人妻たちの道ならぬ恋を赤裸々に描いた話題のドラマ『昼顔』(フジテレビ系)。日本中の主婦が北村一輝さんや斎藤工さんの肉体美の虜になっているとか。秘密の恋が展開していくスリル感はたまらないですよね。ところで、国が変われば不倫に対する価値観も変わるのでしょうか?日本のほか、韓国・フランス・イタリアの不倫事情を調べてみました!<まずは日本の不倫事情>日本では一般的に不倫はいけないものとされていますが、不倫願望を持つ人は意外に多いようです。『昼顔』の公式サイトで行われた不倫についてのアンケート結果を見てみると、◆不倫は絶対許せない!・そう思う・・・32%・そう思わない・・・67%◆身近に不倫している(したことがある)人がいる・いる・・・69%・いない・・・30%◆パートナー以外の男性にときめいたことがある・ある・・・80%・ない・・・19%ドラマの視聴者が回答しているから、というのもあるとは思いますが、約7割もの人が不倫を許容する結果に!『昼顔』だけでなく、小説からドラマ、映画と一大ブームを巻き起こした『失楽園』やドラマ『金曜日の妻たちへ』など、日本では不倫を描いた作品がたびたび話題になっていますね。そこからも「不倫はダメだとわかってる、でもやっぱり気になる」という人々の関心の高さがうかがえます。<お隣の国、韓国の不倫事情>筆者が現在住んでいる韓国では、以前は不倫が罪に問われていました。今は廃止されたようですが、実際に夫以外の男性と浮気をし、姦通罪(かんつうざい)として起訴された女優のニュースを見たことがあります。その一方で、やはり不倫を扱ったドラマは多いよう。最近では、20歳以上も年の離れた若い男性と不倫関係におちる『密会』というドラマが大きな反響を呼びました。そういえば、韓国ドラマによくある“出生の秘密ネタ”も、不倫が発端になっていることが多いんですよね(汗)。韓国では不倫を扱ったドラマが、なんと朝に放送されることもあるとか。主婦層に向けてのことらしいですが、爽やかなヒロインが健気に頑張るのが朝ドラの定番である日本では、ちょっと考えにくいかもしれませんね。<不倫大国?フランスの事情>「不倫大国」とまで言われているフランス。国のトップである歴代大統領の不倫スキャンダルは、もはやお決まりのこととなりつつありますね。ところが、オフィシャルとプライベートは完全に別だと考えるフランスの人々は、政治家のこうしたスキャンダルも大して問題視しないのだとか。実際に国民の不倫に対する許容度も高いようで、一般人の不倫の場合でも、「好きになったものは仕方ない」、「他人のプライベートに口出しするのはかっこわるい」、「善悪は個人の判断」という考えのため、不倫はますます自由に行われる風潮にあるようです。<情熱の国、イタリアの不倫事情>陽気で情熱的な国、イタリアの人たちは不倫をどう捉えているのでしょうか。もしかして無法地帯?おそるおそる調べてみると、なるほど、イタリアらしいやり方でした。中にはパートナーしか目に入らないという人もいますが、好奇心が強いイタリア人は、魅力的なものに純粋に惹かれる傾向があり、素敵な異性に出会ったら、たとえ既婚者でも止められないのだそう。さらに平和主義なので、パートナーには徹底的に隠します。そのくせ友人たちにはうれしくてペラペラとしゃべってしまうのだとか。それでも友人たちは当人たちを強くとがめるようなことはしません。家庭崩壊の危機になるまで、告げ口することも無いそう。イタリア人にとっての不倫は家庭を壊すことなく、明るいものでなくてはいけないようです。憎めないというか要領がいいというか……。いかがでしたか?国によって不倫の捉え方はさまざま!これまで自分が持っていた価値観が揺らぎました。まずは不倫ができるほどの魅力がほしいな~(笑)。(文=mayu110)【プロフィール】人間観察とショッピングが大好きな韓国通ライター。日本と韓国を股にかけ、ミーハーな視点で人々の恋愛事情を探ります。カレとのワケあり恋愛相性【無料占い】
2014年09月15日「あれ、なんだか今回のクールは“不倫”を扱ったものが多い気がする…」そう感じたあなたはなかなかのドラマ通かも!?7月夏クールとなる今回は、主に女性向けの作品として、ちょっぴりドロッとした恋愛ドラマが顔を揃えていますよね。そこで今日は、日常にハラハラドキドキが足りていない皆さんにオススメ!視聴する度、つい登場人物に感情移入し過ぎて、手に汗握ってしまう恋愛ドラマ3作をご紹介します。今、まさに“不倫ドラマ”がアツい理由とはいったい?■夫に隠れて録画視聴する人も!?――上戸彩&吉瀬美智子が魅惑の「昼顔」妻を熱演毎週木曜22時からフジテレビ系列にて放送中のドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」。今、アラサー・アラフォー世代の女性たちが、夫や彼氏に隠れてこっそり本作を視聴する驚きの現象が起きていることをご存知でしょうか。オンエア前から、「あの上戸彩さんが不倫妻に!?」「吉瀬美智子さんが浮気とか…無敵過ぎる!」と話題を呼んでいたこの作品。放送開始と共に、「これはパートナーと一緒には見られない」「一人で静かに堪能したい」と、秘かにハマる女性たちが急増していると言うのです。その大きな理由は、本作がテーマとする“妻の不倫”にあると言えるでしょう。刺激の足りない毎日にうんざりしていた主人公・紗和(上戸)は、ある日勤務先のスーパーで近隣に住むセレブ主婦・利佳子(吉瀬)と出会い、“昼顔妻”として新たな恋に目覚めてしまいます。紗和と恋に落ちる相手・北野を、今まさに旬の俳優、斎藤工さんが。また、利佳子の想い人・加藤をダンディズム満載の北村一輝さんが熱演していることからも、視聴者にとっては胸キュン以上のハラハラドキドキ感を味わう絶好の時間と言えるのかも!?実際には「こんなことアリエナイ」と頭で分かっていても、「でも、もしかしたらどこかにこんな恋が落ちているのかも…」と時折リアリティあふれる描写が妙に心に刺さってしまうんですよね。シチュエーションや台詞、仕草など、手に汗握る展開が散りばめられていて、ある意味、恋愛ドラマというよりミステリーを見ているのに近い感覚とでも言いましょうか。一時間まるっと没頭してしまう作品という意味では、非常に珍しい感覚と言えるのかもしれません。果たして、彼女たちが最後に見るのは天国か、地獄か。最後まで目の離せない展開を楽しみたいと思います。■「同窓生」ってこんな感じ…?――思わず“初恋の相手”に会いたくなる木曜21時また、上記ドラマと並んで注目されているのが、同じく木曜日21時からTBS系列にて放送されているドラマ「同窓生~人は、三度、恋をする~」です。これまでにも“同窓会で再会して恋に落ちる”というテーマのドラマは多く見受けられましたが、今回はそんな中でも特に大人向けという設定がさらに注目度を上げているポイント。中心となる人物は、主人公の健太(井浦新)を始め、昔の恋人・あけひ(稲森いずみ)、クラスのマドンナ・薫子(板谷由夏)、学年イチのモテ男・遼介(松岡昌宏)の4人。彼らのうち2人は現在既婚という中で、懐かしの恋がそれぞれのタイミングで再熱していきます。特に、健太とあけひの恋は典型的な“初恋あるある”で、15歳の頃、短い時間ながら付き合っていた2人は、お互いに嫌いで別れたワケではありませんでした。若さゆえとはいえ、一度でも「ずっと一緒にいたい」と誓った懐かしくもアツい想いは、大人になるまでの間経験した数々の恋の中でも、比較対象として必ず胸の奥に存在していたことでしょう。同窓会へ足を運ぶ際も、きっと頭の隅に相手の存在を思い描いていたはず…。恋に必要なのは“運とタイミング”なんてよく言いますが、もし大人になった今だからこそ改めて伝えたい想いがあるとしたら?あなたはその一歩を踏みとどまることができるでしょうか。■「理屈じゃねぇんだよ」――数ある愛の形を、様々な角度から描いた「若者たち 2014」そして最後にピックアップするのがこちらの作品。1966年に放送された同名ドラマのリバイバルとして現在水曜22時枠・フジテレビ系にて放送されている「若者たち 2014」です。物語の軸となる佐藤家の長男に妻夫木聡さんが。次男役に瑛太さん、長女役に満島ひかりさん、三男役に柄本佑さん、四男役に野村周平さんと豪華キャストが顔を揃えたこのドラマ。一見“不倫”なんてテーマ、全く関係無さそうにも見えますが…実は、家族それぞれが抱える仕事や恋愛、将来への問題が意外にもドロドロしているのが、“2014”と銘打っているだけあって非常にリアルで面白いところなんです!中でも、唯一の女性兄弟として登場するひかり。兄も弟もみんな彼女には“誰よりも幸せになってもらいたい”と願っているものの、当の本人は、大学病院の小児センター看護師という難しい現場で働く心の支えとして、医師で既婚者の新城正臣(吉岡秀隆)を選びます。その選択が決して“正しいことではない”と分かっている、ひかりと兄弟たち。そのことで、時に殴り合いの喧嘩になることも…。「正しいを選択すること」はもちろん正しい生き方です。しかしながら、時に迷い壁にぶつかり、転んで支え起こされながら生きていくことも大切なのかも知れない。そう痛感させられる一作となっていますので、どんなに心苦しいシーンでも最後までしっかり目を開けて彼らの不器用な生き方を見守ってみてくださいね。いかがでしたか?こんな時代だからこそ、人はドラマとリアルの狭間をふわり旅してみたいと願うのかもしれません。引き続き、2014年夏クールのドラマをお楽しみあれ!(text:Yuki Watanabe)
2014年08月28日先月から公開されている『テルマエ・ロマエⅡ』(東宝)。阿部寛さん、北村一輝さんをはじめ、濃い顔の日本人俳優が古代ローマ人役を演じるあの作品、今回も大きな話題を呼んでいますよね。『テルマエ~』を見ると、お風呂もひとつの文化だということを改めて感じさせられます。前編では、美容効果がアップする入浴前のケア法や、目的別の効果的なお風呂の入り方をお届けしました。今回はお風呂でキレイに磨きをかけるマッサージや、入浴後のスキンケア習慣についてご紹介します。<お風呂をエステに!簡単美肌マッサージ>血行がよくなる入浴中は、リンパマッサージがオススメ!リンパは血液と同じように体を流れていて、老廃物を体の外に排出する働きをしています。このリンパが集まる場所をリンパ節といい、耳の下、首、鎖骨、わきの下、下腹部、足のつけ根、ひざの裏に位置しています。ここをなでることでリンパの流れを改善し、代謝アップが期待できます。マッサージのコツはこの3つ!【1】リンパの流れに沿ってリンパはリンパ節に向かって流れています。上記で紹介した位置に向かってマッサージしましょう。【2】優しい力でリンパは皮膚の近くにあるので、軽く触る程度の力で伝わります。【3】ゆっくり、丁寧に体の先端まで行き渡っているリンパに働きかけるため、ゆっくりと丁寧になでてください。<入浴後のケアは5分が勝負!>以前、有名美容家がテレビで言っていた“湯上がりは3秒で保湿!”の言葉に衝撃を受けたことがあります。3秒はなかなか難しいものの、実際、入浴によって新陳代謝がアップした肌は水分の蒸発も早く、お風呂から上がった瞬間に乾燥が始まっています。5分以内に化粧水で栄養を与え、クリームでしっかりフタをしてくださいね。ボディも同様です。ボディオイルやクリームで肌に潤いを与え、乾燥を防ぎましょう。<女性にうれしい入浴法!?>韓国のカップルはデートでお風呂に行くことも多く、よく足湯に浸かります。この足湯もとても健康にいいんですよね。神経が多く集まる足裏を刺激し、女性の大敵である冷えを防いでくれるため、婦人科系疾患の予防効果が得られます。下半身が温まるので、妊娠を望む女性にもおすすめの入浴法なのだとか。デートで健康になれるなんて、なんだか得した感じですよね(笑)。いかがでしたか?バスタイムを意識的に送ることで得られる効果は本当にたくさんあります。毎日の習慣を有効活用して、美しさを磨きましょう!(文=mayu110)【プロフィール】人間観察とショッピングが大好きな韓国通ライター。日本と韓国を股にかけ、ミーハーな視点で人々の恋愛事情を探ります。
