の実力より上の学校に)入ることができた、イコールいい勉強をした、という考え方が、おそらく一般的だろうと思います。でも、本当にいい勉強というのは、学校がどうとか関係なく、勉強する前と、した後で、じぶんの価値観がまるっきり変わってしまった、こうなってはじめて「いい勉強をした」となります。こういうことを昔の人はごくシンプルに「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」と言いました。朝とか道とか、よくわからなくて、とてもシンプルな表現とは思えない人もいると思うので、解説を加えるなら、朝から勉強を始めました、夕方まで勉強をしました、勉強の結果、夕方には大切なことを悟ることができました(つまり朝と価値観が変わりました)、ああわたしは死んでもいい、こう思えるくらいわたしにとっては劇的な価値観の転換でした、ということを短く言えば「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」ということ。まあ、短いとは言いがたいかもしれませんが。■■それがたとえ3ヵ月の寿命であったとしてもいい恋!恋愛だって、まったくおなじです。恋愛って、恋愛単体で存在するものではなくて、あなたの人生と彼の人生が、そのベースにありますよね。あなたは彼の存在を知らないままこれまで生きてきた。彼もあなたの存在を知らないまま生きてきた。この2つの人生が幸運にもまじわった場所、それが恋愛のスタート地点ですよね。言うまでもなく、人はいろんな価値観を持っています。彼はあなたとはまた別の価値観を持っているし、あなたは彼とはちがう価値観を持っている。2つの価値観が惹かれあったりぶつかりあったり、食われあったりしながら、互いにじぶんの価値観の修正(や、上書きなど)をする。その結果、価値観が変わる。**だから彼とつきあっても、かたくなに「わたしはこういう価値観を持っているのだから、彼にはわたしの価値観に合わせてもらわないと、絶対にイヤ」と言っている女子の恋って、すごく短命です。あるいはお互いにじぶんが持っている価値観を、(たとえば恥ずかしさゆえ)隠して交際しても、恋は長持ちしません。心を開くことで、すごくいい恋が生まれます。それがたとえ3ヵ月の寿命であったとしてもいい恋!(ひとみしょう/文筆家)(ハウコレ編集部)(あかねぴ@akanepi0426/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)
2017年10月16日正義と正義。信念と信念。想いと想い。価値観と価値観。それぞれが痛ましいほどぶつかり合う『東京喰種トーキョーグール』で、鈴木伸之はその片側を象徴するような役どころに扮した。物語の舞台は、人間を捕食する“喰種(グール)”と人間が共存する世界。鈴木さん演じる人間の喰種対策局の捜査官・亜門鋼太朗は、人類に危険をもたらす喰種を駆逐しようと日々奔走している。「亜門はとにかく真っ直ぐ、喰種の駆逐に命を懸けています。だから、僕も役に対して真っ直ぐ、彼のことだけを考えて撮影に臨みました。原作コミックからヒントをもらったり、あとは萩原(健太郎)監督に勧められて、ドキュメンタリー映画の『アクト・オブ・キリング』を観ました。信じているものが違うと、物の見え方も全然違う。それを感じさせる内容の映画なんですが、それって『東京喰種 トーキョーグール』に通ずるものがありますよね。ただし、亜門には“気づき”があり、喰種と戦う中で考え方に少しずつ変化が現れる。その葛藤を抱えながらも、信念を曲げずに進む彼を演じられればいいなと思いました」。こう語る姿には熱があり、おそらく亜門と鈴木さん自身を重ね合わせる者も多いだろうが、演じるにあたっては「共通点を見出すというよりは、亜門に必死についていくイメージ」だったそう。「だって、原作の亜門は腹筋がありえないくらいに割れていますから!」と笑う。「僕もわりと鍛えている方ですけど、どう頑張っても限界はあります。アクション監督の横山(誠)さんにはしごかれました。これまでもトレーニングが必要だった作品はありますが、断トツでキツかったです。週4日、1日3~4時間ほど体育館に集まり、まずはランニングから。後ろ向きにも横向きにも走った後、今度は柔軟に入って股関節が張り裂けそうな思いをし。パンチやキック、ジャンプはもちろん、受け身の練習もしました。体育館の壇上からバク宙し、背中で着地するんです。なかなかの高さでした(笑)。でも、その甲斐あって撮影はスムーズでした。ワイヤーアクションのハーネスも最初は怖かったけど、練習の段階で克服できたので、仕上がりを見たときも満足できました」。確かに、華麗なアクションを繰り広げながら任務を遂行する亜門はとても格好いい。パンチをするたび、キックをするたびに翻るロングコートもヒーローのようだ。