お笑い芸人の坂田利夫が31日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の初日舞台挨拶に、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、加藤雅也、武正晴監督とともに登壇。「結婚できますように」と今年の願いを発表した。舞台挨拶では、今年の願いを書き入れた絵馬を一人ひとりお披露目。坂田は「結婚できますように」と願いを発表し、「絶対結婚しまっせー! 結婚式来てくださいよ」と観客に呼びかけ。「祝儀をようけくださいよ」と加え、中井から「祝儀をもらうために結婚したいんですか? 寂しさを紛らわせたいんですよね?」とツッコまれると、「そんなことないの。お金」と返して笑いを誘った。また、理想の女性について「心の良い女性。そして素晴らしく良い子供が生まれるように」と説明。中井が「まだこれからお子さんを作る予定?」と驚くと、坂田は「Yes,I do!」と答えた。そんな坂田のために、中井は締めの挨拶で「師匠が結婚したいんです。でもなかなか相手がいません。もし一緒に暮らしてもいい方、お帰りの際、どこかでご住所と名前、電話番号を記入していただければ、坂田利夫からご連絡をさせていただきます」と結婚相手を募集。会場から笑いが起こる中、坂田は「頼んだぞー!」とアピールした。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。坂田は、前作に引き続き、紙偽造の達人・よっちゃんを演じた。
2020年01月31日女優の広末涼子が31日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の初日舞台挨拶に、中井貴一、佐々木蔵之介、友近、坂田利夫、加藤雅也、武正晴監督とともに登壇。美脚あらわな衣装で観客を魅了した。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。着物美人のマドンナを演じた広末は、「この映画は、ハリウッドみたいに宇宙を相手にしたり、AIを相手にした大作ではないんですけど」と、同日初日を迎えた映画『AI崩壊』を意識したコメントで笑いを誘い、「この映画を観終わったときに、『これこそ日本の喜劇』、『日本のエンターテインメントってこれなんじゃないかな』って、ちょっと幸せな気持ちになりました。みなさんがそういう気持ちになっていただけたらうれしいです」と魅力を伝えた。武監督の現場の感想を聞かれると、「本当に早くて。初日現場に入ったら、いきなりテストで、テストしたら本番で、『え!?』って思って。相談したり、『これでいいんですか!?』っていう暇がないまま本番にいくという連日で、本当に驚きました。練習したり悩んだり考える暇がないので舞台に毎日立っているようでした」と衝撃を受けた様子。「久しぶりに毎朝3時に起きて1人コソ練をしてから現場に。自分を温めてから現場に入らないと、温まる前に本番が始まっちゃうような現場だったので」と早起きして練習していたことを告白し、「お二人(中井と佐々木)がまったくNGを出されないので、ちょっとは出してほしいって思ったくらい、プレッシャーがすごかったです。自分がNG出すわけにはいかないって本当に緊張しました」と打ち明けた。舞台挨拶では、今年の願いを書き入れた絵馬をそれぞれ発表。広末の願いは「平穏無事」で、「穏やかに日常を過ごしたいです。それが一番かなと」と語った。
2020年01月31日1月30日(木)、本日のテレビ東京系「午後のロードショー」は映画『嘘八百 京町ロワイヤル』公開記念スペシャルとして前作『嘘八百』をオンエア。中井貴一と佐々木蔵之介演じる古物商と陶芸家が一攫千金を狙って大騒動を巻き起こす…。『全裸監督』で昨年大きな話題を呼んだ武正晴監督がメガホンを取り、脚本に連続テレビ小説「つばさ」「てっぱん」などの今井雅子も加わって、『空母いぶき』でも共演している中井さんと佐々木さんがW主演した極上コメディとなる本作。目利きだが大物狙いで空振りばかりの冴えない古物商の小池則夫(中井さん)が、娘のいまり(森川葵)を連れて、千利休を生んだ茶の湯の聖地である大阪・堺を訪れる。ラジオの占いに導かれるように車を走らせ蔵のある屋敷にたどり着いた2人は、そこで腕は良いのに落ちぶれてしまった陶芸家・野田佐輔(佐々木さん)と出会う。この2人、堺の大御所鑑定士に一杯食わされた過去を持っており、2人は仕返しのため「幻の利休の茶器」を仕立て上げ一攫千金を狙おうと考えるが、彼らの一世一代のうそが文化庁までも巻き込む大騒動に発展する…というあらすじ。中井さん、佐々木さんのほか、友近が佐々木さん演じる佐輔の妻・康子役で、森川さんが中井さん演じる則夫の娘・いまり役で出演。前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、桂雀々、寺田農、芦屋小雁、近藤正臣ら個性的な顔触れがそろった。2018年新春に公開され好評を博した本作だが、その続編となる『嘘八百 京町ロワイヤル』が1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開される。則夫と佐輔が京都で再会、着物美人の志野の想いにほだされた2人は利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが、これがまたもや大騒動に…というストーリー。広末涼子がマドンナ・志野役で、“陶芸王子”牧野慶太役で山田裕貴も出演。加藤雅也、竜雷太ら豪華なキャストが加わってよりパワーアップした物語が展開する。午後のロードショー『嘘八百』は1月30日(木)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)■関連作品:嘘八百 2018年1月5日より全国にて公開ⓒ 2018「嘘八百」製作委員会
2020年01月30日タレントの加藤紗里(29)が1月21日、自身のInstagramを更新。マタニティ用の下着姿を公開し、つわりと胸の張りに悩んでいると吐露した。加藤は、今月19日にYouTubeで妊娠を発表。出産予定は6月~7月で、動画ではシングルマザーとして子どもを育てていく決意を語っていた。この日は「一気に下着もマタニティ用に!!」と白い下着姿を公開。「弱音は吐きたくない紗里だけど正直つわりの中仕事辛い、、、つわりは前からあったんだけど体調崩してるのかと思ってたの。。。あと胸が張って痛い」と体調の変化に悩まされていることを明かした。つづけて「ママさんたちはみんなこんな経験をしてるんだなー、、ママ紗里を生んでくれてありがとう」と母親への感謝をつづり、ハッシュタグにも「#マタニティ#妊婦#シングルマザー」の文字が並んだ。妊娠発表の動画で、父親について「わからない」と答え、炎上した加藤。フォロワーからは《シングルマザーになるのにそんな弱音吐いてたらやっていけないよ》と厳しい意見があるいっぽうで、《冷やかし半分でフォローしてましたが、今は純粋に応援してます!》《なんとなく顔が優しくなりましたね》《元気な赤ちゃん産んで下さいね》と応援するコメントが数多く寄せられている。
2020年01月22日1月31日公開の映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の完成披露試写会が20日、都内で行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、竜雷太、加藤雅也が出席した。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。前作に続いて佐々木とコンビを組んだ中井は「1作目が終わった時に2作目ができるとは考えもしませんでした。何せ、16日で1本を作りましたし、ものすごく寒かったんです。日々苦しい思いしかなかったので、2作目になるとは思ってもいませんでした」と話し、「2作目が出来てとてもうれしいんですが、またあの苦しい思いをするのかと(笑)。撮影はやっぱり苦しい思いをしました。完成して皆さんの前に立てることが出来て良かったと痛感しています」と今回の撮影も過酷だったという。一方の佐々木も中井の発言に同調して「今回はちょっと豪華にしますよと言われ、撮影日数が4日増えました(笑)。変わらずまた大変だったんです。これは喜劇で面白いんですけど、僕たちはギリギリの緊張感で作りました」と振り返った。シリーズ初登場となる広末涼子は、劇中で中井と佐々木を振り回す謎の京美人というキャラクターを演じている。「人生で初めて茶道とタバコを吸う役にチャレンジしました。タバコは昔吸っていたママ友に教えてもらおうとしましたが、どこでやるかとなって、近所でママが2人でタバコ吸ってたら最悪だよね、週刊誌に撮られたら最悪だよねということで、こっそり練習しました(笑)」と苦労を語った。広末と恋敵の役を演じた友近は「いなり寿司を口から吐いて涼子ちゃんの顔にぶちまけるシーンがあったんですが、本当に顔にかけていいのかと躊躇してしまって、あまり顔にかからかなったんです。そしたら涼子ちゃんが『友近さんにぶちまけられることを楽しみに待っていたのに』と仰っていて、結構変態なんだなと思いました」と話すと、広末は「すごく楽しみにしていたんです。どんな風に来るのかって。変態ではないですけど」と答えた。これに友近は「すごく生き生きとしていたんです。もっと顔にかけて欲しかったっていう感じで」とたたみかけて笑いを誘っていた。映画『嘘八百 京町ロワイヤル』は、1月31日より全国公開。
2020年01月21日タレントの加藤紗里が19日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、妊娠を報告した。昨年9月に不動産会社経営の男性と結婚し、今月10日に離婚していたことを発表した加藤。この日は「加藤紗里 ママになる!?」と題した動画で、病院に行った様子を紹介し、「妊娠してました」と報告した。そして、「離婚報道出たばっかりですけど、シングルマザーとして産むという決意で病院で手続きはしてきました。産みます」と決意を述べ、「シングルマザーとして頑張っていくしかないんで」と話した。出産予定時期は「初夏予定と言われたので、6月か7月ですね」とのこと。「やっぱり紗里も29なので決めました。シングルマザーとして頑張ります。仕事も頑張ります。Youtuberも頑張ります」と気を引き締めた。「誰の子ですか?」と聞かれると、「それはわからないです。離婚してたんで『誰の子や?』というコメントは殺到すると思う。(元)旦那の子ですよね? ですよね。元旦那の子ですね」と考えながら回答。「強い加藤紗里でいたいんで、Youtuberとしても仕事も子供のために頑張っていこうと思います」と話し、「加藤紗里ママになります」と宣言した。その後、インスタグラムでも妊娠を報告。「みんなーーーYouTubeアップしたけど妊娠が発覚しました!夢だったママになります!!厳しいお言葉あると思います。シングルマザーがどれほど大変か、、、未熟すぎる紗里です。でも子供のために今までやってこなかった自立。遅すぎるかもですがこれからは真面目に仕事と向き合っていこうと思っています」とつづった。
2020年01月19日中井貴一と佐々木蔵之介のW主演で、“お宝”ファンやコメディファンも巻き込み大ヒットした前作が全方位にパワーアップした『嘘八百 京町ロワイヤル』。この度、本作にマドンナとして新たに加わり、麗しい着物姿を披露する広末涼子の新たな場面写真が到着した。中井さん&佐々木さんの痛快コンビに関わり、2人が広末さん演じる志野を巡って恋の火花を散らすという本作。予告編映像での志野は、古物商の則夫(中井さん)と陶芸家の佐輔(佐々木さん)に、父の形見であり、5000万円以上の値打ちがあるといわれている、千利休の弟子にして「天下一の武将茶人」と称された古田織部の幻の茶器「はたかけ」を騙し取られたと助けを求め、どこか儚げな雰囲気を漂わせる姿を見せてきた。しかし、今回解禁された写真では、真っ赤なハイヒールに胸元が大きく開いた真っ赤なドレスを着こなすホステス姿を披露。派手なお化粧、そして高価なアクセサリーを身にまとう志野の両隣には有名古美術店「嵐山堂」主人・嵐山直矢(加藤雅也)と、大御所鑑定家の億野万蔵(竜雷太)が。この嵐山と億野は則夫と佐輔と対峙することが明かされており、志野とも敵対するはず…?果たして志野の本当の目的とは?真相が気にならずにいられない新写真となっている。『嘘八百 京町ロワイヤル』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嘘八百 京町ロワイヤル 2020年1月31日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020「嘘八百京町ロワイヤル」製作委員会