2014年05月05日俳優の北村一輝が3月1日(土)、主演作『猫侍』の初日舞台挨拶に登壇し、共演したネコの“あなご”ちゃんを「NGを出さない優秀な役者さん」「ウインクのシーンはCGじゃなくて、本当にしている」と絶賛。挨拶中は終始、ネコとじゃれ合い、萌えまくりだった。人気ドラマを映画化した本作。江戸時代末期、かつて“人斬り”と恐れられた剣士・斑目久太郎のもとに、久しぶりに舞い込んだ仕事は、一家の親分がかわいがっている猫の暗殺。渋々、屋敷に忍び込むと、そこには愛らしい白猫・玉之丞が待っていた。その癒しの瞳に、すっかり心を奪われた斑目は…。「ふざけて撮っていたので(笑)、ふざけるなって怒られないか心配だった」と北村さん。それでも「家族一緒に楽しめるような映画を作ろうと、見やすさを意識した。ノリだけではできません!」と劇中さながら、鋭い視線でアピールしていた。東京・シネマート新宿で行われた初日舞台挨拶には、北村さん&あなごちゃんの名コンビに加えて、共演する蓮佛美沙子、戸次重幸、山口義高監督が登壇。蓮佛さんは挨拶直前、靴を履いていないことに気づくハプニング!男性陣はしばし、ステージ上で待ちぼうけを食らい、蓮佛さんは「お待たせしてしまって、すみません」と平謝り。また、戸次さんは「ネコを驚かせない足音を出すのが大変だった」と動物と共演する難しさを語った。新感覚ゆるふわコメディに仕上がった本作。山口監督は「ツッコミどころの責任は、全部僕にあります」と宣言。もちろん、自信の裏返しで「台本の半分くらいは、現場で話し合ったアイデアで作っていった」と活気あふれる現場の様子を明かしていた。『猫侍』は全国にて公開中。(内田涼(cinema名義))■関連作品:猫侍 2014年3月1日より全国にて公開(C) 2014「猫侍」製作委員会
2014年03月02日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。個性派俳優として男女問わず人気の北村一輝さんどこかミステリアスな彼のお名前に見る素顔とは?ドラマや映画で、一癖も二癖もある役柄を演じることが多い個性派俳優の北村一輝さん。役者を目指して十代で上京した彼は、バーテンダーとして働いたり、海外を4年間放浪するなど異色の経歴を持っているそうです。ナンバーワンホストから風変りな刑事、殺人鬼、古代ローマ人まで様々な役どころを演じてきた北村さんは、3月1日公開の映画『猫侍』では、猫をこよなく愛する浪人を熱演しています。キャッチフレーズは「萌える、サムライ」。寡黙で剣の腕は確かなのに、猫にはめっぽう弱い浪人って気になりますね。インパクトのある役柄のイメージが強く、プライベートは謎に包まれている…そんな北村さんの素顔とは?また、先妻との離婚後、何度か熱愛が報じられていましたが、彼はいつもどんな恋愛をしているのでしょうか。北村一輝(人8地16外20総28)1969年7月17日生まれ現在44歳~節目・転機について~3と8のつく年齢が節目・転機の年となります。良くも悪くもピュアな気持ちを忘れていない方です。「総運の28」は、純粋・頭が切れるなどの意味があると同時に、破滅型であることも表しています。ある種、天才的な部分があるとも言えそうです。「地運の16」の持ち主はチャーミングさがあり、面倒見の良いタイプ。どんな時も明るく振る舞うので、時と場合によっては「軽い」と勘違いされることもあるでしょう。「外運の20」を持っている人は、良くも悪くも周りに流されやすいところがあるので、付き合う友人によって、多少言動が左右されてしまう場合も。「人運の8」があるので、粘り強く頑固な性格。話好きで、バイタリティーに富んだ行動派でもあります。---------------~全体のバランス~とにかくこだわりが強く、自分で決めたことは徹底してやり抜きます。独特の感性がある芸術家肌の持ち主なので、才能や個性を活かせる環境だと、より、めざましい成長を遂げるでしょう。好きな仕事や趣味には、人一倍情熱をかけて打ち込むタイプ。意志が強く、自分のやりたいことについて目標を立てたら、ゴールへ向けて懸命に進み、遠回りしてでも結果を出そうとします。また、ここ一番という時には、誰もが驚くような強さを発揮するはずです。とても頭が切れる人で、普段は自分でも才能を持て余し気味。いつもどこか満たされていない部分があるので、もっとこうしたい!と思うと、それまでの地位を投げ出してでもつかもうとする傾向があります。ある意味、破滅型の天才とも言えます。いくつになっても子どものように純粋な部分があり、そのため、理解されていない、認めてもらえていないと感じると、人間不信に陥る可能性も。性格的には自然児のように奔放で憎めない、チャーミングな魅力があります。繊細で気遣い上手でもありますが、身近な人に対しては頑固な態度を取りがちです。そのため、状況によっては、身内は振り回されて疲れてしまうかもしれません。独特の世界観を持っているため、時として社会の常識とは外れた言動をすることがあります。それゆえ、変わり者だと思われてしまうこともありそうです。でも、そのような強い個性を持っているので、映画やドラマで演じている「癖のある役」は、的を得ていると考えられます。~恋愛について~恋愛を始めるうえで、特に決まったタイプというのはなくて、基本的に「好きになった人がタイプ」になります。好きになると積極的にアプローチしていくでしょう。どちらかと言うと重い恋愛をする傾向があり、一度恋に落ちたら周りが見えなくなるほうなので、若い頃は後先考えず、恋愛にのめり込んだ時期もあったのではないでしょうか。恋人に対しては寂しがりやで甘えん坊。相手と、ほど良い距離感を保つのがやや苦手で、お付き合いをしている間は相手のことが常に気になります。マメに連絡を取りたがり、相手が電話に出ないなど、ちょっとしたことで嫉妬してしまうことも。母親のように世話を焼いてくれたり、個性を認めてくれたりする女性を選ぶと長続きするでしょう。~アドバイス~類まれな個性で大成する力を持ったお名前です。他の人とは違った感性・価値観を持っているので、俳優業だけでなく、芸術的な要素がある仕事や趣味に打ち込むと、目覚ましい才能が開花するはず。その結果、今以上に充実感を得られるようになるのでおすすめです。周囲に、ご自身の個性を認めてくれる人がいるとイキイキと輝けるでしょう。>>安斎勝洋のワイドショー姓名鑑定 目次ページへ姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2014年02月27日俳優の阿部寛が2月26日(水)、東京・大田区の銭湯「明神湯」で行われた主演作『テルマエ・ロマエII』の完成会見に出席。上戸彩ら共演者が、その鍛え上げられた肉体美を絶賛すると、恐縮しきり。「前作以上に面白い作品にするという願いがかなった」と胸を張った。会見には阿部さんと上戸さんに加えて、共演する市村正親、北村一輝、宍戸開、原作者のヤマザキマリ氏が駆けつけ、「見どころは阿部さんのお尻」(北村さん)、「いや阿部さんの乳首が…」(宍戸さん)、「腰がきゅっと締まっている」(市村さん)と口々に阿部さんの肉体美を称えていた。2012年に公開され、興行収入59.8億円という大ヒットを記録し、阿部さんが第36回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞した『テルマエ・ロマエ』の続編。斬新な“テルマエ(浴場)”を生み出し、一躍人気者になった古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部さん)が、新たなテルマエ建設に行き詰まり、再び現代日本へとタイムスリップ。風呂専門雑誌のライターに転向していた“平たい顔族”の真実(上戸さん)との再会を果たす。阿部さんは「続編ができるのは幸せだし、何より同じメンバーが揃うのがすごく楽しい」と“濃い”顔の面々&“平たい”顔の上戸さんとの再共演に感無量の面持ちだ。劇中では上戸さんとの混浴シーンもあり「美しい背中を拝見し、すごく色っぽかった」と思わずニンマリ。一方、上戸さんも「混浴は初体験。イメージと違って、とても心地よい空間だった」とふり返った。また、ヤマザキ氏は「もはや『ベン・ハー』『グラディエーター』に続く世界3大古代ローマ映画。世界公開されても、まったく劣らない」と太鼓判。これには阿部さんも安どの表情で「ぜひ全国のみなさんを癒やしたい」と前作超えの大ヒットに期待を寄せていた。『テルマエ・ロマエII』は4(よい)月26(風呂)日(土)より全国にて公開。(内田涼(cinema名義))
2014年02月26日肉食・草食にはじまり、○○男子って言葉、たくさん生まれましたよね。草すら食べない、つまり恋愛に興味がない絶食系男子や断食系男子というのも話題になったっけ。あとはロールキャベツ男子やアスパラベーコン巻男子なんていうのも。でも、いくら○○系と区分けしても、その分類からはみ出してしまう人はいるもの。男性と話していて、この人、あえて言うなら何系なんだろう?と考えても、どうしてもぴったりくる言葉が思い浮かばない場合もあるんですよね。ところで、先日、女友達と飲んでいる時に、筆者も一度だけ会ったことがある彼女の上司の話になったのですが…その方、一見渋くてクールというかニヒルな印象で女性に興味がなさそうなのに、実は甘えん坊で女好き。しかも辛い食べ物や辛口のお酒が苦手でスイーツ大好き。飲みの席では甘いカクテルばかり飲んでいるという、見た目と中身のギャップが激しい人なのだそうです。友人いわく「ヤツはティラミス男子」とのこと。要は、外見はビターなのに中身は甘くてねっとりした感じ。これ、言い得て妙だわ。ティラミス男子…芸能人でいえば誰でしょうか。ニヒルな雰囲気といったら、江口洋介さんや北村一輝さん?甘えん坊かどうかはわかりませんが。的場浩司さんはスイーツ好きで有名ですが、渋いけれど熱い男という感じがするから、ティラミスよりは、ほろ苦くて濃厚なガトーショコラっぽいかな。と、チョコレートが2種類出てきたので、せっかくだから!現在放送中の月9『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)に登場するおいしそうなチョコレートを思い浮かべつつ、いろいろなタイプの男子を分類してみようと思います。・生チョコ男子甘くやわらかく、セクシー且つ高貴な雰囲気の人。そして、冷蔵庫のような特別な場所でしか暮らせない=生活感がないイメージがあります。例えば谷原章介さん?それから、ジャンルが違いすぎるので並列すると不思議な感じがしますが、GACKTさんもある意味そうかも。・オランジュショコラ男子いわゆる、ビターなチョコレートでオレンジピールを包んだフルーティーなチョコですね。少年っぽくて爽やかだけれど甘いだけじゃなく、ちょっぴり大人な部分もある。ってことで「ゴールド先輩」のCMでお馴染みの松坂桃李さんや、映画『私の男』に出演する高良健吾さんなんか、いいんじゃないでしょうか。・キャラメルガナッシュ男子上述の『失恋ショコラティエ』に出てきたチョコレート。チョコに生クリームとキャラメルクリームを加えたものなんだそうです。どこか危うい、罪な甘さを持つ男性…主演の松本潤さんはドラマでは三枚目の役を演じていますが、見た目のイメージから考えると、まさにキャラメルガナッシュ男子と言えそうです。独特の色気を持つ成宮寛貴さんもこのチョコっぽいかも。・抹茶トリュフ男子伝統を守りつつ、映画やドラマでも活躍する歌舞伎役者は、ずばり抹茶トリュフ系ではないでしょうか。中村七之助さんあたりは雅という言葉がよく合って品が良く、まろやかだけれど一癖ありそうなイメージ。梨園の方以外だと、今年公開の京都を舞台にした映画『舞妓はレディ』に出演する長谷川博己さんもこちらに当てはまりそうです。・柿の種チョコ男子チョコと見せて実は柿の種。甘くて辛くてしょっぱくて食感も楽しめる。面白くて器用で、どことなく軽そうなんだけれど、それだけでは終わらない何かを持っていそうな人…?ええと、俳優でありタレントでもある大泉洋さんとかユースケサンタマリアさんはこのタイプな気がします。とかなんとか、独断と偏見でかなりいい加減な分類をしてみましたが、意外と合っていると思いませんか?みなさんもこんな感じで、身の周りの男性陣をテキトーにチョコに当てはめてみたら楽しいかもしれませんよ。そして、バレンタインにイメージに合うチョコをプレゼントしたり。「エクレア男子」、「チョココロネ男子」、「チロルチョコ男子」など、新たなチョコ系男子が生まれたらいいなぁなんて、密かに妄想しつつ。(文=Kawauso)