「あのコートは『クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)』さんが特注で作ってくださったもの。格好いいですよね。くるぶしが隠れるくらいの丈だから、あれを着て走ったり、キックするだけで格好よく見えるんです。ただ、すごく格好いいけど、すごく暑い(笑)。コートの下はスーツだし。真夏の撮影だったから、周りの人たちはみんなTシャツで…。でも、原作にも忠実な1着ですし、あのコートのおかげで『東京喰種 トーキョーグール』の世界観が際立った気がします。白いロングコートと言えば、『遊☆戯☆王』の海馬瀬人か僕かってくらいに思われたい(笑)」。ロングコートを翻して戦う亜門を含め、登場人物たちは戦わざるを得ない状況にある。人間を食すことでしか生きられない喰種は生きるため、喰種から身を守る人間もまた生きるため、戦わなくてはならない。では、鈴木さんにとっての“戦い”は?と訊くと、「毎日って、戦いの連続ですからね。疲れてお風呂に入らず寝たいときでも、自分に打ち勝たないと。次の日は次の日で、『昨日は頑張ってお風呂に入ったから、今日はまあいっか。いや、駄目だな』って。やっぱり戦い(笑)」。こう冗談めかしたかと思えば、次の瞬間、「それは冗談として」と表情を引き締める。「亜門みたいな役を依頼していただいて、原作を見たら腹筋がバキバキで…。そうなったら、まさか1パックで撮影現場に行くわけにはいかないですよね。『いやあ、僕なりに鍛えたんですけど』なんて言えない。それこそ、僕の戦いはそこから始まるわけで、いま戦わなければ意味がない。役のために取り入れられる情報はなるべく取り入れたいし、できることは何でもしたいです」。俳優としてのモットーは「ひたむきに」。その一方、「俳優さんってすごい職業だなって、俯瞰で見ちゃうことがあります」とも語る。「だって、作品ごとに違うんです。『はい、次は戦争の特攻兵、はい、次はお医者さん』って。それって面白いし、すごいなと思います。ただ、その点、僕はちょっと悪役やクズの役が多いんです(笑)。爽やかな役を求めてオーディションに臨んでも、敵対する悪役で受かったりする。『ルーズヴェルト・ゲーム』のときがそうでした。それを評価していただいて悪役のオファーが続くのも本当にありがたいことですが、いろいろな役をやりたいという点で言えば亜門という役には別の喜びがありました。撮影の順番は逆ですけど、『あなたのことはそれほど』で話題にしていただいた後に公開されるのもありがたい。いろいろやりたいし、いろいろできる俳優になりたいから。衣装と台本と監督と現場が違うだけで、同じ僕が違うものになれる。それがお芝居の面白さだと思うし、だからこそ見たいと思わせるものを作らなければいけない。そこは大事に、突き詰めていきたいです」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:東京喰種トーキョーグール 2017年7月29日より全国にて公開(C) 2017「東京喰種」製作委員会
2017年07月26日冬の軽井沢を舞台に弦楽四重奏団を組んで共同生活を送る4人の男女が繰り広げる、大人のラブストーリー×ヒューマンサスペンスで話題のドラマ「カルテット」(火曜22時~)。松たか子さんと宮藤官九郎さんの夫婦のすれ違いを日常生活の中に織り交ぜ、静かに心が離れていく(松たか子さんの一方通行になる)状況が描かれた第6話が既婚女性の間で、「切ない!」「共感できる!」「恐ろしい!」と話題になっています。夫婦の価値観は合わないのが普通多くの夫婦が離婚の原因に挙げているのが「価値観の違い」です。しかし、どんなに愛し合った二人でも、価値観が同じなんてことは稀。少しずつ価値観のすり合わせが、夫婦にとって一番大切になってくるのです。例えば、作中で遠慮なく唐揚げにレモンをかける妻、しかし、夫は唐揚げにレモンをかけてほしくない派なのですが、夫はそれを伝えることが出来ない。好きな映画を楽しみたいのに、横でストーリーを聞こうする妻、そして最終的には眠ってしまう。夫が結婚する前、お気に入りの詩集をプレゼントしたのに、最終的にはその本が鍋敷き代わりにされていた。このように、日常のひとコマに描かれる夫婦の価値観のズレ。これ自体は決して珍しいものでありません。それまでの人生、別々に生きてきたので、違って当然なのです。しかし、そこですり合わせる作業をしなかった夫婦は、当然うまくいかなくなってきます。頑張りどころを間違えると夫婦はダメになるドラマの中で、「夫さん」こと宮藤官九郎さんは「いつまでの恋人のような夫婦でいたい」と言っていました。それに対して妻である松たか子さんは「結婚して家族になれた」と喜んでいました。人は「結婚」に対して理想を持ちます。