現代のお茶革命! こだわりの日本茶を気軽に楽しむお店大阪・靭公園に隣接した建物の1Fに入っている「CHASHITSU Japanese Tea & Coffee(チャシツ ジャパニーズ ティー アンド コーヒー)」。こちらでは、国産の茶葉とブレンドしたコーヒーや、おはぎバーガーなど、ユニークなメニューを楽しむことができます。お茶を飲みながら、靭公園の景色をのんびり眺められるのも魅力。現代のお茶文化に、千利休のような変革を起こす商品作りがコンセプトです。茶葉もこだわりのものを使用。民間のハローライフの一角にあるため、本棚には「働く」「仕事」に関する約200冊の本もストックしています。名物「おはぎバーガー」で和をカジュアルに楽しむ名物のおはぎバーガーは、おはぎをハンバーガーに見立てた新感覚の和スイーツです。「江戸のおはぎに飽きちゃった」というシャレの効いたコンセプトのもと、和をよりカジュアルに楽しんでほしいという想いから作られました。季節限定の「おはぎバーガー よもぎ(250円)」は、よもぎの独特の苦味が、あんこの甘みと相性バツグンの一品です。和テイストの独創的なメニューがほかにも色々!おはぎバーガーはよもぎのほかに、オーソドックスな「おはぎバーガー 胡麻づくし(250円)」や、「おはぎバーガー 七穀(280円)」も用意。「おはぎバーガー 胡麻づくし」は、あんこが甘すぎず、すっきりとした後味が魅力です。胡麻の風味がほのかに口に広がります。「おはぎバーガー 七穀」は、七穀で作ったおはぎを桜の葉で包んだ一品。七穀の歯ごたえと桜の香りが癖になります。ドリンクも、コーヒージュレとほうじ茶をかけ合わせた、「ほうじカフェジュレッティー(450円)」や「抹茶ヴェエナコーヒー(480円)」など、ここでしか味わえない独創的なメニューを多数用意。おはぎバーガーや、コーヒーとお茶をブレンドした新感覚ドリンクが楽しめるお店「CHASHITSU Japanese Tea & Coffee」。落ち着いた空間で美味しいお茶とお菓子に癒されつつ、仕事についてゆっくり考えてみるのもおすすめです。スポット情報スポット名:CHASHITSU Japanese Tea & Coffee住所:大阪府大阪市西区靱本町1-16-14 HELLOlife 1F電話番号:06-6147-3286
2018年05月08日この週末からいよいよ始まったゴールデンウィーク、今年は何をして過ごす?都内とその近郊では大注目の展覧会が続々とスタート。行楽シーズンにぴったりな野外イベントも! GWお出かけまとめの前回「都内の新名所5選」に続いて今回は、今すぐ行けるおすすめスポット全10ヶ所をまとめました。GWに合わせて注目展覧会が続々とスタート◆黒柳徹子×田川啓二の「SU・TE・KI!展」が横浜に(〜5/7)日本橋髙島屋で開催され大好評を博した黒柳徹子と田川啓二による珠玉のコレクションが並ぶ「SU・TE・KI!展」が、横浜髙島屋ギャラリーで5月7日まで開催中。時代を問わず「SU・TE・KI!」と思えるものの素晴らしさを多くの人に知ってほしい、そして未来にも残したい……そんな2人の想いがぎゅっと詰まった本展では、未公開コレクションも展示される。◆落合陽一の新作と近作を一堂にそろえた個展が開催中(〜6/28)落合陽一の近年の制作のテーゼである「計算機自然」をモチーフに、新作と近年合わせて全15点で構成されたソロエキシビション「落合陽一、山紫水明∽事事無碍∽計算機自然」が表参道のジャイルで6月28日まで開催中。ジャイルの吹き抜け空間にも5月13日まで作品が展示されているのでお見逃しなく。◆清川あさみ「美女採集」展。ゆりやんレトリィバァ、和田アキ子、コムアイ、菅原小春が新作に(〜5/6)清川あさみの個展「ADASTRIA 美女採集」by ASAMI KIYOKAWAが表参道ヒルズのスペース オーで始まった。今回の個展では、清川あさみの代表作「美女採集」にフォーカス。注目されるのは、清川あさみが今最も気になる美女として水曜日のカンパネラのコムアイ、菅原小春、ゆりやんレトリィバァ、和田アキ子を“採集”した初公開の新作。その他も合わせて100点以上の「美女採集」作品や、他シリーズの最新作の初公開、清川とゆりやんレトリィバァのトークショーなども予定されている。◆女優のんがアーティストとして初の個展開催! (〜5/8)1993年生まれ、女優やモデル、声優、ミュージシャンなど、“創作あーちすと”として様々な活動を行うのんが初個展「‘のん’ひとり展-女の子は牙をむく-」を、渋谷スペイン坂のギャラリーエックスバイパルコで開催中。会場では、「女の子は牙をむく」をコンセプトに描き下ろされたドローイングや立体作品、インスタレーションを中心に、自作衣裳なども公開されている。中でも見どころの一つに、のん自らが身体を使い演出を加えた写真作品がある。そこにはアートの解説に加えて何より作品を見る人にも自由な発想で楽しんでほしいというのんからのメッセージが込められているという。◆野性爆弾くっきー「超くっきーランド」がパワーアップして池袋へ上陸! (〜5/20)くっきーの狂気の世界観は世界水準であった...。野性爆弾くっきーによる最狂の展覧会「超くっきーランドneoneo」が、池袋パルコ本館7階のパルコミュージアムでスタートした。昨年10月に原宿でスタート、今年3月に台湾で開催し1ヶ月で10万人を動員した本展。今回は、吉田ユニらクリエイターとのコラボレーションした作品などに加え、世界初公開の「チェチェナちゃんの乙女部屋」や本邦初公開の「台湾お出かけフォト」といった新作も披露される。◆建築家の藤本照信監修、余すところなく日本建築の本質に迫る壮大な「建築の日本展」@ 森美術館(〜9/17)六本木ヒルズの森美術館で「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」が開催中だ。サブタイトルに「その遺伝子のもたらすもの」とあるように、本展では全100プロジェクト、総数400点を超える展示品を通して日本の現代建築が、古代の伝統を礎としていることを深く隅々まで知ることができる。なかでも日本古来の工芸として、原寸大模型で再現された千利休の茶室、国宝・待庵には中に入ることもできるのだ。たった2畳分のスペースで構成された美しき日本建築の遺伝子を体感してほしい。◆五木田智央の最新作がみられる個展「PEEKABOO」@ 東京オペラシティ(〜6/24)2014年に大規模な展覧会をDIC川村記念美術館で開催したことが記憶に新しい、画家・五木田智央の個展が6月24日まで初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中。本展では、最新作を含めた2000年以降の作品約50点が公開されている。また5月10日までは、丸の内のH.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHIで「History on paper」シリーズにフォーカスした展示も開催中など、2018年の活動にも目が離せない。「記念撮影」 2017 アクリルグワッシュ、キャンバス Courtesy of Taka Ishii Gallery Photo: Kenji Takahashi◆岩合光昭の写真展「世界ネコ歩き」が帰ってくる。世界の猫たちが大集結(5/2〜5/14)猫を40年以上ライフワークとして撮り続けている写真家・岩合光昭のNHK BSプレミアム番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の写真展第2弾が開催される。今回は、ニューヨークのピザ屋の看板猫「ホワイトス ライス」を始め、世界60ヶ所以上の撮影地から厳選された猫たちの作品約170点が公開となる大大大ボリュームの展示。猫好きには必見だ。©Mitsuaki Iwago◆奈良美智、名和晃平、荒木経惟など原美術館の歴史を物語る作品が一堂に(〜6/3)原美術館では、創業者であり館長の原俊夫がキュレーションした「現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展」が開催中。前期と後期に分けられた本展は現在、後期が開催中。安藤正子、荒木経惟、ヤン・ファーブル、森村泰昌、奈良美智、名和晃平、蜷川実花、野口里佳、マリック・シディベ、杉本博司、やなぎみわなどの作品が展示されている。奈良美智「Eve of Destruction」2006 年 カンヴァスにアクリル絵の具 117x91 cm / ©Yoshitomo Nara海辺でシネマを鑑賞!◆夜景を見ながら海辺で映画。みなとみらいの2ヶ所でシネマイベント(5/2〜6)みなとみらいの夜景を臨むロケーションで映画鑑賞を楽しめる野外シアターイベント「SEASIDE CINEMA」が、横浜赤レンガ倉庫とマリン アンド ウォーク ヨコハマの2ヶ所で開催される。“ファミリー映画”をテーマにした横浜赤レンガ倉庫の上映作品には、『ルパン三世 カリオストロの城』、『パディントン』など。一方“海と音楽”をテーマがテーマのマリン アンド ウォーク ヨコハマでは、『オーシャンズ』や『スタンド・バイ・ミー』などが期間中日替わりで上映される予定。→→ゴールデンウィーク中開催のイベント情報をもっと見る。