2020年01月14日年末年始に観たいムービーリストをご紹介!人気急上昇中の若手俳優からベテラン俳優まで、魅力的な役柄を演じる役者にフォーカスをあてて、個性溢れる新作の数々をご紹介します。選んでくれたのは、映画に詳しい杉谷伸子さんです。宮沢氷魚静かな佇まいが映し出す想いや温かさ。「『偽装不倫』で女心を鷲づかみにした注目株が、『愛がなんだ』の気鋭監督とのタッグで演じるのは、周囲にゲイであると知られることを恐れていた青年の、愛と成長。宮沢氷魚は寡黙な青年の佇まいのなかに、元恋人との再会に揺れる想いや、その幼い娘と地域の人たちとの間に築かれる絆の温かさをも映し出して秀逸。彼自身の透明感が、この物語の空気感をより優しいものにしている」『his』周囲にゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと田舎暮らしを送る井川迅のもとに、元恋人・日比野渚が6歳の娘を連れて現れる。戸惑いながらも3人での生活が始まるが、渚は妻との間で離婚と親権をめぐり協議中だった。2020年1月24日公開出演:宮沢氷魚、藤原季節、松本若菜、松本穂香ほか監督:今泉力哉©2020映画「his」製作委員会成田凌流暢な語りにも聞き入らせる映画初主演作。「若手人気俳優の成田凌が、ヒットメーカー周防正行監督最新作で映画初主演。オーディションを経て勝ち取ったのは、無声映画を自分の語りで楽しませる活動弁士“カツベン”に憧れる青年・染谷俊太郎。バスター・キートンなど無声映画へのリスペクトが溢れるアクションも楽しませてくれるけれど、延べ半年間の特訓を受けた成田さんの変幻自在な活弁には、思わず聞き惚れずにいられない」『カツベン!』活動写真を語りで彩る活動弁士(カツベン)に、子どもの頃から憧れていた染谷俊太郎。ニセ弁士として泥棒一味の片棒を担がされていた彼は、流れついた小さな町の映画館で夢を叶えるチャンスを掴めるのか?12月13日公開出演:成田凌、黒島結菜ほか監督:周防正行©2019「カツベン!」製作委員会松たか子オールラウンドな魅力を再認識。「『四月物語』以来の岩井俊二監督作で、シリアスからコメディまでイケる実力を発揮。再会した初恋相手と亡き姉のふりをしたまま手紙をやり取りする主婦という、一歩間違うと反感を買いかねないヒロインを温かなユーモアを交えて演じつつ、笑顔の奥に秘められた痛みを繊細に浮かびあがらせて、物語の陰影を深くする。妻のときめきに嫉妬する夫(庵野秀明)とのやり取りもサイコー」『ラストレター』姉・未咲の死を知らせるために出席したものの、姉と勘違いされてしまった同窓会で、初恋の相手・鏡史郎と再会した裕里。姉のふりをしたまま始まった鏡史郎との手紙のやり取りが、2つの世代の恋を浮かびあがらせていく。2020年1月17日公開出演:松たか子、広瀬すず、神木隆之介、福山雅治ほか監督・原作・脚本・編集:岩井俊二©2020「ラストレター」製作委員会中井貴一、佐々木蔵之介大人の男がふと見せる色気がたまらない。「うだつはあがらないけれど、目利きの古美術商と腕利きの陶芸家。前作で初の本格タッグを果たした大物俳優コンビが再集結。それぞれの目と腕を駆使するコンゲームとして楽しませてくれるのはもちろんだけれど、美人にデレデレしてしまう大人の男のかわいらしさや、普段の駄目っぷりとは一変、ここ一番で見せる男気がたまらない。そのギャップも、ふたりのリアルな魅力があればこそ」『嘘八百 京町ロワイヤル』前作『嘘八百』で「幻の利休の茶器」をめぐり、コンゲームを仕掛けた古美術商の小池則夫と陶芸家の野田佐輔の“骨董コンビ”。今度は、陰のある京美人のために、「古田織部の幻の茶器」を仕立てて、大勝負に出る。2020年1月31日公開出演:中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、加藤雅也ほか監督:武正晴©2020「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会すぎたに・のぶこ映画コラムとインタビューを中心に、弊誌をはじめ、女性誌やエンタメ情報誌に執筆。映画誌『SCREEN』にて、俳優コラム「美男ですよね?」連載中。※『anan』2019年12月18日号より。(by anan編集部)
2019年12月14日中井貴一と佐々木蔵之介がW主演を務めるお宝コメディ・シリーズ第2弾『嘘八百 京町ロワイヤル』の主題歌をクレイジーケンバンドが担当することが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁となった。今回解禁された予告編は、中井さん演じる古物商の則夫のもとに、広末さん演じる着物美人の志野が父の形見の茶器を騙し取られたと相談する場面から始まる。なんとそれは、5,000万円は下らないと言われる古田織部の幻の茶器「はたかけ」だった。志野にほだされた則夫は、同じく彼女の魅力のとりこになった佐々木さん演じる陶芸家の佐輔とコンビを再結成する。今度は「ひと儲け」ならぬ「ひと助け」のため、お宝眠る古都・京都を舞台に新たな敵となる有名古美術店主(加藤雅也)、大御所鑑定家(竜雷太)打倒のため、かつての仲間たちとともにお宝大作戦を決行。贋物作りのプロが再集結し、陶芸王子(山田裕貴)や国家機関、テレビ番組をも巻き込み、国の名勝・渉成園で決戦の火蓋が切って落とされる。映像では、主演2人のコミカルで人間味あふれる演技、何かを秘めたマドンナの眼差し、敵キャラの小憎らしさ、キャラの濃い個性豊かな面々のこれでもかと畳み掛ける掛け合いが垣間見える。ドタバタコメディ感が満載で、二転三転する物語に否が応でも期待が高まる予告編に仕上がっている。またこの度、本作の主題歌を東洋一のサウンド・マシーンとも言われる横山剣率いるクレイジーケンバンドが書き下ろした新曲「門松」に決定。予告編にも使用されているこの楽曲は、横山さんのメロディアスな歌声が男たちのロマンをよりかき立てるかのように響き渡り、本作を一層華やかに彩る。予告編と同時に解禁されたポスタービジュアルには、本作のもう1つの主人公でもあるお宝、千利休の弟子にして「天下一の武将茶人」と称された古田織部の幻の茶器の「はたかけ」をニヤリと見つめる則夫と佐輔の姿が。そして、その背後では彼らを裏で糸を引いているかのようにマドンナ・志野が微笑み、彼らの関係性がよく表れた新春らしく明るい、まさに“開運招福お宝コメディ”として仕上がっている。『嘘八百 京町ロワイヤル』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嘘八百 京町ロワイヤル 2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定©2020「嘘八百京町ロワイヤル」製作委員会
2019年11月20日『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』で映画初主演をつとめる松重豊をはじめ、いま、渋い魅力がたまらない“アラ還”(アラウンド還暦)俳優たちの映画が目白押し。名バイプレイヤーとして活躍し、御年56歳にして初の映画主演を務めた松重さんのように、年齢を重ねるほど演技に深みと温かみが増し、時には哀愁漂う魅力で活躍を見せる名優たちに迫った。主演・加藤雅也(57歳)『影に抱かれて眠れ 』公開中北方謙三・原作の講談社創業100周年記念出版作品「抱影」(講談社刊)を実写映画化。こよなく酒を愛し、横浜の野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹は、横浜・野毛の街で2軒の酒場を営む。絵を描き、野毛の街で酒を呑み、自らの経営する店を巡回するのが硲の日常だったが、 そんな平凡な毎日を揺るがす事件が起こる。この事件によって、やがて冬樹は横浜の街の闇に呑み込まれていき、平凡な日常が大きく崩れ始めていく…。主人公の硲冬樹を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まんぷく」から『二階堂家物語』『真田十勇士』など、様々な出演作で演技の幅を見せつける大人の色香漂うベテラン俳優・加藤雅也。この映画では全てを受け入れていく「男」の哀愁と優しさを見事に演じきっており、その渋い演技に魅了されること間違いなし。主演・中井貴一(57歳)『記憶にございません! 』公開中三谷幸喜監督の最新作で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣・黒田啓介は、 ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の“おじさん”に変貌してしまった啓介は、国政の混乱を避けるため、国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ記憶を失ったことを隠しながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていくが… 。主人公となる支持率2.3%の史上最低の総理大臣を演じるのは、『ステキな金縛り』『ザ・マジックアワー』など三谷作品にも出演し、これまでも数々の作品で主演を務めてきた中井貴一。シリアスな演技はもちろん、この映画のようにコミカルなキャラクターまで、 まるで別人かのように見事に演じ分ける中井さんは、観る人に安心感を与える演技力の持ち主。この秋は“トンデモ首相”として観客を魅了する。主演・松重豊(56歳)『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』10月4日公開これまで日本映画ではほとんど取り上げられてこなかった“男性の不妊”という題材に対して、温かな視点でアプローチした、知られざる“男の妊活”を描くヒューマンドラマ。人気作家のヒキタクニオは、ひと回り以上年が離れた妻・サチと仲良く暮らしていたが、ある日の「ヒキタさんの子どもに会いたい」という妻のひと言で、生活は一変する…。主人公・ヒキタ役に抜擢されたのは1992年の『地獄の警備員』以来、130本以上の映画に出演し、名バイプレイヤーとして邦画界に名をとどろかせてきた松重豊。意外にも50 代にしてこれが初の主演映画となる彼は、ロマンスグレーの大人の風貌ながら、中身はやんちゃな熱血少年であり、妻のため、そして良き精子のために孤軍奮闘する様をユーモラスに演じた。松重さんだから生み出せる温かさと頼もしさを、スクリーンで堪能してみて。主演・役所広司(63歳)『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』11月15日公開『M:I-2』『レッドクリフ』シリーズで知られるテレンス・チャンがプロデューサーを務める日中合作のスペタクル映画。第32回東京国際映画祭の特別招待作品に選ばれている。ある日、エベレストに墜落した飛行機に残された“重要機密文書”の捜索を依頼されたヒマラヤ救助隊「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンは、チームの隊員たちと共に墜落現場である“デスゾーン”(危険地帯)へと飛び立つことに。タイムリミットはわずか48時間。決死の覚悟でミッションに挑む彼らだったが、世界最高峰の頂には、相次ぐ異常事態と世界規模の陰謀渦巻く、予想もつかない事態が待ち受けていた…。“ヒマラヤの鬼”と呼ばれ、「チーム・ウィングス」を率いる隊長・ジアンを演じるのは、日本映画界を代表する名優・役所広司。極限地帯でのドラマに説得力を持たせる確かな演技力はもちろん、これまでのイメージを覆すような激しいアクションシーンにも挑んでおり、本作の過酷な撮影を伺わせている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSYヒキタさん! ご懐妊ですよ 2019年10月4日より全国にて公開©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁 2019年11月15日より全国にて公開©Mirage Ltd.