そして、それは必ずしも夫婦間で一致しているとは限らないものです。いつまでも恋人のような関係を願う人もいれば、家族として大切にしたいと考える人もいるため、その理想を維持しようと頑張ってしまいます。言ってしまえば恋人への愛情と、家族への愛情。同じ愛でも形は全く違います。そのため、そこの価値観が異なるとどうしても頑張るポイントがズレてしまうのです。変えてほしい部分があっても、恋人になると言えなくなってしまうことってありますよね。嫌われないように言わない我慢、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。自分の理想より、ふたりの理想しかし、夫婦になると、言わなくても良い部分と長く続けるために言わなければいけない部分があります。自分が理想とする関係を維持するための我慢は、後で自分の首を絞める結果になります。夫婦と言うのは、ひとりでは成立しません。だからこそ、自分の理想でもなく相手の理想でもない、ふたりの理想を見つける必要があるのではないでしょうか。すれ違っても戻れる夫婦になるためにどんなにすれ違っても、元に戻れる夫婦になるために、どうしたら良いのでしょうか。それは、相手を知ることです。松たか子さんの演じる妻の場合「無理しないでいられる」ことへの喜びを愛に変えていました。ありのままの自分を大切にしてもらえると感じると、受け入れられた気持ちになります。それ自体は間違っていませんが、それに甘んじてはいけないのです。自然体でいられるのは、あくまでも自分自身だということを忘れてはいけません。そう、相手が無理をしてくれているからこそ成立している心地よさもあるということです。相手のことをしっかり見て、知ろうとすることは夫婦にとって、新しい関係を作り上げるためにとても大切なことではないでしょうか。「カルテット」最終章:人生は上り坂、下り坂、そして「まさか!」ドラマ「カルテット」もいよいよ最終章へ突入しました。最後の最後に明かされる秘密とは? 4人の関係はどうなる? と気になるポイント目白押しです。劇中に散りばめられた伏線とウィットに富んだ台詞を、また1話から見直すのも面白そうです。松たか子さん演じる真紀が口ずさむ謎の歌に秘められた「まさか」の真相も気になります。結婚式のスピーチによく聞くこのフレーズですが、よく言われるほどに夫婦関係では人生の3つの坂「上り坂」「下り坂」「まさか」が大きなキーポイントになりますね。すれ違いや「まさか」を乗り越えて、夫婦ふたりの理想の姿を見つけることができたら幸せですね。
2017年03月14日育った環境、周りの環境によって、人の価値観って違ってきて当然ですよね。ですが、大好きな彼とそれが大幅に違ってしまうと、お付き合いに支障が出てくるのも無理ありませるにはどうしたらいいのか、うまく関係をつくる心がけをお教えします!■1.会うのは時々にする価値観の違いは、一緒にいれば居るほど大きく感じるようになります。ですから、会う頻度を減らせば、大きな価値観の違いは感じにくくなります。また、会うのが久々であれば、お互いに思いやりを持った行動ができて、愛情もうまく育めるはず。価値観のズレが気にならないだけでなく、会えない期間で好きな気持ちを高めることができるので、一石二鳥です。うまくやるためには、お互いに居心地のいい距離をあえてとる、ということも必要なのかもしれません。■2.価値観の違いを楽しむ食べ物の趣味が合わない、お金の価値観が合わない、趣味嗜好が合わない、など違いの種類には色々あるでしょう。そのすべてを無理に合わせようとするから、些細なことにもイライラするようになってしまうのです。お互いの価値観をつぶしてまで合わせようとするのではなく、その違い自体を楽しむ工夫ができると心地よい関係を築くことができるでしょう。たとえば映画の趣味が違うのならば、映画を見終わったあとに感想を述べあって彼の新しい意見を発見したりすれば、楽しく過ごせますよね。価値観が違うということは、ふたりで2倍の考えを持てるということ。うまく活かせるとお互いを高め合えるでしょう。■3.お金や生活の価値観は埋めておこう長いスパンで彼と一緒にいることを考えるならば、お金の使い方や生活に関わる部分の価値観は埋めておかないと後になって確実に困ります。特に生活をするうえでの大切になってくる価値観は、何としても折り合いをつけておきたいものです。付き合いはじめから無理に価値観をあわせようとすると、楽しい恋愛期間が訓練のようになってしまいますから、長い付き合いの中で徐々に、さりげなく自分の価値観を伝えていきましょう。何か違いを感じたなら、「こうしてくれたら嬉しいな」など、彼の価値観に気を配りつつも、あなた自身の意見を伝えるような言い回しをすることが重要です。■4.全面的に彼を受け入れるのもアリ「恋愛は惚れたもんが負け!」