2018年04月28日旅好きで訪れた国は50か国以上と、いつの間にか世界一周をしてしまったLuxury Backpackerの雨宮。今回は国内旅行、冬の京都特集です。昔銭湯だった場所をカフェに改築したレトロカフェやアートを楽しめるお寺をご紹介します。女子がときめくタイルがいちめんに! レトロなカフェがたまらないまずは、京都で話題のカフェ。北部の大徳寺エリアにある築80年の銭湯を改築して作られたカフェ『さらさ西陣』です。ここでは京都ならではの和の趣とモダンなカフェ文化を上手に融合させたレトロ空間を味わえます。店内に入ると、天井も高く、意外と奥行きもありました。昔ながらの電話が残されていて、アンティーク家具などの調度品がいい感じに壁や床、タイルと融合していてとても素敵。思わず「わ〜」と声が出てしまいます。写真左上・低くなっている場所は脱衣所や番台だったそう。実際に使われていた鏡もそのまま残されていました。写真下・奥に進んでいくと、ときめくのはこの「和製マジョリカタイル」。お風呂場で昔から使用されていたもので、日本でもこのようなデザインタイルは珍しいそうです。男女の風呂場を隔てる壁は雑に崩されていて、それがまたいい趣を出しています。写真右上・実際のお風呂はこの床の下に隠れていて特別に見せていただきました。テーブルの下からひょっこりと現れた湯船の意外な小ささに驚きですね! 昔お風呂だっただけあって、音の反響もいいそうで、時々、カフェでは音楽ライブも開かれるそうです。今回いただいたのはケーキセット950円(税込)。店内の雰囲気は和製レトロですが、スイーツはアメリカの焼き菓子を用意しているそうです。ナッツタルト、マロンチョコレートタルト、キャラメルチーズケーキなど、しっかりとした甘さを楽しめるケーキがそろっています。紅茶は京都のこだわりのブランドを使用していて、コーヒーも丁寧にドリップして淹れてくれます。一面に広がるタイルはとてもフォトジェニックで有名芸能人もポスターの撮影にくるほどです。写真を撮ったりと素敵な思い出写真が残せる女子旅でもおすすめの場所でもあります。アートも楽しめるお寺へ続いて、ご紹介するのは洛中エリアにある妙覺寺です。ここには織田信長など、さまざまな人物が宿泊していたそうです。また千利休による茶会も開かれていました。まさしく偉人も滞在したパワースポットですね。織田信長というと本能寺のイメージが先立ちますが、実はここは定宿で信長が京都に来た20数回のうち18回も妙覺寺に宿泊していたそうです。本能寺には実際、3回しか宿泊しておらずその3回目に本能寺の変が起こりました。もし、その時も妙覺寺に宿泊していたら……「妙覺寺の変」と時代は変わっていたのかもしれませんね。こちらでは冬の時期、特別に室町時代に活躍した絵師、狩野元信筆と伝わる幅約4.6m、高さ約5.9mの巨大な「大涅槃図(だいねはんず)」の寺宝も特別展示されます(1月6日〜3月18日)。元信の展覧会は東京でも開かれ、歴代の狩野派絵師のなかでも最も高く評価されたといわれるほど素晴らしい才能を秘めた絵師です。この機会にぜひ、普段は見ることのできない作品をみておきたいものですね。色鮮やかでとても迫力がある作品でした。さらに、妙覺寺の見所は巨大仏画の公開制作です。制作者は、元・雑誌のアートディレクターで、岡本太郎氏にインタビューで衝撃を受け画家となった塩澤文男氏。なんと横幅12mにも及ぶお釈迦様と四天王の巨大な仏画を公開制作しています。アートディレクターに限らず、パーカッショニストなど、さまざまな才能を持つ塩澤氏。この作品はまだまだ途中だそうで、運がよければ実際に彼が書いているところも見られます。最後には蛍光塗料を塗って光る仏画が完成する予定だそうです。お寺に光る仏画とは! 新旧の融合な感じがしておもしろいですよね。ぜひ完成後を見てみたいものです。※妙覺寺は敷地内は庭園を除いてすべて一般撮影禁止となっております。今回は特別に撮影させていただいています。新幹線ではふわふわのオムレツサンド今回、2回に渡り日帰りでも楽しめるのんびり冬の京都をお届けしました。古いものと新しいものの融合、珍しいカフェ、アート観賞などのんびりと冬の京都を散策するのも、いつもと違う顔を楽しめていいものです。最後に帰りの新幹線でのおすすめは昭和23年、京都創業の老舗パン屋さん『志津屋』 の「ふんわりオムレツサンド&ビーフカツサンド」(520円)はいかがでしょう? 京都駅内に支店もあるので購入しやすく、ボリュームもたっぷり。新幹線で食べるのにピッタリですよ。京都は行くほどに深みが増して楽しいところです。Information■妙覺寺京都府京都市上京区下清蔵口町135
2018年01月09日中井貴一と佐々木蔵之介がW主演を務める映画『嘘八百』から、この度、不運をつかまされてきた親の娘・息子を演じた森川葵と前野朋哉の新映像がシネマカフェに到着した。本作は、千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺を舞台に、イカサマ古物商と落ちぶれた陶芸家が幻の利休の茶器という“真っ赤なウソ”で仕掛ける一発逆転の大勝負を描く開運エンターテインメント。今回到着したのは、佐々木さん演じる腕は立つのに落ちぶれた陶芸家・佐輔と妻・康子(友近)の息子、誠治役の前野さんと、中井さん演じる空振りばかりの古物商・則夫の娘、いまり役の森川さんの出演シーン。映像では、黙々とすき焼きを食べている最中、誠治が「好きなんです!」と叫ぶところからスタート。そして、いままで見たことのない誠治の大胆な姿に、「よう言った!」と喜ぶ佐輔と康子。しかし、そんな佐輔一家の姿を見て則夫はいまりに帰ろうと促すが、当のいまりは「帰らない!」と宣言!「初めてだから…こんな気持ち」と笑顔を見せる。本作では、この若き2人の愛の行方にも注目だ。『嘘八百』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月27日中井貴一×佐々木蔵之介のW主演で贈る“お宝コメディ”『嘘八百』の完成披露試写会が、12月17日(日)、東京・千代田区のイイノホールで行われ、W主演の中井さん&佐々木さんに、友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、芦屋小雁、近藤正臣といった超豪華俳優陣と武正晴監督が登壇した。本作は、千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺を舞台に、イカサマ古物商と落ちぶれた陶芸家が“幻”の利休の茶器という“真っ赤なウソ”で仕掛ける一発逆転の大勝負を描く、年初めにぴったりな開運エンターテインメント。この日、満員の観客に迎えられ、本作のタイトル『嘘八百』にちなんで “真っ赤”に染まったステージに監督・キャストの総勢12名が登壇。立ち位置を間違えた坂田師匠の初っ端の「すんまてん~(すみません)」のギャグに一同大笑いでスタートした。友近「本日はみなさんようこそ。藤原紀香です」まずは、W主演を務めた中井さんと佐々木さんは、本作が初の本格的タッグ。古物商・則夫を演じた中井さんは「こんなに人(キャスト)が多い舞台挨拶は初めてです。自分で来たいと言って、来た人もいるようです。1人2分話しても20何分かかるけど、それを切っても面白くないので…みなさん覚悟して舞台挨拶に臨んでください。あれ、なんの話だっけ?まあ、いいです!」と、初めから一筋縄ではいかない(?)挨拶が。また、陶芸家・佐輔を演じた佐々木さんは「この映画は堺で1回、難波で1回イベントをしているのですが、関東のお客様に観ていただくのはドキドキしているんですが、こんだけ大勢仲間がいるので、ちょっともうすでに楽屋でも楽しく…楽しんでね!」と、こちらも話を早めに切り上げ、スタートを切った。そして、佐々木さん演じる佐輔の妻・康子を演じた友近さんは、現場での雰囲気を尋ねられ「本日はみなさんようこそ。藤原紀香です」と鉄板の挨拶をすると、待ってましたとばかり会場は大爆笑!続いて、「本当に現場が楽しくて、こんなにゆっくり日向ぼっこをしているような雰囲気は初めてだな、と。私はおじさんとかおじいさんが大好きなので、リアル『やすらぎの郷』というところでした。本当に楽しかったです」と現場をふり返った。ベテラン勢の中で数少ない若手の森川さん、前野さんにも尋ねると、則夫の娘・いまりを演じた森川さんは「この組で最年少で、最近はスタッフさんより年上というのも多かったのですが、年下でいいんだ、と思えました。(笑)面白い話をされる大ベテランの方がたくさんいらっしゃるので、私はこれくらいで」と応え、佐輔&康子の息子を演じた前野さんも「蔵之介さんと友近さんから生まれた役が僕です。緊張感もありつつ、ほんわかした空気でした。が、この辺にしておきます(笑)」と続く出演者にバトンタッチ。坂田利夫の「イエス、アイドゥー」を友近が通訳!?続いて、ネタバレになる謎の女役を演じたのは堀内さん。「監督が指揮を取るのが力強く、中井先輩と一緒に、『本当に演技をみてくださる監督だね』と話したのが印象深かったです」と現場をふり返った。佐輔の仲間の紙職人よっちゃんを演じた坂田師匠に、まるでアドリブのようにみえる自然なシーンが多かったことを問われると、「イエス、アイドゥー」と答え、友近が「はい、と言っています」と絶妙のタイミングで通訳を入れ、またまた会場&キャストも大爆笑に。坂田師匠は「本当に優しい方ばっかりで本当に喜んでおります。ただ私の今日の目的は結婚したい」と突然の告白をし、隣にいた堀内さんに「可愛らしい顔でありがたいね。なんでも買いまっせ」とアピール。「今年は諦めたけど、来年は結婚しますからね」と続ける師匠に、中井さんからは「師匠、師匠、映画の舞台挨拶」とのツッコミが入っていた。飲み屋のマスターで筆職人を演じた木下さんが「僕も結婚したいんで、通じ合ったな、と思いました。坂田師匠は自由演技されるので、僕たちは本通りやっても、できないんですね。その辺をお楽しみくださいませ」と坂田師匠に被せてあいさつ。また、骨董店社長を演じた小雁さんが「面白かった。本当に面白い。このメンバーをみていただいたらわかると思うけど。1つこの映画を盛り上げてくれたら」と絶賛を贈った。大御所鑑定士を演じた近藤さんは「ほんま嘘八百、です。色々みなさんおっしゃいましたがほんまかいな?俺はただただ寒かった。映画ってだいたいそういう日はあるんですけどね。あのね、センターのお2人の映画は今後何回もね、見れると思います。だけどこの辺はダメです。人様の前に出ちゃダメ」と隣にいた坂田師匠を指差すと、坂田師匠が「イエス、アイドゥー」と反応し、友近がすかさず「はい、と言っております」と通訳を入れるナイスなコンビネーションのギャグに、またも大爆笑。最後に、このキャストをまとめ上げた感想を尋ねられた武監督は「本当に嘘みたいですね。ここにいる人たちの活躍をどうぞご注目ください」と、何とか(?)まとめてくれた。中井貴一、“娘”森川葵を「今後もよろしくお願いします」本作が冴えない2人が大勝負に出る話であること、そして今年も残すところあと2週間ということにかけ、「今年をふり返って自身で何か大勝負に出たこと」、または「来年これに大勝負をかけたい」と思っていることに話が移り、中井さんの「坂田師匠と木下ほうかは結婚だと思います、ね、師匠?」に、坂田師匠は「はい!」。すると、「そこはイエス、アイドゥーじゃないんかい」と塚地さんからもツッコミが入った。改めて「未来は森川にあると思うんで、森川に」と中井さんから振られた森川さんは、「私は今年、大勝負に出たオーディションがあって、撮影中に中井さんにアドバイスをいただいていたりしたんですが、結果ダメだったんですよ」と告白。「その結果を受けて、貴一さんに『オーディション、ダメでした』と連絡したんです。そうしたら、『よかったな。