2014年01月26日2014年大活躍が予想される“塩系男子”の代表格にして、いよいよ1月24日に主演映画『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』が公開される西島秀俊(42)。昨年は大河ドラマ「八重の桜」に出演し、パナソニックの家電CMでギャップ萌えの“家電男子”を好演するなど、老若男女を問わずアツく支持されている実力派だ。一方、“濃い”系の代表格といえば北村一輝(44)。『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』や『真夏の方程式』での刑事役が印象的だが、サンダンス映画祭にも出品された2月1日公開の『KILLERS/キラーズ』では狂気たっぷりのサイコキラーを熱演する。そう、今年は、この2人のような40代実力派俳優の主演作が続々と公開されるのだ。『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』は、西島さん演じる主人公・石神武人が自宅で殺害された妻の遺体を発見するも、目の前で冷たくなっているはずの妻から電話がかかってくる…という衝撃的な展開から始まる。実は天才科学者だった彼の記憶は、上書きされていた。過去の記憶と現在の記憶、2つの記憶の間で彷徨う男が真実を探る5日間を描くサスペンス・アクションだ。かねてより俳優・西島のファンだったと公言する本作のキム・ソンス監督は、「知的で母性本能をくすぐる柔和な外見と、強く男らしく内に熱いものを秘めている内面を併せ持つ二面性のある俳優」と西島さんの魅力を語る。本作では次々と生まれる謎に挑み、記憶の混乱に苦悶する姿を見せる一方で、ほぼスタントなしで臨んだ西島さん渾身のアクションシーンは見どころだ。全力疾走し、屋根によじ登り、大男に投げられ、最後はカーアクションまでこなし、自ら傷の手当てをする場面では鍛え抜かれた上半身も披露。一晩中走りっぱなしという撮影でも「疲れを知らない体力と揺らぐことない精神力」でスタッフを圧倒した西島さんの、42歳とは思えない身体能力には脱帽するはずだ。また、強烈な個性と色気で映画界を牽引する北村さんは、『KILLERS/キラーズ』で、サディスティックな残忍さと独自の美意識を貫くサイコキラーに。日本の『凶悪』『冷たい熱帯魚』とインドネシア『ザ・レイド』の製作陣が、東京とジャカルタを舞台に、ネットを通じて殺しに魅せられた男たちのおぞましくも美しい宿命を描く。監督を務めた“モー・ブラザーズ(ティモ・ジャヤント&キモ・スタンボエルの監督コンビ)”の1人、ジャヤントは、北村さんを「集中力があり、完璧主義」と分析。北村さんはビルから落ちるシーンで、5回の撮影を全く同じように演じ、スタントマン以上のアクションをこなしたという。「Vシネマのときにスタントマンを入れず大怪我までした」という北村さんだからこそ、この壮絶なバイレオレンス・アクションを成し遂げることができたのだろう。さらに北村さんは、TVドラマから映画化が決定している『猫侍』が3月1日に公開されることもあり、本作とのギャップでさらなるファンを獲得しそうだ。ほかにも、生真面目な顔でコミカルな役をやってのけ人気を博す阿部寛(49)は、『トリック劇場版 ラストステージ』が公開中、さらに『テルマエ・ロマエII』(4月26日公開)が控える。また、素顔もモテ男であることを実証した竹野内豊(43)主演の『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2月8日公開)、知的なイメージあふれる仲村トオル(48)主演の『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(3月29日公開)、二階堂ふみと共演する浅野忠信(40)の『私の男』(6月公開)と、2014年の公開作は脂ののった40代俳優が大健闘。これまで培ってきた経験と個性を自らの武器にして存分に生かすことのできる40代俳優は、製作者からの信頼も厚く、出演オファーはひっきりなし。今後も彼らの活躍から目が離せない。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:私の男 2014年、全国にて公開ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月17日人気シリーズの完結編『トリック劇場版 ラストステージ』の完成披露試写会の上映後の舞台挨拶に仲間由紀恵、阿部寛、堤幸彦監督らが登壇。しんみりとした雰囲気…と思いきや、登壇陣は劇中さながらのコミカルな掛け合いで観客を沸かせた。2000年に連続ドラマの放送が開始されて以降、連ドラの続編にスペシャルドラマ、劇場版、スピンオフ作品とシリーズを重ねてきた『トリック』の完結編となる本作。この日はおなじみの仲間さん、阿部さん、堤監督に加え、生瀬勝久、池田鉄洋、東山紀之、北村一輝、水原希子の計9名が出席し、初めて完成した映画を観終えたばかりの観客の拍手と歓声に迎えられた。仲間さんは客席を見渡し「いろんな思いがこの作品にはあります」と言葉に力を込める。阿部さんも本作を通じて「新たな自分を発見することができた」と感慨深げ。堤監督は「最後と考えると平常心を保てない。“実家”のような作品」と感傷的な言葉を口にするが、そんなしんみりとした雰囲気も束の間!堤監督は初めて仲間さんと阿部さんと顔を合わせたときのことをふり返り、阿部さん演じる上田が“巨根”の持ち主という設定について「阿部さんに『どんな役どころですか?』と聞かれて、『巨根です』とカッコいいオープンテラスの場所で言いました(笑)。まさかこの作品が14年も続くとは…」としみじみと語り笑いを誘う。そんな堤監督に対し、生瀬さんは言いたいことがあるよう。マレーシアでのロケの後、編集作業の過程で必要に応じて俳優によるセリフのアフレコが行われるが、生瀬さんは「アフレコをやったシーンでカットされていたところがあった。ありえないでしょ!」と怒り心頭の様子。堤監督はこれを「やむおち」と説明。「やむをえず、落とさざるを得なかったシーン」という意味で、DVDやブルーレイ発売の際に特典映像などで加えられるものだが、生瀬さんは「やむおちのためにアフレコは必要ないでしょ!何度も(収録を)やりましたよ」と怒りが収まらない様子だった。一方、仲間さんの母親役を演じた野際さんは登壇陣を見渡し「全員、マレーシアで良い思いをしたらしいですけど、私だけ置いていかれました。時間はたっぷりあったのに…」と海外ロケに同行できなかったことが口惜しそう。これには堤監督も申し訳なさそうに何度も頭を下げていた。さらに野際さんは、本シリーズが終幕を迎える“理由”について「みなさん大スターになったから忙しい」と仲間さんをチラリ。そして「エラくなっちゃって難しいんです(笑)」と語り、仲間さんを慌てさせていた。そして、劇中で阿部さんにただならぬ好意を持ってすり寄るオネエキャラの医者を演じた北村さんは、迫真の演技について「阿部さんがいろいろ教えてくれた」と意味ありげに語り、さらに低い声でボソボソと喋る阿部さんのモノマネを披露。2人の中について東山さんは「手を握り合っていた」と証言し、会場は笑いとざわめきに包まれた。これに対し、阿部さんは復讐とばかり、大事な舞台挨拶の締めの挨拶を、甲高い声の北村さんのモノマネで行い「ありがとうございました!」と“北村口調”でファンにお別れとお礼を告げるという暴挙(?)で、何とも本シリーズらしい、笑いの絶えない完成披露となった。『トリック劇場版 ラストステージ』は2014年1月11日(土)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2013年12月18日TVドラマ、映画にスピンオフと14年にわたって愛され続けてきた『トリック』シリーズが完結。フィナーレを飾る『トリック劇場版 ラストステージ』の完成披露イベントが12月17日(火)に開催され、仲間由紀恵、阿部寛、堤幸彦監督らおなじみの面々が来場した。2000年に深夜ドラマとして始まり、多くのファンを魅了してきた本シリーズだが、今回の『ラストシリーズ』では初の海外ロケを敢行。山田と上田のコンビが呪術師と対決する。この日は、堤監督、仲間さん、阿部さんに加え、生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、池田鉄洋、水原希子が出席。寒空の下でのイベントにもかかわらず、会場には約1,000人の熱心な「トリック」ファンが足を運んだ。登壇陣は堤監督から順に一人ずつ登場し、それぞれ何もないところから“鳥を出現させる”というトリックを披露。9人の登壇陣が鳥を出す――鳥が9匹、鳥9…『トリック』という、本作らしいダジャレ付きの演出に笑いが漏れたが、一人一人見事にトリックを完成させていく。そして最後に仲間さんは巨大な檻と共に登場。どんな鳥を取り出すかと思えば、幕を掛けて数秒、幕を再び外すと中にはダチョウが!あまりのスケールに客席は驚きに包まれ、拍手と歓声が送られた。最後を迎えるにあたって、仲間さんは「14年間続いた『トリック』ですが、ここまでたくさんの方が愛してくださったおかげです」と感謝の言葉を口にする。「14年前は20歳で、学校を卒業してこれから社会人として頑張っていこうというときに、民放のドラマ初主演で緊張して現場に入りました。たくさん勉強、経験させていただきましたが、まさか14年も続くなんて…」と感慨を口にする。仲間さん、阿部さん同様にシリーズを通じて参加してきた生瀬さんは「仲間さんが20歳、僕が26歳のときに始まって…」と語り笑いを誘う。さらに野際さんまで「始まったときは私は18歳でございました。それなのに、14年しか経ってないのに何故か77歳になりました。それこそが“トリック”」とユーモアたっぷりに語り会場は再び笑いに包まれた。本作から参加となった東山さんは、阿部さんと北村さんを見やり「僕はごらんの通り、2人に比べ顔が薄いので『テルマエロマエ』には出られないんですが、『トリック』の最後に参加させていただき嬉しいです」と微笑んだ。最後の挨拶で阿部さんは「一番最後のシーンで上田の気持ちになって、ポロリと涙が出ました」と明かし、本シリーズへの強い思い、そして惜別の念を伺わせた。『トリック劇場版 ラストステージ』は2014年1月11日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2013年12月17日2012年に公開され、興行収入59,8億円という歴史的大ヒットを記録し、第36回日本アカデミー賞において「最優秀主演男優賞」受賞(阿部寛)した“風呂”映画史上最高傑作の続編となる『テルマエ・ロマエII』が、“よい風呂の日(4月26日)”に公開されることが決定!これに併せて、本作のポスター・ビジュアルがお披露目となった。前作から引き続き、主演の阿部寛を始め上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親ら奇跡のキャスティングで甦る本作。斬新な“テルマエ(浴場)”を作ったことで一躍人気者になった古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部寛)。しかし、コロッセオにグラディエイターを癒すテルマエ建設を命じられ、またまたアイディアに悩みまくり、再び現代日本へとタイムスリップ。風呂専門雑誌のライターに転向していた“平たい顔族”の真実(上戸彩)との再会も束の間、平和推進派のハドリアヌス帝(市村正親)と武力行使派の元老院の対立に巻き込まれていくのだが――。今回お披露目されたポスター・ビジュアルは、阿部さん演じるルシウスが古代ローマから現代日本へタイムスリップしてきた瞬間をイメージしたもの。立ち上る湯気の中で裸一貫で拳を地面に突き立てるその姿は、『ターミネーター』シリーズのアーノルド・シュワルツェネガーのような物々しい雰囲気さえ漂っている。しかし、その上には「また、来ちゃった。」の文字が浮かび、相変わらずの茶目っ気も健在のようだ。今年4月上旬にクランクインし、日本映画初となるブルガリアでの大規模撮影を敢行。さらに草津、箱根など日本国内の“温泉の聖地”での撮影を経て、6月上旬にクランクアップ。来年2月の完成に向けて、現在仕上げ作業中とのことだ。さらに、“よい風呂の日”である4(よい)月26(風呂)日に公開されることとなった本作。前作を超えるスケールで、2014年のゴールデンウィークをアツく“沸かす”こととなりそうだ。『テルマエ・ロマエII』は2014年4月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テルマエ・ロマエII 2014年ゴールデンウィークより全国東宝系にて公開