という言葉があるように、好きなら主導権を握るのを諦めるのもひとつの手。彼のどんな価値観も、甘んじて受け入れることが解決につながるかもしれません。「我慢」と言うと一方的に強いられている感じがしますが、他人を変えるのは、時間と労力さらに気苦労も増えるもの。他人を変えるより、自分を変える方があなたにとって楽な場合もあるのです。無駄なケンカを増やすようなことはせず、彼に合わせてみるのもアリでしょう。■価値観が違うのは当然価値観がはじめから全く一緒!というカップルは稀でしょう。価値観が違うから得られることもあります。その違いも含め、可愛いなと思ってあげられればうまく付き合っていけるはずです!(odango/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年03月01日「オレたち、合わないのかもね」とカレに言われて落ち込んだ経験はありませんか?こんにちは、ライターのともしどです!男性は、恋愛において「フィーリングが合うこと」を重要視する傾向が強いようです。ただそれは感覚的なものなので、ちょっとしたきっかけで「合わない」と思われてしまうこともあるでしょう。そこで、男性に「合わない」と思われないために、今回は“男子が価値観のちがいを感じる瞬間”についてリサーチしてきました!■1.笑ってくれない「笑いのツボが合うと、価値観が近いのかなって思えますよね。たとえば、お笑い番組を見ているときとかに、ぜんぜん違うところで笑ってるのを見ると、『フィーリングが合わないのかな』と思ってしまいます。」(ゲームデザイナー/28歳/男性)笑いのツボは、まさに感覚的なものです。そのため、面白いと思うポイントが似ていれば「感覚的に合う」と思ってもらえるようですね。「笑いのツボ」をアピールするには、カレが笑っているときに一緒に笑うようにすることが効果的だと思います。とくに、お笑い番組などを見てカレが楽しそうに笑っているときには、一緒になって笑うように意識してみてください。■2.会話が途切れがち「一緒にいるときに会話が途切れがちになって沈黙が長くなると、感覚的に合わないのかなと思っちゃいます。」(美容師/25歳/男性)会話のレベルや内容が合うかどうかは、付き合う上での相性の良さにも関わるもの。知り合ったばかりの人との会話では、お互いに気を遣ってしまうとはいえ、、ネガティブなイメージを持たれるのは避けたいところですよね。そこで、会話が途切れてしまわないように、「相手の話を掘り下げる」、「関連する話題を振る」、「質問をする」といった方法で、会話をつなげることを意識してみてください。■3.友達のタイプが合わない「女の子の友達にどういう人が多いのかは気にします。類は友を呼ぶといいますし、ボクの苦手なタイプの友達が多いと、本質的には合わないのかなと思っちゃいんすね。」(営業/25歳/男性)長く付き合う友達には、自然と似た性格の人が集まることが多いものです。自分の性格を盛るために、相手の男性に合わせて「紹介する友達を選ぶ」というのは考えものですよね。ふたりの相性の問題であれば、あなた自身の努力で何とでもすることができるはず。交友関係に関わらず、あなたの良い部分をカレに見てもらえるようにしましょうね。■4.味の好みがちがう「自分が美味しいと思うものを『美味しい』と言ってくれる女の子には興味が湧きます。感覚的に近いのかもしれないと思えるからですね。」(整備士/23歳/男性)味覚も感覚のひとつです。そのため、味の好みが合う人に対して親近感を抱く男性が多いようですね。「これ美味しいね。」と言われたら、「だよね!私も思った!」などと答えて味覚が合うことをアピールすれば、相手の男性に「合うのかも」と感じてもらえるはずです。また、カレの味の好みを覚えて、それに沿う料理を作ってあげるのもいいですね。男性の胃袋を掴むと同時に、「フィーリングが合う」と感じてもらえれば一石二鳥です♪■おわりに男性に「フィーリングが合うこと」をアピールしたいときには、同調してあげれば簡単に伝えられるでしょう。ですから、カレの好きなこと、嫌いなことに「わかる!」と肯定的な姿勢を見せると、カレの心をグッと近づけることができるかもしれません。また、「相性が合う」ことを感じさせるには、「より多くのものが合う」と感じてもらうことが効果的です。気になるカレに、2つでも3つでもアピールして、「相性良いな」と感じてもらいましょう!(ともしど/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年02月08日彼氏は途切れないけれど、付き合って3ヵ月未満で振られてしまう・・・。そんな「いつも彼と長続きしない」女性はいませんか?もしかしたら男性から「この子とは付き合えない・・・」と思われてしまう決定的な理由があるのかもしれません。