お前はそれに落ちたことで、ほかのいい作品に出会えるんだから、それはタイミングじゃないってことだよ』って話していただいて、そこで今年本当にたくさんの良い作品に出会えたんで、本当によかったな、と思えました」と感謝を込めてコメント。その話を受けた中井さんは、「負けて勝つっていうことがありますから。今後も森川をよろしくお願いします」と、自身の娘役を演じた森川さんにエールを送った。続いて、“大勝負”について話が振られた佐々木さん。「ないですね。ないもんはない、来年何したいか言われて言ってみても、2月には忘れてるんで…(笑)」と来年の目標をあえて立てないことを宣言。一方、友近さんは、「以前、仕事でダイエットをやっていたんですが…来年はいまから10キロ痩せたい。今回みなさんのお芝居観ても素晴らしかったんで、女優業にも挑戦したいなと思っています」と意気込む。そして、来年が芸能生活70周年の小雁さんからは「70周年で、頑張らへん」と、逆に“頑張りません宣言”が飛び出していた。最後に、「この舞台挨拶で僕たちがどんな雰囲気で撮影していたかわかると思います。現場では真剣に撮っていたんですが…(笑)」と佐々木さんが挨拶し、「今日来ていただいた皆さんはチーム『嘘八百』です。面白くても、面白くなくても“嘘をついて”、宣伝に協力してください」と話すと、中井さんが「舞台挨拶は5人までだな。(笑)坂田師匠と木下ほうかと結婚しても良いというみなさんは、受付の方にご住所とお名前を置いていってください。こちらからご返信します。塚地くんの(落とした)財布も『嘘八百』までご連絡ください」と話し、キャストの自由な発言を見事に締めくくるように、大盛り上がりの中イベントは幕を閉じた。『嘘八百』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月18日せっかくのデートを失敗に終わらせないために、マナーはとても大事。この連載では、気になる男とのデートで「とりあえず、ここだけは押さえておきたい♡」というマナーをご紹介します。マナーのツボを押さえている女子は、それだけで好印象に♡ 今回は、彼や彼のご家族・上司とお食事という場面で役立つマナーをご紹介します。あなたは“懐石料理”を美しく食べる自信がありますか?文・並木まき■「懐石料理」って何?“懐石料理”とは、茶会の席において、お茶の前に出される軽食を指し、かの千利休が完成したものだと言われています。空腹のまま刺激の強い茶を飲むことを避けるのが目的です。料理の品数や出てくる順序に決まりがあります。※ “懐石”という言葉に“料理”という意味が含まれているのですが、“懐石料理”と呼ぶのが一般的です。■お料理の順番と、それぞれのマナーを確認それでは、一般的な懐石料理店で出されるお料理の順番通りに、それぞれのマナーをご紹介♡※ 順番には諸説あります。実際に食事をいただくにあたっては、ちょっとしたポイントさえ押さえておけば、懐石料理は怖くありません!■1:飯最初に出てくるお料理が“飯”。本格的なお料理の前に出てくる、ちょっとしたお料理です。小さなお寿司などのご飯ものやお蕎麦が出ることが多く、音を立てずに食べるのがスマート。■2:お椀(汁)次に、箸や口を洗う(と言っても、実際に洗うわけではありません)ために、お椀が出てきます。いきなり中身を食べるのではなく、最初に汁をひと口吸うのがマナー。その際、お椀から外した上蓋は裏返してお椀の向こう側に置き、食べ終えたら運ばれてきた時と同じ状態になるようお椀へ戻します。よく、「食べ終わりました」のサインで上蓋を裏返しにする人がいますが、器が傷つくという理由で、厳密にはマナー違反です。■3:向付(むこうづけ)旬のお魚を使ったお料理が出てくるので、ゆっくり丁寧に味わいながらいただきます。■4:椀盛澄まし汁に、沢山の具が入ったお料理。こちらも、上蓋はお椀の向こう側に。■5:焼物旬のお魚を焼いたものが多く、最近では骨を取った状態の切り身が出てくることが多いです。■6:強肴(しいざかな)「強いてもうひとつ」という意味で出てくるのが強肴。酢の物や、和え物が出されることも。■7:八寸(はっすん)海のものや山のものが盛り付けられて出てくるお料理。こちらも、ゆっくり丁寧に味わって。■8:湯桶(ゆとう)昔はお茶漬けなどが出ることもあったようですが、最近ではご飯ものが出てくることが圧倒的に多いです。炊き込みご飯など、ちょっと凝ったものも。■10:香物お漬物です。締めのご飯と一緒に、バランス良くいただいて。懐石料理は、基本的に出された順番の通りに、丁寧に味わっていただけば大丈夫。マナーの真髄は、一緒にいる方に不快な思いをさせないことですから、「懐石料理なんてムリ!」と毛嫌いせずに、丁寧に味わいながらその場を楽しんで。懐石料理の順番も、お店によって多少変わることがあるので、まずは名前を覚えておくだけで問題ないでしょう。細かいマナーをあげればキリがないので、まずは「これだけは♡」の部分を押さえて、恐れずに臨んでみて!(C) Hiro / PIXTA(ピクスタ)(C) VGstockstudio / ShutterstockKAORU / PIXTA(ピクスタ)
2017年12月13日狂言師・野村萬斎主演の映画『花戦さ』が、6日からビデオマーケット、TSUTAYA TV、U-NEXTなどで配信をスタートし、DVDも同日発売された。映画『花戦さ』今年6月3日に公開された同作は、鬼塚忠氏の小説『花いくさ』が原作。花の名手である初代・池坊専好と千利休の友情や、京都の町衆・六角堂にいる花僧が、権力者・豊臣秀吉の乱心に刃でなく花をもって相手をあだ討ちするストーリーが展開する。専好を演じる萬斎は、役柄の「天真らんまん」「奇想天外」というイメージからオファーを受ける。クランクイン前には華道の指導も受け、細かい所作にもこだわって撮影に挑んだという。「命あるものにさらなる命を吹き込む、純粋(ピュア)な存在として演じたい」と意気込み、「特有の所作に、私なりの動きを生かせれば」と語っていた。各レビューサイトでは、Yahoo!映画が3.68点、映画.comが3.3点、フィルマークスが3.5点(2017年12月11日時点)。DVDには、メイキング、記者会見や舞台あいさつなどの特典映像が収録されている。(C)2017「花戦さ」製作委員会
2017年12月11日東京・六本木の森美術館で、「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」が2018年4月25日(〜9月17日まで)にスタートした。前日に行われた内覧会より本展の見どころをレポートしよう。建築家・建築史家の藤本照信が監修する本展では、日本の建築を読み解く鍵と考えられる「可能性としての木造」「超越する美学」「安らかなる屋根」「建築としての工芸」「連なる空間」「開かれた折衷」「集まって生きる形」「発見された日本」「共生する自然」と9つの特質で章を編成し、機能主義の近代建築では見過ごされながらも、古代から現代までその底流に脈々と潜む日本建築の遺伝子を考察する。レポートする上で特筆すべきはなんといっても圧倒的な展示ボリューム。100のプロジェクトに400を超える点数で、古くは縄文時代の住居から、現在進行中の建築物や未来の計画案など現代建築までを一挙に紐解いている。紹介されている建築家の名を挙げれば、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)や丹下健三、黒川紀章、安藤忠雄、磯崎新、隈研吾、杉本博司、SANAA......建築プロジェクトには、平等院鳳凰堂(1053年)、厳島神社(1241年)といった世界文化遺産から古代出雲大社本殿や伊勢神宮正殿、東京オリンピック国立屋内総合競技場(1964年)、日本武道館(1964年)から、現代に建てられた豊島美術館(2010年)や、東京スカイスリー(2012年)、ラ コリーナ近江八幡 草屋根(2014年)、台中国家歌劇院(2016年)などの建築まで......といった網羅具合だ。中でも、「建築としての工芸」のセクションで紹介されている、千利休作と伝えられる現存する茶室建築として日本最古の国宝・待庵は必見だ。京都で実物の待庵を見たことがある人も多くいらっしゃるだろうが、ここでは、ものつくり大学が原寸スケールで再現した模型を、間近で見るだけでなく中に入ることができる。本展の監修者である藤本氏の「千利休は、炉の位置、床の間、腰壁に貼られた紙、障子とそこから入る光、たった2畳のスペースにどこをとっても直しどころのない、完璧かつ芸術的な場を作り出した」という語りにもあるように、用の美を秘めた日本建築の遺伝子を実感すれば、普段は無意識的な日本人としての遺伝子が目覚めてくるだろう。「連なる空間」セクションで紹介されている丹下健三自邸(1953年)は、1/3スケールの巨大模型で再現されている。丹下健三は、広島平和記念公園(1954年)、大阪万博記念公園(1970年)など、戦後の国家的プロジェクトを牽引した建築家。1/3とはいえど、宮大工の技術により実物と変わらない高精度で作り上げられた模型はさらに、タブレットPCを通じて当時の様子が伺える写真とともに鑑賞することもできる。デジタル技術とのコラボレーションといえば欠くことのできない、ライゾマティクス・アーキテクチャーが作り上げた日本建築の原寸スケールを3Dで体験できる空間だ。「Power of Scale」と名付けられたこのインスタレーションでは、レーザーファイバーと映像により、桂離宮や中銀カプセルタワーなど日本建築の空間概念が大小様々なスケールで原寸再現され、鑑賞者はその空間の中に入り込んでダイナミズムを体感することができる。あまりにも見応えがあるので、小休憩を兼ねて展示の中間に設けられたブックラウンジにもぜひ注目していただきたい。ここは、戦後のモダニズム建築時代を牽引してきたデザイナーたちの名作家具で構成されており、丹下健三研究室が設計したマガジンラック付ベンチを囲むように、剣持勇や長大作、大江宏のデザインした椅子が並び、それらに腰掛け書籍を閲覧したりして過ごすことができる。現在では美術館に所蔵されているものも多く、普段手に触れることさえできない名作たちだが、今なお現役で使用されている希少な家具を集め、本来の機能のまま使用ができる大変貴重な機会である。過去に類を見ないこの大掛かりな建築をテーマとした展示により、日本の過去と現在だけでなく、未来像が今ここで照らし出される。【展覧会情報】建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの会期:2018年4月25日〜9月17日会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階時間:10:00〜22:00(火曜10:00〜17:00、いずれも入館は閉館時間の30分前まで)入館料:一般1,800円 学生(高校・大学生)1,200円 子供(4歳〜中学生)600円 シニア(65歳以上)1,500円最終更新: 5月2日