2019年09月23日今年の秋は、“影”にまつわる映画が連続公開。日本映画では、加藤雅也主演『影に抱かれて眠れ』、山崎まさよし主演『影踏み』といった渋めなハードボイルド小説やクライムミステリーを原作にした作品、そして世界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作として新時代の武侠アクション『SHADOW/影武者』と、“影”が紡ぐ“男の生き様”が描かれている。影×自由を求める影武者『SHADOW/影武者』(9月6日公開)時は戦国時代、一人の影武者が無謀な任務に挑もうとしていた。彼の暮らす沛(ペイ)国が、その領土を強大な炎国に奪われて20年。奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねる、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(トトク)の影武者だ。影武者と都督、そしてその妻に騙されている若き王は炎国と休戦同盟を結び、平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。だが、影武者は都督の命令に従い、炎国の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に対決を申し込む。都督は影武者に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていたのだ。都督の勝手な行動に怒り狂う王も、一方で実はある作戦を秘めていた。都督とその影武者を一人二役で演じるのは、『戦場のレクイエム』でスター俳優となったダン・チャオ。筋骨隆々の肉体美を作り上げ、過酷な特訓と激しい格闘シーンの続く影武者パートを演じた。なんとそこから20kgの減量を果たし、刀傷から病んでやせ衰えるも、王位への燃え上がる野心と妻と影武者への嫉妬を活力に暗躍する都督役に挑み、鬼気迫る存在感でスクリーンを圧倒する。果たして、影武者は“影”で終わる運命なのか、その生き様に注目してみてほしい。背負うもの全てが影になる…『影に抱かれて眠れ』(9月6日公開)講談社創業100周年記念出版作品となる、北方謙三原作の「抱影」(講談社文庫刊)を映画化。横浜・野毛を舞台に、スタイリッシュな劇的展開を堪能させてくれる硬派な作品が誕生した。物語の主人公は、こよなく酒を愛し、野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹(加藤雅也)。野毛の街で2軒の酒場を営む冬樹は、絵を描き、酒を呑み、自らの経営する店を巡回するのが日常だった。そんな平凡な毎日を揺るがす事件が起こる。一方、10年以上、純愛を貫く女性の余命を知ってしまう冬樹。冬樹の周囲がひときわ騒めきだし、平凡な日常が大きく崩れ始めていく――。本作は、意に反して起こることの“全てを受け入れる”男の物語。冬樹が背負うものが影となり、大人の男の哀愁となって静かに匂い立つ。映像化が難しいとされた北方ワールドを、スタイリッシュな映像で果敢に攻めた、近年には珍しいハードボイルドの真髄ともいえる作品に仕上がっている。影に生きる孤高のダークヒーロー『影踏み』(11月15日公開)世間のルールを外れて生きてきた真壁修一(山崎まさよし)は、深夜に寝静まった民家を狙い、現金を盗み出す忍び込みのプロ“ノビ師”。その中でも真壁は一線を画す腕前の持ち主で、証拠も残さず決して口を割らない、その高く強固な壁を思わすしたたかさから、警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれていた。ある夜、偶然忍び込んだ県議会職員の寝室で、就寝中の夫に火を放とうとする妻・葉子を目撃、咄嗟の行動で犯行を止めに入るが現場に現れた刑事に現行犯逮捕されてしまう。2年後、刑期を終えて出所した修一は己の身に放火殺人未遂事件の罪を背負わされた真相と、あの時、夫を殺害しようとしていた葉子の足取りをつかむべく、探偵さながらの行動を開始。ただ、修一の脳裏には、もう1つの放火殺人事件の残像がよみがえっていた。それは20年前に真壁一家に起きた消し去ることのできない悲しい出来事。1つの放火殺人未遂をきっかけに、修一の奥底に閉ざされた闇と封印してきた事件が呼び覚まされていく。張り巡らされた事件の伏線が1つ1つ紐解かれていくにつれ、 “影”に捕らわれ、“影”を背負ってきた男の運命の歯車が再び動き出す。地面スレスレを生きてきた“孤高のアウトロー”がたどり着くのは、秘められた真実か、それとも傷ついた魂の終着駅か?映画ならではの大胆な要素を加えた一級のヒューマン・エンターテインメントに、期待が高まる。『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSY影踏み 2019年11月15日より全国にて公開©2019 「影踏み」製作委員会SHADOW/影武者 2019年9月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
2019年09月08日今回、ご紹介する作品は、『影に抱かれて眠れ』。北方謙三氏原作のハードボイルド小説を、『相棒』シリーズで知られる和泉聖治監督が実写映画化した作品です。主人公・硲冬樹を演じた加藤雅也さんと、冬樹を兄のように慕うバーテンダー辻村正人を演じたEXILEの松本利夫さんにお話をうかがいました。写真・角戸菜摘 文・田嶋真理 スタイリスト・キムラレイコ(COMRADE)(加藤雅也さん) ヘアメイク・最知明日香(加藤雅也さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 44横浜を舞台に、スタイリッシュな映像で描く男の美学映画『影に抱かれて眠れ』の主人公は、こよなく酒を愛し、横浜の野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹。硲の日課は、絵を描き、野毛の街で酒を呑み、自らの経営する酒場を巡回すること。ところがある日、彼の平凡な日常を揺るがす事件が発生。硲は、経営するクラブの元従業員だった岩井信治が抱えたトラブルをきっかけとして、横浜の闇にうごめく男たちの抗争へ巻き込まれていきます。加藤雅也さんは、硲冬樹を大人の色気たっぷりに熱演。冬樹が純愛を貫く女性・永井響子を中村ゆりさん、冬樹が経営するクラブのバーテンダー辻村正人をEXILEの松本利夫さん、冬樹を事件に巻き込む発端を作る岩井信治をカトウシンスケさんがそれぞれ演じています。ーー共演する前、お互いにどのような印象をお持ちでしたか?加藤さん 僕はEXILE全員と共演しているわけじゃないけれど、演技力がナンバーワンだよね。松本さん いえいえいえ(笑)。加藤さん ひとつレベルが違うよね。サニブラウン・ハキーム(※100mで日本歴代1位の記録を持つ、日本国籍の陸上競技選手)みたいな感じ。松本さん その発言はダメです(笑)。ーー加藤さんの例えがすごく面白いです(笑)。松本さんは、加藤さんに対してどのような印象を抱いていましたか?松本さん ダンディで、渋くて、葉巻を吸っているイメージを抱いていました。寡黙な方だろうと思っていたら、最初にお会いしたときから気さくに話しかけてくださって。僕は加藤さん演じる冬樹を兄のように慕っている男の役なので、とてもありがたかったです。ーーインタビューを始めたばかりですが、加藤さんはとても楽しいお話をされる方だなと感じています(笑)。加藤さん ラジオ※をやっているからね。※2013年からFMラジオのパーソナリティーを担当/毎週土曜日 25:00~25:30 Fm yokohama 84.7『加藤雅也の BANG BANG BANG!』ーーそのトーク力はラジオで培われたものなんですね。加藤さん ラジオで爆発しました。僕らがデビューしたときは高倉健さんが最高峰で、男は寡黙であるべき、というようなイメージがありました。一方で、アメリカの俳優は自分の意見を堂々と主張します。僕が香港の俳優と共演したとき、レスリー・チャンのような大スターであってもすごく気さくで、みんなにわけ隔てなく話をしていました。彼らの姿を見て、僕もファンの方々を1回でも笑わせたいという気持ちに変わりました。そんな気持ちを抱いていた50歳のときに、FMラジオのパーソナリティのオファーをいただいて。以前から話をするほうでしたけれど、ラジオの仕事をきっかけにして、もっと喋り慣れてきました。ーー松本さんが、加藤さんと共演して役者として刺激を受けたことは?松本さん 撮影現場で加藤さんは、プロデューサーの中野英雄さんや和泉聖治監督に、硲冬樹のイメージをしっかりと伝えていました。その姿に役にかける想いを感じましたし、役への新たなアプローチの仕方を教わりました。ーー本作のプロデューサーの中野英雄さんが原作の大ファンで、しかも原作者の北方謙三さんがカメオ出演まで話しています。演じるうえでプレッシャーを感じたことは?加藤さん 北方謙三さんとは10年以上の付き合いがあるんです。この映画の前に北方謙三さん原作の映画『棒の哀しみ』のリメイクもやっているので、気負いはありませんでした。北方さんにこの主人公は何なんですかと質問したとき、「自分の周りで起こるすべてのことを受け入れていく男なんだよ」と。本作を観た北方さんが「諦念(ていねん/あきらめの気持ちという意味)の感情が出ている」と言ってくださったので、良かったなと思いました。ーー演じるうえでもっとも難しかったところは?加藤さん すべてを受け入れていく男はどういう者なのか、というところです。運命を受け入れるのは、難しいこと。どうやったら、仕方がないとあきらめるのではなく、前向きに受け入れていく男を作れるのか、考えました。松本さん 演技を通じて、硲さん、辻村、信治の男の絆を描きたいと思いました。辻村は面倒ごとが起これば、硲さんの代わりに対応するという気持ちを持っています。そこは僕がHIROさんに対する想いに重なると思い、役作りのヒントにしました。ーー最後に、映画の見どころをお願いします。加藤さん 硲が自分の運命を前向きに受け入れていく姿に注目していただきたいです。女性が観ても共感できると思います。松本さん 昭和の香りを残しつつ、スタイリッシュに描いた作品です。それと、「壁ドン」「床ドン」ならぬ「グラドン(※劇中、硲冬樹がグラスを逆さにして女性をベッドに誘うシーンにちなんで)」のシーンを見逃さないでいただきたいです(笑)。インタビューのこぼれ話インタビュー中、加藤雅也さんと松本利夫さんは、硲冬樹がお酒を飲みほしたグラスを逆さにしてクラブを出るシーンで大盛り上がり。実はこれは、北方謙三さんも実践しているらしい、女性の粋な誘い方。「これぞ北方ワールド。クラブに女性がひとりの場合に、成立するシーンだよね」と加藤さん。『影に抱かれて』の公開後は、グラスを逆さにしてクラブを出る紳士が増えるかも!?Information映画『影に抱かれて眠れ』9月6日(金)より、丸の内TOEI2・横浜ブルク13ほか全国順次公開監督:和泉聖治原作:北方謙三『抱影』(講談社文庫刊)出演:加藤雅也、中村ゆり、松本利夫、カトウシンスケほか配給:BS-TBS/配給協力:トリプルアップ©BUGSY