そこで今回は「彼氏と長続きしない女性の特徴」について20代男女にリサーチしてみました。■1.SNSに何でも載せる「エッチが終わったあとに、俺の寝顔をSNSに投稿していたときはドン引きした。この子とは価値観が合わないと思って、速攻別れました。」(23歳/男性/サービス業)彼との思い出を収めておきたいという気持ちはわかりますが、SNSにさらけ出しすぎるのはNG。プライバシーがなさすぎて、彼も窮屈さを感じてしまうでしょう。またラブラブネタをアップするだけでなく、彼とのケンカやグチなどを詳細に書くのも嫌がられる要因です。SNSはほどほどに利用するようにしましょう。■2.毎日デートをする「彼氏ができたことが嬉しすぎて、毎日ふたりで色々なところへ行っていた。でも3ヵ月ぐらい経ったころに彼から『もう疲れた。別れて』と言われてしまったんです・・・。」(21歳/女性/大学生)デートも最初から飛ばしすぎてしまうと、気持ちが急速に冷めてしまう原因となってしまいます。まだ付き合って間もないのに彼から「飽きた」なんて言われてしまったら、立ち直れませんよね・・・。彼に「早く会いたいな」と思わせるくらいが、長続きする秘訣なのかも。■3.愛情確認をしたがる「『私のこと好き?』『元カノとどっちが好き?』としつこく聞いてきていた彼女。『そんなに何回も聞かないでよ』と言ったら逆ギレ。これがずっと続くのかと思うと恐ろしくて別れちゃいましたね。」(27歳/男性/営業)たまに「私のこと好き?」と聞かれるぶんには、男性も負担は感じないはず。でも毎回愛情確認をされていては、彼もウンザリしてしまいます。それに彼からすると「こんなに愛情確認されるってことは俺は信用されてないんだ」と思ってしまうはず。「好き」と言葉にするだけがすべてではありません。彼の行動から愛情を感じられるのであれば、それで十分でしょう。■4.「結婚前提」を強調する「付き合ったばかりなのに『絶対結婚しようね!』を連呼していた彼女。お互いにアラサーだったこともあり、余計にプレッシャーに・・・。これは早めに手を引いたほうがいいと思い、すぐに逃げ出しました・・・。」(28歳/男性/製造)「彼女はほしいけれど結婚はまだしたくない」と考えている男性は多いもの。ある程度付き合いが長くなってきて結婚を意識するならわかりますが、初っ端から「結婚前提」を強調するのは良くないかも・・・。まずはカップルとしての時間を楽しむべきでしょう。その上でタイミングを見計らって、結婚について持ちかけてみるのがベストだと思いますよ。■おわりに相手の気持ちもお構いなしに、何でも自分ペースで進めようとするのが破局につながる原因なのかも。付き合いたてのころは、彼の行動も注意深く読み取るようにしましょう。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年12月20日トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか 「間違ったらやり直せばいい」と、親が言えるか? 「怒られずに済んだ」という成功体験をつくらない 大人は正解を言ってはいけない 自主的に学ぶ子は、こうやってできる の続きです。「親が自分の子どもを見ようとしていないだけ」と、木村先生。そう言われると、「もやっ」とするのは、なぜだろう? それは心当たりがあるからだ…。■その子が思っていることを、その子がわかるように通訳する―― 親は、ついつい、子どもを自分の思う通りに動かしたくなります。「これは、こういうことでしょ」と整理したくなります。それが「教育」だとすら思っています。木村先生(以下、木村):整理というよりも、その子が思っていることを、その子がわかるように通訳することね。整理っていうのは、大人がやってしまうことが多い。でも、大人がやってしまったら、子どもは大人の整理に乗らないといけなくなります。―― 子どもが一番できていないことは、「自分との会話」ということですか?木村:大人が整理して、そこに子どもをのせようとしてしまう。その子だけを見たらいいんですよ。でも親は、周りを見たり、学校を見たりするじゃないですか。―― あと、親自身の価値観というのもありますよね。「この枠内でないとダメ」という思い込みというか…木村:そんな迷惑なことはありません。親の価値観を押し付けられるほどに、子どもは親を信頼しなくなる。信頼しなくなるだけじゃなくて、親のために仮面をかぶって生きようとする。それは 子どもの権利条約 違反。条約違反ですよ?親は自分の価値観を子どもに当てはめたい。でも、親の価値観は、自分がこれまで生きてきた中で培った価値観でしょ?子どもに必要なのは、この先、10年、20年、30年、40年、50年、60年後を生きるための価値観。親の価値観なんて過去の化石や。