2017年11月25日日本映画界を代表する中井貴一×佐々木蔵之介のW主演で、“幻”の千利休の茶器で一攫千金を狙う、お宝コメディ『嘘八百』。本日の11月22日「いい(11)夫婦(22)の日」に合わせ、本作から森川葵×前野朋哉、そして佐々木さん×友近の夫婦ショットが、いち早くシネマカフェに到着した。本作は、千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺を舞台に、イカサマ古物商と落ちぶれた陶芸家が“幻”の利休の茶器という“真っ赤なウソ”で仕掛ける一発逆転の大勝負を描く、年初めにぴったりな開運エンターテインメント。『百円の恋』の監督・武正晴と脚本・足立紳による注目コンビに、NHK連続テレビ小説などを手がける脚本家・今井雅子がタッグを組み、極上のコメディ作品に仕上げている。そんな本作から、今回「いい夫婦の日」にあわせて解禁されたのは、森川さん演じる、空振りばかりの古物商・則夫(中井さん)の娘・いまりと、前野さん演じる、腕は立つのに落ちぶれた陶芸家・佐輔(佐々木さん)と妻・康子(友近さん)の息子・誠治と、礼服姿の佐輔と康子の新場面写真。衝撃的なのは、ウエディングドレスを着たいまりと誠治の姿。2人は必死な表情で走って逃げている様子で、この2人の結婚(!?)には何かがあることが伺える。また、巨大バームクーヘンを誠治に“あ~ん”とする、いまりの様子も幸せなカップルの1コマを切り取っており、2人が逃避行の後に無事“いい夫婦”となるのか!?と気になるばかり。さらに、佐輔と康子のツーショットも結婚式場での1コマに見え、いまりと誠治2人の写真との関係性も気にかかる。キャスト発表時には、友近さんが佐々木さんとの共演に関して「夫婦の関係性をどう見せるかで、すごく作品と役と蔵之介さんと向き合うことができました。蔵之介さんとは、このまま夫婦としてやっていけるんじゃないかと思います…バカいってる!」と共演に自信をのぞかせており、2人の夫婦の演技は本作の見どころの1つとなっている。彼ら2組の夫婦の、息の合ったやりとりにも注目していて。『嘘八百』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月22日森美術館にて「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」が2018年4月25日(水)から9月17日(月・祝)まで開催される。「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」では、貴重な建築資料や模型から体験型インスタレーションなど多彩な展示によって、日本建築の本質に迫る。読み解く鍵として、全体で9つの章を編成。丹下健三、谷口吉生、安藤忠雄、妹島和世など、世界が注目する日本建築の独創的な発想や表現の遺伝子を考察している。千利休作の茶室《国宝・待庵》を原寸再現京都・妙喜庵に現存する日本最古の茶室建築である国宝《待庵》は千利休の作と伝えられている建築。「わび」の思想を空間化したもので、日本文化を語る上で欠くことのできないものだ。本展では、《待庵》を原寸スケールで再現。二畳の茶席やにじり口と呼ばれる出入口で良く知られる、極小空間を体感できる。ライゾマティクスの新作映像インスタレーション世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅「中銀カプセルタワービル」など名建築の数々を、クリエイティブ集団ライゾマティクスがレーザーファイバーで再現する。新作として発表される3次元の建築空間と映像が織り成す体験型インスタレーションは必見だ。丹下健三《自邸》1/3スケールの巨大模型広島平和記念公園や東京オリンピック、大阪万博など、戦後の国家的プロジェクトを牽引した建築家・丹下健三。丹下が、桂離宮など日本の古建築を再解釈し、建築の新たな可能性を拓いた《自邸》を巨大模型で再現する。今は現存しない建築を今一度見る機会、逃さないで。名作家具を展示・体験できるラウンジ他にも、日本建築史における貴重な資料を一挙公開したり、建築を彩る名作家具を展示・体験できるラウンジを設置。日本建築の過去現在未来を見て、体験できる「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」に是非足を運んでみてはいかがだろうか。開催概要建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの会期:2018年4月25日(水)〜9月17日(月・祝)会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F開館時間:10:00〜22:00、火曜日 10:00〜17:00※いずれも入館閉館時間の30分前まで。※会期中無休。入館料:一般 1,800円、学生(高校・大学生) 1,200円、子供(4歳~中学生) 600円、シニア(65歳以上) 1,500円※表示料金は消費税込。※本展のチケットで展望台東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)。屋上スカイデッキへの入場は、別途料金(500円)が必要。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年11月16日「事前に、『昔のサムライはにじり口から入るために刀を外した。“茶室ではどんな人間も平等である”という、千利休の説いた茶の湯の精神なのです』と説明しますから、みなさん、何としてでもにじり口から入ろうとなさいますね。ズボンがひっかかって、お尻が半分出てしまったお客様もいらっしゃいました(笑)」 ふんわりと柔らかくほほ笑むのは、茶道家・竹田理絵さん(51)。茶道の魅力を世界に広めたいと、竹田さんが東京・銀座に「茶禅」を設立したのは、’14年9月。日本人はもちろん外国人観光客に茶道体験プログラムなど、日本の伝統文化を提供する事業を行っている。 ’14年に初参加した「ワールド・ティー・エキスポ」で、竹田さんのお茶のデモンストレーションは評判を呼び、その後、パリをはじめ、中国の厦門、バンコク、ロンドン、ミラノなど、各国の見本市や博覧会でお点前を披露。驚いたことに、竹田さんは「ゲリラ茶会」と称して、訪問した国々の路上でもお茶会を“開催”してきた。 「もともと私はアウトドアが好きなんです(笑)。路上に毛氈と傘を持っていって、ポットのお湯でお茶を点て、道行く人たちに、『ジャパニーズ抹茶、いかがですか』って。たくさんの方が興味津々で召し上がってくださいます。そうそう、ロンドンでは、おまわりさんから『何してる?』ととがめられそうになりましたが、『ジャパニーズ・ピクニックです』と答えたら、笑って行ってしまいました」 昨年4月、首脳会談のために来日したエストニア共和国の首相が銀座の茶室を訪れた。しかし、VIPを前にしても、竹田さんはいつものように無心にお茶を提供するだけで緊張することはなかったという。 「点てたお茶を楽しんでいただこうという気持ちは、どの方にも同じですから」(竹田さん・以下同) 以前、ロサンゼルスのロングビーチで“路上茶会”をしたときには、こんなことがあった。海岸のベンチに毛氈を広げて準備していると、そのベンチの“住人”なのか、初老のホームレスの白人男性が近くで見ていたのである。 「でも、何かが始まると気がついて、自分のような者がいたら申し訳ないという感じで立ち去ろうとするんですね」 そんな彼を、竹田さんは「日本のお茶です。一服いかがですか」と呼び止めた。男性はけげんな顔をした。伸び放題のヒゲで塞がりそうな口元をモゴモゴさせ、「自分なんかにいいのか?」と言う。 竹田さんはいつものように、自分が点てることのできる最高のお茶を入れるために、一心に茶筅を振った。彼はヒゲをかきむしりながら、黙って見つめている。やがて奇麗な泡が一面に立った抹茶が入った茶碗を竹田さんが差し出すと、おずおずと受け取って一口飲んだ。 すると、それまで険しかったホコリだらけの彼の顔がみるみる柔らかくなり、満足そうな表情で「うまい……」と漏らしたという。小声で「サンキュー」と告げて去っていく彼に、竹田さんは深々と頭を下げて見送った。 今年10月27日、竹田さんは東南アジアの王国、ブルネイに招かれた。王の即位50周年を祝う式典のティーセレモニーで、300人の招待客が見守るなか王女にお茶を点てた。翌日には宮殿の晩餐会に招かれ、元王妃にお茶を一服差し上げたのである。 王女は「こんなにおいしいお茶は飲んだことがない」と感激し、元王妃からは「そのお点前は、まるで舞をみたような気がします。とても美しく厳粛なものなのですね」との言葉をもらった。 「日本の伝統文化の茶道をたくさんのブルネイの方々にご覧いただいたこと、おいしいお茶を点てることができましたこと、ただただうれしくホッとしました」 さすがに今回ばかりは竹田さんも緊張したのではないだろうか。 「いえ、お茶を点てるときは、どんなに豪華な宮殿であっても路上であっても、私には変わらないです。そんなこと言ったら、怒られてしまうかもしれませんけど(笑)」 誰もが心を開き、フレンドリーになるお茶の心は、これからも世界へ“輸出”されていく。
2017年11月12日~美には様々な形がある、秀吉と利休〜世の中には何十万種類の様々な美があります。安土桃山時代、豪華絢爛を好んだ豊臣秀吉と、質素で“詫びさび”を重んじた千利休。最終的には秀吉が利休を切腹させます。政治的対立など様々なことが史実上言われておりますが、根底には美意識の対立の恨みもあったのでしょう。私は、確かに利休の重んじた詫びさびの文化も趣があって結構と思いますが、美はそんな単純なものではない。清らか、健康美、病めるバラ、退廃美、様々な共存があります。日本では“侘び寂び”が東京を中心にどちらかと言えば主流の美意識で、成金趣味の秀吉が品がないように云われがちですが、秀吉の美意識も確固たる立派な美。それが今日の大阪の独特の美意識に受け継がれ豊かな文化を育んでいるのです。明るく派手な大阪人気質を見ればおわかりでしょう!