2019年09月05日異形の人物表現を特徴とする加藤泉の個展『加藤泉-LIKE A ROLLING SNOWBALL展』が、東京・品川にある原美術館と、群馬・渋川にある別館ハラ ミュージアム アークにて開催されている。加藤泉は、1969年に島根で生まれ、現在は東京と香港を拠点に活動するアーティストだ。武蔵野美術大学を卒業後、1990年代半ばから絵画作品を発表し、2000年以降は木彫も制作。2007年に行われたヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展への参加を機に国際的にも注目を集めている。加藤作品の主なモチーフは、奇妙な姿をした人物像。原始美術を思わせる力強さとミアステリアスさを併せ持ち、ひとり静かに佇んでいたり、集団で同じようなポーズをとっていたり。そんな異形の「人」たちの存在感が不思議な魅力を放つ。近年はソフトビニール、石、ファブリックなど、多様な素材を用いたダイナミックなインスタレーションを展開する一方で、新たに版画制作にも取り組むなど、意欲的な創作活動を行っている。原美術館での展覧会では、加藤の新しい試みの一つである、大型ファブリックを用いたインスタレーションがお目見えするほか、絵画や彫刻などの最新作約70点を展示。また、群馬・渋川にある別館のハラ ミュージアム アークでは、初期の絵画作品から近作まで、未発表作品も含む約145点を紹介する。どちらも会期は2020年1月13日(月・祝)まで。加藤泉の約25年におよぶ表現の全貌を展観することができる、またとない機会になっている。【関連リンク】原美術館ハラ ミュージアム アーク( )【画像】「無題」カンヴァスに油彩 103.5 x 73 cm 2019年 Photo: Kei Okano (c)2019 Izumi Kato (原美術館に展示)「無題」皮、布、パステル、アクリル絵具、刺繍、石、リトグラフ、チェーン サイズ可変 510 x 120 cm (布部分) 2018年 Photo: Yusuke Sato (c)2018 Izumi Kato (ハラ ミュージアム アークに展示)「無題」木、油彩、アクリル絵具、石 185 x 167 x 110 cm 2008年 原美術館蔵 Photo: Ikuhiro Watanabe (c)2008 Izumi Kato (ハラ ミュージアム アークに展示)「無題」木、アクリル絵具、木炭 205 x 56 x 52 cm 2004年 高橋龍太郎コレクション蔵 Photo: Tsuyoshi Saito (c)2004 Izumi Kato (ハラ ミュージアム アークに展示)
2019年08月11日所属する吉本興業上層部に退陣を求め、自らの退社を示唆していた極楽とんぼの加藤浩次(50)。そんな“加藤の乱”の行方が注目されていたが、吉本への残留を表明。騒動が収束した。そんな加藤に賛同の意志を表明していたロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)が10日、文化放送「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB」に生出演。その発言が注目された。淳は「めまぐるしいボクの中の2カ月ぐらいがようやく騒動が終わりに近づいてきてますけど」とコメント。加藤の騒動が勃発後、同番組から支払われるギャラについて会社との取り分の割合を公表すると宣言していた。しかし、この日の番組内では「秘密保持みたいなのが条文に組み込まれちゃうんですよね。だから口外できないんですよ」と事情を説明。「意味深な帽子をかぶりますからそれで察してほしいんです」と急にトーンダウンしてしまった。「加藤の騒動が収束したのに、ここであおったら吉本の上層部からいたずらに睨まれるだけ。淳さんの判断は賢明だったといえそうです。ほかの加藤派芸人も含め、加藤から余計なことをしないようクギを刺されているのかもしれません」(テレビ局関係者)ほかには加藤と同じ北海道出身の平成ノブシコブシ・吉村崇(39)、タカアンドトシのタカ(43)らが賛同する意志を表明していた。
2019年08月10日70年ものキャリアを誇る俳優・加藤茂雄さん(94)。しかし、その名を聞いても、多くの読者はピンとこないことだろう。それもそのはずで、加藤さんは決してスターではない。いわゆる「大部屋俳優」の1人だ。戦後、日本映画が隆盛を極めた時代。加藤さんは東宝の専属として数多の名作に出演してきた。専属を解かれて以降は、テレビドラマにも活躍の場を広げた。これまでに演じた役は、優に千を超す。とはいえ、そのほとんどはセリフが一言でもあれば御の字という端役。エンドロールに名前が載らないなんてことも、少なくなかった。そんな加藤さんが、93歳にして映画の初主演を果たした。ギネスブックには未申請ながら、世界最高齢の初主演俳優と、各方面から注目を集めている。その映画というのが、8月2日まで東京・新宿ケイズシネマで上演中の『浜の記憶』。妻に先立たれた老漁師と、写真家志望の若い女性が、70歳という年の差を超えて心を通わせていくストーリーだ。加藤さんは1925(大正14)年、とび職の父と、豆店を営む母のもと、鎌倉に生まれた。’46年、作曲家のいずみたくや、映画監督・鈴木清順らを輩出した私立学校「鎌倉アカデミア」が開校。加藤さんは鎌倉アカデミア演劇科の1期生になった。2年生で、舞台に立つ機会が巡ってくる、演劇科の学生たちによる、日劇小劇場での公演『春の目ざめ』に校長役で出演を果たしたのだ。以降、加藤さんは演劇の魅力にとりつかれていった。「天下の日劇で初舞台だよ。しかも、お客さんもぎっちり入ってた。その満杯のお客さんの前でセリフをしゃべり、万雷の拍手をもらって。気持ちよかったねえ。人に感動を与える演劇って、素晴らしいなと思った」’49年、鎌倉アカデミアを卒業。加藤さんは一時、地元で漁師をしていたが、映画の助監督の職に就いていた同期生の勧めで’50年、東宝と準専属契約(’54年から専属契約)を結ぶ。こうして加藤さんの、長く続く俳優人生が幕を開けた。「同じ大部屋俳優でも、背が高くて二枚目なやつは主役を食いかねないから、使いにくい。その点、僕は小柄で、顔もこんなもんだからね。それで、つぶしが利いたんだな。いろんな監督さんから、たくさんお声がかかったよ」『宮本武蔵』(’54年)では稲垣浩監督と、『ゴジラ』(’54年)では本多猪四郎監督と、『独立愚連隊』(’59年)では岡本喜八監督と、きら星のごとき名監督たちのもとで芝居を続けた。なかでも、加藤さんが「この人は別格」と話すのが、あの黒澤明監督だ。「僕は最初、黒澤監督の『生きる』でセリフをもらったんだ。市役所の下っ端職員の役だった」出演者全員で台本を読み合わせる「本読み」。初のセリフがある役に、加藤さんは少々気負っていた。「ほんの短いセリフのチョイ役だというのに、挙手して演技プランをぶち上げてね。黒澤監督や主演の志村喬さんも笑ってたと思うな。あれは、いま思い出しても恥ずかしくて汗が出てくるよ(苦笑)」青くさい大部屋俳優を、巨匠は気に入ったのかもしれない。’52年の『生きる』以降、立て続けに加藤さんを自作の現場に呼んだ。「’54年の『七人の侍』では農民役で、有名な雨の中の死闘の場面に使ってもらった。でも翌年の『生きものの記録』では大失敗しちゃって。俺の俳優人生もここまでか、という思いが頭をよぎったよ」主役の三船敏郎にバイクで速達を届ける郵便配達員という役どころ。ところが、加藤さんは無免許、バイクの運転も初めてだった。むかえた本番直前のテスト。緊張のあまり加藤さんは、停車するべき場所を誤ってアクセルを強くひねってしまう。無人のバイクが、うなりを上げて飛んでいった。青ざめた三船の顔が目に飛び込んできた。「焦ったよ。並みの監督なら、そんなヘマした大部屋俳優なんて二度と使いたがらない。『はい、ご苦労さん』の一言でお払い箱にされても仕方ない。でも黒澤さんは違った。僕に駆け寄ってきて『大丈夫か?どうしたんだ?』と。事情を話すと、納得した様子で『よし、じゃ本番いこう!』って」お払い箱どころか、黒澤監督は以降の作品でも、加藤さんを起用し続ける。’60年代後半。各家庭にテレビが普及し始めると、日本の映画産業は急速に縮小。各映画会社は専属契約で加藤さんのような俳優を抱えておくことができなくなる。「当時はボウリングがどんどん盛んになってきたころで。東宝もボウリング場やテニスコートを運営する子会社を持っていた。そこで、会社は僕ら大部屋俳優に『役者やめてボウリング場で働けば、給料もボーナスも出す』と、子会社への異動を迫ってきたんだ」それは俳優引退を意味していた。映画が好きで、演技力にたけた仲間が1人、また1人と引退していった。ゴジラのスーツアクターで名をはせた中島春雄さんも、ボウリング場に移った1人だ。「いちばん多いときで150人、最後のころも70人はいた東宝の大部屋俳優は、みんな会社の方針に従って辞めちゃった。でも、僕は役者って仕事がますます好きになって、たった一言、セリフ言うだけでも楽しくて。時代の流れだからって、好きな仕事を手放すなんて、できなかったよ。僕ひとりだけプロダクションに移って、俳優を続けていく道を選んだんだ」専属契約が解かれ、加藤さんはテレビドラマにも出演した。46歳の挑戦だった。「結婚が39歳と遅く、まだ子どもが小さかったから、仕事を選んでる余裕もなかった。だから、子ども向け番組だろうが、なんだろうが、最初の1年はちょい役ばかり100本ぐらいテレビに出たよ。でも、当時はテレビのギャラは安くて。100本出ても、年収は100万円に届かなかった」食べていくため、加藤さんは撮影がない日は漁に出た。船に乗り、地引網も引いた。さらに、タイル張りや警備員などのアルバイトも。ときおり大部屋時代の仲間に会うと、皆が同じことを聞いてきた。「加藤、役者で食えるか?」俳優を辞めた彼らは、加藤さんの何倍もの安定した収入があった。それでも皆、芝居への未練があったのだろうと思う。そして、加藤さんは決まって、笑顔を浮かべてこう答えた。「食えるとか、食えないの問題じゃない。それに、やってるうち、どうにかなるよ」実際、テレビのギャラも少しずつ上向き始めた。『太陽にほえろ!』