そんなもん、どれだけ子どもに与えても、子どもは時代を逆戻りするだけです。■親が子に望むべき価値観とは?―― 親が自分の価値観を子どもに押し付けないようにするには、どうしたらいいんですか?木村:勉強してほしい、いい大学に行ってほしい。安定した職業に就いてほしい。親が子どもにこうしたことを願うこと自体は、何も悪くない。でもこれは、親が子どもに望んでいい価値観の2番目です。そんな価値観を持ってはいけないことはない。なんぼでも持っていたらいいんです。でもそれは、あくまでも2番目。―― では、1番目は?木村:その子が「僕は(私は)、これで幸せだ」と思ってくれることでしょう。いい大学に行って、いい会社に行ったとしてもね、何かにぶつかって閉じこもったとしたら?「そこまでは親の価値観を見事に果たしてくれたけど、この先、どうすんねん!」みたいな子が、山ほどいる。―― もしもそうなってしまったら、どうしたらいいんですかね?木村:何かにぶつかったとしても、その子が自ら、「自分がやっていることは、自分にとってためになることなんだ。幸せなことなんだ」と思えば、なんとかなると思います。どんないい大学に行っても、「自分の意志に反している」「やらされている」と思ったら幸せではないはず。大事なのは、子どもが自ら選択するということです。―― 考えとしてはわかるのですが、「そこまでユルくはなれない」という抵抗感があるのですが…木村:親も、ただ子どもを放っておくだけではだめです。子どもが自分でした選択を後悔しないように、いろんなアドバイスをシャワーのように入れてあげる。「大学卒業するのとしないのとでは、変わってくることもあると思うで」「大学で得た経験が、社会に出て役立つこともあるで」と、親は情報のシャワーを浴びせたらいいんです。そして、最後に一言「ま、大学、行きたくなったら、いつでも行けばいいやん」という可能性を言ってあげれば、子どもは迷わず自分の道を選べるでしょう?周りに動かされたわけではなく、すべては自分が決めたこと。それを自分の力でやる。失敗しても落ち込まなくていい。やり直せばいい。この生き方を身につけさせる。それが、学歴がどうのとか会社がどうのとか言う前に、一番大事な力なんです。今回は、ここまで! この記事は木村先生の取材の、ほんの一部分だ。また機会があれば、ぜひこの続きも書いてみたい。■次の世代に必要な教育ところで、この記事を書いている私は今、3人の男児を育てている母親で、長男は高校1年生、次男と三男は小学校6年生の双子だ。彼らを育てながら漠然と「学歴なんて、もはや、ほとんど意味がないのではないか?」とか「これからは生きる力が必要だ。その力って、どうすればつけてあげられるんだろう」そんなことは考えてはいるが、いかんせん「次の世代に必要な教育」の具体的な姿が見えなかった。見えなかったからこそ、「今の教育」にしがみついてしまっていたのかもしれない。けれども今回、木村先生の話を伺って、その姿がようやく見えてきた気がする。木村先生の実践されてきた教育こそ、これからの日本にとって必要な教育だと感じている。たとえるなら、「あっちに、行けばいいんだ!」という未来の灯のようなものだ。今後、この灯りの姿を私自身がもっともっと知りたいし、ほかの親御さんたちともシェアしていきたいと思っている。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月12日生涯を共にするパートナーや、自分以上に大切な我が子。最も愛する彼らだからこそ「違う価値観でも全て受け入れたい」と思うもの。とはいえ「相手の気持ちが理解できない…」なんて悩んでいませんか。理解できないあなたは、それが正解。たとえパートナーでも我が子でも、違う価値観を理解したり、受け入れる必要はないのです。自分を押し殺すのが本物の愛情?「相手を理解したい、受け入れたい」と思う気持ちはとてもステキですし、自然な感情でしょう。愛情が強くなるほどそう思いますよね。とはいえパートナーも我が子も結局は他人。性格・価値観・趣味嗜好は違って当たり前ですし、「違う相手を理解できるか、受け入れられるか」というと難しく、ほぼ無理です。それは「受け入れよう」とすると必ず自我が出てくるから。たとえば朝食はパン派のあなたに、ご飯派の夫の場合。夫のために和食を作り続けたとしても、「和食って作るの大変だし、朝から重いんだよね。美容のためにも軽くパンとフルーツで済ませたい」という自分の気持ちはいずれ出てきます。「そんなの本当の愛情じゃない」なんて意見も出てきそうですが、自分の気持ちを押し殺し、相手に従うのが本物の愛情でしょうか。お互いが自分らしく生きるのを見守ることこそ、本物の愛情だと私は感じています。最初は相手を受け入れようとしても、必ず自分の気持ちが出てきて、受け入れられないと悩むことになるのです。