2017年11月06日中井貴一と佐々木蔵之介がW主演を務め、『百円の恋』の監督・武正晴と脚本・足立紳が再タッグを組み、今井雅子との共同脚本で贈る極上のコメディ作品『嘘八百』。この度、本作の最新ビジュアルと本予告映像が到着した。今回公開された予告編は、中井さん演じる空振りばかりの古物商・則夫が、古びた蔵で千利休が遺したといわれる“幻の茶器”を発見するシーンからスタート。…しかし、譲り状と木箱はあるのに肝心な茶器がないことが判明!そんな中、巡り合わせか佐々木さん演じる腕は立つのに落ちぶれた陶芸家・佐輔と出会い、2人は本物とまごうことなき贋物を仕立て、ふたりで一攫千金の大勝負を持ちかける!映像では2人にほかにも、友近演じる佐輔の妻・康子の恐妻っぷりが垣間見えるシーンや、森川葵演じる則夫の娘・いまり、前野朋哉演じる佐輔と康子の息子・誠治、近藤正臣演じる大御所鑑定士・棚橋、さらに木下ほうか、坂田利夫、塚地武雅など、キャラの濃い個性豊かな面々も登場し、コミカルな掛け合いを見せている。『嘘八百』は2018年1月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月03日◼︎焼き物は、日本で最も身近な文化財自国の文化なら知っていて当たり前!と言いたいですが、身近にあるがゆえに、意外と深く考えたことがなかったり、うろ覚えだったりするものです。私自身、華道や茶道をやっていた祖母に影響を受け、幼い頃から焼き物に触れる機会はありましたが、当時は違いも良さもまったくわかりませんでした。しかし、30歳を過ぎた頃から少しずつ気になりはじめ、今では自分のために器を買ったり、抹茶を点てたりして楽しんでいます。食器や花器として日常的に使われている焼き物。その歴史はとても古く、ひとたびその魅力を知ると、いわば文化財を扱っているようなものだな、と思えるほど。奥深さは計り知れませんが、知りすぎることはないので、まずは基本からおさらいしていきましょう。◼︎磁器と陶器の違い日本で古くから作られてきた陶磁器。日本独自のものだと、よく知られる縄文土器などがありますが、中国や朝鮮からも優れた技術・文化を取り入れながら、日本各地でそれぞれに成長していきました。現在、国の伝統的工芸品に指定される産地(焼き物)だけで31種類もあります。さて、現在で言われる”焼き物”とは、陶磁器(磁器と陶器)の総称ですが、違いをご存知ですか?陶器は、”土もの”と言われるように、粘土から作られ、800〜1250度という比較的低温で、まずはそのまま(素焼き)焼き上げられます。そこへ釉薬(うわぐすり)をかける場合は、もう一度焼かれて(本焼き)できあがり。土鍋のように厚手で吸水性があり、光を通さず、土の色が目でも感じられるのが特徴です。対して磁器は、石英や長石などの岩石を粉砕したものを粘土に混ぜて作られ、”石もの”と呼ばれます。1300度の高温で焼き上げることで、表面に塗った釉薬が溶けて浸透し、表面が滑らかに仕上がります。光を通して水を通さないため、食器に向いている焼き物といえます。厚手で土のザラザラ感が見られるのが陶器。薄手で白く、ツルツルしているのが磁器というのが覚えやすいでしょう。◼︎日本生粋の六古窯各地で発展してきた陶磁器の中でも、古くからある窯(かま)という意味で日本六古窯(にほんろっこよう)と呼ばれる代表的な6つの産地/焼き物ができあがりました。愛知の常滑焼(とこなめ)、滋賀県の信楽焼(しがらき)、福井の越前焼、兵庫の丹波焼、岡山の備前焼、そして愛知の瀬戸焼です。瀬戸焼以外が無釉(釉薬なし)、瀬戸焼のみが釉薬を使用した製陶方法で、陶器も磁器も両方作られています。六古窯は、この後に朝鮮や中国から渡ってきた技術を使った他の窯と明確に区別されており、いわば日本オリジナルのものと言えます。六古窯はいずれも平安末期から室町時代にできあがった産地で、土そのものの風合いや焼き上がりの表情の違いが、千利休を代表とする茶の湯の文化人たちにも好まれました。茶道や華道がお好きな方は興味深いかもしれませんね。◼︎西洋でも愛された染付磁器桃山時代には朝鮮・中国から渡来した技術から、唐津、有田、萩などの焼物も登場し、六古窯にも大きな影響を与えました。特に新しかったのが染付の技術。肥前・有田(佐賀)で始まり、白い磁器に鮮明な色彩を描くこの技術は、酒井田柿右衛門により”赤絵”とも称され、伊万里港から海外へ輸出されました。伊万里港……そうです、伊万里焼です。この伊万里焼、オランダの東インド会社によりヨーロッパに輸出されましたが、花鳥図を代表する”柿右衛門様式”が非常に人気で、王侯貴族たちによって好んで収集されたほど。有名なドイツの名窯・マイセンでも、大量に模倣品が製造されました。また、同じ色絵磁器で有名なもので加賀(石川)の九谷焼があります。江戸前期に一度衰退したものの、1823年のウィーン万博で”ジャパンクタニ”としてその名を世界に知らしめました。他にも少し変わった焼き物で、安土桃山時代に長次郎が広めた楽焼(らくやき)があります。轆轤(ろくろ)を使わず手とヘラのみで作られ、その自然な歪みが趣深い陶器で、特に黒いものを千利休が愛したといわれます。◼︎まずは好きな器から紐解くさて、このように焼き物それぞれのエピソードを知ると、なんとなく身近なものに思えてきませんか?前出の焼き物以外にも、美濃焼や益子焼、京焼などなど、日本にある焼物の種類は実に多く、ここではとてもご紹介しきれませんが、歴史をさかのぼったり、その作り方を調べたりすることで、これまでと違う器の顔が見えてきます。例えば私は萩焼の抹茶碗が好きで、白さの中に、時間とともに変化するあたたかい赤みがとても趣深い焼物だと感じています。茶碗、ぐい飲み、花器。まずはどんなものでも、好きなものを選んで、そこから知識や愛着を深めていってはいかがでしょうか。魯山人など著名人の展覧会や美術館へ行って目を肥やしたり、陶器市などへ行って実際に手に取り、よく作る料理に合いそうなもの買ってみたりするのもおすすめ。大人ならではの楽しい趣味が増えていくはずです。
2017年09月27日映画『嘘八百』が、2018年1月5日(金)より全国ロードショー。中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演で登場する。一攫千金を狙う、開運エンターテインメント物語の舞台は、千利休を生んだ茶の湯の聖地 大阪・堺。中井貴一演じるイカサマ古物商・則夫と、佐々木蔵之介扮する落ちぶれた陶芸家・佐輔の出会いから始まる。骨董オークション会場で出会った2人はタッグを組み、負け人生にさよならすべく、“幻の利休の茶器”を頼りに一攫千金を狙う一発逆転の大勝負に挑む。中井貴一&佐々木蔵之介W主演監督は、『百円の恋』で2016年日本アカデミー賞優秀作品賞・最優秀脚本賞を受賞した、武正晴。そして脚本に、足立紳とNHK 連続テレビ小説などを手がける今井雅子が加わり、年初めにぴったりな開運エンターテインメントを作り出す。主演は、中井貴一と佐々木蔵之介。その脇を固めるのは、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、寺田農、木下ほうから豪華俳優陣だ。さらに、友近や坂田利夫、塚地武雅、桂雀々といったキャラの濃い出演者たちも揃い、これでもかと畳み掛ける掛け合いや愉快なてんやわんやに笑わずにはいられなくなる。ストーリー⼤阪・堺。空振りばかりの<⽬利き古物商>と落ちぶれた<腕利き陶芸家>が、タッグを組んで狙うのは、利休の茶器 の贋物で仕返しついでに⼤⾦ゲット!ロマン溢れる⾻董の世界を舞台に、⼤の⼤⼈が国をも巻き込み⼤騒動。果たして結果はいか にーー?【作品詳細】映画『嘘八百』公開時期:2018年1月5日(金)全国公開監督:武正晴(『百円の恋』)脚本:足立紳 今井雅子出演:中井貴一、佐々木蔵之介、友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、桂雀々、寺田農、芦屋小雁、近藤正臣© 2018「嘘八百」製作委員会