『赤い衝撃』など、誰もが知るドラマにも顔を出すようになった。一方、勝手知ったる映画の仕事も途切れることなく続いた。そして、あの巨匠も大部屋時代と変わらず彼を自作に呼び続けていた。とくに思い出深いのは、黒澤監督が最晩年に撮った2つの作品だ。加藤さんは遠くを見つめながら、こうつぶやいた。「黒澤さん、とてもいい場面を用意して、使ってくれたんだよね」’91年の『八月の狂詩曲』で加藤さんが絡んだのは、ハリウッド・スターのリチャード・ギアだ。「僕が般若心経を上げていると、リチャード・ギアとパッと目が合うんだ。それで、僕は一瞬お経を止めて、2人は互いに挨拶を交わす、そういうカットだった」同じ『八月の狂詩曲』でのこと。出番を待っていた加藤さんに若い助監督がまったく別のシーンで声をかけた。「加藤さん、ここで背を向けてカメラ前に座っててください」。セリフがないどころか、顔も映らない。すると、それを聞きつけた黒澤監督が声を荒らげた。「おい、うちの人をそんなところで使っちゃダメだよ!」加藤さんのことを「エキストラの1人」ぐらいの認識でしかなかった若い助監督は、まさかの叱責に、目を丸くするばかりだ。それまで飄々と俳優人生を振り返っていた加藤さんの目に、光るものが浮かんで見える。「うれしかった。黒澤さんは『うちの人』と、身内のように僕のことを呼んでくれたんだよ。ちょい役ばっかりだった僕を、この人はそんなふうに見てくれていたのかと思うと、本当にうれしかった」遺作となった『まあだだよ』(’93年)にも、黒澤監督は「うちの人」をためらうことなく使った。「主役の松村達雄さんの回想シーン。夜の駅で僕は駅長役だった。スタジオの隅で撮影開始を待っていると、黒澤さんが僕のところまで来て。『私ももう84歳になるが、もう1本ぐらい撮れそうなんだ』と、話しかけてくれた。スタジオのスタッフは皆、びっくりさ。まさか、あの黒澤監督が自ら歩み寄って、大部屋俳優に身の上話をするなんて、と。若いスタッフがすっ飛んできて、立って待っていた僕に椅子をすすめてくれたよ(笑)」しみじみと思う。あの日、安定した生活を求めて俳優を辞めずによかったと。一方で、加藤さんにはこんな矜持もある。「まあ『生きる』のころから生き残ったのは僕だけだから。いちばんの底辺だけど、僕はずーっと生き残ってきたんだ」
2019年08月05日日本テレビ系情報番組「スッキリ」の視聴率が急上昇している。きっかけは、MCをつとめる極楽とんぼ・加藤浩次(50)の発言だ。かねてより加藤は複数の芸人の闇営業問題で揺れる所属先の吉本興業を真っ向から批判。そして22日の放送では現体制を批判したうえで、「これからもそれが続くと思ったら、僕はこの会社にいれない。僕は辞めます。この体制が今の社長、会長の体制が続くんだったら、僕は吉本興業を辞める!」と退社の覚悟を口にした。さらに23日の放送では夕方から大崎洋会長(65)と話し合うことを明かし、「僕は会社を辞めると昨日言ったんで、その旨を伝えようと思ってます。そこで僕が芸能界でどうなるのかは、それからかなと思っています」と改めて退社の覚悟を表明した。前週19日の放送は1部(午前8時から同9時半)が6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、2部(同9時半から同10時25分)が5.3%と低調な数字だった。ところが22日の放送は1部が10.4%、2部が7.5%で大幅にアップ。23日は第1部が12.0%、第2部が7.5%となっている。「“加藤の乱”とも言える新たな騒動ですが、当事者が出演している『スッキリ』の注目度は他局と段違いです。このところ同じ時間帯では『とくダネ!』と2位争いを繰り広げていますが、視聴率アップのためにリニューアルの話も浮上していたそうです。しかし今回の視聴率急増により、現体制での存続は濃厚になったといえるでしょう。とはいえそれも、加藤さんが吉本を辞めてもMCのままでいられればの話ですが…」(日テレ関係者)
2019年07月24日北方謙三の「抱影」を映画化した加藤雅也主演『影に抱かれて眠れ』より、公開中の特報映像よりさらに物語に寄り添う本予告編が公開された。主人公の画家・硲冬樹を加藤雅也が演じるほか、中村ゆりが冬樹が純愛を貫く女性・永井響子を、「EXILE」松本利夫が冬樹を兄貴のように慕うバーテンダー・辻村正人。そのほか、カトウシンスケ、熊切あさ美、若旦那、余貴美子、火野正平、AK-69と豪華キャストが参加。そして、「相棒」「おみやさん」シリーズや『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』の和泉聖治が監督を務めた。今回到着した予告編では、冬樹、辻村、そしてカトウさん演じる冬樹を事件に巻き込む発端を作る岩井の3人が、野毛の街でキャッチボールを楽しむシーンから始まる。3人の過去の関係性が浮き彫りになり、冬樹がなぜ、身に起こる全てを受け入れていく人生を選んだのかが伺えるような映像だ。さらに、殴り殴られるシーンや発砲音のような音、冬樹をめぐる2人の女性との切なさと激しさも垣間見える。原作の世界観を見事に表現しているように思える本作だが、その全貌はぜひ劇場で確かめて。『影に抱かれて眠れ』は9月6日(金)より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSY
2019年07月10日歌手のファンキー加藤(40)が5月13日放送の日本テレビ系トークバラエティー番組「しゃべくり007」に出演した。加藤といえば、16年6月に「アンタッチャブル」柴田英嗣(43)の元妻とのW不倫騒動が報じられ謝罪。その後、柴田の元妻が加藤との間に子ども出産した。「当時、加藤の初主演映画『サブイボマスク』が公開。騒動は宣伝になるどころか逆効果で、上映館では閑古鳥が鳴き主題歌も売れませんでいた。それでも加藤さんは、地道に音楽活動を続けていました」(レコード会社関係者)同番組ではさっそく不倫騒動を蒸し返されたが、加藤は騒動後に「ラブソングは一切なくなりました」とポツリ。「何度か挑戦したんですけど……『どの口が言ってんだよ!』って」と理由を明かした。さらに騒動中は愛車のベンツを売ったり、10キロほど痩せたことも告白。13年に解散したFUNKY MONKEY BABYSのメンバーたちからは激励を受けたという。「加藤は今年ソロデビュー5周年。今月3日に都内5周年記念ライブを行いましたが、それほど大きな会場ではありませんでした。かつてファンモン時代には09年から4年連続で紅白の大舞台に立っていただけに、番組内では『大きなステージに戻りたい』との本音もポロリ。露出を増やすため、不倫騒動ネタも解禁する覚悟を固めたのでしょうが……」(芸能記者)だがすでに騒動から3年が経過したものの、加藤の発言を受けてネット上では《成長していない》、《自業自得》などの声が浴びせられていた。さらなる大舞台に立つには、まだまだ乗り越えなくてはならないハードルがありそうだ。
2019年05月14日加藤ミリヤ(30)が4月4日、自身の公式サイトで一般男性との結婚を発表。さらに現在妊娠中であり、今夏に出産するとも明かした。「この度私、加藤ミリヤは一般の方と結婚しましたことをご報告させていただきます。また、新しい命を授かり夏には母になります」と報告した加藤。「音楽の世界でも家庭でも愛に溢れた人生を築けるよう一生懸命頑張りますので、これからも温かく見守っていただければ幸いです」と呼びかけた。04年に16歳でデビューした加藤は、等身大の歌詞で“女子高生のカリスマ”として注目されてきた。以降は音楽活動のみならず、ファッションデザイナーや小説家としても活躍。同年代の女性たちから熱烈な支持を集めている。Twitterでは《ちっちゃい頃からミリヤが大好きで今もずっと夜聞いてる ミリヤ結婚&妊娠おめでとぅ》《大好きなミリヤちゃん おめでとうっ》と祝福する声が。また同じく平成を代表する歌姫である西野カナ(30)が3月に結婚を発表していたこともあり、《西野カナに続いて加藤ミリヤも結婚となー!同い年だからおめでたい話がめちゃめちゃ嬉しい!!!》《平成後期の歌姫、西野カナも加藤ミリヤも平成最後に結婚できたのすごいいい話》といった声も上がっている。もともとは「結婚しないとダメ」という風潮に納得できず、あえて結婚に対しては消極的なスタンスだったという加藤。そんな彼女を変えたのは、他ならぬ実母だった。「加藤さんは3歳のときにお父さんを亡くしています。以来、お母さんはシングルマザーとして彼女と弟を育ててきました。だから加藤さんはお母さんを尊敬していて、上京の際にかけてくれた『愛されたいなら、あなたが先に愛しなさい』という言葉を大事にしていました。そして30歳という節目の年が近づいてきた際、『私の両親は、どんな結婚式をしたんだろう?』と考えるようになったといいます。昨年のツアーではご両親の結婚式をテーマとしたパフォーマンスも披露。そのころから結婚について考えるようにもなったようで、『お母さんみたいなママになりたい』とも言っていました」(音楽関係者)加藤のつかんだ幸せを、母もさぞ喜んでいるだろう――。
2019年04月05日映画『さくら』が、2020年秋に全国ロードショー。北村匠海×小松菜奈×吉沢亮が、3兄妹として共演する。直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を実写化家族をテーマにした、直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説『さくら』が実写映画化。物語では、一家のヒーロー的存在である長男の交通事故をきっかけに運命が大きく変わっていく長谷川家の3兄妹と、どんな時も変わらずに家族に寄り添う愛犬の”さくら”の姿を温かな眼差しで描く。キャスト(登場人物)3兄妹役に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮長谷川家の3兄妹を演じるのは、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮の人気若手俳優3名。次男の大学生・薫を北村匠海、美形の妹・ミキを小松菜奈、人気者の長男・一を吉沢亮が担当する。寺島しのぶ×永瀬正敏が夫婦役にまたそんな兄妹の両親にあたる母・つぼみ役に寺島しのぶ、父・昭夫役に永瀬正敏が抜擢。さらに3兄弟妹の人生のターニングポイントに登場する顔ぶれには、フレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。ミキにできた初めての友達・カオル役を欅坂46の小林由依、一の恋人・ 矢嶋優子役を水谷果穂、薫の同級生・須々木原環役を山谷花純がそれぞれ演じる。そのほか、昭夫の学生時代の同級生でゲイバーを営む・溝口先史を加藤雅也、“フェラーリ“と呼ばれる謎の男性を趙珉和が担当する。監督は『3月のライオン』の矢崎仁司個性豊かなキャストを束ねるのは、映画『3月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司監督。詩情溢れる作品を多数生み出してきた手腕で、絶望の中に希望を紡ぐ家族の物語を色彩豊かに表現していく。あらすじハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹、平凡な次男のボク。そして、どんな時でも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ちょっと風変わながらも幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく・・・。【詳細】映画『さくら』公開時期:2020年秋全国公開原作:西加奈子『さくら』監督:矢崎仁司出演:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、寺島しのぶ、永瀬正敏、小林由依、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也配給:松竹