「受け入れる」の主役は自分、決定権も自分では、なぜ愛する相手なのに違う価値観を受け入れられないのか。それは「理解しよう、受け入れよう」とする時点で「自分本位」になっているからです。理解や受け入れるという行為は、相手を思っているようで、実際は「自分というフィルター」を通して行われます。あくまで主役は自分、決定権も自分。そこに違う価値観を通せば、どうしても自我がストップをかけます。相手を理解しようとして悩み苦しみ、「やっぱり理解できない!」となるのですね。見守り、信じようほんとうに相手のためを思うなら、「見守り、信じる」しか私たちはできません。見守り、信じる行為は、自分フィルターを通しません。相手のありのままをそのまま尊重することになります。これもまた難しいことではあります。つい口を出したくなっても、自分は何もできないからです。一見「諦め」にもみてとれるでしょう。ただ「諦める」とは仏教用語で、「明らかに見る」という意味。結局はありのままの相手を見守り、信じるのが本物の愛情ではないでしょうか。見守ることは相手のためだけでなく、自分のためにもなります。先ほどの例のように、無理して自分を押し殺す必要もないからです。自分も相手も、その人らしい人生を100%生きるために。「見守る」訓練を今から少しずつ始めてみませんか。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月01日保育園に預けることに対する世間の意見は賛否両論。たしかにマイナス面もあるかもしれませんが、いいこともあるんです!!保育園にお子さんを預けることで悩まれている乳児のママさんに、プラス面を再確認して前向きになってほしい!!ということで、「保育園はかわいそう」と言われることに悩み苦しんでいるママさんの気持ちが軽くなるエピソードをご紹介します。今回は保育園に通ったことで子どもの価値観が広がったエピソードです。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがあるママの知らないお歌も唄えるようになる子どもってうたうのが好きですよね。うちの子はことばが話せるようになる前から、保育園の帰り道に「●×△○~♪」と何かを唄っていました。はっきりしない造語だったのが、みるみるうちにことばになっていき、あるとき「いーおーまいまい、いーおーまいまいー、とんとんとんっ」と発音したときの感動は今でも忘れられません。うちの子はそれをきっかけに、どんどん他のお歌もうたうようになりました。洋楽を聴いているとしゃべれるわけじゃないのに英語を覚えていることがあります。中学校の英語の授業でビートルズやカーペンターズの歌を唄ったという人も多いと思います。音楽にのせるとことばの習得が早くなるような気がしませんか!?子どもも同じように、音楽に合わせてことばを習得しているのかもしれません。あっという間にレパートリーが増えて、それとともに発音がしっかりしていきました。保育園に行かさずにひとりで子育てをしていたら、どうしても同じようなお唄ばかりを聴かせてしまいます。保育園に行くことで、昔ながらの動揺から流行の幼児曲まで幅広く耳に触れることができるようです。ママのチョイスとはちがう絵本に触れる子どもに読み聞かせる絵本にこだわっている人は多いと思います。絵本は子どもにとってまだ知らない体験を、物語を通して学ぶ大切な機会です。「やさしい子に育てたい」「道徳を教えたい」という想いで、少しでもいい絵本を読み聞かせたいと思いますよね。それはいいことなのですが、どうしてもママの価値観にしばられがちになってしまいがち。絵柄も気づけば似たり寄ったりになりがちです。保育園には流行のものからスタンダードなものまで、絵本のレパートリーがさまざまです。「わたしなら絶対に買わないな」という絵本もあります。お金を出して買うほど自分の価値観と合っていない絵本も、子どもにとってはすべてが刺激になります。ママのチョイスとはちがう価値観に触れることで、新しい世界を与えることができるのです。家族や親しい友人のコミュニティ内で子育てをしていると、どうしても似たようなモノに囲まれて育ってしまいます。それは安心でいいことではありますが、保育園では先生の人数だけ多種多様な価値観に育てられます。ママとは違う価値観に触れることがいい刺激になり、学びにつながるのではないでしょうか。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがあるライター:金延さえ