2013年11月20日全国の映画館では毎週のように新作が公開されていますね。芸術の秋にちなんで、20~40代の女子に「秋デートで見たい映画は?」というテーマでアンケートを取ったところ、下記のような結果になりました。1位ラブストーリー…28%2位サスペンス…23%3位アクション…15%〃コメディ…15%5位ホラー…10%やっぱり「デートはラブストーリー」と考えている人が多いようです。そこで、ラブストーリー好きな女子たちにデートでの“楽しめた&失敗エピソード”を聞いてみました。【楽しめたエピソード】・「学生時代のデート。本当は他の映画を見るはずだったのですが、時間を間違えてしまい、代わりに『キューティ・ブロンド』を見ることに。予想外に楽しくて2人ともかなり盛り上がりました。ラブコメっていいですね。」(33歳営業)・「付き合って1年目の記念日に彼がプレミアムシートのある映画館に予約してくれました。席にクッションがついてたので、かなりくつろげて贅沢な気分でした。彼と手をつないだまま見た『アーティスト』(去年アカデミー賞を獲った作品)最高でした!」(26歳受付)【失敗エピソード】・「今の旦那さんとの話ですが、2回目のデートで『Sex and the City』に誘ったのは失敗だったみたいです。登場人物のあけすけな会話に驚いたのか、用事があると言って食事もせずにそそくさと帰ってしまいました(笑)。」(36歳主婦)・「『きみに読むものがたり』を見て大号泣。見終わった後、アイメイクがほとんど取れていたらしく、私の顔を見た彼が無言に…。」(30歳販売)悲喜こもごものエピソードが集まりました。こういう話を聞くと、映画デートをしたいけれど、選ぶ作品や相手との関係性に悩んでしまう、という人もいるかもしれませんね。そこで、今週と来週の金曜日・土曜日に、公開される映画の中からPROLO女子におすすめの作品をちょっとだけご紹介します。-----■9月6~7日START・『アップサイドダウン 重力の恋人』(ラブストーリー)出会ってはいけなかった男女の運命的な恋を描いた、キルスティン・ダンスト主演のSFラブストーリー。・『サイド・エフェクト』(スリラー)名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督、ジュード・ロウ主演。精神科医療を描くサスペンス・スリラー。・『キャプテンハーロック』(アニメ)松本零士の人気漫画『宇宙海賊キャプテンハーロック』をCGアニメ化。小栗旬、三浦春馬らが声優を担当。-----■9月13~14日START・『ウルヴァリン:SAMURAI』(アクション)『X-MEN』シリーズの人気キャラクターの活躍を描くアクション。ヒュー・ジャックマン主演で舞台は日本。・『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL』(ミステリー)中居正広主演の人気ドラマの劇場版。北村一輝や栗山千明らテレビ版のキャストに加え、堀北真希が出演。・『私が愛した大統領』(ラブストーリー/ヒューマン)アメリカの第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの、従妹との秘められた愛と絆を描いたドラマ。-----今週・来週公開のラブストーリーはSFだったり、ヒューマン系だったりと、純度100%という感じのものは少なそうです。でもその分、「恋愛ものはあまり得意じゃない」という彼氏や、“恋人未満”の彼を映画に誘うのにちょうどいいかも。サスペンス映画やアクション映画を見て、2人でドキドキしたり、スカッとした気分を共有したりするのもいいですよね。もっとラブストーリーっぽいのを見たい!と思う人には、10月公開の松本潤&上野樹里の『陽だまりの彼女』や長澤まさみ&岡田将生の『潔く柔く』がおすすめです。『陽だまりの彼女』は“女子が男子に読ませたい恋愛小説ナンバーワン”として人気の同名小説の映画化。今から楽しみですね!(文=Kawauso)
2013年09月07日『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』の完成披露試写会に中居正広(SMAP)を始め、北村一輝、栗山千明らドラマからのおなじみのメンバーから堀北真希ら劇場版からのキャストまで総勢14名が来場。舞台挨拶が行われた。最高視聴率19.9%を記録した人気ドラマの劇場版で、サヴァン症候群に発する特殊能力で事件を解決に導く主人公・ATARU(通称:チョコザイ)の活躍を描く。幕が開け、シャボン玉が舞う壇上に中居さんらが姿を現すと会場は悲鳴のような大歓声に包まれた。この日の観客は日本で初めて完成した作品を目撃する人々とあって、中居さんは「クソ暑い中、初めての試写会にご来場いただきありがとうございます!」と詰めかけた観客に感謝。だがそれも束の間、強いスポットライトを浴び「みなさんの顔は一切見えないので目が合ったと勘違いしないように!」と毒舌まじりに語り、会場は笑いに包まれた。北村さんは「自信を持って面白いと言える作品。きっと帰りに涙をふいてるんじゃないかな」と胸を張る。栗山さんも「私もすごく感動しました」と自信を覗かせる。玉森裕太(Kis-My-Ft2)は「自分の役を一生懸命、演じました」を充実した表情で語ったが、すかさず中居さんから「オレよりも(ファンの)キャーキャーが大きい」、「撮影は2日で終わってすぐに(出演ドラマの)『ぴんとこな』だったでしょ」などイチャモンをつけられタジタジだった。堀北さんは、アタルと同じようにサリヴァン症候群に起因する特殊能力を持つ謎めいた女性・マドカを演じているが、「ちょっと不気味なところがあり、こういう役が来ることが意外でしたが、一生懸命やりました」と述懐する。アメリカでのロケにも中居さん、北村さん、栗山さんと共に参加したが、中居さんについて「優しかったです。優しい言葉を掛けてくれました」と好印象?だが具体的には?と問われると「優しいっぽい言葉を…(笑)」とモゴモゴ。そして「2か月も前のことなので忘れました!」と開き直り、中居さんから「2か月なんて最近じゃん!」とツッコまれていた。2人は幼なじみという設定であり、当然、現場でも親密なコミュニケーションを…と思いきや、中居さんは「堀北さんは全く喋らないし、ずっと一人なのでコミュニケーションはあまり取れなかった」と暴露。数々の番組で司会を務めるなど、トークで相手の心を開いていくのを得意とする中居さんも堀北さんには苦戦したよう…?中居さんが10喋るのに対して1しか返してこなかったという指摘に、「そうですね、確かに」とあっさりと断絶を認め、笑いを誘っていた。『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』は9月14日(土)より全国東宝系にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐ 2013年9月14日より全国にて公開
2013年09月03日仲間由紀恵、阿部寛のコンビによる人気シリーズの完結編映画『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年1月11日公開)で、シリーズ初にして最後の海外ロケがマレーシア・ボルネオ島で行われた。7月5日にマレーシアでクランクインし、約3週間の撮影が行われた。ロケ地となったマレーシアの都市クチンは、マレーシアの首都クアラルンプールから飛行機で2時間ほどのボルネオ島にある都市。またジャングルリゾートとしても有名で、郊外にオランウータンの保護施設があることからも世界中から観光客が集まる、東マレーシアの玄関口とも呼べる都市だ。ボルネオ島のジャングルと雄大に流れるサラワク川を船で上ったジャングルの奥地でも撮影が行われ、雄大な大自然がトリックシリーズの完結に華を添える。自称天才マジシャンの山田奈緒子を演じる仲間さんは「以前から海外で撮影したいと思っていましたが、まさか最後の作品が海外になるとは……」と驚きを隠しきれない。「今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという、懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね」とファンにアピール。騙されやすい天才物理学者の上田次郎を演じる阿部さんは「“トリック”で海外には以前から来てみたかったです。日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています」とTVドラマの思い出を語りつつ、「今回久しぶりに夏に“トリック”を撮影するということで、初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第一作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」とコメント。堤幸彦監督は「日差しは強く、気温は高く、スコールもしょっちゅう降る中、いくつものジャングルと洞窟を転々とする過酷な現場ではありますが、現地の方々が協力的で撮影は順調です。なによりマレーシアは、大変奥の深いところで、知れば知るほどおもしろいんです。語れば何時間でも語れますよ。地球の東西、南北の中間に位置し、複雑な歴史背景の中で多民族が住み、様々な宗教と文化が混在し、ジャングルの中でWi-Fiがつながるという、自然と現代文明が交錯する不思議な土地は、奇妙なダークさと底抜けな明るさが渾然一体となった“トリック”の世界にピッタリです」とすっかりマレーシアの虜になった様子。そして「今回の完結編には、”トリック"シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と"トリック・ワールド"の完結編にふさわしい場所だとの感慨を語っている。2000年のドラマ版から始まった「トリック」は、超常現象や超能力にからめた事件のからくりを、仲間&阿部の凸凹コンビが、コメディータッチで解き明かすミステリー。「八つ墓村」などで有名な横溝正史の小説のパロディーが多く、主に閉鎖的な日本の山村を舞台に描いてきた。海外ロケはこれまでの世界観を一変するチャレンジでもある。ストーリーは、ジャングルの地下に眠るレアアースの開発をめぐる事件を解決するという。日本の業者と、立ち退きに応じない奇妙な部族との騒動を描く。そして完結編らしくゲストも豪華な顔ぶれがそろった。東山紀之が貿易会社社員、北村一輝が医師、水原希子が現地部族をそれぞれ演じる。東山は「トリックの世界観は以前から僕も知っていたので、うれしい。監督からはどんな状況でもスーツをきちっと着て、ピシッとしている役柄と言われた。マレーシアの暑さにはまいりました」とコメント。マレーシアでは7月5日から24日まで撮影され、現在は国内撮影に入り、9月上旬にクランクアップの予定だ。『トリック劇場版 ラストステージ』は、2014年1月11日日本全国公開。(text:cinemacafe.net)