2019年04月05日NHK連続テレビ小説『まんぷく』で「ユーアービッグビッグライスカレー、オッケー」と、めちゃくちゃな英語でオーダーを確認するのが、喫茶店「パーラー白薔薇」のマスター・川上アキラ。そんなマスターのボケに、鋭くツッコミを入れる妻のしのぶ。毎朝のように繰り広げられる、まるで夫婦漫才のような掛け合いが、あと少しで見られなくなる……と、早くもロスに陥りかけている人も多いのでは?2人を演じる加藤雅也(55)と牧瀬里穂(47)に、名物キャラの誕生秘話を聞いた。加藤「『まんぷく』の撮影楽しかったね」牧瀬「はい。私は久しぶりのドラマだったので、最初に現場へ行ったときは、知っている役者さんばかりだ、って興奮しました(笑)。関西弁には最後まで悩みましたが……」加藤「いやいや、完璧にやってたじゃない。関西に住んでる辛口の友達が『関西の役者さんみたいに見える、オッケー』って言うてたし」牧瀬「本当ですか?うれしいです。朝ドラの影響力はすごいですよね。私の周りにも『ユーアー○○、オッケー』って言われたい人がいます」加藤「娘(8歳)の同級生からも言われたりする。変な英語なのに(苦笑)。アキラって人は変わり者だし、アメリカに憧れていた人だから、面白いかなと思ったんだよね。NHKにもちゃんと『間違った英語だけど大丈夫ですか?』って確認取ったし」牧瀬「『パーラー白薔薇』のシーンは遊び心がいろいろあって、お店に飾ってある私たち夫婦の昔の写真も、3パターンあったんですよね」加藤「牧瀬センセイ、楽しそうに着替えて撮っていたみたいで」牧瀬「いえいえ、兄さん(加藤)がノリノリだったって聞いていますよ(笑)。世良さん(桐谷健太)との掛け合いも、仲よしの友達みたいで楽しかったです」加藤「健太はどうボケてもちゃんと返してくれるから、アキラのキャラが濃くなったのはそのせいもあるのかな」牧瀬「ラストでは、私たちの結末もきちんと描いてくれてましたよね」加藤「長年連れ添った夫婦だからこそ出てくるいいセリフもあったね。打ち上げも今まででいちばん楽しかったな」牧瀬「2次会で若いADさんが松坂慶子さんの『愛の水中花』をモノマネをしながら歌いだして」加藤「それを受けて、松坂さんも歌ってくれたもんね。鈴さん(ヒロイン福子の母)役も見事だった。立派なコメディエンヌを演じていらして」牧瀬「本当、すごいです。大先輩だけど、素顔もかわいい方で」加藤「牧瀬センセイも、役を離れるとめちゃくちゃ若くてびっくりした」牧瀬「現場では、『いつ老眼鏡にする?』なんて2人で相談したりしてましたけど(笑)」加藤「女優さんはキレイなままがいいけど、男は太ったら太ったで味になるし、禿げたら禿げたで個性になる。禿げたりしないように努力はするけど。いつまでも若い顔して『おっさんベイビー』みたいじゃ、おかしいでしょ」牧瀬「フフフ、その表現、面白いです。うちの旦那さんはテレビをほとんど見ない人なんですけど、家に置いてあった『まんぷく』の台本を見つけて“あ、『まんぷく』だ、すごい!”って。萬平さんのいつまでも夢を追いかける姿勢に引かれるみたいです」加藤「そうだよ。僕らもいろんな新しいことやっていこうよ。2人で吉本新喜劇の舞台に出るとかさ」牧瀬「えー!役づくりのために毎週見てましたけど、すごい世界ですよね。これ見て育つと兄さんみたいな“お笑い魂”の人になるんだ、って納得したけど(笑)」加藤「牧瀬センセイも、関西魂バリバリのしのぶちゃんを演じきったから大丈夫。出るなら今年だよ!」牧瀬「あー、また緊張してきました(笑)」
2019年03月25日中井貴一×佐々木蔵之介W主演の開運お宝コメディとして人気を博した『嘘八百』のシリーズ第2弾が始動。先日、中井さん、佐々木さんとともに2人を惑わす着物美人役で新たに広末涼子の出演が発表されたが、この度、さらなる豪華追加キャストが明らかになった。■ストーリーかつて大阪・堺で、幻の利休の茶器で大勝負を仕掛けた古物商の則夫と陶芸家の佐輔。2人はそれぞれの人生を送っていたが、ひょんなことからお宝眠る古都・京都で再会を果たす。そこで出会ったのは、着物美人の志野(広末涼子)。彼女のけなげな想いにほだされて、2人は利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが、有名古美術店や大御所鑑定家、陶芸王子、テレビ番組をも巻き込む大騒動にーー。■佐々木蔵之介の妻&息子は友近&前野朋哉が続投!前作に続き本作を盛り上げるのは、佐々木蔵之介演じる佐輔の妻・康子役の友近、中井貴一演じる則夫の娘・いまり役の森川葵、佐輔と康子の息子・誠治役の前野朋哉、さらに則夫と佐輔に協力する飲み屋「土竜」チームの坂田利夫、木下ほうか、宇野祥平、学芸員役の塚地武雅、文化庁の役人役の桂雀々ら個性豊かなキャスト陣。■加藤雅也&山田裕貴ら新キャストもクセ者ぞろい!そして、今作から新たに参加し作品をパワーアップさせる面々も豪華な顔ぶれが勢ぞろい。古美術店「京都嵐山堂」主人・嵐山直矢役には放送中の朝ドラ「まんぷく」でも話題の加藤雅也、大御所鑑定家・億野万蔵役には数々の映画やドラマで圧倒的存在感を見せる竜雷太、さらに“陶芸王子”として人気を博す若手陶芸家・牧野慶太役には次期朝ドラ「なつぞら」にも出演する、いま最もアツい若手俳優の山田裕貴、そしてテレビ番組プロデューサー役に吹越満、テレビ番組ディレクター役に坂田聡、その番組の司会をつとめる女子アナに冨手麻妙、「京都嵐山堂」番頭には山田雅人、広末涼子演じる志野の父に国広富之と、見逃せない競演となっている。前作に続き本作を手がけるのは、人間味あふれる芸達者たちの軽妙なやりとりや知的好奇心をくすぐる骨董トリビアを散りばめながら、強欲うずまく抱腹絶倒の騙し合いを二転三転、そしてどんでん返しさせた監督・武正晴と脚本家・今井雅子&足立紳の強力チーム。今回も、今井さんと足立さんのタッグによりオリジナル脚本で描く。2月にクランクインした本作は、この度、無事にクランクアップを迎えたばかり。『嘘八百』シリーズ第2弾は2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嘘八百 2018年1月5日より全国にて公開ⓒ 2018「嘘八百」製作委員会
2019年03月09日映画『嘘八百 京町ロワイヤル』が、2020年1月31日(金)より、TOHO シネマズ 日比谷ほかで全国ロードショー。映画『嘘八百』の続編となる本作は、前作に続き中井貴一×佐々木蔵之介をW主演に迎え“開運お宝”コメディを描く。中井貴一×佐々木蔵之介再びタッグ映画『嘘八百』は、中井貴一演じる目利き古物商・小池則夫と、佐々木蔵之介演じる陶芸家・野田佐輔がタッグを組んで、一攫千金を狙う“開運お宝”コメディ。2018年1月に公開され、話題を呼んだ。人気作の続編は、大阪・堺に加え古都・京都まで舞台を広げ、新たなストーリーを綴る。利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器を巡って、小池則夫と野田佐輔が再び集結。知的好奇心をくすぐる骨董トリビアを交えながら、ユニークな物語を描き出す。マドンナ役で広末涼子が参戦また、シリーズ最新作にはマドンナ役で、映画『ラブ×ドック』に出演した、広末涼子が参戦。2人と幻の茶器に深く関わってくる着物美人の志野役を演じる。佐輔の妻・康子役の友近、則夫の娘・いまり役の森川葵、佐輔と康子の息子・誠治役の前野朋哉、則夫と佐輔に協力する飲み屋「土竜」チームの坂田利夫、木下ほうか、宇野祥平、学芸員役の塚地武雅、文化庁の役人役の桂雀々らは、前作から続投。新キャストとして、古美術店「京都嵐山堂」主人役の加藤雅也、大御所鑑定家・億野万蔵役の竜雷太、「陶芸王子」として人気を博す若手陶芸家・牧野慶太役の山田裕貴などが加わり、映画を盛り上げる。その他、テレビ番組のプロデューサーを吹越満、ディレクターを坂田聡、女子アナを冨手麻妙、「京都嵐山堂」番頭を山田雅人、志野の父を国広富之が演じる。ストーリーかつて、大阪・堺で幻の利休の茶器で大勝負を仕掛けた古物商の則夫と陶芸家の佐輔。二人はそれぞれの人生を送っていたが、ひょんなことからお宝眠る古都・京都で再会を果たす。そこで出会ったのは、着物美人の志野。彼女のけなげな想いにほだされて、二人は利休の茶の湯を継承し「天下一」と称された武将茶人“古田織部”の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが・・・。それは、有名古美術店や大御所鑑定家、陶芸王子、テレビ番組をも巻き込む大騒動に―。【作品情報】映画『嘘八百 京町ロワイヤル』公開日:2020年1月31日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督:武正晴脚本:今井雅子、足立紳出演:中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、森川葵、坂田利夫、前野朋哉、木下ほうか、宇野祥平、塚地武雅、桂雀々、加藤雅也、竜雷太、山田裕貴、吹越満、坂田聡、冨手麻妙、山田雅人、国広富之