2017年08月19日日本映画界を代表する俳優、中井貴一と佐々木蔵之介のW主演で贈る開運お宝コメディ映画『嘘八百』。この度、友近、森川葵ら脇を固める個性派キャスト陣が決定。あわせて予告映像も到着した。大阪・堺。空振りばかりの<目利き古物商>と落ちぶれた<腕利き陶芸家>が、タッグを組んで狙うのは、利休の茶器の贋物で仕返しついでに大金ゲット!ロマン溢れる骨董の世界を舞台に、大の大人が国をも巻き込み大騒動。果たして、結果はいかに――!?2016年日本アカデミー賞優秀作品賞・最優秀脚本賞を受賞した『百円の恋』の監督・武正晴と脚本・足立紳による注目コンビに、連続テレビ小説「てっぱん」などを手掛ける脚本家・今井雅子が加わり製作される本作は、大阪・堺を舞台に、イカサマ古物商と落ちぶれた陶芸家が、“幻の利休の茶器”で仕掛ける一発逆転の大勝負を描く、年初めにぴったりな開運エンターテインメント作品。中井さんが古物商の則夫役、佐々木さんが陶芸家の佐輔役を務めることが決定しているが、このほど豪華個性派俳優陣の参加が発表。佐輔の妻役を演じるのは、お笑いタレントの友近さん。また、則夫の娘役を、『花戦さ』『恋と嘘』の森川さんが演じる。さらに、前野朋哉、堀内敬子、坂田利夫、木下ほうか、塚地武雅、桂雀々、寺田農、芦屋小雁、近藤正臣も出演する。そして今回、キャスト発表にあわせて則夫と佐輔“骨董コンビ”の軽妙な掛け合いが思わず笑いを誘う特報映像も公開。千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺で活気だつ骨董オークション会場を舞台に、大御所鑑定士を相手に“幻の利休の茶器”という真っ赤なウソを吹っ掛けるイカサマ古物商・則夫と、腕は立つのに落ちぶれた陶芸家・佐輔が出会いタッグを組んで、負け人生にさよならと一攫千金を狙う様子が描かれている。また、今回発表された友近さんと森川さん、そして阪神タイガースのキャップ姿で主演に噛みつく坂田さんなど人間味あふれる芸達者たちの姿も映し出されている。『嘘八百』は2018年1月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年08月16日お茶文化が根強い堺のお茶屋さん「茶寮つぼ市製茶本舗」戦国時代の茶人として知られる千利休。そんな千利休のおひざ元として知られる堺の街で、江戸時代に創業したのが、茶寮つぼ市製茶本舗です。お店ののれんをくぐると、店内には利休の茶室をコンセプトにした空間が広がっています。落ち着きのある和の空間では、堺刃物で削ったフワフワなかき氷を提供。かき氷を目当てに訪れるお客さんは、後を絶えません。抹茶のうまみをストレートに味わえる「利休抹茶時雨」有名料理人からも愛される堺刃物を使用して氷を削ることで、ふわふわの舌触りを実現したかき氷。中でも「利休抹茶時雨」(749円)は、抹茶の苦みと深みを思う存分味わうことのできる逸品です。スプーンを入れるだけでもわかるフワフワ質感は、無重力かき氷の別名がついてしまうほど。抹茶蜜がたっぷりとからんだ氷は、口のなかでやさしく溶けていきます。黒糖の深みがやみつきになる「自家製黒蜜金時かき氷」抹茶蜜を使用したかき氷と同じく人気を集めているのが、「自家製黒蜜金時かき氷」(840円)。黒糖の本場、沖縄県産の黒砂糖を使用して丁寧に炊き上げられた黒蜜が、たっぷりとかけられています。氷の中には、自家製のあんこがたっぷり。黒蜜のコク深い甘味と、あんこのさっぱりとした甘みが、フワフワの氷と見事にマッチしています。強い日差しにジリジリと肌を焼かれる季節には、冷たいかき氷が一番。老舗のお茶屋さんが自信を持って提供するフワフワかき氷で、夏の暑さを楽しいものへと変化させましょう。スポット情報スポット名:茶寮 つぼ市製茶本舗住所:大阪府堺市堺区九間町東1丁1-2電話番号:072-227-7809
2017年07月05日公開初日を迎えた映画『花戦さ』の舞台あいさつが3日、東京・丸の内TOEIで行われ、野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、篠原哲雄監督が出席した。この日は、豊臣秀吉に立ち向かう主人公の花僧、初代・池坊専好を演じた野村萬斎をはじめとするキャスト陣と篠原監督が勢揃い。主演の野村は「本当に今日という日を迎えられて嬉しいです。じっくり観ていただきたい映画で、1つ1つのシーンも見どころだと思いますが、何度も観ていただけたらと思います」とあいさつ。その野村扮する専好と秀吉(市川猿之助)、織田信長(中井貴一)、千利休(佐藤浩市)、前田利家(佐々木蔵之介)が共演した冒頭のシーンについて野村は「ロイヤルストレートフラッシュという噂もありますけど(笑)」と笑わせつつ、「もちろん撮影中は緊迫感がありましたけど、みんな仲良くというか、大勢人が出るシーンは時間が掛かるので、和気あいあいとやりました。みんながわりと京都弁に慣れようと京都弁を話している時に無理やり参入しようか戸惑っていました」と振り返り、初めて織田信長を演じた中井は「このメンバーだから1日で終わったんでしょう。異種格闘技戦みたいな感じで頑張りました」とジャンルが違えど芸達者な5人の力で乗り切ったことを賞賛していた。日本の伝統文化において同じ心を通じ合わせた天才花僧の専好と天下の茶人・千利休を演じた野村と佐藤。MCから「演じて分かり合えたことは?」という質問に佐藤は「この人(野村)の前で文化芸能は語れないでしょう」と恐れ多い様子だったが、「改めてというよりも野村萬斎を間近で見られる面白さはすごく楽しめましたね。お客さんになれました」と刺激を受けた様子で、野村も「2度目の共演で、けったいな役が多いので受け止めていただける方がいるってことは幸せなことだと思います」と佐藤に感謝しきりだった。野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐藤浩市といった狂言、歌舞伎、日本映画界を代表する俳優陣が共演を果たした本作。暴君と化した豊臣秀吉(市川猿之助)の圧政から町衆を守るため、真っ向から秀吉に挑んだ花僧、初代・池坊専好(野村萬斎)の大勝負を描く。
2017年06月04日野村萬斎、市川猿之助、佐藤浩市らジャンルを超えた豪華キャストが集結し話題の『花戦さ』が6月3日(土)に公開。萬斎さん、猿之助さん、佐藤さんに、佐々木蔵之介、中井貴一、森川葵、山内圭哉、和田正人、吉田栄作、篠原哲雄監督が舞台挨拶に登壇した。萬斎さんが華道の池坊専好、佐藤さんが千利休、猿之助さんが秀吉を演じ、天下人に“花”をつかってケンカを売る花僧の姿を痛快に描き出す。この豪華キャストの登場に客席からは割れんばかりの拍手が!映画では冒頭、信長(中井さん)が登場する岐阜城でのシーンで、萬斎さん、猿之助さん、佐藤さん、佐々木さん、中井さんらが一堂に会したが、萬斎さんは「“ロイヤルストレートフラッシュ”といううわさもありますが」と楽しそうに述懐。猿之助さんは「(現場に生けられている)花が素晴らしく、インパクトがありました!これをスタジオに生けるのかと」と興奮した面持ちでふり返る。佐々木さんは、その猿之助さんから「ふすまの開け方を教わりました」と明かすが「映画で見たら、猿之助さんは耳の穴かっぽじってて、所作も何もなかった(笑)」と語り、会場は笑いに包まれる。和田さんからは、茶の湯の祖・千利休を演じる佐藤さんが現場で役衣装のまま「コーヒーを飲んでた(笑)」という暴露があり、佐々木さんも「しかも紙コップで(笑)」と指摘。佐藤さんは「茶碗でコーヒー飲んでるほうが変でしょ」と苦笑交じりに語っていた。ちなみにこの岐阜城のシーンはおよそ80カットを1日で撮り切ったそうで、ここが唯一の出演シーンだった中井さんは「このメンバーだからこそ。異種格闘技戦みたいに、みんないろんなところから来て、頑張りました」と満足そうに語っていた。また、刃ではなく花で敵を討とうとする本作にちなんで、壁にぶつかったり、挫折したときの自分なりの対処法を尋ねると、萬斎さんは「昔は爆音でエレキギターを弾いてました」と明かし、会場は驚きに包まれていた。『花戦さ』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年06月03日「花僧(僧侶)の役ですのできちんとした芝居をするためにも頭を丸刈りにしました。狂言の舞台に立つときはなるべく頭巾や烏帽子をかぶる役にしたのですが、困ったのはテレビの仕事のとき。頭巾で出るわけにはいかないのでカツラをかぶりました(笑)」 そう語るのは、狂言師の野村萬斎(51)。戦国時代、京の都に実在した、花を生けることで世の平穏を祈る「池坊」と呼ばれる僧侶たち。野村は映画『花戦さ』(6月3日全国公開)で、天才的華道家として知られる、初代・池坊専好を演じた。時の権力者・豊臣秀吉と対峙し、花をもって戦った1人の花僧が主人公の時代劇エンタテインメントだ。 共演陣も、市川猿之助(豊臣秀吉)、中井貴一(織田信長)、佐々木蔵之介(前田利家)、佐藤浩市(千利休)と超豪華キャスト。 「中井貴一さんとは『陰陽師II』でご一緒しましたし、佐藤浩市さんとはもう3度目になります。前回『のぼうの城』で僕は“でくのぼう”を演じ、今回は“いけのぼう”(笑)、あうんの呼吸でやらせていただきました。市川猿之助さん、佐々木蔵之介さんは初めてお手合わせしましたが、いろいろな個性の方たちと出会えるのは楽しいですね。映像の世界の方たちとご一緒すると大船に乗った気持ちになりますし」 常に第一線で活躍する狂言師の目から見て、華道は狂言に通じるものがあるのだろうか。 「華道、茶道、日本画や狂言は禅の思想を受けた文化なんです。すべてを埋め尽くさず、どこかに余白の美を残している。余白というのは自分を映し出す鏡だと思います。見た方が、その余白を埋める。人が作った作品をいったん自分の中に入れて完成させる。それは狂言も同じで、シンプルすぎて一見とっつきにくいかもしれませんが、ご覧になった方が好きなように解釈してくださればいいんです」 映画の見所、そして今後やりたい映画はどんなものなのか。 「まずは笑えて、途中から泣ける。奥行きのある作品だと思います。最後はぐわわわわーと笑い、そして涙する。そんなふうにご覧いただければうれしいですね。今後やりたい映画ですか?『007』のように女性にモテるスナイパー役なんてやってみたいですねぇ(笑)」