2013年07月31日来年1月11日(土)に公開される『トリック劇場版 ラストステージ』に東山紀之、北村一輝、水原希子らが出演することが発表され、場面写真が公開された。その他の写真『トリック』は、自称・天才マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と天才物理学者の上田次郎(阿部寛)が不思議な超常現象の裏に潜む“トリック”を暴いていく物語。映画は、ドラマからのレギュラーメンバー仲間、阿部、生瀬勝久、野際陽子に加え、東山がジャングルの奥に眠る地下資源開発を進めるため、上田に協力を要請する貿易会社社員の加賀美慎一役を、北村がメンバーに同行する医師・谷岡役を、水原がジャングル奥地に住む謎の呪術師役を演じる。撮影は、シリーズ初となるマレーシアでの海外ロケを敢行。今月5日にクランクインし、約3週間行われた。仲間は「まさか最後の作品が海外になるとは…。寂しい気持ちもありますが、今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね」と話し、阿部は「日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています。初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第1作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」と語っている。東山は「シリーズの最後の作品に出演できることは大変嬉しいことなので、頑張って暑さと、監督の撮影スピードと戦い、有終の美を飾りたいと思います」、北村は「みなさんのキャラクターが強いので、それに飲まれることなく、“トリック”の世界にうまく入っていければと思います」。水原は「記念すべき最後の作品で、重要なキーパーソンになるような役柄を演じさせていただくことに少しプレッシャーを感じていました。しかし、現場に入るとすぐに堤監督の世界観に入ることができ、レギュラーのみなさんのおかげで自然に“トリック”の世界に染まることができました」とコメントを寄せている。堤幸彦監督は「今回の完結編には、“トリック”シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と語っている。なお、8月10日(土)から全国の映画館で仲間と上田が出演する『トリック』スペシャルバージョン・携帯マナー特報が上映される。『トリック劇場版 ラストステージ』2014年1月11日(土)全国公開
2013年07月31日歌手で俳優の福山雅治が主演する『真夏の方程式』が29日、全国415スクリーンで封切られ、東京・有楽町のTOHOシネマズ 日劇で福山をはじめ、共演する吉高由里子、北村一輝、杏、山崎光(子役)、西谷弘監督が初日舞台あいさつを行った。福山は「皆さんのご要望があれば、いつでも戻ってきたい」と超満員の客席にメッセージ。ただ、共演する光くんから「福山さんは怖かったです」と打ち明けられると、「役柄的に距離を置いたほうがいいかなと思って……」と苦笑いを見せていた。その他の写真東野圭吾氏原作の“ガリレオ“シリーズの1作を、TVドラマ、映画『容疑者Xの献身』に続いて福山主演で映画化。周囲から変人扱いされながら、驚異的な洞察力と科学知識を駆使して難事件を解決していく物理学者、湯川学が、“手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦で起こった殺人事件の真相と背後に隠されたドラマを暴き出す。同日、全国415スクリーンで封切られた。日本での公開を前に、香港で行われたプレミアに出席した福山は「熱烈な歓迎に驚きました。街中にポスターが貼ってあったり、ラッピングバスが走っていたり、香港でもかなりの認知度だった」と振り返った。一方、吉高は「国を超えてもキラキラしている」と所属事務所の先輩でもある福山を持ち上げ、「湯川先生とガッツリ過ごした10か月が終わると思うと、とてもさみしい」としみじみ話していた。映画版から参加の杏は「とても光栄。決して明るい役ではないが、まるで心の奥底まで潜っていくようで、すごくいい経験でした。作品も涙が止まらない思いで見ました」と手応え十分。北村は「あまり出ていないので、この場に立つのは気が引ける」と恐縮しきりだった。また、『容疑者Xの献身』でもメガホンを執った西谷監督は「映画とドラマでは、住み分けをしようと意識している。ドラマでは湯川という人物を正面から捉え、映画では横顔を捉え、原作により忠実に描いている」と説明していた。『真夏の方程式』公開中
2013年06月29日福山雅治主演で、2007年10月に月9枠で放送され、瞬く間に人気となったテレビドラマ「ガリレオ」。このたび、ドラマ「ガリレオ」の続編が決定し、福山さん演じる湯浅学の新たな相棒役に吉高由里子が抜擢!さらに、2008年公開の映画『容疑者xの献身』から5年ぶりとなる劇場版ガリレオシリーズ最新作『真夏の方程式』に、事件の鍵を握る女性役で杏が出演することが明らかとなった。累計発行部数は驚異の950万部を突破した東野圭吾原作の「ガリレオ」シリーズ、その原点ともいうべき短編小説集「探偵ガリレオ」「予知夢」(共に文藝春秋刊)が前回の連続ドラマでは描かれたが、今回は「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「虚像の道化師 ガリレオ7」「禁断の魔術 ガリレオ8」をドラマ化。今回新たに湯川の相棒となるのは吉高さん演じる岸谷美砂。原作にはないオリジナルキャラクターで、警視庁捜査一課の女性刑事で、個性が強くデキる女を全面に出すSキャラという役どころ。一方前回、新人女性刑事として湯川の相棒となり、原作とは違った絶妙なスパイスを加えた柴咲コウ演じる内海薫は岸谷美砂に任務を引き継ぐ形に。全ては内海も登場する第1話で明かされるというのだが…。今回の決定を受け、主演の福山さんは「もう少し早くできればと思っていたんですが…1年間の連続ドラマが入っていたので遅くなってしまいました(笑)。本当にお待たせしました」と自身も続編を心待ちにしていたことを明かす。新たな相棒となる吉高さんは、福山さんとの初共演について「こんな日が来るとはと驚いています」とコメント。「初めての刑事役、初めてのドラマと映画の連動作品が先輩である福山さんとご一緒させていただくことに安心感と同時に幸せを感じます」と喜びを語った。さらに前作で湯浅とコンビを組んでいた内海役の柴咲さんからは「『ガリレオ』の一員、内海薫として、続編が決まり嬉しく思います。今回私が演じる内海薫は、訳あって後輩刑事を湯川先生に紹介することになります。変人物理学者の相手をするのは本当に大変なのですが…。先輩刑事として、後輩刑事の奮闘を応援しています!」と吉高さん演じる岸谷を激励するコメントが寄せられた。さらに、今回新たに明らかとなったのが『真夏の方程式』の新キャスト陣。吉高さんや北村一輝らテレビドラマのレギュラー陣に加えて、事件の鍵を握る女性に映画やドラマでの活躍が目覚ましい杏、ほか前田吟、風吹ジュン、白竜、塩見三省、山﨑光ら演技派俳優の出演が決定している。果たして、福山さんは個性豊かなキャラクター湯川学をどう進化させ、何を語っていくのか?そして吉高さんが同作にどんな化学反応を起こさせるのか?ドラマに映画と、“ガリレオ”一色の春夏となりそうだ。『真夏の方程式』は2013年6月29日(土)より全国東宝系にて公開。(C) 2013フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社(text:cinemacafe.net)■関連作品:真夏の方程式 2013年6月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社
2013年01月24日NHKのドラマ「火怨・北の英雄 アテルイ伝」に出演している大沢たかおと北村一輝が12月2日(日)、同局内で行われた第1回放送の報道陣向け試写の後に報道陣との質疑応答に応じた。平安京への遷都を控えた奈良時代末期、中央から“蝦夷(えみし)”と呼ばれ蔑まれていた東北に暮らす人々。その族長であり東北後を侵略しようとする中央軍と戦った阿弖流為(アテルイ)の姿を描く。主人公の阿弖流為を演じた大沢さんは「スタッフ・キャストが高いゴールを目指して、岩手、栃木などいろんなところを回り、時には竪穴式住居に入ったりしながら(笑)、ベストを尽くしました」と力強く語った。北村さんは復興支援への思いを強調。自身も関西出身で故郷が阪神大震災で被災していることもあって特別な思いがあったよう。「普段は一つの作品に入るとき、作品性を考えて『この役をどう演じるのか?』と決めますが、今回は『どう伝えたいか?』と意識しました。東北に阿弖流為というヒーローがいるのは素敵なこと。東北の人の目線で阿弖流為がヒーローに見えるように(その親友の母礼の役を)演じてみようと思いました」と明かした。2人は初共演だが「入る前から楽しみだった」と北村さん。「頼りにさせていただき、肩を借りてのびのびとできました。役への取り組みで学ばせていただいたことも多かったです」と語る一方で、「後から思い返すと大沢さんがいるときに雨が降ることも多かった(笑)」とも。大沢さんは「僕はやりたいようにやるので、北村くんは一緒にやっていて大変だったと思います(笑)」とふり返った。東北の地で撮影を行なったことで感じた部分も大きかったようで、大沢さんは「寒かったし、雨にやられたこともあったんですが、彼らが生きた地で(撮影が)できたのは贅沢なこと。奇跡のように霧がかかったり、雨が反射した落ち葉が美しかったり、この仕事をしていてこんなものが見られるのかと驚きました。自然と対峙する自分たちを感じられました」と充実した表情を見せた。「火怨・北の英雄 アテルイ伝」はNHK-BSプレミアムで1月11日(金)より全4回で放送(毎週金曜日20:00~)。■関連作品:ストロベリーナイト 2013年1月26日より全国東宝系にて公開© 2013フジテレビジョンS・D・P東宝共同テレビジョンFNS27社光文社藁の楯 わらのたて 2013年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 木内一裕/講談社 © 2013映画「藁の楯」製作委員会