2019年02月15日加藤和樹と凰稀かなめがW主演を務める『暗くなるまで待って』が現在上演中。その開幕に先駆けゲネプロと囲み取材が行われ、出演者の加藤、凰稀、高橋光臣、猪塚健太、松田悟志と、演出の深作健太が登壇した。【チケット情報はこちら】日本では約10年ぶりの上演となる本作は、1966年にフレデリック・ノットが書き下ろし、ブロードウェイで初演されたサスペンス。舞台となるのは、盲目の若妻・スージー(凰稀)と夫・サム(松田)が暮らすロンドンのアパートの一室だ。サムは空港で預けられたという、実は麻薬入りの人形を持ち帰る。その人形の行方を探すロート(加藤)に命じられたマイク(高橋)とクローカー(猪塚)は、スージーを騙し人形のありかを聞き出そうとするが、彼らの言動に不審を抱いたスージーは少女グローリア(黒澤美澪奈)の協力を得て、男たちに立ち向かう――。囲み取材で加藤は「果たしてこの舞台がどう見えるのか。プレッシャーもあって、いい緊張感です。タイトルになっている暗闇のシーンはもちろん、それぞれの人間性、生きてきた過程のようなものも見どころになっています」、凰稀は「人と人との関わりあいも見どころです。序盤でサムがスージーに“そういうときは「いい子ね、ありがとう」って言うんだ”と話すのですが、その言葉から伝染していくものがある。その流れも見ていただけると面白いと思います」とコメント。深作は「この作品は一昨年亡くなられた演出家の青井陽治先生や、美術の朝倉摂さんをはじめとする多くの先輩たちがつくってきた作品で。それを今自分がこうして演出させていただくことは喜びと同時にプレッシャーを感じています。ですが信頼すべきは素晴らしい役者さん達。みなさんで一緒につくってきました」と振り返った。約2時間5分、ノンストップで繰り広げられる心理戦そして頭脳戦。深作が「ラスト20分の暗闇でのクライマックスは素敵な仕上がりになろうとしています」と話したように、最後の攻防戦は本作の大きな見どころ。しかしそこに辿り着くまでの、彼女の盲目を利用したたくらみをスージーが次々と見破る爽快感や、追い詰められ理性を失っていくロートの姿、スージーとの関わりから生まれるマイクの揺れ、スージーとグローリアの想いの変化なども丁寧に描かれている。ぜひこの生々しいサスペンスを劇場で体感してほしい。公演は2月3日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演後、2月8日(金)から10日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、2月16日(土)17日(日)に愛知・愛知県産業労働センター ウインクあいち、2月23日(土)に福岡・福岡市民会館 大ホールを巡演。取材・文・撮影:中川實穗
2019年01月28日「日本人のなかにいると顔が濃いといわれるのでこういう役はあまり来なかったけど、イランの人から見ると自分は薄いほうなのかな」そうおちゃめに笑った加藤雅也(55)。映画『二階堂家物語』(1月25日全国公開)で、名家の跡取りに生まれたがゆえの運命に翻弄される主人公・二階堂辰也を演じている。河瀬直美のプロデュースでイランの新鋭女性監督がメガホンを取り、奈良県天理市の緑豊かな美しい風景と共に描かれている作品だ。「故郷の奈良でずっと映画を撮りたいと思っていました。俳優になって30年という節目の年に念願がかなったことに、ますます縁を感じました。改めて奈良のことを調べてみたら、今の名物は、なんとかき氷。春日大社の湧き水で作った氷は密度が高くて、蜜をかけても崩れないしおいしいんです」(加藤・以下同)辰也は跡取り息子を亡くし、妻とも別れ、一人娘の由子と母の3人暮らし。由子に養子をとらせるか、自分が愛のない結婚をするかで迷う日々を送ることに……。「人間って自分の子どもの幸せを祈りますよね。僕にも娘しかいないから、この先加藤家はつながらないんだな、という寂しい思いもありますが、無理やり娘に養子をとろうとは思いません。墓参りに来てくれたらいいかなってくらいですね」放送中の連続テレビ小説『まんぷく』では、間違った英語を多用するユニークな喫茶店のマスターを演じている。「起承転結の『転』の時期に入ったんだと思っています。これからは今までやってこなかった新しいことにチャレンジしていきたい。コロッケさんがやっているようなお客さんと対峙して作り出す面白いお芝居や、綾小路きみまろさんのようにマイク1本で楽しませるようなパフォーマンスなど。両方、難しいんですけどね」端正な顔立ちでクールに見えがちだが、『まんぷく』のマスターさながら、本人も関西弁で明るく軽妙なトークを繰り出す。そして、55歳にしてスレンダーな体形を見事にキープしている。「最後まで自分の足で立ってお芝居をすることも目標です。生活習慣でゆがんでしまった体を元に戻してから筋肉をつけて、ケガをしない体作りを。そのために足腰を強くするトレーニングをやっています。食生活はもうお肉がキツくなってきました。奥さんが魚を中心にした和食を作ってくれるので、外食はできるだけしないで、家に帰って食事をしていますね」
2019年01月28日「お久しぶりです!」と、スタジオ入りと同時に爽やかな笑顔でスタッフに声を掛けてくれた俳優・町田啓太。端正でまじめそうなパブリックイメージを裏切らない、真摯な対応に現場の空気もほっこり。町田さんと言えばその演技のふり幅の広さから映画・ドラマを問わず、出演が相次いでいる。昨年はドラマ「中学聖日記」でヒロインの元婚約者で男前な姿を見せたかと思えば、「PRINCE OF LEGEND」では美意識高めなナルシストな先生をコミカルに表現し、映画『jam』では「変態感が溢れ出ている(笑)」と自ら称するほど恋に盲目的でとてつもなくいやらしい男を演じきった。見た目だけで言えば好青年という言葉がピッタリだが、町田さんは「まじめそうに見られるのが短所でもある。それで演じる役の幅を狭めたくない」と、ひとつのイメージに縛られないよう、積極的に様々な役柄に挑戦している。どんな作風でも対応できる柔軟性があるからこそ、加藤雅也、石橋静河、田中要次といった日本の実力派俳優が名を連ねた『二階堂家物語』の中でも自然に溶け込めていたのかもしれない。同作は跡継ぎ問題に揺れる日本の名家の物語を、イラン人女性のアイダ・パナハンデ監督が描いている。町田さん演じる多田洋輔は、主人公で地元の名士・二階堂辰也(加藤さん)の娘の由子(石橋さん)の幼なじみで、長い間彼女に想いを寄せている役どころ。洋輔は跡取り問題で揺れる二階堂家の長女の由子の立場を考え、「結婚できるなら、名字を変えてもいい」と告げるのだが…。イラン人女性監督の視点で描く世界観に「日本の伝統の素晴しさに気づいた」奈良県の天理市を舞台にした本作は、どこか懐かしい日本の風景が広がり、劇中では凧、雛人形、ちょうちんと伝統的な物が随所に配置されている。名前を聞かない限り、本作がイラン人女性監督によって撮られた作品だとまず分からないだろう。町田さんも本作を鑑賞して「イラン映画の要素が強く出ているのかなと思って観たら、日本の文化をすごく丁寧に描き、撮って下さっていました。だから、何も知らない方はまず『え、これ日本の監督が撮ったんじゃないの?』という驚きがありますよね。日本に住んでいるとそのよさに気づけなかったものも、外国の方から見れば新鮮に映る。いままで素通りしていた日本の伝統的な文化が、本作ではとても美しく、魅力的に表現されているんです。想像していた以上に面白く観させてもらいましたし、『日本っていいな』と心温まる想いがこみ上げてきました」と他国の監督の目線で切り取られた描写から、日本が誇る伝統の素晴しさを再確認したようだ。前途の通り、本作は地方の名家が舞台。町田さんは「僕も田舎で育った身だから、物語に出てくるちょっと歪な人間関係ってよくわかるんです」と明かす。自身も田舎出身であることから、映画の題材である婿養子の捉え方について町田さんは独自の見解を持つ。「婿養子になることに抵抗はないけれど、田舎ってコミュニティが狭いので、家柄の問題は都会で働く人以上に人生に大きく関わってくるんです。だから、物語で洋輔が由子に婿養子になる提案したのは、いくら昔から彼女のことが好きだったとはいえ、彼なりに大きな決断だったと思います」。町田さんの言葉通り、本作はただの“名家の跡取り問題”で終わらない、現代の日本に息づく伝統の中で起こる、親子や男女の愛の葛藤の様子を描いている。俳優として生きる糧となる言葉に出会った日本とイランの合作とも言える本作。しかし、気になるのが現場で日常的に交わされる言語だ。現場では通訳を介していたそうだが、監督からの演技指導の際、伝え方の細かなニュアンスによって相手が解釈する意味も大きく変わってくる。「会話のやりとりでは苦労しました」と話す町田さんだが、その中でアイダ監督からのある言葉が心に刺さったという。「撮影中、『私は目を見ればあなたが何を言っているのかわかるの』とおっしゃっていました。アイダ監督は日本の言葉はわからないけど、表情や雰囲気で僕らが何を言っているのかがわかる方なんです。ちょっとビックリしましたが、このときのアイダ監督の言葉のおかげで言語の壁は超えられると実感でき、演じる身としてうれしい気持ちになりました」。本作がプレミア上映された『なら国際映画祭2018』で会った世界的映画監督のクリストファー・ドイル氏にも、その後の俳優人生に影響をもたらす言葉をもらった。「『繋がりが大事なんだよ』と言われたのが印象に残っています。俳優が持つエナジーをカメラに繋げて、スタッフさんがスクリーンに繋げたものをお客さんが観る。こういうインタビューでも僕の想いをライターさんに伝えて、それが文章になって皆さんのもとに届くと思うのですが、発信する側の熱量が高ければその分、相手に伝わるものも多い。すごく単純なことなんだけど、ハッと気づかされました」。取材時はまっすぐ相手の目を見て、時折爽やかな笑顔を交えながらも言葉は丁寧に選ぶ。今回のインタビューでも作品にかける町田さんの熱量がヒシヒシと伝わってきた。きっと足の怪我がなくてもGENERATIONSではなく俳優の道を選んでいたいまやLDHの俳優部門・劇団EXILEきっての爽やかキャラだが、町田さんが本格的に演技の道で生きていくと決めたのは2011年。足の怪我によって当時、候補メンバーだったGENERATIONSの活動を休止していたときだった。しかし、もしその足の怪我がなかったとしたら?町田さんは俳優ではなくアーティストの道に進んでいたのだろうか。「その可能性もあったかもしれないけれど、結局は俳優の道を選んでいたと思います。足の怪我が俳優活動に専念するきっかけではありましたが、『あの映画、面白かったよ』と僕が出た作品を観てくれた方の声が届くのが、何にも代えがたいくらいうれしい瞬間なんです」と話す町田さんの目に迷いは一切ない。取材中も「映画が大好きなんです」と映画の話になるとまるで子どものように無邪気な顔を見せる。実に幸せそうな表情だ。8年前の町田さんの決断に間違いはなかったと確信できる取材であったことをここに伝えよう。(text: Kanako Kondo/photo:You Ishii)■関連作品:二階堂家物語 2019年1月25日より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開Ⓒ 2018 “二階堂家物語” LDH JAPAN, Emperor Film Production Company Limited,Nara International Film Festival