2017年06月02日狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント『花戦さ』の完成報告会見が5月29日(月)、都内で行われ、主演の野村萬斎(池坊専好役)、市川猿之助(豊臣秀吉役)、佐藤浩市(千利休役)ら豪華キャスト勢が出席した。実在した京都の花僧・池坊専好の奇想天外な半生を描く本作。天下人にして、暴君である秀吉に、「刃」ではなく「花」で戦いを挑んだ男の秘策とは?萬斎さんは「非常に濃い時間を体現し、人生の半分を生きたような濃密な映画になっております。ずいぶん面白おかしく演じさせてもらい、演技の楽しさを知る機会になりました」と『のぼうの城』以来となる時代劇映画をふり返った。秀吉が鬼気迫る怒りの表情で、千利休の頭を踏みつけている衝撃的なシーンも話題になっており、萬斎さんは「憎々しさがすばらしい。こんなにイヤな奴なのに、チャーミングに見える」と猿之助さんの“暴君ぶり”を絶賛。当の猿之助さんは「浩市さんの頭を踏んづけるなんて、本当にイヤでした。なんて役なんだろうって…。でも役だから、しょうがないので(笑)『ごめんなさーい』の気持ちで」と苦しい胸中を告白した。ところが頭を踏まれた佐藤さんは、「萬斎さんや猿之助さんは、型がある伝統芸能で生きた方々だから、エアー(力を入れない)なんですよ」と語り、「僕は路傍の石みたいな俳優なんで、力を入れてもらわないと感情が入らなくて…。だから、『もっと踏んで、もっと踏んで!』と思った。違う意味にとられちゃうけど(笑)」と知られざる願望(?)を明かし、会場の笑いを誘っていた。会見には中井貴一(織田信長役)、佐々木蔵之介(前田利家役)、高橋克実(吉右衛門役)、山内圭哉(専伯役)、和田正人(専武役)、森川葵(れん役)、吉田栄作(石田三成役)、篠原哲雄監督が出席した。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月29日野村萬斎、市川猿之助、中井貴一ら「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが競演する映画『花戦さ』。この度、来月6月3日(土)に公開を控えた本作から、豪華俳優陣が顔を揃え、演技合戦を繰り広げたシーンのメイキング映像が到着した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連る花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。そんな池坊専好役を務めるのは、狂言師・萬斎さん。ほかにも、専好と対立することになる天下人・秀吉役を猿之助さん、茶人・千利休役を佐藤浩市、信長役を中井さん、前田利家役を佐々木蔵之介、吉右衛門役を高橋克実、れん役を森川葵が演じ、戦国時代、時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描いていく。そしてこのほど公開されたメイキング映像では、まず織田信長に所望され、池坊専好が自ら花を披露するシーンの撮影現場に入る猿之助さんらが映し出される。巨大な松のいけばな「大砂物・昇り龍の松」を吟味する信長に対峙する専好、庭先に豊臣秀吉、千利休、前田利家が控えており、その緊迫したシーンを中心に映像が構成されている。東映京都撮影所に組まれた岐阜城の大広間セットで繰り広げられた芝居は、名優たちの共演といった生易しいものではなく、ジャンルを越えて表現者たちがぶつかり合う、演技の熱量はすさまじい。「さすがは上様でございますな。お見事でございます」と笑う若かりし秀吉や、「何故、このような松を?」という信長の問いかけに天真爛漫に「て、て、天に向かって、その、グワワワーっと…」と答える専好さながらに、セリフをシャドーアクティングと称して練習する萬斎さん。また、「武人たる者、茶と花を、人の心を大事にせよ」と武人道を説く信長が、「猿!」と秀吉に呼びかけるも印象的。さらにほかにも、権力者となった秀吉と利休が茶室で激しくも静かに繰り広げた「合戦」と呼ぶにふさわしい、のちの悲劇を暗示させるシーンなども織り込まれている。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月23日野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント『花戦さ』。このほど、萬斎さん演じる花僧・池坊専好が“戦さ”を挑むことになる、太閤・秀吉の横暴ぶりが明らかになる劇中画像が公開された。本作は、織田信長、豊臣秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下一の茶の湯者・千利休とも親交があった、実在した京都の花僧・池坊専好の物語。戦国時代、信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は秀吉へ引き継がれ、戦乱の世が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。天下人・秀吉に対し、単身立ち向かう専好の姿を、本作では痛快に描き出す。このほど届いた画像は、暴君・秀吉(市川猿之助)が鬼気迫る怒りの表情で、千利休(佐藤浩市)の頭を踏みつけている衝撃的なもの。場所は、悪評高い黄金の茶室。金色の袴に金色の足袋という秀吉の驕りを象徴するような姿で、足元には秀吉が好まない黒楽茶碗も確認できる。実は、“色”も本作を語る上で重要な要素となる。秀吉と利休の断絶の真相については諸説あるが、果たして、本作ではどのように描かれているのか…?ただただ、ひれ伏すしかない利休を踏みつける秀吉の横暴ぶりが、やがて池坊専好を一世一代の“戦さ”へと突き進ませることを予感させる1枚だ。専好は、かつて天下統一を目指す信長(中井貴一)の前で花をいけたが、思わぬ失態がもとで信長の怒りを買ってしまった。軽妙な機転で彼を救ったのは、ほかならぬ秀吉だ。そんな出会いから十数年。秀吉の治世のもと戦乱は収まり、専好と利休は無二の友として、それぞれの道を高め合った。だが、天下人となった秀吉の驕りは嵩じ、やがて利休を自害に追い込むこととなる。歌舞伎界代表の猿之助さんと、映画界代表の佐藤さんとの火花散る遠慮なしの演技バトルには注目だ。友のため、民のために、「花をもって世を正そうぞ」と専好が手にしたのは、「刃」ではなく「花」。彼が太閤・秀吉に仕掛けた一世一代の戦さは、果たしてどんなものだったのだろうか?『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年05月12日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(42歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、「茶の湯文化」の展覧会対決だ! ■東京国立博物館「特別展『茶の湯』」 最初に向かったのは上野の東京国立博物館で開催中の特別展「茶の湯」。おもに室町時代から近代までの茶の湯の変遷を名品約180点で紹介している。織田信長をはじめとする武将や、千利休など茶人に愛された展示品の約3分の1が重要文化財や国宝だ。 12世紀ごろに中国から伝わってきたお茶をたしなむ茶の湯という文化。趣向を凝らした茶室、茶碗を用いて抹茶をたて優雅な時間を過ごしていたそう。足利義政が収集した唐物(中国製品)の青磁茶碗は透明感があって、美しい色合いにうっとり。茶の湯の有名人・千利休がつくらせたという茶碗もあった。 時代、時代によって茶碗の流行の変化を見ることができた! ■東京国立近代美術館「茶碗の中の宇宙」 次に向かったのは竹橋の東京国立近代美術館で開かれている「茶碗の中の宇宙樂家一子相伝の芸術」展。450年続く陶芸「樂焼」の歴史をたどる展示会だ。千利休の依頼を受けた樂焼の初代・長次郎が制作した樂茶碗から始まり、現在の十五代吉左衛門までの作品が勢ぞろい。一子相伝で継承されてきた樂焼の歴史が楽しめる。 ろくろを使わない手捏ねという手法で作られているのが大きな特徴で、その重厚さからくるぬくもりが感じられた。時代のはやりを取り入れた代もいれば、初代長次郎の基本へ戻った代などもいて、それが何度か繰り返されているのがわかった。歴史は繰り返すということを茶の湯文化から実感した。 【めた坊ジャッジ】なんとなくだけど茶の湯の「わびさび」を感じることができたような気がした……。今回は、引き分けだ!