2012年12月03日NHKの大型時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」の取材会が東京近郊のスタジオで11月3日(祝・土)に行われ、主演の大沢たかおを始め、北村一輝、内田有紀、大杉漣、石黒賢、神山繁、江波杏子、高梨臨、伊藤歩が出席した。かつて東北で暮らし中央の人々からは“蝦夷(えみし)”と呼ばれた人々がいた。彼らのリーダーであり、奈良時代の終わりから平安時代初頭にかけて、力でもって東北を自らの勢力下に置こうとする朝廷軍と戦った阿弖流為(あてるい)の姿を描く。蝦夷の民の生活習慣や文化に関してほとんど資料が残されていない中、縄文時代の文化をベースに時代考証が進められた。「時代劇というよりも古代劇」という大沢さんの言葉通り、登壇陣は独特の衣裳で姿を現した。大沢さんは「俳優人生の中でまさか竪穴式住居で生活することになるとは…」と笑いつつも、「花ひとつでも、当時あったものなのかを尋ねると美術スタッフは『万葉集に記述があるので、当時もあったものです』と答えてくれた」と数少ない資料の中から最良の環境を作り上げるスタッフ陣を称賛。そして何より、岩手の大自然で行われた撮影のロケーションに圧倒されたようで「普段はあまりモニターを見ないのですが、ちょっと覗いてみたらビックリするくらい美しかった」と驚嘆を込めて語る。阿弖流為という男については「言葉では説明できないので見ていただくのが一番いいかなと思っています。風や木と会話ができて山の痛みが分かる――僕らが失ってしまったものを持っていた人々の中のひとりではないかと思って演じています」と語り、東北ロケでは「いつも(阿弖流為が)そのへんで見ているだろうと思いながら、『どう思ってるだろう?』ということを常に考えながら演じました」と真摯に語った。内田さんは阿弖流為の妻を演じているが“夫”大沢さんの衣裳を「本当にこの格好が似合ってます!」と語り、「大沢さんが立っているだけで圧倒されています」と劇中の阿弖流為さながら現場を引っ張るリーダーを称賛した。阿弖流為の親友で運命を共にする母礼(モレ)役の北村さんは、「原作の小説も素敵ですが、ドラマはちょっと違う部分もある。そのオリジナリティは原作に負けないくらい素晴らしいです」と熱弁。この時期に東北を舞台にした作品に出演するということに関しても強い思いがあるようで、「あきらめない強さや勇敢さを含んだ物語。阿弖流為がヒーローであるということを東北の人たちに伝えて勇気づけるために自分はどう立ち回ればいいか?懸命に考えて頑張っています」と語った。伊藤さんは、女性ながらも勇敢に敵に立ち向かう戦士を演じている。伊藤さんの家族は東北出身だそうで「改めていろんな本を読んで、自分のルーツを知るきっかけにもなりました」と特別な思い入れを口にした。石黒さんは阿弖流為の兄役で、後に中央の都で役人になるなど数奇な運命を歩むことに。大沢さんが今回の衣裳について「コスプレと間違われる(笑)」と語ったのを受け、「僕はまさにコスプレの極みのような役柄」と笑う。そして「誤解を恐れずに言えば、我々の仕事は“ごっこ遊び”。衣裳や髪、ヒゲを身につけるとあの時代の空気を感じられるような気がして楽しんでます」と充実した表情で語った。大沢さんも「みんなでタイムスリップしようとしています。いままでに見たことのないドラマになると思います」と力強く意気込みを語った。今後、撮影は再び岩手や宇都宮でロケも行われるという。「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は2013年1月、NHKにて放送予定。■関連作品:藁の楯 2013年GW、全国にて公開映画 ストロベリーナイト 2013年、全国東宝系にて公開© 2012「ストロベリーナイト」製作委員会
2012年11月04日アジア最大のショートフィルムの祭典で、今年で14回目を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が6月24日(日)に閉幕。日本人監督の平柳敦子による『もう一回』がグランプリとジャパン部門優秀賞の2冠を獲得した。会場には映画祭創立者でディレクターを務める別所哲也を始め、審査員、プレゼンターに各作品の監督、キャストなど多くの著名人が来場し、アワードセレモニーの開催前にはレッドカーペットイベントも行われた。審査員を務めた俳優の北村一輝、萬田久子、中村雅俊、プレゼンターとして歌手の大黒摩季や女優の川島海荷、また「ミュージックShort部門」の受賞作の原曲を提供した人気バンド「クラムボン」のミト(『Bubble』)、「グッドカミング」(『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』)、さらに作品に出演している松坂桃李も出席し、会場は盛り上がりを見せた。「ストップ!温暖化部門優秀賞」ではワン・チェンヤン監督の『物を大切に』が受賞。審査員の中村雅俊は「表現の仕方にいろんな手法があり、それぞれ面白かったです」と総評。受賞作で描かれる“環境オタク”扱いされる主人公と世間のギャップに触れ「(環境問題を)他人事ではないことを意識して自分にできることをやっていくのが必要だと感じました」と感想を語った。川島海荷は「CG部門」の特別プレゼンターとして登壇。優秀賞を受賞したトーマ・エシェット監督の『フラミンゴ・プライド』を「フラミンゴの毛の動きなどがリアルで驚きましたし、ユーモアにクスッと笑ってしまいました」と絶賛した。ミュージックShort部門の「クリエイティブアワード」はアーティストの楽曲を基に作られたショートフィルムで競われる。プレゼンターを務めた大黒さんも、過去に自身の楽曲が作品になった経験があり「ミュージシャンなら誰でも思うことですが、私たちは全く台本がない状態で『こんな曲を作って』と言われて、途中で急にタイアップが決まったりと常に映像におびやかされてきました(苦笑)。だからこうして映像クリエイターの方が(曲に)画をつけてくださるというのはすごく気持ちいいです。逆の方向のものやタブーというのはすごい力を生むものだと思います」と本部門の意義を訴えた。ミュージックビデオの中から選出される「シネマチックアワード」を受賞したのは、「グッドカミング」の「明日に」を基にした『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』。松坂桃李は彼らのライヴに行ったことをきっかけに出演が決まり「一つの出会いからこのような作品が生まれ、その中に自分が存在できて光栄です」と喜びを語る。タイトルにあるように猫が登場するのだが、松坂さんは何と猫アレルギー!「撮影の前日に判明しまして…。目薬や鼻の薬で乗り切りました」と苦笑交じりに明かした。そして「オフィシャルコンペティション部門」では台湾のジェイ・チャン監督の『泥棒』が「アジア・インターナショナル部門」に輝いた。審査員を務めた小林政広監督は「日本とアメリカの作品は時代を反映したのか保守的だった」とコンペ作品全体に辛口の批評を加えつつ、「その中でアジア・インターナショナル部門の作品を観るのが楽しみでした。この作品を観てすぐに『これだな』と思いました」と称賛を贈った。「インターナショナル部門」のプレゼンターの北村一輝は「寿命が縮まるかと思った」と選出に大いに頭を悩ませた様子。その中で「メッセージ性の強いものを選ぼうということで、弱者の目線から物事を捉えているこの作品に決めた」とフランク・ディオン監督の『エドモンドとロバ』に優秀賞を贈った。「ジャパン部門」とグランプリの2冠に輝いた『もう一回』はアメリカから15年ぶりに帰国した男性と、変わり果てた母の最後の一日を描いた作品。平柳監督は「信じられません。夢見てるみたいです」と驚きと喜びを口にした。現在、シンガポールの学校で映画の勉強をしており、副賞の賞金について「卒業作品(の製作費)に使います。これで貯まりました!」と笑顔を見せた。公式サイト:特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~ 2012年6月4日よりTOHOシネマズにて限定公開ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年06月25日人気漫画を映画化した『テルマエ・ロマエ』が4月28日(土)に公開を迎え、阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、宍戸開、笹野高史、竹内力、武内英樹監督に、原作者のヤマザキマリが舞台挨拶に登壇した。これまでキャストの間でたびたび話題となってきた「誰が最も顔が濃いか?」論争がついに決着!また、劇場来場者にはヤマザキさんの描き下ろしとなる漫画「テルマエ・ロマエ 特別編」の冊子がプレゼントされた。ローマ人の浴場設計士の男が風呂を通じて現代の日本へのタイムスリップを繰り返す中で、日本のお風呂文化を吸収し、ローマの浴場に取り入れていくという奇想天外な物語が展開。日本人キャストが古代ローマ人を演じるため、日本映画界の中でもとりわけ“濃い顔”の面々が集められた。ローマのスタジオ「チネチッタ」での撮影時などもたびたび「キャスト同士で誰の顔が濃いか?」という話し合いが重ねられてきたそうで、完成披露試写会やプロモーションの場でもたびたび話題に。上戸さんからは「みんな濃いよ」という半ばあきれたような反応が返されたこともあったが、この日は濃い顔のメンツが一堂に会したこともあり、観客の拍手の大きさでNo.1を決めることになった。“候補者”は阿部さん、市村さん、北村さん、宍戸さんら古代ローマ人役のメンバーの加え、自ら「何で古代ローマ人になり損ねたのか分からない」と首をかしげる“平たい顔族”役の竹内さんの5人。それぞれが意気込み(?)を語ったが、阿部さんは、みながダーク系のジャケットの中、ひとりだけ白い上下に派手なスカーフの北村さんを指し「ひとりだけイタリアっぽくキメて、イジってほしいとしか思えない。某番組でイタリア語講座にも出てるし」と北村さんへの拍手を誘導。その甲斐あってか北村さんが一番の拍手を獲得した。予想通りの結果に北村さんはうなだれ「何なんだ、今日は(笑)。こんなに拍手をもらって微妙な気分になることはめったにないです」と苦笑を浮かべていた。阿部さんは「いやぁ、悔しいです」と言いつつも顔には満面の笑み。さらに「20年くらいソース顔って言われてきて苦しかったけど、これでスッキリしました」と語り、上戸さんも「とにかく、北村さんが濃くて私も良かったと思います!」と笑顔で総評を述べ、客席は爆笑に包まれた。なお、本作は北イタリアの都市・ウディネで開催された「第14回ファー・イースト映画祭」に出品され、武内監督はつい先日までイタリアに滞在していた。現地の観客の反応について監督は「劇場に入りきれずに100人くらいがあふれてました。お国柄もあるのか笑いも日本の3倍くらい起こり、阿部さんのウォシュレットのシーンでは拍手まで起こっていました」と現地の熱気を伝えた。現地では観客のリクエストの多さから急遽、異例の再上映も行われることになったそうで「イタリアで公開されることを期待したい」と語った。原作者のヤマザキさんも「いまの日本にふさわしい映画ができたと思います。漫画で醸せなかった説得力にあふれている」と劇場版に太鼓判を押す。なお、ヤマザキさんの描き下ろしによる漫画「テルマエ・ロマエ 特別編」の冊子は先着100万人限定で、映画を鑑賞した人に無料で配布される。こちらには何と阿部さんが登場しており、阿部さんと(映画で阿部さんが演じた主人公の)ルシウスが出会うという物語になっているという。『テルマエ・ロマエ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:銭湯に行きたくなる!?『テルマエ・ロマエ』オリジナル手ぬぐいを5名様にプレゼント阿部寛、10年前の上戸彩との共演の思い出を述懐「すごい女優になると思った」阿部寛が古代ローマ人に変身!『テルマエ・ロマエ』試写会に10組20名様をご招待上戸彩、阿部寛の生尻を堪能「ごちそうさまでした!」阿部寛ら男性陣の“濃い顔”談義に上戸彩「みんな濃いよ」