2019年01月21日歌手の加藤ミリヤが22日、都内で行われた「WEIBO Account Festival in Japan 2018」に登場した。日本初開催となる同アワードは、中国最大のソーシャルメディアである微博(WEIBO/ウェイボー)で活躍し、中国で大きな影響力を持つ著名人や企業などを表彰するもの。WEIBOでのフォロワー数や投稿、フォロワーからの反応などから評価する。「ファッションアーティスト賞」を受賞した加藤ミリヤは、胸の谷間がセクシーなオーバーオール姿でランウェイに登場。同賞にふさわしく、ファッションでも存在感を放った。その後、ステージで表彰され、「これからも音楽とファッションでみなさんに楽しんでいただけるよう一生懸命頑張っていきます。私がデザインしているファッションブランドも、これから中国のみなさんにたくさん着ていただけるように頑張ります」とあいさつ。さらにライブも披露し、「Aitai」を思いを込めて歌い上げた。そのほか、「年間人気アイドル賞」を受賞した乃木坂46(秋元真夏・齋藤飛鳥・松村沙友理)や、「最も影響力あるアーティスト賞」の赤西仁、「年間人気アーティスト賞」の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、「お笑い芸人才能賞」の渡辺直美、「アクティビティアーティスト賞」のGACKT、「ロック歌手賞」のMay’nらが登場した。
2018年12月22日篠原涼子が敏腕女刑事を演じた「アンフェア」シリーズ。その完結編となる劇場版『アンフェア the end』が、篠原さんの主演最新作『人魚の眠る家』の公開を記念してフジテレビ系「土曜プレミアム」枠で、11月17日(土)今夜放送となる。篠原さんがバツイチ、子持ち、大酒飲み、しかも美人、そして、検挙率ナンバーワンを誇る敏腕刑事・雪平夏見を演じた「アンフェア」シリーズは、2006年に最初の連続ドラマが放送されるとその後スペシャルドラマ化を経て劇場版が公開。劇場版は完結編を含め3作、スペシャルドラマも3作品制作され10年近くにわたり続く息の長いシリーズとなった。雪平夏見は有能な刑事だった父の死の真相をさぐるため、警視庁捜査一課の刑事になり、父が警察内部の不正に迫っていたことを知る。大きな代償を払いながらもその不正を示す機密データを入手した雪平は、父の無念を晴らす機会をうかがっていた。東京地検特捜部の村上克明検事とその父で元検事総長である村上成明の連続殺害事件が発生、容疑をかけられたシステムエンジニア・津島直紀(永山絢斗)は雪平を取調官に指名する。津島は警察の“闇”を告発しようとして無実の罪にはめられたと主張し、警察で信じられるのは雪平だけと話す。一方、最高検察庁の武部将臣(AKIRA)は村上親子が不正な組織に属していた疑いがあるといい、雪平に情報提供を求める。死んだはずの元恋人・一条道孝(佐藤浩市)も姿を現して雪平に危険が迫っていると警告。雪平は警察内部の不正を暴くため想像を絶する行動に打って出るが、“闇”はあらゆる手段を使って雪平を追い詰める。“闇”は暴かれるのか?雪平の父を殺したのは誰なのか?ついに全ての謎が明らかになる…。主演の篠原さんはじめ佐藤浩市、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、過去のシリーズでは子役として出演していた「AKB48」向井地美音ら前作からのキャストはもちろん、永山絢斗や「EXILE」のAKIRAなどが新キャストとして参加。「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」が主題歌「Unfair World」を担当したのも当時大きな話題を呼んだ。土曜プレミアム『アンフェア the end』は11月17日(土)今夜21時~フジテレビ系で放送。篠原さんが敏腕刑事から一転、脳死状態の娘と生活するなかで次第に狂気に駆られていく母親を演じる『人魚の眠る家』は現在絶賛公開中。(笠緒)■関連作品:アンフェア the end 2015年9月5日より全国東宝系にて公開© 2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
2018年11月17日原泰久による人気漫画「キングダム」が実写映画化され、2019年4月19日(金)より全国ロードショー。主演は山﨑賢人。その他、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかおらが出演する。週刊ヤングジャンプのヒット作「キングダム」を実写映画化「キングダム」は、2006年より「週刊ヤングジャンプ」にて連載をスタートし、現在までに51巻の単行本を刊行。その累計発行部数は3,600万部超えを記録するヒット作品だ。2011年にはテレビアニメ化されており、この度待望の実写映画化となった。物語の舞台は、紀元前、中国春秋戦国時代。大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政(エイセイ、後の秦の始皇帝)の活躍が描かれている。主人公・信に山﨑賢人、若き王・嬴政に吉沢亮主人公・信は、諸突猛進で熱い想いをもった、戦争孤児の少年。ストーリーの中では、大将軍を目指し、周囲の影響を受けて将軍としての地位を確立していく。そんな彼を演じるのは、人気作への出演が続いている山﨑賢人だ。『斉木楠雄のΨ難』や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などの人気漫画の実写化作品にこれまでも主演を務めてきた彼だが、今回の作品ではこれまでの自信のイメージを覆すような信を作り上げている。そして、気品、威厳、風格を兼ね備えた若き王・嬴政には吉沢亮が抜擢された。彼もまた山﨑同様に実写化には欠かせない存在となっており、『銀魂』などでの活躍も記憶に新しい。長澤まさみ、橋本環奈ら豪華キャスト山の民の美しき王・楊端和を長澤まさみ、嬴政と行動を共にする河了貂に橋本環奈、そして秦の六代将軍の王騎に大沢たかおという、錚々たる面々が揃った。そのほか、政の異母弟を本郷奏多、信の兄貴分となる壁を満島真之介、秦国の大臣・昌文君を高嶋政宏、王騎に副官として仕える騰(とう)を要潤が演じる。監督は『アイアムアヒーロー』『BLEACH』実写化を手がけてきた佐藤信介そしてこれら豪華キャストを率いる監督は、『アイアムアヒーロー』『いぬやしき』『BLEACH』など、近年の漫画実写化作品も多く手がけてきた佐藤信介。主演の山﨑や吉沢とはこれまでも共に作品を作っている。中国での20日間に及ぶロケをはじめ、日本各地でのロケを経て撮影された映像は壮大なスケールとなっているようだ。脚本には、『累-かさね-』の脚本を務めた黒岩勉のほか、監督の佐藤、そして原作者の原も執筆に参加した。幾度の書き直しを経て納得の脚本ができるまで2年間を費やしたという作品、今から公開が待ちきれない。主題歌はONE OK ROCK主題歌はONE OK ROCKの最新楽曲「Wasted Nights」。たった50人で敵軍8万人に立ち向かう壮大なストーリーとシンクロするような伸びやかなTakaな歌声とスケール感の心震わせる旋律が、本作を一層盛り上げる。ストーリー紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児の少年の信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(高嶋政宏)によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。王宮では王弟・成蟜(本郷奏多)によるクーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負いながらも、信のいる納屋にたどり着く。「今すぐそこに行け…」血まみれの手で握りしめていた地図を信に託し、漂は息絶える。信は漂が携えていた剣とその地図とともに走り出した。地図が示す小屋にたどり着いた信の目に飛び込んできたのは、静かにたたずむ漂の姿だった!?死んだはずの漂がなぜ――。作品詳細『キングダム』公開日:2019年4月19日(金)より全国ロードショー監督:佐藤信介脚本:黒岩勉、佐藤信介、原泰久出演:山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、阿部進之介、深水元基、六平直政、髙嶋政宏、要潤、橋本じゅん、坂口拓、宇梶剛士、加藤雅也、石橋蓮司、大沢たかお配給:東宝※2019年3月1日(金)から前売券発売。
2018年10月12日加藤ローサ(33)が7月31日にコミックシーモア新CM「We Loveコミック」発表会へ出席したと、各スポーツ紙が報じた。加藤が公の場に登場するのは約4年ぶり。「こどもも割と手から離れて来た。自分の時間もできてきた」との発言からも、ママライフの充実ぶりがうかがえる。加藤は11年6月にサッカー元日本代表の松井大輔(37)選手と電撃婚を発表。その直後、松井選手がフランス1部リーグ「ディジョン」に所属していたためにフランスへ。出産も現地で行っている。「加藤さんはフランス語がまったくできなかったそうで、出産は常に不安がつきまとっていたそうです。さらに初産は難産で、出産以降も松井選手の都合でいくつもの国を転々。慣れない環境での育児は、想像以上に堪えたようです。ただそうした波乱続きの生活だったからこそ、今では『怖いものなし!』のママになったそうです」(スポーツ紙記者)加藤は現在二児の母で、本格的な芸能活動はしていない。しかしInstagramのフォロワー数は55,000人以上。飾ることのないママライフを投稿し、共感を呼んでいる。「その愛らしさからほんわかとしたママぶりを想像しますが、加藤さんのお子さんは2人とも男の子。家庭では兄弟ケンカが絶えないようで、喉が枯れるまで叱りつけることもあるそうです。2人とも元気すぎるくらいで、加藤さんもノーメイクでいっしょに外を駆け回ることも。自分自身も『肝っ玉母ちゃん』と豪語しています」(前出・スポーツ紙記者)その経験を活かし、ママタレとしての活躍にも期待したい!
2018年08月01日