2017年04月24日皇居や千鳥が淵、北の丸公園といった都内有数の桜の名所エリアに立地する東京国立近代美術館では、4月9日(日)まで「美術館の春まつり」として桜とともに楽しむイベントを開催している。東京国立近代美術館では、風情のある日本の美が堪能できる2つの展覧会を中心に、さまざま催しを実施。「所蔵作品展MOMATコレクション」では、国内最大規模1万3,000点を超える所蔵作品から約200点を厳選、年に1度だけとなる水面に散る桜を描いた重要文化財作品・川合玉堂《行く春》や菊池芳文《小雨ふる吉野》(この2点はいずれも4月16日(日)まで)など、名作の数々を展示。4月2日(日)の「所蔵作品展 MOMATコレクション」無料観覧日には「春まつりトークラリー」を開催。ガイドスタッフとの対話による作品鑑賞を楽しみながら、スタンプラリー方式で作品を巡るスペシャルプログラムとなっている。また、「茶碗の中の宇宙樂家一子相伝の芸術」では、初代長次郎、本阿弥光悦の作品をはじめ、千利休が愛した名碗も揃い、樂家450年の伝統と技を楽しめる。3Dスキャン技術で再現した、手にとって触れる初代長次郎の「万代屋黒」などにも注目。十五代樂吉左衞門のサイン会・講演会なども開催される。三國清三シェフがプロデュースした館内2階のレストラン「ラー・エ・ミクニ」のテラスカフェでは、お花見弁当をはじめ桜の季節の特別メニューを販売、1階前庭には京都の老舗「一保堂茶舗」による期間限定の茶店が出店、本格的な煎茶や抹茶、和菓子なども提供される。期間中には、近隣で「千代田のさくらまつり」も開催されており、4月1日(土)・2日(日)には無料巡回バスが運行。桜を愛でながら気軽な散策も楽しめそう。東京国立近代美術館「美術館の春まつり」は4月9日(日)まで開催中。「所蔵作品展MOMATコレクション」「茶碗の中の宇宙樂家一子相伝の芸術」は5月21日(日)まで実施。(text:cinemacafe.net)
2017年03月28日野村萬斎をはじめ市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが共演を果たす『花戦さ』。この度、6月の公開に先立ち、3月27日(月)に“いけばな発祥の地”京都・六角堂にてイベントが開催され、池坊専好役の萬斎さん、天才絵師・れん役の森川葵、千利休役の佐藤さんが登場した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく命ある花の美しさだった――。本作は、京都・六角堂の花僧、初代・池坊専好が、時の権力者である豊臣秀吉に刃ではなく、花をもって挑んだ痛快エンターテインメント映画。イベント当日は、映画の舞台となった京都・六角堂にて、萬斎さん、森川さん、佐藤さんが「映画完成奉告」及び 「ヒット祈願」として僧侶が読経する中、オクロレウカを献華。また、朝6時から詰めかけた一般観覧約600名に感謝を込めて、“紅白餅”やコスモスや朝顔などの“幸せの花の種”のプレゼントも。萬斎さんは、「六角堂は、人々に愛されているお堂だと改めて今日感じました。身の引き締まる思いです。池坊555年の歴史の重みを感じながらも、この映画が池坊の発展に寄与できたらという思いで演じました」と挨拶し、六角堂を訪れるのは2度目だと言う佐藤さんは、「先日、中に入って色々な花の歴史を興味深く聞かせていただきました。そういったものが全て映画の中にフィードバックされていると思います」と映画をアピール。また森川さんは撮影をふり返り、「時間があったので京都の街を歩いてみました。ドーナツや豆乳ソフトクリームを食べに行ったり、京都を満喫させていただきました」と思い出を語り、「花が実際に生きて、支えてくれているということ。お花を通して、心が優しく、豊かな気持ちになっていくのをこの撮影の中で感じました」と“花”の力についてコメントした。さらに千利休を演じた佐藤さんは、「ちなみに茶をたてるシーンでは、手元しか映っていませんが、私が全部やっていますのでぜひ劇場で確認してください」と呼びかけ、萬斎さんは「皆と一緒に楽しく笑いあうシーンはエンターテインメント。秀吉の悪政が及んでくると悲劇的になり、専好たちがそれをまた跳ね返していく。笑って泣けて、最後は両方一緒になるというような映画になるかと思います」と語った。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年03月28日池坊専好役の野村萬斎をはじめ、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが集結する映画『花戦さ』。この度、本作の本予告とポスタービジュアルが解禁され、前売り鑑賞券も4月1日(土)より販売されることも決定した。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく命ある花の美しさだった――。本作は、信長、秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下統一の茶の湯者・千利休とも親交があった、池坊専好という実在した京都の花僧の物語。花を生けることで戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好役に萬斎さん、専好と対立することになる天下人・秀吉役に猿之助さん、茶人・千利休役を佐藤さん、信長役を中井さん、前田利家役を佐々木さん、吉右衛門役を高橋克実、れん役を森川葵が扮し、戦国時代、時の天下人である秀吉に、専好が単身立ち向かう姿を痛快に描いていく。このほど公開された予告編では、時の権力者・秀吉の離宮を自害へと追いやることになる鬼気迫る怒りの表情や、信長の君主として凛とした佇まい、利家の専好に対する穏やかな表情、そして利休の包容力溢れる人柄が一目で分かる映像に。また、豪華メンバーが一同に会することになる映画冒頭、岐阜城の大広間のシーンで、10人がかりで14日間かけて作り上げた、松を昇り龍に見立てた幅4m55cm巨大な松のいけばなも登場。信長をして「見事なり」と言わしめ、専好の花の名手たる所以を一目で伝える迫力。しかし一転、「利休の話をするな」と怒り、驕り高ぶる秀吉も映し出され、「仏なんか どこにおるんや?」と涙する専好が「花をもって世を正そうぞ」と思いを込め、一世一代の「戦さ」へ突き進む姿が描かれている。さらに同時に解禁されたポスタービジュアルでは、「秀吉ギャフン」というコピーとともに、菖蒲の花を手に一世一代の大勝負に挑む専好をはじめ、生き生きした表情の登場人物たちが集結する、華やかな一枚となっている。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年03月17日野村萬斎に市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、狂言×歌舞伎×日本映画界のトップが競演する痛快エンターテインメント『花戦さ』。このほど、この豪華な面々が、実在の花僧・池坊専好や、千利休、戦国武将などに扮する場面写真が一挙に解禁となった。花僧・池坊専好は、天下統一を目指す織田信長の前で花をいけ、居合わせた千利休らの心をつかむが、思わぬ失態が信長の怒りを買い、あわや打ち首に…。そのとき、軽妙な機転で彼を救ったのは、豊臣秀吉だった。そんな出会いから十数年。秀吉の治世のもと戦乱は収まり、専好と利休は無二の友として互いの道を高め合った。だが天下人となった秀吉の驕りは嵩じ、利休を自害に追い込み、専好を慕う町衆の命までもが次々と奪われていく。ついに、専好は立ち上がった。手にしたのは、「刃(やいば)」ではなく「花」。池坊専好が太閤秀吉に仕掛けた一世一代の「戦さ」とは――?本作は、織田信長、豊臣秀吉といった戦国武将と関わりを持ち、天下一の茶の湯者・千利休とも親交があった実在の京都の花僧・池坊専好を主人公にした物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に、専好が単身立ち向かう姿を痛快に描き出す。あの秀吉を「ギャフン!」と言わせた“けったいな”男・池坊専好に扮するのは、唯一無二の狂言師・萬斎さん。専好の親友となる千利休には、先日、第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤さん。今回到着した場面写真では、萬斎さん演じる専好が真剣な表情で花を生けるシーンや、豊臣秀吉(市川猿之助)にひれ伏す千利休の姿、利休と穏やかにほほえむ専好の友情が感じられる姿が…。そして、織田信長(中井貴一)、前田利家(佐々木蔵之介)、さらに、専好と幼馴染の町衆・吉右衛門(高橋克実)が並ぶコミカルな姿や、何やら楽しげに手ぶりをしている専好と対照的に困り顔の弟弟子・専武(和田正人)も見られ、それぞれの表情から彼らの人間関係が読み取れるものとなっている。戦国の世に、刃ではなく「花」を手にした摩訶不思議な男・専好。その奇想天外な戦いに、期待は膨らむばかりだ。『花戦さ』は6月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花戦さ 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「花戦さ」製作委員会
2017年03月07日メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)が手がける南青山の「カフェ キツネ(CAFÉ KITSUNÉ)」から、新スイーツメニュー「TOFU CHOCOLAT」が登場。2016年11月11日(金)より、期間限定で販売される。千利休が考案した利休箸でいただく「TOFU CHOCOLAT」は、その名の通り豆腐を使用したユニークなスイーツ。カカオ100%のクーベルチュールチョコレートや国産豆腐、奥久慈卵、喜界島産さとうきび粗糖、国産百花蜜といったこだわりの素材を使用しているのが特徴で、しっかりとしたショコラの味わいを残しながら、後味には大豆の香りが広がるという、新感覚の味わいが楽しめる。また、グルテンフリーでトランス脂肪酸、小麦粉、乳製品、アルコールは不使用。その為カロリーも通常のガトーショコラに比べ半分以下に抑えられており、女性にも嬉しいヘルシーな一品となっている。「TOFU CHOCOLAT」は、イートインのほかテイクアウトでも販売。ギフト用にはトリコロール紐を巻いたオリジナルBOXも用意されているので、ちょっとした手土産にも最適だ。【商品情報】カフェ キツネ「TOFU CHOCOLAT」販売時期:2016年11月11日(金)〜 期間限定店舗:南青山 カフェ キツネのみ価格:・TOFU CHOCOLAT 389円+税・TOFU CHOCOLAT BOX 1,482円+税【店舗情報】カフェ キツネ住所:東京都港区南青山3-17-1TEL:03-5786-4842営業時間:9:00-20:00 (L.O. 19:30)定休日:不定休
2016年11月05日メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)が展開するカフェ キツネ(CAFE KITSUNE)では11月11日より、新スイーツメニュー「TOFU CHOCOLAT」(389円、ボックス/1,482円)を期間限定で提供する。今回登場するのは、カカオ100%のクーベルチュールチョコレートと国産豆腐の他、奥久慈卵や喜界島産さとうきび粗糖、国産百花蜜などを使用し、素材にこだわり抜いたスイーツ。懐紙でうけ、千利休が考案した利休箸で嗜むスタイルで提供される。また、グルテンフリーとなっており、トランス脂肪酸、小麦粉、乳製品、アルコールが不使用のため、安心して口にすることができる。しっかりとしたショコラの味と後味の大豆の香りが、新しい感覚の和と洋の融合を感じさせる。イートイン、テイクアウトのどちらも可能で、ギフト用としてトリコロール紐を巻いたオリジナルボックスも用意されている。
2016年11月04日