2012年04月30日お風呂をテーマにした異色の人気漫画を実写化した『テルマエ・ロマエ』の完成報告会見が3月22日(木)、物語にちなんで台東区・蔵前の銭湯「梅の湯」で行われ、主演の阿部寛を始め上戸彩、市村正親、宍戸開が出席した。古代ローマ人の浴場設計士が時空を超えて現代の日本と古代ローマを行き来し、日本のお風呂のアイディアを次々と自らの設計に取り込んでいくというコメディ。阿部さん、市村さん、宍戸さんは“濃い顔”を買われてローマ人に扮しており、イタリア・ローマの映画スタジオ「チネチッタ」でも撮影が行われた。世界初となった銭湯での会見に阿部さんは「すごく不思議な感じですね。(背の高い)僕としては天井が高くて気持ちいいです」と笑顔を見せた。「うちのお風呂よりちょっと大きいかな(笑)」と余裕の市村さんは、子供の頃の銭湯体験をふり返り「親父に足をゴシゴシこすられたものです。日本人に生まれて良かったとしみじみ思いますね」と語った。阿部さんらのみならず、顔の濃い俳優陣が古代ローマ人役として勢揃いした本作。「親のおかげでこういう顔に生まれて、ローマ人をやれて光栄。舞台では洋物は多いけど、映画で本当にやれるのか?と思ってたらやれるもんですねぇ(笑)」と市村さん。阿部さんも「傷をなめ合うような気持ちで(キャスト同士)仲良くなれました」とふり返った。現場でも当然のことながら(?)、「誰の顔が一番濃いか?」という話題で議論が白熱したそう。宍戸さんによると「ローマにいるときにエキストラも含めてアンケートを取ったら、(次期皇帝候補のケイオニウス役の)北村一輝さんが一番でした」という。「この話題になるとケンカになる」(阿部さん)とのことだが、そんな男たちの様子に上戸さんは「現場でも何度もこの話題になって『お前の方が…』とか『お前に言われたくないよ』とか言い合ってたんですが、私は静かに『みんな一緒だよ』って心の中で思ってました。現地の方よりはるかに濃かったです」と呆れ顔で語り、笑いを誘った。ローマでの撮影について阿部さんは「本当に(スタジオが)大きかったです。ほかの大作で使った古代ローマのセットがそのまま残ってて、それを使わせてもらえて日本映画じゃないような気がしました」と並み外れたスケールに驚いたよう。また、お風呂に浸かるシーンでは「洞窟の中で市村さんと2人きりで入るというシーンもあり、撮影だけど気が休まりました」と楽しそうに述懐した。『テルマエ・ロマエ』は4月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:上戸彩、菊川怜、忽那汐里が三姉妹でCM出演!おいしいところを持っていくのは…?ローマ人なのに原作そっくり?『テルマエ・ロマエ』キャストに阿部寛&上戸彩『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2012年03月22日TBSの4月からの番組改編発表会が2月29日(水)に行われ、中居正広(SMAP)や錦戸亮(関ジャニ∞)、竹野内豊主演による各曜日放送の連続ドラマや、櫻井翔(嵐)らを主演に迎えた3夜連続のスペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」、さらに18年半ぶりとなる映画専門枠の復活などが発表された。ドラマでは「日曜劇場」枠にて、中居さん主演の「ATARU」を放送。中居さんは映画『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じたことでも有名なサヴァン症候群(※自閉症や知的障害の症状を抱える人が、特定の分野に関して常人では及びもつかない才能を発揮する症状)の主人公・アタルを演じる。共演陣に名を連ねるのは北村一輝に栗山千明。アタルが特殊な能力を駆使して、警察も気づかなかった犯罪の微細な証拠を発見し、観察、推理することで迷宮入りしかけた事件を解決へと導いていく。中居さんにとっては「砂の器」以来、約8年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる。「木曜ドラマ9」では、ドラマや映画でその演技力の高さが絶賛されている錦戸さんを主演に迎えた「パパはアイドル!」(仮題)を放送。錦戸さんは何とドラマの中でも超人気アイドル「関ジャニ∞」の錦戸亮役を演じる。ファンにもメンバーにも黙って年上のシングルマザーと結婚した超人気アイドルの姿を通して芸能界の現実や家族の絆を描くコメディで、優香、川島海荷らも出演する。金曜日22:00から放送される「金曜ドラマ」でスタートするのは、竹野内豊主演の大人のラブストーリー「もう一度君に、プロポーズ」。妻がくも膜下出血で倒れ、手術後に意識を回復するも、夫の波留(竹野内さん)のことや2人で過ごした日々の記憶を全て失ってしまう…。波留はもう一度ゼロから彼女とやり直すことを決意し、再び彼女にアタックする。妻の可南子を始めとする共演陣は近日発表される予定。そして、月曜20時台の「パナソニック ドラマシアター」は、佐々木蔵之介主演の人気シリーズ「ハンチョウ」の第5弾。「ハンチョウ~警視庁安積班~」というタイトルにもあるように、主人公・安積は神南署から警視庁へ異動、エリートたちが集う完全アウェーの中で奮闘する姿が描かれる。共演陣も一新され、小澤征悦に福士誠治、比嘉愛未らが、安積が指揮を執る「警視庁特別捜査一係」のメンバーとして参戦する。また、4月5日(木)からは3夜連続で21:00よりスペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」を放送。終戦間際から終戦直後、高度成長後、そして震災後の現代の3つの時代を舞台に、3人の“問題教師”の姿を通して日本社会、そして教育のあり方を問い直す。第1夜では櫻井さんが教師役に挑戦しており、宮沢りえ、大島優子(AKB48)、人気子役の鈴木福らも出演。校内暴力の嵐が吹き荒れる1980年を舞台にした第2夜では佐藤浩市が、異色の教師を演じるほか、志田未来に貫地谷しほり、木村多江、林遣都、染谷将太ら実力派の俳優陣が集う。第3夜のキャストについては今後、発表される予定。これまで数々のヒットドラマを手がけてきた井上由美子の脚本とあって期待がかかる。ドラマ以外での4月の改編での注目は、映画専門枠の復活。1993年に「水曜ロードショー」が終了して以来、18年半ぶりとなる。水曜日の21時台はライバル局の人気ドラマの影響などもあって、視聴率が伸び悩んできた。これまでTBSでは『ROOKIES−卒業−』や『麒麟の翼~劇場版・新参者~』など、人気ドラマの続編としてヒット映画を送り出しており、こうした一連の邦画に洋画も加えた豪華ラインナップで視聴者の奪還を図る。そのほか、タイトル未定ながら、火曜日の21:00からの枠で音楽バラエティも新たに放送。TBSのゴールデンタイムの音楽番組は「ザ・ミュージックアワー」以来、2年ぶりとなる。MCを担当するのはドラマ「ATARU」にも主演する中居さんと、女優の江角マキコに「AKB48」の面々。ライヴとニュースを組み合わせた“音楽ライヴ・バラエティ”となる予定だという。■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも向井理「場違い承知」と恐縮しきり 『麒麟の翼』ヒット御礼にサプライズ登壇阿部寛、客席の父への思いを吐露『麒麟の翼』監督、続編に意欲も溝端淳平は降板!?『麒麟の翼』阿部寛インタビュー刑事・加賀を通して見る父への思い、後輩への思い阿部寛、東京・日本橋に凱旋!「第二の故郷」だと感謝しきり
2012年02月29日今年3月と12月に上演され、大きな反響を呼んだ『柳家三三で北村薫。-<円紫師匠と私>シリーズより』の第2弾となる『柳家三三で北村薫。2012』の公演が決定した。5月から7月に東京・草月ホールにて公演が行われる。「柳家三三で北村薫。2012」チケット情報柳家三三本人の発案でスタートした本企画は、直木賞作家・北村薫の記念すべきデビュー作である<円紫師匠と私>シリーズを、落語家自身が以前から愛読していたことがきっかけで実現した。原作の構成・文体を忠実に生かし、舞台上には演者である三三がたったひとりいるだけのスタイルで口演する。今回はシリーズの中から第2短編集「夜の蝉」全3作品を、短編集に掲載されているそのままの順序で、1か月に1作品ずつ3か月連続で上演する前代未聞の試みとなる。上演について三三と北村からコメントが寄せられた。「三月二十六日、まだ東日本大震災の余震が続く中、ぎりぎりまで話し合った末『柳家三三で北村薫。』は開催されました。あの状況で会を行うことには、相当なためらいがあったのも事実です。でもあの日、僕は舞台の上で確かに「空飛ぶ馬」の世界を“私”や“円紫さん”とともに生きたのだと思います。北村薫先生の人を見つめる厳しさと、それをも包み込む優しさにあふれた物語を皆さんと共有できたのではないでしょうか。そして今度は「夜の蝉」の中を歩かせていただける……、こんな幸せなことはありません。」(三三)「三月の末、今、《日常》をお届けするのが、わたしたちの役目ではないのか。そういう思いで『柳家三三で北村薫。』の会が開かれました。福島からのお客様が、“これだけは、どうしても来たかったんです”といってくださり、ああ、大きなものをいただいた……と思いました。そして今度は新たに、三三さん演じる『夜の蝉』中の3作を聴けることになりました。登場人物たちに会えるのも嬉しいし、作中の落語も大ネタばかり。前回以上に充実した会になるだろうと、まことに楽しみです。」(北村)公演は5月19日(土)に「朧夜の底~『夜の蝉』より」+「山崎屋」、6月30日(土)に「六月の花嫁~『夜の蝉』より」+「鰍沢」、7月21(土)に「夜の蝉~『夜の蝉』より」+「つるつる」をそれぞれ上演。会場はいずれも同劇場。チケットは3月3日より発売。
2011年12月16日阿部寛主演の映画『テルマエ・ロマエ』で、上戸彩のほかに、市村正親、北村一輝、宍戸開が共演することが発表され、現場から古代ローマ人姿に扮した阿部らの写真が届いた。その他の写真今年の3月にクランクインし、阿部らはイタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで現地のエキストラ1000人とともに撮影を敢行。日本屈指の“顔濃い俳優”阿部、市村、北村、宍戸が古代ローマ人姿を披露すると、現地のスタッフやエキストラからは「あの人本当に日本人なの!?」と声があがるほど馴染んでいたという。本作でローマ皇帝・ハドリアヌスを演じた市川は、「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても、映画でこういう役をやるなんて初めての経験でした」と話しており、北村も「ローマで古代ローマ人をやるとは」と、驚きと興奮を隠せなかったようだ。撮影は5月にクランクアップしており、現代の日本に生きる“平たい顔族”には上戸のほか笹野高史をはじめとする“純和風顔”のキャストが脇を固める。『テルマエ・ロマエ』2012年全国ロードショー
2011年10月19日1960年代に放送された異色のアニメ「妖怪人間ベム」が実写ドラマ化され、亀梨和也(KAT-TUN)、杏、子役の鈴木福がそれぞれ妖怪人間に扮することが明らかになった。オリジナルのアニメは1968年の10月から69年の3月までフジテレビ系列で放送。いつ、どこで生まれたかは分からないが、ひとつの細胞が分裂を繰り返して誕生した、人間でも怪物でもない異形の生物、それがベム、ベラ、ベロという3人の妖怪人間。恐ろしい容姿ながらも正義の心を持った彼らが、時に人間から迫害を受けながらもいつか人間になることを夢見て悪と戦い続ける姿を描いた。人間に受け入れられることのない妖怪人間、醜いヒーローという、かつてないダークヒーローが全国を震撼させ、多くの視聴者を釘付けにした。この名作が土曜ドラマでついに実写化されることに。妖怪ドラマではなく、妖怪“人間”ドラマとして、3人の姿を通じて「人間とは何か?」を描き出す。長く迫害を受け、悲しみを背負い、人間に対する不信感を抱えながらも困っている人を助けずにいられないやさしき男・ベムを演じるのは亀梨和也。気性は荒いが仲間思いで、心の奥底には母親のような優しさと深い愛を持つベラに杏。そして「マルモのおきて」(フジテレビ)で全国区の人気を獲得し、主題歌「マルマルモリモリ」も大ヒット中の人気子役・鈴木福が「人間になりたい」、「人間の友達がほしい」と純粋に願う無邪気で真っ直ぐな少年・ベロを演じる。また、今回のドラマではベム、ベラ、ベロと、彼らを追う側のある刑事の間に芽生える友情が物語の軸になるが、オリジナルキャラクターであるこの刑事を北村一輝が演じる。刑事として腕は一流だが、その優しさゆえにしばしば周囲に利用されてしまううだつの上がらないこの男。少しずつベムらと心を通わせていくが、やがて3人が妖怪人間であることを知り…。亀梨さんはもちろん、リアルタイムではオリジナルのアニメを知らない世代だが「とても有名なアニメ原作なので、驚いたのと同時に大変光栄に思いました。どのように実写化するのか、いまからとてもワクワクしています。自分にとっても特殊メイクや、妖怪を演じさせてもらうのは初めてですし、さらにとてもメッセージ性の強い作品なので、しっかり役に染まりたいと思っています。大人から子供まで楽しめて、なおかつ、色々感じてもらえる作品にしたいです」と意気込みを明かす。