2016年08月17日キャリアや仕事に関する価値観が大きく変わるなか、ぜひ読んでおきたいのが、る『WORK MODELS 世界で働く日本人から学ぶ21世紀の仕事論』(太田英基著、いろは出版)。世界を旅しながら「サムライバックパッカープロジェクト」という試みを通じ、世界を舞台に奮闘する人たちと出会ってきたという著者が、新たなワークスタイルを実践する13人にスポットを当てた書籍です。その根底に根ざすのは、「世界と時代の最先端で働く彼らの仕事観やキャリア観には、これからの時代を生きていく日本人にとっての多くの学びがあるはずだ」という思い。そもそも著者本人がグローバルの「グ」の字も持たないような、「海外」や「世界」という言葉とは遠い場所で生きてきた人間だったと言いますが、だからこそ、「彼らの生き方からは、きっと多くのものが学べるはずだ」と確信しているのだそうです。きょうはそのなかのひとり、Amazonブラジルでプロダクトマネージャーを務めているという石丸浩司さんのケースから、年齢に関する2つの質問をピックアップしてみましょう。妻と子ども3人を残し、40歳でブラジルに単身赴任したという人物です。■1:転職のデッドラインは何歳でしょうか?石丸さんは、35歳までに転職を経験しないと、とても環境の変化にはついていけないと考えていたのだそうです。なぜなら、新しい職場に対応する能力は、年齢とともにどんどん低下していくから。また同時に、「unlearn(アンラーン=過去に学んだことを壊す)」には年齢の限界があるともいいます。著者が35歳で転職したコンサル会社では、徹底的に経験や実績を「ゼロ」にするように仕込まれたのだとか。なぜなら、「昔はこうやっていたんで、こういうのがいいと思います」「私の経験上、こういうのがいいと思います」といったことは、コンサルの世界では通用しないから。そして、いまブラジルという異国の地でどんなことにも対応できているのは、35歳で「unlearn」の機会があったからだといいます。また注目すべきは、Amazonもほとんどの社員が35歳以下で転職してきているという点。それを踏まえたうえで著者は、世界的に見れば「日本は転職をしなさすぎている」と指摘します。清い転職であれば、それはキャリアを形成するうえでとても重要なステップだというのです。ただし、日本でキャリアを積むうえでも、ひとつだけ重要なことがあるとも主張します。それは、35歳までに転職経験を持つこと。次の職場が海外であるか日本であるかは関係なく、35歳を超えても転職のないキャリアでは、新たな職場で成功するためには苦労が多くなるというのです。■2:40歳までのキャリアをどのように描いてきましたか?40歳までのキャリアをどう描くべきか?この点については、ポイントが2つあると石丸さんはいいます。まずひとつは、「自分のものさしはなにか」ということ。もうひとつは、「自分の給料は自分で決める」ということだとか。石丸さん自身は、キャリアを描く際には、直感ではなく、ものすごくいろいろな選択肢を考えるのだそうです。そのとき忘れてはならないのが、「自分のものさしはなんだろう?」ということ。たとえば、それまで勤めていた公団を辞めてコンサルに転職する際、「お前は残っていれば20年後には社長になれるのに」と多くの人にいわれたのだといいます。ところが、20年後に社長になるということは、自身の価値基準(ものさし)においては高いものではなかったというのです。そもそも、20年後に会社があるかどうかもわからない。だったらそれよりも、別の可能性にかけることを選んだというわけです。一方の「自分の給料は自分で決める」は、当たり前のようで、しかし日本人があまり意識できていない点だと指摘します。大学の同期で公務員として働いている人と話すと、来年の給料がどうなのかをすごく心配しているのだそうです。公務員の場合、翌年の給料は人事院の勧告で決まりますが、キャリアを自分でしっかりと描くことができれば、自分の給料を自分で決めることは可能。もちろん実際は自分が決めたり、自分で交渉したりするわけではありませんが、いまの職場の待遇に満足できないのであれば、他に移ればいい。つまり、「いつだってもっと高いところにステップアップすることを選べる」という意味においては、自分で給料は決められるということになるという考え方です。そして給料だけではなく、海外に住むかどうか、はたまたいつ帰ろうかなど、さまざまな選択もまた、自分で決められるということです。*こうした考え方からもわかるとおり、本書に登場する13人の生き方には、ひとつの共通項があります。日常的に世界と対峙しているからこそ、揺るぎない自信を身につけているということ。そしてそれこそが、本書の提示する「ワークスタイル」の本質なのかもしれません。だからこそ本書は、読者の知的好奇心を強く刺激してくれることでしょう。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※太田英基(2016)『WORK MODELS 世界で働く日本人から学ぶ21世紀の仕事論』いろは出版
2016年07月22日