杏さんは「アニメのキャラクターを演じることは興味があったので、いつかやってみたいと思っていましたが、まさかベラを演じることになるとは!」と驚きを語る。「レトロな世界観でダークな雰囲気のアニメという印象ですが、それがドラマになるとどのようになるのか、いまからとても楽しみです。ふり返ればいるかもしれない!?そんなリアリティのあるベラを演じられたら、と思います」と早くも気合十分。そして福くんは「妖怪に興味があったので、鬼太郎や妖怪大戦争などにはまった時期があって、『妖怪人間ベム』のことは知っていました。お父さんとお母さんが小さい頃に見ていたと聞いて、僕もDVDを借りて観ました!亀梨さんや、共演者の方々、たくさんのスタッフさんに会えるので楽しみです。どんな衣装とどんなメイクかも楽しみです」と撮影が待ちきれない様子だ。一方、この中で北村さんは、唯一、子供の頃にアニメでベムを見たことがある世代。「記憶に残るアニメの実写化と聞いたときには、とても驚きました。特に自分が演じる刑事は原作にはない、ドラマオリジナルのキャラクターです。妖怪3人とどんな接点や交流が深まるのかと撮影を楽しみにしています」と期待を口にする。日本テレビの土曜の10時ドラマといえば「怪物くん」が放送され、話題を呼んだ枠。今回、脚本を担当したのもドラマ版&映画『怪物くん』も手掛けている西田征史。果たしてどんな妖怪人間ドラマに仕上がるのか?40年を経て蘇った異色の物語で、ベム、ベラ、ベロが迎える結末は――?「妖怪人間ベム」は日本テレビ土曜ドラマで10月放送開始。■関連作品:ちょんまげぷりん 2010年7月31日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開© 2010 J Storm Inc.忍たま乱太郎 2011年7月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 実写版「忍たま乱太郎」製作委員会おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開ごくせん THE MOVIE 2009年7月11日より全国東宝系にて公開© 2009「ごくせん THE MOVIE」製作委員会■関連記事:清史郎くん、こども店長ならぬ“一日こども支配人”に!大忙しも夏休みの宿題は…『忍たま』加藤清史郎が“母ちゃん”檀れいの結婚を祝福ミッチーとも意外な接点アリ『ハリポタ』V2でシリーズ1,000億超えか?全米ではあのアメコミ映画が1位になでしこJAPAN安藤梢の祝福に、加藤清史郎「金メダル獲りたい」宣言加藤清史郎インタビュー『忍たま』で夢が叶った!大人顔負けのちびっこ忍者参上
2011年08月10日父が子供に対して直接、愛情を示すということが簡単なことではないことは、結婚していない者でもよく分かる。辻仁成は、6年ぶり6本目の監督作となる『ACACIA』を「個人的な…身勝手な立場で書いた手紙のようなもの」と表現する。それは、離婚した妻の元に引き取られ、いまは離れて暮らす息子への手紙。伝えたかったのは「忘れたことは一日だってない」という思い。東京国際映画祭のコンペティション部門の一角を占める、父から息子へ向けたこの“優しい私信”について話を聞いた。「父親って何なのか?分からなくなった」「自分の中で分からなくなってしまったことを表現するのが僕の仕事」――。父親の愛とは?それは母の愛とどう違うのか?そんなストレートな問いに対して返ってきたのはこんな答えだった。「自分が前の妻と離婚してしばらく経って冷静になったとき、そして再婚して2人目の子供が生まれたとき、フッと自分たち夫婦のある瞬間の問題のせいで、不幸を与えてしまった最初の子供に思いを馳せたんです。そのときまさに、『父親って何なのか?母親って?』ということが分からなくなってしまった。そこで映画にしようと思ったんだけど、じゃあ答えが出たかというとまだ出てなくて…。きっと、あの子が大きくなってこの映画を観たときにグランプリをくれるのか?それともダメだって言うのか?それが僕にとってのこの映画の評価なのかな、と思います」。作家、ミュージシャンと多くの顔を持ち、その活動は多岐にわたる彼が、その思いを表現するのに映画を選んだのはなぜか?「時間が経つにつれて少しずつあふれ出してくる思いを、最初は小説にしようかと思った。でも、小説だと自分で書いただけで満足して完結しちゃうんです。でも映画なら演じる人やスタッフがいて、しっかりと“監視”される。『身勝手するなよ!』って(笑)。そうして芝居してもらうたびにみんなの解釈が入るから、自己満足で終わんないんです」。実際、そうやって周囲の意見を取り入れる中で、新たに生まれたことがいくつもあったという。例えば、北村一輝が扮するケースワーカーがいつも持っている腹話術の人形も。「北村が言うんですよ。『辻さんの思いはこんなもんじゃないはずだ』って(笑)。それで第一稿を書き直したんです。『北村が言ってくれたことはどういうことなのか?』って考えて、こういう風に“父親”を示せってことなのかな、と。それで腹話術師という設定が生まれたんです。父親のつらい思いを嘘くさくなく、ある種の奥ゆかしさのようなものを伴う表現として」。世界中どこでも見かけるアカシアに込めた思いこの北村さんの役柄――実の息子と離れて、いまは別の新たな家族と暮らす男は辻さん自身を投影した役と言えそうだが…。そう尋ねると少しだけ笑みを浮かべてこう語った。「そのまま全て、自分の心を投影したとは思ってない。そこはやはり、作家的な感覚で嘘も入れているし、都合の悪いことを隠したりもしてるし(笑)。ある意味、観る人とのせめぎ合いの中で思いを投影して作った登場人物と言えるかな」。タイトルにある、アカシアの花に対しては特別な思いが?「世界中旅してると、どこででも見かける花なんですよ。アフリカ大陸の砂漠でも南米でも、気候や風土に関係なく、同じように花を咲かせる。力強い木なのに花はあんなに可憐で、強くて威張っているけど実はハリボテで、中身は弱い人や孤独の殻の中に生きてるけど心の中は穏やかで優しい人…そんなものを描きたかったんです」。アントニオ猪木をそのまま元プロレスラーの役として主演に据えたことでも注目を浴びているが、期待に違わぬ独特の存在感を醸し出している。特に終盤、猪木さん扮する“大魔神”がたった一人でリングに上がる幻想的なシーンは印象深い。「猪木さんは『(引退後は)二度とリングには上がらない』っておっしゃってたんです。映画監督として、この人をリングに上げたいなって(笑)。若い頃からファンでしたしね。あのシーンが表現してるもの?あまり言葉では言いたくないんですが…父親の抱えている責任感とか、後悔の念、そういったものがリングに表れているのかな」。「9.11」を目撃して心の内に生じたある変化「優しさを内包した作品にしたかった」という監督の言葉通り、スクリーンが映し出す人々の表情、アカシアの花、函館の街からは、切なさと共に確かな優しさが伝わってくる。辻さんはそこに、映画監督としての自身の変化も感じているという。「9.11以前の自分の(監督)作品は、全て暴力なんですよ。暴力で人が無残に死んでいく映画で、海外の映画祭でも客が半分帰っちゃう(苦笑)。でも9.11の惨状を見て『もう暴力はtoo muchだな』って思い、自分の作品を観ることすらなくなってしまったんです。特に海外にいて、テロが日常にあるような時代の中で、何かを繋げていく、ということが映画や音楽、小説の使命だな、と。優しさだけじゃダメだけど、苦しさの中から変化して生まれてくる優しい感情をみんなが持てるようなものを撮りたかったんです」。映画監督の顔なのか、父親としての顔なのか?少しだけ照れくさそうに、だがしっかりと“愛”を語ってくれた。東京国際映画祭2009特集■関連作品:ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日ミュージシャン、作家としても活躍する辻仁成が6年ぶりにメガホンを握り、今年の東京国際映画コンペティションの唯一の邦画作品として送り出す『ACACIA』。主演に映画初出演となるアントニオ猪木を迎えたことが注目を集めているが、映画は猪木の存在感だけに頼ることのない、優しく繊細な物語に仕上がっている。猪木が演じるのは心優しき元プロレスラーの大魔神。かつては妻も子もある身だったのだが、うまく愛情を伝えられないまま息子を亡くし、それが原因で妻とも離婚、いまは老人たちの暮らす団地で用心棒をしている。そんな彼の家に、母親が恋人の元に奔ったためにひとりぼっちになった少年が転がり込んでくる。2人の交流を中心に、辻監督が自らを反映させたとおぼしき、少年の実の父親ではあるが、いまは別の家庭を持ち妻と娘たちに囲まれて暮らすケースワーカーの男(北村一輝)の存在を交えつつ物語は進む。それぞれ異なる形で我が子を失った男たち。ずばり、物語の中心にあるのは、揺れ動きつつも確かに存在する“父の愛”である。そもそも父性とは何なのか?人はいつ、どうやって“父親”になるのか?とかく言われることだが、自分がお腹を痛めて子供を産む母親と比べ、世の父親はどうにも自分が父親であるという自覚が足りない…らしい。映画の中でも、少年を大魔神に押し付けて立ち去ろうとする母親(坂井真紀)ですら少年が見せるちょっとした表情の違いに敏感に言及するのに対し、ケースワーカーの父は当初、少年を見かけても、それが自分の子だと分からなかったりする。一方で「あの子のことを考えない日はない」という彼の言葉もまた真実なのだろう。失って初めて知ったかけがえのない存在を噛みしめつつ、心の隙間を何とか埋めようとする不器用な男たちの姿が心を打つ。つい先頃公開を迎えた『私の中のあなた』でキャメロン・ディアス扮する母親やまもなく公開の韓国映画『母なる証明』のキム・ヘジャが演じた母が見せるのが我が子への“絶対的な”愛だとすれば、この映画で示されるのは父親の、戸惑い悩みつつ、というどこか頼りない愛である。終盤にケースワーカーの父が、息子との距離を縮めるために打って出る、大魔神仕込みのまさに“体当たり”の最後の手段には思わず笑ってしまうが、同時にこの父子のやり取りを見ていて、子供を持つ父親もそうでない人も、そして母親である人もうらやましく感じるのではないだろうか?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー
2009年10月17日背中を丸めて裁縫仕事にいそしむこの男は…アントニオ猪木!こちらの写真はミュージシャンにして作家、そして映画監督としても活躍する辻仁成の6年ぶりの最新作『ACACIA』の一場面。猪木さんが、70歳を過ぎた心優しき元プロレスラーを演じる本作が、10月17日(土)より開幕する第22回東京国際映画祭でコンペティション部門に出品されることが発表された。昨年の初夏に製作が発表されて以来、“辻仁成×アントニオ猪木”という異色のコラボレーションが注目を集めていた本作。狭き門をくぐり抜け、世界中から厳選されたコンペティション部門15本の中の1作に名を連ねることとなった。物語は美しい港町を舞台に、寂れた団地の用心棒を務める心優しい元プロレスラー“大魔神”と孤独な少年の交流を中心に、高齢化が進む現代社会の一面を描き出す。猪木さんに加え、石田えり、北村一輝、坂井真紀ら実力派の俳優陣が出演する。毎年、高い注目を集める東京国際映画祭。過去に日本映画が最高賞(東京 サクラ グランプリ)を受賞したのは第1回の『台風クラブ』(相米慎二監督)と第18回の『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督)の2作品のみ。3度目の快挙なるか?東京国際映画祭は10月17日(土)から25日(日)の日程で開催。『ACACIA』の前売り鑑賞券は10月3日(土)より発売開始。第22回東京国際映画祭■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:東京国際映画祭、今年の審査委員長に『バベル』イニャリトゥ監督が就任!辻仁成の最新作にアントニオ猪木主演!高齢化社会に闘魂注入!
2009年09月08日